JPH0696548A - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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Publication number
JPH0696548A
JPH0696548A JP26906692A JP26906692A JPH0696548A JP H0696548 A JPH0696548 A JP H0696548A JP 26906692 A JP26906692 A JP 26906692A JP 26906692 A JP26906692 A JP 26906692A JP H0696548 A JPH0696548 A JP H0696548A
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JP
Japan
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magnetic disk
magnetic
head
disk drive
mounting member
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Application number
JP26906692A
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English (en)
Inventor
Atsushi Koshiyama
篤 越山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ヘッドによる磁気ディスクの損傷を防止す
る。 【構成】装置が停止した状態において、磁気ヘッド2を
磁気ディスク1から離間した位置に駆動保持する浮上駆
動手段19を双方向性形状記憶効果を有する形状記憶合
金によって形成する。浮上駆動手段19は、支持部材1
3と片持ち支持されたヘッド取付部材17とを連結する
線状の連結部材或いは両部材間に介挿されたコイル状の
連結部材若しくは形状記憶合金によって形成されたヘッ
ド取付部材より構成する。 【効果】装置の駆動、停止時に形状記憶合金によって形
成された浮上駆動手段に電流を供給することによって磁
気ヘッドを素早く磁気ディスクから離間した位置に駆動
保持することによって磁気ヘッドによる磁気ディスクの
損傷が確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドを磁気ディ
スクの記録面から所定間隔に浮上させた状態で記録情報
の読出し、書込みを行うようにした磁気ディスク駆動装
置に関し、さらに詳しくは磁気ヘッドの支持、駆動手段
を形状記憶合金によって形成した磁気ディスク駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク駆動装置にあっては、磁気
ディスクと磁気ヘッドとを、両者間に発生する磁束密度
が最も効率が良い所定の間隔に保持するようにして、情
報信号の読出し或いは書込みが行なわれるように構成さ
れている。かかる磁気ディスク駆動装置は、回転動作中
の磁気ディスクに磁気ヘッドが接触することによって、
磁気ディスクの表面が傷ついたりする等の事故を防止す
る対策が講じられており、特に装置の起動、停止状態に
おける磁気ディスクに対する磁気ヘツドの保持位置によ
って、大別して2つの方式がある。
【0003】すなわち、第1の方式はコンタクト・スタ
ート・ストップ(CSS)方式と呼ばれるもので、装置
が停止している状態では、磁気ヘッドは磁気ディスクの
表面と接触状態にある。そして、磁気ヘッドは、装置が
駆動操作されて磁気ディスクが回転することによって生
じた風圧により、磁気ディスク面から所定の間隔宛浮上
して情報信号の読出し或いは書込みを行なう。そして、
装置が停止操作されると、磁気ヘッドは、磁気ディスク
の回転が停止していることを確認して、再び磁気ディス
クの表面に軽く接触するようにして復旧する。
【0004】これに対してCSSフリー方式と呼ばれる
第2の方式は、装置が停止している状態でも、磁気ヘッ
ドを磁気ディスクの表面から離間保持するように構成し
たものである。このCSSフリー方式を採用した磁気デ
ィスク駆動装置は、例えば米国特許明細書第4,93
3,785号「DISK DRIVE APPARAT
US USING DAINAMIC LOARDIN
G/UNLOARDING」に開示されている。
【0005】この磁気ディスク駆動装置は、筐体の一部
に傾斜台が一体に形成されており、装置の起動、停止時
に、磁気ディスクの表面上に張出した前記傾斜台に、回
転軸を中心にして回動させたアークチュエータアッセン
ブリを係合させることによって、磁気ヘッドが取付けら
れたアークチュエータアームを移動させる。アークチュ
エータアームの移動により、磁気ヘッドは傾斜台上にリ
フトアップして磁気ディスク表面から離間保持される。
なお、装置が駆動操作されると、アークチュエータアッ
センブリは復旧回動し、磁気ディスクが回転することに
よって生じた風圧により、磁気ヘッドが磁気ディスク面
から所定の間隔宛浮上して情報信号の読出し或いは書込
みが行なわれる。
【0006】ところで、形状が加熱時の第1の形状と冷
却時の第2の形状とに変化する双方向性特性を有する形
状記憶合金が知られている。この形状記憶合金にあって
は、加熱時と冷却時との形状回復歪特性が一致すること
が理想であるが、一般的には加熱時の反応は素早くまた
冷却時は緩やかであり、図9に示すように、ヒステリシ
ス特性を有している。
【0007】また、形状記憶合金は、これに電源回路を
接続するとともに供給する電流の制御を行うように構成
すると、図10に示すように、電源オンによる加熱速度
は非常に素早いが、電源オフに伴う冷却速度は遅いとい
った特性を有している。換言すれば、形状記憶合金は、
電源オンによって素早く第1の形状へ変化するととも
に、電源オフによって緩やかに第2の形状へと変化す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したCSS方式を
採用した磁気ディスク駆動装置は、装置の起動及び停止
に伴なって磁気ヘッドを駆動する機構が不要であるため
構造が簡易であるといった特徴を有する反面、装置の停
止操作時等において、磁気ディスクが完全に停止してい
ない状態で、磁気ディスクから所定の風圧を受けること
ができなくなった磁気ヘッドが自然復旧して磁気ディス
クの表面に接触することによって、磁気ディスクの表面
にタッピングや傷等を発生させるといった問題点があ
る。
【0009】また、CSSフリー方式を採用した磁気デ
ィスク駆動装置は、磁気ヘッド駆動機構を備え、装置の
起動及び停止時にも磁気ヘッドは磁気ディスクから確実
に離間保持されるため、CSS方式を採用した磁気ディ
スク駆動装置と比較して磁気ヘッド或いは磁気ディスク
の保護が確実に図られるといった特徴を有するが、反面
全体として構造が複雑となり、小型或いは薄型化を図り
にくいといった問題点がある。また、このCSSフリー
方式を採用した磁気ディスク駆動装置においても、動作
中の停電或いは誤って電源コードが外れてしまった等に
よって装置が異常停止した場合等にあっては、磁気ヘッ
ド駆動機構が動作されない状態で磁気ディスクが慣性に
よって回転しながら停止するため、停止にいたる間に、
磁気ヘッドは浮力を失って磁気ディスクの表面に接触し
て磁気ディスクを傷つけてしまうといった不都合が生じ
る。
【0010】したがって、本発明は、磁気ディスクに対
する磁気ヘッドの駆動、保持手段を上述した双方向性形
状記憶効果を有する形状記憶合金によって形成するとと
もにこの磁気ヘッドの駆動、保持手段への電流供給を制
御することによって、前記形状記憶合金の形状記憶効果
を利用して、磁気ディスクの回転とは独立してこの磁気
ディスク対する磁気ヘッドの動作を制御するようにし、
以って磁気ヘッド或いは磁気ヘッドによる磁気ディスク
の損傷を確実に防止するようにした磁気ディスク駆動装
置を提供することを目的に提案されたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る磁気ディスク駆動装置は、装置が停止した状態
において、磁気ヘツドを磁気ディスクの記録面から離間
した位置に駆動保持する浮上駆動手段を、双方向性形状
記憶効果を有する形状記憶合金によって形成してなる。
【0012】また、本発明に係る磁気ディスク駆動装置
は、磁気ディスクの記録面に対して直交する方向に対し
て弾性変形自在でありかつ自由端部側には磁気ヘッドが
取付けられたヘッド取付部材と、自由端部側がヘッド取
付部材と対向するようにして駆動手段に片持ち支持され
るとともにヘッド取付部材の一端部を固定してなる支持
部材と、この支持部材を駆動して前記ヘッド取付部材の
自由端側に取付けた磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面
に臨むように移動させるヘッド駆動手段とを備え、ヘッ
ド取付部材と支持部材の自由端部を形状記憶合金によっ
て形成した連結部材によって連結してなる。
【0013】さらに、本発明に係る磁気ディスク駆動装
置は、磁気ディスクの記録面に対して直交する方向に対
して弾性変形自在でありかつ自由端部側には磁気ヘッド
が取付けられたヘッド取付部材と、このヘッド取付部材
を駆動して前記磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面に臨
むように移動させるヘッド駆動手段とを備え、ヘッド取
付部材を形状記憶合金によって形成してなる。
【0014】
【作用】本発明に係る磁気ディスク駆動装置によれば、
形状記憶合金の形状記憶効果によって、磁気ヘッドは磁
気ディスクの回転状態とは独立して動作させることがで
きる。例えば、形状記憶合金で形成した磁気ヘッドの浮
上駆動手段への通電を、装置の起動と同時に行いかつ装
置の停止とともに遮断することにより、磁気ヘッドは、
装置の起動と同時に磁気ディスクの表面から素早く離間
するとともに、装置の停止とともに緩やかに磁気ディス
クの表面に復旧接触する。
【0015】また、装置の停止とともに形状記憶合金で
形成した磁気ヘッドの浮上駆動手段への通電を行うよう
に構成することによって、装置が駆動中は、磁気ディス
クの回転による風圧によって磁気ディスクの表面から浮
上していた磁気ヘッドは、装置の停止によって浮上力を
失うが、浮上駆動手段への通電によって磁気ディスクの
記録面から直ちに離間した位置に駆動されかつその状態
を保持される。
【0016】さらに、形状記憶合金によって形成した磁
気ヘッドの浮上駆動手段への電流の供給、遮断を磁気デ
ィスク駆動装置の駆動、停止とは独立して行うようにす
ることによって、磁気ディスクの回転とは係わりなく、
任意の状態で磁気ヘッドは磁気ディスクから離間した位
置に駆動されかつその状態を保持される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1乃至図3は、本発明の第
1の実施例として示す磁気ディスク駆動装置であり、磁
気ディスク1は、図示しないスピンドルモータの駆動軸
に一体に取付けられたディスクテーブル上にその中央部
を装着されて回転駆動される。また、磁気ディスク駆動
装置のディスク装着部に装着された磁気ディスク1の外
周に近接して磁気ヘッド2を備える磁気ヘッド駆動装置
10が配置されている。前記磁気ヘッド2は、後述する
ように、磁気ディスク1の記録面に対応位置されてして
情報信号の読出し或いは書込みを行う。
【0018】磁気ヘッド駆動装置10は、正逆回転可能
なモータ11と、このモータ11のの回転軸12上に固
定された支持部材13及び磁気ヘッド2が取付けられた
ヘッド取付部材17とからなる。この磁気ヘッド駆動装
置10は、磁気ディスク1が磁気ディスク駆動装置のデ
ィスク装着部に装着された状態において、前記モータ1
1が正逆回転動作されることによって磁気ヘッド2が磁
気ディスク1の回転領域に臨む第1の位置と、磁気ディ
スク1の回転領域から後退する第2の位置へと選択的に
切換えられるとともに、磁気ヘッド2を磁気ディスク1
の記録面に対して所望の記録位置に移動させる。
【0019】支持部材13は、前記モータ11の回転軸
12に嵌合固定される筒状基部14と、この筒状基部1
4から一体に突出され、磁気ヘッド駆動装置10が第1
の位置に動作された状態において磁気ディスク1の回転
領域に臨む板状の支持部15及びこの支持部15と反対
側に互いに所定の角度をもって一体に突出された一対の
ストッパ部16A、16Bとからなる。なお、ストッパ
部16A、16Bは、それぞれ磁気ディスク駆動装置に
設けたストッパ3、4と衝合して、上述した磁気ヘッド
駆動装置10の第1及び第2の位置を規制する。
【0020】ヘッド取付部材17は、弾性金属板によっ
て形成され、自由端部18が前記支持部材13の支持部
15と対向するようにして、その一端を支持部15に固
定されている。このヘッド取付部材17は、磁気ディス
ク1の記録面と直交する方向に対して弾性変形自在であ
り、その自由端部18の前記支持部15と対向する主面
とは反対側の主面には磁気ヘッド2が取付けられてい
る。また、ヘッド取付部材17は、磁気ディスク1の回
転によって生じた風圧によって面方向に対して弾性変形
され、しかして、磁気ヘッド2が磁気ディスク1の記録
面から所定の間隔をもって浮上する。
【0021】支持部材13の筒状基部14には双方向性
形状記憶効果を有する形状記憶合金を材料として形成さ
れた線状の連結部材19の一端が固定されており、この
連結部材19の他端は、支持部材13の支持部15の先
端を経由してヘッド取付部材17の自由端部近傍に固定
されている。また、連結部材19には、電源20及び磁
気ディスク駆動装置の起動、停止スイッチの開閉動作に
連動して開閉動作するスイッチ21とからなる駆動回路
が接続されている。
【0022】スイッチ21は、磁気ディスク駆動装置が
動作状態にあるときは開放されており、連結部材19へ
の通電は絶たれている。この非通電時、連結部材19
は、その伸縮力が0の状態であって、やや撓んだ状態で
支持部材13とヘッド取付部材17間に張架されてい
る。そして、磁気ディスク駆動装置が停止されると前記
スイッチ21は閉成されて連結部材19へ電流が供給さ
れる。これによって、連結部材19は素早く収縮し、ヘ
ッド取付部材17を図3矢印A方向へと引張る。連結部
材19によって引張られたヘッド取付部材17は、同図
矢印Bで示すように、磁気ディスク1の記録面から遠ざ
かる方向へと弾性変形する。
【0023】ところで、磁気ディスク駆動装置が停止さ
れることによって、磁気ディスク1は慣性によって緩や
かに停止し、また磁気ヘッド2を浮上させていた回転に
よる風力も次第に小となる。したがって、浮上力を失っ
た磁気ヘッド2は、ヘッド取付部材17の自然状態への
復帰力によって、回転中の磁気ディスク1の記録面に接
触する方向に動作するが、上述した連結部材19の収縮
によるヘッド取付部材17の動作によって、引続き磁気
ディスク1の記録面から離間した状態に保持され、慣性
によって回転している磁気ディスク1の記録面を傷つけ
たりすることは無い。
【0024】なお、上記スイッチ21は、磁気ディスク
駆動装置の起動、停止スイッチと連動するように構成し
たが、例えばタイマ回路等を挿入して磁気ディスク駆動
装置の停止後一定時間が経過すると自動的にオフとなる
ように構成してもよい。また、上記スイッチ21は、冷
却時の形状復帰は緩やかであるといった形状記憶合金の
特性から、磁気ディスク1と磁気ヘッド2の接触状態が
問題となる磁気ディスク駆動装置の起動、停止時に連結
部材19に通電して磁気ヘッド2を動作させるようにす
るため、起動、停止スイッチの操作と連動して一時的に
閉成され、常時は開放されているものであってもよい。
【0025】さらに、上記スイッチ21を停電検知装置
等と接続することによって、停電等によって磁気ディス
ク駆動装置の電源が瞬断した際には、スイッチ21が閉
成して連結部材19に通電し、磁気ヘッド2を直ちに磁
気ディスク1から離間した位置に駆動保持するようにし
てもよい。
【0026】図4は、本発明に係る磁気ディスク駆動装
置の第2の実施例を示し、表裏面に記録面が形成された
磁気ディスク5にそれぞれ対応する一対の磁気ヘッド
6、7を備えているが、基本的構成は上記第1の実施例
と同様であり、同一部品は同一番号を付すことによっ
て、その構成並びに動作の説明は省略する。すなわち、
この第2の実施例磁気ディスク駆動装置は、モータ11
の回転軸12に嵌合固定された支持部材13から互いに
相対向するようにして一体に突設された支持部15A、
15Bの対向面にそれぞれヘッド取付部材17A、17
Bがその一端を取付けられており、これらヘッド取付部
材17A、17Bの自由端部の相対する主面には、磁気
ヘッド2A、2Bがそれぞれ取付けられている。
【0027】また、互いに相対向する支持部材13の支
持部15A、15B、換言すればヘッド取付部材17
A、17Bの対向間隙は、それぞれ磁気ディスク駆動装
置に装着された磁気ディスク1の走行領域として構成さ
れる。一端を支持部材13の支持部15A、15Bに固
定されたヘッド取付部材17A、17Bには、その自由
端部に双方向性形状記憶効果を有する形状記憶合金を材
料として形成された線状の連結部材19A、19Bの一
端が接続されており、この連結部材19A、19Bの他
端は支持部材13の筒状基部14に固定されている。
【0028】これら連結部材19A、19Bには、図示
しないが、上記第1の実施例と同様に、電源20及び磁
気ディスク駆動装置の起動、停止スイッチの開閉動作に
連動して開閉動作するスイッチ21とからなる駆動回路
がそれぞれ接続されている。また、これら連結部材19
A、19Bは、非通電時、その伸縮力が0の状態であっ
て、やや撓んだ状態で支持部材13とヘッド取付部材1
7A、17B間に張架されている。
【0029】以上のように構成された磁気ディスク駆動
装置は、磁気ヘッド2A、2Bのいずれを選択するかに
よって磁気ディスク1の表裏面いずれの記録面から情報
信号の読取り或いは書込みを行う。磁気ディスク駆動装
置が停止されると、前記スイッチ21は閉成されて連結
部材19A、19Bへと電流が供給される。これによっ
て、連結部材19A、19Bは、素早く収縮してヘッド
取付部材17A、17Bに図4矢印C、Dに示す方向の
引張力を作用させる。したがって、ヘッド取付部材17
A、17Bは、同図矢印E、Fに示すように、互いに磁
気ディスク1の記録面から離間する方向へと弾性変形す
る。しかして、磁気ヘッド2は磁気ディスク1の記録面
から離間した状態に駆動保持される。
【0030】なお、この第2の実施例磁気ディスク駆動
装置においは、連結部材19Aと連結部材19Bとの駆
動回路を共通としたが、独立した駆動回路を接続して連
結部材19A、19Bをそれぞれ独立して制御するよう
にしてもよい。また、連結部材19A、19Bに対する
電源の供給方法、駆動回路へのタイマ回路の挿入或いは
停電検知装置との組合わせ等についても全て上記第1の
実施例と同様に構成することができる。
【0031】図5及び図6は、本発明に係る磁気ディス
ク駆動装置の第3の実施例であり、この第3の実施例磁
気ディスク駆動装置もその基本的構成は上記第1及び第
2の実施例と同様であり、同一部品は同一番号を付すこ
とによって、その構成並びに動作の説明は省略する。す
なわち、この第3の実施例磁気ディスク駆動装置も磁気
ディスク1の表裏面に構成された記録面から情報信号の
読取り或いは書込みを行うようにしたもので、モータ1
1の回転軸12に嵌合固定された支持部材13の支持部
15C、15Dにはその相対向する上下面に、それぞれ
ヘッド取付部材17C、17Dがその一端を取付けられ
ており、これらヘッド取付部材17C、17Dの自由端
部の相対する主面には磁気ヘッド2C、2Dがそれぞれ
取付けられている。
【0032】また、互いに相対向する支持部材13の支
持部15C、15D、換言すればヘッド取付部材17
C、17Dの対向間隙は、それぞれ磁気ディスク駆動装
置に装着された磁気ディスク1の走行領域として構成さ
れる。支持部材13の支持部15C、15Dとヘッド取
付部材17C、17Dとの間には、その自由端部近傍に
おいて、これら部材に両端をそれぞれ固定された双方向
性形状記憶効果を有する形状記憶合金を材料としてコイ
ル状に形成された連結部材19C、19Dがそれぞれ介
挿配置されている。これら連結部材19C、19Dに
は、電源20及び磁気ディスク駆動装置の起動、停止ス
イッチの開閉動作に連動して開閉動作するスイッチ21
とからなる駆動回路が接続されている。
【0033】これら連結部材19C、19Dは、非通電
時、その伸縮力が0の状態であり、支持部材13の支持
部15C、15Dとヘッド取付部材17C、17Dとの
間隔はヘッド取付部材17C、17Dの弾性力によって
保持されている。そして、磁気ディスク駆動装置が停止
されると、前記スイッチ21は閉成されて連結部材19
C、19Dへ電流が供給される。これによって、連結部
材19C、19Dは素早く拡張してヘッド取付部材17
CC、17Dをその弾性力に抗して、図6矢印G、Hで
示すように、磁気ディスク1から遠ざかる方向へと弾性
変形させ、しかして、磁気ヘッド2C、2Dは磁気ディ
スク1の記録面から離間した位置に駆動保持される。
【0034】以上のように構成された第3の実施例とし
て示す磁気ディスク駆動装置にあっては、連結部材19
C、19Dをコイル状に形成したものであるから、この
連結部材19C、19D自体が弾性力を有し、この弾性
力を利用してヘッド取付部材17C、17D、換言すれ
ば磁気ヘッド2C、2Dをより安定して駆動することが
できる。
【0035】図7は、本発明に係る磁気ディスク駆動装
置の第4の実施例であり、その基本的構成は上記各実施
例と同様であり、同一部品は同一番号を付すことによっ
て、その構成並びに動作の説明は省略する。すなわち、
この第4の実施例磁気ディスク駆動装置にあっては、モ
ータ11の回転軸12に嵌合固定された支持部材13の
支持部15E、15Fの相対向する面にヘッド取付部材
17E、17Fがその一端を固定されるとともに、これ
らヘッド取付部材17E、17Fの自由端部には、支持
部材13の支持部15E、15Fと対向する主面に磁気
ヘッド2E、2Fがそれぞれ取付けられている。
【0036】ヘッド取付部材17E、17Fの対向間隙
は、磁気ディスク駆動装置に装着された磁気ディスク1
の走行領域として構成される。全体薄板状を呈するヘッ
ド取付部材17E、17Fは、それぞれ双方向性形状記
憶効果を有する形状記憶合金を材料として形成されてお
り、電源20及び磁気ディスク駆動装置の起動、停止ス
イッチの開閉動作に連動して開閉動作するスイッチ21
とからなる駆動回路が接続されている。これらヘッド取
付部材17E、17Fは、非通電時、その伸縮力が0の
状態であり、先端部に取付けられた磁気ヘッド2E、2
Fは、装着された磁気ディスク1の表裏面と軽く接触し
ている。
【0037】上述したように、ヘッド取付部材17E、
17Fは、全体薄板状に形成されることによって主面と
直交する方向に対して弾性を有しており、磁気ディスク
駆動装置が駆動操作されることによって磁気ディスク1
が回転すると、これによって生じた風圧によって弾性変
形され、しかして、磁気ヘッド2E、2Fが磁気ディス
ク1の記録面から所定の間隔をもって浮上する。
【0038】そして、磁気ディスク駆動装置が停止され
ると、前記スイッチ21が閉成されてヘッド取付部材1
7E、17Fへ電流が供給される。これによって、ヘッ
ド取付部材17E、17Fは素早く拡張して磁気ディス
ク1の記録面から遠ざかる方向へと弾性変形し、しかし
て、磁気ヘッド2E、2Fは磁気ディスク1の記録面か
ら離間した位置に駆動保持される。
【0039】以上のように構成した第4の実施例磁気デ
ィスク駆動装置にあっては、ヘッド取付部材17E、1
7Fを直接形状記憶合金を材料として形成したものであ
るから、上記各実施例磁気ディスク駆動装置と比較し
て、構造がより簡易となる。勿論、非通電時、その伸縮
力を最大とし、先端部に取付けられた磁気ヘッド2E、
2Fが装着された磁気ディスク1の表裏面から離間する
ようにし、磁気ディスク駆動装置が駆動操作されること
によってスイッチ21が閉成されて電流が供給されるよ
うに構成してもよい。
【0040】図8は、本発明に係る磁気ディスク駆動装
置の第5の実施例であり、その基本的構成は上記各実施
例と同様であり、同一部品は同一番号を付すことによっ
て、その構成並びに動作の説明は省略する。すなわち、
この第5の実施例磁気ディスク駆動装置にあっては、片
面に記録面が形成された磁気ディスク1Aと、両面に記
録面が形成された磁気ディスク1Bを装着可能とした2
チャンネル磁気ディスク駆動装置であり、例えば磁気デ
ィスクの試験装置として利用される。
【0041】モータ11の回転軸12に嵌合固定された
支持部材13には3対の支持部15G、15H、15I
が一体に突設されるとともに、これら支持部15G、1
5H、15Iには板状のヘッド取付部材19E、19
F、19Gがそれぞれその一端を固定されている。ヘッ
ド取付部材19E、19F、19Gの自由端部には磁気
ヘッド2G、2H、2Iがそれぞれ取付けられており、
さらに自由端部には双方向性形状記憶効果を有する形状
記憶合金を材料として形成された線状の連結部材19
E、19F、19Gの一端がそれぞれ接続されており、
これら連結部材19E、19F、19Gの他端は支持部
材13に固定されている。なお、図示しないが、連結部
材19E、19F、19Gには電源20及びスイッチ2
1からなる駆動回路がそれぞれ接続されている。
【0042】以上のように構成した第5の実施例として
示す磁気ディスク駆動装置にあっては、ヘッド取付部材
19Eと支持部15Hとの間隙が片面磁気ディスク1A
の走行領域として構成され、ヘッド取付部材19Fとヘ
ッド取付部材19Gとの間隙が両面磁気ディスク1Bの
走行領域として構成される。片面磁気ディスク1Aの記
録面からの情報信号の読出し或いは書込み動作は上記第
1の実施例と同様であり、また両面磁気ディスク2Bの
記録面からの情報信号の読出し或いは書込み動作は上記
第2及び第3の実施例と同様である。
【0043】上述したように、試験装置として使用され
るこの第5の実施例磁気ディスク駆動装置にあっては、
磁気ディスク1A或いは1Bの交換が頻繁に行われる
が、駆動回路のスイッチ21を操作することによって、
その都度装置を停止して磁気ヘッド2G、2H、2Iを
磁気ディスク1A、1Bから離間させるといった手間を
省くことができる。また、必要に応じて駆動回路のスイ
ッチ21を開閉操作することによって、磁気ディスク駆
動装置、換言すれば磁気ディスク1A、1Bの回転状態
とは独立に、磁気ベッド2G、2H、2Iと磁気ディス
ク1A、1Bとの相対する状態を任意に設定することが
できる。また回転動作中に負荷がかかって異常停止する
場合もあるが、前記スイッチ21を操作することによっ
て、磁気ベッド2G、2H、2Iを磁気ディスク1A、
1Bから素早く離間させることができる。
【0044】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る磁気ディ
スク駆動装置によれば、磁気ディスクに対する磁気ヘッ
ドの駆動、保持手段を双方向性形状記憶効果を有する形
状記憶合金によって形成するとともに、磁気ディスク対
する磁気ヘッドの相対する保持位置を制御するように構
成したものであるから、起動、停止時に磁気ヘッドを磁
気ディスクから確実に離間した位置に駆動保持すること
ができ、また回転中の磁気ディスクに磁気ヘッドが接触
するといった事態の発生が防止され、以て磁気ヘッド或
いは磁気ヘッドによる磁気ディスクの損傷が確実に防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第1の実
施例として示す片面磁気ディスク用磁気ディスク駆動装
置の要部斜視図である。
【図2】上記磁気ディスク駆動装置の要部平面図であ
る。
【図3】上記磁気ディスク駆動装置の要部側面図であ
る。
【図4】本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第2の実
施例として示す両面磁気ディスク用磁気ディスク駆動装
置の要部断面図である。
【図5】本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第3の実
施例として示す両面磁気ディスク用磁気ディスク駆動装
置の要部斜視図である。
【図6】上記磁気ディスク駆動装置の要部側面図であ
る。
【図7】本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第4の実
施例として示す両面磁気ディスク用磁気ディスク駆動装
置の要部側面図である。
【図8】本発明に係る磁気ディスク駆動装置の第5の実
施例として示す片面、両面磁気ディスク用磁気ディスク
駆動装置の要部側面図である。
【図9】形状記憶合金の温度ー形状回復歪特性図であ
る。
【図10】電源オン・オフに伴う形状記憶合金の温度変
化状態図である。
【符号の説明】 1 磁気ディスク 2 磁気ヘッド 3、4 ストッパ 10 磁気ヘッド駆動装置 11 モータ 12 回転軸 13 支持部材 16 ストッパ部 17 ヘッド取付部材 19 連結部材 20 電源 21 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置が停止した状態において、磁気ヘツド
    を磁気ディスクの記録面から離間した位置に駆動保持す
    る浮上駆動手段を、双方向性形状記憶効果を有する形状
    記憶合金によって形成してなる磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】磁気ディスクの記録面に対して直交する方
    向に対して弾性変形自在でありかつ自由端部側には磁気
    ヘッドが取付けられたヘッド取付部材と、 自由端部側がヘッド取付部材と対向するようにして駆動
    手段に片持ち支持されるとともにヘッド取付部材の一端
    部を固定してなる支持部材と、 この支持部材を駆動して前記ヘッド取付部材の自由端側
    に取付けた磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面に臨むよ
    うに移動させるヘッド駆動手段とを備え、 ヘッド取付部材と支持部材の自由端部を形状記憶合金に
    よって形成した連結部材によって結合してなる磁気ディ
    スク駆動装置。
  3. 【請求項3】磁気ディスクの記録面に対して直交する方
    向に対して弾性変形自在でありかつ自由端部側には磁気
    ヘッドが取付けられたヘッド取付部材と、 このヘッド取付部材を駆動して前記磁気ヘッドが磁気デ
    ィスクの記録面に臨むように移動させるヘッド駆動手段
    とを備え、 ヘッド取付部材を形状記憶合金によって形成してなる磁
    気ディスク駆動装置。
JP26906692A 1992-09-14 1992-09-14 磁気ディスク駆動装置 Pending JPH0696548A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354504B1 (ko) * 1999-10-23 2002-09-28 학교법인 인하학원 형상기억합금을 이용한 하드디스크 드라이브의 비접촉 시동 및 정지용 서스펜션 기구
KR20030005728A (ko) * 2001-07-10 2003-01-23 임수철 자기 디스크 드라이브 서스펜션 및 그 파킹기구

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KR100354504B1 (ko) * 1999-10-23 2002-09-28 학교법인 인하학원 형상기억합금을 이용한 하드디스크 드라이브의 비접촉 시동 및 정지용 서스펜션 기구
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Effective date: 20010508