JPH0710084A - 船尾管軸封装置 - Google Patents
船尾管軸封装置Info
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- JPH0710084A JPH0710084A JP5179792A JP17979293A JPH0710084A JP H0710084 A JPH0710084 A JP H0710084A JP 5179792 A JP5179792 A JP 5179792A JP 17979293 A JP17979293 A JP 17979293A JP H0710084 A JPH0710084 A JP H0710084A
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- seal
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- propeller shaft
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 船尾管の船尾側に装着されてプロペラ軸の外
周で海水と潤滑油との相互間をシールする船尾管軸封装
置の改良。 【構成】 プロペラ軸1を船体3に対して船尾管軸受2
で回転可能に支承し、船体3の後端部に円筒形のシール
ケーシング4を取り付け、シールケーシング4の内壁に
プロペラ軸1に取り付けたシールライナ5に内径端部を
摺接可能なリップ型シール8,9を取り付け、リップ型
シール8,9の船尾側に断面L字状の2個の端面型シー
ル6,7をそれらの水平面をシールライナ5に取り付け
ることにより配設し、端面型シール6,7の垂直状の摺
動面にシールケーシングの垂直状摺動面に向かって開口
する圧力室を形成し、各圧力室にフラッシング水Fを通
路10,11を介して各別に供給してシール作用を行なわせ
ることにより、リップ型シール8,9の配置部に封入さ
れた潤滑油が海中に漏出するのを防止するとともに、各
端面型シールを通過するフラッシング水Fにより摺動部
の摺動熱を海中へ放出できるようにした。
周で海水と潤滑油との相互間をシールする船尾管軸封装
置の改良。 【構成】 プロペラ軸1を船体3に対して船尾管軸受2
で回転可能に支承し、船体3の後端部に円筒形のシール
ケーシング4を取り付け、シールケーシング4の内壁に
プロペラ軸1に取り付けたシールライナ5に内径端部を
摺接可能なリップ型シール8,9を取り付け、リップ型
シール8,9の船尾側に断面L字状の2個の端面型シー
ル6,7をそれらの水平面をシールライナ5に取り付け
ることにより配設し、端面型シール6,7の垂直状の摺
動面にシールケーシングの垂直状摺動面に向かって開口
する圧力室を形成し、各圧力室にフラッシング水Fを通
路10,11を介して各別に供給してシール作用を行なわせ
ることにより、リップ型シール8,9の配置部に封入さ
れた潤滑油が海中に漏出するのを防止するとともに、各
端面型シールを通過するフラッシング水Fにより摺動部
の摺動熱を海中へ放出できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶の船尾管における
プロペラ軸に対する軸封装置に関し、特に船尾管の船尾
側に装着されてプロペラ軸の外周で海水と潤滑油との相
互間をシールする船尾管軸封装置に関する。
プロペラ軸に対する軸封装置に関し、特に船尾管の船尾
側に装着されてプロペラ軸の外周で海水と潤滑油との相
互間をシールする船尾管軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船尾管軸封装置として、図4に示
すようなものが提案されている。すなわち、図4におい
て、符号114,115はプロペラ軸113を支持するための船
体116に装着された船尾管軸受を示しており、船尾管軸
受114,115は潤滑油を用いているので、この潤滑油117
の外部への流出を防ぐ目的から船尾管軸受114,115の船
首側と船尾側の2ケ所に船尾管軸封装置が設けられる。
船尾管軸封装置は、船体116の船尾管前端部と後端部と
にプロペラ軸113の外周を包囲するように設けられた軸
封装置のケーシング100,109の内周に、内径端部がプロ
ペラ軸113のライナー105,112の外周面に摺接するラバ
ー製のリップ型シール101〜104,110〜111をそなえてお
り、各リップ型シール間には摺動部を潤滑するために潤
滑油が封入されている。
すようなものが提案されている。すなわち、図4におい
て、符号114,115はプロペラ軸113を支持するための船
体116に装着された船尾管軸受を示しており、船尾管軸
受114,115は潤滑油を用いているので、この潤滑油117
の外部への流出を防ぐ目的から船尾管軸受114,115の船
首側と船尾側の2ケ所に船尾管軸封装置が設けられる。
船尾管軸封装置は、船体116の船尾管前端部と後端部と
にプロペラ軸113の外周を包囲するように設けられた軸
封装置のケーシング100,109の内周に、内径端部がプロ
ペラ軸113のライナー105,112の外周面に摺接するラバ
ー製のリップ型シール101〜104,110〜111をそなえてお
り、各リップ型シール間には摺動部を潤滑するために潤
滑油が封入されている。
【0003】そして多くの船舶には、リップ型シールの
変換が比較的難しい船尾側軸封装置のリップ型シールの
耐久性を確保するために、非常用配管106を装備してい
る。また、船尾軸受114,115を潤滑した潤滑油を排油す
るためのパイプ108に弁107が装備されていて、正常時こ
の弁107を“開”とすることにより、リップ型シール103
と104との間の油圧が配管106によって船尾管軸受114,1
15付近と同じとなり、結果的にリップ型シール104をフ
リー状態として、リップ型シール103が機能するように
なっている。リップ型シール103が損耗する等の異常時
には、弁107を“閉”とすることでリップ型シール103と
104との間の圧力が低くなり、リップ型シール104が機能
し始める。
変換が比較的難しい船尾側軸封装置のリップ型シールの
耐久性を確保するために、非常用配管106を装備してい
る。また、船尾軸受114,115を潤滑した潤滑油を排油す
るためのパイプ108に弁107が装備されていて、正常時こ
の弁107を“開”とすることにより、リップ型シール103
と104との間の油圧が配管106によって船尾管軸受114,1
15付近と同じとなり、結果的にリップ型シール104をフ
リー状態として、リップ型シール103が機能するように
なっている。リップ型シール103が損耗する等の異常時
には、弁107を“閉”とすることでリップ型シール103と
104との間の圧力が低くなり、リップ型シール104が機能
し始める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の船尾管軸封装置では、もっとも船尾側に位置し
て海水に接するリップ型シール101は、シールライナ105
との摺動によって発生する摺動熱の大部分が海水中へ放
出されるので良好に冷却されるが、その内側の他のリッ
プ型シールは海水に接触しないために、発生する摺動熱
は船内の潤滑油やシールライナ105,112を通じて放出さ
れる。しかし、従来の船尾管軸封装置は、図4に示した
ように潤滑油の循環されない封入式が一般的であり、潤
滑油が循環される型式のものでも、その油量が限られて
いることから、十分な冷却作用を期待し得ないという問
題点がある。またシールライナ105は一般に耐蝕性およ
び耐摩耗性に優れた高クロム鋼材が使用され、熱伝導率
が低いため、シールライナ105を通じての放熱も十分で
はない。
な従来の船尾管軸封装置では、もっとも船尾側に位置し
て海水に接するリップ型シール101は、シールライナ105
との摺動によって発生する摺動熱の大部分が海水中へ放
出されるので良好に冷却されるが、その内側の他のリッ
プ型シールは海水に接触しないために、発生する摺動熱
は船内の潤滑油やシールライナ105,112を通じて放出さ
れる。しかし、従来の船尾管軸封装置は、図4に示した
ように潤滑油の循環されない封入式が一般的であり、潤
滑油が循環される型式のものでも、その油量が限られて
いることから、十分な冷却作用を期待し得ないという問
題点がある。またシールライナ105は一般に耐蝕性およ
び耐摩耗性に優れた高クロム鋼材が使用され、熱伝導率
が低いため、シールライナ105を通じての放熱も十分で
はない。
【0005】したがって、リップ型シールライナには、
耐熱性に優れたバイトン材などが使用されているが、耐
摩耗性すなわち耐久性を考慮すると材質の変更のみでは
必ずしも十分な対策にはなっていない。さらに、リップ
型シール間には潤滑油を封入もしくは微量循環させてい
るために、少量の潤滑油は船外へと自然的に流出すると
いう問題点もある。最近、海洋汚染防止の観点からこの
潤滑油用リップ型シールに替わる無漏洩型(無公害型)
のシールが望まれるようになってきた。本発明は、この
ような問題点の解決をはかろうとするもので、リップ型
シールの船尾側に端面型シールを配設し、この端面型シ
ールにフラッシング水を供給してシール作用を行なわせ
ると同時にフラッシング水により摺動部の摺動熱を海中
へ放出できるようにした、船尾管軸封装置を提供するこ
とを目的とする。
耐熱性に優れたバイトン材などが使用されているが、耐
摩耗性すなわち耐久性を考慮すると材質の変更のみでは
必ずしも十分な対策にはなっていない。さらに、リップ
型シール間には潤滑油を封入もしくは微量循環させてい
るために、少量の潤滑油は船外へと自然的に流出すると
いう問題点もある。最近、海洋汚染防止の観点からこの
潤滑油用リップ型シールに替わる無漏洩型(無公害型)
のシールが望まれるようになってきた。本発明は、この
ような問題点の解決をはかろうとするもので、リップ型
シールの船尾側に端面型シールを配設し、この端面型シ
ールにフラッシング水を供給してシール作用を行なわせ
ると同時にフラッシング水により摺動部の摺動熱を海中
へ放出できるようにした、船尾管軸封装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の船尾管軸封装置は、プロペラ軸と、同プロ
ペラ軸を船体に対し回転可能に支承する船尾管軸受と、
上記船体の後端部に上記プロペラ軸を取り囲むように取
り付けられた筒形のシールケーシングと、上記プロペラ
軸に取り付けられて上記シールケーシングの内部に配設
されたシールライナとをそなえ、上記シールケーシング
の内壁面に内径端部が上記シールライナに摺接可能なリ
ップ型シールが取り付けられるとともに、上記シールケ
ーシングの内部における上記リップ型シールの船尾側に
略L字状の断面形状をもつ2個の端面型シールがそれら
の各水平面をそれぞれ上記シールライナに取り付けられ
て前後方向に配設され、上記各端面型シールの各垂直面
に上記シールケーシングの垂直状摺動面と摺動可能な内
側および外側の各摺動面と同各摺動面の間に位置して上
記シールケーシングの垂直状摺動面に向かって開口する
圧力室とがそれぞれ形成され、同各圧力室に各別にフラ
ッシング水を供給可能な通路がそれぞれ設けられ、同各
通路にフラッシング水の流量調整装置がそれぞれ取り付
けられていることを特徴としている。
め、本発明の船尾管軸封装置は、プロペラ軸と、同プロ
ペラ軸を船体に対し回転可能に支承する船尾管軸受と、
上記船体の後端部に上記プロペラ軸を取り囲むように取
り付けられた筒形のシールケーシングと、上記プロペラ
軸に取り付けられて上記シールケーシングの内部に配設
されたシールライナとをそなえ、上記シールケーシング
の内壁面に内径端部が上記シールライナに摺接可能なリ
ップ型シールが取り付けられるとともに、上記シールケ
ーシングの内部における上記リップ型シールの船尾側に
略L字状の断面形状をもつ2個の端面型シールがそれら
の各水平面をそれぞれ上記シールライナに取り付けられ
て前後方向に配設され、上記各端面型シールの各垂直面
に上記シールケーシングの垂直状摺動面と摺動可能な内
側および外側の各摺動面と同各摺動面の間に位置して上
記シールケーシングの垂直状摺動面に向かって開口する
圧力室とがそれぞれ形成され、同各圧力室に各別にフラ
ッシング水を供給可能な通路がそれぞれ設けられ、同各
通路にフラッシング水の流量調整装置がそれぞれ取り付
けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明の船尾管軸封装置では、次のよう
な作用が行なわれる。 (1) 端面型シールがプロペラ軸と共に回転するため、端
面型シールの外側摺動面と内側摺動面とで発生する熱は
シールケーシングを通じて海水へ容易に放出される。 (2) 下記操作を行なうことにより、2個の端面型シール
を切換使用できるため、軸封装置自体の信頼性が大幅に
向上する。
な作用が行なわれる。 (1) 端面型シールがプロペラ軸と共に回転するため、端
面型シールの外側摺動面と内側摺動面とで発生する熱は
シールケーシングを通じて海水へ容易に放出される。 (2) 下記操作を行なうことにより、2個の端面型シール
を切換使用できるため、軸封装置自体の信頼性が大幅に
向上する。
【0008】通常は、船首側の端面型シールの圧力室
にフラッシング水を供給してこの端面型シールを機能さ
せる。一方、船尾側の端面型シールには通水を行なわ
ず、船首側の端面型シールを冷却したフラッシング水が
船尾側の端面型シールの内側摺動面の内側から流入する
ことによって同シールの両摺動面はフリーの状態とな
る。このことで予備シールとして使える。 船首側の端面型シールの異常時には、このシールには
通水しないか微量通水する。一方、船尾側の端面型シー
ルの圧力室へフラッシング水を供給することで、この端
面型シールが機能し始める。
にフラッシング水を供給してこの端面型シールを機能さ
せる。一方、船尾側の端面型シールには通水を行なわ
ず、船首側の端面型シールを冷却したフラッシング水が
船尾側の端面型シールの内側摺動面の内側から流入する
ことによって同シールの両摺動面はフリーの状態とな
る。このことで予備シールとして使える。 船首側の端面型シールの異常時には、このシールには
通水しないか微量通水する。一方、船尾側の端面型シー
ルの圧力室へフラッシング水を供給することで、この端
面型シールが機能し始める。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
船尾管軸封装置について説明すると、図1はその側断面
図、図2は図1の「II」部の拡大図で正常状態を示す側
断面図、図3は同異常状態に対処した場合を示す側断面
図である。図1において、符号1はプロペラ軸を示して
いて、このプロペラ軸1は船尾管軸受2により船体3に
回転可能に支承されている。船体3の後端部に円筒状の
シールケーシング4がプロペラ軸1を取り囲むように取
り付けられており、さらに、シールライナ5がシールケ
ーシング4の内部に配設されるようにプロペラ軸1に取
り付けられている。
船尾管軸封装置について説明すると、図1はその側断面
図、図2は図1の「II」部の拡大図で正常状態を示す側
断面図、図3は同異常状態に対処した場合を示す側断面
図である。図1において、符号1はプロペラ軸を示して
いて、このプロペラ軸1は船尾管軸受2により船体3に
回転可能に支承されている。船体3の後端部に円筒状の
シールケーシング4がプロペラ軸1を取り囲むように取
り付けられており、さらに、シールライナ5がシールケ
ーシング4の内部に配設されるようにプロペラ軸1に取
り付けられている。
【0010】シールケーシング4の内壁面に、内径端が
シールライナ5に摺接するリップ型シール8,9が取り
付けられている。さらに、シールケーシング4の内部に
おけるリップ型シール8,9の船尾側に、略L字状の断
面形状をもつ2個の端面型シール6,7が、それらの各
水平面をシールライナ5に取り付けられて前後方向に配
設されている。各端面型シールライナ6,7の垂直面に
は、シールケーシング4の垂直状摺動面と摺動可能に対
向する垂直状の外側摺動面62,72および内側摺動面61,
71がそれぞれ形成されるとともに、外側摺動面62,72と
内側摺動面61,71との間に、シールケーシング4の垂直
状摺動面に向かって開口する圧力室63,73がそれぞれ形
成されている(図2,3参照)。
シールライナ5に摺接するリップ型シール8,9が取り
付けられている。さらに、シールケーシング4の内部に
おけるリップ型シール8,9の船尾側に、略L字状の断
面形状をもつ2個の端面型シール6,7が、それらの各
水平面をシールライナ5に取り付けられて前後方向に配
設されている。各端面型シールライナ6,7の垂直面に
は、シールケーシング4の垂直状摺動面と摺動可能に対
向する垂直状の外側摺動面62,72および内側摺動面61,
71がそれぞれ形成されるとともに、外側摺動面62,72と
内側摺動面61,71との間に、シールケーシング4の垂直
状摺動面に向かって開口する圧力室63,73がそれぞれ形
成されている(図2,3参照)。
【0011】符号15a,15bは各端面型シール6,7を
シールライナ5に向かって押し付ける円筒形スプリング
を示している。各圧力室63,73へフラッシング水Fを各
別に供給するための通路10,11が船体3およびシールケ
ーシング4を貫通して形成されており、各通路10,11に
フラッシング水の流量調整弁13,14が介設されている。
符号12はドレン管を示している。
シールライナ5に向かって押し付ける円筒形スプリング
を示している。各圧力室63,73へフラッシング水Fを各
別に供給するための通路10,11が船体3およびシールケ
ーシング4を貫通して形成されており、各通路10,11に
フラッシング水の流量調整弁13,14が介設されている。
符号12はドレン管を示している。
【0012】上述の構成において、シールケーシング4
およびリップ型シール8,9は静止しており、シールラ
イナ5および端面型シール6,7がプロペラ軸1と共に
回転する。したがって、端面型シール6,7ではシール
ケーシングと内側摺動面61,71および外側摺動面62,72
が、またリップ型シール8,9では各内径端部が、それ
ぞれ摺動部となる。正常時、端面型シール6,7は図2
に示す状態にある。
およびリップ型シール8,9は静止しており、シールラ
イナ5および端面型シール6,7がプロペラ軸1と共に
回転する。したがって、端面型シール6,7ではシール
ケーシングと内側摺動面61,71および外側摺動面62,72
が、またリップ型シール8,9では各内径端部が、それ
ぞれ摺動部となる。正常時、端面型シール6,7は図2
に示す状態にある。
【0013】すなわち、船首側の端面型シール7の圧力
室73に吃水より少し高めの圧力をもつフラッシング水F
が供給され、このフラッシング水の圧力で内側摺動面71
がケーシング4の垂直状摺動面に向かって押し付けられ
て、シール作用が行なわれる。一方外側摺動面72がケー
シング4側の垂直状摺動面からはなれる方向に押し開か
れ、そのすきまを通り、フラッシング水は室4bを経て
船尾側の端面型シール6に導かれる。ここで船尾側の端
面型シール6の圧力室63にはフラッシング水Fが供給さ
れていないために、内側および外側摺動面61,62とケー
シング4間にはすきまが生じ、ここから室4aを経て船
外へと排出される。
室73に吃水より少し高めの圧力をもつフラッシング水F
が供給され、このフラッシング水の圧力で内側摺動面71
がケーシング4の垂直状摺動面に向かって押し付けられ
て、シール作用が行なわれる。一方外側摺動面72がケー
シング4側の垂直状摺動面からはなれる方向に押し開か
れ、そのすきまを通り、フラッシング水は室4bを経て
船尾側の端面型シール6に導かれる。ここで船尾側の端
面型シール6の圧力室63にはフラッシング水Fが供給さ
れていないために、内側および外側摺動面61,62とケー
シング4間にはすきまが生じ、ここから室4aを経て船
外へと排出される。
【0014】これにより船首側の端面型シール7が機能
し、船尾側の端面型シール6はフリーの状態となって予
備シールとして存在することになる。船首側の端面型シ
ール7に不具合が生じた場合には、図3の状態に切換え
られる。すなわち、船尾側の端面型シール6の圧力室63
にのみフラッシング水Fが供給される。これにより端面
型シール6の内側摺動面61が機能し、外側摺動面62とケ
ーシング4とのすきまからフラッシング水Fが室4aを
経て船外へと排水される。
し、船尾側の端面型シール6はフリーの状態となって予
備シールとして存在することになる。船首側の端面型シ
ール7に不具合が生じた場合には、図3の状態に切換え
られる。すなわち、船尾側の端面型シール6の圧力室63
にのみフラッシング水Fが供給される。これにより端面
型シール6の内側摺動面61が機能し、外側摺動面62とケ
ーシング4とのすきまからフラッシング水Fが室4aを
経て船外へと排水される。
【0015】このようにして、端面型シール6,7の各
圧力室63,73に供給されたフラッシング水が、端面型シ
ール6,7の各内側摺動面61,71をシールケーシング4
の垂直状摺動面に押し付けて、端面型シール6,7にシ
ール作用を行なわせることにより、リップ型シール8,
9の設置部に封入された潤滑油の漏出を防止することが
できる。また端面型シールの摺動熱は、各端面型シール
6,7を通過するフラッシング水により海水中に放熱さ
れるため、摺動熱によるシール材の劣化や異常摩耗の防
止をはかることができる。
圧力室63,73に供給されたフラッシング水が、端面型シ
ール6,7の各内側摺動面61,71をシールケーシング4
の垂直状摺動面に押し付けて、端面型シール6,7にシ
ール作用を行なわせることにより、リップ型シール8,
9の設置部に封入された潤滑油の漏出を防止することが
できる。また端面型シールの摺動熱は、各端面型シール
6,7を通過するフラッシング水により海水中に放熱さ
れるため、摺動熱によるシール材の劣化や異常摩耗の防
止をはかることができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の船尾管軸
封装置によれば、次のような効果ないし利点が得られ
る。 (1) 端面型シールはプロペラ軸と共に回転してシールケ
ーシングと摺動し、このシールケーシングの外周面が海
水に接しているため確実に冷却されるため、端面型シー
ルの摺動熱をシールケーシングを介して海水中へ容易
に、有効に放熱できる。したがって、高吃水・高周速で
の厳しい作動条件においても摺動熱によるシール材の劣
化や異常摩耗を確実に防止できてシール性および寿命を
向上できる。 (2) 対海水用として端面型シールを用い、フラッシング
水によりシール性を維持できるので、端面型シールより
も船内側に配置されたリップ型シール部に封入された潤
滑油が海洋に漏出する心配がほとんどなくなる。 (3) 2個の端面型シールを前後方向に配設し、船内で各
端面型シールに供給するフラッシング水を調整すること
により、2個の端面型シールを使い分けできるので、軸
封装置の実用性と信頼性とが大幅に向上する。
封装置によれば、次のような効果ないし利点が得られ
る。 (1) 端面型シールはプロペラ軸と共に回転してシールケ
ーシングと摺動し、このシールケーシングの外周面が海
水に接しているため確実に冷却されるため、端面型シー
ルの摺動熱をシールケーシングを介して海水中へ容易
に、有効に放熱できる。したがって、高吃水・高周速で
の厳しい作動条件においても摺動熱によるシール材の劣
化や異常摩耗を確実に防止できてシール性および寿命を
向上できる。 (2) 対海水用として端面型シールを用い、フラッシング
水によりシール性を維持できるので、端面型シールより
も船内側に配置されたリップ型シール部に封入された潤
滑油が海洋に漏出する心配がほとんどなくなる。 (3) 2個の端面型シールを前後方向に配設し、船内で各
端面型シールに供給するフラッシング水を調整すること
により、2個の端面型シールを使い分けできるので、軸
封装置の実用性と信頼性とが大幅に向上する。
【図1】本発明の一実施例としての船尾管軸封装置の側
断面図。
断面図。
【図2】図1のII部の拡大図で、正常状態を示す側断面
図。
図。
【図3】同異常状態に対処した場合の側断面図。
【図4】従来の船尾管軸封装置を示す側断面図。
1 プロペラ軸 2 船尾管軸受 3 船体 4 シールケーシング 5 シールライナ 6,7 端面型シール 8,9 リップ型シール 10,11 (フラッシング水供給)通路 13,14 流量調整装置 61,71 内側摺動面 62,72 外側摺動面 63,73 圧力室 F フラッシング水(清水)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 隆 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 峠 昇 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 赤津 昌巳 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグル 工業株式会社内 (72)発明者 内山 潔 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグル 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 船尾管軸封装置において、プロペラ軸
と、同プロペラ軸を船体に対し回転可能に支承する船尾
管軸受と、上記船体の後端部に上記プロペラ軸を取り囲
むように取り付けられた筒形のシールケーシングと、上
記プロペラ軸に取り付けられて上記シールケーシングの
内部に配設されたシールライナとをそなえ、上記シール
ケーシングの内壁面に内径端部が上記シールライナに摺
接可能なリップ型シールが取り付けられるとともに、上
記シールケーシングの内部における上記リップ型シール
の船尾側に略L字状の断面形状をもつ2個の端面型シー
ルがそれらの各水平面をそれぞれ上記シールライナに取
り付けられて前後方向に配設され、上記各端面型シール
の各垂直面に上記シールケーシングの垂直状摺動面と摺
動可能に対向する内側および外側の各摺動面と同各摺動
面の間に位置して上記シールケーシングの垂直状摺動面
に向かって開口する圧力室とがそれぞれ形成され、同各
圧力室に各別にフラッシング水を供給可能な通路がそれ
ぞれ設けられ、同各通路にフラッシング水の流量調整装
置がそれぞれ取り付けられていることを特徴とする、船
尾管軸封装置。
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|---|---|---|---|
| JP05179792A JP3117332B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 船尾管軸封装置 |
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|---|---|---|---|
| JP05179792A JP3117332B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 船尾管軸封装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0710084A true JPH0710084A (ja) | 1995-01-13 |
| JP3117332B2 JP3117332B2 (ja) | 2000-12-11 |
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ID=16071978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05179792A Expired - Fee Related JP3117332B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 船尾管軸封装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3117332B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324027A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 回転軸シール装置 |
| US6481720B1 (en) | 2000-08-07 | 2002-11-19 | Japan Marine Technologies Ltd. | Stern tube sealing apparatus |
| JP2004501322A (ja) * | 2000-04-13 | 2004-01-15 | ラムゼイ,トーマス・ダブリュー | シールアセンブリ |
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-
1993
- 1993-06-25 JP JP05179792A patent/JP3117332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| DE102013209682A1 (de) * | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Gehäuse für ein propellerantriebsaggregat |
| DE102013209682B4 (de) * | 2013-05-24 | 2017-12-28 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Gehäuse für ein propellerantriebsaggregat |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3117332B2 (ja) | 2000-12-11 |
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