JPH07100641B2 - 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤 - Google Patents

加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤

Info

Publication number
JPH07100641B2
JPH07100641B2 JP2300454A JP30045490A JPH07100641B2 JP H07100641 B2 JPH07100641 B2 JP H07100641B2 JP 2300454 A JP2300454 A JP 2300454A JP 30045490 A JP30045490 A JP 30045490A JP H07100641 B2 JPH07100641 B2 JP H07100641B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surfactant
insecticide
present
aqueous
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2300454A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04173711A (ja
Inventor
純郎 勝田
良裕 南手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Original Assignee
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainihon Jochugiku Co Ltd filed Critical Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority to JP2300454A priority Critical patent/JPH07100641B2/ja
Publication of JPH04173711A publication Critical patent/JPH04173711A/ja
Publication of JPH07100641B2 publication Critical patent/JPH07100641B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、80〜200℃で加熱して殺虫剤を蒸散させる方
式に適用される加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤に関
するものである。
【従来の技術】
従来より殺虫等の目的で薬剤を加熱蒸散させる方法とし
ては、(1)いわゆる蚊取線香および(2)電気蚊取マ
ット等が愛好されてきた。 しかし、近年薬剤溶液中に多孔質吸液芯を浸潰し芯上部
を加熱して薬剤を加熱蒸散させ方式が、一回毎にマット
等を交換する必要がないこと、効果が長時間安定するこ
と等の理由で注目されてきており、この方式のための薬
剤処方や吸液芯の材質、組成の改良につい種々の提案が
なされている。例えば、特公昭61−23163号公報には、
殺虫剤としてアレスリンまたはその異性体を用いこれを
特定の高沸点範囲の炭化水素系溶剤に溶解した薬剤が開
示され、また特開昭63−48201号公報には炭素原子数12
〜18の脂肪族炭化水素に殺虫剤と共に110〜140℃の加熱
温度で実質的に蒸散しない酸化防止剤を配合する試みが
記載されている。
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の加熱蒸散用薬剤は、蒸散性、使用性の点で
は一応の成果をみることができるが、いずれも石油をベ
ースとした油剤であり、引火性が高いなど火気に対する
危険性を免れ得ないものだった。さらに、上記の従来技
術において、殺虫剤の効力を増強するための具体的な提
案は何らなされていない。 上記の状況を鑑み、本発明は、従来の加熱蒸散用薬剤の
火気に対する危険性を解消するとともに、殺虫剤の効力
を直接高める、加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤を提
供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明者等は鋭意研究を重ねた
結果、全く意外なことに、特定の界面活性剤が、ある種
の殺虫有効成分(ピレスロイド化合物)を水性殺虫剤と
して使用することを可能にするだけでなく、該有効成分
の効力を増強するものであることを見出し、本発明を完
成させた。 ところで、ピレスロイドを含有する水性殺虫剤として
は、既にいくつかの散布用製剤が開発されているが、実
用化されているのは日本においてのみである。しかも、
その有効成分はフェノトリンおよびペルメトリンに限ら
れ、また、これらの製剤に配合されるポリオキシエチレ
ンポリスチルフェニルエーテルやアルキルベンゼンスル
ホン酸塩等の界面活性剤は、一般に不揮発性で80〜200
℃に加熱しても蒸散するものはなかった。かかる状況か
ら、水性殺虫剤を加熱蒸散用途に供した場合、水性殺虫
剤のバランスがくずれ、蒸散機能を果たし得ないとの考
えがこれまで一般的であった。 しかるに本発明者等は、低沸点の界面活性剤に注目し、
これらを用いて水性殺虫剤を調製して加熱蒸散試験を行
ったところ、特に吸液芯を用いる方式において、成分組
成のバランスがくずれることなく有効成分の蒸散が長期
にわたり一定に接続し得、しかもより高い殺虫効果が得
られることが明らかとなった。 すなわち、本発明は、80〜200℃の加熱温度で蒸散する
界面活性剤の1種または2種以上からなる。ピレスロイ
ドを有効成分とする加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤
に関する。 上記界面活性剤のうち好ましいものは、5mmHgにおける
沸点が250℃以下であるものである。 なお、本明細書における界面活性剤とは、水中でピレス
ロイド化合物を乳化状に、あるいはミセル形成の有無に
かかわらず可溶化状に安定に維持し得るものを意味し、
広義には水および油に相溶する溶剤をも包含する。 通常、可溶化タイプの水性殺虫剤の方が乳化タイプに比
べ液相の分離等の危惧が少なく、使用性の点でも優れて
いるので、加熱蒸散殺虫方式に適している。 本発明に好適な界面活性剤として次式I: R−O(C3H6O)・(C2H4O)・H (I) (式中、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、m
およびnは0〜6の整数を表す。)で表される非イオン
型のポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物
や、次式II: (式中、R′は水素原子または炭素原子数1〜3のアル
キル基を表し、mおよびnは0〜6の整数を表す。)で
表される非イオン型のポリオキシアルキレンフェニルエ
ーテル系化合物、さらに次式III: R−COO−(CH2CH2O)・H (III) (式中、Rおよびnは上記と同じ意味を表す。)で表さ
れるポリオキシエチレン脂肪酸エステル、次式IVまたは
V: (式中、Rは上記と同じ意味を表す。)で表される多価
アルコール脂肪酸部分エステル、次式VIまたはVII: (式中、R″は炭素原子数1〜8のアルキル基または1
個の水素原子が炭素原子数1〜3のアルキル基で置換さ
れてもよいフェニル基を表す。)で表される多価アルコ
ール部分エーテル、および次式VIII: (式中、1,mおよびnは0〜8の整数を表す。)で表さ
れるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ル、あるいはポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸
部分エステルや脂肪酸のアルキロールアミド等を例示す
ることができるが、これらに限定されるものではない。 特に好ましい界面活性剤は、上記式IおよびIIにおい
て、Rが炭素原子数3〜8のアルキル基を表し、R′が
水素原子を表し、そしてmまたはnのいずれかが0の場
合は他方が2〜5の整数、もしくはmおよびnの両方が
2または3の整数を表すものであり、これらは十分な可
溶性能を有するほか、粘性がさほど高くなく、また、こ
れらの界面活性剤のなかにはポリオキシエチレンブチル
エーテル(n=2)のように蚊に対して忌避性を示すも
のもあり、使用性の点でも優れている。 通常の製造では、種々重合度の異なる化合物の混合物と
して得られ、m,nは平均モル数として表されることが多
いが、単品、混合物を問わず本発明に包含されることは
もちろんである。 本発明の上記効力増強剤の配合量は、10.0〜70.0重量%
であることが好ましく、残部は主として以下に示すよう
なピレスロイド化合物および水である。 また、必要ならば、これらの界面活性剤に本発明の特性
を損なわない範囲で、若干量のカチオン型界面活性剤、
アニオ型界面活性剤、両イオン型界面活性剤あるいは有
機溶剤が配合されても良い。 本発明において加熱蒸散用水性殺虫剤の有効成分として
は、安全性の点からピレスロイド化合物が用いられる。
これらは、単独または複合して0.3〜10.0重量%配合さ
れることが好ましい。 例えば以下のような殺虫剤を例示できるが、もちろんこ
れらに限定されるものではない。 a)3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−
4−オン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテ
マート(商品名;ピナミンフォルテ;住友化学工業株式
会社製) b)(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロ
ピニル)シクロペンタ−2−エニルd−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名;プラレスリン) c)5−プロパルギル−2−フリルメチル d−シス/
トランス−クリサンテマート(商品名;ピナミンDフォ
ルテ:住友化学工業株式会社製) d)1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル d−
シス/トランス−クリサンテマート(一般名;エムペン
トリン) e)d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エ
ン−4−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマ
ート(商品名;エキスリン:住友化学工業株式会社製) f)5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラ
ンス−クリサンテマート(商品名;クリスロンフォル
テ:住友化学工業株式会社製) g)3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−ク
リサンテマート(一般名;フェノトリン) h)3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート(一般名;ペルメトリン) i)3−アリル−2−メチル−シクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル 2,2,3,3−テトラメチルシクロ
プロパンカルボキシレート(一般名;テラレスリン) j)1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロ
パンカルボキシレート k)3−フェノキシベンジル 2−(4−エトキシフェ
ニル)−2−メチルプロピルエーテル(一般名;エトフ
ァンプロックス) l)ジメチル(4−エトキシフェニル){3−(3−フ
ェノキシ−4−フルオロフェニル)プロピル}シラン m)2−メチル−2−(4−エトキシフェニル)−5−
(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)ペンタン これらのうち殺虫剤a)〜d)がその工業的入手性、効
力、安全性、蒸散物性の諸点で好ましく、なかでも殺虫
剤c)が優れている。 更に、本発明において、加熱蒸散用水性殺虫剤には必要
に応じて有機リン剤、カーバメート剤等の他の殺虫成
分、殺菌剤、忌避剤等の成分、あるいは安定剤、共力
剤、色素、香料または助剤としての有機溶剤等を適宜添
加することもできる。 上記したような本発明の効力増強剤を添加した加熱蒸散
用水性殺虫剤は、80〜200℃に加熱して殺虫剤を蒸散さ
せる方式に適用されるが、特に薬液中に多孔質吸液芯の
一部を浸漬して該芯に薬液を吸液させると供に該芯の上
部を加熱することにより吸液させた薬剤を蒸散させる方
式に好適である。 加熱方法としては、直接加熱と間接加熱のいずれも適用
可能であるが、薬剤の分解ロス等を考慮すると間接加熱
の方が好ましい。係る方式に適用される一具体例を第1
図に示す。 本発明の効力増強剤を含有する加熱蒸散用水性殺虫剤1
はポリプロピレ、PET、ポリ塩化ビニール等の耐薬品性
に優れたプラスチック製薬液容器2に注入され、適当な
保持具を介して吸液芯3を密栓状に保持したのち加熱蒸
散器具4に収納される。 薬液容器2の形状としては、従来円筒状のものが一般的
に使用されてきたが、例えば底部にくぼみをつけたり、
円筒面に溝やスジを設けたり、あるいは多角形状とすれ
ば手で把持しやすく蒸散器具4への収納操作も簡単に行
うことができ便利である。 また、吸液芯3は、炭酸カルシウム、マグネシウム、ク
レー、タルク、カオリン、ケイソウ土、石コウ、磁器物
質等の無機物質や、耐熱性高分子物質、木粉、パルプ炭
粉、活性炭等の有機質粉体を、焼成あるいは適当なバイ
ンダーで固めたもの、あるいはフェルト、不織布、石
綿、木、竹等の毛細管現象等により液体を流通せしめる
材質のものを使用することができ、適当な保持具を介し
て薬液容器2に密栓状に保持される。 本発明の水性殺虫剤1は効力増強剤として比較的沸点の
低い界面活性剤を使用しているので、従来の界面活性剤
と異なり、吸液芯に浸漬、吸液されても、該芯中に界面
活性剤が蓄積することがなく、従って薬液の分離や目詰
まりの問題を引き起こす危惧が小さいことが明らかとな
った。 吸液芯3装填の薬液容器2を加熱蒸散器具4に収納する
方法としては従来方式のように、底部に螺着式の底蓋を
設け、この状に薬液容器2を載置してもちろんかまわな
いが、薬液容器2の上位に刻設したネズ部を装置内部に
設けた保持体に螺合させる方法が、前者に比べて薬液容
器2をしっかりと器具4に固定することができ、より好
ましい。5は吸液芯3の受熱部の周囲に間隙を設けて設
置された発熱体で、また6は発熱体6に接続する電源コ
ードを示すが、延長コード取り付けタイプとしたり、プ
ラグ端子を器具4に固定するいわゆるコードレスタイプ
としてもよいし、また電源コードを収納するための収納
室を別途器具4に設けても差し支えない。7は発熱体の
上部に載置される保護キャップで、安全上付設するのが
好ましい。その中央部には、蒸散口8が形成されるが、
その大きさや形状は、蒸散薬液が過度に保護キャップ7
あるいは器具4に凝縮、付着しない限りにおいて任意で
ある。 また、加熱蒸散器具には、適宜通気口9が設けられ、外
気がこの通気口9から吸液芯3の受熱部と発熱体5の間
隙を通じて連通し得るようになっている。 連通口9の位置は胴部または底部のいずれでもよいが、
安定した蒸散機能と高い薬剤拡散力をもたらす煙突式作
用効果を期待できる点で底部の方がより好ましい。 本発明の効力増強剤を含む加熱蒸散用水性殺虫剤1を上
記加熱蒸散器具4に適用し通電使用すると、吸液芯3の
受熱部に浸透した殺虫剤1が発熱体5に間接加熱されて
蒸散し、蚊、ハエ、ゴキブリ、ナンキンムシ、ダニ類等
を対して極めて高い駆除効果を発揮するものである。ま
た、このとき殺虫剤と供に効力増強剤(界面活性剤)も
加熱蒸散され、これが殺虫剤の虫体への付着および浸透
を助け、上記害虫の駆除効果をさらに高めるように作用
する。 更に、本発明の効力増強剤を含む薬液は水性であるの
で、従来の油性薬液のような火気に対する危険性が解消
され、しかも臭いや使用性の点でも非常に優れている。
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。 まず最初に本発明の効力増強剤である界面活性剤および
有効成分であるピレスロイド化合物のいくつかについて
下記の条件でガスクロマトグラフ法により試験した結果
を第2図および第3図に示す。 第2図は定温条件、第3図は昇温条件のもので、図中、
C(ピナミンDフォルテ)、D(ピナミンフォルテ)、
F(プラレスリン)はピレスロイド化合物で、A(ポリ
オキエチレンブチルエーテル,n=2)、B(ポリオキシ
エチレンヘキシルエーテル,n=3)、E(ポリオキシエ
チレンオクチルエーテル,n=4)は本発明に好適な界面
活性剤である。ただし、nは平均モル数として表される
市販の界面活性剤については、その平均モル数のフラク
ションに相当する主ピークの位置で示した。 定温条件〔第2図〕 検出器;水素炎イオン化型検出器 分離管;内径約3mm,長さ約1mのガラス製カラムに、充填
剤SE−30を5%含浸したクロモソルブWを充填したもの 分離管温度;140℃付近の一定温度 第2図に示すように、熱蒸散性ピレスロイドであるピナ
ミンフォルテ(D)の保持時間が約50分となるように調
整操作した時、より蒸気圧の高いピナミンDフォルテ
(C)の保持時間は約30分、熱蒸散性がピナミンフォル
テ(D)よりやや低いプラレスリン(F)の場合約60分
であった。 なお、充填剤としてSE−30を用いた場合、一般に保持時
間の順序は化合物の沸点(低→高)に対応するとされて
おり、ちなみにピナミンフォルテの沸点は約190℃/5mmH
gである。 これに対し、本発明の水性殺虫剤に用いたポリオキシエ
チレンブチルエーテル(n=2)、ポリオキシエチレン
ヘキシルエーテル(n=3)、ポリオキシエチレンオク
チルエーテル(n=4)の保持時間は、それぞれ約2
分、約10分、約50分で、主ピークの保持時間はいずれも
80分以内の範囲にあった。 昇温条件〔第3図〕 検出器,分離管;定温条件と同じ 分離管温度;100℃(10分間維持) 100〜260℃(毎分3℃の昇温速度) 260℃(30分間維持) 第3図に示すように、昇温条件でピナミンフォルテ
(D)の保持時間が約40分となるように調整操作した
時、前記各化合物の保持時間はの定温条件に比べて接
近し、ピナミンDフォルテ(C)の保持時間は約35分、
プラレスリン(F)は約42分であった。 一方、ポリオキシエチレンブチルエーテル(n=2)、
ポリオキシエチレンヘキシルエーテル(n=3)、ポリ
オキシエチレンオクチルエーテル(n=4)の保持時間
は、それぞれ約5分、約25分、約40分で、主ピークの保
持時間はいずれも60分以内の範囲にあった。 すなわち、本発明に係る水性殺虫剤において使用されて
いる効力増強剤は、沸点の比較的低い界面活性剤である
ので、ピレスロイド化合物と共に蒸散可能で、吸液芯中
に蓄積したり、目詰まりの問題を引き起こす恐れがない
ことは明らかである。 試験例 内径20cm、高さ43cmのプラスチック製円筒を2段に重
ね、その上に16メッシュの金網で上下に仕切った内径20
mc、高さ20cmの円筒を載せ、更に同径で高さ20cmの円筒
を載せる。この4段重ねの円筒を台に載せた円板上に置
く。円板中央には5cmの円孔があり、この円孔の上に下
の表に示した処方の供試薬剤を装着した電気くん蒸殺虫
器を置き、くん蒸する。そして、上部円筒に供試昆虫約
20匹を放ち、時間の経過に伴う仰転数を計測する。暴露
20分後に全供試昆虫を回収して24時間後にそれらの致死
率を調べる。試験は2連制で3回繰り返し行い、KT50
を求めた。供試処方および結果を下の表にまとめる。 試験結果をみると、本発明の効力増強剤としての界面活
性剤を含む本発明試験例1〜3は、この効力増強剤を含
まない対照1に比し、いずれもより高い殺虫効力を示し
ている。
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明の加熱蒸散用水性殺
虫剤の効力増強剤は、有効成分(ピレスロイド)の虫体
への付着および浸透を促進するため、従来の殺虫剤のみ
で得られた効果をさらに増強するものである。しかも、
低沸点の界面活性剤である本発明の効力増強剤は、加熱
蒸散用薬剤の火気に対する危険制を解消する。 また、本発明の効力増強剤を包含する加熱蒸散用水性殺
虫剤は蒸散性および人畜に対する安全性等にも優れてい
るため、これと高められた殺虫効力および低引火性とが
組み合わせられ、非常に効果的な加熱蒸散用水性殺虫剤
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る水性殺虫剤を適用するのに適し
た加熱蒸散器具の一具体例を示す縦断面図である。 図中、 1……加熱蒸散用水性殺虫剤 2……薬液容器、3……吸液芯 4……加熱蒸散器具、5……発熱体 6……電源コード、7……保護キャップ 8……蒸散口、9……通気口 第2図および第3図は、本発明で用いられる効力増強剤
(界面活性剤)ならびにピレスロイド化合物のいくつか
のガスクロマトグラムを示すグラフであり、第2図は定
温条件、第3図は昇温条件のものである。 図中、 A……ポリオキシエチレンブチルエーテル(n=2) B……ポリオキシエチレンヘキシルエーテル(n=3) C……ピナミンフDフォルテ D……ピナミンフォルテ E……ポリオキシエチレンオクチルエーテル(n=4) F……プラレスリン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 31:14)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】80〜200℃の加熱温度で蒸散する界面活性
    剤の1種または2種以上からなる、ピレスロイドを有効
    成分とする加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤。
  2. 【請求項2】界面活性剤が、5mmHgにおける沸点250℃以
    下のものである請求項1記載の効力増強剤。
  3. 【請求項3】界面活性剤が、次式I: R−O(C3H6O)・(C2H4O)・H (I) (式中、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、m
    およびnは0〜6の整数を表す。)で表されるポリオキ
    シアルキレンアルキルエーテル系化合物の1種または2
    種以上である請求項1または2記載の効力増強剤。
  4. 【請求項4】界面活性剤が、次式II: (式中、R′は水素原子または炭素原子数1〜3のアル
    キル基を表し、mおよびnは0〜6の整数を表す。)で
    表されるポリオキシアルキレンフェニルエーテル系化合
    物の1種または2種以上である請求項1または2記載の
    効力増強剤。
JP2300454A 1990-11-06 1990-11-06 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤 Expired - Fee Related JPH07100641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2300454A JPH07100641B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2300454A JPH07100641B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04173711A JPH04173711A (ja) 1992-06-22
JPH07100641B2 true JPH07100641B2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=17884993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2300454A Expired - Fee Related JPH07100641B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07100641B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004091478A (ja) * 2002-07-10 2004-03-25 Earth Chem Corp Ltd 衣類害虫の卵の殺卵剤及び衣類害虫の卵の殺卵方法
CN114007425B (zh) * 2019-07-12 2024-04-26 大日本除虫菊株式会社 杀虫效力增强剂、害虫防除方法及加热蒸散用水性杀虫剂组合物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS569369B2 (ja) * 1972-02-25 1981-02-28
JPS5431140Y2 (ja) * 1974-10-22 1979-09-29
JPS5428818A (en) * 1977-08-05 1979-03-03 Fumakilla Ltd Method of enhancing effect of pesticide smoked in short time
JPS5729007A (en) * 1980-07-30 1982-02-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Fiber for ultraviolet transmission
AU554134B2 (en) * 1982-06-30 1986-08-07 Dow Chemical Company, The Increasing the effectiveness of insecticides
JPS60161902A (ja) * 1984-01-31 1985-08-23 Earth Chem Corp Ltd 吸液芯用殺虫液組成物及び加熱蒸散殺虫方法
JPH0618284B2 (ja) * 1984-08-09 1994-03-09 富士通株式会社 マイクロ波集積回路
JPH065360B2 (ja) * 1986-07-31 1994-01-19 コニカ株式会社 放射線画像情報読取装置
JPS63179801A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Toyoki Shigemi 殺虫剤散布用煙霧発生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04173711A (ja) 1992-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5818860B2 (ja) 匍匐害虫忌避剤並びに匍匐害虫の忌避方法
JP7603747B2 (ja) 殺虫効力増強剤、害虫防除方法、及び加熱蒸散用水性殺虫剤組成物
JP4884449B2 (ja) 薬剤揮散装置
JPH0774130B2 (ja) 液体式加熱蒸散用水性殺虫剤
JP5273889B2 (ja) 薬剤の加熱蒸散方法
JPH07100641B2 (ja) 加熱蒸散用水性殺虫剤の効力増強剤
JP2533332B2 (ja) 加熱蒸散用殺虫マット
JP5204399B2 (ja) 食品害虫忌避剤
JP2775488B2 (ja) 屋内塵性ダニ類の防除方法
JP3015831B2 (ja) 加熱蒸散殺虫方法
JP4471590B2 (ja) 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物及び液体式加熱蒸散殺虫方法
JP2005095107A (ja) 加熱蒸散装置
JP6656753B2 (ja) 衣料用防虫およびダニ忌避剤
JP3449436B2 (ja) 加熱蒸散用殺虫マット
JP3286833B2 (ja) 長時間用殺虫マット及びこれを用いた加熱蒸散殺虫方法
JPH0768085B2 (ja) 加熱蒸散殺虫方法
WO2020179617A1 (ja) 一液型水性エアゾール組成物
JP4132855B2 (ja) 防虫、抗菌エアゾール剤
JPH069305A (ja) 液体式加熱蒸散殺虫剤組成物および殺虫方法
JPH0826908A (ja) 殺蠅用燻焼・加熱蒸散殺虫剤、及びこれを用いた殺蠅方法
JP6833963B2 (ja) 屋内塵性ダニ忌避剤
JP2010035522A (ja) 加熱蒸散システムおよびそれを用いた蒸散方法
JPH04211318A (ja) 屋内ダニ防除用エアゾール剤およびそれを用いた屋内ダニ防除方法
JP3704647B2 (ja) 殺蠅用燻焼・加熱蒸散殺虫剤、及びこれを用いた殺蠅方法
JPH08259404A (ja) 塗布用エアゾール殺虫剤ならびにこれを用いた殺虫方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees