JPH0693867B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH0693867B2
JPH0693867B2 JP20075693A JP20075693A JPH0693867B2 JP H0693867 B2 JPH0693867 B2 JP H0693867B2 JP 20075693 A JP20075693 A JP 20075693A JP 20075693 A JP20075693 A JP 20075693A JP H0693867 B2 JPH0693867 B2 JP H0693867B2
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steam
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武司 松本
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Tiger Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気ポット等として適用
される電気貯湯容器に関し、詳しくは、液容器を収容し
た容器本体に蓋体を開閉できるように枢着し、閉蓋時に
蓋体の下板に設けた内蓋が液容器の開口を閉蓋するとと
もに、蓋体に、蓋体に設けた押板の押圧操作により給気
路を通じ圧縮空気を供給して内容液を加圧するベローズ
ポンプと、液容器内で発生する蒸気を外部に排出する蒸
気抜き通路とを設け、前記加圧される内容液を外部に注
出するための注出通路を備えた電気貯湯容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気貯湯容器では通常、内容液
を加熱して一旦沸騰させた後、これを所定の温度に保温
して使用に供し、必要に応じて内容液をいつでも再沸騰
させて使用できるようにしている。
【0003】そして、内容液を外部に注出してこれを使
用するための注出通路の外に、内容液を加熱することに
より生じる蒸気を蓋体を通じて外気に排出し、容器本体
内の異常な昇温を防止する蒸気抜き通路も設けられてい
る。
【0004】一方、ベローズポンプから給気路を通じて
液容器内に圧縮空気を供給するのに、前記蒸気抜き通路
を通じて圧縮空気が外気に逃げるので、このままでは加
圧されず内容液を注出できない。
【0005】そこで従来、ベローズポンプを押圧操作す
るのに連動して外気に通じる前記蒸気抜き通路を閉じる
ようにしている。
【0006】特開昭59−115015号公報はこのよ
うにした電気貯湯容器を開示している。
【0007】このものは、蓋体の下にこれとは別体で蓋
体の開放によっても液容器開口に載置されたままとなる
中蓋を設け、この中蓋に注出通路および給気路を設けて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような構成
の場合、蓋体と中蓋との重ね蓋構造になるし、双方に設
けられる給気路および蒸気抜き通路のそれぞれに分離で
きる特別な接続構造部が必要であるので、構造が複雑な
ものとなる。
【0009】また蒸気抜き通路を形成する中蓋と内蓋と
は蒸気にさらされ耐熱性の点で問題があり、特に中蓋は
樹脂成形品で形成するので、これを耐熱樹脂により形成
しなければならず、高価につく。
【0010】本発明は、上記のような問題を解消するこ
とを課題として、蓋体の下板と内蓋との間にこれら下板
および内蓋とは別個に内蓋側蒸気抜き通路を設けて、蓋
構造を簡略化し、かつ耐熱の必要な部分を少なくするこ
とができ、しかもベローズポンプの押板から離れた蓋体
の周辺部から蒸気を排出して押板の押圧操作時の使用上
の安全を確保し、それと相まって蓋体内空間を有効利用
することができ、さらに押板の非押圧操作時に給気路に
連通するベローズポンプの給気口を閉塞し、かつ押板の
押圧操作に連動して外気に通じる蒸気抜き通路を閉塞す
るようにしてベローズポンプの耐久性の向上を図り、か
つ円滑な注出操作を図り得る電気貯湯容器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電気貯湯容器は
上記のような目的を達成するため、液容器を収容した容
器本体に蓋体を開閉できるように枢着し、閉蓋時に蓋体
の下板に取付けた内蓋が液容器の開口を閉蓋するととも
に、蓋体に、蓋体に設けた押板の押圧操作により給気路
を通じ圧縮空気を供給して内容液を加圧するベローズポ
ンプと、液容器内で発生する蒸気を外気に排出する蒸気
抜き通路とを設け、前記加圧される内容液を外部に注出
するための注出通路を備えた電気貯湯容器において、前
記蒸気抜き通路は、前記下板と内蓋との間にこれら下板
および内蓋とは別個に設けられる内蓋側蒸気抜き通路
と、蓋体内に設けられ前記押板から離れた蓋体の周辺部
から蒸気を外気に放出する蓋体側蒸気抜き通路とを有
し、前記内蓋側蒸気抜き通路を前記給気路に連通して給
気路を通じ液容器からの蒸気の通路とするとともに、ベ
ローズポンプに、押板の非押圧操作時に前記給気路に連
通するベローズポンプの給気口を閉塞し、かつ押板の押
圧操作に連動した下動位置で外気に通じる前記蒸気抜き
通路を閉塞する操作杆を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】本発明の電気貯湯容器の上記構成によれば、蓋
体の下板に取付けた内蓋と、蓋体の下板との間にこれら
内蓋および下板とは別個に設けた内蓋側蒸気抜き通路を
蓋体側蒸気抜き通路と連通させて、蓋体の下板を排出す
る蒸気から隔絶させながら、液容器内で発生する蒸気を
押板から離れた蓋体の周辺部に導き、蓋体の周辺部から
蒸気を外気に放出するので、内蓋側蒸気抜き通路を耐熱
樹脂製とするだけで蓋構造を簡略化し、かつ耐熱の必要
な部分を少なくすることができる。
【0013】しかも、蓋体側蒸気抜き通路によりベロー
ズポンプの押板から離れた蓋体の周辺部から蒸気を排出
して、押板の押圧操作時の使用上の安全を確保し、それ
と相まってこの蓋体側蒸気抜き通路を蓋体内空間を有効
利用して形成することができるため、蓋体側蒸気抜き通
路を形成するための特別な空間を設ける必要がない。
【0014】また、ベローズポンプの押板の押圧操作に
連動する操作杆を設けて、この操作杆により押板の非押
圧操作時は給気路に通じるベローズポンプの給気口を閉
塞し、かつ押板の押圧操作時の押圧操作に連動した下動
位置にて外気に通じる蒸気抜き通路を閉塞するようにし
たから、ベローズポンプ内への給気路からの蒸気の侵入
を防止し、ベローズポンプの耐熱性の向上を図ることが
でき、かつベローズポンプの押圧操作を利用して液容器
内に供給する圧縮空気が蒸気抜き通路を通じて外気に逃
げないようにするので、押板の押圧操作に連動した内容
液の円滑な注出を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例について図を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示している。
【0016】図1において、1は開口部が胴内径とほぼ
同一径に形成されて容器本体2に収容された広口液容器
である。容器本体2は外装ケース10、底環11および
底板12から構成され、ヒータ13を底部に収容してい
る。容器本体2の前部上方にはパイプカバー14が設け
られ、肩環15によって容器本体2の口部と液容器1の
口部とが連結され、液容器1の底部と底環11とを支持
部材16で連結することにより液容器1が容器本体2に
一体化されている。
【0017】また液容器1内の液体を外部に注出するた
めの注出通路7は容器本体2側の前部に設けられ、その
始端7aは液容器1の底部に接続されている。
【0018】前記容器本体2には空気圧送装置をなすベ
ローズポンプ3を備えた蓋体4が開閉可能なように後部
で枢支されている。17は容器本体2の肩環15の後部
に蓋体4の後端部18を枢支する枢軸であり、蓋体4側
に取付けてある。
【0019】肩環15の後部にはL字形の取付け孔50
が形成してあり、このL字形孔50に拘束されて前記枢
軸17、延いては蓋体4は着脱可能に容器本体2に取付
けられる。
【0020】前記ベローズポンプ3は、押板19、空気
取入弁20、操作杆26、ベローズ上板21、ベローズ
22、ベローズ下板8、リターンスプリング23等で構
成されて、押板19の押圧操作によりベローズ22から
給気路を通じ圧縮空気を供給して内容液を加圧するよう
にしてある。なお、24はベローズポンプ3の作動をロ
ックさせるための安全機構である。
【0021】前記ベローズ下板8の下面には、ビス25
を用いてステンレス鋼またはアルミニウム製の内蓋5が
取付けてあり、かつ両者の間に空間が形成されるように
構成している。
【0022】この内蓋5は蓋体4の閉蓋時に、液容器1
の開口6にリング状パッキング27を介し密着し、液容
器1の開口6を閉蓋する。
【0023】前記空間には内蓋側蒸気抜き通路としての
合成樹脂製の蒸気抜きパイプ9が、前記ベローズ下板8
と内蓋5との間にこれらベローズ下板8および内蓋5と
は別個に設けられて、内蓋側蒸気抜き通路をなし、一端
が内蓋5の一部に形成した開口より液容器1内に連通す
るようにしてある。図示する例では2本のパイプ9a、
9bを接続して蒸気抜き通路の基部をなす蒸気抜きパイ
プ9を構成し、前記内蓋5をベローズ下板8に取付ける
とき同時にベローズ下板8に蒸気抜きパイプ9が固定さ
れるようにしている。
【0024】この蒸気抜きパイプ9の図1左端部には、
圧縮空気の給気路の一部をなす蒸気の通過孔28が形成
され、その通過孔28の下方に止水ボール29が配され
ている。止水ボール29は常開の連通孔30上に配され
ている。なお、この連通孔30は前記内蓋5に開設され
ており、ここを通じて給気路からの圧縮空気が液容器1
内に供給されるとともに、液容器1の蒸気が蓋体4内部
に形成した蒸気抜き通路に導かれる。
【0025】また31は蒸気抜きパイプ9の外壁を利用
してこれに一体に形成されたガイドリブであり、止水ボ
ール29を上下方向に案内する。
【0026】前記止水ボール29は液容器1の転倒時
に、前記通過孔28に着座して、これを閉じることによ
って、液容器1内の液体が外部に流出することを防止す
る作用を営む。
【0027】本実施例では前記止水ボール29を前記ベ
ローズポンプ3に設けた操作杆26より前方に偏位する
ように配して、ベローズ下板8と内蓋5との間の上下方
向の厚みを減少させて蓋体4のコンパクト化を図ってい
る。
【0028】また容器本体2が前方に転倒したときに前
記止水ボール29の止水作用が最も円滑に営まれる。こ
れは止水ボール29が容器本体2の前部側に寄っている
ために、容器本体2が前部側に転倒すると内容液の深部
側に幾分寄って位置することによる。
【0029】液容器1内の蒸気は蒸気抜き通路を兼ねた
給気路の一部をなす前記連通孔30および前記通過孔2
8を通過した後、ベローズ下板8の中央部と前記蒸気抜
きパイプ9の上部との間に形成されたチャンバー32に
入り、次いで内蓋側蒸気抜き通路を形成する蒸気抜きパ
イプ9の上部に設けられた蒸気導入口である流通孔33
より蒸気抜きパイプ9の内部に入る。
【0030】この流通孔33は操作杆26の直下に位置
し、押板19を押し下げてベローズポンプ3を作動させ
たとき、前記操作杆26の下端に取付けたパッキング弁
34によって閉塞される。
【0031】またこのときベローズ下板8の中央に設け
られたベローズポンプ3内に通じるベローズポンプ3の
給気口を形成する弁孔35は開くので、ベローズ下板8
から圧送される圧縮空気は、液容器1への給気のための
給気路に通じる給気口となる前記弁孔35を通じて、こ
の弁孔35から液容器1への給気路をなす前記チャンバ
ー32、前記通過孔28、連通孔30を経て液容器1内
に入る。
【0032】そしてこの圧縮空気の圧力によって、液容
器1内の加圧される内容液を注出通路7を通じて外部に
注出する。
【0033】なお、上述のように押板19を押し下げた
ときこの押板19の押圧操作に連動した操作杆26の下
動位置で蒸気抜き通路に通じる前記流通孔33は閉塞さ
れているので、圧縮空気は外気に通じる内蓋側蒸気抜き
通路をなす蒸気抜きパイプ9の内部には流入しない。
【0034】前記内蓋側蒸気抜き通路をなす蒸気抜きパ
イプ9は前記ベローズ下板8と前記内蓋5との間に形成
される空間内を後方に向け延び、蓋体4の周辺口部に達
している。ベローズ下板8の蓋体枢着側である後端部に
は蓋本体37内の下部の蒸気抜き通路を形成する下板側
蒸気抜き通路管としての蒸気ガイド筒部36が一体形成
されてベローズ下板8の一部に開口し上面側に突出する
ように立設されている。
【0035】また、蓋体4の上板に相当する蓋本体37
の蓋体枢着側の後端部にも蓋本体37内の上部の蒸気抜
き通路を形成する上板側蒸気抜き通路としての蒸気排出
筒部38が下面側に突出するように一体形成され、前記
下板側蒸気抜き通路をなす前記蒸気ガイド筒部36と連
通されて、蓋体側蒸気抜き通路を形成しており、蒸気排
出筒部38の上端部が蒸気の排出口39としての蓋体4
の上板をなす蓋本体37の蓋体枢着側の上面一部に開口
するようにしてある。
【0036】前記蒸気抜きパイプ9の先端部には前記蒸
気ガイド筒部36のベローズ下板8への開口に連通する
出口40が設けられて、内蓋側蒸気抜き通路が蓋体側蒸
気抜き通路に連通するようにしているとともに、肩環1
5に保持された蒸気温度検出センサ41に蒸気を当てる
ための孔42が設けられている。
【0037】したがって、液容器1から内蓋側蒸気抜き
通路をなす蒸気抜きパイプ9に入った蒸気は前記出口4
0、蓋体側蒸気抜き通路をなす蒸気ガイド筒部36およ
び蒸気排出筒部38を経て、これの排出口39より蓋体
4外の押板19から離れた蓋体4の周辺後部から外気に
排出され、液容器1内の圧力が過上昇するのを防止して
いる。
【0038】また、蒸気温度を前記孔42を通じセンサ
41によって検出し、液容器1内の液体が沸騰している
か否かを検出することによって、前記ヒータ13の発熱
を制御することができる。
【0039】本実施例では、安全機構24の安全ストッ
パー24aが押板19の前方に位置し、押板19から離
れた蓋体4の周辺部の後部にある前記排出口39から吹
き出す高温蒸気から離れた位置において前記安全ストッ
パー24aを操作でき、安全性に優れると言う長所を有
している。
【0040】前記蓋本体37の前端突出部43には左右
一対の摘み式開閉ロック44が設けられている。この開
閉ロック44は肩環15の前方延出部15aに設けた係
止部45に係止されて蓋体4を閉蓋状態に維持する作用
を営む。
【0041】前記注出通路7の吐出側部分をなすパイプ
ユニット47は、外装ケース10内に位置する下パイプ
46に接続される屈曲パイプ49、転倒時止水弁51を
内蔵したほぼ逆U字状の逆U字状パイプ52、前記吐出
パイプ48に接続される接続パイプ53を組み合わせて
構成され、肩環15の延出部15aと前記下パイプ46
および吐出パイプ48との間に挟圧状態に固定されてい
る。また前記逆U字状パイプ52は本体部54、カバー
板部55、弁座形成部56を組み合わせて構成されてい
る。なお、前記の転倒時止水弁51は容器本体2の転倒
時に液容器1内の液体が前記注出通路7を通じて外部に
流出するのを防止するためのものである。
【0042】以上のような構成によれば、蓋体4の下板
としてのベローズ下板8に取付けた内蓋5と、蓋体4の
ベローズ下板8との間にこれら内蓋5およびベローズ下
板8とは別個に設けた内蓋側蒸気抜き通路である蒸気抜
きパイプ9を蓋体側蒸気抜き通路である蒸気ガイド筒部
36および蒸気排出筒部38と連通させて、蓋体4のベ
ローズ下板8を排出する蒸気から隔絶させながら、液容
器1内で発生する蒸気を押板19から離れた蓋体4の周
辺部に導き、蓋体4の周辺部から蒸気を外気に放出する
ので、蒸気ガイド筒部36および蒸気排出筒部38を耐
熱樹脂製とするだけで蓋構造を簡略化し、かつ耐熱の必
要な部分を少なくすることができる。
【0043】しかも、蒸気ガイド筒部36および蒸気排
出筒部38がなす蓋体側蒸気抜き通路によりベローズ2
2の押板19から離れた蓋体4の周辺後部から蒸気を排
出して、押板19の押圧操作時の使用上の安全を確保
し、それと相まってこの蒸気ガイド筒部36および蒸気
排出筒部38がなす蓋体側蒸気抜き通路を蓋体4内空間
を有効利用して形成することができるため、蒸気ガイド
筒部36および蒸気排出筒部38がなす蓋体側蒸気抜き
通路を形成するための特別な空間を設ける必要がない。
【0044】また、ベローズ22の押板19の押圧操作
に連動する操作杆26を設けて、この操作杆26により
押板19の非押圧操作時にベローズ22内に通じるチャ
ンバ32等がなす給気路に通じるベローズポンプ3の給
気口である弁孔35を閉塞し、かつ押板19の押圧操作
時の押圧操作に連動した下動位置にて給気路に連通する
外気に通じる蒸気抜きパイプ9等がなす蒸気抜き通路を
閉塞するようにしたから、ベローズ22内への給気路か
ら給気口である弁孔35を通じた蒸気の侵入を防止し、
ベローズ22の耐熱性の向上を図ることができ、かつベ
ローズ22の押圧操作を利用して液容器1内に供給する
圧縮空気が給気路に連通する蒸気抜き通路を通じて外気
に逃げないようにするので、押板19の押圧操作に連動
した内容液の円滑な注出を行うことができる。
【0045】なお、前記パイプユニット47は図2に示
す本発明の第2の実施例のように、その本体部54aを
肩環15の前方延出部15aに一体的に形成することが
できる。そして、この本体部54aにカバー板部55a
および弁座形成部56aを組付ければ、図1に示すパイ
プユニット47と同様のものが構成できる。
【0046】しかも図2に示すものは、パイプユニット
47の本体部54aが肩環15に一体形成されているた
め、その固定状態が堅牢強固となり、かつ部品数を減ら
すことができると言う長所がある。
【0047】図3は本発明の第3の実施例を示してい
る。内蓋5に形成した複数の連通孔30a、ベローズ下
板8と内蓋5との間にこれらベローズ下板8および蓋板
5とは別個に設けられた蒸気抜きパイプ9により形成さ
れる内蓋側蒸気抜き通路と、蒸気抜きパイプ9の下面に
形成した入口57を経て蒸気抜きパイプ9内に流入した
蒸気を、蓋体4内に設けられて押板19から離れた蓋体
4の周辺部の後部から蒸気を外気に放出する蓋体側蒸気
抜き通路とにより、蒸気抜き通路が構成されている。
【0048】またベローズ下板8に一体に形成した蒸気
ガイド筒部36aには、止水ボール29が配され、この
蒸気ガイド筒部36aと蒸気抜きパイプ9の出口40と
が嵌まり合っている蒸気抜き通路一部の接続部を利用し
て収容保持し、蒸気抜き通路の蓋体後部に位置するよう
にしてある。58は蒸気ガイド筒部36aに一体形成し
たガイドリブである。さらに蓋体4の上板である蓋本体
37に一体に形成して下面側に突出するように突設さ
れ、蒸気ガイド筒部36aと連通して蓋体側蒸気抜き通
路を形成するようにした蒸気排出筒部38aの排出口3
9には、ダスト侵入防止用の網状筒体59が嵌着されて
いる。
【0049】操作杆26の下端に取付けたパッキング弁
34aは、押板19aの非押圧操作時に給気路に連通す
るベローズポンプ3の給気口をなす弁孔35を閉塞し、
他方、押板19を押し下げてベローズポンプ3を作動さ
せたときの操作杆26の下動で、前記パッキング弁34
aは開弁位置に移動し、弁孔35を開口させるので、ベ
ローズ22から圧送される圧縮空気は前記弁孔35を通
じて、給気路の一部をなすチャンバー32に流入し、次
いで給気路の一部を形成する、蒸気抜きパイプ9を貫通
する通過孔28aを経て、前記連通孔30aを通り液容
器1内に入る。
【0050】また押板19の押圧操作に連動した操作杆
26の下動位置で、ゴム弁板60が下に押されて、前記
入口57を閉じ、圧縮空気の蒸気抜きパイプ9への流入
を防いで外気に通じる蒸気抜き通路を閉塞するようにし
てある。
【0051】本実施例のパイプユニット47は、図2に
示す第2の実施例の場合と同様、その本体部54aは肩
環15の前方延出部15aに一体的に形成されている。
また転倒時止水弁51は注出通路7の一部を構成してい
るほぼU字状の逆U字状パイプ52に収容しているが、
このU字状パイプ52の屈曲パイプ49と接続される弁
座形成部56aと、本体部54aとを嵌め合わせた注出
通路一部の接続部を利用して収容、保持し、注出通路7
の容器本体2の前部上方に位置するようにしている。弁
座形成部56a内には転倒時止水弁51を安定に受止め
ておく逆コーン形の弁座52cを有し、注出される内容
液には弁座52cの尖端部が対向してこれの流れを邪魔
しないようになっているし、逆コーン形の弁座52c内
に入った内容液は下部の抜け孔52dから自然に流下す
るようにしてある。また転倒時止水弁51はほぼ逆円錐
形に形成されており、必要に応じて内部に重りを入れ、
容器本体2が転倒したとき、自重で、あるいは転倒時の
反動も加わって、閉じ位置に円滑に移動でき、また容器
本体2が正立状態に復帰させられたときは、弁座52c
内に円滑に戻って開き状態になるようにしてある。
【0052】なお、本実施例の構成は図1の第1の実施
例と基本的には同一なので、重複する説明は省略する。
【0053】本実施例のこのような構造によれば、注出
通路7の転倒時止水弁51と、蒸気抜きパイプ9、蒸気
ガイド筒部36a、蒸気排出筒部38aがなす蒸気抜き
通路の転倒時止水弁である止水ボール29とが、注出通
路7の容器本体2の前部に位置する通路内と、蓋体4の
後部に位置する通路内とに設けられて、それぞれ容器本
体2の前部と後部とに位置し、容器本体2が前部および
後部のいずれかの方向に転倒しても、注出通路7の転倒
時止水弁51および蒸気抜き通路9、36a、38aの
転倒時止水弁である止水ボール29のうちの、容器本体
2が転倒した側の転倒時止水弁が閉じて内容液の流出を
防止することができるし、各転倒時止水弁51、29は
それぞれが設けられている注出通路7および蒸気抜き通
路9、36a、38aにおいて、これら注出通路7の容
器本体2前部の上方位置および蒸気抜き通路9、36
a、38aの蓋体4外への開口近くの、器体肩部15の
上方および蓋体4の後部に位置して、前記止水機能を発
揮するので、注出通路7や蒸気抜き通路9、36a、3
8a内に結露水や残留液があっても、これの大半を注出
通路7内や蒸気抜き通路9、36a、38a内に留めて
外部への流出を殆ど無くすことができる。
【0054】また、蒸気抜き通路9、36a、38aの
転倒時止水弁である止水ボール29は蓋体4の後部枢支
位置の側に大きく寄った位置にあるので、蓋体4が勢い
よく閉じられてもこれによる慣性や反動の影響を受けに
くく、蒸気抜き通路9、36a、38aを不用意に閉じ
るようなことを回避することができる。
【0055】さらに、注出通路7および蒸気抜き通路
9、36a、38aの各転倒時止水弁51、29を、そ
れぞれの通路の接続部間に収容し保持されているので、
通路の必須の接続構造および作業を利用することにより
特別な部材や作業を要しないで組み込むことができる。
【0056】特に本実施例の場合、蒸気抜き通路9、3
6a、38aの転倒時止水弁である止水ボール29が、
蓋体4後部の容器本体2上端部への枢支位置の近傍でこ
の枢支位置とほぼ同一の高さ位置に設けてあるので、こ
の転倒時止水弁である止水ボール29は蓋体4の枢支位
置のさらに近くに位置し、この部分の蓋体4が開閉され
るときのスイングストロークが極く小さくなり、蓋体4
が勢いよく閉じられても生じる慣性や反動をさらに小さ
く抑えるので、転倒時止水弁である止水ボール29が閉
じ状態に密着してしまうようなことを確実に防止するこ
とができる。
【0057】図4に示す第4の実施例は、液容器1の蒸
気が、蒸気抜き通路を兼ねた給気路を形成する、内蓋5
と蒸気抜きパイプ9との間に形成されるチャンバー32
bおよび蒸気抜きパイプ9の下面に形成した入口57b
を経て蒸気抜きパイプ9内に流入するように構成されて
いる。
【0058】前記連通孔30b上でかつ前記入口57b
の下方には止水ボール29が配され、電気ポット転倒時
に前記入口57bを閉塞するようになっている。
【0059】また止水ボール29に対する案内リブ61
は蒸気抜きパイプ9に一体形成している。
【0060】本実施例はベローズポンプ3に設けた操作
杆26により、押板19の非押圧操作時に給気路に連通
するベローズポンプ3の給気口をなす弁孔35を閉塞
し、押板19を押し下げてベローズポンプ3を作動させ
たときの操作杆26の下動位置で、操作杆26の下端が
ゴム弁体60bを押し下げ、前記給気路に通じるベロー
ズポンプ3の給気口である弁孔35を開口させ、それと
ともに前記操作杆26の下動位置で外気に連通する蒸気
抜き通路を閉塞するように構成している。
【0061】前記操作杆26に設けたゴム弁体60bは
ベローズ下板8および内蓋5との間にこれらベローズ下
板8および内蓋5とは別個に設けられた内蓋側蒸気抜き
通路をなす蒸気抜きパイプ9の上面開口部を覆うように
して取付けられ、押板19の押圧操作に連動した操作杆
26の下動時に、上述のようにして取付けられ、操作杆
26の下動位置で、上述のようにベローズポンプ3の給
気口である弁孔35を開口させるのであるが、これと同
時に前記下動位置で外気に通じる蒸気抜き通路の入口5
7bを閉蓋する作用を営む。
【0062】この内蓋側蒸気抜き通路に連通した蓋体側
蒸気抜き通路は、蓋体4内に設けられて押板19から離
れた蓋板4の周辺部の後部から蒸気を外気放出するよう
にしてある。
【0063】また前記ゴム弁体60bには連通路62が
形成されていて、弁孔35が開口したとき、ベローズ2
2から圧送される圧縮空気は前記弁孔30bを経て、液
容器1内に入るように給気路が構成されている。
【0064】本発明は上記各実施例に示す外、種々の態
様に構成することができる。例えば。前記内蓋5を蓋体
4のベローズ下板8に取付ける手段はビス25に限定さ
れず、無理嵌め手段等を採用することができる。
【0065】また蒸気通路の排出口39の開口位置は上
記各実施例に示すものに限定されず、蓋体4の側周壁に
設定することもできる。
【0066】
【発明の効果】本発明の電気貯湯容器によれば、内蓋お
よび下板とは別個に設けた内蓋側蒸気抜き通路を蓋体側
蒸気抜き通路と連通させ、蓋体の下板を排出する蒸気か
ら隔絶させながら、液容器内で発生する蒸気を押板から
離れた蓋体の周辺部に導き、蓋体の周辺部から蒸気を外
気に放出するので、内蓋側蒸気抜き通路を耐熱樹脂製と
するだけで蓋構造を簡略化し、かつ耐熱の必要な部分を
少なくすることができる。
【0067】しかも、蓋体側蒸気抜き通路によりベロー
ズポンプの押板から離れた蓋体の周辺部から蒸気を排出
して、押板の押圧操作時の使用上の安全を確保し、それ
と相まってこの蓋体側蒸気抜き通路を蓋体内空間を有効
利用して形成することができるため、蓋体側蒸気抜き通
路を形成するための特別な空間を設ける必要がない。
【0068】また、ベローズポンプの押板の押圧操作に
連動する操作杆により、押板の非押圧操作時に給気路に
連通するベローズポンプの給気口を閉塞し、かつ押板の
押圧操作時の押圧操作に連動した下動位置にて外気に通
じる蒸気抜き通路を閉塞するようにしたから、ベローズ
ポンプ内への給気路からの蒸気の侵入を防止し、ベロー
ズポンプの耐熱性の向上を図ることができ、かつベロー
ズポンプの押圧操作を利用して液容器内に供給する圧縮
空気が蒸気抜き通路を通じて外気に逃げないようにする
ので、押板の押圧操作に連動した内容液の円滑な注出を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気ポットの断面
図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す電気ポットの注出
通路一部の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す電気ポットの蓋部
の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す電気ポットの蓋部
の断面図である。
【符号の説明】
1 液容器 2 容器本体 3 ベローズポンプ 4 蓋体 5 内蓋 8 ベローズ下板 9 内蓋側蒸気抜き通路 17 枢軸 19 押板 26 操作杆 28、30、32 給気路 35 弁孔 36a、38a 蓋体側蒸気抜き通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液容器を収容した容器本体に蓋体を開閉
    できるように枢着し、閉蓋時に蓋体の下板に取付けた内
    蓋が液容器の開口を閉蓋するとともに、蓋体に、蓋体に
    設けた押板の押圧操作により給気路を通じ圧縮空気を供
    給して内容液を加圧するベローズポンプと、液容器内で
    発生する蒸気を外気に排出する蒸気抜き通路とを設け、
    前記加圧される内容液を外部に注出するための注出通路
    を備えた電気貯湯容器において、 前記蒸気抜き通路は、前記下板と内蓋との間にこれら下
    板および内蓋とは別個に設けられる内蓋側蒸気抜き通路
    と、蓋体内に設けられ前記押板から離れた蓋体の周辺部
    から蒸気を外気に放出する蓋体側蒸気抜き通路とを有
    し、前記内蓋側蒸気抜き通路を前記給気路に連通して給
    気路を通じ液容器からの蒸気抜き通路とするとともに、
    ベローズポンプに、押板の非押圧操作時に前記給気路に
    連通するベローズポンプの給気口を閉塞し、かつ押板の
    押圧操作に連動した下動位置で外気に通じる前記蒸気抜
    き通路を閉塞する操作杆を設けたことを特徴とする電気
    貯湯容器。
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