JPH0699273B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0699273B2
JPH0699273B2 JP11230490A JP11230490A JPH0699273B2 JP H0699273 B2 JPH0699273 B2 JP H0699273B2 JP 11230490 A JP11230490 A JP 11230490A JP 11230490 A JP11230490 A JP 11230490A JP H0699273 B2 JPH0699273 B2 JP H0699273B2
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耕嗣 田中
清治 及能
末男 木田
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Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複合中空粒子を含有する化粧料に関する。
従来技術 米国特許第4,722,943号明細書には中空球状重合体の表
面に無機微粒子が付着してなる複合中空粒子を開示して
いる。しかしながらこの米国特許は発泡性のマイクロス
フェアを発泡させる際に粒子どうしが凝集するのを防止
するため、無機微粒子の存在下にマイクロスフェアを発
泡させる技術を提供するものであり、上記複合中空粒子
を得ること自体を目的とするものではなく、また、その
複合中空粒子自体に固有の有用性を開示するものでもな
い。
一方、化粧料の滑り性、触感、伸び、付着性、被覆性、
汗等の吸収性、肌上での伸び、効果の持続性等を目的と
して、化粧料に微粉末を配合する技術が古くから提案さ
れている。例えば無機微粉末を用いる新しい技術として
特公昭61−39349号公報には多孔性粉体の表面に多価金
属水酸化物を含浸させた着色多孔性粉末を化粧料に配合
する方法、有機微粉末を用いる方法としては特開昭59−
181205号公報には酢酸綿からなる球状微粉末、特開昭60
−184004号公報には中空球状重合体を用いる方法がそれ
ぞれ開示されている。
しかしながら、有機微粉末の場合は被覆性に問題のある
場合が多く、逆に無機微粉末の場合は重く弾力性に乏し
いため触感が悪いと云った傾向があり、より満足すべき
特性を有する化粧料の開発が望まれている。
発明が解決しようとする課題 本発明は軽く、弾力性があり、隠蔽性、被覆性、触感等
において優れた化粧料を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は中空球状重合体の表面に無機微粉末が付着して
なる複合中空粒子を含有する化粧料用配合材およびこの
配合材を含む化粧料に関する。
本発明に用いられる中空球状重合体とは、例えば特公昭
42−26524号公報、特公昭60−21770号公報等に開示され
ている方法で得られる熱膨張性マイクロカプセルを熱膨
張させることにより得ることができる。即ち、重合性不
飽和結合を有するモノマーを揮発性膨張剤および重合開
始剤と混合し、これを適当な乳化分散剤等を含む水性媒
体中で重合させて熱膨張性マイクロカプセルを得、これ
を加熱することにより熱膨張させて得ることができる。
熱膨張性マイクロカプセルを前述の米国特許第4,722,94
3号明細書に記載のごとく無機微粉末と共に加熱すると
マイクロカプセルが微粉末がその表面に付着した状態で
膨張するため一工程で複合中空粒子を得ることができ
る。
揮発性膨張剤としてはエタン、エチレン、プロパン、ブ
タン、イソブタン、ブテン、イソブテン、ネオペンタ
ン、アセチレン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、トリクロロフロロメタン、ジクロロジフロロメタン
等のハロゲン化炭化水素、テトラアルキルシラン等の低
沸点化合物が例示される。
マイクロカプセルを構成する熱可塑性重合体としてはア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、シトラコン酸、
マレイン酸、フマル酸、ビニル安息香酸あるいはそれら
のエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
スチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、
酪酸ビニル等のモノマーの単独または共重合体が例示さ
れる。特に好ましい重合体はアクリル酸、メタクリル酸
あるいはそれらのエステル類、アクリロニトリル、塩化
ビニリデン、メタクリロニトリル等から選ばれるモノマ
ーの二種以上からなる共重合体である。これらの重合体
はジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレ
ート、トリアクリルフォルマール等で架橋されていても
よい。
熱膨張性マイクロカプセルは上述の発泡剤の存在下、上
記モノマー類を必要ならば架橋性モノマー類と共に水性
媒体中で乳化重合させる等の方法により得ることができ
る。この方法については特公昭42−26524号公報等に詳
述されている。
熱膨張性微小球は平均粒径1〜100μm、好ましくは1
〜50μmのものが好ましく、これを加熱膨張することに
より、平均粒径2〜500μm、より好ましくは2〜300μ
mの中空球状重合体とすればよい。ここに平均粒径とは
レーザ回折式粒度分布測定装置(例、日本電子株式会社
HEROS & RODOS)で測定した粒度分布のうち、累積分布
の50%点の粒径を云う。
本発明において複合中空粒子を得るには、熱膨張性微小
球を加熱膨張させるに際し、これを無機粉末の存在下に
行なう等の方法により製造することができる。この様な
方法は例えば米国特許第4,722,943号明細書に記載され
ている。具体的には例えば熱膨張性マイクロカプセルの
含水ケーキまたは乾燥品と無機粉末を任意の割合に混合
し、これを適当な方法により加熱することにより得るこ
とができる。加熱は一般的な接触伝熱型または直接加熱
型の混合式乾燥装置を用いればよい。その機能として温
度調節可能で原料を分散混合する能力、場合により乾燥
を早めるため減圧装置や冷却装置を備えたものが好まし
い。
加熱温度は熱膨張カプセルの最適膨張温度とするのが好
ましく約60〜200℃、より好ましくは、熱膨張カプセル
の種類にもよるが、90〜150℃程度である。
無機微粉末としては化粧品用に用い得る無機粉末であれ
ば、何でもよい。具体的には例えばタルク、セリサイ
ト、カオリン、酸化チタン、マイカ、シリカ等が例示さ
れる。無機微粉末の好ましい粒径は平均粒径で0.01〜50
0μm、より好ましくは0.01〜300μmであり、特に中空
球状重合体の平均粒径を100としたとき0.1〜100、より
好ましくは1〜70の粒径を有するものである。
無機微粉末の形状は特に限定的でなく、所望の物性、特
に化粧品に複合中空粒子を配合したときの触感、伸び、
滑り性、被覆性等を考慮して選択すればよい。一般には
実質上球形の無機粒子を用いればよい。微粉末表面に鋭
角の突起や稜線を有する場合であっても、これを単独で
用いる場合に比べ柔軟性のある中空球状重合体により皮
膚への刺激が抑制される。
中空球状重合体と無機微粒子の配合比は重量比で5対95
〜50対50が好ましく、特に10対90〜40対60が好適であ
る。
本発明複合中空微粉末は、これを従来の無機微粉末や有
機微粒子に代えて化粧品に配合すればよい。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
参考例1(複合中空粒子(1)の製造) 松坂貿易(株)レーディゲミキサーにマツモトマイクロ
スフェアーF−30D(注1)と酸化チタン(注2)、重
量比15/85の比率で投入し、3分間混合後、ジャケット
温度140℃で10分間加熱品温90℃で冷却して複合中空粒
子(1)を得た。得られた複合中空粒子(1)は真比重
0.3、見掛比重0.15、粒径は20〜40μmであった。この
粒子は酸化チタンの隠蔽性、中空粒子の弾力性を兼ねそ
なえた粒子であった。得られた複合中空粒子を用い、酸
化チタン水性ペイントを作成したところ20vol%の酸化
チタンと代替しても隠蔽性は低下しなかった。
注1:塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体を殻成
分とする平均粒径15μm、真比重d=1.1の熱膨張性微
小球。
注2:平均粒径約0.2μm、真比重d=4.2。
参考例2(複合中空粒子(2)の製造) レーディゲミキサー(連続式)に、マツモトマイクロス
フェアF−30(注3)/タルク(注4)を重量比15/85
の比率で連続的に供給し、ジャケット温度140℃、滞留
時間20分、出口側品温90℃で連続的に熱膨張させた。得
られた複合中空粒子(2)は真比重0.2、見掛比重0.1、
平均粒径20μmであった。
タルクのなめらかさをそなえた圧縮性の粉体で耐荷重性
は300kg/cm2であった。
注3:塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体を殻成
分とする平均粒径約15μm、d=1.1の熱膨張性微小
球。
注4:平均粒径約4μm、真比重d=2.8。
実施例1(フェイスパウダー)処方A (粉末処方) 重量部(%) 複合中空粒子1 20(54) ナイロンパウダ 3(8.1) セリサイト 5(13.5) タルク 4.4(11.9) 弁柄 0.2(0.5) 黄酸化鉄 0.1(0.3) 処方B (流体処方) 重量部(%) 流動パラフィン 0.5(1.4) グリセリン−2−エチル 1.0(2.7) ヘキシレート イソプロピルミリステート 2.5(6.8) 処方C (香料) 重量部(%) 調合香料 0.3(0.8) Aをヘンシェルミキサーで混合した後、粉砕機で粉砕し
た。これを再度ヘンシェルミキサーで攪拌しながら、B
を加え、10分間攪拌混合し、更にCを加え3分間混合し
た。ブロワーシフターで均質化し、フェイスパウダーと
したところ、ソフトで滑らかな使用感、軽快で肌へのつ
きの均一性が良好な結果が得られた。
実施例2(プレストパウダー)処方A (粉末処方) 重量部 % 複合中空粒子(2) 3(3.7) タルク 50(61.7) セリサイト 15(18.5) アルミニウムステアレート 3.5(4.3) カオリン 3.7(4.6) 弁柄 0.3(0.4) 処方B (液体処方) 重量部 % スクワラン 2.0(2.5) グリセリン−2− 3.0(3.7) エチル−ヘキシレート処方C (香料) 重量部 % 調合香料 0.5(0.6) Aをリボンブレンダーで30分間攪拌混合したのち粉砕機
で粉砕した。その粉砕物をヘンシェルミキサーで攪拌し
つつ、これにBを加え12分間混合した。更にCを加え4
分間攪拌混合した。ブロワーシフターで均質化しプレス
トパウダーとした。ソフトで軽快な使用感が得られた。
実施例3(乳化型ファンデーション)処方A (粉末処方) 重量部 % 複合中空粒子(1) 1.0(1.0) ステアリン酸 2.0(2.1) スクワラン 1.5(1.6) ステアリルアルコール 2.0(2.1) 2−オクチルドデシル 4.0(4.2) ミリステート 活性剤 5.0(5.3) 着色顔料ペースト 18.0(18.7) ブチルパラベン 0.1(0.1) BHT 0.05(0.05)処方B (液体処方) 重量部 % プロピレングリコール 5.0(5.2) メチルパラベン 0.2(0.2) トリエタノールアミン 0.7(0.7) 精製水 55.95(58.25)処方C (香料) 重量部 % 調合香料 0.5(0.5) Aを75℃で攪拌しながら加熱溶解、均一に分散させて保
温しておく。Bは80℃に加温し保温しておく。加温した
BをAに徐々に加えながら乳化し、温度を10分間保持し
て攪拌した後、攪拌冷却して45℃とする。この時にCを
加え、35℃まで攪拌冷却を続け、取り出し乳化型ファン
デーションとした。ソフトで滑らかな使用感が得られ
た。
発明の効果 本発明に用いる複合中空粒子は中に空気を含み、粒子の
軽量化が可能であり、かつ所望の比重に調節できるた
め、種々の化粧品用粒子としての利用が可能である。ま
た、この複合中空粒子は弾力性があり圧縮回復機能を有
し、かつ無機粒子の有する特性を備えているため、触感
に刺激性がなく、滑り性、伸び、付着性、被覆性に優れ
ている。また効果の持続性および汗等の吸収性にも優れ
た化粧料を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空球状重合体の表面に無機微粉末が付着
    してなる複合中空粒子を含有する化粧料用配合材。
  2. 【請求項2】中空球状重合体の平均粒径が2〜500μm
    であり、無機微粉末の平均粒径が0.01〜500μmであ
    り、前者の平均粒径を100としたときの後者の平均粒径
    が0.1〜100の範囲にある請求項1に記載の化粧料用配合
    材。
  3. 【請求項3】請求項1または2の配合材を含有する化粧
    料。
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