JPH0690248B2 - 反転型演算増幅器を用いたc―v変換器の温度補償回路 - Google Patents

反転型演算増幅器を用いたc―v変換器の温度補償回路

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JPH0690248B2
JPH0690248B2 JP17948989A JP17948989A JPH0690248B2 JP H0690248 B2 JPH0690248 B2 JP H0690248B2 JP 17948989 A JP17948989 A JP 17948989A JP 17948989 A JP17948989 A JP 17948989A JP H0690248 B2 JPH0690248 B2 JP H0690248B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、温度補償回路に関し、特に、ディジタル容量
計において使用される反転型演算増幅器(以下オペアン
プと略記する)を用いたC-V変換器の温度補償回路に関
する。
従来の技術 第3図(a)は周波数1MHzにおける反転型オペアンプの
帰還回路にRfなる抵抗を入れたC-V変換回路、第1図
(b)はその等価回路図である。
第3図(a),(b)において、抵抗R、リアクタンス
XLは、 AO:DCオープンループゲイン ω:3dB低下の角周波数 ω:角周波数(使用周波数1MHz) で表され、現状の最高高周波オペアンプに適用すると、 Rf=8kΩの場合には XL=100〜200Ω R=3〜6Ω Rf=800Ωでは XL=10〜20Ω R=0.3〜0.6Ω であり、リアクタンスXLは大であるが抵抗Rは小さい。
容量CSは、リアクタンスXLを消去し、Hp端子をバーチャ
ルグランド(仮想接地)にし、i=eωCXが成立する為
のXL補償である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、現状のオペアンプでは1MHz程度の高周波
では周囲温度の変化による角周波数ω,DCオープンル
ープゲインAOの変化が性能に影響する。実験によれば、
+5℃の変化に対しω,AOが変化してXL,及びRが略
々+1%増加することが確かめられている。これによ
り、ある温度で容量CSの値によりリアクタンスXLをキャ
ンセルしても周囲温度が+5℃変化するとXLの変化によ
り1〜2Ωのインダクティブリアクタンスが生じ、Rf
800Ωでは0.1〜0.2Ωのリアクタンスの増加となる。そ
の結果、容量計の指示誤差を生じ、Cレンジによっても
異なるが、周囲温度+5℃の変化に対し+0.1〜+0.2%
の指示変化を生じ、またHp端子とアース間に入る容量の
影響も受け性能が劣化する。本発明はこの温度誤差に対
する補償回路に関するものである。
本発明は従来の上記実情に鑑みてなされたものであり、
従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記課題
を解決し、的確にして優れた温度補償を実現することを
可能とした新規な温度補償回路を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本発明に係る反転型オペアン
プを用いたC-V変換器の温度補償回路は、反転型オペア
ンプの帰還回路にR1なる第1の抵抗とこれと直列に第2
の抵抗R2とサーミスタRTとの並列回路を挿入し、更に前
記オペアンプの入力リアクタンスXLを消去する為の容量
CSを挿入したC-V変換器を有し、そのリアクタンス分 が温度によってオペアンプのωOAOが変化することによ
って生ずる該XLの変化について帰還抵抗 が前記サーミスタRTの変化による該Rfの変化を前記ωOA
Oの変化と等しくなるように前記第2の抵抗R2を選定す
ることによって、前記リアクタンスXLを略々温度に無関
係に一定とするように構成され、更に出力は前記第1の
抵抗R1の電圧降下のみを出力とするようにして前記サー
ミスタRTの温度変化には無関係になるようにし、その結
果Cメータの温度変化によって生ずる指示誤差及びHp端
子とアース間に入る容量によって生ずる指示変化をも僅
少になし得ることを特徴としている。
実施例 次に本発明をその好ましい一実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
本発明の実施例を説明する前に、ビーズ型サーミスタに
ついてその性能を簡単に検討してみる。
現在市販されている素子の大きさ1mm程度のビーズ型サ
ーミスタを30個無作為に抽出し23℃において1MHzの高周
波で試験した結果、特性に殆ど誤差がないことが判明し
た。そのうち誤差の大きいもの3個の測定結果を次の
(1),(2),(3)として示すと次の通りである
(|Z|:インピーダンスの絶対値、θ;位相角)。
|Z| θ (1) 5.85KΩ −4.9° (2) 5.67KΩ −6.7° (3) 5.78KΩ −4.6° 以上の値を第2図に示した並列等価回路の定数(並列容
量:CP,並列抵抗RP)に換算すれば、 Cp Rp (1)………2.34pF 5872Ω (2)………3.25pF 5708Ω (3)………2.22pF 5798Ω となる。ちなみにこのサーミスタの23℃における直流の
標準抵抗値は5.72KΩで1MHzでもDC抵抗と略々等しくま
たリアクタンス分Cpも小さく十分温度補償用サーミスタ
として使用できることが確かめられた。
第1図(a)は上記サーミスタを用いた本発明に係る温
度補償回路の一実施例を示すブロック構成図、第1図
(b)は第1図(a)の等価回路図である。
第1図(a),(b)を参照するに、前述したように、
C-V変換器12のオペアンプOP1の入力インピーダンスZは
Z=R+jXLで表され、抵抗、リアクタンス分は で表される。(a)図では、 で表されるが、上記入力インピーダンスZのうち抵抗分
Rは温度により変化しても絶対値が小さい上に被測定容
量CXのインピーダンスに対してベクトル和となるので温
度変化による影響は無視できる。
リアクタンスXLと同相に影響するので、温度によるリアクタンスXLの変
化は直接指示に影響する。オペアンプOP1の温度変化に
よるωOAOの変化は負方向であり正の温度変化に対して
リアクタンスXLを増加させる方向であり、また帰還抵抗
Rfにはサーミスタが入っているので正の温度変化に対し
てリアクタンスXLを減少させる方向となりサーミスタ抵
抗RTと並列に挿入されている抵抗R2を適当に選べば増幅
器のωOAOの変化と等しくすることができることが上式
よりも明らかである。即ち、ある温度範囲ではリアクタ
ンスXLを一定とすることが可能であり、従って、この補
償回路により電流iXを温度に略々無関係に一定とするこ
とができる。しかしながら、通常のオペアンプ端子のよ
うにオペアンプOP1のe1端子を出力とすれば、サーミス
タによるRfの変化の為に温度変化による出力変化が生じ
ることは明らかであるが、出力を図に示すようにR1端子
よりとればサーミスタの変化による影響を受けずにサー
ミスタはリアクタンスXL即ち電流iXを一定とする為だけ
の要因とすることができる。
尚、この回路において抵抗R1は被測定容量CXのフルスケ
ールのときにe=eoとなるように設計されるので、 なる条件があり、この条件を保ちつつ抵抗R2の選定によ
り温度特性のみ任意に変更することが可能である。
第1図(a)に示されたオペアンプOP2は抵抗R1に対し
てハイインピーダンスで受ける為のゲイン1の電圧フォ
ロワである。
尚、サーミスタはオペアンプOP1のケース表面または放
熱板等に密着させてオペアンプOP1の温度変化とサーミ
スタが常に同一温度になるような注意が必要なことは勿
論である。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る温度補償回路によれ
ば、温度変化に無関係にHp端子をバーチャルグランドに
なし得、その結果、周囲温度の変化に対し指示変化を小
さくし、またHp端子とアース間に入る容量の影響も僅少
になし得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示す回路構
成図、その等価回路図、第2図は本発明を説明する為の
図、第3図(a),(b)は従来技術を説明する為の回
路図、その等価回路図である。 11……電源、12,12′……C-V変換回路、OP1,OP2……演
算増幅器、RT……サーミスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転型演算増幅器の帰還回路に第1の抵抗
    R1とこの第1の抵抗R1と直列に第2の抵抗R2とサーミス
    タRTとの並列回路を挿入し、更に前記演算増幅器の入力
    リアクタンスXLを消去する為の容量CSを入力端に接続し
    たC-V変換器であって、前記リアクタンスXL=ωRf/ωO
    AO(但し、ω:使用角周波数,ω:3dB低下の角周波
    数,AO:DCオープンループゲイン)における前記演算増
    幅器のωOAOが温度によって変化することにより生ずる
    前記リアクタンスXLの変化に関して帰還抵抗Rf=(R2RT
    /R2+RT)+R1の前記サーミスタRTの変化による変化を
    前記ωOAOの変化と等しくなるように前記第2の抵抗R2
    を選定し、前記リアクタンスXLを略々温度に無関係にす
    ると共に、前記第1の抵抗R1の電圧降下のみを出力する
    ようにして前記サーミスタRTの温度変化には無関係にな
    るようにしたことを特徴とする反転型演算増幅器を用い
    たC-V変換器の温度補償回路。
  2. 【請求項2】前記第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の接続点
    に電圧フォロワ型の第2の演算増幅器を挿入したことを
    更に特徴とする請求項(1)に記載の反転型演算増幅器
    を用いたC-V変換器の温度補償回路。
JP17948989A 1989-07-12 1989-07-12 反転型演算増幅器を用いたc―v変換器の温度補償回路 Expired - Lifetime JPH0690248B2 (ja)

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