JPH0693476A - 磁気ディスクの製造方法 - Google Patents

磁気ディスクの製造方法

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JPH0693476A
JPH0693476A JP26796692A JP26796692A JPH0693476A JP H0693476 A JPH0693476 A JP H0693476A JP 26796692 A JP26796692 A JP 26796692A JP 26796692 A JP26796692 A JP 26796692A JP H0693476 A JPH0693476 A JP H0693476A
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JP
Japan
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substrate
magnetic
magnetic disk
head
potential
Prior art date
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Pending
Application number
JP26796692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Hamada
隆明 濱田
Atsushi Kawamoto
淳 川本
Tadahito Kanaizuka
唯人 金井塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの吸着現象を防止し得ると共に、
ヘッド浮上量を0.07μm以下に小さくしてもヘッド
ヒットが生じ難い磁気ディスクの製造方法を提供する。 【構成】 粗面化処理された非磁性基板上に、下地層と
この上に磁気記録層とを備えた磁気ディスクの製造方法
において、該基板の表面粗さRa(平均中心粗さ)を3
0〜100Åとし、該基板を、不活性ガス雰囲気中、該
基板の電位がスパッタリング装置のチャンバーの電位に
対し負となるようにしてスパッタリングした後、該下地
層を成膜することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CSS(コンタクト・
スタート・アンド・ストップ)方式を採用した磁気ディ
スク装置等に適用される磁気ディスクの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この磁気ディスクは、回転停止時
に磁気ディスク面への磁気ヘッドの吸着現象を防止する
ため、非磁性基板表面に対しラップ加工、ポリッシュ加
工及びテクスチャ加工等の粗面化処理を行なうことによ
り該基板の表面粗さRa(平均中心粗さ)を30〜10
0Åとし、次に、磁気特性を調整する等の必要により、
CrまたはCr合金からなる下地層を成膜し、更に、こ
の上に磁気記録層、保護層、潤滑層を形成することによ
って製造していた。
【0003】しかるに、この磁気ディスクは、高密度の
記録を実現するため、磁気記録再生時に磁気ヘッドとの
間隔、いわゆるヘッド浮上量を可及的に小さくできるこ
とが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法によって製造された磁気ディスクは、上記浮上量が
0.07μmより大きく、敢えて0.07μm以下にし
ようとすると、該ディスク表面に存在する微小な突起物
と磁気ヘッドとが衝突する、いわゆるヘッドヒットが生
じ易くなり、ヘッド及びディスクが損傷し、記録再生が
うまく行ない難くなる。
【0005】そこで、ヘッドヒットを生じ難くするため
に磁気ディスクの表面粗さを小さくすると、前記磁気ヘ
ッドの吸着現象が防止し難くなる。即ち、磁気ヘッドの
吸着現象の防止とヘッドヒットの防止とは二律背反する
問題であった。
【0006】上記事情に鑑み、本発明の目的は、磁気ヘ
ッドの吸着現象を防止し得ると共に、ヘッド浮上量を
0.07μm以下に小さくしてもヘッドヒットが生じ難
い磁気ディスクの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するものとして、粗面化処理された非磁性基板上に、
下地層とこの上に磁気記録層とを備えた磁気ディスクの
製造方法において、該基板の表面粗さRaを30〜10
0Åとし、該基板を、不活性ガス雰囲気中、該基板の電
位がスパッタリング装置のチャンバーの電位に対し負と
なるようにしてスパッタリングした後、該下地層を成膜
することを特徴とする磁気ディスクの製造方法である。
【0008】
【作用】本発明方法において、非磁性基板の素材として
は、アルミニウム合金の如き非磁性金属、ガラス、樹脂
等の剛性を有する非磁性材料が用いられる。
【0009】このような素材からなる基板に対して、次
に、その全面に亘って硬度が高く、切削性の良好な硬化
層が形成される。この硬化層は、例えば、無電解メッキ
法により、Ni−P合金層やNi−Cu−P合金層を設
けたり、アルミニウム合金を用いる場合、アルマイト処
理を施したりして形成され得る。
【0010】更に、硬化層が設けられた基板には、その
表面を平面化する研磨加工、例えば、ラップ加工やポリ
ッシュ加工が施される。この平面化研磨加工により、基
板表面が平坦な鏡面とされる。
【0011】そして、この平面化研磨加工の施された基
板に対して、その表面の粗面化がテクスチャ加工によっ
て行なわれる。この際、テクスチャ加工後の基板表面粗
さRaが30〜100Åとなるように粗面化を行なう必
要がある。Raが30Å未満では、磁気ヘッドの吸着現
象を防止し難く、一方100Åを超えると、ヘッド浮上
量が過大になる。
【0012】このテクスチャ加工は、例えば、フィルム
上にアルミナ等の砥粒を結着させた研磨テープを基板表
面に押し付けたり、ダイヤモンドやアルミナ等の研磨砥
粒を水溶液中に分散させた砥粒スラリーを加工液とし
て、該加工液を含浸させた研磨布を基板表面に押し付け
ることにより実施される。
【0013】本発明方法において、このような粗面化処
理された非磁性基板を、不活性ガス雰囲気中、該基板の
電位がスパッタリング装置のチャンバーの電位に対し負
となるようにしてスパッタリングすることが重要であ
る。
【0014】このスパッタリングは、雰囲気である不活
性ガスの中性原子あるいはイオン化された原子を上記基
板上に高速で衝突させて前記硬化層の原子を叩き出すも
ので、これにより、ヘッド浮上量を0.07μm以下に
小さくしてもヘッドヒットが生じ難い磁気ディスクを製
造することができる。
【0015】これは、このバイアススパッタリングによ
り、これを行なわないとテクスチャ加工後に発生して
い、磁気記録層やこの上の保護層の成膜時にその上に選
択的に成長して微小な突起物となる核を大幅に取り除く
ことができることによるものと推察される。また、この
核は、テクスチャ加工後の基板表面粗さが磁気ヘッドの
吸着現象を防止し得なくなる程小さくしなければなくな
らないものと推察される。
【0016】このスパッタリングにおいて、(1)前記
基板の電位をスパッタリング装置のチャンバーの電位に
対し500〜1000V負、(2)不活性ガス圧を0.
5〜80mTorr、(3)DC投入電力を0.2〜5
W/cm2 とするのが好ましい。これらの下限値未満で
は、上記核を取り除く効果が充分発揮されず、一方、こ
れら上限値を超えると、スパッタリング過剰になる。
【0017】この後、前記Raの条件を満足する基板に
は、磁気記録層の磁気特性を調整するなどのため、C
r、Cr合金などからなる下地層を成膜する。Cr合金
としては、CrにW,Si,Nbなどを0.3〜5原子
%添加したものが挙げられる。成膜する膜厚は10〜5
00Åでよい。
【0018】成膜された下地層の上には、所定の強磁性
金属薄膜からなる磁気記録層が形成される。この磁気記
録層としては、例えば、Co系,Co−Ni系,Co−
Pt系,Co−Cr−Ta系,Fe系がある。
【0019】上記の磁気記録層の上には、カーボン膜の
ような保護層が形成され、更にその上に、パーフロロア
ルキルポリエーテルのような潤滑層が形成され、以て目
的とする磁気ディスクとされる。
【0020】
【実施例】
実施例1 円盤状のアルミニウム合金(Mg4重量%、残部Al)
材料の基板上に、無電解メッキ法によりNi−P合金層
を形成した後、ラップ加工およびポリッシュ加工を施し
た。
【0021】この後、これらの基板の表面に対して、ポ
リエステルベースフィルム上に平均粒径3μmのアルミ
ナ砥粒が結着されてなる研磨テープを押し付けてテクス
チャ加工を施し、同心円状に表面粗さRaが63Åの微
細な凹凸を形成した。
【0022】次に、テクスチャ加工が施されたこれらの
基板をDCマグネトロンスパッタリング装置のチャンバ
ー内にセットした後、チャンバー内の圧力を約10-7
orrに排気した後Arガス圧で30mTorrに、基
板の電位をチャンバーの電位に対し負で800Vと、ま
た、DC投入電力を3W/cm2 として20秒間バイア
ススパッタリングした。スパッタリング後の表面粗さR
aは40Åであった。また、この表面を走査型トンネル
顕微鏡で観察した結果を図1に示す。
【0023】更に、下地層としてのCrを、基板温度3
00℃、Arガス圧17.6mTorr、DC投入電力
5W/cm2 なる条件のスパッタリングにより形成し
て、膜厚を200Åとした。
【0024】そして、この下地層の上に厚さ500Åの
Co−Cr−Pt系磁気記録層およびカーボン保護層を
形成した。
【0025】この後、平均粒径2μmのアルミナ砥粒が
結着されたポリエステル研磨テープによる研磨処理、布
製テープによるクリーニング処理を経て、スピンコート
法によるパーフロロポリエーテル系潤滑膜(デュポン社
製潤滑剤(商品名クライトックス)を使用)を形成し
た。
【0026】このようにして得た磁気ディスクについ
て、平均突起物個数の測定、ヘッド吸着試験および電磁
変換特性の測定を行なった。
【0027】なお、平均突起物個数の測定は、磁気ディ
スクを500〜2000rpmで回転させ、磁気ヘッド
を磁気ディスクから所定量の高さに浮上させ、磁気ヘッ
ドと磁気ディスクとの衝突により発生する振動を圧電セ
ンサで感知するのを磁気ディスク50面につき行ない、
1面当りの回数を算出することにより行なった。
【0028】また、ヘッド吸着試験は、磁気ディスク上
に磁気ヘッドを密着させて、30℃、相対湿度80%の
条件下で48時間保持した後、磁気ディスクを回転する
時にかかるトルクをヘッド吸着力として測定し、そのト
ルクをヘッド荷重で除算してヘッド吸着係数を算出する
ことにより行なった。
【0029】実施例2 バイアススパッタリングの際の基板温度を300℃とし
た以外は、実施例1と同様に試験した。なお、バイアス
スパッタリング後の基板表面粗さRaは32Åであっ
た。
【0030】従来例 テクスチャ加工が施された基板にバイアススパッタリン
グ処理を施すことなく、下地層としてのCrを形成した
以外は、実施例1と同様に試験した。なお、テクスチャ
加工が施された基板の表面を走査型トンネル顕微鏡で観
察した結果を図2に示す。以上により得られた結果を表
1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1および2は、ヘッド浮上高さを
0.04μmに低下させても、平均突起物個数が1未満
で、耐吸着性も良好であり、また、電磁変換特性も従来
例のそれと同等程度である。一方、従来例は、耐吸着性
は極めて良好であるが、ヘッド浮上高さを0.08μm
に増大させても、平均突起物個数が1を超える。
【0033】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明方法に
よれば、磁気ヘッドの吸着現象を防止し得ると共に、ヘ
ッドヒットが極めて生じ難い磁気ディスクを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるバイアススパッタリングした
後の基板の表面を走査型トンネル顕微鏡で観察した結果
である。
【図2】従来例におけるテクスチャ加工が施された基板
の表面を走査型トンネル顕微鏡で観察した結果である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗面化処理された非磁性基板上に、下地
    層とこの上に磁気記録層とを備えた磁気ディスクの製造
    方法において、該基板の表面粗さRa(平均中心粗さ)
    を30〜100Åとし、該基板を、不活性ガス雰囲気
    中、該基板の電位がスパッタリング装置のチャンバーの
    電位に対し負となるようにしてスパッタリングした後、
    該下地層を成膜することを特徴とする磁気ディスクの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 スパッタリングの条件として、(1)非
    磁性基板の電位をスパッタリング装置のチャンバーの電
    位に対し500〜1000V負、(2)不活性ガス圧を
    0.5〜80mTorr、(3)DC投入電力を0.2
    〜5W/cm2 とする請求項1に記載の磁気ディスクの
    製造方法。
JP26796692A 1992-09-11 1992-09-11 磁気ディスクの製造方法 Pending JPH0693476A (ja)

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