JPH07100768B2 - ポリエステル絶縁塗料 - Google Patents
ポリエステル絶縁塗料Info
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- JPH07100768B2 JPH07100768B2 JP62220349A JP22034987A JPH07100768B2 JP H07100768 B2 JPH07100768 B2 JP H07100768B2 JP 62220349 A JP62220349 A JP 62220349A JP 22034987 A JP22034987 A JP 22034987A JP H07100768 B2 JPH07100768 B2 JP H07100768B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル絶縁塗料に関し、更に詳しく
は、ハンダ剥離性に優れた絶縁電線を経済的に与えるこ
とができる新規なポリエステル絶縁塗料に関するもので
ある。
は、ハンダ剥離性に優れた絶縁電線を経済的に与えるこ
とができる新規なポリエステル絶縁塗料に関するもので
ある。
(従来の技術及びその問題点) 近年、モーターやトランス等の電気機器の小型化及び軽
量化は著しいものがある。このことは、家電製品のみな
らず自動車並びに航空機における小型化及び軽量化の一
翼を坦っている。更に、電気機器の信頼性向上も強く望
まれている。
量化は著しいものがある。このことは、家電製品のみな
らず自動車並びに航空機における小型化及び軽量化の一
翼を坦っている。更に、電気機器の信頼性向上も強く望
まれている。
これらの見地から、モーターやトランス等の電気機器に
用いられている絶縁電線の被覆材料としては耐熱性の優
れた材料が求められ、ポリエステル樹脂を主成分とする
絶縁塗料を用いたポリエスエル絶縁電線がB種(130
℃)〜F種(155℃)絶縁電線として汎用化されてい
る。
用いられている絶縁電線の被覆材料としては耐熱性の優
れた材料が求められ、ポリエステル樹脂を主成分とする
絶縁塗料を用いたポリエスエル絶縁電線がB種(130
℃)〜F種(155℃)絶縁電線として汎用化されてい
る。
又、機器の小型化及び軽量化には電線の細線化を必要と
し、細線化されたポリエステル絶縁電線には、従来以上
の負荷がかかる為、当然そのポリエステル絶縁電線には
より高性能なものが要求される様になった。
し、細線化されたポリエステル絶縁電線には、従来以上
の負荷がかかる為、当然そのポリエステル絶縁電線には
より高性能なものが要求される様になった。
又、これらのポリエステル絶縁電線は過酷な環境下で使
用される為、耐熱性の他に耐化学薬品性、耐溶剤性、耐
加水分解性並びに耐アルカリ性が求められていることは
云うまでもない。
用される為、耐熱性の他に耐化学薬品性、耐溶剤性、耐
加水分解性並びに耐アルカリ性が求められていることは
云うまでもない。
一方、電気機器メーカーでは、コストダウンを目的とし
て工程の合理化を図るとともに、絶縁塗料に対して従来
以上の高性能化を求めている。
て工程の合理化を図るとともに、絶縁塗料に対して従来
以上の高性能化を求めている。
その一環として絶縁電線の端末剥離処理の省力化及びラ
イン化がある。
イン化がある。
現在、この端末剥離の処理方法には、(1)機械剥離、
(2)熱分解剥離、(3)薬品剥離、(4)ハンダ剥離
等の諸方法があるが、作業時間、細線の導体の無傷化並
びに連続処理化等を考慮すると上記の(4)のハンダ剥
離処理方法が最も好ましい。
(2)熱分解剥離、(3)薬品剥離、(4)ハンダ剥離
等の諸方法があるが、作業時間、細線の導体の無傷化並
びに連続処理化等を考慮すると上記の(4)のハンダ剥
離処理方法が最も好ましい。
しかしながら、従来のポリエステル絶縁塗料からなるポ
リエステル絶縁電線は、薬品剥離によるライン化は既に
なされているものの、薬品中の浸漬に一定時間を必要と
し且つ洗浄もしなければならない。又、取扱上も危険が
ある為、ハンダ剥離によるライン化が試みられたが、従
来のポリエステル絶縁電線では何れもハンダ剥離性を具
備するには至らなかった。
リエステル絶縁電線は、薬品剥離によるライン化は既に
なされているものの、薬品中の浸漬に一定時間を必要と
し且つ洗浄もしなければならない。又、取扱上も危険が
ある為、ハンダ剥離によるライン化が試みられたが、従
来のポリエステル絶縁電線では何れもハンダ剥離性を具
備するには至らなかった。
ハンダ剥離処理が可能な絶縁電線としては、ポリウレタ
ン樹脂を主成分とするポリウレタン絶縁電線とポリエス
テルイミド樹脂を主成分とするポリエステルイミド絶縁
電線があるが、前者は優れたハンダ剥離性を有するもの
の、耐熱性がE種(120℃)と低く、後者はF種(155
℃)〜H種(180℃)の耐熱性を有するものの、多量の
イミド基を含有するが為に高価であり、特定の分野にお
いてのみ使用されている。
ン樹脂を主成分とするポリウレタン絶縁電線とポリエス
テルイミド樹脂を主成分とするポリエステルイミド絶縁
電線があるが、前者は優れたハンダ剥離性を有するもの
の、耐熱性がE種(120℃)と低く、後者はF種(155
℃)〜H種(180℃)の耐熱性を有するものの、多量の
イミド基を含有するが為に高価であり、特定の分野にお
いてのみ使用されている。
このため、電気機器メーカーからはハンダ剥離処理がで
きる、いわゆるハンダ剥離が可能で、且つ耐熱性がB種
(130℃)〜F種(155℃)の絶縁電線を与える絶縁塗料
が強く望まれている。
きる、いわゆるハンダ剥離が可能で、且つ耐熱性がB種
(130℃)〜F種(155℃)の絶縁電線を与える絶縁塗料
が強く望まれている。
尚、この分野において「ハンダ剥離処理が可能な」とい
う表現は、加熱されたハンダ浴中に絶縁電線を浸漬した
時、絶縁被膜がその浸漬部分で分解及び除去され、この
時点において導体にはハンダが付いた状態になっている
ため、ハンダ付けが容易となることであり、直接ハンダ
付けができるということではない。
う表現は、加熱されたハンダ浴中に絶縁電線を浸漬した
時、絶縁被膜がその浸漬部分で分解及び除去され、この
時点において導体にはハンダが付いた状態になっている
ため、ハンダ付けが容易となることであり、直接ハンダ
付けができるということではない。
又、最近、多数の撚り合せ絶縁電線をハンダ付けする場
合には、絶縁被膜が被ったままの絶縁電線を直接ハンダ
浴に浸漬することによって絶縁被膜の剥離とハンダ付け
を一挙に行う端末処理が増えてきた。このためには、ハ
ンダ浴への浸漬に続いて絶縁被膜はできるだけ速やかに
即ち瞬時に除去されねばならない。ハンダ浴への浸漬が
短時間であればある程好ましいことは言うまでもない。
ハンダ剥離においては、溶融ハンダ浴の温度が450℃を
越えるとハンダ浴の酸化劣化が一段と進み、且つ導体で
ある銅がハンダに溶解する速度が速くなるために絶縁電
線の線細りの問題が生じて来る。
合には、絶縁被膜が被ったままの絶縁電線を直接ハンダ
浴に浸漬することによって絶縁被膜の剥離とハンダ付け
を一挙に行う端末処理が増えてきた。このためには、ハ
ンダ浴への浸漬に続いて絶縁被膜はできるだけ速やかに
即ち瞬時に除去されねばならない。ハンダ浴への浸漬が
短時間であればある程好ましいことは言うまでもない。
ハンダ剥離においては、溶融ハンダ浴の温度が450℃を
越えるとハンダ浴の酸化劣化が一段と進み、且つ導体で
ある銅がハンダに溶解する速度が速くなるために絶縁電
線の線細りの問題が生じて来る。
本発明者は上記要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定
のポリエステル樹脂を用いることにより、上記の要望に
応える絶縁塗料が得られることを見い出した。
のポリエステル樹脂を用いることにより、上記の要望に
応える絶縁塗料が得られることを見い出した。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明は、(A)二価カルボン酸又はその誘導体
或いはこれらの混合物10〜50当量%と、(B)三価カル
ボン酸又はその誘導体或いはこれらの混合物3〜30当量
%と、(C)二価アルコール20〜50当量%と、(D)三
価の脂肪族アルコール5〜40当量%とを反応せしめて得
られたポリエステル樹脂を、該樹脂中のカルボキシル基
を塩基によって中和することなく、有機溶剤に溶解して
なることを特徴とするポリエステル絶縁塗料である。
或いはこれらの混合物10〜50当量%と、(B)三価カル
ボン酸又はその誘導体或いはこれらの混合物3〜30当量
%と、(C)二価アルコール20〜50当量%と、(D)三
価の脂肪族アルコール5〜40当量%とを反応せしめて得
られたポリエステル樹脂を、該樹脂中のカルボキシル基
を塩基によって中和することなく、有機溶剤に溶解して
なることを特徴とするポリエステル絶縁塗料である。
(作用) 本発明の絶縁塗料は、特定のポリエステル樹脂を使用す
ることによって、優れた熱的、機械的、電気的、化学的
特性を有するとともに、良好なハンダ剥離性を有する絶
縁電線を与えることができる。
ることによって、優れた熱的、機械的、電気的、化学的
特性を有するとともに、良好なハンダ剥離性を有する絶
縁電線を与えることができる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい本発明の実施態様を挙げて本発明を更に詳
しく説明する。
しく説明する。
本発明のポリエステル絶縁塗料の主成分であるポリエス
テル樹脂は、酸成分として前記の(A)成分及び(B)
成分を使用し、アルコール成分として上記の(C)成分
及び(D)成分を使用し、これらを常法に従ってエステ
ル化して得られるものである。一般的には上記の原料は
そのまま用いられる場合が殆どであるが、これらの前駆
体を用いることもできる。
テル樹脂は、酸成分として前記の(A)成分及び(B)
成分を使用し、アルコール成分として上記の(C)成分
及び(D)成分を使用し、これらを常法に従ってエステ
ル化して得られるものである。一般的には上記の原料は
そのまま用いられる場合が殆どであるが、これらの前駆
体を用いることもできる。
上記ポリエステル樹脂の構成要因としての(A)、
(B)、(C)並びに(D)は、(A)が10〜50当量
%、(B)が3〜30当量%、(C)が20〜50当量%及び
(D)が5〜40当量%で反応して得られたものを主成分
とするのが好ましい。
(B)、(C)並びに(D)は、(A)が10〜50当量
%、(B)が3〜30当量%、(C)が20〜50当量%及び
(D)が5〜40当量%で反応して得られたものを主成分
とするのが好ましい。
上記使用量において、(A)が10当量%未満であると、
本発明の絶縁塗料により得られる絶縁電線の可撓性が不
十分となり、一方、50当量%を越える場合には、耐熱性
が不十分になるので好ましくない。又、(B)が3当量
%未満であると、得られる絶縁電線のハンダ剥離性が不
十分となり、一方、30当量%を越える場合には、樹脂合
成時に困難が伴なう上に、被膜の可撓性が低下するので
好ましくない。又、(C)が20当量%未満であると、得
られる絶縁電線の被膜の可撓性が著しく低下し、一方、
50当量%を越える場合には、耐熱性が低下する。又、
(D)が5当量%未満であると、得られる絶縁電線の被
膜の軟化温度が低下し、一方、40当量%を越える場合に
は、ハンダ剥離性が悪くなるので好ましくない。
本発明の絶縁塗料により得られる絶縁電線の可撓性が不
十分となり、一方、50当量%を越える場合には、耐熱性
が不十分になるので好ましくない。又、(B)が3当量
%未満であると、得られる絶縁電線のハンダ剥離性が不
十分となり、一方、30当量%を越える場合には、樹脂合
成時に困難が伴なう上に、被膜の可撓性が低下するので
好ましくない。又、(C)が20当量%未満であると、得
られる絶縁電線の被膜の可撓性が著しく低下し、一方、
50当量%を越える場合には、耐熱性が低下する。又、
(D)が5当量%未満であると、得られる絶縁電線の被
膜の軟化温度が低下し、一方、40当量%を越える場合に
は、ハンダ剥離性が悪くなるので好ましくない。
従って、本発明のポリエステル絶縁塗料による絶縁電線
のハンダ剥離性とその他の諸特性をバランス良く満たす
ために、最も好ましくは(A)及び(B)が合計で30〜
50当量%で、且つ(C)及び(D)の合計が40〜100当
量%となるように反応させて得られる樹脂を用いるのが
好ましい。この反応比率はOH/COOH>1で行い、末端に
水酸基を多く有する樹脂が得られ、この水酸基を後にポ
リイソシアネート等の架橋剤と反応させて、電線表面に
架橋皮膜を形成する。
のハンダ剥離性とその他の諸特性をバランス良く満たす
ために、最も好ましくは(A)及び(B)が合計で30〜
50当量%で、且つ(C)及び(D)の合計が40〜100当
量%となるように反応させて得られる樹脂を用いるのが
好ましい。この反応比率はOH/COOH>1で行い、末端に
水酸基を多く有する樹脂が得られ、この水酸基を後にポ
リイソシアネート等の架橋剤と反応させて、電線表面に
架橋皮膜を形成する。
本発明において用いる二価カルボン酸又はその誘導体或
いはこれらの混合物(A)としては、 例えば、 イソフタル酸、 テレフタル酸、 1,2−ナフタリンジカルボン酸、 1,4−ナフタリンジカルボン酸、 1,5−ナフタリンジカルボン酸、 1,6−ナフタリンジカルボン酸、 1,7−ナフタリンジカルボン酸、 1,8−ナフタリンジカルボン酸、 ジフェニール−2,2′−ジカルボン酸、 ジフェニール−2,3′−ジカルボン酸、 ジフェニール−2,4′−ジカルボン酸、 ジフェニール−3,3′−ジカルボン酸、 ジフェニール−4,4′−ジカルボン酸、 ジフェニールメタン−2,2′−ジカルボン酸、ジフェニ
ールメタン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニールエタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニールスルホン−4,
4′−ジカルボン酸、 ジフェニールエーテル−4,4′−ジカルボン酸、 ベンゾフェノン−4,4′−ジカルボン酸、 フタル酸、 ヘキサヒドロテレフタル酸、 ヘキサヒドロイソフタル酸、 アジピン酸、 コハク酸、 マレイン酸、 セバシン酸、 イソセバシン酸、 ダイマー酸、 テトラクロルフタル酸、 4,4′−ジカルボキシ−ジフェニールメタン、4,4′−ジ
カルボキシ−ジフェニールプロパン等が挙げられる。
いはこれらの混合物(A)としては、 例えば、 イソフタル酸、 テレフタル酸、 1,2−ナフタリンジカルボン酸、 1,4−ナフタリンジカルボン酸、 1,5−ナフタリンジカルボン酸、 1,6−ナフタリンジカルボン酸、 1,7−ナフタリンジカルボン酸、 1,8−ナフタリンジカルボン酸、 ジフェニール−2,2′−ジカルボン酸、 ジフェニール−2,3′−ジカルボン酸、 ジフェニール−2,4′−ジカルボン酸、 ジフェニール−3,3′−ジカルボン酸、 ジフェニール−4,4′−ジカルボン酸、 ジフェニールメタン−2,2′−ジカルボン酸、ジフェニ
ールメタン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニールエタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニールスルホン−4,
4′−ジカルボン酸、 ジフェニールエーテル−4,4′−ジカルボン酸、 ベンゾフェノン−4,4′−ジカルボン酸、 フタル酸、 ヘキサヒドロテレフタル酸、 ヘキサヒドロイソフタル酸、 アジピン酸、 コハク酸、 マレイン酸、 セバシン酸、 イソセバシン酸、 ダイマー酸、 テトラクロルフタル酸、 4,4′−ジカルボキシ−ジフェニールメタン、4,4′−ジ
カルボキシ−ジフェニールプロパン等が挙げられる。
次に上記酸の誘導体としては、先ずエステルがあり、そ
の例は、上記カルボン酸の低級ジアルキルエステル、例
えば、テレフタル酸の場合、ジメチルテレフタレート、
ジエチルテレフタレート、ジプロピルテレフタレート、
ジブチルテレフタレート、ジアミルテレフタレート、ジ
ヘキシルテレフタレート、ジオクチルテレフタレート或
はこれらの半エステル、例えば、モノメチルテレフタレ
ート等が挙げられる。
の例は、上記カルボン酸の低級ジアルキルエステル、例
えば、テレフタル酸の場合、ジメチルテレフタレート、
ジエチルテレフタレート、ジプロピルテレフタレート、
ジブチルテレフタレート、ジアミルテレフタレート、ジ
ヘキシルテレフタレート、ジオクチルテレフタレート或
はこれらの半エステル、例えば、モノメチルテレフタレ
ート等が挙げられる。
又、その他の誘導体としては、上記カルボン酸のカルボ
ン酸ジハライド、例えば、カルボン酸ジクロライド等が
あり、又、更に上記カルボン酸の酸無水物、例えば、無
水フタル酸等も用いられる。
ン酸ジハライド、例えば、カルボン酸ジクロライド等が
あり、又、更に上記カルボン酸の酸無水物、例えば、無
水フタル酸等も用いられる。
又、上記カルボン酸、その誘導体の単独のみならずこれ
らの混合物の使用も可能である。
らの混合物の使用も可能である。
(A)として特に好ましいのは、イソフタル酸、テレフ
タル酸又はこの誘導体、或いはこれらの一部を他のカル
ボン酸又はその誘導体で置き換える場合である。
タル酸又はこの誘導体、或いはこれらの一部を他のカル
ボン酸又はその誘導体で置き換える場合である。
三価カルボン酸或いはその誘導体(B)の例としては、
例えば、 トリメリット酸、 トリメミン酸の他に、更に、 トリメリット酸無水物、 ヘミメリット酸無水物、 1,2,5−ナフタリントリカルボン酸無水物、2,3,6−ナフ
タリントリカルボン酸無水物、1,8,4−ナフタリントリ
カルボン酸無水物、3,4,4′−ジフェニールトリカルボ
ン酸無水物、 3,4,4′−ジフェニールメタントリカルボン酸無水物、 3,4,4′−ジフェニールエーテルトリカルボン酸無水物
及び 3,4,4′−ベンゾフェノントリカルボン酸無水物等が挙
げられる。
例えば、 トリメリット酸、 トリメミン酸の他に、更に、 トリメリット酸無水物、 ヘミメリット酸無水物、 1,2,5−ナフタリントリカルボン酸無水物、2,3,6−ナフ
タリントリカルボン酸無水物、1,8,4−ナフタリントリ
カルボン酸無水物、3,4,4′−ジフェニールトリカルボ
ン酸無水物、 3,4,4′−ジフェニールメタントリカルボン酸無水物、 3,4,4′−ジフェニールエーテルトリカルボン酸無水物
及び 3,4,4′−ベンゾフェノントリカルボン酸無水物等が挙
げられる。
これらの三価カルボン酸の誘導体としては、そのエステ
ルがあるも、特に有用なものは、トリメリット酸無水物
とトリメリット酸である。
ルがあるも、特に有用なものは、トリメリット酸無水物
とトリメリット酸である。
二価アルコール(C)の例としては、 エチレングリコール、 ジエチレングリコール、 トリエチレングリコール、 テトラエチレングリコール、 1,2−プロピレングリコール、 ジプロピレングリコール、 1,3−プロパンジオール、 各種のブタン−、ペンタン−、又はヘキサンジオール、
例えば、 1,3−又は1,4−ブタンジオール 1,5−ペンタンジオール 1,6−ヘキサンジオール、 1,4−ブテン−2−ジオール、 2,2−ジメチルプロパンジオール−1,3、 2−エチル−2−ブチル−プロパンジオール−1,3、 1,4−ジメチロールシクロヘキサン、 1,4−ブテンジオール、 水添加ビスフェノール類(例えば、水添加P,P′−ジヒ
ドロキシジフェニールプロパン又はその同族体)、 環状グリコール、例えば、 2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、 ヒドロキノン−ジ−β−ヒドロキシエチル−エーテル、 1,4−シクロヘキサンジメタノール、 1,4−シクロヘキサンジエタノール、 トリメチレングリコール、 ヘキシレングリコール、 オクチレングリコール等が挙げられる。
例えば、 1,3−又は1,4−ブタンジオール 1,5−ペンタンジオール 1,6−ヘキサンジオール、 1,4−ブテン−2−ジオール、 2,2−ジメチルプロパンジオール−1,3、 2−エチル−2−ブチル−プロパンジオール−1,3、 1,4−ジメチロールシクロヘキサン、 1,4−ブテンジオール、 水添加ビスフェノール類(例えば、水添加P,P′−ジヒ
ドロキシジフェニールプロパン又はその同族体)、 環状グリコール、例えば、 2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、 ヒドロキノン−ジ−β−ヒドロキシエチル−エーテル、 1,4−シクロヘキサンジメタノール、 1,4−シクロヘキサンジエタノール、 トリメチレングリコール、 ヘキシレングリコール、 オクチレングリコール等が挙げられる。
特に好ましいのは、エチレングリコール、1,2−プロピ
レングリコール並びに1,6−ヘキサンジオールである。
レングリコール並びに1,6−ヘキサンジオールである。
本発明で言う三価の脂肪族アルコールとは、分子中の如
何なる位置にも芳香族並びに複素環を含有しないものを
言う。芳香族や複素環を含有する三価のアルコールや四
価以上のアルコールを使用した場合には、ハンダ剥離性
を著しく損なうので添加することは好ましくない。
何なる位置にも芳香族並びに複素環を含有しないものを
言う。芳香族や複素環を含有する三価のアルコールや四
価以上のアルコールを使用した場合には、ハンダ剥離性
を著しく損なうので添加することは好ましくない。
これらの三価の脂肪族アルコール(D)の例としては、
例えば、 グリセリン、 1,1,1−トリメチロールエタン、 1,1,1−トリメチロールプロパン等が挙げられ、特に好
ましいのはグリセリンである。
例えば、 グリセリン、 1,1,1−トリメチロールエタン、 1,1,1−トリメチロールプロパン等が挙げられ、特に好
ましいのはグリセリンである。
本発明においてこれらの原料化合物を用いてポリエステ
ル樹脂を合成する場合の態様としては次の如き方法が挙
げられる。
ル樹脂を合成する場合の態様としては次の如き方法が挙
げられる。
(1)原材料である(A)、(C)及び(D)を180〜2
30℃にて2〜10時間反応せしまた後、(B)を添加し、
更に200〜260℃にてエステル化反応を進めることによ
り、ポリエステル樹脂を合成する方法。
30℃にて2〜10時間反応せしまた後、(B)を添加し、
更に200〜260℃にてエステル化反応を進めることによ
り、ポリエステル樹脂を合成する方法。
(2)原材料である(B)、(C)及び(D)を180〜2
30℃にて2〜10時間反応せしまた後、(A)を添加し、
更に200〜260℃にてエステル化反応を進めることによ
り、ポリエステル樹脂を合成する方法。
30℃にて2〜10時間反応せしまた後、(A)を添加し、
更に200〜260℃にてエステル化反応を進めることによ
り、ポリエステル樹脂を合成する方法。
(3)原材料である(A)、(B)、(C)及び(D)
を一緒に混合し、180〜260℃にて3〜15時間エステル化
反応を進めることにより、ポリエステル樹脂を合成する
方法。
を一緒に混合し、180〜260℃にて3〜15時間エステル化
反応を進めることにより、ポリエステル樹脂を合成する
方法。
原材料である(A)、(B)、(C)並びに(D)の反
応によって得られたポリエステル樹脂は、OH/COOH>1
の割合で反応させてあるので、一般的には水酸基を多く
含むが、少量のカルボキシル基も含有している。本発明
では、このカルボキシル基を塩基によって中和すること
なく、溶剤により溶解或いは適当な濃度に調整し、本発
明の絶縁塗料を得る。
応によって得られたポリエステル樹脂は、OH/COOH>1
の割合で反応させてあるので、一般的には水酸基を多く
含むが、少量のカルボキシル基も含有している。本発明
では、このカルボキシル基を塩基によって中和すること
なく、溶剤により溶解或いは適当な濃度に調整し、本発
明の絶縁塗料を得る。
溶剤の例としてはフェノール性水酸基を有する溶剤、例
えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キ
シレノール、3,5−キシレノール、o−n−プロピルフ
ェノール、2,4,6−トリメチルフェノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール、2,4,5−トリメチルフェノール、4
−エチル−2−メチルフェノール、5−エチル−2−メ
チルフェノール及びこれらの混合物であるクレゾール酸
を用いるのが好ましい。その他、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド等の極性溶剤を用
いることができる。
えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キ
シレノール、3,5−キシレノール、o−n−プロピルフ
ェノール、2,4,6−トリメチルフェノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール、2,4,5−トリメチルフェノール、4
−エチル−2−メチルフェノール、5−エチル−2−メ
チルフェノール及びこれらの混合物であるクレゾール酸
を用いるのが好ましい。その他、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド等の極性溶剤を用
いることができる。
又、稀釈溶剤として、例えば、脂肪族炭化水素、芳香族
炭化水素、エーテル類、アセタール類、ケトン類、エス
テル類等を用いる事ができる。
炭化水素、エーテル類、アセタール類、ケトン類、エス
テル類等を用いる事ができる。
脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素としては、例えば、
n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、デカリ
ン、ジペンテン、ピネン、p−メンタン、デカン、ドデ
カン、テトラデカン、ベンゼン、トリエン、キシレン、
エチレベンゼン、ジエチルベンゼン、イソプロピルベン
ゼン、アミルベンゼン、p−シメン、テトラリン或いは
これらの混合物、石油ナフサ、コールタールナフサ、ソ
ルベントナフサが挙げられる。
n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、デカリ
ン、ジペンテン、ピネン、p−メンタン、デカン、ドデ
カン、テトラデカン、ベンゼン、トリエン、キシレン、
エチレベンゼン、ジエチルベンゼン、イソプロピルベン
ゼン、アミルベンゼン、p−シメン、テトラリン或いは
これらの混合物、石油ナフサ、コールタールナフサ、ソ
ルベントナフサが挙げられる。
本発明のポリエステル樹脂絶縁塗料に最も有用な溶剤は
クレゾール酸である。クレゾール酸は180〜230℃の沸点
範囲を有しており、これは、フェノール、o−クレゾー
ル、m−クレゾール、p−クレゾール、キシレノール類
を含有している。
クレゾール酸である。クレゾール酸は180〜230℃の沸点
範囲を有しており、これは、フェノール、o−クレゾー
ル、m−クレゾール、p−クレゾール、キシレノール類
を含有している。
このクレゾール酸の一部を芳香族炭化水素、例えば、石
油ナフサ、コールタールナフサ、ソルベントナフサ等で
稀釈することによって、絶縁塗料を導体上に塗布及び焼
付けて絶縁電線を製造する際の作業性を向上させること
ができる。
油ナフサ、コールタールナフサ、ソルベントナフサ等で
稀釈することによって、絶縁塗料を導体上に塗布及び焼
付けて絶縁電線を製造する際の作業性を向上させること
ができる。
これら稀釈溶剤としては、例えば、キシレン、ソルベン
トナフサ2号、ソルベッソ#100並びにソルベッソ#150
等が挙げられ、これらの使用量は溶剤の重量の0〜30%
であるが、好ましくは10〜20%である。
トナフサ2号、ソルベッソ#100並びにソルベッソ#150
等が挙げられ、これらの使用量は溶剤の重量の0〜30%
であるが、好ましくは10〜20%である。
この様にして得られた本発明の絶縁塗料を導体上に塗布
及び焼付けて絶縁電線を製造する際、少量の金属乾燥剤
を用いることは絶縁電線の表面平滑性を改善するととも
に、引き取り速度を速くすることができ、その作業性を
一段と向上させるので好ましい。
及び焼付けて絶縁電線を製造する際、少量の金属乾燥剤
を用いることは絶縁電線の表面平滑性を改善するととも
に、引き取り速度を速くすることができ、その作業性を
一段と向上させるので好ましい。
これら金属乾燥剤としては、亜鉛、カルシウム又は鉛の
オクトエート、リノレート等が有用であり、例えば、亜
鉛オクトエート、カルシウムナフテネート、亜鉛ナフテ
ネート、鉛ナフテネート、鉛リノネート、カルシウムリ
ノレート、亜鉛レジネート等であり、その他にはマンガ
ンナフテネート、コバルトナフテネート等が挙げられ
る。
オクトエート、リノレート等が有用であり、例えば、亜
鉛オクトエート、カルシウムナフテネート、亜鉛ナフテ
ネート、鉛ナフテネート、鉛リノネート、カルシウムリ
ノレート、亜鉛レジネート等であり、その他にはマンガ
ンナフテネート、コバルトナフテネート等が挙げられ
る。
しかしながら、更に有利なのはこれら金属乾燥剤の代り
にチタン酸及びジルコン酸の化合物を用いることであ
る。
にチタン酸及びジルコン酸の化合物を用いることであ
る。
代表的なチタン酸化合物としては、例えば、テトライソ
プロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ
ヘキシルチタネート、テトラメチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート、テトラオクチルチタネート等のテ
トラアルキルチタネート類が挙げられる。
プロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ
ヘキシルチタネート、テトラメチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート、テトラオクチルチタネート等のテ
トラアルキルチタネート類が挙げられる。
又、テトラアルキルチタネートをオクチレングリコー
ル、トリエタノールアミン、2,4−ペンタジエン、アセ
ト酢酸エステル等と反応させて得られるテトラアルキル
チタニウムキレート類も有用である。
ル、トリエタノールアミン、2,4−ペンタジエン、アセ
ト酢酸エステル等と反応させて得られるテトラアルキル
チタニウムキレート類も有用である。
又、テトラアルキルチタネートをステアリン酸等と反応
させて得られるテトラアルキルチタニウムアシレートも
有用である。
させて得られるテトラアルキルチタニウムアシレートも
有用である。
ジルコン酸の化合物としては、上記チタン酸化合物に対
応するテトラアルキルジルコネート類、ジルコニウムキ
レート類、ジルコニウムアシレート類が挙げられる。
応するテトラアルキルジルコネート類、ジルコニウムキ
レート類、ジルコニウムアシレート類が挙げられる。
これらの金属化合物の添加量は、前記絶縁塗料の固形分
に対して0.1〜8.0重量%、好ましくは1〜3重量%であ
る。
に対して0.1〜8.0重量%、好ましくは1〜3重量%であ
る。
又、硬化剤としてポリイソシアネートのイソシアネート
基をフェノールやクレゾール等でブロックした安定化ポ
リイソシアネートを用いることができる。これらの例と
しては、 2,4−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 2,6−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 ジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネートの三量
体、 3モルのジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネー
トと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成物、 3モルの2,4−トリレンジイソシアネートと1モルのト
リメチロールプロパンとの反応生成物、3モルの2,6−
トリレンジイソシアネートと1モルのトリメチロールプ
ロパンとの反応生成物、3モルの2,4−トリレンジイソ
シアネートと1モルのトリメチロールエタンとの反応生
成物、 3モルの2,6−トリレンジイソシアネートと1モルのト
リメチロールエタンとの反応生成物、 混合した3モルの2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネ
ートと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成
物、 混合した2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネートの環
状三量体等をフェノール或いはクレゾールでブロックし
た安定化ポリイソシアネート等が挙げられる。更に、ジ
フェニールメタン−4,4′−ジイソシアネートをキシレ
ノールでブロックした安定化イソシアネートも有用であ
る。
基をフェノールやクレゾール等でブロックした安定化ポ
リイソシアネートを用いることができる。これらの例と
しては、 2,4−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 2,6−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 ジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネートの三量
体、 3モルのジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネー
トと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成物、 3モルの2,4−トリレンジイソシアネートと1モルのト
リメチロールプロパンとの反応生成物、3モルの2,6−
トリレンジイソシアネートと1モルのトリメチロールプ
ロパンとの反応生成物、3モルの2,4−トリレンジイソ
シアネートと1モルのトリメチロールエタンとの反応生
成物、 3モルの2,6−トリレンジイソシアネートと1モルのト
リメチロールエタンとの反応生成物、 混合した3モルの2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネ
ートと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成
物、 混合した2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネートの環
状三量体等をフェノール或いはクレゾールでブロックし
た安定化ポリイソシアネート等が挙げられる。更に、ジ
フェニールメタン−4,4′−ジイソシアネートをキシレ
ノールでブロックした安定化イソシアネートも有用であ
る。
その他、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹
脂並びにシリコーン樹脂を0.1〜5重量%添加すること
により絶縁電線の外観作業性を更に向上することができ
る。これら樹脂が0.1重量%に満たない場合には、作業
性の改善には効果がない。5重量%以上添加した場合に
は、ハンダ剥離の際炭化物を著しく形成するので好まし
くない。特に好ましい樹脂はフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂とキシレン−ホルムアルデヒド樹脂であり、こ
れらの樹脂を1〜2重量%添加することにより絶縁電線
のハンダ剥離性を損なうことなく、外観作業性を向上さ
せることができる。
−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹
脂並びにシリコーン樹脂を0.1〜5重量%添加すること
により絶縁電線の外観作業性を更に向上することができ
る。これら樹脂が0.1重量%に満たない場合には、作業
性の改善には効果がない。5重量%以上添加した場合に
は、ハンダ剥離の際炭化物を著しく形成するので好まし
くない。特に好ましい樹脂はフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂とキシレン−ホルムアルデヒド樹脂であり、こ
れらの樹脂を1〜2重量%添加することにより絶縁電線
のハンダ剥離性を損なうことなく、外観作業性を向上さ
せることができる。
以上が本発明のポリエステル絶縁塗料の内容であり、該
絶縁塗料による絶縁電線は、上記の本発明のポリエステ
ル絶縁塗料を導体上に塗布及び焼付けて所定の被膜厚さ
とすることによって提供される。
絶縁塗料による絶縁電線は、上記の本発明のポリエステ
ル絶縁塗料を導体上に塗布及び焼付けて所定の被膜厚さ
とすることによって提供される。
この際に使用する導体とは、例えば、銅、銀又はステン
レス鋼線であり、適用される導体径は極細線から太線ま
でいずれの径のものでもよく、特定の導体径のものに限
定されるものではない。一般的には径が約0.050〜2.0mm
程度の銅線に主として適用されている。
レス鋼線であり、適用される導体径は極細線から太線ま
でいずれの径のものでもよく、特定の導体径のものに限
定されるものではない。一般的には径が約0.050〜2.0mm
程度の銅線に主として適用されている。
上記導体上に絶縁被膜を形成する方法は従来公知の方法
に準拠すればよく、例えば、フェルト絞り方式やダイス
絞り方式の如き方法により絶縁塗料を塗布し、連続的に
約350〜550℃の温度の焼付炉中に数回又は十数回通すこ
とによって所望の絶縁被膜が形成される。その絶縁被膜
の厚さは、JIS、NEMA或いはIEC等の規格に規定された被
膜厚さである。
に準拠すればよく、例えば、フェルト絞り方式やダイス
絞り方式の如き方法により絶縁塗料を塗布し、連続的に
約350〜550℃の温度の焼付炉中に数回又は十数回通すこ
とによって所望の絶縁被膜が形成される。その絶縁被膜
の厚さは、JIS、NEMA或いはIEC等の規格に規定された被
膜厚さである。
(効果) 以上の如き本発明によれば、ハンダ処理可能なポリエス
テル絶縁電線が経済的に提供される。
テル絶縁電線が経済的に提供される。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明の内容を更に具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。尚、文中%とあるのは特に断りの無い限り
重量基準である。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。尚、文中%とあるのは特に断りの無い限り
重量基準である。
実施例1 攪拌機、窒素ガス導入管、温度計及び冷却管を備えた3,
000ccの四つ口フラスコに、 テレフタル酸 581g(7.0当量) エチレングリコール 279g(9.0当量) グリセリン 186g(6.0当量) テトラブチルチタネート2gを添加し、混合攪拌して200
℃まで8時間をかけて昇温し、更にこの系中に、 トリメリット酸無水物 192g(3.0当量) を添加し、220℃で3時間エステル化反応を進める。反
応の度合は粘度上昇で測定する事とし、経時的に試料採
取を行った。
000ccの四つ口フラスコに、 テレフタル酸 581g(7.0当量) エチレングリコール 279g(9.0当量) グリセリン 186g(6.0当量) テトラブチルチタネート2gを添加し、混合攪拌して200
℃まで8時間をかけて昇温し、更にこの系中に、 トリメリット酸無水物 192g(3.0当量) を添加し、220℃で3時間エステル化反応を進める。反
応の度合は粘度上昇で測定する事とし、経時的に試料採
取を行った。
反応の終点は、樹脂試料の粘度が40%クレゾール中でZ3
(ガードナー粘度計)となった時に、クレゾール1614g
を加え不揮発分40%とし、これに日石化学ハイゾール#
100を加え不揮発分35%の樹脂溶液とする。
(ガードナー粘度計)となった時に、クレゾール1614g
を加え不揮発分40%とし、これに日石化学ハイゾール#
100を加え不揮発分35%の樹脂溶液とする。
更に樹脂分に対して3%のテトラブチルチタネートを加
え本発明の絶縁塗料とした。
え本発明の絶縁塗料とした。
実施例2 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 279 g(9.0当量) グリセリン 186 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例3 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) プロピレングリコール 342 g(9.0当量) グリセリン 186 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例4 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) 1,6−ヘキサンジオール 531 g(9.0当量) グリセリン 186 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例5 ジメチルテレフタレート 388 g(4.0当量) イソフタール酸 249 g(3.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 279 g(9.0当量) グリセリン 184 g(6.0当量) リサージ 0.6g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例6 ジメチルテレフタレート 388 g(4.0当量) 無水フタール酸 222 g(3.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 279 g(9.0当量) グリセリン 186 g(6.0当量) リサージ 0.4g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例7 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 140 g(4.5当量) プロピレングリコール 171 g(4.5当量) グリセリン 186 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例8 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 140 g(4.5当量) 1,6−ヘキサンジオール 171 g(4.5当量) グリセリン 184 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例9 ジメチルテレフタレート 679 g(7.0当量) トリメリット酸無水物 192 g(3.0当量) エチレングリコール 279 g(9.0当量) トリメチロールプロパン 270 g(6.0当量) リサージ 0.7g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例10 ジメチルテレフタレート 582 g( 6.0当量) トリメリット酸無水物 256 g( 4.0当量) エチレングリコール 419 g(13.5当量) グリセリン 47 g( 1.5当量) リサージ 0.6g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
実施例11 ジメチルテレフタレート 388 g( 4.0当量) トリメリット酸無水物 384 g( 6.0当量) エチレングリコール 419 g(13.5当量) グリセリン 47 g( 1.5当量) リサージ 0.4g 上記成分を使用したことを除いて、他は実施例1と同様
にして本発明の絶縁塗料を得た。
にして本発明の絶縁塗料を得た。
比較例1 実施例1と同一の装置に、 ジメチルテレフタレート 776 g(8.0当量) イソフタール酸 166 g(2.0当量) エチレングリコール 251 g(8.0当量) グリセリン 171 g(5.5当量) リサージ 0.8g を添加し、混合攪拌して200℃まで8時間をかけて昇温
し、更に220〜240℃で3時間縮合反応を進める。反応の
度合は粘度上昇で測定する事とし、経時的に試料採取を
行った。
し、更に220〜240℃で3時間縮合反応を進める。反応の
度合は粘度上昇で測定する事とし、経時的に試料採取を
行った。
反応の終点は樹脂試料の粘度が40%クレゾール中でZ2−
Z3(ガードナー粘度計)となった時に、クレゾール1602
gを加え不揮発分40%とし、これに日石化学ハイゾール
#100を加え不揮発分35%の樹脂溶液とする。
Z3(ガードナー粘度計)となった時に、クレゾール1602
gを加え不揮発分40%とし、これに日石化学ハイゾール
#100を加え不揮発分35%の樹脂溶液とする。
更に樹脂分に対して3%のテトラブチルチタネートとオ
クテン酸亜鉛(亜鉛分8%)をZnとして0.3%加え比較
例の絶縁塗料とした。
クテン酸亜鉛(亜鉛分8%)をZnとして0.3%加え比較
例の絶縁塗料とした。
比較例2 ジメチルテレフタレート 970 g(10.0当量) エチレングリコール 186 g( 6.0当量) グリセリン 279 g( 9.0当量) リサージ 1.0g 上記成分を使用したことを除いて、他は比較例1と同様
にして比較例の絶縁塗料を得た。
にして比較例の絶縁塗料を得た。
これら絶縁塗料の性能試験を行うにあたっては、本発明
及び比較例の絶縁塗料を次の条件で塗布及び焼付けを行
って絶縁電線を製造した。
及び比較例の絶縁塗料を次の条件で塗布及び焼付けを行
って絶縁電線を製造した。
導体径;1.00m/m 焼付炉;有効炉長2.5mの縦型焼付炉 焼付温度;500℃(最高温度) 絞り方式;ダイス方式 塗布回数;6回 被膜厚さ;0.035〜0.040m/m試験方法は、JIS C 3003−1
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
式に準じて行った。試験結果は第1表の通りである。
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
式に準じて行った。試験結果は第1表の通りである。
上記の試験結果から明らかな如く、本発明によるポリエ
ステル絶縁塗料を用いた場合には、従来のポリエステル
絶縁塗料を用いたものに対して、一般特性において同等
乃至それ以上の特性を有するとともに、優れたハンダ剥
離性を有していることが明らかである。
ステル絶縁塗料を用いた場合には、従来のポリエステル
絶縁塗料を用いたものに対して、一般特性において同等
乃至それ以上の特性を有するとともに、優れたハンダ剥
離性を有していることが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−110736(JP,A) 特開 昭57−209967(JP,A) 特開 昭61−254674(JP,A) 特開 昭63−159481(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)二価カルボン酸又はその誘導体或い
はこれらの混合物10〜50当量%と、(B)三価カルボン
酸又はその誘導体或いはこれらの混合物3〜30当量%
と、(C)二価アルコール20〜50当量%と、(D)三価
の脂肪族アルコール5〜40当量%とを反応せしめて得ら
れたポリエステル樹脂を、該樹脂中のカルボキシル基を
塩基によって中和することなく、有機溶剤に溶解してな
ることを特徴とするポリエステル絶縁塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220349A JPH07100768B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ポリエステル絶縁塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220349A JPH07100768B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ポリエステル絶縁塗料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6465177A JPS6465177A (en) | 1989-03-10 |
| JPH07100768B2 true JPH07100768B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=16749741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62220349A Expired - Fee Related JPH07100768B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ポリエステル絶縁塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100768B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52110736A (en) * | 1976-03-13 | 1977-09-17 | Kyowa Yuka Kk | Waterrsoluble polyester paint for insulation |
| JPS57209967A (en) * | 1981-06-18 | 1982-12-23 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Insulated wire |
| JPH0629380B2 (ja) * | 1985-05-07 | 1994-04-20 | 日立化成工業株式会社 | 電気絶縁塗料の製造法 |
| JPS63159481A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-02 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 電気絶縁塗料 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP62220349A patent/JPH07100768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6465177A (en) | 1989-03-10 |
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