JPH0699718A - 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 - Google Patents
減衰力可変ショックアブソーバ制御装置Info
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- JPH0699718A JPH0699718A JP4275261A JP27526192A JPH0699718A JP H0699718 A JPH0699718 A JP H0699718A JP 4275261 A JP4275261 A JP 4275261A JP 27526192 A JP27526192 A JP 27526192A JP H0699718 A JPH0699718 A JP H0699718A
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- sprung
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- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
- B60G17/0152—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the action on a particular type of suspension unit
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/44—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
- F16F9/46—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
- F16F9/466—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
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- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
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- B60G2800/91—Suspension Control
- B60G2800/916—Body Vibration Control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低周波数路から高周波数路まで路面成分の大
きく異なる路面に対応できる減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置を提供すること。 【構成】 加速度センサ2の検出信号DDX、車高セン
サ4の検出信号YがECU9に読み込まれ、バネ上速度
DX及びバネ上−バネ下相対速度DYが算出される。上
記DX,DYに基づくアクチュエータ信号指示値がEC
U9内のアクチュエータ信号指示値算出部により求めら
れる。即ち、DX−DY平面の領域分けマップ上の何れ
の領域に属するかが判定され、DX−DY平面の原点近
傍では中間的な減衰力を与えるように設定された値に可
変絞りバルブ114が制御され減衰力が適宜調整され
る。これにより、本発明に係る減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は、制御違和感、アクチュエータ切替シ
ョック、異音の発生を防止できる。
きく異なる路面に対応できる減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置を提供すること。 【構成】 加速度センサ2の検出信号DDX、車高セン
サ4の検出信号YがECU9に読み込まれ、バネ上速度
DX及びバネ上−バネ下相対速度DYが算出される。上
記DX,DYに基づくアクチュエータ信号指示値がEC
U9内のアクチュエータ信号指示値算出部により求めら
れる。即ち、DX−DY平面の領域分けマップ上の何れ
の領域に属するかが判定され、DX−DY平面の原点近
傍では中間的な減衰力を与えるように設定された値に可
変絞りバルブ114が制御され減衰力が適宜調整され
る。これにより、本発明に係る減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は、制御違和感、アクチュエータ切替シ
ョック、異音の発生を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に用いる減衰力設
定の切り替えが可能なショックアブソーバ制御装置に関
する。
定の切り替えが可能なショックアブソーバ制御装置に関
する。
【0002】
【従来技術】従来、ショックアブソーバの減衰力を電子
的に制御する装置としては、一例として、バネ上速度D
X及びバネ上−バネ下相対速度DY(バネ上部材のバネ
下部材に対する相対速度)に基づいて減衰力を制御す
る、所謂スカイフック理論を適用したものが知られてい
る。尚、DX=dx/dt,DY=dy/dtである。
これに関するものとしては、例えば、特開平3−104
726号公報「車両用サスペンション」にて開示されて
いる。
的に制御する装置としては、一例として、バネ上速度D
X及びバネ上−バネ下相対速度DY(バネ上部材のバネ
下部材に対する相対速度)に基づいて減衰力を制御す
る、所謂スカイフック理論を適用したものが知られてい
る。尚、DX=dx/dt,DY=dy/dtである。
これに関するものとしては、例えば、特開平3−104
726号公報「車両用サスペンション」にて開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
な従来の制御装置では、大きくうねった路面に対する制
振を効果的に行えるといった利点があった。この時の車
両挙動を、上述の制御の指標であるバネ上速度とバネ上
−バネ下相対速度とを軸とする座標平面上で見てみる
と、図19の下段に示す如く、車体のあおりを伴うおお
きなうねった路面である低周波数路では、車両挙動とし
てバネ上速度(DX)とバネ上−バネ下相対速度(D
Y)との軌路は原点より大きく離れていることが分か
る。従って、このような車両挙動を示す場合には、高い
減衰力を作用させることは、車体の制振をしっかりと行
い、操縦安定性や乗り心地の向上を行うという利点が有
ることが分かる。
な従来の制御装置では、大きくうねった路面に対する制
振を効果的に行えるといった利点があった。この時の車
両挙動を、上述の制御の指標であるバネ上速度とバネ上
−バネ下相対速度とを軸とする座標平面上で見てみる
と、図19の下段に示す如く、車体のあおりを伴うおお
きなうねった路面である低周波数路では、車両挙動とし
てバネ上速度(DX)とバネ上−バネ下相対速度(D
Y)との軌路は原点より大きく離れていることが分か
る。従って、このような車両挙動を示す場合には、高い
減衰力を作用させることは、車体の制振をしっかりと行
い、操縦安定性や乗り心地の向上を行うという利点が有
ることが分かる。
【0004】これに対して、図19の上段に示したよう
な、一般市街路でよく遭遇するゴツゴツした硬めの乗り
心地が支配的な路面である複合周波数路では、車両挙動
としてバネ上速度(DX)とバネ上−バネ下相対速度
(DY)との軌路は原点付近に集中していることが分か
る。このような高周波成分を多く含む路面に対して、上
述の高・低減衰力のみを組み合わせた制御を行うと必要
以上に高い減衰力を作用させてしまうことになる。この
制御に起因して、人間の感性上、好ましくない違和感
(以下、制御違和感という)やアクチュエータの切替シ
ョックが発生していた。即ち、上記高周波数路では高周
波振動に起因するゴツゴツした固い乗り心地を増加させ
てしまうという大きな問題があった。従って、このよう
な複合周波数路では、硬めの乗り心地を低減し、滑らか
な乗り心地を達成することが望まれている。即ち、複合
周波数路では、積極的に高い減衰力を作用することを行
わず、制御ゲインを低くとることが乗員らの感性に適合
しているのである。
な、一般市街路でよく遭遇するゴツゴツした硬めの乗り
心地が支配的な路面である複合周波数路では、車両挙動
としてバネ上速度(DX)とバネ上−バネ下相対速度
(DY)との軌路は原点付近に集中していることが分か
る。このような高周波成分を多く含む路面に対して、上
述の高・低減衰力のみを組み合わせた制御を行うと必要
以上に高い減衰力を作用させてしまうことになる。この
制御に起因して、人間の感性上、好ましくない違和感
(以下、制御違和感という)やアクチュエータの切替シ
ョックが発生していた。即ち、上記高周波数路では高周
波振動に起因するゴツゴツした固い乗り心地を増加させ
てしまうという大きな問題があった。従って、このよう
な複合周波数路では、硬めの乗り心地を低減し、滑らか
な乗り心地を達成することが望まれている。即ち、複合
周波数路では、積極的に高い減衰力を作用することを行
わず、制御ゲインを低くとることが乗員らの感性に適合
しているのである。
【0005】従来、制御サスペンションの固い乗り心地
の改善手段として、アクチュエータの切替ショックを低
減するために減衰力可変バルブを閉より開に切り替え減
衰力を可変するときのみ、切替速度を遅くしてショック
を回避する方法がある。この方法では、切替ショックの
低減には一定の効果を上げるものの、上述のような路面
成分の大きく異なる路面に対応する幅広い制御を達成す
ることはできなかった。
の改善手段として、アクチュエータの切替ショックを低
減するために減衰力可変バルブを閉より開に切り替え減
衰力を可変するときのみ、切替速度を遅くしてショック
を回避する方法がある。この方法では、切替ショックの
低減には一定の効果を上げるものの、上述のような路面
成分の大きく異なる路面に対応する幅広い制御を達成す
ることはできなかった。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、低周波数
路から高周波数路まで路面成分の大きく異なる路面に対
応できる減衰力可変ショックアブソーバ制御装置を提供
することである。
されたものであり、その目的とするところは、低周波数
路から高周波数路まで路面成分の大きく異なる路面に対
応できる減衰力可変ショックアブソーバ制御装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成における第1の特徴は、車体と車輪との間
に設置され減衰力が可変であるショックアブソーバと、
車両の上下方向の振動状態を検出する振動検出手段と、
該振動検出手段により導かれたバネ上速度と、バネ上速
度のバネ下速度に対する相対速度であるバネ上−バネ下
相対速度とに基づき減衰力を可変するための指示信号を
設定する信号設定手段と、該信号設定手段からの信号に
基づき前記ショックアブソーバの減衰力を可変する可変
手段とを有し、前記ショックアブソーバの減衰力を制御
して車両の振動状態を抑制する減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置であって、バネ上速度とバネ上−バネ下
相対速度とを軸とする座標平面上の第1象限及び第3象
限にとられた原点を含む原点近傍に設けられた第1の領
域の内では、前記信号設定手段により設定される指示信
号に基づく減衰力が最小値と最大値との中間値をとるよ
うなバネ上速度とバネ上−バネ下相対速度に関する関数
により設定されることである。
の発明の構成における第1の特徴は、車体と車輪との間
に設置され減衰力が可変であるショックアブソーバと、
車両の上下方向の振動状態を検出する振動検出手段と、
該振動検出手段により導かれたバネ上速度と、バネ上速
度のバネ下速度に対する相対速度であるバネ上−バネ下
相対速度とに基づき減衰力を可変するための指示信号を
設定する信号設定手段と、該信号設定手段からの信号に
基づき前記ショックアブソーバの減衰力を可変する可変
手段とを有し、前記ショックアブソーバの減衰力を制御
して車両の振動状態を抑制する減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置であって、バネ上速度とバネ上−バネ下
相対速度とを軸とする座標平面上の第1象限及び第3象
限にとられた原点を含む原点近傍に設けられた第1の領
域の内では、前記信号設定手段により設定される指示信
号に基づく減衰力が最小値と最大値との中間値をとるよ
うなバネ上速度とバネ上−バネ下相対速度に関する関数
により設定されることである。
【0008】又、第2の特徴は、第1の特徴に加えて、
第1象限及び第3象限における前記第1の領域の外で
は、前記信号設定手段により設定される指示信号に基づ
く減衰力が最大値に設定されることである。
第1象限及び第3象限における前記第1の領域の外で
は、前記信号設定手段により設定される指示信号に基づ
く減衰力が最大値に設定されることである。
【0009】又、第3の特徴は、第1又は第2の特徴に
加えて、第1象限及び第3象限における前記第1の領域
の内に原点を含んだ第2の領域を設定し、該第2の領域
の内では前記信号設定手段により設定される指示信号に
基づく減衰力が最小値に設定されることである。
加えて、第1象限及び第3象限における前記第1の領域
の内に原点を含んだ第2の領域を設定し、該第2の領域
の内では前記信号設定手段により設定される指示信号に
基づく減衰力が最小値に設定されることである。
【0010】又、第4の特徴は、第1の特徴に加えて、
第1象限及び第3象限における前記第1の領域の内で
は、前記信号設定手段により設定される指示信号に基づ
く減衰力が原点に近いほど低く、第1象限及び第3象限
における前記領域の外では、ほぼ最大値をとるようなバ
ネ上速度とバネ上−バネ下相対速度に関する関数により
設定されることである。
第1象限及び第3象限における前記第1の領域の内で
は、前記信号設定手段により設定される指示信号に基づ
く減衰力が原点に近いほど低く、第1象限及び第3象限
における前記領域の外では、ほぼ最大値をとるようなバ
ネ上速度とバネ上−バネ下相対速度に関する関数により
設定されることである。
【0011】
「第1の特徴の作用」上記の手段によれば、バネ上速度
とバネ上−バネ下相対速度とを軸とする座標平面上の第
1象限及び第3象限にとられた原点を含む原点近傍に設
けられた第1の領域の内では、指示信号に基づく減衰力
が最小値と最大値との中間値をとるようなバネ上速度と
バネ上−バネ下相対速度に関する関数により設定され
る。上記関数とは、少なくとも1つの式又はマップなど
を意味している。即ち、スカイフック制御マップにおけ
る減衰力が、第2象限及び第4象限では従来のように最
小値のままで、第1象限及び第3象限における上記第1
の領域の内では最小値と最大値との中間値が設定され
る。上記第1の領域の内における中間値の設定により最
小値及び最大値以外の中間的な減衰力をショックアブソ
ーバに発生させることができる。
とバネ上−バネ下相対速度とを軸とする座標平面上の第
1象限及び第3象限にとられた原点を含む原点近傍に設
けられた第1の領域の内では、指示信号に基づく減衰力
が最小値と最大値との中間値をとるようなバネ上速度と
バネ上−バネ下相対速度に関する関数により設定され
る。上記関数とは、少なくとも1つの式又はマップなど
を意味している。即ち、スカイフック制御マップにおけ
る減衰力が、第2象限及び第4象限では従来のように最
小値のままで、第1象限及び第3象限における上記第1
の領域の内では最小値と最大値との中間値が設定され
る。上記第1の領域の内における中間値の設定により最
小値及び最大値以外の中間的な減衰力をショックアブソ
ーバに発生させることができる。
【0012】「第2の特徴の作用」第1の特徴の作用に
加えて、第1象限及び第3象限における上記第1の領域
の外では、指示信号に基づく減衰力が最大値に設定され
る。即ち、スカイフック制御マップにおける減衰力が、
第2象限及び第4象限では従来のように最小値のまま
で、第1象限及び第3象限における上記第1の領域の内
では最小値と最大値との中間値及び上記第1の領域の外
側では最大値が設定される。上記第1の領域の外におけ
る最大値の設定によりほぼ最小値から最大値までの必要
な減衰力をショックアブソーバに発生させることができ
る。
加えて、第1象限及び第3象限における上記第1の領域
の外では、指示信号に基づく減衰力が最大値に設定され
る。即ち、スカイフック制御マップにおける減衰力が、
第2象限及び第4象限では従来のように最小値のまま
で、第1象限及び第3象限における上記第1の領域の内
では最小値と最大値との中間値及び上記第1の領域の外
側では最大値が設定される。上記第1の領域の外におけ
る最大値の設定によりほぼ最小値から最大値までの必要
な減衰力をショックアブソーバに発生させることができ
る。
【0013】「第3の特徴の作用」第1又は第2の特徴
の作用に加えて、第1象限及び第3象限における上記第
1の領域の内の原点を含む第2の領域では、指示信号に
基づく減衰力が最小値に設定される。即ち、スカイフッ
ク制御マップにおける減衰力が、第2象限及び第4象限
では従来のように最小値のままで、第1象限及び第3象
限における上記第1の領域の内では最小値と最大値との
中間値及び上記第2の領域では最小値が設定される。上
記第2の領域における最小値の設定により、上記第2の
領域を含む上記第1の領域では最小値からほぼ最大値ま
での減衰力をショックアブソーバに発生させることがで
きる。
の作用に加えて、第1象限及び第3象限における上記第
1の領域の内の原点を含む第2の領域では、指示信号に
基づく減衰力が最小値に設定される。即ち、スカイフッ
ク制御マップにおける減衰力が、第2象限及び第4象限
では従来のように最小値のままで、第1象限及び第3象
限における上記第1の領域の内では最小値と最大値との
中間値及び上記第2の領域では最小値が設定される。上
記第2の領域における最小値の設定により、上記第2の
領域を含む上記第1の領域では最小値からほぼ最大値ま
での減衰力をショックアブソーバに発生させることがで
きる。
【0014】「第4の特徴の作用」第1の特徴の作用に
加えて、第1象限及び第3象限における上記第1の領域
の内では指示信号に基づく減衰力が原点に近いほど低い
最小値と最大値との中間値、上記第1の領域の外では、
ほぼ最大値をとるようなバネ上速度とバネ上−バネ下相
対速度に関する関数により設定される。即ち、スカイフ
ック制御マップにおける減衰力が、第2象限及び第4象
限では従来のように最小値のままで、第1象限及び第3
象限における上記第1の領域の内では原点に近いほど低
い中間値及び上記第1の領域の外ではほぼ最大値が設定
される。これにより、原点から第1の領域の外までの広
い範囲で減衰力は徐々に大きくなる。即ち、バネ上速度
とバネ上−バネ下相対速度による上記指示信号にて減衰
力が原点から上記第1の領域の外にかけて徐々に大きく
なるようにされる。
加えて、第1象限及び第3象限における上記第1の領域
の内では指示信号に基づく減衰力が原点に近いほど低い
最小値と最大値との中間値、上記第1の領域の外では、
ほぼ最大値をとるようなバネ上速度とバネ上−バネ下相
対速度に関する関数により設定される。即ち、スカイフ
ック制御マップにおける減衰力が、第2象限及び第4象
限では従来のように最小値のままで、第1象限及び第3
象限における上記第1の領域の内では原点に近いほど低
い中間値及び上記第1の領域の外ではほぼ最大値が設定
される。これにより、原点から第1の領域の外までの広
い範囲で減衰力は徐々に大きくなる。即ち、バネ上速度
とバネ上−バネ下相対速度による上記指示信号にて減衰
力が原点から上記第1の領域の外にかけて徐々に大きく
なるようにされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置をストラット型サスペンションに適用した
場合を示した構成図である。車体1と車輪7に結合され
たバネ下部材3との間には、路面からの衝撃を和らげて
直接車体に伝えないよう働くコイルバネ6及び振動を減
衰するショックアブソーバを構成するシリンダ装置(主
として、シリンダ5及びピストンロッド31から成る)
が配置されている。
明する。図1は本発明に係る減衰力可変ショックアブソ
ーバ制御装置をストラット型サスペンションに適用した
場合を示した構成図である。車体1と車輪7に結合され
たバネ下部材3との間には、路面からの衝撃を和らげて
直接車体に伝えないよう働くコイルバネ6及び振動を減
衰するショックアブソーバを構成するシリンダ装置(主
として、シリンダ5及びピストンロッド31から成る)
が配置されている。
【0016】図3は、上記シリンダ装置を示した断面図
である。コイルバネ6は、車体1の下部に設けられたア
ッパーサポート33とシリンダ5に結合されたバネ受け
部材38との間に配置されている。又、ピストンロッド
31はアッパーサポート33及びクッションダンパ32
により支持されている。
である。コイルバネ6は、車体1の下部に設けられたア
ッパーサポート33とシリンダ5に結合されたバネ受け
部材38との間に配置されている。又、ピストンロッド
31はアッパーサポート33及びクッションダンパ32
により支持されている。
【0017】ピストンロッド31には、その一端にピス
トン31aが結合されており、このピストン31aはシ
リンダ5の内部に摺動自在に配設されている。このた
め、シリンダ5はピストン31aにより上室35と下室
34とに区画されている。上室35と下室34とはピス
トン31aに設けられた連通ポート37aを介して連通
されている。これにより、ピストン31aがシリンダ5
内部を摺動するとき、この連通ポート37aを介して作
動油が流通される。
トン31aが結合されており、このピストン31aはシ
リンダ5の内部に摺動自在に配設されている。このた
め、シリンダ5はピストン31aにより上室35と下室
34とに区画されている。上室35と下室34とはピス
トン31aに設けられた連通ポート37aを介して連通
されている。これにより、ピストン31aがシリンダ5
内部を摺動するとき、この連通ポート37aを介して作
動油が流通される。
【0018】又、ピストンロッド31の内部には管路3
6が形成されており、この管路36は連通ポート37c
を介して下室34に連通され、連通ポート37bを介し
て上室35に連通されている。この管路36は、図1に
示したように、油路39に設けられた可変絞りバルブ1
14を介してアキュムレータ8に接続されている。
6が形成されており、この管路36は連通ポート37c
を介して下室34に連通され、連通ポート37bを介し
て上室35に連通されている。この管路36は、図1に
示したように、油路39に設けられた可変絞りバルブ1
14を介してアキュムレータ8に接続されている。
【0019】図4は、上記アキュムレータ8を示した断
面図である。シリンダ40の左端には左キャップ41、
右端には右キャップ42がそれぞれネジ締めされてい
る。このシリンダ40の内部にはフリーピストン44が
摺動自在に配設されている。このため、シリンダ40の
内部はフリーピストン44によって油圧室45aとガス
室45bとに区画されている。ストッパ43はシリンダ
40の左端部に左キャップ41により固定されており、
フリーピストン44の油圧室45a方向への摺動を規制
している。そして、油圧室45aには管路36及び油路
39を介してシリンダ5からの作動油が導入されてお
り、ガス室45bにはガスが封入されている。
面図である。シリンダ40の左端には左キャップ41、
右端には右キャップ42がそれぞれネジ締めされてい
る。このシリンダ40の内部にはフリーピストン44が
摺動自在に配設されている。このため、シリンダ40の
内部はフリーピストン44によって油圧室45aとガス
室45bとに区画されている。ストッパ43はシリンダ
40の左端部に左キャップ41により固定されており、
フリーピストン44の油圧室45a方向への摺動を規制
している。そして、油圧室45aには管路36及び油路
39を介してシリンダ5からの作動油が導入されてお
り、ガス室45bにはガスが封入されている。
【0020】上記アキュムレータ8はシリンダ5の上下
室34,35から排出された作動油を蓄えると共にシリ
ンダ5の上下室34,35に対して作動油を供給するも
のである。即ち、ピストン31aがシリンダ5内部を摺
動する際に、シリンダ5内に出入するピストンロッド3
1の体積分だけシリンダ5内の容量が変化される。この
容量が減少する場合には、余剰分の作動油がアキュムレ
ータ8に排出され、逆に、容量が増加する場合には、不
足分の作動油がアキュムレータ8より上下室34,35
に供給される。
室34,35から排出された作動油を蓄えると共にシリ
ンダ5の上下室34,35に対して作動油を供給するも
のである。即ち、ピストン31aがシリンダ5内部を摺
動する際に、シリンダ5内に出入するピストンロッド3
1の体積分だけシリンダ5内の容量が変化される。この
容量が減少する場合には、余剰分の作動油がアキュムレ
ータ8に排出され、逆に、容量が増加する場合には、不
足分の作動油がアキュムレータ8より上下室34,35
に供給される。
【0021】又、アキュムレータ8は油圧室45aへの
作動油の流入又は油圧室45aからの作動油の流出が生
じる際に、ガス室45b側に封入されたガスの圧縮弾性
により気体式のバネとしても機能する。従って、可変絞
りバルブ114の開閉に伴う油圧ショックを緩和するこ
とができ、又、車輪7の突起乗り上げ時等のショックを
緩和することができる。更に、上述したように、アキュ
ムレータ8とシリンダ5の上下室34,35とを接続す
る油路39には、油路39の開口面積を調整することに
より減衰力を可変とする可変絞りバルブ114が設けら
れている。
作動油の流入又は油圧室45aからの作動油の流出が生
じる際に、ガス室45b側に封入されたガスの圧縮弾性
により気体式のバネとしても機能する。従って、可変絞
りバルブ114の開閉に伴う油圧ショックを緩和するこ
とができ、又、車輪7の突起乗り上げ時等のショックを
緩和することができる。更に、上述したように、アキュ
ムレータ8とシリンダ5の上下室34,35とを接続す
る油路39には、油路39の開口面積を調整することに
より減衰力を可変とする可変絞りバルブ114が設けら
れている。
【0022】図5は、上記可変絞りバルブ114を示し
た断面図である。ハウジング50の右端部にはブッシュ
51が圧入され、このブッシュ51の外側はストッパ5
2を介してボルト53によりネジ締めされている。ハウ
ジング50の内部には、ブッシュ51により軸支された
中空のシャフト54及びシャフト54と一体化したロー
タ55が回動可能に配設されている。これらのシャフト
54及びロータ55は、コイル60が発生する回転磁場
により回動される。
た断面図である。ハウジング50の右端部にはブッシュ
51が圧入され、このブッシュ51の外側はストッパ5
2を介してボルト53によりネジ締めされている。ハウ
ジング50の内部には、ブッシュ51により軸支された
中空のシャフト54及びシャフト54と一体化したロー
タ55が回動可能に配設されている。これらのシャフト
54及びロータ55は、コイル60が発生する回転磁場
により回動される。
【0023】又、コイル60に電流を通電するワイヤ6
1を外部に取り出すために、コネクタブロック63がハ
ウジング50にビス64により取り付けられている。こ
のコネクタブロック63には、ワイヤ61と接続するタ
ーミナル62が設けられており、外部からの電流の供給
を可能としている。尚、コネクタブロック63の内側6
5a及び外側65bにはシール材が注入されている。
1を外部に取り出すために、コネクタブロック63がハ
ウジング50にビス64により取り付けられている。こ
のコネクタブロック63には、ワイヤ61と接続するタ
ーミナル62が設けられており、外部からの電流の供給
を可能としている。尚、コネクタブロック63の内側6
5a及び外側65bにはシール材が注入されている。
【0024】ハウジング50の左端部にはプレート56
が圧入され、且つネジにより固定されている。このプレ
ート56には、ブッシュ57が圧入されており、このブ
ッシュ57によりシャフト54の一端が回動可能に軸支
されている。又、プレート56には、シリンダ5の上下
室34,35に連通するポート59a及びアキュムレー
タ8に連通するポート59bが形成されている。
が圧入され、且つネジにより固定されている。このプレ
ート56には、ブッシュ57が圧入されており、このブ
ッシュ57によりシャフト54の一端が回動可能に軸支
されている。又、プレート56には、シリンダ5の上下
室34,35に連通するポート59a及びアキュムレー
タ8に連通するポート59bが形成されている。
【0025】ポート59aは油ポート66a,66bを
介してシャフト54の一部に形成された三角形状の穴5
8及び円状の穴67に連通されている。一方、ポート5
9bには、シャフト54の中空部分を介してシャフト5
4に形成された三角形状の穴58及び円状の穴67に連
通されている。即ち、両ポート59a,59bは三角形
状の穴58及び円状の穴67を介して相互に連通されて
いる。尚、空間69は作動油で満たされている。
介してシャフト54の一部に形成された三角形状の穴5
8及び円状の穴67に連通されている。一方、ポート5
9bには、シャフト54の中空部分を介してシャフト5
4に形成された三角形状の穴58及び円状の穴67に連
通されている。即ち、両ポート59a,59bは三角形
状の穴58及び円状の穴67を介して相互に連通されて
いる。尚、空間69は作動油で満たされている。
【0026】ここで、側面に三角形状の穴58が設けて
ある部分のシャフト54の外径は、シャフト54の外周
が外側部材68に接触し、液密状態で回動できるように
設定されている。それに対して、側面に円状の穴67が
設けてある部分のシャフト54の外径は、側面に三角形
状の穴58が設けてある部分の外径よりも小さく設定さ
れている。更に、ポート59aに連通する油ポート66
aは、側面に三角形状の穴58が設けてあるシャフト5
4の表面の一部分に、又、油ポート66bは、側面に円
状の穴67が設けてあるシャフト54の表面部分に通じ
るように構成されている。
ある部分のシャフト54の外径は、シャフト54の外周
が外側部材68に接触し、液密状態で回動できるように
設定されている。それに対して、側面に円状の穴67が
設けてある部分のシャフト54の外径は、側面に三角形
状の穴58が設けてある部分の外径よりも小さく設定さ
れている。更に、ポート59aに連通する油ポート66
aは、側面に三角形状の穴58が設けてあるシャフト5
4の表面の一部分に、又、油ポート66bは、側面に円
状の穴67が設けてあるシャフト54の表面部分に通じ
るように構成されている。
【0027】従って、コイル60より回転磁場を発生さ
せてロータ55を回動させると、ロータ55と共にシャ
フト54も同様に回動される。このシャフト54の回動
により三角形状の穴58の位置を変更すると作動油の流
路の開口面積を調整することができる。即ち、例えば、
作動油がポート59aよりポート59bに流れる場合、
先ず、作動油は油ポート66a,66bへと流れる。油
ポート66bに流れてきた作動油は、側面に円状の穴6
7が設けてあるシャフト54の表面部分へ流れる。更
に、作動油は円状の穴67を介して中空のシャフト54
内に流れてポート59bへと至る。
せてロータ55を回動させると、ロータ55と共にシャ
フト54も同様に回動される。このシャフト54の回動
により三角形状の穴58の位置を変更すると作動油の流
路の開口面積を調整することができる。即ち、例えば、
作動油がポート59aよりポート59bに流れる場合、
先ず、作動油は油ポート66a,66bへと流れる。油
ポート66bに流れてきた作動油は、側面に円状の穴6
7が設けてあるシャフト54の表面部分へ流れる。更
に、作動油は円状の穴67を介して中空のシャフト54
内に流れてポート59bへと至る。
【0028】一方、油ポート66aに流れてきた油は、
三角形状の穴58が油ポート66aに一部でも接してい
ればその部分より中空のシャフト54内に流れ、ポート
59bへと至る。しかし、三角形状の穴58が油ポート
66aに接していないならば、三角形状の穴58を介し
て作動油は流れない。このようにして、三角形状の穴5
8の油ポート66aへ開口する面積に応じて可変絞りバ
ルブ114の弁開度が決定される。但し、円状の穴67
は常開であるため、三角形状の穴58が全閉であって
も、少しずつではあるが作動油はポート59bへと流れ
る。
三角形状の穴58が油ポート66aに一部でも接してい
ればその部分より中空のシャフト54内に流れ、ポート
59bへと至る。しかし、三角形状の穴58が油ポート
66aに接していないならば、三角形状の穴58を介し
て作動油は流れない。このようにして、三角形状の穴5
8の油ポート66aへ開口する面積に応じて可変絞りバ
ルブ114の弁開度が決定される。但し、円状の穴67
は常開であるため、三角形状の穴58が全閉であって
も、少しずつではあるが作動油はポート59bへと流れ
る。
【0029】又、図1に示したように、車高センサ4は
車体1とバネ下部材3との間に配置され、車体1とバネ
下部材3との相対的な変位量を検出して、電子制御装置
(以下、ECUという)9に出力する。加速度センサ2
は車体1の低部に配設され、車両に作用する上下方向の
加速度を検出してECU9に出力する。ECU9は、中
央処理装置(CPU)、ROM、RAM等から構成され
る公知のものであり、加速度センサ2、車高センサ4及
び他のセンサ群からの検出信号に基づいて可変絞りバル
ブ114の弁開度を調整する。
車体1とバネ下部材3との間に配置され、車体1とバネ
下部材3との相対的な変位量を検出して、電子制御装置
(以下、ECUという)9に出力する。加速度センサ2
は車体1の低部に配設され、車両に作用する上下方向の
加速度を検出してECU9に出力する。ECU9は、中
央処理装置(CPU)、ROM、RAM等から構成され
る公知のものであり、加速度センサ2、車高センサ4及
び他のセンサ群からの検出信号に基づいて可変絞りバル
ブ114の弁開度を調整する。
【0030】次に、上述の構成から成るストラット型サ
スペンションシステムにおけるECU9の作動について
説明する。図2は、ECU9の作動を説明するブロック
ダイヤグラムである。ブロック110は、加速度センサ
2の検出信号(即ち、車両に作用する上下方向の加速
度)DDXに対してディジタル的に積分を行うブロック
であり、このブロック110によりバネ上部材の移動速
度であるバネ上速度DXが算出される。このバネ上速度
DXは、車体の振動状態を示すものである。
スペンションシステムにおけるECU9の作動について
説明する。図2は、ECU9の作動を説明するブロック
ダイヤグラムである。ブロック110は、加速度センサ
2の検出信号(即ち、車両に作用する上下方向の加速
度)DDXに対してディジタル的に積分を行うブロック
であり、このブロック110によりバネ上部材の移動速
度であるバネ上速度DXが算出される。このバネ上速度
DXは、車体の振動状態を示すものである。
【0031】一方、ブロック111は、車高センサ4の
検出信号〔即ち、バネ上部材(車体)のバネ下部材(車
輪)に対する相対的な変位量〕Yに対してディジタル的
に微分を行うブロックであり、このブロック111によ
りバネ上部材のバネ下部材に対する相対速度であるバネ
上−バネ下相対速度DYが算出される。このバネ上−バ
ネ下相対速度DYは、コイルバネ6の伸び方向を正とし
た変位速度を示すものである。尚、上述した加速度セン
サ2、車高センサ4、ブロック110及びブロック11
1は振動検出手段を達成する。又、本実施例では、DX
=dx/dt,DY=dy/dt,DDX=d2x/d
t2 と表している。
検出信号〔即ち、バネ上部材(車体)のバネ下部材(車
輪)に対する相対的な変位量〕Yに対してディジタル的
に微分を行うブロックであり、このブロック111によ
りバネ上部材のバネ下部材に対する相対速度であるバネ
上−バネ下相対速度DYが算出される。このバネ上−バ
ネ下相対速度DYは、コイルバネ6の伸び方向を正とし
た変位速度を示すものである。尚、上述した加速度セン
サ2、車高センサ4、ブロック110及びブロック11
1は振動検出手段を達成する。又、本実施例では、DX
=dx/dt,DY=dy/dt,DDX=d2x/d
t2 と表している。
【0032】そして、信号設定手段を達成するアクチュ
エータ信号指示値算出部112では、ブロック110で
算出されたバネ上速度DX及びブロック111で算出さ
れたバネ上−バネ下相対速度DYに基づき算出座標(D
Y,DX)が設定される。即ち、バネ上速度DXとバネ
上−バネ下相対速度DYとの領域分けマップ上の何れの
領域に属するかが判定される。この所属領域に応じて、
例えば、図13に示したように、バネ上速度DXとバネ
上−バネ下相対速度DYとを軸とする座標平面(以下、
DX−DY平面という)の第2象限及び第4象限では最
小の減衰力を発生させるアクチュエータ信号指示値Pmi
n を算出又は設定する。同じく、図13に示したよう
に、第1象限及び第3象限ではDX,DYの値に応じて
最大又は中間的な減衰力を与えるためのアクチュエータ
信号指示値を算出又は設定する。尚、このブロック11
2の詳細な作動については後述する。
エータ信号指示値算出部112では、ブロック110で
算出されたバネ上速度DX及びブロック111で算出さ
れたバネ上−バネ下相対速度DYに基づき算出座標(D
Y,DX)が設定される。即ち、バネ上速度DXとバネ
上−バネ下相対速度DYとの領域分けマップ上の何れの
領域に属するかが判定される。この所属領域に応じて、
例えば、図13に示したように、バネ上速度DXとバネ
上−バネ下相対速度DYとを軸とする座標平面(以下、
DX−DY平面という)の第2象限及び第4象限では最
小の減衰力を発生させるアクチュエータ信号指示値Pmi
n を算出又は設定する。同じく、図13に示したよう
に、第1象限及び第3象限ではDX,DYの値に応じて
最大又は中間的な減衰力を与えるためのアクチュエータ
信号指示値を算出又は設定する。尚、このブロック11
2の詳細な作動については後述する。
【0033】続いて、ブロック113では、ブロック1
12により得られたアクチュエータ信号指示値Pを可変
絞りバルブ114の駆動用電圧Vに変換し、この電圧V
により可変絞りバルブ114のコイル60(図5参照)
に電流を通電して可変絞りバルブ114の弁開度を変化
させ減衰係数を可変することにより減衰力を可変制御す
る。
12により得られたアクチュエータ信号指示値Pを可変
絞りバルブ114の駆動用電圧Vに変換し、この電圧V
により可変絞りバルブ114のコイル60(図5参照)
に電流を通電して可変絞りバルブ114の弁開度を変化
させ減衰係数を可変することにより減衰力を可変制御す
る。
【0034】次に、上記ECU9のアクチュエータ信号
指示値算出部112の算出過程を示した第1実施例であ
る図6のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ600では、ブロック110で
算出されたバネ上速度DXとブロック111で算出され
たバネ上−バネ下相対速度DYとの積が0より大きいか
否かが判定される。即ち、ステップ600によりバネ上
速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとが同相(第1
象限又は第3象限)か否(第2象限又は第4象限)かが
判定される。ステップ600で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ602に移行する。ステ
ップ602では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
指示値算出部112の算出過程を示した第1実施例であ
る図6のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ600では、ブロック110で
算出されたバネ上速度DXとブロック111で算出され
たバネ上−バネ下相対速度DYとの積が0より大きいか
否かが判定される。即ち、ステップ600によりバネ上
速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとが同相(第1
象限又は第3象限)か否(第2象限又は第4象限)かが
判定される。ステップ600で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ602に移行する。ステ
ップ602では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
【0035】上述のステップ600で、DX・DY>0
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ604に移行
する。ステップ604では、ブロック110で算出され
たバネ上速度|DX|がバネ上速度の閾値|DX0| よ
り小さく、且つ、ブロック111で算出されたバネ上−
バネ下相対速度|DY|がバネ上−バネ下相対速度の閾
値|DY0| より小さいか否かが判定される。このステ
ップ604により、アクチュエータ信号指示値Pが最小
アクチュエータ信号指示値Pmin から最大アクチュエー
タ信号指示値Pmax まで連続的に変化する領域が決定さ
れる。ステップ604で、|DX|<|DX0| 且つ|
DY|<|DY0| でない場合には、ステップ606に
移行する。ステップ606では、アクチュエータ信号指
示値Pが最大アクチュエータ信号指示値Pmax とされ
る。
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ604に移行
する。ステップ604では、ブロック110で算出され
たバネ上速度|DX|がバネ上速度の閾値|DX0| よ
り小さく、且つ、ブロック111で算出されたバネ上−
バネ下相対速度|DY|がバネ上−バネ下相対速度の閾
値|DY0| より小さいか否かが判定される。このステ
ップ604により、アクチュエータ信号指示値Pが最小
アクチュエータ信号指示値Pmin から最大アクチュエー
タ信号指示値Pmax まで連続的に変化する領域が決定さ
れる。ステップ604で、|DX|<|DX0| 且つ|
DY|<|DY0| でない場合には、ステップ606に
移行する。ステップ606では、アクチュエータ信号指
示値Pが最大アクチュエータ信号指示値Pmax とされ
る。
【0036】上述のステップ604で、|DX|<|D
X0| 且つ|DY|<|DY0| である場合には、ステ
ップ608に移行する。ステップ608では、バネ上速
度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの商(DXとD
Yとの比)が閾値aより小さいか否かが判定される。ス
テップ608で、(DX/DY)<aでないと、上述の
ステップ606に移行し、アクチュエータ信号指示値P
を最大アクチュエータ信号指示値Pmax とする。
X0| 且つ|DY|<|DY0| である場合には、ステ
ップ608に移行する。ステップ608では、バネ上速
度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの商(DXとD
Yとの比)が閾値aより小さいか否かが判定される。ス
テップ608で、(DX/DY)<aでないと、上述の
ステップ606に移行し、アクチュエータ信号指示値P
を最大アクチュエータ信号指示値Pmax とする。
【0037】一方、ステップ608で、(DX/DY)
<aであると、ステップ610に移行し、(DX/D
Y)の値に基づきアクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin と最大アクチュエータ信
号指示値Pmax との間で連続的に変化される。即ち、ス
テップ610では、図7に示したように、(DX/D
Y)=0のときアクチュエータ信号指示値Pが最小アク
チュエータ信号指示値Pmin 、(DX/DY)=aのと
きアクチュエータ信号指示値Pが最大アクチュエータ信
号指示値Pmax となるように両者の間を結んだ特性曲線
において、(DX/DY)の値に基づいて連続的にアク
チュエータ信号指示値Pが決定される。
<aであると、ステップ610に移行し、(DX/D
Y)の値に基づきアクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin と最大アクチュエータ信
号指示値Pmax との間で連続的に変化される。即ち、ス
テップ610では、図7に示したように、(DX/D
Y)=0のときアクチュエータ信号指示値Pが最小アク
チュエータ信号指示値Pmin 、(DX/DY)=aのと
きアクチュエータ信号指示値Pが最大アクチュエータ信
号指示値Pmax となるように両者の間を結んだ特性曲線
において、(DX/DY)の値に基づいて連続的にアク
チュエータ信号指示値Pが決定される。
【0038】図14は、上述の第1実施例に対応し、D
X−DY平面上に分布するアクチュエータ信号指示値P
における第1象限のみを三次元的に示したマップであ
る。DX−DY平面の原点付近では(DX/DY)の値
に基づく中間的なアクチュエータ信号指示値Pが決定さ
れる。この場合には、高周波路面での減衰力が過度に高
くなるのを抑えることで、高周波振動によるゴツゴツし
た硬い乗り心地を大幅に低減させると共に制御違和感・
異音の発生を低減させることができる。更に、原点から
離れた連続変化領域の外側では、アクチュエータ信号指
示値が最大値Pmax に設定されることにより、低周波路
面での制振を効果的に行うことができる。以上説明した
ように、原点近傍では低い減衰力、領域の外側では高い
減衰力とされることにより異なった路面における車両振
動制振を両立することが可能となる。
X−DY平面上に分布するアクチュエータ信号指示値P
における第1象限のみを三次元的に示したマップであ
る。DX−DY平面の原点付近では(DX/DY)の値
に基づく中間的なアクチュエータ信号指示値Pが決定さ
れる。この場合には、高周波路面での減衰力が過度に高
くなるのを抑えることで、高周波振動によるゴツゴツし
た硬い乗り心地を大幅に低減させると共に制御違和感・
異音の発生を低減させることができる。更に、原点から
離れた連続変化領域の外側では、アクチュエータ信号指
示値が最大値Pmax に設定されることにより、低周波路
面での制振を効果的に行うことができる。以上説明した
ように、原点近傍では低い減衰力、領域の外側では高い
減衰力とされることにより異なった路面における車両振
動制振を両立することが可能となる。
【0039】次に、上記ECU9のアクチュエータ信号
指示値算出部112の算出過程を示した第2実施例であ
る図8のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ800では、第1実施例におけ
るステップ600と同様に、(DX・DY)の正負判別
を行っている。ステップ800で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ802に移行する。ステ
ップ802では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
指示値算出部112の算出過程を示した第2実施例であ
る図8のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ800では、第1実施例におけ
るステップ600と同様に、(DX・DY)の正負判別
を行っている。ステップ800で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ802に移行する。ステ
ップ802では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
【0040】上述のステップ800で、DX・DY>0
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ804に移行
する。ステップ804では、バネ上速度DXとバネ上−
バネ下相対速度DYに関する1次式である次式、
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ804に移行
する。ステップ804では、バネ上速度DXとバネ上−
バネ下相対速度DYに関する1次式である次式、
【数1】 a・DX+b・DY<a・b ………(1) を境界として用い、車両挙動が原点近傍領域にあるか否
かが判定される。式(1) を満足しない場合には、ステッ
プ806に移行する。ステップ806では、アクチュエ
ータ信号指示値Pが最大アクチュエータ信号指示値Pma
x とされる。
かが判定される。式(1) を満足しない場合には、ステッ
プ806に移行する。ステップ806では、アクチュエ
ータ信号指示値Pが最大アクチュエータ信号指示値Pma
x とされる。
【0041】上述のステップ804で、式(1) が満足さ
れる場合には、ステップ808に移行する。ステップ8
08では、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yで作られる次式で表されるような平面式(又は、曲面
式)で連続的に変化するアクチュエータ信号指示値Pが
設定される。
れる場合には、ステップ808に移行する。ステップ8
08では、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yで作られる次式で表されるような平面式(又は、曲面
式)で連続的に変化するアクチュエータ信号指示値Pが
設定される。
【数2】 P=Pmin+(Pmax−Pmin){(DY/a)+(DX/b)} ………(2) ここで、平面式を用いた場合の三次元的なアクチュエー
タ信号指示値Pの分布を図15に示した。尚、本実施例
により得られる効果は第1実施例と同様である。
タ信号指示値Pの分布を図15に示した。尚、本実施例
により得られる効果は第1実施例と同様である。
【0042】次に、上記ECU9のアクチュエータ信号
指示値算出部112の算出過程を示した第3実施例であ
る図9のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ900では、第1実施例におけ
るステップ600と同様に、(DX・DY)の正負判別
を行っている。ステップ900で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ902に移行する。ステ
ップ902では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
指示値算出部112の算出過程を示した第3実施例であ
る図9のフローチャートに基づき、その詳細な作動につ
いて説明する。ステップ900では、第1実施例におけ
るステップ600と同様に、(DX・DY)の正負判別
を行っている。ステップ900で、DX・DY>0でな
く、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの
符号が不一致ならば、ステップ902に移行する。ステ
ップ902では、アクチュエータ信号指示値Pが最小ア
クチュエータ信号指示値Pmin とされる。
【0043】上述のステップ900で、DX・DY>0
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ904に移行
する。ステップ904では、アクチュエータ信号指示値
PがP(DX,DY)により決定される。図10に示した
ように、DX−DY平面上の第1象限及び第3象限をn
×n個に区切ったマップを用いて、バネ上速度DXとバ
ネ上−バネ下相対速度DYとの値に基づき、アクチュエ
ータ信号指示値Pが決定される。図16に、三次元的な
アクチュエータ信号指示値Pの分布を第1象限のみにつ
いて示した。この場合にも、マップを最適化することで
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度DY
との符号が一致しているならば、ステップ904に移行
する。ステップ904では、アクチュエータ信号指示値
PがP(DX,DY)により決定される。図10に示した
ように、DX−DY平面上の第1象限及び第3象限をn
×n個に区切ったマップを用いて、バネ上速度DXとバ
ネ上−バネ下相対速度DYとの値に基づき、アクチュエ
ータ信号指示値Pが決定される。図16に、三次元的な
アクチュエータ信号指示値Pの分布を第1象限のみにつ
いて示した。この場合にも、マップを最適化することで
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】次に、上記ECU9のアクチュエータ信号
指示値算出部112の算出過程を示した第4実施例であ
る図11のフローチャートに基づき、その詳細な作動に
ついて説明する。本実施例は、第1実施例の図6のフロ
ーチャートにおけるステップ600とステップ604と
の間にステップ1104を挿入追加したものである。ス
テップ1100では、第1実施例におけるステップ60
0と同様に、(DX・DY)の正負判別を行っている。
ステップ1100で、DX・DY>0でなく、バネ上速
度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの符号が不一致
ならば、ステップ1102に移行する。ステップ110
2では、アクチュエータ信号指示値Pが最小アクチュエ
ータ信号指示値Pmin とされる。
指示値算出部112の算出過程を示した第4実施例であ
る図11のフローチャートに基づき、その詳細な作動に
ついて説明する。本実施例は、第1実施例の図6のフロ
ーチャートにおけるステップ600とステップ604と
の間にステップ1104を挿入追加したものである。ス
テップ1100では、第1実施例におけるステップ60
0と同様に、(DX・DY)の正負判別を行っている。
ステップ1100で、DX・DY>0でなく、バネ上速
度DXとバネ上−バネ下相対速度DYとの符号が不一致
ならば、ステップ1102に移行する。ステップ110
2では、アクチュエータ信号指示値Pが最小アクチュエ
ータ信号指示値Pmin とされる。
【0045】上述のステップ1100で、DX・DY>
0であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yとの符号が一致しているならば、ステップ1104に
移行する。ステップ1104では、バネ上速度の絶対値
|DX|がその閾値|DX1| より大きく、且つ、バネ
上−バネ下相対速度|DY|がその閾値|DY1| より
大きいか否かが判定される。ステップ1104で、|D
X|>|DX1| 且つ|DY|>|DY1| の条件を満
足しない場合(別領域に対応)は、上述のステップ11
02に移行し、同様に、アクチュエータ信号指示値Pが
最小アクチュエータ信号指示値Pmin とされる。上記別
領域は原点とDX1 とDY1 で規定された領域である。
上述のステップ1104で、|DX|>|DX1| 且つ
|DY|>|DY1|の条件を満足する場合は、上述の
図6のフローチャートにおけるステップ604に対応す
るステップ1106に移行して以下同様の処理が実行さ
れる。
0であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yとの符号が一致しているならば、ステップ1104に
移行する。ステップ1104では、バネ上速度の絶対値
|DX|がその閾値|DX1| より大きく、且つ、バネ
上−バネ下相対速度|DY|がその閾値|DY1| より
大きいか否かが判定される。ステップ1104で、|D
X|>|DX1| 且つ|DY|>|DY1| の条件を満
足しない場合(別領域に対応)は、上述のステップ11
02に移行し、同様に、アクチュエータ信号指示値Pが
最小アクチュエータ信号指示値Pmin とされる。上記別
領域は原点とDX1 とDY1 で規定された領域である。
上述のステップ1104で、|DX|>|DX1| 且つ
|DY|>|DY1|の条件を満足する場合は、上述の
図6のフローチャートにおけるステップ604に対応す
るステップ1106に移行して以下同様の処理が実行さ
れる。
【0046】図17に、第1実施例(図14参照)に上
述の最小アクチュエータ信号指示値Pmin である別領域
を追加し、三次元的なアクチュエータ信号指示値Pの分
布を第1象限のみについて示した。このような制御を行
うことにより、良路走行時、車両の停止・極低速時に制
御を停止して違和感・アクチュエータ切替ショック・異
音の発生を防止できると共にアクチュエータ作動頻度を
低減してアクチュエータの耐久性も向上することができ
る。
述の最小アクチュエータ信号指示値Pmin である別領域
を追加し、三次元的なアクチュエータ信号指示値Pの分
布を第1象限のみについて示した。このような制御を行
うことにより、良路走行時、車両の停止・極低速時に制
御を停止して違和感・アクチュエータ切替ショック・異
音の発生を防止できると共にアクチュエータ作動頻度を
低減してアクチュエータの耐久性も向上することができ
る。
【0047】次に、上記ECU9のアクチュエータ信号
指示値算出部112の算出過程を示した第5実施例であ
る図12のフローチャートに基づき、その詳細な作動に
ついて説明する。本実施例は、第3実施例の図9のフロ
ーチャートにおけるステップ904をステップ1204
に置き換えたものと同様である。ステップ1200で
は、第3実施例におけるステップ900と同様に、(D
X・DY)の正負判別を行っている。ステップ1200
で、DX・DY>0でなく、バネ上速度DXとバネ上−
バネ下相対速度DYとの符号が不一致ならば、ステップ
1202に移行する。ステップ1202では、アクチュ
エータ信号指示値Pが最小アクチュエータ信号指示値P
min とされる。
指示値算出部112の算出過程を示した第5実施例であ
る図12のフローチャートに基づき、その詳細な作動に
ついて説明する。本実施例は、第3実施例の図9のフロ
ーチャートにおけるステップ904をステップ1204
に置き換えたものと同様である。ステップ1200で
は、第3実施例におけるステップ900と同様に、(D
X・DY)の正負判別を行っている。ステップ1200
で、DX・DY>0でなく、バネ上速度DXとバネ上−
バネ下相対速度DYとの符号が不一致ならば、ステップ
1202に移行する。ステップ1202では、アクチュ
エータ信号指示値Pが最小アクチュエータ信号指示値P
min とされる。
【0048】上述のステップ1200で、DX・DY>
0であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yとの符号が一致しているならば、ステップ1204に
移行する。ステップ1204では、アクチュエータ信号
指示値PがP=f(DX,DY)により決定される。ここ
で、例えば、f(DX,DY)を次式、
0であり、バネ上速度DXとバネ上−バネ下相対速度D
Yとの符号が一致しているならば、ステップ1204に
移行する。ステップ1204では、アクチュエータ信号
指示値PがP=f(DX,DY)により決定される。ここ
で、例えば、f(DX,DY)を次式、
【数3】 f(DX,DY)=(Pmax−Pmin)・tan-1{0.0166(DX2+DY2)1/2} +Pmin ………(3) のように設定する。上式(3) では、バネ上速度DXとバ
ネ上−バネ下相対速度DYとが1m/sec となる時、最大
アクチュエータ信号指示値Pmax と最小アクチュエータ
信号指示値Pmin の差分の95%{0.95(Pmax−Pmin)}
が与えられる。又、原点より離れた境界領域の外側で
は、ほぼ最大アクチュエータ信号指示値Pmax に近い値
が与えられる。そして、領域内では原点に近づくに連れ
て最小アクチュエータ信号指示値Pmin へと低下する減
衰力が与えられる。図18に、上述した三次元的なアク
チュエータ信号指示値Pの分布を第1象限のみについて
示した。これにより、上述の第1実施例と同様の効果を
得ることができる。
ネ上−バネ下相対速度DYとが1m/sec となる時、最大
アクチュエータ信号指示値Pmax と最小アクチュエータ
信号指示値Pmin の差分の95%{0.95(Pmax−Pmin)}
が与えられる。又、原点より離れた境界領域の外側で
は、ほぼ最大アクチュエータ信号指示値Pmax に近い値
が与えられる。そして、領域内では原点に近づくに連れ
て最小アクチュエータ信号指示値Pmin へと低下する減
衰力が与えられる。図18に、上述した三次元的なアク
チュエータ信号指示値Pの分布を第1象限のみについて
示した。これにより、上述の第1実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、大きくうねった路面
成分の多い低周波数路や高周波振動を起こすような複合
路面成分を多く含む高周波数路などのあらゆる路面状況
に対する適切な減衰力がショックアブソーバに発生され
る。これにより、本発明に係る減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は、制御違和感、アクチュエータ切替シ
ョック、異音の発生を防止できる。更に、原点を含む原
点付近に最小アクチュエータ信号指示値が設定されたも
のにおいては、アクチュエータ作動頻度が低減されシス
テムの耐久性を向上できる。
成分の多い低周波数路や高周波振動を起こすような複合
路面成分を多く含む高周波数路などのあらゆる路面状況
に対する適切な減衰力がショックアブソーバに発生され
る。これにより、本発明に係る減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置は、制御違和感、アクチュエータ切替シ
ョック、異音の発生を防止できる。更に、原点を含む原
点付近に最小アクチュエータ信号指示値が設定されたも
のにおいては、アクチュエータ作動頻度が低減されシス
テムの耐久性を向上できる。
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る減衰力可変シ
ョックアブソーバ制御装置をストラット型サスペンショ
ンに適用した場合を示した構成図である。
ョックアブソーバ制御装置をストラット型サスペンショ
ンに適用した場合を示した構成図である。
【図2】同実施例装置で使用されているECUの作動を
説明したブロックダイヤグラムである。
説明したブロックダイヤグラムである。
【図3】同実施例装置で使用されているシリンダ装置を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図4】同実施例装置で使用されているアキュムレータ
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図5】同実施例装置で使用されている可変絞りバルブ
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図6】ECUのアクチュエータ信号指示値算出部の算
出過程を示した第1実施例のフローチャートである。
出過程を示した第1実施例のフローチャートである。
【図7】(DX/DY)に対するアクチュエータ信号指
示値Pの特性曲線を示したマップである。
示値Pの特性曲線を示したマップである。
【図8】ECUのアクチュエータ信号指示値算出部の算
出過程を示した第2実施例のフローチャートである。
出過程を示した第2実施例のフローチャートである。
【図9】ECUのアクチュエータ信号指示値算出部の算
出過程を示した第3実施例のフローチャートである。
出過程を示した第3実施例のフローチャートである。
【図10】DX−DY平面上の第1象限及び第3象限を
n個に区切ったアクチュエータ信号指示値を示したマッ
プである。
n個に区切ったアクチュエータ信号指示値を示したマッ
プである。
【図11】ECUのアクチュエータ信号指示値算出部の
算出過程を示した第4実施例のフローチャートである。
算出過程を示した第4実施例のフローチャートである。
【図12】ECUのアクチュエータ信号指示値算出部の
算出過程を示した第5実施例のフローチャートである。
算出過程を示した第5実施例のフローチャートである。
【図13】DX−DY平面におけるアクチュエータ信号
指示値を示したマップである。
指示値を示したマップである。
【図14】DX−DY平面上に分布するアクチュエータ
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
1実施例に対応するマップである。
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
1実施例に対応するマップである。
【図15】DX−DY平面上に分布するアクチュエータ
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
2実施例に対応するマップである。
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
2実施例に対応するマップである。
【図16】DX−DY平面上に分布するアクチュエータ
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
3実施例に対応するマップである。
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
3実施例に対応するマップである。
【図17】DX−DY平面上に分布するアクチュエータ
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
4実施例に対応するマップである。
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
4実施例に対応するマップである。
【図18】DX−DY平面上に分布するアクチュエータ
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
5実施例に対応するマップである。
信号指示値における第1象限のみを三次元的に示した第
5実施例に対応するマップである。
【図19】複合周波数路と低周波数路とにおける車両挙
動(バネ上速度とバネ上−バネ下相対速度との軌路)を
示した説明図である。
動(バネ上速度とバネ上−バネ下相対速度との軌路)を
示した説明図である。
1…車体 2…加速度センサ 4…車高センサ 5…シリンダ 7…車輪 8…アキュムレータ 9…ECU 31…ピストンロッド 114…可変絞りバルブ
Claims (4)
- 【請求項1】 車体と車輪との間に設置され減衰力が可
変であるショックアブソーバと、 車両の上下方向の振動状態を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段により導かれたバネ上速度と、バネ上
速度のバネ下速度に対する相対速度であるバネ上−バネ
下相対速度とに基づき減衰力を可変するための指示信号
を設定する信号設定手段と、 前記信号設定手段からの信号に基づき前記ショックアブ
ソーバの減衰力を可変する可変手段とを有し、前記ショ
ックアブソーバの減衰力を制御して車両の振動状態を抑
制する減衰力可変ショックアブソーバ制御装置であっ
て、 バネ上速度とバネ上−バネ下相対速度とを軸とする座標
平面上の第1象限及び第3象限にとられた原点を含む原
点近傍に設けられた第1の領域の内では、前記信号設定
手段により設定される指示信号に基づく減衰力が最小値
と最大値との中間値をとるようなバネ上速度とバネ上−
バネ下相対速度に関する関数により設定される ことを
特徴とする減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。 - 【請求項2】 第1象限及び第3象限における前記第1
の領域の外では、前記信号設定手段により設定される指
示信号に基づく減衰力が最大値に設定されることを特徴
とする請求項1記載の減衰力可変ショックアブソーバ制
御装置。 - 【請求項3】 第1象限及び第3象限における前記第1
の領域の内に原点を含んだ第2の領域を設定し、該第2
の領域の内では前記信号設定手段により設定される指示
信号に基づく減衰力が最小値に設定されることを特徴と
する請求項1記載又は請求項2記載の減衰力可変ショッ
クアブソーバ制御装置。 - 【請求項4】 第1象限及び第3象限における前記第1
の領域の内では、前記信号設定手段により設定される指
示信号に基づく減衰力が原点に近いほど低く、第1象限
及び第3象限における前記領域の外では、ほぼ最大値を
とるようなバネ上速度とバネ上−バネ下相対速度に関す
る関数により設定されることを特徴とする請求項1記載
の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275261A JPH0699718A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
| US08/122,161 US5382045A (en) | 1992-09-18 | 1993-09-17 | Suspension control system for automotive vehicle utilizing variable damping force shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275261A JPH0699718A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699718A true JPH0699718A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17552954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4275261A Pending JPH0699718A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5382045A (ja) |
| JP (1) | JPH0699718A (ja) |
Cited By (2)
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| JP2009137343A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Honda Motor Co Ltd | 減衰力可変ダンパの制御装置 |
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| DE102021129355B4 (de) | 2021-11-11 | 2023-05-25 | Audi Aktiengesellschaft | Verfahren zum Betreiben eines Fahrwerks eines Kraftfahrzeugs sowie Kraftfahrzeug |
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| US4838574A (en) * | 1987-12-14 | 1989-06-13 | Ford Motor Company | Hybrid suspension position and body velocity sensing system for automotive suspension control system |
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| JPH03104726A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-01 | Atsugi Unisia Corp | 車両用サスペンション |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4275261A patent/JPH0699718A/ja active Pending
-
1993
- 1993-09-17 US US08/122,161 patent/US5382045A/en not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| US5382045A (en) | 1995-01-17 |
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