JPH069129A - 搬送部材およびそれを用いた装置 - Google Patents
搬送部材およびそれを用いた装置Info
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- JPH069129A JPH069129A JP4325555A JP32555592A JPH069129A JP H069129 A JPH069129 A JP H069129A JP 4325555 A JP4325555 A JP 4325555A JP 32555592 A JP32555592 A JP 32555592A JP H069129 A JPH069129 A JP H069129A
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
基材上4に、前記基材4側から順に、フィラーを含有す
る電着塗装被膜の第1被膜1と、有機被膜の第2被膜2
0とを有する。 【効果】 耐摩耗性に優れ、表面均質性が良好で、しか
も温度・湿度が著しく変化する環境下でも安定して受像
体の搬送ができる。
る電着塗装被膜の第1被膜1と、有機被膜の第2被膜2
0とを有する。 【効果】 耐摩耗性に優れ、表面均質性が良好で、しか
も温度・湿度が著しく変化する環境下でも安定して受像
体の搬送ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器や印刷機等に
使用する搬送部材及びこの搬送部材を用いた装置に関す
る。
使用する搬送部材及びこの搬送部材を用いた装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置、プリンターあるいはファ
クシミリ等の装置は、記録紙やプラスチックシート等の
受像体を搬送するための搬送路を有している。搬送路は
ローラー状、板状あるいはベルト状の搬送部材により形
づくられる。
クシミリ等の装置は、記録紙やプラスチックシート等の
受像体を搬送するための搬送路を有している。搬送路は
ローラー状、板状あるいはベルト状の搬送部材により形
づくられる。
【0003】受像体は、ローラー状、板状あるいはベル
ト状の搬送部材に接触して搬送される。このため、搬送
部材には耐久性が要求される。また、高速記録やカラー
記録では受像体は精度良く搬送されなければならず、こ
のため、搬送部材の表面には均質性が要求される。
ト状の搬送部材に接触して搬送される。このため、搬送
部材には耐久性が要求される。また、高速記録やカラー
記録では受像体は精度良く搬送されなければならず、こ
のため、搬送部材の表面には均質性が要求される。
【0004】従来、ローラー等の搬送部材には例えば次
のようなものがある。 (a)金属微粒子等のフィラーが混入した塗布液を用い
て、鋼材上に吹付塗装を行ったもの。 (b)鋼材上にめっきを施した後にゴムを被覆し、更に
テフロン(登録商標)をコーティングしたもの。 (c)鋼材の表面をサンドブラストあるいはレーザー等
で粗面にしたもの。粗面化した後、更にめっきを施した
もの。 (d)鋼材上にめっきを施した後、アルミナを静電吸着
させたもの。 (e)鋼材上にめっきを施した後、SiCやダイヤモン
ド等を含有する複合めっきを施したもの。
のようなものがある。 (a)金属微粒子等のフィラーが混入した塗布液を用い
て、鋼材上に吹付塗装を行ったもの。 (b)鋼材上にめっきを施した後にゴムを被覆し、更に
テフロン(登録商標)をコーティングしたもの。 (c)鋼材の表面をサンドブラストあるいはレーザー等
で粗面にしたもの。粗面化した後、更にめっきを施した
もの。 (d)鋼材上にめっきを施した後、アルミナを静電吸着
させたもの。 (e)鋼材上にめっきを施した後、SiCやダイヤモン
ド等を含有する複合めっきを施したもの。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(a)については、製造工程に自動化ラインを使用する
としても、搬送部材のような高度の表面均一性が要求さ
れる場合には、塗装ロボット1台で同時に複数個を塗装
するには限界があり、しかも塗料の拡散の点から塗膜の
表面状態が不均一となり、量産性および表面特性の両面
に大きな問題がある。
(a)については、製造工程に自動化ラインを使用する
としても、搬送部材のような高度の表面均一性が要求さ
れる場合には、塗装ロボット1台で同時に複数個を塗装
するには限界があり、しかも塗料の拡散の点から塗膜の
表面状態が不均一となり、量産性および表面特性の両面
に大きな問題がある。
【0006】また、上記(b)については、繰り返しの
使用による経時変化でゴムが変形し、外径精度が低下
し、給・排紙不良が発生する問題があり、商品価値が低
下すると共に加工工程が長く、また作業能率が低く、製
造コストも高くなるので、量産性に大きな問題がある。
使用による経時変化でゴムが変形し、外径精度が低下
し、給・排紙不良が発生する問題があり、商品価値が低
下すると共に加工工程が長く、また作業能率が低く、製
造コストも高くなるので、量産性に大きな問題がある。
【0007】上記(c)については、表面から発錆しや
すいために、防食の目的で次工程でめっき等の防錆処理
を行う必要がある。この場合、外径精度が低いサンドブ
ラスト表面へ鍍金するために、さらに外径精度が低下
し、しかも工程数が増加することによりコストが上昇す
るため量産性ではない。また、鋼材表面をレーザーによ
り粗面化し、摩擦係数を上昇させた搬送部材では、ロー
ラーなどの場合、1度に1本しか加工することができ
ず、しかも処理時間が長いために量産性ではない。
すいために、防食の目的で次工程でめっき等の防錆処理
を行う必要がある。この場合、外径精度が低いサンドブ
ラスト表面へ鍍金するために、さらに外径精度が低下
し、しかも工程数が増加することによりコストが上昇す
るため量産性ではない。また、鋼材表面をレーザーによ
り粗面化し、摩擦係数を上昇させた搬送部材では、ロー
ラーなどの場合、1度に1本しか加工することができ
ず、しかも処理時間が長いために量産性ではない。
【0008】上記(d)については、アルミナの密着
性、均一性、および最終外径精度等が不安定であり、ま
た均一な品質の製品を大量に安く製造するには限界があ
る。
性、均一性、および最終外径精度等が不安定であり、ま
た均一な品質の製品を大量に安く製造するには限界があ
る。
【0009】上記(e)については、複合めっきの場
合、浴中に不純物が混入して不安定化しやすく、連続使
用に耐えられない問題がある。しかも、めっき液のコス
トが高い欠点と、均一分散性が劣る問題もあり、加工コ
ストに大きな問題を生じる。
合、浴中に不純物が混入して不安定化しやすく、連続使
用に耐えられない問題がある。しかも、めっき液のコス
トが高い欠点と、均一分散性が劣る問題もあり、加工コ
ストに大きな問題を生じる。
【0010】本発明は、この様な従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、耐摩耗性に優れ、表
面の均質性が良好で、しかも温度・湿度が著しく変化す
る環境下でも安定して受像体の搬送ができる搬送部材お
よびそれを用いた装置を提供することを目的とするもの
である。
決するためになされたものであり、耐摩耗性に優れ、表
面の均質性が良好で、しかも温度・湿度が著しく変化す
る環境下でも安定して受像体の搬送ができる搬送部材お
よびそれを用いた装置を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の搬送部材は、基
材上に、前記基材側から順に、フィラーを含有する電着
塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2被膜とを有する
ものである。
材上に、前記基材側から順に、フィラーを含有する電着
塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2被膜とを有する
ものである。
【0012】また、上記搬送部材を用いた本発明の装置
は、感光体と、像露光手段と、前記像露光手段により形
成された潜像を現像する現像手段と、現像した像を受像
体に転写する転写手段と、前記受像体を搬送する搬送路
とを有し、前記搬送路を構成する搬送部材が、フィラー
を含有する電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2
被膜とを基材に設けたものである電子写真装置である。
は、感光体と、像露光手段と、前記像露光手段により形
成された潜像を現像する現像手段と、現像した像を受像
体に転写する転写手段と、前記受像体を搬送する搬送路
とを有し、前記搬送路を構成する搬送部材が、フィラー
を含有する電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2
被膜とを基材に設けたものである電子写真装置である。
【0013】更に、上記搬送部材を用いた本発明の装置
は、受像体に対しインクを飛翔させる記録ヘッドと、前
記受像体を搬送するローラーとを有するインクジェット
記録装置において、前記ローラーが、フィラーを含有す
る電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2被膜とを
基材に設けたものであるインクジェット記録装置であ
る。
は、受像体に対しインクを飛翔させる記録ヘッドと、前
記受像体を搬送するローラーとを有するインクジェット
記録装置において、前記ローラーが、フィラーを含有す
る電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第2被膜とを
基材に設けたものであるインクジェット記録装置であ
る。
【0014】本発明の搬送部材は、電子写真装置、プリ
ンターあるいはファクシミリ等において、記録紙あるい
はプラスチックシート等の受像体が移動する経路に用い
られるもので、受像体が接触する全ての部材をいう。
ンターあるいはファクシミリ等において、記録紙あるい
はプラスチックシート等の受像体が移動する経路に用い
られるもので、受像体が接触する全ての部材をいう。
【0015】本発明の搬送部材としては、例えばローラ
ー、ベルトあるいは板状のガイド等がある。
ー、ベルトあるいは板状のガイド等がある。
【0016】本発明の搬送部材は、図1〜図4に示すよ
うに、基材4上に、基材4側から順に、フィラーを含有
する電着塗装被膜の第1被膜1と、有機被膜の第2被膜
20とを有するものである。この搬送部材表面に、搬送
される受像体が接触する。フィラーを有する電着塗装被
膜の第1被膜1により、搬送部材の表面を適当な摩擦係
数を有するものにできると共に、緻密で耐摩耗性に優れ
たものとすることができる。また、有機被膜の第2被膜
20により、高温から低温まで、あるいは高湿から低湿
まであらゆる環境で長期間安定して受像体搬送すること
ができる。
うに、基材4上に、基材4側から順に、フィラーを含有
する電着塗装被膜の第1被膜1と、有機被膜の第2被膜
20とを有するものである。この搬送部材表面に、搬送
される受像体が接触する。フィラーを有する電着塗装被
膜の第1被膜1により、搬送部材の表面を適当な摩擦係
数を有するものにできると共に、緻密で耐摩耗性に優れ
たものとすることができる。また、有機被膜の第2被膜
20により、高温から低温まで、あるいは高湿から低湿
まであらゆる環境で長期間安定して受像体搬送すること
ができる。
【0017】電着塗装被膜とは、電着塗装法で形成した
被膜を意味する。電着塗装法とは、被膜となる物質の溶
解した溶液(以下、電着塗料という)中に、一対の電極
を配置して直流電圧を加えることにより、電極上に上記
物質を付着させるものである。従って、本発明の搬送部
材を製造する場合、基材を一方の電極とする、他方の電
極としては、例えばステンレス板を用いるとよい。
被膜を意味する。電着塗装法とは、被膜となる物質の溶
解した溶液(以下、電着塗料という)中に、一対の電極
を配置して直流電圧を加えることにより、電極上に上記
物質を付着させるものである。従って、本発明の搬送部
材を製造する場合、基材を一方の電極とする、他方の電
極としては、例えばステンレス板を用いるとよい。
【0018】基材4としては、例えばアルミニウム、ア
ルミ合金、ステンレス、鉄等の金属、あるいはポリカー
ボネート、ABS、CF/ABS、変成PPE、変成P
PO、GF/PC等の耐熱性のあるプラスチックを用い
ることができる。ただし、基材4として非金属のものを
用いる場合には、電着塗装前に基材4に導電性を持たせ
る下地処理を行う必要がある。その他基材4の特性によ
り、電着塗装前に適宜下地処理を行うとよい。下地処理
は必要に応じて施すもので、支障のない場合には施さな
くてもよい。
ルミ合金、ステンレス、鉄等の金属、あるいはポリカー
ボネート、ABS、CF/ABS、変成PPE、変成P
PO、GF/PC等の耐熱性のあるプラスチックを用い
ることができる。ただし、基材4として非金属のものを
用いる場合には、電着塗装前に基材4に導電性を持たせ
る下地処理を行う必要がある。その他基材4の特性によ
り、電着塗装前に適宜下地処理を行うとよい。下地処理
は必要に応じて施すもので、支障のない場合には施さな
くてもよい。
【0019】図1に示す搬送部材は、アルミニウム等の
金属の基材4に直接電着塗装被膜の第1被膜1を形成
し、更に有機被膜の第2被膜20を形成したものであ
る。
金属の基材4に直接電着塗装被膜の第1被膜1を形成
し、更に有機被膜の第2被膜20を形成したものであ
る。
【0020】図2に示す搬送部材は、アルミニウム等の
金属の基材4に密着性向上を目的としてアルミニウム陽
極酸化被膜の下地層5を形成し、このアルミニウム陽極
酸化被膜層5上に第1被膜1及び第2被膜20を形成し
たものである。
金属の基材4に密着性向上を目的としてアルミニウム陽
極酸化被膜の下地層5を形成し、このアルミニウム陽極
酸化被膜層5上に第1被膜1及び第2被膜20を形成し
たものである。
【0021】図3に示す搬送部材は、鉄等の金属の基材
4に防錆を目的として化成被膜の下地層7を形成し、こ
の化成被膜層7上に第1被膜1及び第2被膜20を形成
したものである。
4に防錆を目的として化成被膜の下地層7を形成し、こ
の化成被膜層7上に第1被膜1及び第2被膜20を形成
したものである。
【0022】図4に示す搬送部材は、樹脂の基体4に、
触媒処理層3及び金属めっき層2の2層構成下地層を形
成し、金属めっき層2上に第1被膜1及び第2被膜20
を形成したものである。
触媒処理層3及び金属めっき層2の2層構成下地層を形
成し、金属めっき層2上に第1被膜1及び第2被膜20
を形成したものである。
【0023】電着塗装被膜の第1被膜1となる電着塗料
は、電着可能な樹脂にフィラーを含有して調整する。
は、電着可能な樹脂にフィラーを含有して調整する。
【0024】電着塗装法に使用される樹脂は、従来から
種々研究されている。樹脂が電着し得るためには、電着
塗料としたとき、荷電するものでなければならない。荷
電した樹脂は、直流電圧を印加したときアノードあるい
はカソードへ引かれ電極上に析出して被膜となる。本発
明で使用する樹脂としては、例えばアクリル・メラミン
系、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、アルキッド
系等の従来から電着塗装法に用いられている低温硬化型
樹脂が使用できる。本発明で使用する樹脂は、アニオン
系樹脂でもカチオン系樹脂でもかまわないが、実用的に
はカルボキシル基を有する水溶性樹脂あるいは水分散性
樹脂が好ましい。カルボキシル基を有する樹脂プレポリ
マーは、アンモニアまたは有機アミンに中和されること
により、水に溶解または分散する。
種々研究されている。樹脂が電着し得るためには、電着
塗料としたとき、荷電するものでなければならない。荷
電した樹脂は、直流電圧を印加したときアノードあるい
はカソードへ引かれ電極上に析出して被膜となる。本発
明で使用する樹脂としては、例えばアクリル・メラミン
系、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、アルキッド
系等の従来から電着塗装法に用いられている低温硬化型
樹脂が使用できる。本発明で使用する樹脂は、アニオン
系樹脂でもカチオン系樹脂でもかまわないが、実用的に
はカルボキシル基を有する水溶性樹脂あるいは水分散性
樹脂が好ましい。カルボキシル基を有する樹脂プレポリ
マーは、アンモニアまたは有機アミンに中和されること
により、水に溶解または分散する。
【0025】本発明で使用する電着塗料は、所望の樹脂
を水に溶解または分散したものが好ましいが、電着塗料
中に、更にアルコール系やグリコールエーテル系等の有
機溶剤を含有してもかまわない。有機溶剤の含有量は数
パーセントで十分である。
を水に溶解または分散したものが好ましいが、電着塗料
中に、更にアルコール系やグリコールエーテル系等の有
機溶剤を含有してもかまわない。有機溶剤の含有量は数
パーセントで十分である。
【0026】電着塗装被膜の第1被膜1に含有するフィ
ラーとしては、セラミック粉体、金属粉体、更に有機又
は無機粉体表面に金属めっきした粉体(以下、金属めっ
き粉体という)等が好ましい。金属粉体および金属めっ
き粉体は、導電性粉体として有効である。
ラーとしては、セラミック粉体、金属粉体、更に有機又
は無機粉体表面に金属めっきした粉体(以下、金属めっ
き粉体という)等が好ましい。金属粉体および金属めっ
き粉体は、導電性粉体として有効である。
【0027】セラミック粉体としては、特に制限するこ
となく広範囲のものが用いられ、例えばSiC、SiO
2 、Si3 N4 、TaC、ZrO、Al2 O3 、NbC
等の粉体が好ましい。
となく広範囲のものが用いられ、例えばSiC、SiO
2 、Si3 N4 、TaC、ZrO、Al2 O3 、NbC
等の粉体が好ましい。
【0028】金属粉体としては、特に制限はないが、例
えばAu、Ag、Co、Cu、Fe、Mn、Ni、P
d、Sn、Te等の粉体が好ましい。
えばAu、Ag、Co、Cu、Fe、Mn、Ni、P
d、Sn、Te等の粉体が好ましい。
【0029】また、金属粉体は、例えば熱プラズマ蒸発
法や粉砕法等を用いて製造されたものが好ましい。
法や粉砕法等を用いて製造されたものが好ましい。
【0030】金属めっき粉体としては、例えばフッ素樹
脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ナイロン等の粉体の各粒子に、Cu、Ni、Ag、
Au、Sn等でめっきしたものを用いることができる。
また、粉体表面の金属めっきは、コスト面から見てニッ
ケル、銅の無電解めっきが適している。
脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ナイロン等の粉体の各粒子に、Cu、Ni、Ag、
Au、Sn等でめっきしたものを用いることができる。
また、粉体表面の金属めっきは、コスト面から見てニッ
ケル、銅の無電解めっきが適している。
【0031】フィラーの粒径は、平均粒子径で0.1〜
10μm、更には0.3〜5μmが好ましい。フィラー
の平均粒径が小さ過ぎると、受像体の搬送能力が低下す
る。また、フィラーの平均粒径が大き過ぎると電着塗装
被膜の膜強度が低下する。本発明においてフィラーの平
均粒径は遠心沈降式粒度分布測定器SACP−3(島津
製作所製)で測定した値である。
10μm、更には0.3〜5μmが好ましい。フィラー
の平均粒径が小さ過ぎると、受像体の搬送能力が低下す
る。また、フィラーの平均粒径が大き過ぎると電着塗装
被膜の膜強度が低下する。本発明においてフィラーの平
均粒径は遠心沈降式粒度分布測定器SACP−3(島津
製作所製)で測定した値である。
【0032】電着塗料中におけるフィラーの含有量は、
電着可能な樹脂100重量部に対して5〜50重量部、
更には5〜20重量部の範囲が望ましい。
電着可能な樹脂100重量部に対して5〜50重量部、
更には5〜20重量部の範囲が望ましい。
【0033】電着塗装被膜の第1被膜1を電着塗装法に
より形成する場合、基材4を電極としてもう一方の電極
を共に電着塗料中に浸漬して行う。電着塗料は、樹脂及
びフィラーをボールミルで24〜35時間程度分散し、
その後脱塩水を用いて希釈して固形分が10〜15重量
%、更には7〜15重量%となるように調整するとよ
い。樹脂としてアニオン系のものを用いた場合、基材4
を陽極とし、カチオン系のものを用いた場合、基材4を
陰極とする。電着塗料の温度は20〜25℃、水素イオ
ン濃度はpH8〜9が好ましい。印加電圧は50〜20
0Vの直流電圧が好ましく、電流密度は0.5〜3A/
dm2 が好ましい。電着塗装の処理時間は3分〜6分が
好ましい。
より形成する場合、基材4を電極としてもう一方の電極
を共に電着塗料中に浸漬して行う。電着塗料は、樹脂及
びフィラーをボールミルで24〜35時間程度分散し、
その後脱塩水を用いて希釈して固形分が10〜15重量
%、更には7〜15重量%となるように調整するとよ
い。樹脂としてアニオン系のものを用いた場合、基材4
を陽極とし、カチオン系のものを用いた場合、基材4を
陰極とする。電着塗料の温度は20〜25℃、水素イオ
ン濃度はpH8〜9が好ましい。印加電圧は50〜20
0Vの直流電圧が好ましく、電流密度は0.5〜3A/
dm2 が好ましい。電着塗装の処理時間は3分〜6分が
好ましい。
【0034】電着塗装後、基材4を電着塗料から取り出
して水洗いする。水洗い後、水切りをして温度95〜1
40℃のオーブンに基材4を60分〜180分間入れて
電着塗装被膜を硬化する。こうして電着塗装被膜の第1
被膜1の形成が完了する。第1被膜1中のフィラー共析
量は5〜50重量%、更には20〜40重量%が好まし
い。フィラーの共析はX線マイクロアナライザーにより
確認され、その共析量は熱重量分析で解析することによ
り測定することができる。
して水洗いする。水洗い後、水切りをして温度95〜1
40℃のオーブンに基材4を60分〜180分間入れて
電着塗装被膜を硬化する。こうして電着塗装被膜の第1
被膜1の形成が完了する。第1被膜1中のフィラー共析
量は5〜50重量%、更には20〜40重量%が好まし
い。フィラーの共析はX線マイクロアナライザーにより
確認され、その共析量は熱重量分析で解析することによ
り測定することができる。
【0035】粉体の含有する電着塗料を用いて電着塗装
を行うと、形成された膜中に粉体が析出するのは、電着
塗料中では粉体粒子の周囲に樹脂分子が吸着していて、
樹脂分子が電極に引き付けられるのに伴って粉体も電極
方向に移動するためと思われる。第1被膜1の平均膜厚
(基材4の表面からフィラーによる突起頂部までの距離
の平均)は5〜30μm、更には7〜15μmであるこ
とが望ましい。
を行うと、形成された膜中に粉体が析出するのは、電着
塗料中では粉体粒子の周囲に樹脂分子が吸着していて、
樹脂分子が電極に引き付けられるのに伴って粉体も電極
方向に移動するためと思われる。第1被膜1の平均膜厚
(基材4の表面からフィラーによる突起頂部までの距離
の平均)は5〜30μm、更には7〜15μmであるこ
とが望ましい。
【0036】有機被膜の第2被膜20としては、硬化型
で表面に粘着性があり、かつ弾力性を有する樹脂が好ま
しく用いられ、例えば、ウレタン系、ウレタン/エポキ
シ系、ウレタン/アクリル系、アクリル系等が好ましく
用いられる。第2被膜20の厚みとしては3μm以上、
さらには5〜30μm、特に5〜25μmが好ましい。
で表面に粘着性があり、かつ弾力性を有する樹脂が好ま
しく用いられ、例えば、ウレタン系、ウレタン/エポキ
シ系、ウレタン/アクリル系、アクリル系等が好ましく
用いられる。第2被膜20の厚みとしては3μm以上、
さらには5〜30μm、特に5〜25μmが好ましい。
【0037】第2被膜20は、吹き付け塗装、浸漬塗装
あるいは電着塗装により形成することができる。本発明
の搬送部材は、有機被膜の第2被膜20を設ける事によ
り、低温・低湿の環境下でも、高温・高湿の環境下でも
優れた搬送力を示し、かつ優れた耐摩耗性を示すもので
ある。
あるいは電着塗装により形成することができる。本発明
の搬送部材は、有機被膜の第2被膜20を設ける事によ
り、低温・低湿の環境下でも、高温・高湿の環境下でも
優れた搬送力を示し、かつ優れた耐摩耗性を示すもので
ある。
【0038】次に、本発明による搬送部材の使用例を図
5、図6および図7により説明する。
5、図6および図7により説明する。
【0039】図5にドラム型感光体を用いた一般的な転
写式電子写真装置の概略構成を示した。
写式電子写真装置の概略構成を示した。
【0040】図5において、21はドラム型感光体であ
り、軸21aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆
動される。該感光体21はその回転過程で帯電手段22
により周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで露光部にて不図示の像露光手段により像露光L
(スリット露光・レーザービーム走査露光など)を受け
る。これにより感光体周面に露光像に対応した静電潜像
が形成される。
り、軸21aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆
動される。該感光体21はその回転過程で帯電手段22
により周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで露光部にて不図示の像露光手段により像露光L
(スリット露光・レーザービーム走査露光など)を受け
る。これにより感光体周面に露光像に対応した静電潜像
が形成される。
【0041】次いで、その静電潜像は現像手段24でト
ナー現像され、そのトナー像が転写手段25により紙等
の受像体Pに転写される。
ナー現像され、そのトナー像が転写手段25により紙等
の受像体Pに転写される。
【0042】受像体Pは、不図示の供給部から、搬送ガ
イド31、32、一対のレジスト搬送ローラー29及び
搬送ガイド33、34により構成される搬送路を搬送さ
れて転写手段25のところに至る。
イド31、32、一対のレジスト搬送ローラー29及び
搬送ガイド33、34により構成される搬送路を搬送さ
れて転写手段25のところに至る。
【0043】像転写を受けた受像体Pは、搬送ガイド3
5、搬送ベルト30及び搬送ガイド36により構成され
る搬送路を搬送されて像定着手段28に至り、像定着手
段28により像定着される。こうして像形成が完了す
る。
5、搬送ベルト30及び搬送ガイド36により構成され
る搬送路を搬送されて像定着手段28に至り、像定着手
段28により像定着される。こうして像形成が完了す
る。
【0044】図5に示した電子写真装置において、搬送
ガイド31、32、33、34、35及び36、レジス
ト搬送ローラー29、搬送ベルト30に、本発明の搬送
部材を用いることができる。
ガイド31、32、33、34、35及び36、レジス
ト搬送ローラー29、搬送ベルト30に、本発明の搬送
部材を用いることができる。
【0045】尚、像転写後の感光体21の表面はクリー
ニング手段26にて転写残りトナーの除去を受けて清浄
面化されて、さらに、前露光手段27により除電処理さ
れて繰り返して像形成される。
ニング手段26にて転写残りトナーの除去を受けて清浄
面化されて、さらに、前露光手段27により除電処理さ
れて繰り返して像形成される。
【0046】また、図5に示す電子写真装置をファクシ
ミリのプリンターとして使用する場合には、像露光Lは
受信データに応じて照射される。図6はファクシミリの
原理の一例をブロック図で示したものである。
ミリのプリンターとして使用する場合には、像露光Lは
受信データに応じて照射される。図6はファクシミリの
原理の一例をブロック図で示したものである。
【0047】図6において、コントローラ41は画像読
取部40とプリンター49を制御する。コントローラ4
1の全体はCPU47により制御されている。画像読取
部40からの読取データは、送信回路43を通して相手
局に送信される。相手局から受けたデータは受信回路4
2を通してプリンター49に送られる。画像メモリには
所定の画像データが記憶される。プリンタコントローラ
48はプリンター49を制御している。44は電話であ
る。
取部40とプリンター49を制御する。コントローラ4
1の全体はCPU47により制御されている。画像読取
部40からの読取データは、送信回路43を通して相手
局に送信される。相手局から受けたデータは受信回路4
2を通してプリンター49に送られる。画像メモリには
所定の画像データが記憶される。プリンタコントローラ
48はプリンター49を制御している。44は電話であ
る。
【0048】回路45から受信された画像(回路を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路42で復調された後、CPU47は画像情報の複合処
理を行い、順次画像メモリ46に格納される。そして、
少なくとも1ページの画像がメモリ46に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU47は、メモ
リ46より1ページの画像情報を読み出し、プリンタコ
ントローラ48に複合化された1ページの画像情報を送
出する。プリンタコントローラ48は、CPU47から
の1ページの画像情報を受け取ると、そのページの画像
情報記録を行うべく、プリンタ49を制御する。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路42で復調された後、CPU47は画像情報の複合処
理を行い、順次画像メモリ46に格納される。そして、
少なくとも1ページの画像がメモリ46に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU47は、メモ
リ46より1ページの画像情報を読み出し、プリンタコ
ントローラ48に複合化された1ページの画像情報を送
出する。プリンタコントローラ48は、CPU47から
の1ページの画像情報を受け取ると、そのページの画像
情報記録を行うべく、プリンタ49を制御する。
【0049】尚、CPU47は、プリンタ49による記
録中に、次のページの受信を行っている。
録中に、次のページの受信を行っている。
【0050】以上の様に、画像の受信と記録が行われ
る。
る。
【0051】図7に本発明の搬送部材を適用したインク
ジェット記録装置を示す。
ジェット記録装置を示す。
【0052】図7において、56はキャリッジ50を摺
動自在に支持する走査レール、55はキャリッジ50を
往復動させるための駆動力を伝達するベルトである。ま
た、59、60および57、58は、受像体62を挟持
して搬送するローラーで、これらのローラー57、5
8、59及び60に本発明の搬送部材を用いることがで
きる。
動自在に支持する走査レール、55はキャリッジ50を
往復動させるための駆動力を伝達するベルトである。ま
た、59、60および57、58は、受像体62を挟持
して搬送するローラーで、これらのローラー57、5
8、59及び60に本発明の搬送部材を用いることがで
きる。
【0053】キャリッジ50には複数のカートリッジ5
1、52、53および54が装着されている。各カート
リッジはインク容器とインクを吐出して飛翔させる記録
ヘッドが一体となった構成になっている。記録ヘッドは
矢印61方向に搬送される受像体62に対向している。
また、複数の記録ヘッドは色調を異にするインクに対応
して設けられている。カートリッジ51、52、53お
よび54はそれぞれ、例えば、シアン、マゼンタ、イエ
ローおよびブラックのインクを吐出し、飛翔させるもの
である。
1、52、53および54が装着されている。各カート
リッジはインク容器とインクを吐出して飛翔させる記録
ヘッドが一体となった構成になっている。記録ヘッドは
矢印61方向に搬送される受像体62に対向している。
また、複数の記録ヘッドは色調を異にするインクに対応
して設けられている。カートリッジ51、52、53お
よび54はそれぞれ、例えば、シアン、マゼンタ、イエ
ローおよびブラックのインクを吐出し、飛翔させるもの
である。
【0054】以上説明したように、本発明の搬送部材
は、緻密で耐摩耗性に優れた第1被膜に、有機被膜の第
2被膜を形成している為、温度・湿度の変化に左右され
ずに、しかも長期間安定して紙等を搬送することができ
る。
は、緻密で耐摩耗性に優れた第1被膜に、有機被膜の第
2被膜を形成している為、温度・湿度の変化に左右され
ずに、しかも長期間安定して紙等を搬送することができ
る。
【0055】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0056】実施例1 本発明の搬送部材について、耐久試験を行った。耐久試
験は、表1に示す8種類のローラーA〜Hについて行っ
た。ローラーは1種類につき複数本ずつ作製し、これら
ローラーのうち1本は搬送に使用せずに静止摩擦係数の
測定に使用し、別の1本は図5に示す電子写真装置のレ
ジスト搬送ローラー29として使用した。電子写真装置
に装着したレジスト搬送ローラー29については、A4
サイズのコピー用紙を15万枚搬送した後、静止摩擦係
数を測定した。
験は、表1に示す8種類のローラーA〜Hについて行っ
た。ローラーは1種類につき複数本ずつ作製し、これら
ローラーのうち1本は搬送に使用せずに静止摩擦係数の
測定に使用し、別の1本は図5に示す電子写真装置のレ
ジスト搬送ローラー29として使用した。電子写真装置
に装着したレジスト搬送ローラー29については、A4
サイズのコピー用紙を15万枚搬送した後、静止摩擦係
数を測定した。
【0057】この耐久試験に使用したローラーは、いず
れも外径30mm、長さ230mmのアルミニウム管の
外周面に、厚み10μmの第1被膜及び厚み5μmの第
2被膜を形成したものである。
れも外径30mm、長さ230mmのアルミニウム管の
外周面に、厚み10μmの第1被膜及び厚み5μmの第
2被膜を形成したものである。
【0058】電着塗装被膜の第1被膜を形成するための
電着塗料は、アクリル樹脂100重量部に対して表1に
示すフィラーを、含有量が6〜11重量部の範囲で分散
させたアニオン型のものを用いた。フィラーの平均粒径
は、いずれも1.0μmであった。また、フィラーが金
属めっき粉体の場合、めっき膜厚はいずれも0.1μm
とした。電着塗装の際の電着塗料の温度は20〜25℃
とし、電着塗装終了後、100℃のオーブンで60分
間、第1被膜の硬化を行った。第2被膜は、ウレタン樹
脂を吹付塗装で塗布し、その後150℃、30分間で硬
化させて形成した。
電着塗料は、アクリル樹脂100重量部に対して表1に
示すフィラーを、含有量が6〜11重量部の範囲で分散
させたアニオン型のものを用いた。フィラーの平均粒径
は、いずれも1.0μmであった。また、フィラーが金
属めっき粉体の場合、めっき膜厚はいずれも0.1μm
とした。電着塗装の際の電着塗料の温度は20〜25℃
とし、電着塗装終了後、100℃のオーブンで60分
間、第1被膜の硬化を行った。第2被膜は、ウレタン樹
脂を吹付塗装で塗布し、その後150℃、30分間で硬
化させて形成した。
【0059】静止摩擦係数の測定は、図8の表面性試験
器で、測定対象のローラー16を、角速度ω=1.5r
ad/sec.で回転させ、このローラー16の外周面
にコピー用紙19を接触させて行った。コピー用紙19
は固定板18に固定され、固定板18にはローラー16
方向に1.5kgの負荷をかけた。こうしてセンサー1
5及び記録計17で静止摩擦係数を計測した。
器で、測定対象のローラー16を、角速度ω=1.5r
ad/sec.で回転させ、このローラー16の外周面
にコピー用紙19を接触させて行った。コピー用紙19
は固定板18に固定され、固定板18にはローラー16
方向に1.5kgの負荷をかけた。こうしてセンサー1
5及び記録計17で静止摩擦係数を計測した。
【0060】耐久試験は、温度5℃、湿度10%の環境
下と、温度25℃、湿度50%の環境下の両方で行っ
た。測定結果を表1に示した。
下と、温度25℃、湿度50%の環境下の両方で行っ
た。測定結果を表1に示した。
【0061】比較例1 サンドブラストで粗面化した鋼材に無電解Niめっきを
施したローラーを用い、その他は実施例1と同様にして
耐久試験を行った。試験結果を表1に示した。
施したローラーを用い、その他は実施例1と同様にして
耐久試験を行った。試験結果を表1に示した。
【0062】また、Niめっきを施した鋼材上にゴムを
被覆し、更にゴム上にテフロンコーティングを施したロ
ーラーを、図5に示す電子写真装置のレジスト搬送ロー
ラー29として使用し、A4サイズのコピー用紙の搬送
を行った。その結果、10万枚で搬送が不安定となっ
た。
被覆し、更にゴム上にテフロンコーティングを施したロ
ーラーを、図5に示す電子写真装置のレジスト搬送ロー
ラー29として使用し、A4サイズのコピー用紙の搬送
を行った。その結果、10万枚で搬送が不安定となっ
た。
【0063】
【表1】
【0064】実施例2 アクリルメラミン系樹脂(商品名:ハニブライトCL−
1、ハニー化成社製)100重量部に平均粒子径1.0
μmのアルミナ微粉体を15重量部加え、ボールミルで
分散させた後、脱塩水で固形分濃度15重量%に希釈し
て電着塗料を作製した。
1、ハニー化成社製)100重量部に平均粒子径1.0
μmのアルミナ微粉体を15重量部加え、ボールミルで
分散させた後、脱塩水で固形分濃度15重量%に希釈し
て電着塗料を作製した。
【0065】下地処理を施したABS樹脂製の円筒状基
材の外周面に上記の電着塗料を用いて電着塗装被膜の第
1被膜を形成し、更に第1被膜上にウレタンの第2被膜
を形成した。こうして図5に示すレジスト搬送ローラー
29を作製した。
材の外周面に上記の電着塗料を用いて電着塗装被膜の第
1被膜を形成し、更に第1被膜上にウレタンの第2被膜
を形成した。こうして図5に示すレジスト搬送ローラー
29を作製した。
【0066】円筒状基材の大きさは、外径30mm、長
さ230mm、厚み1mmであった。
さ230mm、厚み1mmであった。
【0067】円筒状基材の下地処理は、次のようにし
た。
た。
【0068】即ちABS樹脂製の円筒状基材をCrO3
−H2 SO4 −H2 O系エッチング液で1分間処理し、
次いでパラジウムにより触媒処理した後、無電解ニッケ
ルめっきを0.5μmの厚さに施し、無水クロム酸0.
01g/lで1分間処理した。
−H2 SO4 −H2 O系エッチング液で1分間処理し、
次いでパラジウムにより触媒処理した後、無電解ニッケ
ルめっきを0.5μmの厚さに施し、無水クロム酸0.
01g/lで1分間処理した。
【0069】電着塗装は、円筒状基材を陽極とし、対極
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度97℃±1℃の
オーブンに60分間入れて第1被膜の硬化を行った。形
成された電着塗装被膜の膜厚は11μmであった。第1
被膜中のフィラー共析量は25重量%であった。
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度97℃±1℃の
オーブンに60分間入れて第1被膜の硬化を行った。形
成された電着塗装被膜の膜厚は11μmであった。第1
被膜中のフィラー共析量は25重量%であった。
【0070】第2被膜は、第1被膜上にウレタン塗料を
吹き付け塗装し、その後150℃、30分間の条件で硬
化させて形成した。第2被膜の膜厚は5μmであった。
吹き付け塗装し、その後150℃、30分間の条件で硬
化させて形成した。第2被膜の膜厚は5μmであった。
【0071】こうして作製したレジスト搬送ローラーに
ついて温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25℃、
湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行った。
その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静止摩
擦係数は1.4〜1.6と良好な値であった。搬送前の
静止摩擦係数は1.8〜2.0であった。
ついて温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25℃、
湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行った。
その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静止摩
擦係数は1.4〜1.6と良好な値であった。搬送前の
静止摩擦係数は1.8〜2.0であった。
【0072】実施例3 円筒状基材として、下地処理を施した鉛快削鋼SLSU
Mを用い、第2被膜にアクリルアニオン系電着塗装被膜
を用い、その他は実施例2と同様に搬送部材を作製し、
実施例2と同様に評価した。
Mを用い、第2被膜にアクリルアニオン系電着塗装被膜
を用い、その他は実施例2と同様に搬送部材を作製し、
実施例2と同様に評価した。
【0073】円筒状基材の下地処理は、次のようにし
た。即ち、円筒状基材をアルカリ系脱脂剤で60℃、5
分間脱脂し、充分に水洗いした後、りん酸鉄化成被膜を
3μmの厚さに基材表面に施して下地処理とした。
た。即ち、円筒状基材をアルカリ系脱脂剤で60℃、5
分間脱脂し、充分に水洗いした後、りん酸鉄化成被膜を
3μmの厚さに基材表面に施して下地処理とした。
【0074】第2被膜の電着条件は50V、30秒間と
し、その後130℃、20分間で第2被膜の硬化を行っ
た。
し、その後130℃、20分間で第2被膜の硬化を行っ
た。
【0075】こうして作製したレジスト搬送ローラーに
ついて、温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25
℃、湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行っ
た。その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静
止摩擦係数は1.4〜1.7と良好な値であった。搬送
前の静止摩擦係数は1.7〜2.0であった。
ついて、温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25
℃、湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行っ
た。その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静
止摩擦係数は1.4〜1.7と良好な値であった。搬送
前の静止摩擦係数は1.7〜2.0であった。
【0076】実施例4 アクリルメラミン系樹脂(商品名:ハニブライトCL−
1、ハニー化成社製)100重量部に金属めっき粉体8
重量部と、平均粒子径0.3μmのCo粉体8重量部を
加え、ボールミルで分散させた後、脱塩水で固形分濃度
15重量%に希釈して電着塗料を作製した。金属めっき
粉体としては、平均粒子径1.0μmのアルミナ表面
に、厚さ0.1μmで無電解ニッケルめっきを施したも
のを用いた。
1、ハニー化成社製)100重量部に金属めっき粉体8
重量部と、平均粒子径0.3μmのCo粉体8重量部を
加え、ボールミルで分散させた後、脱塩水で固形分濃度
15重量%に希釈して電着塗料を作製した。金属めっき
粉体としては、平均粒子径1.0μmのアルミナ表面
に、厚さ0.1μmで無電解ニッケルめっきを施したも
のを用いた。
【0077】実施例2と同様の円筒状基材に、上記の電
着塗料を用いて第1被膜を形成し、更にこの第1被膜上
にウレタン/アクリル塗料で第2被膜を形成した。こう
して図5に示すレジスト搬送ローラー29を作製した。
着塗料を用いて第1被膜を形成し、更にこの第1被膜上
にウレタン/アクリル塗料で第2被膜を形成した。こう
して図5に示すレジスト搬送ローラー29を作製した。
【0078】電着塗装は、円筒状基材を陽極とし、対極
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度97℃±1℃の
オーブンに60分間入れて第1被膜の硬化を行った。形
成された電着塗装被膜の膜厚は11μmであった。第1
被膜中のフィラー共析量は40重量%であった。
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度97℃±1℃の
オーブンに60分間入れて第1被膜の硬化を行った。形
成された電着塗装被膜の膜厚は11μmであった。第1
被膜中のフィラー共析量は40重量%であった。
【0079】第2被膜は、第1被膜上にウレタン/アク
リル塗料を浸漬塗装し、その後140℃、30分間の条
件で硬化させて形成した。第2被膜の膜厚は7μmであ
った。
リル塗料を浸漬塗装し、その後140℃、30分間の条
件で硬化させて形成した。第2被膜の膜厚は7μmであ
った。
【0080】こうして作製したレジスト搬送ローラーに
ついて温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25℃、
湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行った。
その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静止摩
擦係数は1.4〜1.6と良好な値であった。搬送前の
静止摩擦係数は1.8〜1.9であった。
ついて温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25℃、
湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行った。
その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静止摩
擦係数は1.4〜1.6と良好な値であった。搬送前の
静止摩擦係数は1.8〜1.9であった。
【0081】実施例5 アクリルメラミン系樹脂(商品名:ハニブライトCL−
1、ハニー化成社製)100重量部に金属めっき粉体9
重量部と、平均粒子径0.3μmのTi粉体4重量部を
加え、ボールミルで分散させた後、脱塩水で固形分濃度
15重量%に希釈して電着塗料を作製した。金属めっき
粉体としては、平均粒子径1.0μmのアルミナ表面
に、厚さ0.1μmで無電解ニッケルめっきを施したも
のを用いた。
1、ハニー化成社製)100重量部に金属めっき粉体9
重量部と、平均粒子径0.3μmのTi粉体4重量部を
加え、ボールミルで分散させた後、脱塩水で固形分濃度
15重量%に希釈して電着塗料を作製した。金属めっき
粉体としては、平均粒子径1.0μmのアルミナ表面
に、厚さ0.1μmで無電解ニッケルめっきを施したも
のを用いた。
【0082】実施例3と同様の円筒状基材に,上記の電
着塗料を用いて第1被膜を形成し、更にこの第1被膜上
にウレタン/アクリル塗料で第2被膜を形成した。こう
して図5に示すレジスト搬送ローラー29を作製した。
着塗料を用いて第1被膜を形成し、更にこの第1被膜上
にウレタン/アクリル塗料で第2被膜を形成した。こう
して図5に示すレジスト搬送ローラー29を作製した。
【0083】電着塗装は、円筒状基体を陽極とし、対極
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度120℃±1℃
のオーブンに50分間入れて第1被膜の硬化を行った。
形成された電着塗装被膜の膜厚は13μmであった。第
1被膜中のフィラー共析量は28重量%であった。
として0.5mmのステンレス板を用いて印加電圧70
Vで3分間行った。このとき、電着塗料の液温は25℃
で、pH8であった。電着塗装終了後、第1被膜の形成
された円筒状基材を水洗し、その後温度120℃±1℃
のオーブンに50分間入れて第1被膜の硬化を行った。
形成された電着塗装被膜の膜厚は13μmであった。第
1被膜中のフィラー共析量は28重量%であった。
【0084】第2被膜は、第1被膜上にウレタン/アク
リル塗料を吹き付け塗装し、その後140℃、30分間
の条件で硬化させて形成した。第2被膜の膜厚は5μm
であった。
リル塗料を吹き付け塗装し、その後140℃、30分間
の条件で硬化させて形成した。第2被膜の膜厚は5μm
であった。
【0085】こうして作製したレジスト搬送ローラーに
ついて、温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25
℃、湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行っ
た。その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静
止摩擦係数は1.5〜1.6と良好な値であった。搬送
前の静止摩擦係数は1.9〜2.0であった。
ついて、温度5℃、湿度10%の環境下と、温度25
℃、湿度50%の環境下の両方で前述の耐久試験を行っ
た。その結果、コピー用紙15万枚搬送した後でも、静
止摩擦係数は1.5〜1.6と良好な値であった。搬送
前の静止摩擦係数は1.9〜2.0であった。
【図1】本発明の搬送部材の一例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の搬送部材の他の例を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の搬送部材の他の例を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の搬送部材の他の例を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明による搬送部材を用いた転写式電子写真
装置の一例を示す側面図である。
装置の一例を示す側面図である。
【図6】図5の電子写真装置をプリンターとして使用し
たファクシミリのブロック図である。
たファクシミリのブロック図である。
【図7】本発明による搬送部材を用いたインクジェット
記録装置の一例を示す斜視図である。
記録装置の一例を示す斜視図である。
【図8】静止摩擦係数を測定するための表面性試験器の
一例を示す側面図である。
一例を示す側面図である。
1 第1被膜 2 金属めっき層 3 触媒処理層 4 基材 5 下地層 15 センサー 17 記録計 18 固定板 19 コピー用紙 20 第2被膜 21 感光体
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/04 310 B 9148−3F 3/06 330 E 9148−3F 5/06 C 7111−3F 20/06 2124−3F G03G 15/00 108 7369−2H (72)発明者 泊 慶明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 須藤 正法 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 白井 直樹 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2キヤノン 化成株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 基材上に、前記基材側から順に、フィラ
ーを含有する電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の第
2被膜とを有することを特徴とする搬送部材。 - 【請求項2】 前記基材が、金属である請求項1記載の
搬送部材。 - 【請求項3】 前記基材が、プラスチックである請求項
1記載の搬送部材。 - 【請求項4】 前記基材に下地処理を施した請求項1記
載の搬送部材。 - 【請求項5】 前記フィラーが、セラミック粉体、金属
粉体及び金属めっき粉体のうちから選ばれた請求項1記
載の搬送部材。 - 【請求項6】 前記第1被膜の厚みが、5〜30μmで
ある請求項1記載の搬送部材。 - 【請求項7】 前記第2被膜の厚みが、5〜30μmで
ある請求項1記載の搬送部材。 - 【請求項8】 感光体と、像露光手段と、前記像露光手
段により形成された潜像を現像する現像手段と、現像し
た像を受像体に転写する転写手段と、前記受像体を搬送
する搬送路とを有し、前記搬送路を構成する搬送部材
が、フィラーを含有する電着塗装被膜の第1被膜と、有
機被膜の第2被膜とを基材に設けたものであることを特
徴とする電子写真装置。 - 【請求項9】 前記搬送部材が、板状の搬送ガイドであ
る請求項8記載の電子写真装置。 - 【請求項10】 前記搬送部材が、搬送ローラーである
請求項8記載の電子写真装置。 - 【請求項11】 前記搬送部材が、搬送ベルトである請
求項8記載の電子写真装置。 - 【請求項12】 請求項8記載の電子写真装置をプリン
ターとして使用するファクシミリ。 - 【請求項13】 受像体に対しインクを飛翔させる記録
ヘッドと、前記受像体を搬送するローラーとを有するイ
ンクジェット記録装置において、前記ローラーが、フィ
ラーを含有する電着塗装被膜の第1被膜と、有機被膜の
第2被膜とを基材に設けたものであることを特徴とする
インクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4325555A JPH069129A (ja) | 1991-12-04 | 1992-12-04 | 搬送部材およびそれを用いた装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32054391 | 1991-12-04 | ||
| JP3-320543 | 1991-12-04 | ||
| JP4325555A JPH069129A (ja) | 1991-12-04 | 1992-12-04 | 搬送部材およびそれを用いた装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069129A true JPH069129A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=26570120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4325555A Pending JPH069129A (ja) | 1991-12-04 | 1992-12-04 | 搬送部材およびそれを用いた装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069129A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6269552B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-08-07 | Tokyo Electron Limited | Method of drying substrates and drying apparatus |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4325555A patent/JPH069129A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6269552B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-08-07 | Tokyo Electron Limited | Method of drying substrates and drying apparatus |
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