JPH0699621B2 - 衝撃挙動にすぐれた低分子量ジエポキシド樹脂含有新規熱可塑性ポリエステル組成物 - Google Patents

衝撃挙動にすぐれた低分子量ジエポキシド樹脂含有新規熱可塑性ポリエステル組成物

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JPH0699621B2
JPH0699621B2 JP24528085A JP24528085A JPH0699621B2 JP H0699621 B2 JPH0699621 B2 JP H0699621B2 JP 24528085 A JP24528085 A JP 24528085A JP 24528085 A JP24528085 A JP 24528085A JP H0699621 B2 JPH0699621 B2 JP H0699621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性ポリエステル組成物の製造に関す
る。
(従来の技術) ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)のようなポリ(C2〜C4アルキ
レンテレフタレート)は、成形用途を始めとする多くの
用途に有用な周知の樹脂である。かかる樹脂は、衝撃強
度、耐ソリ性、耐燃性、および熱安定性などの特性を改
善するために各種の添加剤が配合されることが多い。米
国特許第4,393,153;4,180,494;4,096,202;および,034,0
13号には、ポリアルキレンテレフタレートに使用するこ
とが示唆されたある種の耐衝撃性改良剤が記載されてい
る。米国特許第4,010,219および4,101,601号は、ポリブ
チレンテレフタレート成形用配合物の引張および溶融強
度特性を改善するのに有用であると示唆されたある種の
エポキシ化合物を記載している。米国特許第4,195,134
号には、ポリアルキレンテレフタレート成形材料にその
加水分解安定性を改善するためにある種の耐衝撃性改良
剤とある種のジエポキシド化合物とを併用することが記
載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、さらに一層改善された衝撃挙動を示すポリアル
キレンテレフタレート成形材料に対する探究がなお続け
られている。本発明は、かかる探究の結果としてなされ
たものである。
よって、本発明の目的は、成形品の製造に適した改善さ
れた熱可塑性ポリエステル組成物、ならびにかかる組成
物、すなわち成形材料からの成形品の製造方法およびか
かる組成物から得られた成形品を提供することである。
既知の従来の成形材料に比べて、本発明の成形品は他の
望ましい特性を低下させずにすぐれた衝撃挙動を示すな
ど、望ましい組合せの特性を示す。
(問題点を解決するための手段) 本発明の一般的な態様によると、下記(a)〜(d)の
ブレンドよりなる熱可塑性ポリエステル組成物が提供さ
れる: (a)少なくとも約20重量%の少なくとも1種のポリ
(C2〜C4アルキレンテレフタレート); (b)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
いて0.1〜8重量%の量の、ビスフェノールAもしくは
臭素化ビスフェノールAとエピハロヒドリンとの少なく
とも1種の縮合生成物から本質的になる、下記一般式
(I)で示される分子量約350〜2,100の少なくとも1種
のジエポキシド樹脂: 一般式(I) (式中、Xは水素もしくは臭素原子、nは平均で0より
大で、約2.3より小の数値をそれぞれ意味する); (c)触媒量のアルキルトリフェニルホスホニウムハロ
ゲン化物およびアルケニルトリフェニルホスホニウムハ
ロゲン化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の触
媒;ならびに (d)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
いて約5〜30重量%の量の少なくとも1種のブタジエン
系多相複合ポリマー。
本発明の1好適態様において、前記熱可塑性ポリエステ
ル組成物は、初期固有粘度約0.4〜1.3dl/g(o-クロロフ
ェノール中25℃で測定)のポリブチレンテレフタレート
(PBT)少なくとも約60重量%;前記一般式(I)で示
される分子量約370〜400のジエポキシド樹脂;ブチルト
リフェニルホスホニウムブロミド触媒;ならびにポリブ
チレンテレフタレートに基づいて約5〜30重量%の量
の、ブタジエンもしくはブタジエン/スチレンポリマー
の弾性第一相と、ポリメチルメタクリレートの熱可塑性
最終相とを有するブタジエン系多相複合ポリマーより本
質的になる。
本発明の別の好適態様では、ポリアルキレンテレフタレ
ートに基づいてそれぞれ約1〜100重量%の量のポリカ
ーボネート樹脂および/またはポリアリーレート樹脂お
よび/またはガラス強化繊維もしくは鉱物充填材が、後
述する好ましい多相ポリマーおよびジエポキシド樹脂と
ともに使用される。
本発明の主要な特徴は、特定の低分子量ジエポキシド樹
脂のみで、PBTとブタジエン系多相ポリマーとの触媒含
有ブレンドにすぐれた衝撃挙動が付与されるという予想
外な知見にある。衝撃挙動の向上という望ましい効果
は、同一もしくは類似のエポキシド濃度でより高分子量
のジエポキシド樹脂を使用した場合には見られない。
本発明の上記以外に目的、態様および利点は以下の説明
から当業者には明らかとなろう。
(作用) 本発明で使用するのに好適なポリアルキレンテレフタレ
ートの例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレンテレフタレート、およびポリブチレンテレフ
タレートがある。ポリブチレンテレフタレート(PBT)
が特に好適であり、本発明の好適態様にあってはPBTが
本発明の熱可塑性ポリエステル組成物の少なくとも約60
重量%を占める。使用するポリアルキレンテレフタレー
トは1種類のポリアルキレンテレフタレートであって
も、また適当な2種以上のポリアルキレンテレフタレー
トのブレンドであってもよい。上に述べたように、本発
明の組成物は少なくとも約20重量%のポリ(C2〜C4アル
キレンテレフタレート)を含有する。特に好適なポリ
(C2〜C4アルキレンテレフタレート)は固有粘度約0.4
〜1.3dl/gのポリブチレンテレフタレートである。
上記一般式(I)のジエポキシド樹脂は本発明の組成物
中に、ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
いて約0.1〜8重量%、好ましくは約1〜3.5重量%、特
に好ましくは1.5〜2.0重量%の量で存在させる。
本発明の実施において有用なジエポキシド化合物の好適
な例には、エピクロロヒドリンのようなエピハロヒドリ
ンとジフェニルロールプロパン(いわゆる、ビスフェノ
ールA)もしくは臭素化ビスフェノールA(テトラブロ
モジフェニルロールプロパンなど)とを、得られる樹脂
が末端エポキシ基を有し、その平均分子量が約350〜2,1
00、好ましくは約360〜1,000、特に好ましくは370〜400
の範囲内となるように任意の適当な割合で反応させて得
た、一般式(I)の重縮合物がある。標準的な商品名で
代表例を挙げると、市販のエポキシ樹脂であるエピレツ
(Epi-Rez)、509、エピレツ510、エピレツ5163および
エピレツ5183がある。
本発明に使用する触媒は、アルキルトリフェニルホスホ
ニウムハロゲン化物およびアルケニルトリフェニルホス
ホニウムハロゲン化物よりなる群から選択できる。アル
キル基は炭素数1〜10のもの、アルケニル基は炭素数2
〜6のものでよく、ハロゲンイオンは塩素イオンおよび
臭素イオンよりなる群から選択される。
アルキルトリフェニルホスホニウムブロミドおよびアル
ケニルトリフェニルホスホニウムブロミドが好ましい触
媒である。特に好ましいのは、アリルトリフェニルホス
ホニウムブロミドとn−ブチルトリフェニルホスホニウ
ムブロミドである。
これらの化合物を触媒量で使用すると、本発明の方法で
製造したポリマーが、アミン系触媒のような他の触媒を
使用して同様の反応物質および反応条件を使用して製造
したものに比べて、脆性と着色の強さがいずれも小さく
なるという点で有利である。
本発明で使用する触媒の使用量は、触媒量、すなわち、
一般にポリアルキレンテレフタレートの存在量に基づい
て約0.01〜0.1重量%、好ましくは約0.02〜0.06重量%
の量である。
触媒とジエポキシドとは、ジエポキシド;触媒のモル比
が一般に約10:1ないし約100:1、好ましくは約20:1ない
し約50:1となるように存在させることができる。
上述したように、本発明の熱可塑性ポリエステル組成物
は、少なくとも1種のブタジエン系多相複合ポリマーを
含有する。コア/シェルエラストマーと呼ばれることも
あるこの多相複合ポリマーは、好ましくはポリブタジエ
ンもしくはポリブタジエン/スチレンの弾性(エラスト
マー性)コア相(第1層)と、ポリメチルメタクリレー
トの熱可塑性シェル相(外周最終相)とを有している。
これはまた、スチレンの中間相を有していてもよい。
特に好ましい多相複合ポリマーは、ローム、アンド・ハ
ース社よりKM-653およびKM-680なる名称で市販されてい
るメタクリル化ブタジエン−スチレンコポリマー組成物
である。
本発明で使用するのに適した各種のブタジエン系多相ポ
リマーのより詳しい説明および具体的については、前述
した米国特許第4,034,013;4,180,494および4,393,153号
を参照されたい。
本発明の組成物および成形品はさらに、ポリアルキレン
テレフタレートに基づいて約1〜200重量%、好ましく
は約60〜120重量%の芳香族ポリカーボネートもしくは
ポリアクリーレート(例、ビスフェノールA−イソフタ
レート−テレフタレートポリエステル)を含有していて
もよい。かかるポリカーボネートおよびポリアリーレー
トの配合の効果は、ずっと少量の上記多相複合ポリマー
で耐衝撃挙動を発現できることである。ポリカーボネー
トおよびポリアリーレートのより詳しい説明および具体
例は、それぞれ米国特許第4,180,494および4,221,694号
参照されたい。
本発明の組成物および成形品はさらに、ポリアルキレン
テレフタレートに基づいて約25重量%以下、より一般的
には10重量%以下の量の適当な難燃剤(例、デカブロモ
ジフェニルエーテルと三酸化アンチモン)を含有してい
てもよく、また最終成品の望ましい特性に悪影響を及ぼ
さないその他の添加材料も比較少量であれば含有しう
る。かかるその他の添加材料としては、具体的な使用組
成物および目的の製品によっても異なってくるが、着色
剤もしくは滑剤がある。ポリカーボネート、ポリアリー
レート難燃剤、繊維もしくは充填材以外のかかるその他
の添加剤を存在させる場合、これらは本発明の成形用組
成物または最終製品の全体の約10重量%以下を占めるの
が普通である。
本発明の組成物および製品は、慣用の種類および配合量
の強化繊維もしくは不活性充填材をさらに含んでいても
よい。好適態様にあっては、ポリアルキレンテレフタレ
ートに基づいて約1〜100重量%の量のガラス強化繊維
を存在させる。不活性充填材を使用する場合、これはポ
リアルキレンテレフタレートに基づいて約1〜100重量
%の量で一般に配合され、充填材としてはガラス球、ク
レー、シリカ、ケイ酸塩、酸化物などが含まれる。
本発明の成形用組成物の製造にあっては、各種の成分を
従来法により製造し、これを乾式ブレンドもしくは溶融
ブレンド、押出機、加熱ロール、もしくはその他の種類
の混合装置によるブレンドなどの任意の適当な方法でブ
レンドする。慣用のマスターバッチ法も使用できる。好
適な製造およびブレンド技術は当該分野では周知である
ので、これ以上詳しい説明は必要なかろう。
(発明の効果) 本発明による組成物は、初期もしくは出発固有粘度が比
較的低いPBT(特にPBTの粘度が約0.5〜1.0dl/gの範囲内
というように1.0dl/g以下である場合)に優れた衝撃挙
動を付与するのに特に有用である。この点で、本発明は
かかる初期固有粘度が比較的低いPBTに対して特に顕著
な効果を発揮する。周知のように、固有粘度が高くなる
ほどPBTの製造コストは一般に高くなるので、低固有粘
度のPBTの使用は経済的に有利である。したがって、本
発明を利用すると、衝撃挙動の面で一般に使用可能と考
えられていた範囲よりかなり低い初期固有粘度のPBTを
使用して、PBT組成物を目的とする用途に使用すること
が可能となることが多い。
以下の実施例は、本発明の範囲を制限することなく本発
明を例示するために挙げたものである。実施例中の量は
特に指定のない限り全組成物に対する重量%である。
試験した各種組成物の衝撃挙動を評価するために、試験
組成物の試料を射出成形して、標準のASTM試験片を製造
した。試験片を次いでASTM試験法D-256に従って(結果
に実質的に影響することのない湿度条件の制御を行わな
い点を除いて)ノッチ付きアイゾット衝撃強度について
試験した。
ここに報告したように試験した各試験片は、実施例に記
載のように数種類の異なるPBT組成物から調製した。各
組成物の配合は2.5インチ(6.3cm)エガン(Egan)押出
機を使用して、次の条件下で行った:温度260℃、圧力5
00〜2000psi(35〜140kg/cm2)、およびスクリュー回転
数75〜150rpm。いずれの場合も、ペレット化された押出
物を往復スクリュー式射出成形機で成形して、試験片を
得た。
実施例中、「エポキシ」なる用語は、セラニーズ・スペ
シャルティ・オペレーションズ社よりエピレツ510、エ
ピレツ522Cなどとして市販されているジエポキシド樹脂
を意味し、「エラストマー」なる用語は、ローム・アン
ド・ハース社よりアクリロイドKM 653およびKM 680とし
て市販のブタジエン系多相複合ポリマーを意味する。
具体的には、エピレツ510は、前記一般式(I)で示さ
れる、分子量が510で室温で液状のビスフェノールAジ
グリシジルエーテル型のエポキシ樹脂であり、本発明の
成分(b)のジエポキシド樹脂に相当する。アクリロイ
ドKM653および680は、ブタジエン−メチルメタクリレー
ト−スチレン系グラフト重合体であり、本発明の(d)
のブタジエン系多相複合ポリマーに相当する。また、比
較試験で使用したアクリロイドKM 330は、ブチルアクリ
レート、メチルメタクリレートおよびグラフト化された
架橋用モノマーのインターポリマーからなるアクリル系
多相ポリマーであり、本発明で使用するブタジエン系多
相ポリマーには含まれない。
実施例1〜2 本実施例のために、固有粘度1.0dl/gのPBTと、0.035%
のn−ブチルトリフェニルホスホニウム・ブロミドを利
用し、さらに次の第1表に示した成分を含有する、いく
つかの組成物を調製した。得られた各試料を、上記の方
法でノッチ付アイゾット衝撃強度について試験した。こ
れらの試験結果も次の第1表に示す。
実施例3〜10 アクリロイドKM-653の量を変えて実施例1を繰り返し、
高ノッチ付アイゾットの測定値を得た。次の第2表に示
すように、KM 653の量を12.5%まで下げても、高い室温
衝撃強度が得られ、またこの量が17.5%では、−20℃で
5.43ft.lb/inのノッチ付アイゾットの値が得られた。
多相ポリマーのアクリロイドKM 653の濃度15%におい
て、エポキシ樹脂濃度を1.25%から1.75%に増大させる
と、0℃および−20℃での衝撃強度の増大が、次の第3
表に示すように得られた。
実施例11および12 本発明の組成物の改善された衝撃挙動をさらに対比によ
り例示するため、Colemanの米国特許第4,195,134号の試
験15および30と実質的に同じ試験を繰り返した(下の第
4表の比較試験AおよびC)。さらに別の比較のため
に、比較試験BおよびDとして、2%のエチルトリフェ
ニルホスホニウム・ブロミド触媒をエポキシ樹脂中に溶
解した以外は比較試験AおよびCと同じ方法を繰り返し
た。本発明の実施例11および12は、これらの比較試験と
本質的に同じ処理条件下で行った。いずれの場合も、本
発明の組成物では著しく高い衝撃値が得られた。
より具体的に説明すると、本実施例の各試験で採用した
組成と衝撃特性の結果は次の第4表に示したとおりであ
る。上述したように、処理条件はすべての試験で本質的
に同一であった。各組成物を2.5インチ(6.4cm)のエガ
ン1軸押出機で配合処理した後、射出成型して標準のAS
TM試験片を製作した。押出の前およびその後の射出成型
の前にも各組成物を約110℃で3時間乾燥した。次の第
4表に示した比較試験で使用したアクリロイドKM 330
は、その製造業者(ローム・アンド・ハース社)の説明
によると、Colemanの米国特許第4,195,134号の試験15お
よび30で使用しているアクリル系耐衝撃性改良剤である
7709-XPエラストマーに対応する市販品であって、これ
と同じ挙動を示す材料である。本実施例で使用し、次の
第4表に示したエピレツ80517エポキシ樹脂は、2%の
エチルトリフェニルホスホニウム・ブロミド触媒を溶解
含有している以外はエピレツ510と同じ素材のジエポキ
シ樹脂である。比較試験Eは、エチルトリフェニルホス
ホニウム・ブロミド触媒を含有しない点を除いて、実施
例12と同じ組成物を使用した、比較試験である。
上の第4表の結果からわかるように、ホスホニウムブロ
ミド触媒を含有するエポキシ樹脂を使用した本発明の実
施例12ではノッチ付アイゾット衝撃強度の値が10.5ft-l
b/inであるのに対し、上記触媒を含有しない同じエポキ
シ樹脂を使用した比較試験Eでは、これが9.2ft-lb/in
に低下した。また、ブタジエン系多相ポリマーのアクリ
ロイドKM 653に変えてアクリル系多相ポリマーのアクリ
ロイドKM 330を配合した比較試験Dでは、ノッチ付アイ
ゾット衝撃強度は4.2 ft-lb/inと非常に低下した。アク
リル系多相ポリマーと触媒を含有しないエポキシ樹脂を
使用した比較試験Cでも3.2ft-lb/inと衝撃強度は非常
に低かった。IV 0.8のPBTを使用した実施例11と比較試
験AおよびBでも衝撃強度の結果は同様の傾向を示し
た。
次の第5表の比較試験F〜Tは、ブタジエン系多相ポリ
マー(アクリロイドKM 653)または本発明では用いない
アクリル系多相ポリマー(アクリロイドKM 330)をPBT
に各種割合で配合した組成物のノッチ付アイゾット衝撃
強度を示す。
ブタジエン系多相ポリマー(KM 653)の割合を40重量%
まで増やしても、IV 0.8のPBTの場合で衝撃強度は1.48f
t-lb/inにしかならず、実施例11の3.1ft-1b/inに比べて
大きく劣った。IV 1.0のPBTの場合も、実施例12の10.5f
t-lb/inに比べて著しく低い衝撃強度値であった。
上の実施例は、本発明によりブタジエン系多相ポリマー
ラテックスとある種のエポキシ樹脂と触媒添加剤とを使
用することにより、PBT成型材料の衝撃挙動の向上に関
して予想外の利点が得られることを示している。
以上に本発明をその特定の態様に関して説明したが、当
業者には明らかなように、本発明の範囲内で各種の変更
が可能であることは当然である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 67/02 63:02 51:04) (72)発明者 ジエローム・エル・コスタンゾ アメリカ合衆国ニユージヤージー州、ブリ ツジウオーター、アダムスビル・ロード 219番地 (56)参考文献 特開 昭52−80391(JP,A) 特開 昭59−149951(JP,A) 特開 昭59−89348(JP,A) 特開 昭52−100553(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)〜(d)のブレンドよりなる衝
    撃強度にすぐれた熱可塑性ポリエステル組成物: (a)少なくとも20重量%のポリ(C2〜C4アルキレンテ
    レフタレート); (b)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて0.1〜8重量%の量の、ビスフェノールAもしくは
    臭素化ビスフェノールAとエピハロヒドリンとの少なく
    とも1種の縮合生成物から本質的になる下記一般式
    (I)で示される分子量350〜2,100のジエポキシド樹
    脂: 一般式(I) (式中、Xは臭素もしくは水素原子、nは平均で0より
    大で、2.3より小の数値をそれぞれ意味する); (c)触媒量のアルキルトリフェニルホスホニウムハロ
    ゲン化物およびアルケニルトリフェニルホスホニウムハ
    ロゲン化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の触
    媒;ならびに (d)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて5〜30重量%の量のブタジエン系多相複合ポリマ
    ー。
  2. 【請求項2】下記(a)〜(e)のブレンドよりなる衝
    撃強度にすぐれた熱可塑性ポリエステル組成物: (a)少なくとも20重量%のポリ(C2〜C4アルキレンテ
    レフタレート); (b)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて0.1〜8重量%の量の、ビスフェノールAもしくは
    臭素化ビスフェノールAとエピハロヒドリンとの少なく
    とも1種の縮合生成物から本質的になる下記一般式
    (I)で示される分子量350〜2,100のジエポキシド樹
    脂: 一般式(I) (式中、Xは臭素もしくは水素原子、nは平均で0より
    大で、2.3より小の数値をそれぞれ意味する); (c)触媒量のアルキルトリフェニルホスホニウムハロ
    ゲン化物およびアルケニルトリフェニルホスホニウムハ
    ロゲン化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の触
    媒; (d)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて5〜30重量%の量のブタジエン系多相複合ポリマ
    ー;ならびに (e)ポリアルキレンテレフタレートに基づいて1〜20
    0重量%の芳香族ポリカーボネート。
  3. 【請求項3】下記(a)〜(e)のブレンドよりなる衝
    撃強度にすぐれた熱可塑性ポリエステル組成物: (a)少なくとも20重量%のポリ(C2〜C4アルキレンテ
    レフタレート); (b)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて0.1〜8重量%の量の、ビスフェノールAもしくは
    臭素化ビスフェノールAとエピハロヒドリンとの少なく
    とも1種の縮合生成物から本質的になる下記一般式
    (I)で示される分子量350〜2,100のジエポキシド樹
    脂: 一般式(I) (式中、Xは臭素もしくは水素原子、nは平均で0より
    大で、2.3より小の数値をそれぞれ意味する); (c)触媒量のアルキルトリフェニルホスホニウムハロ
    ゲン化物およびアルケニルトリフェニルホスホニウムハ
    ロゲン化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の触
    媒; (d)ポリ(C2〜C4アルキレンテレフタレート)に基づ
    いて5〜30重量%の量のブタジエン系多相複合ポリマ
    ー;ならびに (e)ポリアルキレンテレフタレートに基づいて1〜20
    0重量%のポリアリーレート。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性ポリエステル組成物が、固有
    粘度0.4〜1.3dl/gのポリブチレンテレフタレート少なく
    とも60重量%を含有するものである、特許請求の範囲第
    1項〜第3項のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】ポリアルキレンテレフタレートに基づいて
    1〜100重量%の量のガラス強化繊維をさらに含有して
    いる、特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】前記ブタジエン系多相ポリマーが、ポリブ
    タジエンもしくはポリブタジエン/スチレンの弾性コア
    相と、ポリメチルメタクリレートの熱可塑性シェル相と
    を有するものである、特許請求の範囲第1項〜第5項の
    いずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】ポリアルキレンテレフタレートに基づいて
    1〜100重量%の不活性充填材をさらに含有している、
    特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】ポリアルキレンテレフタレートに基づいて
    25重量%までの難燃剤をさらに含有している、特許請求
    の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】下記(a)〜(d)のブレンドより本質的
    になる、特許請求の範囲第1項記載の衝撃強度にすぐれ
    た熱可塑性ポリエステル組成物: (a)固有粘度0.5〜1.0dl/gのポリブチレンテレフタレ
    ート少なくとも60重量%; (b)ポリブチレンテレフタレートに基づいて1.5〜2.0
    重量%の量の、ビスフェノールAとエピクロロヒドリン
    との少なくとも1種の縮合生成物から本質的になる、下
    記一般式(I)で示される分子量370〜400のジエポキシ
    ド樹脂: 一般式(I) (式中、nは平均で0より大で、2.3より小の数値を意
    味する); (c)触媒量のアルキルトリフェニルホスホニウムブロ
    ミドおよびアルケニルトリフェニルホスホニウムブロミ
    ドよりなる群から選ばれた少なくとも1種の触媒;なら
    びに (d)ポリブチレンテレフタレートに基づいて5〜30重
    量%の量の、ポリブタジエンもしくはポリブタジエン/
    スチレンの弾性コア相と、ポリメチルメタクリレートの
    熱可塑性シェル相とを有するブタジエン系多相複合ポリ
    マー。
  10. 【請求項10】ポリブチレンテレフタレートに基づいて
    5〜100重量%の量のガラス強化繊維をさらに含有して
    いる特許請求の範囲第9項記載の組成物。
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