JPH07100401B2 - 双輪型キャスタ - Google Patents

双輪型キャスタ

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JPH07100401B2
JPH07100401B2 JP1316761A JP31676189A JPH07100401B2 JP H07100401 B2 JPH07100401 B2 JP H07100401B2 JP 1316761 A JP1316761 A JP 1316761A JP 31676189 A JP31676189 A JP 31676189A JP H07100401 B2 JPH07100401 B2 JP H07100401B2
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wall
locking
support
lock
wheels
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建 常木
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、家具、事務用機器、運搬用機器、移動機器、
その他に取りつけられて用いられる双輪型キャスタの改
良に関する。
【従来の技術】
周知のとおり、一般に普及しているキャスタは、走行機
能のほかに方向変換機能をも備えている。 かかるキャスタについては、キャスタ走行用の車輪を拘
束するためのロック手段、キャスタ旋回用(方向変換
用)の旋回軸を拘束するためのロック手段を備えている
ものが実用上望ましい。 このようなロック手段としては、制動板の係止爪を車輪
内周の係止溝に係止させて車輪の回転を拘束するもの
(従来技術1)、特開昭61−33302号公報に開示されて
いるように、旋回軸の下端に一体的に設けられた係止受
部、車輪内周の係止溝に対し、ロックスライダの旋回軸
係止具、車輪係止爪をそれぞれ係止させて、車輪と旋回
軸とを同時にロックするもの(従来技術2)が知られて
いる。
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1のロック手段は、車輪の回転を止めるだけで
あり、旋回軸を主体にしたキャスタの旋回運動を止める
ことができない。 このようなキャスタをもつ機器を所定の位置で停止させ
たり限定された場所に配置するときは、機器がキャスタ
の旋回運動で揺れ動くために、定位置を確保するまでに
手間取る。特に傾斜面においては、キャスタが機器の自
重で方向変換するために不測の事故を惹き起こすことが
ある。 従来技術2のロック手段は、車輪および旋回軸をロック
できる点で優れているが、これら車輪・旋回軸が同時ロ
ックや同時ロック解除されるものであるために、車輪を
ロック解除状態、旋回軸をロック状態にしてキャスタの
走行方向を定めることができず使い勝手が悪い。それ
に、枢要なロック操作用のロックスライダがキャスタの
最下部にあって外部に露出しているので、キャスタの走
行中、他物がロックスライダに衝突して車輪や旋回軸が
不本意にロックされることがある。
【発明の目的】
本発明はかかる技術的課題に鑑み、車輪・旋回軸の個別
ロックと同時ロックとが行なえ、しかも、不測の事態で
これら車輪、旋回軸がロックされることのない安定した
双輪型キャスタを提出しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る双輪型キャスタは、所期の目的を達成する
ために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち、添
付の図面を参照して、 下部側が開放されている外壁6aと、その外壁内面の軸方
向中間部から張り出した内壁6bと、外壁6aの上部側から
下部側にわたる軸孔8とを有する支持体6、および、回
転軸線と平行な係止溝2が周方向に隣接して内周面の全
域に分布している一対のキャスタ走行用の車輪1、
1′、および、これら車輪用の車軸5、および、キャス
タ旋回用の旋回軸10を備え、かつ、支持体6の内壁6bを
水平に貫通した車軸5が当該内壁6bにより回転自在に支
持されているとともに、当該内壁6bの両側に配置された
一対の車輪1、1′が車軸5の両端に装着されており、
旋回軸10が支持体6の軸孔8に回転自在に装着されてい
る双輪型キャスタにおいて、 上記以外の部品として、一対の車輪1、1′をロックす
るためのロックピン20と、ロックピン20に弾発力を付与
するためのスプリング21と、ロックピン20を操作するた
めの一対の操作板22と、これら操作板用の操作レバー24
と、旋回軸10をロックするための一対のロック部材16
と、これらロック部材作動用の一対のスライド部材17、
18とが含まれていること、および、 両ロック部材16はコイル巻き方向が互いに異なるコイル
巻きスプリング形状の一方向クラッチ16a、16bからな
り、これらロック部材作動用の両スライド部材17、18は
これらの一端部にカム面17a、18aを有するものからな
り、かつ、両操作板22は、これらの板面の支点部25を中
心とする軌跡円上に形成されたロックピン移動用のガイ
ド長孔27と、ロックピン20を係合保持するためにガイド
長孔27の外部周縁に形成された相対的に周方向の位置と
径方向の深さが異なる三組の係止凹部28、29、30と、両
操作板22の自由端部側に形成されたロック部材押し込み
用のカム部31とをそれぞれ有し、両スライド部材17、18
のカム面17a、18aと対応するカム面31a、31bが両操作板
22のカム部31に形成されていること、および、 両操作板22と操作レバー24とを連結するための開口窓26
が支持体6の外壁6aに形成されているとともに、ロック
ピン20とスプリング21とを装着するための保持孔19が支
持体6の内壁6bに形成されており、かつ、両操作板22と
支持体6の軸孔8とを連絡するためのガイド孔6cが支持
体内壁6bと当該軸孔8との境界部分に形成されているこ
と、および、 支持体6の内壁6bと両車輪1、1′との間に配置された
両操作板22が、これらの支点部25を車軸5により貫通さ
れて回転自在に支持され、かつ、両操作板22と操作レバ
ー24とが相互に連結されて操作レバー24の操作端部が支
持体外壁6aの開口窓26より支持体6外へ突出しているこ
と、および、 支持体内壁6bの保持孔19と両操作板22のガイド長孔27と
を貫通して両車輪1、1′の内面側へ介入している車輪
用ロックピン20の両端が、両車輪1、1′の各係止溝2
と係脱自在に対応していること、および、 支持体内壁6bの保持孔19により保持されたスプリング21
がロックピン20を各係止溝2と係合する方向へ押しつけ
ていること、および、 支持体6の軸孔8内に旋回軸10が回転自在に挿入され、
かつ、これら軸孔8、旋回軸10の内外周面間に両ロック
部材16が介在され、かつ、カム面31a、31bのある端部を
互いに逆向きにした両スライド部材17、18が支持体6の
ガイド孔6c内にスライド自在に介在されて、両ロック部
材16の一端部と他端部とが軸孔8の内面、各スライド部
材17、18にそれぞれ止めつけられているとともに、両操
作板22のカム部31にあるカム面31a、31bと両スライド部
材17、18のカム面17a、18aとが相対接触自在に対面して
いること、および、 両操作板22にあってガイド長孔27の外部周縁に形成され
た相対的に位置と深さの異なる三組の係止凹部28、29、
30のうち、 両カム部31および両スライド部材17、18と連係する両ロ
ック部材16を介して旋回軸10をロックしている両操作板
22が旋回軸10のロックを解く位置まで回転変位したとき
に、ロックピン20を内部に係合させてこれを両車輪1、
1′の係止溝2から離脱させるための一組の係止凹部28
は、各係止溝2の開放端を結ぶ円周部位よりも内側にあ
ってこれら係止溝2と重なり合わず、かつ、両操作板22
の当該回転変位姿勢において支持体内壁6bの保持孔19と
重なり合う位置を占めていること、および、 両カム部31および両スライド部材17、18と連係する両ロ
ック部材1を介して両操作板22が旋回軸10をロックする
位置まで回転変位したときに、ロックピン20を内部に係
合させてこれを両車輪1、1′の係止溝2から離脱させ
るための他の一組の係止凹部29は、各係止溝2の開放端
を結ぶ円周部位よりも内側にあってこれら係止溝2と重
なり合わず、かつ、両操作板22の当該回転変位姿勢にお
いて支持体内壁6bの保持孔19と重なり合う位置を占めて
いること、および、 両カム部31および両スライド部材17、18と連係する両ロ
ック部材16を介して両操作板22が旋回軸10をロックする
位置まで回転変位したときに、ロックピン20を内部に係
合させてこれを両車輪1、1′の係止溝2に係合させる
ための残る一組の係止凹部30は、前記二組の係止凹部2
8、29を上回る深さを有していて当該係止凹部30に対面
する係止溝2と重なり合う位置にあり、しかも、両操作
板22の当該回転変位姿勢において支持体内壁6bの保持孔
19と重なり合って両車輪1、1′の各一つの係止溝2と
係合する位置をも占めていることを特徴とする。
【作用】
本発明に係る双輪型キャスタの場合は、操作レバー24を
介して両操作板22を回転変位させ、ロックピン20を係止
凹部三組(28、29、30)のいずれかに係合させる。 上記において、ロックピン20が一組の係止凹部28に係合
しているときは、カム部31とこれに連係したロック部材
16とを介して旋回軸10をロックしている両操作板22が旋
回軸10のロックを解く位置まで回転変位しており、ロッ
クピン20が両車輪1、1′の係止溝2から離脱してい
る。この状態のとき、両車輪1、1′および旋回軸10は
所定の方向へ自由に動ける。 上記において、ロックピン20が他の一組の係止凹部29に
係合しているときは、両操作板22がカム部31とこれに連
係したロック部材16とを介して旋回軸10をロックする位
置まで回転変位しており、ロックピン20が両車輪1、
1′の係止溝2から離脱している。この状態のとき、両
車輪1、1′は自由に回転することができが、旋回軸10
は動くことができない。 上記において、ロックピン20が残る一組の係止凹部30に
係合しているときは、両操作板22がカム部31とこれに連
係したロック部材16とを介して旋回軸10をロックする位
置まで回転変位しており、ロックピン20が両車輪1、
1′の係止溝2に係合している。この状態のとき、両車
輪1、1′および旋回軸10はいずれも動くことができな
い。
【実施例】
本発明に係る双輪型キャスタの一実施例について、第1
図〜第10図を参照して説明する。 第1図〜第3図において、互いに等しい外径をもつ二個
の車輪1、1′は、輪形をなす内周面に円弧状の係止溝
2を有し、中心のボス部4に軸孔3を有している。 第2図において同図中央にみえる支持体6は、両車輪
1、1′の上部周面を覆うための外壁6aと、外壁6a内面
の幅方向中間部から立面形態を保持して張り出した内壁
6bとを有し、下部側が開放されている。 支持体6において、内壁6bに形成されたボス部7aは、内
壁6bを水平に貫通する軸孔7を有し、支持体6の一側寄
りには、底部を塞がれた軸孔8が外壁6aの上部側から下
部側にわたって設けられている。 軸孔8の上端部側には、第2図を参照して明らかなよう
に、二つの縦割りのスリット9aと外周面に雄ネジ9bとを
有する開口突縁9が形成されて、当該開口突縁9が外壁
6a上に突出しているとともに、軸孔8の内部には、第3
図を参照して明らかなように、上下方向に沿う二本の溝
部8aが互いに対面して形成されている。 第2図に明示されているように、旋回軸10は、これの下
端部、上端部が細径部10aとして、かつ、これら細径部1
0aの中間部が太径部10bとして形成されている。 旋回軸10の両細径部10aに対応する二つのカラー11、12
は、これらの端部外周に各突片11a、12aが形成されてお
り、旋回軸10の下端を支持するための軸受13がスチール
製のボールからなり、旋回軸10の周面を支持するための
軸受14がベアリングからなり、旋回軸10を定位置に保持
するための締付部材15は、開口突縁9の雄ネジ9bに対応
する雌ネジを備えたリング状のキャップからなる。 両車輪用の車軸5は、内壁6bの軸孔7を貫通してボス部
7aにより回転自在に支持されており、両車輪1、1′は
車軸5の両端に装着されている。 旋回軸10の場合は、以下に例示するようにして、支持体
6の軸孔8に回転自在に装着される。すなわち、軸孔8
の底部にボール軸受13が嵌めこまれ、旋回軸10の上下両
端部外周に両カラー11、12が嵌めこまれ、カラー11の上
位における旋回軸10の外周にラジアル軸受14が嵌めこま
れ、かつ、両カラー11、12の各突片11a、12aと軸孔8の
両溝部8aとが相対係合するように、旋回軸10とこれに付
帯する各部材とが軸孔8内に挿入されて、締付部材15が
開口突縁9に締めつけられる。 旋回軸10をロックするための手段Aは、以下に例示する
とおりである。 第2図、第3図を参照して、旋回軸ロック用のロック部
材16は、コイル巻き方向が互いに反対である各コイル巻
きスプリング、すなわち、一対の一方向クラッチ16a、1
6bからなる。各一方向クラッチ16a、16bは、これらの巻
き始め端、巻き終わり端に突片16c、16d、16e、16fを有
する。 第2図、第3図を参照して、ロック部材操作用の両スラ
イド部材17、18はこれらの長さ方向中間部に凹部を有す
るとともに、一方のスライド部材17に左端、他方のスラ
イド部材18の右端には、それぞれ、後述するカム部31の
カム面31a、31bと対応する傾斜状のカム面17a、18aが形
成されている。 支持体6における内壁6bと軸孔8との境界部分には、内
壁6bの両側面を開放して第3図左側の溝部8aと通じるガ
イド孔6cが形成されており、第3図のように、両スライ
ド部材17、18がガイド孔6c内にスライド自在に嵌めこま
れている。 一方向クラッチ16bは、旋回軸10における大径部10bの下
部外周から下位カラー12の外周にわたって介在され、か
つ、上位突片16fがガイド孔6cを通じてスライド部材18
の凹部と相対係合しているとともに、下位突片16dが第
3図左側の溝部8aと相対係合している。 これに準じて、一方向クラッチ16aも、上位カラー11の
外周から旋回軸10における太径部10bの上部外周にわた
って介在され、かつ、上位突片16cが第3図左側の溝部8
aと相対係合しているとともに、下位突片16dがガイド孔
6cを通じてスライド部材17の凹部と相対係合している。 かくて両スライド部材17、18と連係する一対の一方向ク
ラッチ16a、16bは、一組の突片16c、16dが定位置に保持
され、かつ、他の一組の突片16e、16fが旋回軸10の外周
において第4図(イ)(ロ)に示されている方向へ移動
する。したがって、これらクラッチ16a、16bは、これら
を巻き締めたり巻き緩めることができる。 車輪1、1′をロックするための手段Bは、以下に例示
するとおりである。 第2図、第3図、第5図を参照して、支持体6の内壁6b
は、半径方向沿いに長く形成された保持孔19を有し、該
保持孔19を利用してロックピン20と圧縮型のスプリング
21とが支持体6に組みつけられる。すなわち、支持体内
壁6bの保持孔19を貫通して両車輪1、1′の内面側へ介
入しているロックピン20の両端が、両車輪1、1′の各
係止溝2と係脱自在に対応しているとともに、支持体内
壁6bの保持孔19により保持されたスプリング21が、ロッ
クピン20を各係止溝2と係合する方向へ押しつけてい
る。 上述した旋回軸ロック手段Aおよび車輪ロック手段Bを
操作するための手段Cは、以下に例示するとおりであ
る。 第1図、第2図、第6図〜第8図を参照して、扇形をな
す一対の操作板22は、これらの板面において、該各操作
板22の支点部を中心とする軌跡円上に形成されたロック
ピン移動用のガイド長孔27と、ロックピン20を係合保持
するために該各ガイド長孔27の外部周縁に形成された相
対的に位置、深さの異なる三組の係止凹部28、29、30
と、該各操作板22の自由端部側に形成されたロック部材
押し込み用のカム部31とを有する。 両車輪1、1′と支持体内壁6bとの間に配置された両操
作板22は、これら操作板22の支点部(軸孔)25が車軸5
により貫通されて回転自在に支持されている。 両操作板22と操作レバー24とは、連結用のピン23を介し
て相互に連結され、操作レバ24ーの操作端部が支持体外
壁6aの開口窓26より支持体6外へ突出している。 一対の操作板22の自由端部側にある各カム部31のカム面
31a、31bは、第10図(イ)(ロ)のごとく両スライド部
材17、18のカム面17a、18aに対応した平面略ハの字形を
なし、しかも、下方へ向かうにしたがい、両カム面31
a、31bの間隔がしだいに広くなっている。したがって、
これら操作板22が記述のとおり支持体6内に組みつけら
れたとき、これらカム面17a、18a、カム面31a、31bが相
対接触する。 一対の操作板に形成された三組の係止凹部28、29、30
は、つぎの条件を満足させる。 一組の係止凹部28は、カム部31(カム面31a、31b)とこ
れに連係したロック部材16(一方向クラッチ16a、16b)
とを介して旋回軸10をロックしている両操作板22が旋回
軸10のロックを解く位置(第9図)まで回転変位した
ときに、ロックピン20を当該係止凹部28内に係合させる
ことのできる操作板22上の部位と、第5図(イ)のよう
にロックピン20を両車輪1、1′の係止溝2から離脱さ
せることのできる深さとを有する。 他の一組の係止凹部29は、両操作板22がカム部31(カム
面31a、31b)とこれに連係したロック部材16(一方向ク
ラッチ16a、16b)とを介して旋回軸10をロックする位置
(第9図)まで回転変位したときに、ロックピン20を
当該係止凹部29内に係合させることのできる操作板22上
の部位と、第5図(イ)のようにロックピン20を両車輪
1、1′の係止溝2から離脱させることのできる深さと
を有する。 残る一組の係止凹部30は、両操作板22がカム部31(カム
面31a、31b)とこれに連係したロック部材16(一方向ク
ラッチ16a、16b)とを介して旋回軸10をロックする位置
(第9図)まで回転変位したときに、ロックピン20を
当該係止凹部30内に係合させることのできる操作板22上
の部位と、第5図(ロ)のようにロックピン20を両車輪
1、1′の係止溝2に係合させることのできる深さとを
有する。 第1図〜第10図に例示された双輪型キャスタは、各ロッ
ク状態、各ロック解除状態を得るための以下のように操
作される。 第6図、第9図のように操作レバー24が操作されて両
操作板22が所定の位置まで回転変位したときは、ロック
ピン20が係止凹部28に嵌まりこんで第5図(イ)のよう
に両車輪1、1′の係止溝2から離脱するとともに、両
スライド部材17、18が間隔の狭い両カム面31a、31b間へ
シフトして一対の一方向クラッチ16a、16bが第10図
(イ)のように旋回軸10の外周から遊離する。したがっ
て、第6図および第9図の状態のとき、両車輪1、
1′および旋回軸10はいずれも自由に回転することがで
きる。 第7図、第9図のように操作レバー24が操作されて両
操作板22が所定の位置まで回転変位したときは、ロック
ピン20が係止凹部29に嵌まりこんで第5図(イ)のよう
に両車輪1、1′の係止溝2から離脱するとともに、両
スライド部材17、18が間隔の広い両カム面31a、31b間へ
シフトして一対の一方向クラッチ16a、16bが第10図
(ロ)のように旋回軸10の外周に巻きつく。したがっ
て、第7図および第9図の状態のとき、両車輪1、
1′は自由に回転するが、旋回軸10は回転することがで
きない。 第8図、第9図のように操作レバー24が操作されて両
操作板22が所定の位置まで回転変位したときは、ロック
ピン20が係止凹部30に嵌まりこんで第5図(ロ)のよう
に両車輪1、1′の係止溝2と相対係合するとともに、
両スライド部材17、18が間隔の広い両カム面31a、31b間
へシフトして一対の一方向クラッチ16a、16bが第10図
(ロ)のように旋回軸10の外周に巻きつく。したがっ
て、第8図および第9図の状態のとき、両車輪1、
1′および旋回軸10はいずれも回転することができな
い。 上記において、、、の各位置を外部から分かりや
すくするために、たとえば、支持体6の開口窓26の周辺
部に、、のごとき表示記号を付しておくのが望ま
しい。
【発明の効果】
本発明に係る双輪型キャスタは、つぎのような効果を有
する。 [効果1] 車輪のロック解除と支持体および旋回軸相互のロック解
除とが同時に行なえる全ロック解除状態においてキャス
タを自在に走行させることができ、車輪のロックと支持
体および旋回軸相互のロックとが行なえる全ロック状態
においてキャスタを完全停止に停止させることができ、
さらに、車輪をロック解除して旋回軸と支持体との動き
を拘束する旋回軸ロック状態において走行方向を特定し
てキャスタを走行性させることができる。したがって、
安全性、操縦性、高速移動性など、キャスタに要求され
る機能が高まり実用性が増す。 [効果2] 操作板とこれに関連するロック操作用の部材が支持体の
内部に納められており、これらの一部がキャスタ下部よ
り突出していないので、キャスタの走行中における床面
(地面)障害物との衝突により、車輪や旋回軸が不本意
にロックされることがない。したがって、キャスタ走行
中の安定した機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
本発明に係る双輪型キャスタの一実施例が示されている
第1図〜第10図において、第1図は一方の車輪が外され
た双輪型キャスタの斜視図、第2図は双輪型キャスタ全
体の分解斜視図、第3図は一部が切り欠かれた双輪型キ
ャスタの側面図、第4図(イ)(ロ)は双輪型キャスタ
における旋回軸のロック解除状態図(正面図)とロック
状態図(正面図)、第5図(イ)(ロ)は双輪型キャス
タの車輪ロック解除状態図(側面略図)と車輪ロック状
態図(側面略図)、第6図は双輪型キャスタの車輪、旋
回軸のロック解除状態図(側面図)、第7図は双輪型キ
ャスタの旋回軸ロック状態図(側面図)、第8図は双輪
型キャスタの旋回軸および車輪のロック状態図(側面
図)、第9図は第6図〜第8図の各状態に対応した操作
レバーの状態図(側面図)、第10図(イ)(ロ)は双輪
型キャスタの旋回軸ロック解除状態・旋回軸ロック状態
における旋回軸ロック部材と操作板カム部との関係図
(平面図)である。 1……車輪 1′……車輪 2……係止溝 5……車軸 6……支持体 6a……外壁 6b……内壁 6c……ガイド孔 10……旋回軸 16……ロック部材 16a……一方向クラッチ 16b……一方向クラッチ 17……スライド部材 17a……カム面 18……スライド部材 18a……カム面 19……保持孔 20……ロックピン 21……スプリング 22……操作板 24……操作レバー 25……支点部 26……開口窓 27……ガイド長孔 28……係止凹部 29……係止凹部 30……係止凹部 31……カム部 31a……カム面 31b……カム面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部側が開放されている外壁(6a)と、そ
    の外壁内面の幅方向中間部から張り出した内壁(6b)
    と、外壁(6a)の上部側から下部側にわたる軸孔(8)
    とを有する支持体(6)、および、回転軸線に平行な係
    止溝(2)が周方向に隣接して内周面の全域に分布して
    いる一対のキャスタ走行用の車輪(1、1′)、およ
    び、これら車輪用の車輪(5)、および、キャスタ旋回
    用の旋回軸(10)を備え、かつ、支持体(6)の内壁
    (6b)を水平に貫通した車軸(5)が当該内壁(6b)に
    より回転自在に支持されているとともに、当該内壁(6
    b)の両側に配置された一対の車輪(1、1′)が車軸
    (5)の両端に装着されており、旋回軸(10)が支持体
    (6)の軸孔(8)に回転自在に装着されている双輪型
    キャスタにおいて、 上記以外の部品として、一対の車輪(1、1′)をロッ
    クするためのロックピン(20)と、ロックピン(20)に
    弾発力を付与するためのスプリング(21)と、ロックピ
    ン(20)を操作するための一対の操作板(22)と、これ
    ら操作板用の操作レバー(24)と、旋回軸(10)をロッ
    クするための一対のロック部材(16)と、これらロック
    部材作動用の一対のスライド部材(17、18)とが含まれ
    ていること、および、 両ロック部材(16)はコイル巻き方向が互いに異なるコ
    イル巻きスプリング形状の一方向クラッチ(16a、16b)
    からなり、これらロック部材作動用の両スライド部材
    (17、18)はこれらの一端部にカム面(17a、18a)を有
    するものからなり、かつ、両操作板(22)は、これらの
    板面の支点部(25)を中心とする軌跡円上に形成された
    ロックピン移動用のガイド長孔(27)と、ロックピン
    (20)を係合保持するためにガイド長孔(27)の外部周
    縁に形成された相対的に周方向の位置と径方向の深さが
    異なる三組の係止凹部(28、29、30)と、両操作板(2
    2)の自由端部側に形成されたロック部材押し込み用の
    カム部(31)とをそれぞれ有し、両スライド部材(17、
    18)のカム面(17a、18a)と対応するカム面(31a、31
    b)が両操作板(22)のカム部(31)に形成されている
    こと、および、 両操作板(22)と操作レバー(24)とを連結するための
    開口窓(26)が支持体(6)の外壁(6a)に形成されて
    いるとともに、ロックピン(20)とスプリング(21)と
    を装着するための保持孔(19)が支持体(6)の内壁
    (6b)に形成されており、かつ、両操作板(22)と支持
    体(6)の軸孔(8)とを連絡するためのガイド孔(6
    c)が支持体内壁(6b)と当該軸孔(8)との境界部分
    に形成されていること、および、 支持体(6)の内壁(6b)と両車輪(1、1′)との間
    に配置された両操作板(22)が、これらの支点部(25)
    を車軸(5)により貫通されて回転自在に支持され、か
    つ、両操作板(22)と操作レバー(24)とが相互に連結
    されて操作レバー(24)の操作端部が支持体外壁(6a)
    の開口窓(26)より支持体(6)外へ突出しているこ
    と、および、 支持体内壁(6b)の保持孔(19)と両操作板(22)のガ
    イド長孔(27)とを貫通して両車輪(1、1′)の内面
    側へ介入している車輪用ロックピン(20)の両端が、両
    車輪(1、1′)の各係止溝(2)と係脱自在に対応し
    ていること、および、 支持体内壁(6b)の保持孔(19)により保持されたスプ
    リング(21)がロックピン(20)を各係止溝(2)と係
    合する方向へ押しつけていること、および、 支持体(6)の軸孔(8)内に旋回軸(10)が回転自在
    に挿入され、かつ、これら軸孔(8)、旋回軸(10)の
    内外周面間に両ロック部材(16)が介在され、かつ、カ
    ム面(31a、31b)のある端部を互いに逆向きにした両ス
    ライド部材(17、18)が支持体(6)のガイド孔(6c)
    内にスライド自在に介在されて、両ロック部材(16)の
    一端部と他端部とが軸孔(8)の内面、各スライド部材
    (17、18)にそれぞれ止めつけられているとともに、両
    操作板(22)のカム部(31)にあるカム面(31a、31b)
    と両スライド部材(17、18)のカム面(17a、18a)とが
    相対接触自在に対面していること、および、 両操作板(22)にあってガイド長孔(27)の外部周縁に
    形成された相対的に周方向の位置と径方向の深さが異な
    る三組の係止凹部(28、29、30)のうち、 両カム部(31)および両スライド部材(17、18)と連係
    する両ロック部材(16)を介して旋回軸(10)をロック
    している両操作板(22)が旋回軸(10)のロックを解く
    位置まで回転変位したときに、ロックピン(20)を内部
    に係合させてこれを両車輪(1、1′)の係止溝(2)
    から離脱させるための一組の係止凹部(28)は、各係止
    溝(2)の開放端を結ぶ円周部位よりも内側にあってこ
    れら係止溝(2)と重なり合わず、かつ、両操作板(2
    2)の当該回転変位状態において支持体内壁(6b)の保
    持孔(19)と重なり合う位置を占めていること、およ
    び、 両カム部(31)および両スライド部材(17、18)と連係
    する両ロック部材(16)を介して両操作板(22)が旋回
    軸(10)をロックする位置まで回転変位したときに、ロ
    ックピン(20)を内部に係合させてこれを両車輪(1、
    1′)の係止溝(2)から離脱させるための他の一組の
    係止凹部(29)は、各係止溝(2)の開放端を結ぶ円周
    部位よりも内側にあってこれら係止溝(2)と重なり合
    わず、かつ、両操作板(22)の当該回転変位姿勢におい
    て支持体内壁(6b)の保持孔(19)と重なり合う位置を
    占めていること、および、 両カム部(31)および両スライド部材(17、18)と連係
    する両ロック部材(16)を介して両操作板(22)が旋回
    軸(10)をロックする位置まで回転変位したときに、ロ
    ックピン(20)を内部に係合させてこれを両車輪(1、
    1′)の係止溝(2)に係合させるための残る一組の係
    止凹部(30)は、前記二組の係止凹部(28、29)を上回
    る深さを有していて当該係止凹部(30)に対面する係止
    溝(2)と重なり合う位置にあり、しかも、両操作板
    (22)の当該回転変位姿勢において支持体内壁(6b)の
    保持孔(19)と重なり合って両車輪(1、1′)の各一
    つの係止溝(2)と係合する位置をも占めていることを
    特徴とする双輪型キャスタ。
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