JPH0696808B2 - 耐光性の改良されたポリエステル成型物及びその製造法 - Google Patents
耐光性の改良されたポリエステル成型物及びその製造法Info
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- JPH0696808B2 JPH0696808B2 JP19618886A JP19618886A JPH0696808B2 JP H0696808 B2 JPH0696808 B2 JP H0696808B2 JP 19618886 A JP19618886 A JP 19618886A JP 19618886 A JP19618886 A JP 19618886A JP H0696808 B2 JPH0696808 B2 JP H0696808B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、分散染料によつて染色されたポリブチレンテ
レフタレート系(以下PBTと略す)ポリエステル成形物
及びその製造方法に関し、特にその耐光性を顕著に改良
する技術に関するものである。
レフタレート系(以下PBTと略す)ポリエステル成形物
及びその製造方法に関し、特にその耐光性を顕著に改良
する技術に関するものである。
PBT系ポリエステルは従来エンジニアリング用プラスチ
ツクとして用いられて来たが、近年非衣料分野の繊維用
途として該繊維の風合の良さ、耐摩耗性の大きいこと、
へたり感のないこと等の特性を活かし、自動車の内装資
材、特にカーシートなどに有望視されている。
ツクとして用いられて来たが、近年非衣料分野の繊維用
途として該繊維の風合の良さ、耐摩耗性の大きいこと、
へたり感のないこと等の特性を活かし、自動車の内装資
材、特にカーシートなどに有望視されている。
しかしながら、その染色物の耐光堅牢性が自動車規格の
厳しい耐光性に不満足であり、これらの分野への進出に
制限されているのが実状である。
厳しい耐光性に不満足であり、これらの分野への進出に
制限されているのが実状である。
(従来の技術) 従来一般にPBT系ポリエステルを重合する時にはチタン
化合物を用いることが多く、それらの触媒系から得られ
たポリエステルの場合にはその中に含まれる活性なチタ
ンによつて引き起こされる酸化、ラジカル分解及び特定
の波長の光による該ポリマーの分解によつて耐光堅牢度
が悪化する場合が多い。
化合物を用いることが多く、それらの触媒系から得られ
たポリエステルの場合にはその中に含まれる活性なチタ
ンによつて引き起こされる酸化、ラジカル分解及び特定
の波長の光による該ポリマーの分解によつて耐光堅牢度
が悪化する場合が多い。
(発明が解決しようとする問題点) 従つてチタン触媒によつて引き起こされる酸化、ラジカ
ル分解を阻止し、ポリマー分解を阻止できれば、染色物
の耐光堅牢性が向上できると考えられ、本発明はこの点
を解決せんとするものである。
ル分解を阻止し、ポリマー分解を阻止できれば、染色物
の耐光堅牢性が向上できると考えられ、本発明はこの点
を解決せんとするものである。
(問題を解決するための手段) 即ち本発明は、ポリエステルの構成単位の80%以上がブ
チレンテレフタレート残基であるポリエステルに下記の
式(1)で示されるリン系酸化防止剤を0.05重量%以
上、3.0重量%以下及びベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤を0.05重量以上、1.0重量%以上の範囲で含有せし
めれば該ポリエステルからなる繊維、フイルム等成形物
を分散染料によつて染色した場合の耐光堅牢度に、とり
わけカーシートの耐候性に要求されるような過酷な環境
条件の場合に於いて優れた耐光堅牢度を有することを見
い出したものである。
チレンテレフタレート残基であるポリエステルに下記の
式(1)で示されるリン系酸化防止剤を0.05重量%以
上、3.0重量%以下及びベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤を0.05重量以上、1.0重量%以上の範囲で含有せし
めれば該ポリエステルからなる繊維、フイルム等成形物
を分散染料によつて染色した場合の耐光堅牢度に、とり
わけカーシートの耐候性に要求されるような過酷な環境
条件の場合に於いて優れた耐光堅牢度を有することを見
い出したものである。
ただし、R1〜R6は炭素数1〜15のアルキル基、R7〜R9は
炭素数1〜5のアルキル基、nは1〜12の整数である。
炭素数1〜5のアルキル基、nは1〜12の整数である。
又該ポリエステルを合成する際に使用される触媒のチタ
ン化合物をチタン原子に換算して下記の式(2)で示さ
れる範囲の含有量に制限すると優れた耐光性を発揮する
ことを見い出したものである。
ン化合物をチタン原子に換算して下記の式(2)で示さ
れる範囲の含有量に制限すると優れた耐光性を発揮する
ことを見い出したものである。
更に又、触媒のチタン化合のほかに、さらにコバルト化
合物をコバルト原子に換算して下記の式(3)の範囲で
併用添加することによつて、更に優れた耐光性を発揮す
ることを見い出したものである。
合物をコバルト原子に換算して下記の式(3)の範囲で
併用添加することによつて、更に優れた耐光性を発揮す
ることを見い出したものである。
15ppm≦Ti≦80ppm …(2) Ti:チタン原子 5ppm≦Co≦50ppm …(3) Co:コバルト原子 即ち本発明において、触媒として用いられるチタン系化
合物の使用量を前記の式(2)で示す如き範囲に抑えれ
ばチタン原子によつて誘因される酸化、ラジカル分解の
促進を防止することが可能となり、本発明に於いて用い
られる該リン系化合物の抗酸化作用が有効に発揮され、
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤との耐光性向上への
相乗効果が初めて発現されることを見い出したものであ
る。
合物の使用量を前記の式(2)で示す如き範囲に抑えれ
ばチタン原子によつて誘因される酸化、ラジカル分解の
促進を防止することが可能となり、本発明に於いて用い
られる該リン系化合物の抗酸化作用が有効に発揮され、
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤との耐光性向上への
相乗効果が初めて発現されることを見い出したものであ
る。
本発明に用いられるチタン系化合物の含有量はチタン原
子として15ppm以上80ppm以下の範囲が好ましい。チタン
原子として15ppmより少いと反応が十分進行せず目的と
するポリマーが得られず好ましくない。またチタン原子
として80ppmより多くなると該ポリエステルの酸化、ラ
ジカル分解の促進をし、その結果、本発明の狙いとする
耐光性の向上を発揮することが不可能となる。
子として15ppm以上80ppm以下の範囲が好ましい。チタン
原子として15ppmより少いと反応が十分進行せず目的と
するポリマーが得られず好ましくない。またチタン原子
として80ppmより多くなると該ポリエステルの酸化、ラ
ジカル分解の促進をし、その結果、本発明の狙いとする
耐光性の向上を発揮することが不可能となる。
本発明に於いて上記の該ポリエステルの耐光性の向上を
更に有効に発揮させる事としてコバルト化合物を含有さ
せると驚くべきことに本発明で用いられる抗酸化剤のリ
ン系化合物とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤による
染色物の耐光性への相乗効果が著しくなる。該コバルト
化合物による耐光性改良の機構は解明されていないが、
推察するにコバルト原子は遷移金属に属しコバルト原子
を含む該ポリエステルが染色された時に染料分子と金属
錯塩となり、一種の金属錯塩系光安定的な作用の補助的
な働きをなすものと思われる。コバルト原子以外の他の
遷移金属化合物でNi,Cu等の化合物が挙げられるが、こ
れらの化合物は該ポリエステルを着色させ、また耐光堅
牢度の向上に有効ではない。
更に有効に発揮させる事としてコバルト化合物を含有さ
せると驚くべきことに本発明で用いられる抗酸化剤のリ
ン系化合物とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤による
染色物の耐光性への相乗効果が著しくなる。該コバルト
化合物による耐光性改良の機構は解明されていないが、
推察するにコバルト原子は遷移金属に属しコバルト原子
を含む該ポリエステルが染色された時に染料分子と金属
錯塩となり、一種の金属錯塩系光安定的な作用の補助的
な働きをなすものと思われる。コバルト原子以外の他の
遷移金属化合物でNi,Cu等の化合物が挙げられるが、こ
れらの化合物は該ポリエステルを着色させ、また耐光堅
牢度の向上に有効ではない。
本発明に於いて用いられるコバルト化合物の該ポリエス
テル中への含有量は前記の式(3)で示されるようにコ
バルト原子として5ppm以上、50ppm以下の範囲が好まし
い。コバルト原子として含有量が5ppmより少くなると耐
光性の向上に効果が認められず好ましくない。またコバ
ルト原子としての含有量が50ppmより多くなると該ポリ
エステルを着色させ、むしろ耐光性を悪化させるので好
ましくない。
テル中への含有量は前記の式(3)で示されるようにコ
バルト原子として5ppm以上、50ppm以下の範囲が好まし
い。コバルト原子として含有量が5ppmより少くなると耐
光性の向上に効果が認められず好ましくない。またコバ
ルト原子としての含有量が50ppmより多くなると該ポリ
エステルを着色させ、むしろ耐光性を悪化させるので好
ましくない。
該コバルト化合物を該ポリエステル中に含有させる段階
としては、該ポリエステルを成型するまでの任意の段階
でよい。即ち該ポリエステルを合成する場合に該コバル
ト化合物を添加してもよいし、該ポリエステルの合成完
結後から紡糸の直前の間で添加してもよい。
としては、該ポリエステルを成型するまでの任意の段階
でよい。即ち該ポリエステルを合成する場合に該コバル
ト化合物を添加してもよいし、該ポリエステルの合成完
結後から紡糸の直前の間で添加してもよい。
本発明で用いられるリン系酸化防止剤を該ポリエステル
に含有させる時期の工程としては、該リン系酸化防止剤
をポリマー中に歩溜り良く含有せしめ且つ均一にポリマ
ー中に存在させるために、該ポリエステルの重合完了後
が良く、好ましくは該ポリエステルの紡糸直前の段階が
良い。そのために、例えば該ポリエステルの重合完了後
ペレツト化する工程を経ず連続的に溶融ポリマーを紡糸
ノズルへフイードし吐出させるような連続プロセスが都
合が良い。即ち紡糸直前までの段階でポリエステル溶融
ポリマー流中へ該化合物を定量フイードし、その後スタ
チツクミキサで混練した後紡糸ノズル孔より吐出させる
とよい。該ポリエステルポリマーペレツトを用い押出機
により紡糸する場合には、溶融押出しされた該ポリエス
テルポリマー溶融ライン中へ本発明で用いられる該リン
系酸化防止剤を所定量フイードし、その後スタチツクミ
キサーで混練後紡糸ノズルより吐出させるとよい。この
場合該リン系酸化防止剤を所定量フイードの時に他の耐
光性に悪影響のない耐熱性のある液状物に分散せしめて
用いることが好ましい。
に含有させる時期の工程としては、該リン系酸化防止剤
をポリマー中に歩溜り良く含有せしめ且つ均一にポリマ
ー中に存在させるために、該ポリエステルの重合完了後
が良く、好ましくは該ポリエステルの紡糸直前の段階が
良い。そのために、例えば該ポリエステルの重合完了後
ペレツト化する工程を経ず連続的に溶融ポリマーを紡糸
ノズルへフイードし吐出させるような連続プロセスが都
合が良い。即ち紡糸直前までの段階でポリエステル溶融
ポリマー流中へ該化合物を定量フイードし、その後スタ
チツクミキサで混練した後紡糸ノズル孔より吐出させる
とよい。該ポリエステルポリマーペレツトを用い押出機
により紡糸する場合には、溶融押出しされた該ポリエス
テルポリマー溶融ライン中へ本発明で用いられる該リン
系酸化防止剤を所定量フイードし、その後スタチツクミ
キサーで混練後紡糸ノズルより吐出させるとよい。この
場合該リン系酸化防止剤を所定量フイードの時に他の耐
光性に悪影響のない耐熱性のある液状物に分散せしめて
用いることが好ましい。
該リン系酸化防止剤の添加量としては0.05wt%〜3.0wt
%の範囲がよい。添加量が0.05wt%より少いと、本発明
の目的とする染色物の耐光性の優れたPBT系ポリエステ
ルが得られない。逆に3.0wt%より多く添加すると該ポ
リエステルが着色し、むしろ染色物の耐光牢度が低下す
るので好ましくない。
%の範囲がよい。添加量が0.05wt%より少いと、本発明
の目的とする染色物の耐光性の優れたPBT系ポリエステ
ルが得られない。逆に3.0wt%より多く添加すると該ポ
リエステルが着色し、むしろ染色物の耐光牢度が低下す
るので好ましくない。
本発明で用いられるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
の添加時期は該ポリエステルの成型時に該リン系酸化防
止剤と共に用いても良く、該ポリエステル成型物を染色
する時に染液に添加使用しても良い。
の添加時期は該ポリエステルの成型時に該リン系酸化防
止剤と共に用いても良く、該ポリエステル成型物を染色
する時に染液に添加使用しても良い。
該ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量としては
0.05wt%〜1.0wt%の範囲が好ましい。添加量が0.05wt
%より少いと本発明の目的とする染色物の耐光性の優れ
たPBT系ポリエステルが得られない。逆に1.0wt%より多
く添加すると該ポリエステルが着色し、特に淡色染めの
染色の場合に、染色物の色相に異常を来たし、また染色
物の耐光堅牢度がむしろ低下するので好ましくない。
0.05wt%〜1.0wt%の範囲が好ましい。添加量が0.05wt
%より少いと本発明の目的とする染色物の耐光性の優れ
たPBT系ポリエステルが得られない。逆に1.0wt%より多
く添加すると該ポリエステルが着色し、特に淡色染めの
染色の場合に、染色物の色相に異常を来たし、また染色
物の耐光堅牢度がむしろ低下するので好ましくない。
次に本発明で用いられる該ポリエステルの触媒及び添加
物について説明する。
物について説明する。
本発明に用いられるPBT系ポリエステルの合成触媒とし
てのチタン化合物としては、酒石酸チタンカリウム、酒
石酸チタンナトリウム、シユウ酸チタンカリウム、シユ
ウ酸チタンナトリウム、テトラブチルチタネート、また
はこれらの混合物などをあげることができる。
てのチタン化合物としては、酒石酸チタンカリウム、酒
石酸チタンナトリウム、シユウ酸チタンカリウム、シユ
ウ酸チタンナトリウム、テトラブチルチタネート、また
はこれらの混合物などをあげることができる。
コバルト化合物としては酢酸コバルトが挙げられる。
リン系酸化防止剤としては該ポリエステルとの相溶性の
高いものでなければならない。これは本発明の目的であ
る耐光性の向上効果を有効に発揮させるためからも該リ
ン系酸化防止剤を該ポリエステルに均一に分散させる点
で重要となるからである。
高いものでなければならない。これは本発明の目的であ
る耐光性の向上効果を有効に発揮させるためからも該リ
ン系酸化防止剤を該ポリエステルに均一に分散させる点
で重要となるからである。
本発明に好ましく用いられる該リン系酸化防止剤として
は、例えば次の化学構造式で示される式(4)の化合物
を挙げることができるが、このようなリン系酸化防止剤
は該ポリエステルとの相溶性が良く、本発明の目的に適
している。
は、例えば次の化学構造式で示される式(4)の化合物
を挙げることができるが、このようなリン系酸化防止剤
は該ポリエステルとの相溶性が良く、本発明の目的に適
している。
本発明で用いられるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
とは次の式(5)で示される一般式を云うが、 こゝでRはC6H5C6H4X、C6H3XY、C10H8その他(XはH、
OCH3、NH2、ハロゲン、N(CH3)2、その他YはH、ア
ルキル、ハロゲン、OH、COOH、その他)、AはH、C
H3、NH2、ハロゲン、その他 本発明に好ましく用いられる該紫外線吸収剤としては例
えば次の化学構造式で示される式(6)の化合物を挙げ
ることが出来る。
とは次の式(5)で示される一般式を云うが、 こゝでRはC6H5C6H4X、C6H3XY、C10H8その他(XはH、
OCH3、NH2、ハロゲン、N(CH3)2、その他YはH、ア
ルキル、ハロゲン、OH、COOH、その他)、AはH、C
H3、NH2、ハロゲン、その他 本発明に好ましく用いられる該紫外線吸収剤としては例
えば次の化学構造式で示される式(6)の化合物を挙げ
ることが出来る。
このような紫外線吸収剤は該ポリエステルとの相溶性が
良く、本発明の目的に適している。特にポリエステル成
型時に添加する場合に耐熱性の点で好適である。
良く、本発明の目的に適している。特にポリエステル成
型時に添加する場合に耐熱性の点で好適である。
本発明でいうポリエステルとは、その構成単位の80%以
上がブチレンテレフタレート残基であるPBT系ポリエス
テルであり、たとえば共重合などにより改質されていて
もよい。改質剤としては、たとえば酸成分として5−ス
ルホイソフタル酸ナトリウム塩またはその誘導体、イソ
フタル酸またはその誘導体、アジピン酸、セバシン酸な
どの脂肪族二塩基酸やそれらの誘導体など、ジオール成
分としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレンジオール
やこれらの縮合物、ポリメチレングリコール類などがあ
げることができるが、これらに限定されるものではな
い。
上がブチレンテレフタレート残基であるPBT系ポリエス
テルであり、たとえば共重合などにより改質されていて
もよい。改質剤としては、たとえば酸成分として5−ス
ルホイソフタル酸ナトリウム塩またはその誘導体、イソ
フタル酸またはその誘導体、アジピン酸、セバシン酸な
どの脂肪族二塩基酸やそれらの誘導体など、ジオール成
分としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレンジオール
やこれらの縮合物、ポリメチレングリコール類などがあ
げることができるが、これらに限定されるものではな
い。
また本発明に用いられる分散染料とはS・D・Cおよび
A・A・T・C・C共編のカラーインデツクスに分散染
料として所属する染料を意味し、その化学構造としては
例えばアンスラキノン系誘導体、アゾ系誘導体化合物で
示される染料を言う。また分散染料による染色は常法に
より行うことができる。
A・A・T・C・C共編のカラーインデツクスに分散染
料として所属する染料を意味し、その化学構造としては
例えばアンスラキノン系誘導体、アゾ系誘導体化合物で
示される染料を言う。また分散染料による染色は常法に
より行うことができる。
以下本発明を実施例で具体的に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
れに限定されるものではない。
実施例1〜4)、比較例1〜5) ジメチルテレフタレート(DMT)9000部、1,4ブタンジオ
ール(B.D)550部、触媒としてテトラブチルチタネート
を用いて表1に示す添加量(DMTに対し)で反応容器に
入れ、190℃にてエステル交換反応を行い続いて255℃に
昇温し、除々に減圧して1mmHg以下の減圧下で重合反応
を行い、重合完了後リン系酸化防止剤として1,1,3−ト
リス(2−メチル4−ジトリデシルホスフアイト−5−
t−ブチルフエニル)ブタンを表1に示す添加量で仕込
み、窒素中で約30分間撹拌し、さらにストランド状に押
し出し表1に示す〔η〕のチツプとした。これを試験用
紡糸機にて紡糸し、引き続いて延伸を行いPBT繊維を得
た。これを筒編とし、次に示す染液組成で表1に示す添
加量(純分として)でベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤の乳化液を染色時に添加しベージユ色の染色を行なつ
た。
ール(B.D)550部、触媒としてテトラブチルチタネート
を用いて表1に示す添加量(DMTに対し)で反応容器に
入れ、190℃にてエステル交換反応を行い続いて255℃に
昇温し、除々に減圧して1mmHg以下の減圧下で重合反応
を行い、重合完了後リン系酸化防止剤として1,1,3−ト
リス(2−メチル4−ジトリデシルホスフアイト−5−
t−ブチルフエニル)ブタンを表1に示す添加量で仕込
み、窒素中で約30分間撹拌し、さらにストランド状に押
し出し表1に示す〔η〕のチツプとした。これを試験用
紡糸機にて紡糸し、引き続いて延伸を行いPBT繊維を得
た。これを筒編とし、次に示す染液組成で表1に示す添
加量(純分として)でベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤の乳化液を染色時に添加しベージユ色の染色を行なつ
た。
染液組成 Sumikaron UL Yellow 4GF 0.46%owf Sumikaron UL Red GF 0.5 %owf Sumikaron UL Blue GF 0.5 %owf 分散剤ニツカサンソルト#7000 0.5g/ 酢酸(48%) 1cc/ 硫酸アンモニウム 1g/ ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(乳化液) 浴比50:1、染色温度120℃、時間60分間 これらの染色物の筒編地について次の条件、即ち発泡ポ
リウレタン接着(厚さ1cm)、カーボンアーク照射での
ブラツクパネル温度83℃、時間200時間のカーシート用
の耐光試験を行なつた。JIS−L0804の変退用グレースケ
ールを用いての判定で、それらの染色物の耐光堅牢度の
評価を行なつた。
リウレタン接着(厚さ1cm)、カーボンアーク照射での
ブラツクパネル温度83℃、時間200時間のカーシート用
の耐光試験を行なつた。JIS−L0804の変退用グレースケ
ールを用いての判定で、それらの染色物の耐光堅牢度の
評価を行なつた。
実施例1と比較例2で示されるようにベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤が添加されてもリン系酸化防止剤が添
加されない比較例2の場合は耐光堅牢度が悪い。
ル系紫外線吸収剤が添加されてもリン系酸化防止剤が添
加されない比較例2の場合は耐光堅牢度が悪い。
また実施例1と比較例3で示されるようにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤が添加されない場合に耐光堅牢度
が悪い。しかるに実施例1で示されるようにリン系酸化
防止剤とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を併用する
と耐光堅牢度が著しく向上し、耐光堅牢度の優れた染色
物のPBT繊維が得られる。
ゾール系紫外線吸収剤が添加されない場合に耐光堅牢度
が悪い。しかるに実施例1で示されるようにリン系酸化
防止剤とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を併用する
と耐光堅牢度が著しく向上し、耐光堅牢度の優れた染色
物のPBT繊維が得られる。
実施例1と比較例1で示されるように触媒のチタン化合
物の添加量が規定量より少いと重合が進行せず、繊維化
するための満足なポリマーが得られない。比較例5は触
媒のチタン化合物の添加量が規定量を越えた場合の例
で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得られない。
物の添加量が規定量より少いと重合が進行せず、繊維化
するための満足なポリマーが得られない。比較例5は触
媒のチタン化合物の添加量が規定量を越えた場合の例
で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得られない。
比較例4はベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量
が規定量を越えた場合で、耐光堅牢度をむしろ悪化さ
せ、優れた耐光堅牢度の染色物が得られない。
が規定量を越えた場合で、耐光堅牢度をむしろ悪化さ
せ、優れた耐光堅牢度の染色物が得られない。
実施例5〜7)、比較例6〜10) ジメチルテレフタレート(DMT)9000部、1,4ブタンジオ
ール(B.D)550部、触媒としてのテトラブチルチタネー
トと酢酸コバルトのそれぞれを表1に示す添加量(DMT
に対し)で反応容器に入れ、190℃にてエステル交換反
応を行い、続いて255℃に昇温し除々に減圧して1mmHg以
下の減圧下で重合反応を行い、重合完了後リン系酸化防
止剤として1,1,3−トリス(2−メチル4−ジトリデシ
ルホスフアイト)ブタンを0.25wt%添加し、窒素中で約
30分間撹拌し、さらにストランド状に押し出し、表2に
示す〔η〕のチツプとした。これらを試験用紡糸機にて
紡糸し、引き続いて延伸を行いPBT繊維を得た。これら
を筒編とし、次に示す染液組成で表2に示す添加量(純
分として)でベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の乳化
液を染色時に添加し、グレイ色の配合染色を行なつた。
これらの染色物の筒編地について実施例1の場合と同じ
試験法で耐光堅牢度の評価を行なつた。
ール(B.D)550部、触媒としてのテトラブチルチタネー
トと酢酸コバルトのそれぞれを表1に示す添加量(DMT
に対し)で反応容器に入れ、190℃にてエステル交換反
応を行い、続いて255℃に昇温し除々に減圧して1mmHg以
下の減圧下で重合反応を行い、重合完了後リン系酸化防
止剤として1,1,3−トリス(2−メチル4−ジトリデシ
ルホスフアイト)ブタンを0.25wt%添加し、窒素中で約
30分間撹拌し、さらにストランド状に押し出し、表2に
示す〔η〕のチツプとした。これらを試験用紡糸機にて
紡糸し、引き続いて延伸を行いPBT繊維を得た。これら
を筒編とし、次に示す染液組成で表2に示す添加量(純
分として)でベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の乳化
液を染色時に添加し、グレイ色の配合染色を行なつた。
これらの染色物の筒編地について実施例1の場合と同じ
試験法で耐光堅牢度の評価を行なつた。
実施例5と比較例7で示されるように酢酸コバルトが添
加される実施例5の場合の耐光堅牢度が5級を示すに対
し、比較例7では3−4級を示し、退色時間にすれば2.
5倍退色しにくくなり、耐光性の向上に効果が見られ
る。
加される実施例5の場合の耐光堅牢度が5級を示すに対
し、比較例7では3−4級を示し、退色時間にすれば2.
5倍退色しにくくなり、耐光性の向上に効果が見られ
る。
比較例6は触媒のチタン化合物の添加量が規定量を越え
た場合の例で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得ら
れない。
た場合の例で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得ら
れない。
比較例8は酢酸コバルトの添加量が規定量を越えた場合
の例で、ポリマーに着色が見られ耐光堅牢度の向上効果
が見られない。
の例で、ポリマーに着色が見られ耐光堅牢度の向上効果
が見られない。
比較例9はベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を添加し
ない場合で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得られ
ない。
ない場合で、満足な耐光堅牢度の優れた染色物が得られ
ない。
比較例10はベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量
が規定量を越えた場合で、耐光堅牢度をむしろ悪化さ
せ、優れた耐光堅牢度の染色物が得られない。
が規定量を越えた場合で、耐光堅牢度をむしろ悪化さ
せ、優れた耐光堅牢度の染色物が得られない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/62 G 7199−3B 6/92 301 K 7199−3B T 7199−3B (72)発明者 中川 潤洋 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 中塚 一 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社クラレ内 (56)参考文献 特開 昭61−73764(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】ポリエステルの構成単位の80%以上がブチ
レンテレフタレート残基であるポリエステルからなり、
分散染料によって染色されたポリエステル成型物であっ
て、下記の式(1)で示されるリン系酸化防止剤を0.05
重量%以上、3.0重量%以下及びベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤を0.05重量%以上、10重量%以下含有せし
めたことを特徴とする耐光性の改良されたポリエステル
成型物。 ただし、R1〜R6は炭素数1〜15のアルキル基、R7〜R9は
炭素数1〜5のアルキル基、nは1〜12の整数である。 - 【請求項2】第1項記載のポリエステル成型物に於い
て、該ポリエステルを合成する際の触媒のチタン化合物
がチタン原子に換算して下記の式(2)で示される範囲
で含有されることを特徴とする耐光性の改良されたポリ
エステル成型物。 15ppm≦Ti≦80ppm …(2) Ti:チタン原子 - 【請求項3】第1項記載のポリエステル成型物に於い
て、該ポリエステルを合成する際の触媒のチタン化合物
がチタン原子に換算して下記の式(2)で示される範囲
のチタン化合物を含有し、更に該ポリエステルにコバル
ト化合物をコバルト原子に換算して下記の式(3)の範
囲で含有せしめることを特徴とする耐光性の改良された
ポリエステル成型物。 15ppm≦Ti≦80ppm …(2) Ti:チタン原子 5ppm≦Co≦50ppm …(3) Co:コバルト原子 - 【請求項4】ポリエステルの構成単位の80%以上がブチ
レンテレフタレート残基であるポリエステルで、該ポリ
エステルを合成する際の触媒のチタン化合物がチタン原
子に換算して下記の式(2)で示される範囲で含有した
ポリエステルの重合完了後から紡糸直前までの間で下記
の式(1)で示されるリン系酸化紡糸剤ゐ0.05重量%以
上、3.0重量%以下の範囲で添加せしめたポリエステル
を常法によりノズルより吐出し成型し、その後ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤を0.05重量%以上、1.0重量
%以下の範囲で染色時に含有せしめるようにして分散染
料によって染色することを特徴とする耐光性の改良され
たポリエステル成型物の製造法。 ただし、R1〜R6は炭素数1〜15のアルキル基、R7〜R9は
炭素数1〜5のアルキル基、nは1〜12の整数である。 15ppm≦Ti≦80ppm …(2) Ti:チタン原子 - 【請求項5】第4項記載のポリエステル成型物の製造法
に於いて、該ポリエステルを合成する際の触媒のチタン
化合物のほかに、さらにコバルト化合物を該ポリエステ
ルの合成時から紡糸直前までの間でコバルト原子に換算
して下記の式(3)の範囲で添加することを特徴とする
耐光性の改良されたポリエステル成型物の製造法。 5ppm≦Co≦50ppm …(3) Co:コバルト原子
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19618886A JPH0696808B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 耐光性の改良されたポリエステル成型物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19618886A JPH0696808B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 耐光性の改良されたポリエステル成型物及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6350523A JPS6350523A (ja) | 1988-03-03 |
| JPH0696808B2 true JPH0696808B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16353653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19618886A Expired - Fee Related JPH0696808B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 耐光性の改良されたポリエステル成型物及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696808B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0327179A (ja) * | 1989-06-21 | 1991-02-05 | Emori Shoji Kk | 合成繊維、またはその染色物の耐光性向上処理方法 |
| JPH03206178A (ja) * | 1990-01-08 | 1991-09-09 | Emori Shoji Kk | 繊維複合体シート、およびその染色物の耐光・耐熱性強化処理方法 |
-
1986
- 1986-08-20 JP JP19618886A patent/JPH0696808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6350523A (ja) | 1988-03-03 |
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