JPH0698876B2 - 液圧転写方法と版の決定方法 - Google Patents

液圧転写方法と版の決定方法

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JPH0698876B2
JPH0698876B2 JP3324088A JP3324088A JPH0698876B2 JP H0698876 B2 JPH0698876 B2 JP H0698876B2 JP 3324088 A JP3324088 A JP 3324088A JP 3324088 A JP3324088 A JP 3324088A JP H0698876 B2 JPH0698876 B2 JP H0698876B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、曲面、不規則形状面等のいわゆる凹凸面を有
する物体に任意所望の模様を印刷する方法に関するもの
である。
従来の技術 従来、曲面、不規則形状面等のいわゆる凹凸面を有する
物体に模様を印刷する方法として、薄膜フィルムの一方
の面に常法の印刷をして、該フィルムを印刷面を上にし
て液面に浮かべ、上方から印刷面に向かって被転写体を
下降させて、液圧によりパターンを被転写体に転写する
いわゆる液圧転写法が広く知られている。また、前もっ
て常法により多色印刷し、一旦乾燥してある薄膜フィル
ムに、印刷インクを膨潤させ得る溶剤を含む液や接着剤
等の液剤を浮かべる前に直接ロールコートしたり、液面
上にてスプレーコートしたりして、該インクにタック性
を再び帯びさせて行う方法が特開昭54-33115号公報や特
開昭55-148190号公報に開示されており、現在、これら
の方法により実施されている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前者の方法であると多色刷りに問題があり、ま
た、後者の方法であると各色毎にインクの乾燥と乾燥し
たインクに再びタック性を再び帯びさせるための工程が
余分に必要となってしまう。
そして、前者、後者、何れにせよ、薄膜フィルムへのパ
ターン印刷にはいわゆる印刷版を用いてこれを行ってい
るので、この製版代がコストに大きく響き、また、パタ
ーンは物体には三次元的に施されることとなるが、その
基の印刷版は経験的、試行錯誤的に平面的に作られる、
言わば一発勝負的なパターンであるため、例えば、木目
にしても、物体の凹凸に合わせて変化が付けられること
など到底できる技ではなく、少くともそれらしく一様に
木目が施されていれば良いとする程度のものか、物体の
凹凸に関係ない模様、例えば迷彩色調か水玉調のものが
好んで用いられていた。
この結果、少量多品種処理や複雑な凹凸の物体には不向
きなものとされ、これがいわゆる液圧転写法の今一層の
普及の妨げとなっていた。
現代は、遊び心、感覚の時代でもあるから、単純なパタ
ーンに限らず、例えば、絵画調といった高意匠のパター
ンであっても、物体のそれぞれの凹凸に合わせて、個別
に、しかも即座に対応できる必要がある。
問題点を解決するための手段 本発明液圧転写方法は、上記の問題点を解決するため
に、2色以上のインクを用い、マイクロプロセッサを中
核とするいわゆるマイクロコンピュータを用いて符号化
された情報を演算処理しつつその処理結果に基づき2以
上のノズルから前記各色のインクを粒滴として薄膜フィ
ルム面に噴射しながら該薄膜フィルムと該ノズルとの位
置関係を相対的に変化させて、薄膜フィルム上に所望の
パターンを付着させ、続いてこの薄膜フィルムを液体上
に該パターンを上にして浮かべ、その際、転写時までタ
ック性を有しているインクを用いているときはそのま
ま、また、乾燥被膜を形成したりしてタック性を失った
り減少させてしまうインクを用いているときは、着液前
または着液後に該インクにタック性を再び帯びさせるよ
うな活性剤等を塗布し、該パターンを構成しているイン
クがタック性を有している内に、液体上の薄膜フィルム
に被転写体を当接せしめつつ該被転写体の一部または全
部を液中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって該被
転写体に密着せしめて符号化された情報の演算処理結果
により前記着液直前に得られた任意所望のパターンを被
転写体に転写するようにし、その後、必要に応じ、被転
写体表面に残留する薄膜フイルムを除去するようにした
ことを特徴とし、また、さらに、その結果該パターンと
該被転写体の凹凸とがマッチしなければ、マッチするま
で前記演算処理に修正を加えて上記各工程を繰り返すよ
うにしたことを特徴とする。また、本発明版の決定方法
は、このようにして最終的に最良のパターンが得られた
なら、そのときの演算処理を再び実行させて得られた最
終パターンを液体上に浮かべることなく取り出して、該
最終パターンに基づいて印刷版を起こすようにすること
を特徴とする。
作用 上記方法においては、ノズルから各色のインクを粒滴と
して薄膜フィルム面に噴射するので、異なる色のインク
を2以上用いても支障なく多色刷りのパターンを薄膜フ
ィルム上に付着させることができ、さらに、このパター
ンはマイクロプロセッサを中核とするいわゆるマイクロ
コンピュータを用いて符号化された情報を演算処理しつ
つその処理結果に基づいて描き出されるパターンである
から、例えば、拡大、一部拡大、一部縮小、反復、反転
等の各種の変形が容易かつ即座に行える。そのようなパ
ターンが液体上に浮かべられ、該パターンを構成してい
るインクがタック性を有している内に、被転写体が下降
されてパターンと密着することで、直前の演算処理結果
によりその場で決定され描き出された任意所望の多色刷
りのパターンが被転写体上に転写される。
また、この符号化された情報に演算処理をしてパターン
を徐々に変形させ、順次そのパターンを液体上に浮かべ
て転写を実行するとともに、その結果被転写体に施され
た意匠の良否を即座に判断し、その判断結果を再びパタ
ーンの変形のための演算処理命令として反映させてゆけ
ば、最良のパターンを得るに至る。
さらに、その最良のパターンが得られたときの演算処理
を再び実行させて、描き出されたパターンを液体上に浮
かべることなく取り出してそのパターンに基づいて印刷
版を起こすようにすれば、従来の液圧転写法においても
高意匠な転写が可能となる。
実施例 次ぎに、本第3発明方法について具体的に図示実施例で
詳述しながら、本各発明方法についての説明をする。
本実施例で利用する薄膜フィルムは、水溶性もしくは水
膨潤性フィルムとして、水面に浮かべることにより吸水
して膨潤する性質を有するとともに水面上より物体を押
し入れることにより容易に延展して物体の形状に沿って
変形し、なおかつ、ノズルから噴射されるインク粒滴に
よる印刷に付し得るものが利用される。水溶性もしくは
水膨潤性フィルムとして具体的には、澱粉系フィルム、
ポリビニールアルコール樹脂フィルムないしポリビニー
ルアルコール樹脂を主体とする混合樹脂フィルム、例え
ば、ポリビニールアルコールと澱粉等との混合系、ある
いはこれらフィルム原料を、紙、不織布、布、各種多孔
質フィルム等、液体、特に水を浸透する性質を有する基
体シートにコーティングしたり、ラミネートしたシー
ト、さらには各種剥離層を設けて印刷した後剥離層から
剥されたシート等であって、インク粒滴をにじませたり
反射することなく的確に捕捉できるものが利用される。
このためには、例えば、薄膜フィルム表面を水で若干湿
らせたり、転写後被膜となり得る樹脂をビヒクルとして
含む透明塗料等を全面塗布したりして表面に粘着性を持
たせてインク粒滴の付着性を確保しても良い。
そして、これら水溶性もしくは水膨潤性フィルムに2以
上のノズルから各色のインクを粒滴として噴射しながら
該フィルムと該ノズルとの位置関係を相対的に変化させ
て転写用のパターンを形成するが、このためのインクに
は、該フィルムに仮接着し、水に着くまで乾燥被膜を形
成しないものであるか、乾燥被膜を形成しても後記する
活性剤類に容易に活性化する樹脂をビビクルとして含む
ものが用いられる。前者による場合は、とかくインク粘
度も高くなるため、これをノズルより噴射する際、粒滴
の制御等が困難となりがちとなるが、活性化という余分
な工程を省略することができる。また、活性剤類を塗布
する必要がある場合には、活性剤には、インクを膨潤さ
せうる溶剤を含み、被転写体表面を侵食したり、それが
塗料によりアンダーコートされている時には、転写時に
この塗料を急激に溶解させないものであることが望まし
く、さらに、この溶剤に親和性のある樹脂が添加されて
いるのが望まれる。
ノズルから各色のインクを粒滴として薄膜フィルム面に
噴射する手段としては、マイクロプロセッサを中核とす
るいわゆるマイクロコンピュータを用い、例えば、イン
ク室の壁を構成する圧電素子を振動させてインク室の開
口たるノズルからインク粒滴を噴射しつつ、同時に該フ
ィルムとノズルとの位置関係を相対的に変化させ得る手
段であれば良く、今や圧力パルス方式、電荷制御方式
等、種々の方式がある、いわゆるインクジェットプリン
ターの内、インク適正や描画速度等を考慮して利用でき
る。この場合、インクは各ノズルから粒滴として噴射さ
れるため、2色以上のインクを用いる場合であっても、
同時多色刷りのパターンを描くことができる。
また、これは、マイクロプロセッサを中核とするいわゆ
るマイクロコンピュータにつながれて制御されるが、マ
イクロコンピュータには、その他の周辺機器として、パ
ターンを磁気、光等に置き替えてカード、テープ、ディ
スク等に読み書きする外部記憶装置、パターンを光学的
に直接取り込むカメラ、スキャナー等の画像入力装置、
処理手順を入力したりポイント指定したりするキーボー
ドやマウス等の入力装置、及びCRT等が必要により各イ
ンターフェースを介してつながれている。
これらは今やCG、CADのシステム装置として広く使われ
るようになってきており、記憶媒体に符号化されて記憶
されている情報群の中から1つのパターン情報を読み出
し、あるいは、カメラ、スキャナー等の画像入力装置で
写真等から直接画像情報を取り込んで、その情報のま
ま、あるいは、例えば、キーボード等から、拡大、一部
拡大、一部縮小、反復、反転等の命令を入力され、マイ
クロプロセッサの統括制御の基にそれら演算処理をしつ
つ、その処理結果たる各インクへの加圧やノズル群の走
査、用紙送り等を制御して、任意所望のパターンを描き
出せるようになっており、本方法を実施する上での一手
段として、そのハード、ソフトのかなりの部分を利用で
きる。
そこで、先ず、例えば、ある転写用のパターンを写真等
から画像入力装置で読み込み、あるいはフロッピディス
ク等に記憶してあるパターン情報群の中からその1つを
読み出し、それを変形することなくそのままのパターン
情報通りに水溶性もしくは水膨潤性フィルム上に描き出
させる。図示実施例では、ロール状に巻き付けられた水
溶性もしくは水膨潤性フィルム1が順次引き出されて、
プラテン2上に一部巻き付けられ、そのプラテン2に対
向しているノズル3から該ノズル3が横(紙面に垂直な
方向)に走査しながら該ノズル3に連通するインクタン
ク32及びインク室31からのインク4の粒滴として噴射さ
れ、パターンが描き出されるようにしてある。続いて、
該フィルム1はプラテン2前方のロール51と傾斜コンベ
ヤ52により水槽6の水面61上に導入され、該フィルム1
におけるパターンが上面となって水面61上に浮かべられ
る。この際、水面61に達し転写が行われるまでインク4
がタック性を有していれば、続けて被転写体7を押し入
れて転写を行えば良いが、それまでにインク4が乾燥被
膜を形成してタック性を失ったり、不足するようになる
のであれば、水面61上に着くまでの間に、あるいは着水
後転写する前に活性剤類を塗布する必要がある。この場
合、水面上に着くまでにこれを行うのであれば、グラビ
アコート、ロールコート、バーコート等の手段が採れ、
また、水面に浮かべた後にこれを行うようであれば、フ
ィルムが水を吸収して膨潤するのを待ってスプレーコー
ト、超音波コート等の手段を用いて行うことができる。
そこで、パターンを構成するインクがタック性を有して
いる間であって水溶性もしくは水膨潤性フィルムが水を
幾分吸収して膨潤するとともに延展性を生じ出してきた
ら、水面61上からこの水溶性もしくは水膨潤性フィルム
1ごと被転写体7を下降させて、その一部または全部を
水中に押し入れる。すると、該フィルム1は被転写体7
に水圧によりまとわり付くように張り付くこととなる。
その後、被転写体7を水中より引き上げ、別途ブース8
にて湯水等をシャワー81して残留するフィルム成分を洗
い流し、熱気に晒たり、熱風を吹き付けたりしてインク
等に含まれる溶剤成分を揮発させ、必要に応じトップコ
ートをして完成品とする。
ここで、被転写体7を下降させるにあたっては、実施例
では、人間が被転写体7の上部を持ってこれを押し入れ
るようにしたが、特開昭58-31754号公報に示される三角
状に移行させることのできるコンベヤにより適度な入射
角を付けつつこれを自動的に行わせたり、特開昭55-195
41号公報や特開昭57-39964号公報に開示された方法で相
対的かつ回分的に水中に押し入れるようしても良い。ま
た、水槽6内の水は該水溶性もしくは水膨潤性フィルム
の性質により適当な温度に調整される。例えば、水溶性
もしくは水膨潤性フィルムとして澱粉系フィルムを用い
た場合は、水温40〜50℃程度であることが望ましく、ま
た、該薄膜フィルムの除去の際の溶解を促進させるため
にアミラーゼ等を2〜4%程度添加しておいても良い。
また、水面61上に浮かべられた水溶性もしくは水膨潤性
フィルム1は、水を吸収して膨潤するとともに一部溶解
してゆくため、極薄のものにあっては被転写体を水中か
ら引き上げるまでに溶解完了してしまうこともあり得る
が、通常の場合は残留フィルム成分除去のために洗浄を
必要とし、このときの、水温は一般には15〜60℃が適当
であり、洗浄時間は1〜10分程度で十分である。
また、図示では、水溶性もしくは水膨潤性フイルム1が
ロール状態から連続的に供給されるようにし、水はオー
バーフロー62させて一方から他方に流れ出すようにした
が、水槽の水を強制的に循環させて行うこともでき、ま
た、枚葉状のフィルムを一枚づつ浮かべても良い。枚葉
状のフィルムを用いるときは、一旦プラテン2全周に巻
き付けて、プラテン2またはノズル3を回転させながら
横に移動させるようにすることができ、柄ずれを少なく
することができる。
したがって、残留フィルム成分を洗い流して乾燥し、さ
らに必要に応じトップコートを施せばそのまま完成品と
することもできるが、画像入力装置で読み込んだまま、
あるいフロッピーディスク等から読み出したままに描き
出したパターンを転写したのでは、被転写体の凹凸と該
パターンがマッチしない場合がある。
このような場合には、少なくとも転写が行われ、あるい
は残留フィルム成分が除去された段階で、直ぐにその仕
上がり具合いを検討して、パターン中の引き延ばし、拡
大した方が良い箇所、縮じめた方が良い箇所、強調した
い箇所等を直接目視判断して、そのために必要な演算処
理の命令をコンピュータ9のキーボード10から入力す
る。
この際、どういう命令を与えたらどの様なパターン変更
ができ、どの様なパターンが描き出されるかは、システ
ムとしてのソフト次第であり、一方、入力したパターン
変形のための命令と実際に被転写体に施された際の関係
が前もって全く把握できない場合もあるが、順次パター
ン変形のための命令と転写および評価を繰り返すこと
で、その間の傾向を掴むことができるようになり、試行
錯誤的ではあるが、いわゆるPLAN、DO、SEEを極近接し
た時間内に繰り返すことができるから、必ずや希望通り
にパターンを施すことができるに至る。
したがって、被転写体の凹凸が複雑で、この凹凸に模様
を合わせるのがむずかしい場合にも、比較的早くそのた
めのパターンを決定でき、しかも、実際の転写も同時に
行える。
また、このようにして、一旦、決定されるに至ったパタ
ーンがあるなら、それをフロッピーディスク等の記憶媒
体に記憶させてしまえば、以後もそのパターン情報を読
み出してくるだけで、即実行でき、しかも、その際、同
一パターンを繰り返し描き出させる命令を入力すれば、
量産的な転写も可能となる。したがって、形状が少しづ
つ異なる被転写体にも容易に対応することができ、ま
た、形状が大きく異なる被転写体については蓄積した情
報群からそれなりのパターン情報を読み込めば、少量多
品種の転写作業にも対応することができる。
さらに、大量の同一形状の被転写体に対しては、その試
行段階において上記方法を用いて最適なパターンを決定
し、その後、これを基に印刷版を作成し、量産段階では
従来の液圧転写方法にしたがって、その印刷版により印
刷された薄膜フィルム上のパターンを活性化しつつ行う
方法が可能となる。この場合、最終的に決定されたパタ
ーンを製版のために再現するにあたっては、上記フィル
ム上でも良いが、別途用紙に描き出させ、水面に浮かべ
ることなく、製版工程へ回すようにすれば良い。
なお、被転写体としては、ABS樹脂、アクリル樹脂、AS
樹脂、塩化ビニール樹脂、ポリスチロール樹脂、ノリル
樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、FR
P、エポキシ樹脂を始めとするプラスチック材料を用い
た凹凸の複雑なものやその他金属等であっても良く、特
にアルミニューム材料にあっては、その表面に陽極酸化
被膜を形成したものに好適である。
また、上記実施例では、薄膜フィルムとして水溶性もし
くは水膨潤性フィルムを用いるものとしたが、薄膜フィ
ルムは、溶解してしまわなくとも良く、また、水溶性で
なくとも、酸、アルカリ、酵素の水溶液、溶剤、その他
の液体に溶けるあるいは膨潤する薄膜フィルムであれば
使用でき、場合によってはフィルム成分を残置させ、こ
れをトップコートの代用として使用するものであっても
良い。同様に、液体とは水に限られるものでなく、酸、
アルカリ水溶液、溶剤、その他液体であって良い。
さらに、ノズルから各色のインクを粒滴として薄膜フィ
ルム面に噴射する手段も図示実施例のものに限られるも
のでなく、マイクロプロセッサを中核とするいわゆるマ
イクロコンピュータによって、ノズルからインク粒滴を
噴射しつつ、同時に該フィルムとノズルとの位置関係を
相対的に変化させ得る手段であれば良く、また、マスキ
ングをして行う、液を2層にして行う等、従来の液圧転
写方法における種々の改良もほぼそのまま適用できるも
のである。
発明の効果 したがって、本発明によれば、各色毎のインクの乾燥を
要せずして多色刷りの転写を行うことができるのは勿
論、印刷版も必要とせず、試行錯誤的ではあるが、いわ
ゆるPLAN、DO、SEEを極近接した時間内に繰り返すこと
ができて、被転写体の凹凸が複雑な場合にも、比較的早
く必ずや希望通りにパターンを施すことができる。
また、同一パターンを繰り返し描き出させる命令を入力
すれば、量産的な転写も可能となるから、少量多品種の
転写作業にも適する。
さらに、最適なパターンを決定した後に、これを基に印
刷版を作成すれば、従来の量産的な液圧転写方法におい
ても高意匠のパターンが施せる。
このため、液圧転写方法の益々用途発展が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の流れを示す一部断面、一部
斜視の概要図である。 1……薄膜フィルム、3……ノズル 4……インク、61……水面 7……被転写体、9……コンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写時までタック性を有しているインクを
    2色以上用い、マイクロプロセッサを中核とするいわゆ
    るマイクロコンピュータを用いて符号化された情報を演
    算処理しつつその処理結果に基づき2以上のノズルから
    前記各色のインクを粒滴として薄膜フィルム面に噴射し
    ながら該薄膜フィルムと該ノズルとの位置関係を相対的
    に変化させて、薄膜フィルム上に所望のパターンを付着
    させ、続いてこの薄膜フィルムを液体上に該パターンを
    上にして浮かべ、該パターンを構成しているインクがタ
    ック性を有している内に、液体上の薄膜フィルムに被転
    写体を当接せしめつつ該被転写体の一部または全部を液
    中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって該被転写体
    に密着せしめて符号化された情報の演算処理結果により
    前記着液直前に得られた任意所望のパターンを被転写体
    に転写するようにし、その後、必要に応じ、被転写体表
    面に残留する薄膜フィルムを除去するようにした液圧転
    写方法。
  2. 【請求項2】2色以上のインクを用い、マイクロプロセ
    ッサを中核とするいわゆるマイクロコンピュータを用い
    て符号化された情報を演算処理しつつその処理結果に基
    づき2以上のノズルから前記各色のインクを粒滴として
    薄膜フィルム面に噴射しながら該薄膜フィルムと該ノズ
    ルとの位置関係を相対的に変化させて、薄膜フィルム上
    に所望のパターンを付着させ、続いてこの薄膜フィルム
    を液体上に該パターンを上にして浮かべ、その際、着液
    前または着液後に前記インクにタック性を再び帯びさせ
    るような活性剤等を塗布し、該パターンを構成している
    インクがタック性を有している内に、液体上の薄膜フィ
    ルムに被転写体を当接せしめつつ該被転写体の一部また
    は全部を液中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって
    該被転写体に密着せしめて符号化された情報の演算処理
    結果により前記着液直前に得られた任意所望のパターン
    を被転写体に転写するようにし、その後、必要に応じ、
    被転写体表面に残留する薄膜フィルムを除去するように
    した液圧転写方法。
  3. 【請求項3】転写時までタック性を有しているインクを
    2色以上用い、マイクロプロセッサを中核とするいわゆ
    るマイクロコンピュータを用いて符号化された情報を演
    算処理しつつその処理結果に基づき2以上のノズルから
    前記各色のインクを粒滴として薄膜フィルム面に噴射し
    ながら該薄膜フィルムと該ノズルとの位置関係を相対的
    に変化させて、薄膜フィルム上に所望のパターンを付着
    させ、続いてこの薄膜フィルムを液体上に該パターンを
    上にして浮かべ、該パターンを構成しているインクがタ
    ック性を有している内に、液体上の薄膜フィルムに被転
    写体を当接せしめつつ該被転写体の一部または全部を液
    中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって該被転写体
    に密着せしめて符号化された情報の演算処理結果により
    前記着液直前に得られた任意所望のパターンを被転写体
    に転写するようにし、その後、必要に応じ、被転写体表
    面に残留する薄膜フィルムを除去し、さらに、その結果
    該パターンと該被転写体の凹凸とがマッチしなければ、
    マッチするまで前記演算処理に修正を加えて上記各工程
    を繰り返すようにした液圧転写方法。
  4. 【請求項4】2色以上のインクを用い、マイクロプロセ
    ッサを中核とするいわゆるマイクロコンピュータを用い
    て符号化された情報を演算処理しつつその処理結果に基
    づき2以上のノズルから前記各色のインクを粒滴として
    薄膜フィルム面に噴射しながら該薄膜フィルムと該ノズ
    ルとの位置関係を相対的に変化させて、薄膜フィルム上
    に所望のパターンを付着させ、続いてこの薄膜フィルム
    を液体上に該パターンを上にして浮かべ、その際、着液
    前または着液後に前記インクにタック性を再び帯びさせ
    るような活性剤等を塗布し、該パターンを構成している
    インクがタック性を有している内に、液体上の薄膜フィ
    ルムに被転写体を当接せしめつつ該被転写体の一部また
    は全部を液中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって
    該被転写体に密着せしめて符号化された情報の演算処理
    結果により前記着液直前に得られた任意所望のパターン
    を被転写体に転写するようにし、その後、必要に応じ、
    被転写体表面に残留する薄膜フィルムを除去し、さら
    に、その結果該パターンと該被転写体の凹凸とがマッチ
    しなければ、マッチするまで前記演算処理に修正を加え
    て上記各工程を繰り返すようにした液圧転写方法。
  5. 【請求項5】転写時までタック性を有しているインクを
    2色以上用い、マイクロプロセッサを中核とするいわゆ
    るマイクロコンピュータを用いて符号化された情報を演
    算処理しつつその処理結果に基づき2以上のノズルから
    前記各色のインクを粒滴として薄膜フィルム面に噴射し
    ながら該薄膜フィルムと該ノズルとの位置関係を相対的
    に変化させて、薄膜フィルム上に所望のパターンを付着
    させ、続いてこの薄膜フィルムを液体上に該パターンを
    上にして浮かべ、該パターンを構成しているインクがタ
    ック性を有している内に、液体上の薄膜フィルムに被転
    写体を当接せしめつつ該被転写体の一部または全部を液
    中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって該被転写体
    に密着せしめて符号化された情報の演算処理結果により
    前記着液直前に得られた任意所望のパターンを被転写体
    に転写するようにし、その後、必要に応じ、被転写体表
    面に残留する薄膜フィルムを除去し、さらに、その結果
    該パターンと該被転写体の凹凸とがマッチしなければ、
    マッチするまで前記演算処理に修正を加えて上記各工程
    を繰り返すようにし、最終的に最良のものが得られたな
    ら、そのときの演算処理を再び実行させて得られた最終
    パターンを液体上に浮かべることなく取り出して、該最
    終パターンに基づいて印刷版を起こすようにする版の決
    定方法。
  6. 【請求項6】2色以上のインクを用い、マイクロプロセ
    ッサを中核とするいわゆるマイクロコンピュータを用い
    て符号化された情報を演算処理しつつその処理結果に基
    づき2以上のノズルから前記各色のインクを粒滴として
    薄膜フィルム面に噴射しながら該薄膜フィルムと該ノズ
    ルとの位置関係を相対的に変化させて、薄膜フィルム上
    に所望のパターンを付着させ、続いてこの薄膜フィルム
    を液体上に該パターンを上にして浮かべ、その際、着液
    前または着液後に前記インクにタック性を再び帯びさせ
    るような活性剤等を塗布し、該パターンを構成している
    インクがタック性を有している内に、液体上の薄膜フィ
    ルムに被転写体を当接せしめつつ該被転写体の一部また
    は全部を液中に没入させ、薄膜フィルムを液圧によって
    該被転写体に密着せしめて符号化された情報の演算処理
    結果により前記着液直前に得られた任意所望のパターン
    を被転写体に転写するようにし、その後、必要に応じ、
    被転写体表面に残留する薄膜フィルムを除去し、さら
    に、その結果該パターンと該被転写体の凹凸とがマッチ
    しなければ、マッチするまで前記演算処理に修正を加え
    て上記各工程を繰り返すようにし、最終的に最良のもの
    が得られたなら、そのときの演算処理を再び実行させて
    得られた最終パターンを液体上に浮かべることなく取り
    出して、該最終パターンに基づいて印刷版を起こすよう
    にする版の決定方法。
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