JPH0699202A - プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 - Google Patents
プレス成形性に優れた高張力薄鋼板Info
- Publication number
- JPH0699202A JPH0699202A JP25150092A JP25150092A JPH0699202A JP H0699202 A JPH0699202 A JP H0699202A JP 25150092 A JP25150092 A JP 25150092A JP 25150092 A JP25150092 A JP 25150092A JP H0699202 A JPH0699202 A JP H0699202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- strength
- press formability
- surface roughness
- steel plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
形性を格段に向上し、その使用範囲を拡大するととも
に、難易度の成形も可能にし、プレス成形性に優れた高
張力薄鋼板を製造する。 【構成】引張強度TSが35〜70kgf/mm2 、降
伏強度YSが20kgf/mm2 以上の高張力薄鋼板の
表面粗度を鋼板表面の少なくとも片面において、十点平
均粗さRz(μm)及び中心線平均粗さRa(μm)を
鋼板強度に応じて適正な範囲に調整する。
Description
ることにより、プレス成形性を著しく向上させた高張力
薄鋼板に関するものである。
上を目的として、自動車車体用薄鋼板の高張力化が要求
されている。この自動車用高張力鋼板には、その特性と
して優れたプレス成形性が要求される。プレス成形性向
上には、鋼板の機械的特性として高い延性(伸びEl)
と高いランクフォード値(r値)が必要とされている。
しかし、一般には、鋼板の高強度化に伴い、機械的特性
は劣化することは避けられず、高強度でありながら従来
の自動車用軟鋼板レベルの機械的特性(El,r値)を
有した鋼板の開発は非常に困難な課題である。従って、
鋼板の高強度化と成形性の両立は、従来技術においては
達成不可能な課題であった。
質そのものの向上の問題として進められている。これに
対し、本発明は発想を転換して、プレス形成は鋼板自体
の変形能とともに鋼板と金型との摩擦抵抗の大きさが重
要な因子として影響をおよぼすことに着目して課題の解
決を検討した。摩擦抵抗は表面粗さ及び性状によって微
妙に変化する。これまで、表面構造を制御することによ
りプレス成形性の向上が得られた技術として軟鋼板につ
いては特公平3−54006号公報に開示されている技
術がある。
プレス成形性を改善する手法及び可能性は解明されてお
らず、これまでの高強度鋼板の表面粗度調整は軟鋼と同
様にショットプラストロールを用いた圧延による粗調整
にとどまった。
度を高度に調整することにより、優れたプレス成形性が
得られる高張力薄鋼板を提供することを目的とする。
続焼鈍によって製造されるプレス加工用薄鋼板におい
て、その引張強度TSが35〜70kgf/mm2 、降
伏強度YSが20kgf/mm2 以上であり、鋼板表面
の少なくとも片面において、十点平均粗さRz(μm)
と引張特性におけるYSが下記(1)式の関係を満足
し、かつ中心線平均粗さRa(μm)とYSが下記
(2)式の関係を満足することを特徴とするプレス成形
性に優れた高張力薄鋼板を提供するものである。
(%)として、TS×El≧1500であることによっ
てさらに本発明の効果が発揮され、好ましい。さらに、
鋼板の表面粗度パターンにおいて、下記式で示される鋼
板表面粗度の規則性を表わす規則度パラメータSが少な
くとも1方向について0.25以下であることを満たす
ことによって本発明の効果がより安定的に達成され、好
ましい。
る。高張力薄鋼板の表面粗度は、従来はショットブラス
トの番号によって大体の平均粗さを管理していたのが現
状である。しかし、従来以上のプレス成形性を達成する
ためには、細かな表面粗度構造の限定が必要であること
が判明した。
合、材料の強度レベルに応じて、鋼板の表面粗度の最適
範囲が変化することを新たに知見した。この関係を発明
者らはさらに詳細に検討した結果、YS値と表面粗度の
最適範囲の関係を見出した。さらに、表面粗度の規則的
配列の効果についても明らかにすることができた。以下
に本発明の基礎となった、新たな知見を説明する。
た鋼板表面粗度と限界絞り比(L.D.R.)の関係を
示す。図中に示したA、B、C鋼の特性を表1に示し
た。限界絞り比は、鋼板の材質、特にr値によって変化
するが、各鋼板において、表面粗度のRa,Rzに強く
依存し、鋼板表面粗度を鋼板降伏強度に応じて調整する
ことにより、プレス成形性が著しく向上することが判明
した。
究を重ねた結果、以下のように製造条件を規制すること
により、プレス成形性に優れる高張力薄鋼板の製造が可
能となることを見出した。まず、十点平均粗さRz(μ
m)は、260/YS−4≦Rz≦260/YSにす
る。鋼板表面凹凸のプレス成形時における摺動部の押し
潰れ量は、鋼板YSの上昇に伴い減少するため、プレス
成形の際に凹部に溜った潤滑油の摺動面への供給に充分
な封じ込め効果を得るに最適な初期Rz値は、鋼板のY
S上昇に伴い減少する。しかし、Rzが(260/YS
−4)より小さい場合は、凹部に溜まる潤滑油の保有量
を充分に確保することができずプレス時の摺動面が焼き
付きを起こす危険性があり、Rzが260/YSより大
きい場合は、凹部での潤滑油の封じ込め圧力が充分でな
いために、潤滑油の摺動面への供給不良に起因して潤滑
状態が悪化するためである。
2/YS+0.3≦Ra≦12/YS+1.0にする。
Raが12/YS+0.3未満になると、油の保有量が
不足し摺動時の耐型かじり性が悪化する。また、12/
YS+1.0を超えるRaになると接触摺動部の面圧が
高くなり、油膜は破壊して潤滑性が低下する。ただし、
上記鋼板は、TS×El≧1500であることが好まし
い。これは、摺動性の効果を発揮するには鋼板の変形能
が必要とされるためである。ただしTSは引張強度kg
f/mm2 、Elは伸び%とする。
を表わす規則度パラメータSが少なくとも1方向につい
て0.25以下とする。これにより、鋼板と型の摩擦係
数の変動および耐型かじり性の向上が効果的に実現され
る。なお、このような規則的な鋼板表面粗度パターンを
得るためには、スキンパスロールの表面粗度パターンも
必然的に規則的でなければならない。そのためのスキン
パスロール加工法としてはレーザダル加工法が適する
が、本発明においては鋼板表面粗度が限定範囲にあれば
同様に効果が得れらるため、特にその達成方法について
は限定しない。
明する。 〔実施例1〕CAL(連続焼鈍ライン)工程によって製
造した板厚0.7mmの各種高張力鋼板に、種々のレー
ザダル及びショットダルパターンのスキンパスロールを
用い圧下率1%で圧延することによって、鋼板の表面粗
度を制御した。供試鋼板の機械的特性および表面粗度構
造を表2に示す。
ンク径でポンチ径33mmφの円筒絞りを行い、限界絞
り比(L.D.R.)を測定した。また、ブランク径2
10mmφに加工し、200トンプレスで図3に示す形
状の円錐台成形を実施し、ボディしわ限界及び割れ限界
を求め、その間の成形可能しわ押さえ範囲ΔBHFを求
めた。その際の潤滑は通常の防錆油(粘度16.3cS
t)とした。
施例の鋼板は、同一材質にもかかわらずL.D.R.が
比較例に比べて飛躍的に優れたプレス成形性を示してい
る。 〔実施例2〕板厚0.7mmの高張力鋼板に、種々のレ
ーザダル及びショットダルパターンのスキンパスロール
を用い、圧下率1%で転写し、表3に示すような機械的
特性及び表面粗度構造を有する鋼板を作製した。実施例
1と同様にL.D.R.及びΔBHFを測定した結果を
表3に示す。同レベルの表面粗度であっても、規則的な
粗度パターンであるS≦0.25においてL.D.R.
は高く、プレス成形は著しく向上する。
度を鋼板強度に応じて調整することにより、同一材質の
鋼板においてもプレス成形性が格段に向上し、その使用
範囲が拡がるとともに、難易度の成形も可能になると、
プレス成形性に優れた高張力薄鋼板の製造が可能とな
る。
を含めた高張力薄板に適用可能である。
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 連続焼鈍によって製造されるプレス加工
用薄鋼板において、その引張強度TSが35〜70kg
f/mm2 、降伏強度YSが20kgf/mm2 以上で
あり、鋼板表面の少なくとも片面において、十点平均粗
さRz(μm)と引張特性におけるYSが下記(1)式
の関係を満足し、かつ中心線平均粗さRa(μm)とY
Sが下記(2)式の関係を満足することを特徴とするプ
レス成形性に優れた高張力薄鋼板。 260/YS−4≦Rz≦260/YS …(1) 12/YS+0.3≦Ra≦12/YS+1.0 …(2) - 【請求項2】 請求項1記載の薄鋼板において、伸びE
l(%)とし、TS×El≧1500であることを特徴
とするプレス成形性に優れた高張力薄鋼板。 - 【請求項3】 鋼板の表面粗度パターンにおいて、下記
式で示される鋼板表面粗度の規則性を表わす規則度パラ
メータSが少なくとも1方向について0.25以下であ
ることを特徴とする請求項1記載のプレス成形性に優れ
た高張力薄鋼板。 【数1】 ここで、Xi:鋼板表面凸部ピーク間距離
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251500A JP3069199B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251500A JP3069199B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699202A true JPH0699202A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3069199B2 JP3069199B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17223734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4251500A Expired - Fee Related JP3069199B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3069199B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002101099A1 (en) | 2001-06-07 | 2002-12-19 | Jfe Steel Corporation | High tensile hot-rolled steel sheet excellent in resistance to scuff on mold and in fatigue characteristics |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP4251500A patent/JP3069199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002101099A1 (en) | 2001-06-07 | 2002-12-19 | Jfe Steel Corporation | High tensile hot-rolled steel sheet excellent in resistance to scuff on mold and in fatigue characteristics |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3069199B2 (ja) | 2000-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US12233442B2 (en) | Sheet steel having a deterministic surface structure | |
| JP2002172432A (ja) | プレス型装置 | |
| CN101622080A (zh) | 高张力冷轧钢板及其制造方法 | |
| KR950009444B1 (ko) | 프레스 금형 슬라이딩 운동성이 뛰어난 아연 도금 강판 | |
| US5532051A (en) | Steel sheet excellent in coating sharpness, defect-formation resistance and workability | |
| JP3069199B2 (ja) | プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 | |
| Yagita et al. | Deformation behaviour in shearing of ultra-high strength steel sheets under insufficient blankholding force | |
| Abe et al. | Improvement of seizure resistance by roughening surface of stainless steel drawn cup in ironing using die having lubricant pockets | |
| JP3676933B2 (ja) | プレス成形用Al−Mg−Si系Al合金板 | |
| JP3276538B2 (ja) | 耐型かじり性に優れた高成形性冷延鋼板 | |
| JPH0732056A (ja) | プレス成形性に優れた高張力薄鋼板 | |
| JPH06116745A (ja) | 深絞り性と耐型かじり性と耐食性に優れた表面処理鋼板 | |
| JP3068938B2 (ja) | 成形性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JPH05337560A (ja) | 絞り成形性に優れたプレス加工用薄板 | |
| KR102281425B1 (ko) | 가공성이 우수한 초고강도 냉연강판용 조질압연 롤, 조질압연 롤의 제조방법 및 가공성이 우수한 초고강도 냉연강판의 제조방법 | |
| JP2855392B2 (ja) | 冷間圧延板 | |
| JP2692604B2 (ja) | プレス成形性に優れた鋼板 | |
| JPH0852501A (ja) | プレス成形性に優れた冷延鋼板の製造方法 | |
| JP3979275B2 (ja) | プレス成形性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JPH05192701A (ja) | 耐型かじり性の優れた金属薄板及びその製造に用いる圧延ロール | |
| JP2530908B2 (ja) | 塗装鮮映性の優れた鋼板 | |
| JPH0739952A (ja) | プレス成形性が良好な高張力薄鋼板 | |
| JP2509651B2 (ja) | 良好な潤滑性を有するプレス用冷延鋼板 | |
| JPH0687003A (ja) | 深絞り性と耐型かじり性に優れた冷延鋼板 | |
| JP2500215B2 (ja) | 耐プレスしわ性の良好なほうろう用薄鋼板 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000509 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |