JPH0694149B2 - 射出成形における離型法 - Google Patents

射出成形における離型法

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JPH0694149B2
JPH0694149B2 JP33388292A JP33388292A JPH0694149B2 JP H0694149 B2 JPH0694149 B2 JP H0694149B2 JP 33388292 A JP33388292 A JP 33388292A JP 33388292 A JP33388292 A JP 33388292A JP H0694149 B2 JPH0694149 B2 JP H0694149B2
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伸浩 島根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形用金型を用いて熱
可塑性合成樹脂で射出成形した成形品を型開き後に、金
型から取り出す離型法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂製品の射出成形品で
は、成形後の製品は型開き完了後に金型から離型させる
ために、いろいろな離型手段が用いられているが、この
離型に基づく痕跡が成形製品の外観に残って体裁上不具
合が生じ、商品価値を低下させるので、痕跡をなるべく
目立たないように工夫され、改善の要求も多く出されて
いる。従来の射出成形品では、形成される貫通孔若しく
は穴または窪みは製品の離型時に離型抵抗が大きく、殊
に使われる合成樹脂材が成形時の収縮率が大きいもので
は、離型抵抗が大きいので、この付近に離型のために突
き出しピンを設置することや、製品の一部分を押すスト
リッパープレート或いはスリーブ突き出しによる離型方
式が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、いずれの方
式でも製品に備えられる貫通孔や窪みなどが円形の場合
に限られ、製品の形状に対する制約が大きいし、また離
型痕跡を製品の目立たない位置とするための外観上の制
約が多く、設計上の自由度がないなど問題があった。本
発明は、これら従来の欠点を排除し、入子部材の形状に
制約されることなく離型痕跡を残すことなく、離型処理
を著しく簡便化して成形製品を製造することができ、成
形品の外観上の不具合もなく商品価値の高い射出成形品
を生産することができる有効な離型法を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビティの
ある成形金型を用いて射出成形した貫通孔または窪みを
有する成形品を金型の型開き後の離型の際に、前記貫通
孔または窪みを形成するために用いられる入子部材が固
定入子部材と可動入子部材とに複数に分割して設けら
れ、該可動入子部材の少なくとも一つを分割面に沿って
成形品とともに可動金型から突き出し移動させて外した
のち、再び所定位置に引き戻して成形品を可動金型に当
接し可動入子部材より離型させることを特徴とする射出
成形における離型法である。
【0005】
【作用】可動金型を摺動して固定金型に嵌合させて入子
部材を突設したキャビティ内に原料を充填冷却して成形
製品化するが、成形工程終了後に可動金型を後退させて
製品放出位置に移動させて型開きする。そして型開き完
了後または型開き途中で可動入子部材をキャビティから
突き出し成形品を可動金型から外したのち、該可動入子
部材を作動してキャビティ内の元の位置に再び戻し、突
き出された成形品を可動金型のパーティング面に残して
可動入子部材を引き抜いて離型を一層確実に行ない、痕
跡も貫通孔や窪みの中にあって体裁良好な外観で製品を
離型することができる。
【0006】
【実施例】本発明を図1例で実施例を参照して説明する
と、キャビティ10を区画形成する固定金型2と可動金
型3を用いて成形品1を射出成形したのち、キャビティ
10で成形した貫通孔11 または窪みを有する成形品1
を金型の型開き後の離型の際に、前記貫通孔11 または
窪みを形成するために用いられる入子部材が、固定入子
部材5と可動入子部材4とに複数に分割して設けられ、
該可動入子部材4の少なくとも一つを分割面に沿って成
形品1とともに可動金型3から突き出し移動させて外し
たのち、再び所定位置に引き戻して成形品1を可動金型
3に当接し可動入子部材4より離型させ成形品1を成形
金型の可動金型3より離型させるようにしてある。
【0007】貫通孔11 または窪みを形成する金型部材
の入子部材としては、分離面のある可動入子部材4と固
定入子部材5とからなるものであって、型開き完了後に
該可動入子部材4を成形品1とともに突き出し引き戻す
作動で、成形品1を可動金型3より離型するようにして
あるが、固定入子部材5を可動金型3の一部ではなく別
個部材で構成することもできる。また、前記貫通孔11
を形成する可動入子部材4が、抜け勾配或いは逆勾配を
つけずに先端部から離れた部位に段または面取りを設
け、ストレートな摺動面の外周面を持ち、該外周面に平
行な分割面で固定入子部材5と複数に分離されて、キャ
ビティから突き出し方向に前進させた後に、再びもとの
位置に戻して成形品1を可動金型3より離型させるのが
よく、さらに貫通孔11 または窪みの固定入子部材5は
抜け勾配と逆の勾配を有していてもよい。なお、前記可
動入子部材4としては、形成される貫通孔11 の一部ま
たは全部を可動金型側として、該貫通孔を形成する部分
を入子としてキャビティ10より独立させたものを用い
るのがよい。
【0008】前記貫通孔11 の場合には、貫通孔11
形成する入子部材の一部を可動側としてあるが、有効な
抜け勾配を持たないようにすることが考慮され、成形後
(樹脂冷却後)の型開き途中で入子部材4をキャビティ
10から突き出し、再び元の位置に戻すように作動させ
てもよい。
【0009】前記成形用金型としては、図2に示すよう
に固定金型2と可動金型3との間に形成されるキャビテ
ィ10に樹脂を充填冷却後、可動金型3が固定金型2か
ら後退するようにし、この際冷却した樹脂の成形品1
は、可動金型3に付着したままであって、可動入子部材
4の根本が型板6に取付けられ、可動入子部材4の一端
がキャビティ10の中に全部または一部突出して摺動で
きるようになっている。そして、成形品1の離型のため
には連結杆7を介して可動入子部材4を作動部材8で突
き出し、該可動入子部材4を元の位置に戻す作動をさせ
て成形品1を金型から取り出すようにする。即ち、図3
に示すように、可動金型3が固定金型2から後退して型
開き(図3a)すると、型開き直後の成形品1は上面側
が離型された状態(図3b)となってから、可動入子部
材4を前進させると、成形品1もそれに従って移動し、
可動金型3及び固定入子部材5から外れ、突き出され
る。そして成形品1は瞬時に収縮が進み、貫通孔11
小さくなる(図3c)。次で可動入子部材4を元の位置
に戻す引き込み作動をすると、成形品1は可動金型3に
当接するが、成形品1の貫通孔11 または窪みは元の凹
部に入らないで成形品1は固定入子部材5に引掛り、成
形品を可動金型3上に残した状態(図3d)で可動入子
部材4が成形品1より引き抜かれることとなる(図3
e)。この場合固定入子部材5の高さが、成形品1の離
型のストロークとして作用することと離型サイクルを最
小で効率的に行うことができる。前記固定金型2は金型
取付盤12に、また可動金型3は型板6及びサポート9
を介して金型取付盤13に備えられ、対向する両金型
2,3間にパーティング面11を形成してある。
【0010】図4の例では、前記成形品1にテーパー貫
通孔11 を形成するようにした逆勾配を設けた入子部材
4とし、該入子部材4の再挿入の際に、成形品の貫通孔
または窪みに全部入らず成形品を突き出すようにしたも
ので離型を一層確実化できる。
【0011】なお、前記入子部材4が、成形品1から引
き抜かれると、製品は瞬時に収縮が進み、貫通孔11
たは窪みの内径寸法が入子部材4の外周寸法より小さく
なることを利用して引き抜き作動の際の抵抗としてもよ
いが、図3e例のように積極的に入子部材4を引き抜い
た後は、貫通孔11 または窪みに入らないように考慮す
ることも入子部材4の形状によって選べる。これらの場
合、貫通孔11 の可動金型3側部分或いは窪みの深さ
が、成形品1の離型時のストロークとして作用するよう
に配慮するのがよい。また、貫通孔11 の固定入子部材
5を抜け勾配と逆の勾配を設けてあるが、成形品1の可
動部分の深さより貫通孔11 の固定入子部材5の長さを
大きくすることにより成形品1をキャビティ10から離
型しやすくすることが配慮される。貫通孔11 の可動側
部分に逆勾配を設けずにストレートでも収縮により離型
させることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、成形金型のキャビティ内に貫
通孔または窪みを形成するための入子部材を配置して射
出成形した成形品を型開きによって金型より離型する
際、貫通孔または窪みを形成するために用いられる入子
部材が固定入子部材と可動入子部材とに複数に分割して
設けられ、該可動入子部材の少なくとも一つを分割面に
沿って成形品とともに、可動金型から突き出し移動させ
て外したのち、再び所定位置に引き戻して成形品を可動
金型に当接し可動入子部材より離型させることにより、
入子部材の形状に制約されることなく離型痕跡を残すこ
となく、離型処理を著しく簡便化して成形製品を製造す
ることができ、成形品の外観上の不具合もなく商品価値
の高い射出成形品を生産することができるほか、離型の
ための外観上の制約がなくなり、製品設計上の自由度も
大巾に拡大でき、大量生産にも適するなどの実用上の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一使用状態の一部の縦断面図
である。
【図2】図1の例の一使用状態を示す装置組込の縦断面
図である。
【図3】図1の例の離型工程の作動状態の一部の縦断面
図である。
【図4】本発明法で製造した成形品の平面図である。
【図5】aは図4のA−A線における縦断面図、bは図
4のB−B線における縦断面図、cは図4のC−C線に
おける縦断面図である。
【符号の説明】
1 成形品 11 貫通孔 2 固定金型 3 可動金型 4 可動入子部材 5 固定入子部材 6 型板 7 連結杆 8 作動部材 9 サポート 10 キャビティ 11 パーティング面 12 金型取付盤 13 金型外付盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティのある成形金型を用いて射出
    成形した貫通孔または窪みを有する成形品を金型の型開
    き後の離型の際に、前記貫通孔または窪みを形成するた
    めに用いられる入子部材が固定入子部材と可動入子部材
    とに複数に分割して設けられ、該可動入子部材の少なく
    とも一つを分割面に沿って成形品とともに可動金型から
    突き出し移動させて外したのち、再び所定位置に引き戻
    して成形品を可動金型に当接し可動入子部材より離型さ
    せることを特徴とする射出成形における離型法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔を形成する可動入子部材が、
    ストレートな摺動面の外周面を持ち、該外周面に平行な
    分割面で固定入子部材と複数に分離されてキャビティか
    ら突き出し方向に前進させた後に、再びもとの位置に戻
    して成形品を金型より離型させる請求項1記載の射出成
    形における離型法。
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CN114103013B (zh) * 2021-12-31 2025-01-07 大连銮艺精密科技股份有限公司 通过外拉板及多步顶出机构实现脱离蜂窝状产品的模具

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