JPH07100179B2 - 金属板成型装置 - Google Patents

金属板成型装置

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JPH07100179B2
JPH07100179B2 JP4328563A JP32856392A JPH07100179B2 JP H07100179 B2 JPH07100179 B2 JP H07100179B2 JP 4328563 A JP4328563 A JP 4328563A JP 32856392 A JP32856392 A JP 32856392A JP H07100179 B2 JPH07100179 B2 JP H07100179B2
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高司 和田
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CHUBU ENGINEERING CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成型ロールを使用して金
属板の両側部に所定形状の曲げ加工を行なう金属板成型
装置に関し、特に、金属板の両側部における曲げ成型ポ
イントが徐々に変化する場合においても自動的にその曲
げ成型ポイントに追随しつつテーパー状に所定形状の曲
げ加工を行なうことが可能な金属板成型装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板の両側部(フランジ)に所
定の曲げ加工を行なうについて、金属板を挟持しつつ搬
送を行なう一対の上下型と、上下型の両側に複数段に固
定して配設されるとともに一対のロール間で金属板の両
側部の曲げ成型ポイントを決定しつつ所定の曲げ加工を
行なう成型ロールとを備えたロール成型装置が一般に使
用されている。
【0003】かかるロール成型装置においては、一対の
上下型間で金属板を挟持しつつ搬送を行うとともに、か
かる金属板の搬送中に各成型ロールの間に金属板の両側
部を挿通し、各成型ロール間で曲げ成型ポイントを決定
しつつ第1段の成型ロールから後段の成型ロールにいく
に従って、金属板の両側部に順次外側から所定の曲げ加
工を行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のロール成型装置は、複数の各段における成型ロ
ール間で金属板の曲げ成型ポイントが決定されるもので
あるが、通常金属板における曲げ成型ポイントを金属板
の両側部で変化させることなく曲げ加工を行なう場合に
使用されるものである。また、各成型ロールは成型装置
内に固定的に配設されており、金属板の曲げ加工中にフ
レキシブルに移動不可能なものであるから曲げ成型ポイ
ントを変化しつつ曲げ加工を行なうことは全く意図され
ていない。従って、両側部が平行に形成されていない金
属板(例えば、両側部がテーパー状に形成された金属
板)の両側部について所定の曲げ加工を行なう場合、前
記従来のロール成型装置では均一な曲げ加工を行なうこ
とができないものである。
【0005】前記したような不都合を勘案して、金属板
の両側で曲げ成型ポイントを変化させながら、異形断面
のテーパー状板材を成形する装置として、例えば、特開
昭59−179225号公報、特開昭60−30527
号公報、特開昭60−223617号公報等にはロール
成形装置が記載されている。即ち、各公報には、対向す
るスタンド間に、一対の駆動軸を支持せしめ、この一対
の駆動軸に固定ロール駒を設けるとともに、各固定ロー
ル駒の隣に軸方向に移動可能な移動ロール駒を設け、一
方の移動ロール駒のフランジをシートカムのガイド溝に
係合させつつシートカムを各種機構により移動させるこ
とにより、各固定ロール駒と各移動ロール駒の協動作用
を介して、板材の両側に曲げ加工を施してテーパー状板
材を成形するロール成形装置が記載されている。しか
し、かかるロール成形装置では、前記のように各移動ロ
ール駒は、シートカムのガイド溝の溝形状に従って移動
可能に構成されているものの、各固定ロール駒は各駆動
軸に固定的に設けられて移動不可能なものである。従っ
て、板材の一側には、各移動ロール駒を介してテーパー
状に曲げ加工を行うことができる一方、板材の他側につ
いては、各固定ロール駒が固定的に設けられていること
に起因して、テーパー状に曲げ加工を行うことができな
い。この結果、前記各公報に記載されたロール成形装置
によっては、板材の両側の双方に対して同時に、テーパ
ー状に曲げ加工を行うことはできないものである。かか
る点について、各固定ロール駒を駆動軸上に移動可能に
配設して板材の両側に対して同時にテーパー状に曲げ加
工を施すことも考えられるが、かかる場合には、新たに
別のシートカムが必要となり、また、ロール成形装全体
の構成も複雑化してしまい、コストの高騰を招来する問
題がある。また、前記各公報のロール成形装置に使用さ
れる板材は、各公報の添付図面(特開昭59−1792
25号公報の第3図、特開昭60−30527号公報の
第5図、特開昭60−223617号公報の第5図参
照)に記載されているように、両側縁が平行に形成され
た板材であり、各側縁にはテーパーが形成されていな
い。従って、かかる板材を前記のように構成されたロー
ル成形装置により成形加工する場合、板材の一側には、
各固定ロール駒を介してテーパーが存在しない曲 げ加工
が施され、また、板材の他側には、各移動ロール駒とシ
ートカムを介してテーパー状に曲げ加工が施されるもの
ではある。しかし、前記ロール成型装置では、板材にお
ける一方の側縁のみにつき各移動ロール駒を移動させて
テーパー状の曲げ加工成形を行っているので、板材が各
移動ロール駒の移動につれて、そのロール移動方向にず
れてしまう虞が多分に存し、これにより板材の成形上不
都合が発生する場合がある。これより、テーパー状の曲
げ加工部には歪が必然的に発生してしまい、かかる板材
成形物が適用される対象によっては各種の不都合を招来
する虞も存する。本発明は前記従来技術の問題点を解消
するためになされたものであり、一対の第1成型ロール
と第2成型ロールとを介して金属板の両側に曲げ加工を
行うに際して、各第1成型ロールを上型の両側における
テーパー状の各第1カム面に追随して進退可能に配設す
るとともに、各第2成型ロールを下型の両側におけるテ
ーパー状の各第2カム面に追随して進退可能に配設し、
また、上型と下型との間に挟持される金属板として、そ
の両側に各上型及び下型のテーパーに対応するテーパー
が形成された金属板を使用することにより、両側で曲げ
成型ポイントが徐々に変化する金属板であっても自動的
にその曲げ成型ポイントにフレキシブルに追随しつつ金
属板の両側部にテーパー状の曲げ加工を行なうことが可
能な金属板成型装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動さ
れるとともに周囲に第1ロール面を有する第1駆動ロー
ルと、前記第1駆動ロールの回転に従って前記第1ロー
ル面を介して搬送されるとともに側端縁の両側に第1カ
ム面を有し、各第1カム面を介して両側がテーパーに形
成された上型と、前記第1駆動ロールに同期して回転駆
動されるとともに周囲に第2ロール面を有する第2駆動
ロールと、前記第2駆動ロールの回転に従って前記第2
ロール面を介して搬送されるとともに側端縁の両側に第
2カム面を有し、各第2カム面を介して前記上型の両側
における各テーパーに対応して両側がテーパーに形成さ
れた下型と、前記上型の各第1カム面に追随して進退可
能に配設された一対の第1成型ロールと、前記各第1成
型ロールを第1カム面の方向に付勢する第1付勢手段
と、前記下型の各第2カム面に追随して進退可能に配設
された一対の第2成型ロールと、前記各第2成型ロール
を第2カム面の方向に付勢する第2付勢手段とを備え、
前記上型と下型との間に挟持される金属板であって、そ
の両側に前記上型及び下型の両側における各テーパーに
対応するテーパーが形成された曲げ加工部及び各曲げ加
工部の間を連結する平板部からなる金属板を各上型、下
型と共に前記各第1成型ロール及び第2成型ロールに搬
送し、第1成型ロール及び第2成型ロールにより金属板
の各曲げ加工部を所定の形状に成型加工する構成とされ
る。
【0007】
【作用】前記構成を有する本発明に係る金属板成型装置
では、先ず、上型と下型との間に、成型加工されるべき
金属板であって、その両側に上型及び下型の両側におけ
る各テーパーに対応するテーパーが形成された曲げ加工
部及び各曲げ加工部の間を連結する平板部からなる金属
が挟持された状態で駆動手段を介して両第1駆動ロー
ル及び第2駆動ロールが同期して回転駆動される。これ
により、各上型及び下型は、その間に金属板を挟持した
まま第1駆動ロールの第1ロール面と第2駆動ロールの
第2ロール面とを介して一定の方向に搬送される。
【0008】また、このように金属板が上型及び下型と
共に搬送されている間に、一対の第1成型ロールが第1
付勢手段の付勢力を介して上型の側端縁の両側に形成さ
れたテーパー状の各第1カム面にフレキシブルに追随し
て進退されるとともに、一対の第2成型ロールが第2付
勢手段の付勢力を介して下型の側端縁の両側に形成され
テーパー状の各第2カム面にフレキシブルに追随して
進退される。従って、前記のように金属板が搬送されて
いる間において、金属板の両側部はそれぞれ各第1成型
ロールと第2成型ロールとの間に挿通され、これより金
属板の両側部の曲げ加工部は両第1成型ロールと第2成
型ロールとの協働により所定形状に成型加工されるもの
である。
【0009】このように、各第1成型ロールは上型にお
けるテーパー状の各第1カム面に追随して、また、各第
2成型ロールは下型におけるテーパー状の各第2カム面
に追随して進退可能とされているので、金属板の両側部
に形成された各曲げ加工部における曲げ成型ポイントが
連続的に変化した場合においても、各第1成型ロールと
第2成型ロールとにより決定される曲げ成型ポイントを
各曲げ加工部の曲げ成型ポイントに連続的に追随して合
致させ得、従って、金属板の両側部の各曲げ加工部にお
ける曲げ成型ポイントを変化させつつ所定形状に成型加
することが可能となるものである。 また、成型加工さ
れるべき金属板として、その両側に上型及び下型の両側
における各テーパーに対応するテーパーが形成された曲
げ加工部及び各曲げ加工部の間を連結する平板部からな
る金属板が使用されていることから、各曲げ加工部にお
いて、金属板が必要以上に延伸されたり、また、圧縮さ
れたりすることは全くなく、従って、各曲げ加工部に歪
が発生することを防止して好適な成型物が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例に基づい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本実施例に
係る金属板成型装置を模式的に示す正面断面図であり、
金属板成型装置1はベット2上に載置、固定されてい
る。金属板成型装置1は一対の機枠3、4(図1中左右
一対設けられている)を有し、各機枠3、4間は相互に
固定的位置関係をもってベット2上に配設されている。
左側の機枠3の上方位置には軸孔3Aが穿設され、ま
た、下方位置には軸孔3Bが穿設されている。また、右
側の機枠4の上方位置には機枠3の軸孔3Aに対向して
軸孔4Aが穿設されており、下方位置には機枠3の軸孔
3Bに対向して軸孔4Bが穿設されている。
【0011】各軸孔3A、4Aには第1駆動ロール軸5
が回転可能に挿通されており、かかる駆動ロール軸5の
一端(図1中左方端)には、第1駆動ロール軸5の左右
方向への移動を規制するためのボルト6が螺着され、第
1駆動ロール軸5の他端には駆動ギヤ7が固定されてい
る。また、第1駆動ロール軸5における前記左機枠3と
右機枠4との中間位置には、そのロール面8Aの周囲に
突条8Bを形成してなる第1駆動ロール8が固定されて
おり、この第1駆動ロール8は第1駆動ロール軸5の回
転に従って回転駆動されるものである。
【0012】また、前記各軸孔3B、4Bには前記第1
駆動ロール軸5と同様の第2駆動ロール軸9が回転可能
に挿通されており、この第2駆動ロール軸9の一端(図
1中左方端)には、第2駆動ロール軸9の左右方向への
移動を規制するためのボルト10が螺着され、第2駆動
ロール軸9の他端には前記第1駆動ロール軸5に固定さ
れた駆動ギヤ7に噛合する駆動ギヤ11が固定されてい
る。更に、第2駆動ロール軸9における前記左機枠3と
右機枠4との中間位置には、そのロール面12Aの周囲
に突条12Bを形成してなる第2駆動ロール12が固定
されており、第2駆動ロール12は第2駆動ロール軸9
の回転に従って回転駆動されるものである。
【0013】更に、第1駆動ロール軸5には減速機構G
を介して駆動モータMが連結されており、これより駆動
モータMが回転されると、その回転が減速機構Gから第
1駆動ロール軸5に伝達されて第1駆動ロール軸5が回
転されるとともに、かかる第1駆動ロール軸5の回転が
駆動ギヤ7、11を介して第2駆動ロール軸9に伝達さ
れて第2駆動ロール軸9が第1駆動ロール軸5に同期し
て回転されることとなる。
【0014】ここに、第1駆動ロール8と第2駆動ロー
ル12との間には、上面に凹溝30Aが形成された上型
30及び下面に凹溝31Aが形成された下型31(後述
する)が移動可能に配設されており、また、第1駆動ロ
ール8のロール面8Aに形成された突条8Bは上型30
の凹溝30Aに嵌合されるとともに、第2駆動ロール1
2のロール面12Aに形成された突条12Bは下型31
の凹溝31Aに嵌合されている。そして、駆動モータ
M、減速機構G、駆動ギヤ7、11、第1駆動ロール軸
5、第2駆動ロール軸9を介して各第1駆動ロール8及
び第2駆動ロール軸12が相互に同期して回転される
と、各第1及び第2駆動ロール8、12は、各突条8
B、12Bにより各凹溝30A、31Aを介して上型3
0、下型31を成型ライン方向(図1中紙面に垂直方
向)に搬送するものである。
【0015】次に、上型30及び下型31について図2
を参照しつつ説明する。図2(A)は上型30の上面
図、図2(B)は上型30と下型31との間に金属板K
(後述する)を挟持した状態で上型30と下型31とを
相互に固定した状態を示す側面図、図2(C)は下型の
下面図である。これらの図において、上型30の両側
上面視でテーパー状の形状(図2(A)中左側から右側
にいくに従って徐々に幅広となるテーパーを有する)を
有しており、中央部には前記第1駆動ロール8の突状8
Bが嵌合される凹溝30Aが形成されている。更に、上
型30の両端部においてネジ孔30Bが穿設されてお
り、各ネジ孔30Bには固定ネジ32(一方のみ示す)
が挿通されるとともに後述する下型31のネジ孔31B
に螺着されて上型30と下型31とが間に金属板Kを挟
持したまま相互に固定されるものである。この状態が図
2(B)に示されている。
【0016】また、上型30における両側の側端縁には
第1カム面30Cが形成されており、各第1カム面30
Cにより上型30の両側におけるテーパー形状が構成さ
れる。かかる各第1カム面には後述する第1成型ロール
17の端面17A(図3、図4参照)が当接される。
【0017】また、下型31の両側は下面視で前記上型
30と基本的に同様のテーパー形状(図2(C)中左側
から右側にいくに従って徐々に幅広となるテーパーを有
し、下型31は上型30よりも若干幅狭とされている)
を有しており、中央部には前記第2駆動ロール12の突
状12Bが嵌合される凹溝31Aが形成されている。更
に、その両端部には前記上型30のネジ孔30Bに合致
するネジ孔31Bが穿設されている。また、下型31に
おける両側の側端縁には第2カム面31Cが形成されて
おり、各第2カム面31Cにより下型31の両側におけ
テーパー形状が構成される。かかる各第2カム面31
Cには後述する第2成型ロール22の端面22A(図
3、図4参照)が当接される。
【0018】尚、後述するように、上型30と下型31
との間に挟持、固定される金属板Kは、上型30の幅よ
りも大きな幅を有しており、従って、各上型30と下型
31とにより挟持、固定された金属板Kの両側部が上型
30の外方に露出されることとなる。
【0019】ここで、図1に戻って金属板成型装置1の
説明を続けると、左機枠3に穿設された軸孔3Aと3B
との間において、上下2段にローラ受け部材13、14
が設けられており、また、右機枠4に穿設された軸孔4
Aと4Bとの間において、各ローラ受け部材13、14
のそれぞれに対向して上下2段にローラ受け部材15、
16が設けられている。
【0020】ローラ受け部材13と15とは相互に対向
するように配置されており、それぞれ同様の構成を有す
る。即ち、各ローラ受け部材13、15には、第1成型
ロール17を回転可能に支持する軸18と軸18と一体
に形成された基部19とからなるローラ支持部材20が
第1駆動ロール8に向かって進退可能(図1中左右方向
に進退する)に配設され、かかるローラ支持部材20
は、各ローラ受け部材13、15に形成されたバネ溝1
3A、15Aとローラ支持部材20に形成されたバネ溝
20Aとの間に配設された各圧縮バネ21を介して、第
1駆動ロール8の方向に向かって付勢されている。この
とき、各第1成型ロール17における第1駆動ロール8
側の端面17A(図3、図4参照)が、前記した上型3
0の両側側端縁に形成された第1カム面30Cに当接
され、これより各第1成型ロール17は圧縮バネ21に
よる付勢力を介して常時第1カム面30Cに当接しつつ
フレキシブルに追随して第1駆動ロール8に対して進退
可能とされるものである。
【0021】また、前記各ローラ受け部材13、15と
同様、ローラ受け部材14と16とは相互に対向するよ
うに配置されており、それぞれ同様の構成を有する。即
ち、各ローラ受け部材14、16には、第2成型ロール
22を回転可能に支持する軸23と軸23と一体に形成
された基部24とからなるローラ支持部材25が第2駆
動ロール12に向かって進退可能(図1中左右方向に進
退する)に配設され、かかるローラ支持部材25は、各
ローラ受け部材14、16に形成されたバネ溝14A、
16Aとローラ支持部材25に形成されたバネ溝25A
との間に配設された圧縮バネ26を介して、第2駆動ロ
ール12の方向に向かって付勢されている。このとき、
各第2成型ロール22における第2駆動ロール12側の
端面22A(図3、図4参照)が、前記した下型31の
両側側端縁に形成された第2カム面31Cに当接さ
れ、これより各第2成型ロール22は圧縮バネ26によ
る付勢力を介して常時第2カム面31Cに当接しつつフ
レキシブルに追随して第2駆動ロール12に対して進退
可能とされるものである。
【0022】ここで、前記各第1成型ロール17の成型
面17B(図3、図4参照)と各第2成型ロール22の
成型面22B(図3、図4参照)とは、相互に合致する
ように形成されており、各第1及び第2成型ロール1
7、22の回転時に、各成型面17Bと22Bとが協働
して金属板Kの両側部において連続的に変化する曲げ成
型ポイントP1、P2に沿って曲げ加工を行なうもので
ある(この点については後述する)。
【0023】また、前記のように構成される金属板成型
装置1において、各第1成型ロール17、第2成型ロー
ル22は、従来のロール成型装置において公知となって
いるように、図1における紙面に垂直な方向である成型
ライン方向に複数段(例えば、10段)連続して配設さ
れるものであり、各段において各第1成型ロール17、
第2成型ロール22の成型面17B、成型面22Bは相
互に合致するように形成されている一方、各第1成型ロ
ール17、第2成型ロール22における成型面17B、
22Bは各段毎に少しずつ異なる形状にされている。そ
して、金属板Kを各段の金属板成型装置1を通過させる
ことにより、金属板Kの両側部における曲げ成型ポイン
トP1、P2に沿って徐々に曲げ成型加工を行なってい
くものである。
【0024】続いて、前記のように構成された金属板成
型装置1の動作について図3乃至図5に基づき説明す
る。図3は金属板Kの曲げ成型ポイントP1に沿って曲
げ加工を開始した状態を模式的に示す説明図、図4は金
属板Kの曲げ成型ポイントP2に沿って曲げ加工を開始
した状態を模式的に示す説明図、図5(A)は曲げ加工
を開始する前における金属板Kの平面図、図5(B)は
曲げ加工を終了した金属板Kの平面図、図5(C)は曲
げ加工を終了した金属板KをA側から見て拡大して示す
端面図、図5(D)は曲げ加工を終了した金属板KをB
側から見て拡大して示す端面図である。
【0025】先ず、被成型物である金属板Kについて図
5(A)を参照しつつ説明すると、金属板Kはその両側
部において、前記した上型30、下型31と基本的に同
様のテーパーが形成されてなる形状(相似形)を有し、
かかる金属板Kは後述するように曲げ成型ポイントP1
(各第1成型ロール17の成型面17Bと第2成型ロー
ル22の成型面22Bとによって決定され、テーパーに
沿って徐々に変化する)と、曲げ成型ポイントP1より
も外側に位置するとともに曲げ成型ポイントP1に平行
な曲げ成型ポイントP2(前記曲げ成型ポイントP1と
同様、各第1成型ロール17の成型面17Bと第2成型
ロール22の成型面22Bとによって決定される)とに
おいて曲げ成型加工が行なわれるものである。尚、金属
板Kの両側において、各曲げ成型ポイントP1(図5A
中、内側の点線にて示す)よりも外側の部分は、曲げ加
工部となり、また、各曲げ成型ポイントP1の間に存在
し各曲げ加工部を連結する部分は、平板部となる。
【0026】続いて、金属板Kの曲げ加工工程について
説明する。先ず、金属板Kを上型30と下型31との間
に挟持するとともに、各上型30、下型31のネジ孔3
0B、31Bに固定ネジ32を挿通し、金属板Kを両上
型30、下型31間に固定する。かかる金属板Kの固定
状態において、金属板Kの曲げ成型ポイントP1と上型
30との側縁とが合致され、これより金属板Kにおける
曲げ成型ポイントP1から外方に延びた両側部は上型3
0の外側に露出されることとなる。
【0027】次に、前記のように金属板Kを間に固定し
た上型30、下型31を第1駆動ロール8と第2駆動ロ
ール12との間に挿嵌する。このとき、第1駆動ロール
8の突状8Bを上型30の凹溝30Aに嵌合し、また、
第2駆動ロール12の突条12Bを下型31の凹溝31
Aに嵌合する。これにより、両第1駆動ロール8と第2
駆動ロール12とを同期回転させることにより両上型3
0、下型31を搬送することができることとなる。
【0028】前記のように金属板Kを相互に挟持、固定
してなる上型30、下型31を第1駆動ロール8と第2
駆動ロール12との間にセットした後、駆動モータMの
回転駆動が開始される。かかる駆動モータMの回転は減
速機構Gにより減速されて駆動ギヤ7から第1駆動ロー
ル軸5に伝達されるとともに、駆動ギヤ7から駆動ギヤ
11を介して第2駆動ロール軸9に伝達される。これに
より、各第1駆動ロール軸5及び第2駆動ロール軸9は
同期して回転され、この結果、各第1駆動ロール8と第
2駆動ロール12とが同期して回転される。そして、第
1駆動ロール8と第2駆動ロール12が回転されるに伴
って、各上型30、下型31と共に金属板Kが順次成型
ライン方向(図1中紙面に垂直な方向)に送られてい
く。
【0029】このように金属板Kが送られていく間に、
金属板Kの両側部における各曲げ加工部は第1成型ロー
ル17と第2成型ロール22との間を通過させられ、か
かる通過中に金属板Kの両側部の曲げ加工部は第1成型
ロール17の成型面17Bと第2成型ロール22の成型
面22Bとの協働により、曲げ成型ポイントPにおい
て曲げ加工が行なわれる。この成型状態が図3に示され
ている。
【0030】このとき、第1成型ロール17の端面17
Aは、圧縮バネ21の付勢力を介して上型30の第1カ
ム面30Cに常時当接されており、これより第1成型ロ
ール17は第1カム面30Cにフレキシブルに追随しつ
つ曲げ成型ポイントPに沿って進退されるものであ
る。また、第2成型ロール22の端面22Aは、圧縮バ
ネ26の付勢力を介して下型31の第2カム面31Cに
常時当接されており、これより第2成型ロール22は第
2カム面31Cにフレキシブルに追随するとともに、第
1成型ロール17との相互作用により曲げ成型ポイント
に沿って進退されることとなる。このように、第1
成型ロール17及び第2成型ロール22は共に曲げ成型
ポイントPに沿って進退されることから、金属板Kの
両側部は第1成型ロール17の成型面17Bと第2成型
ロール22の成型面22Bとの協働により、曲げ成型ポ
イントPにおいて連続的、且つ、正確に曲げ加工が行
なわれるものである。
【0031】尚、公知のように金属板Kにはその弾性復
元力により曲げモーメントを除去すると変形が戻る性質
(スプリングバック)があるので、前記した曲げ成型ポ
イントPにおける金属板Kの曲げ加工は、図1中紙面
に垂直な成型ライン方向に沿って複数工程(段)に渡っ
て行なわれるものである。
【0032】前記した曲げ成型ポイントPにおける金
属板Kの曲げ加工が終了した後、続いて曲げ成型ポイン
トPにおける曲げ加工が行なわれる。この工程におい
て、上型30の側縁に形成された第1カム面30Cは、
金属板Kの曲げ成型ポイントPに合致されており、第
1成型ロール17の端面17Aはかかる第1カム面30
Cに常時当接されながら圧縮バネ21の付勢力を介して
曲げ成型ポイントPに沿ってフレキシブルに進退され
るものである。また、第2成型ロール22の端面22A
は、下型31の側縁に形成された第2カム面31Cに常
時当接されながら圧縮バネ26の付勢力を介して第2カ
ム面31Cにフレキシブルに追随しつつ、第1成型ロー
ル17との相互作用により曲げ成型ポイントPに沿っ
て進退されるものである。
【0033】そして、金属板Kの両側部の各曲げ加工部
は、前記した相互関係を有する各第1成型ロール17及
び第2成型ロール22間を通過され、かかる通過中に第
1成型ロール17の成型面17Bと第2成型ロール22
の成型面22Bとの協働により、曲げ成型ポイントP
に沿って曲げ加工が行なわれる。この成型状態が図4に
示されている。ここに、曲げ成型ポイントPにおける
金属板Kの曲げ加工は、前記曲げ成型ポイントPにお
ける曲げ加工と同様、図1中の紙面に垂直な成型ライン
方向に沿って複数工程に渡って行なわれる。
【0034】更に、金属板Kの曲げ加工が進行していき
最終工程において金属板Kの曲げ加工が完了する。かか
る最終工程における曲げ加工について説明する。この最
終工程において、下型31の側縁に形成された第2カム
面31Cは、金属板Kの曲げ成型ポイントPに合致さ
れており、第2成型ロール22の端面22Aはかかる第
2カム面31Cに常時当接されながら圧縮バネ26の付
勢力を介して曲げ成型ポイントPに沿って進退される
ものである。また、第1成型ロール17の端面17A
は、上型30の側縁に形成された第1カム面30Cに常
時当接されながら圧縮バネ21の付勢力を介して第1カ
ム面30Cに追随しつつ、第2成型ロール22との相互
作用により曲げ成型ポイントPに沿って進退されるも
のである。
【0035】かかる最終工程において、金属板Kの両側
の各曲げ加工部は前記した相互関係を有する各第1成
型ロール17及び第2成型ロール22間を通過され、か
かる通過中に第1成型ロール17の成型面17Bと第2
成型ロール22の成型面22Bとの協働により、曲げ成
型ポイントPに沿って最終的な曲げ加工が行なわれ
る。
【0036】前記のように両側部に曲げ加工が行なわれ
た金属板Kは、最終工程における第1駆動ロール8と第
2駆動ロール12により上型30と下型31と共に金属
板成型装置1の外部に排出される。これにより、両側部
に所定の曲げ加工が行なわれた金属板Kが成型されるも
のである。曲げ加工が終了した金属板Kは、図5
(B)、図5(C)、図5(D)に示すように、元の金
属板Kと同様両側部がテーパー形状に成型されるととも
に、曲げ成型ポイントP1、P2において内側に向かっ
て均一に折曲されてなる折曲部Qを有するように成型さ
れることとなる。このとき、金属板Kはその両側部にお
いて、前記したように、上型30、下型31の両側にお
ける各テーパーと同様のテーパーが形成されているの
で、各曲げ 加工部において金属板が必要以上に延伸され
たり、圧縮されたたりすることなく歪が発生することを
確実に防止することができる。
【0037】以上詳細に説明した通り本実施例に係る金
属板成型装置では、両側の側縁部に第1カム面30Cを
形成した上型30と両側の側縁部に第2カム面31Cを
形成した下型31との間に、金属板Kを挟持、固定する
とともに、金属板Kの両側部を各上型30、下型31か
ら外方に露出させ、また、機枠3、4に固定された各ロ
ーラ受け部材13、15に、一対の第1成型ロール17
を相互に対向させた状態で圧縮バネ21の付勢力を介し
て各第1成型ロール17の端面17Aが上型30の第1
カム面30Cに当接、追随して進退可能に配設するとと
もに、各ローラ受け部材14、16に、一対の第2成型
ロール22を相互に対向させた状態で圧縮バネ26の付
勢力を介して各第2成型ロール22の端面22Aが下型
31の第2カム面31Cに当接、追随して進退可能に配
設し、駆動モータMにより減速機構G、駆動ギヤ7、1
1を介して各第1及び第2駆動ロール軸5、9を同期し
て回転させることにより金属板Kを各第1及び第2駆動
ロール8、12により上型30、下型31と共に搬送し
つつ各第1成型ロール17、第2成型ロール22相互の
協働によりテーパー状の金属板Kの両側において曲げ成
型ポイントP1、P2に沿って曲げ加工を行なうように
したので、金属板Kにおける曲げ成型ポイントP1、P
2が徐々に変化する場合においても自動的に各曲げ成型
ポイントP1、P2に追随しつつ金属板Kの両側に所定
テーパー状の曲げ加工を行なうことができる。
【0038】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
した実施例では、各圧縮バネ21、26を介して各第1
成型ロール17、22をそれぞれ上型30の第1カム面
30C、下型31の第2カム面31Cに当接、追随させ
つつ金属板Kの曲げ加工を行なうようにしたが、各成型
ロール17、22は各種制御モータを使用して数値制御
により各上型30、下型31に対して進退させるように
してもよいことは明かである。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、一対の第1
成型ロールと第2成型ロールとを介して金属板の両側に
曲げ加工を行うに際して、各第1成型ロールを上型の両
側におけるテーパー状の各第1カム面に追随して進退可
能に配設するとともに、各第2成型ロールを下型の両側
におけるテーパー状の各第2カム面に追随して進退可能
に配設し、また、上型と下型との間に挟持される金属板
として、その両側に各上型及び下型のテーパーに対応す
るテーパーが形成された金属板を使用することにより、
両側で曲げ成型ポイントが徐々に変化する金属板であっ
ても自動的にその曲げ成型ポイントにフレキシブルに追
随しつつ金属板の両側部にテーパー状の曲げ加工を行な
うことが可能な金属板成型装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板成型装置を模式的に示す正面断面図であ
る。
【図2】図2(A)は上型30の上面図、図2(B)は
上型30と下型31との間に金属板Kを挟持した状態で
上型30と下型31とを相互に固定した状態を示す側面
図、図2(C)は下型の下面図である。
【図3】金属板の曲げ成型ポイントPに沿って曲げ加
工を開始した状態を模式的に示す説明図である。
【図4】金属板の曲げ成型ポイントPに沿って曲げ加
工を開始した状態を模式的に示す説明図である。
【図5】図5(A)は曲げ加工を開始する前における金
属板の平面図、図5(B)は曲げ加工を終了した金属板
の平面図、図5(C)は曲げ加工を終了した金属板をA
側から見て拡大して示す端面図、図5(D)は曲げ加工
を終了した金属板をB側から見て拡大して示す端面図で
ある。
【符号の説明】
1 金属板成型装置 5 第1駆動ロール軸 7 駆動ギヤ 8 第1駆動ロール 8A ロール面 8B 突条 9 第2駆動ロール軸 11 駆動ギヤ 12 第2駆動ロール 12A ロール面 12B 突条 17 第1成型ロール 17A 端面 17B 成型面 21 圧縮バネ 22 第2成型ロール 22A 端面 22B 成型面 26 圧縮バネ 30 上型 30A 凹溝 30C 第1カム面 31 下型 31A 凹溝 31C 第2カム面 K 金属板 M 駆動モータ P1、P2 曲げ成型ポイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段と、前記駆動手段により回転
    駆動されるとともに周囲に第1ロール面を有する第1駆
    動ロールと、 前記第1駆動ロールの回転に従って前記第1ロール面を
    介して搬送されるとともに側端縁の両側に第1カム面を
    有し、各第1カム面を介して両側がテーパーに形成され
    上型と、 前記第1駆動ロールに同期して回転駆動されるとともに
    周囲に第2ロール面を有する第2駆動ロールと、 前記第2駆動ロールの回転に従って前記第2ロール面を
    介して搬送されるとともに側端縁の両側に第2カム面
    有し、各第2カム面を介して前記上型の両側における各
    テーパーに対応して両側がテーパーに形成された下型
    と、 前記上型の各第1カム面に追随して進退可能に配設され
    た一対の第1成型ロールと、 前記各第1成型ロールを第1カム面の方向に付勢する第
    1付勢手段と、 前記下型の各第2カム面に追随して進退可能に配設され
    た一対の第2成型ロールと、 前記各第2成型ロールを第2カム面の方向に付勢する第
    2付勢手段とを備え、 前記上型と下型との間に挟持される金属板であって、そ
    の両側に前記上型及び下型の両側における各テーパーに
    対応するテーパーが形成された曲げ加工部及び各曲げ加
    工部の間を連結する平板部からなる金属板を各上型、下
    型と共に前記各第1成型ロール及び第2成型ロールに搬
    送し、第1成型ロール及び第2成型ロールにより金属板
    の各曲げ加工部を所定の形状に成型加工することを特徴
    とする金属板成型装置。
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JPS6030527A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 Shiraki Kinzoku Kogyo Kk ロ−ル成形装置
JPS60223617A (ja) * 1984-04-23 1985-11-08 Shiraki Kinzoku Kogyo Kk ロ−ル成形装置

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