JPH07101723A - αアルミナ粉末の製造方法 - Google Patents

αアルミナ粉末の製造方法

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JPH07101723A
JPH07101723A JP5247727A JP24772793A JPH07101723A JP H07101723 A JPH07101723 A JP H07101723A JP 5247727 A JP5247727 A JP 5247727A JP 24772793 A JP24772793 A JP 24772793A JP H07101723 A JPH07101723 A JP H07101723A
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JP
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alumina
firing
particle size
aluminum hydroxide
size distribution
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JP5247727A
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Isao Kameda
績 亀田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バイヤー法により得られた水酸化アルミニウ
ムを400℃〜1200℃の温度雰囲気に0.1秒〜5
分接触させ瞬間仮焼し遷移アルミナとした後、次いで該
遷移アルミナをα化率が80%以上となるまで焼成する
ことを特徴とするαアルミナ粉末の製造方法。 【効果】 解砕性に優れ、粗大粒子が少なく、かつ粒度
分布のシャープなαアルミナ粉末を製造し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はαアルミナ粉末の製造方
法に関するものである。更に詳細には解砕性に優れ、粗
大粒子が少なく、かつ粒度分布がシャープなαアルミナ
粉末の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平均一次粒子径(α晶の大きさ)が2〜
3μm以下のαアルミナ粉末は、ファインセラミック用
途を始め微粒の研磨材或いは耐火物用途に使用されてい
る。これらαアルミナ粉末は一般的にはバイヤー法で製
造される水酸化アルミニウムをロータリーキルン或いは
トンネルキルン等の連続焼成炉やバッチ式の焼成炉で焼
成して製造される。通常、バイヤー法で製造される水酸
化アルミニウムは約0.数μm〜約30μmの一次粒子
が凝集した約10〜約100μmの二次凝集粒子であ
り、α化時強固な粒子間結合を生じる。それゆえ焼成後
2〜3μm以下のαアルミナ粉末とするためにはボール
ミル等で解砕或いは粉砕し粒度調整されているが、かか
る操作は多大のエネルギーを消費し製造コストが高くな
る欠点があった。加えて該方法により得られたαアルミ
ナ粉末は粗大粒子を含み、粒度分布も広いため、これを
用いて得た成形体は焼結時、成形体中よりの脱バインダ
ー性や脱ガス性に劣り、また粗大粒子は焼結体の欠陥と
なり、機械的強度を低下させる等の問題を有していた。
【0003】このため従来より焼結後のアルミナの解砕
性を改良する努力がなされてきた。例えばアルミナ粉末
にポリエチレングリコール、アルミニウムアルコキサイ
ド等を粉砕助剤として添加する方法が知られている。し
かしながらこの方法は粉砕時間が短縮されるものの、ア
ルミナ表面に吸着した粉砕助剤が、スラリー化に際し分
散性等に悪影響を及ぼすとの欠点を有する。
【0004】また特開昭61−26554号公報には
「セラミック前駆体または準安定相物質を出発原料とし
て、成形及び焼成するセラミック焼結体の製造方法にお
いて、セラミックス前駆体または準安定相物質を加熱す
ることによって得られるより安定な相になる物質を、前
記出発原料の粒子数に対して0.1〜100%の粒子数
だけ、前記出発原料に添加した後、成形、焼成すること
を特徴とするセラミック焼結体の製造方法」が開示され
ている。更に特開昭62−128918号公報には「大
きさが1μmより小さいαアルミナ結晶を含むアルミナ
粉末の製法であって、αアルミナプリカーサーに1μm
より小さいαアルミナ粒子を種結晶として添加し、種晶
を添加したプリカーサーを900〜1350℃で、非α
アルミナの少なくとも一部分をαアルミナに変えるのに
十分な時間焼結し、かつこの焼結生成物を1μmより小
さい粒子の粉末に粉砕する工程を含むことを特徴とする
アルミナ粉末の製法」が開示されている。しかしながら
これら種入れ法は、実質的に解砕性の向上は期待される
ものの、水酸化アルミニウムの析出速度や成長速度が低
下し生産コスト的が高くなる欠点を有する。
【0005】特開平3−93617号公報には「アルミ
ン酸アルカリを加水分解して得られる水酸化アルミニウ
ムを焼成してアルミナを製造するプロセスにおいて水酸
化アルミニウムがアルミナに相転移する際、ベーマイト
相を経由するアルミナが全体の10%以下となるように
焼成する事を特徴とする易焼結アルミナの製造方法」が
開示されている。しかしながら、ベ−マイト含有率を1
0%以下にするためには、(1)一次粒子の小さい水酸
化アルミナを使用するか、(2)高真空下で焼成するこ
とが必要であり、よりコストの高い水酸化アルミニウム
を使用するか、極めて特殊な焼成条件で焼成する必要が
あるため経済的でない欠点があった。
【0006】さらに特開平5−43224号公報には
「中間焼成アルミナにしたときに全ソーダ含有量が0.
5重量%以下になるようなソーダ含有量のバイヤー法水
酸化アルミニウムを1分間当たり20℃以下の昇温速度
で700℃以下にて脱水熱分解した後、昇温して140
0℃以下で中間焼成してα化度90%以上の中間焼成ア
ルミナとし、しかる後に該中間焼成アルミナをフッ素換
算でアルミナ100重量部当たり0.05〜1.0重量
部の割合のフッ素鉱化剤の存在化で600〜1500℃
で再焼成して粒径制御することを特徴とする球状アルミ
ナの製造方法」が開示されている。しかし、この方法は
一段目の焼成時の昇温速度が遅く効率的でない欠点があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情下に鑑み、
本発明者等は解砕性に優れ、粗大粒子が少なく、粒度分
布がシャープなαアルミナを歩留まり良く、かつ安価に
製造する方法を見いだすことを目的として鋭意検討した
結果、原料水酸化アルミニウムを特定条件で焼成する場
合には、上記特性を満足するαアルミナ粉末が得られる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はバイヤー
法より得られた水酸化アルミニウムを400℃〜120
0℃の温度雰囲気に0.1秒〜5分接触させ瞬間仮焼し
遷移アルミナとした後、次いで該遷移アルミナをα化率
が80%以上となるまで焼成することを特徴とするαア
ルミナ粉末の製造方法を提供するにある。
【0009】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明の実施に際し、原料水酸化アルミニウムはバイヤー
法により得られた水酸化アルミニウム(ギブサイト)が
使用される。原料水酸化アルミニウムの粒子形状、粒子
サイズは特に制限されないが、通常、約0.数μm〜約
30μmの一次粒子が凝集した、約10〜約100μm
の二次凝集粒子よりなるバイヤー法水酸化アルミニウム
が使用される。
【0010】本発明に於いて、原料水酸化アルミニウム
は先ず瞬間仮焼により脱水熱分解を行う。ここで瞬間仮
焼とは、原料水酸化アルミニウムを400℃〜1200
℃の温度雰囲気下に0.1秒〜5分接触させ、普通には
約500℃〜約1200℃、線速度約5m/秒〜約50
m/秒の熱風気流中に原料水酸化アルミニウムを同伴さ
せて、接触時間約0.1秒〜約10秒焼成する。かかる
焼成後のアルミナは100℃以下で再水和能(100℃
以下の温度で、かつ水との共存下で反応域に存在するア
ルミナの約5%以上が水酸化アルミニウムに転移するも
のを再水和能を有するという)を有する遷移アルミナで
あればよく、一般的には得られた焼成後のアルミナ中の
結晶相は実質的にはχ(カイ)、ρ(ロー)、或いは無
定形アルミナでありαアルミナを実質的に含有しない
(約5%以下)もので、BET表面積が約150〜約3
50m2 /g、普通には約200〜約350m2 /gの
範囲の遷移アルミナであればよい。
【0011】焼成は上記条件での焼成が可能な焼成炉で
あれば特にその構造を限定されるものではないが、通
常、熱風中に水酸化アルミニウムを投入し焼成する気流
式焼成炉が使用される。また火炎中に水酸化アルミニウ
ムを投入し焼成する方法であってもよい。該熱風は燃料
直焚き、或いは間接加熱のいずれでもよい。
【0012】瞬間仮焼後の遷移アルミナ粉末は通常サイ
クロン、バグフィルター、電気集塵機等の公知の方法で
気流中より分離、回収される。気流中からの分離温度
は、原料粉末の入口温度、焼成部分の放熱、分離部分の
材質等から決まるが、本発明方法の実施に於いては瞬間
仮焼後のアルミナが再水和能を有する遷移アルミナ粉末
であればよく特に分離温度は制限されない。
【0013】瞬間仮焼後の遷移アルミナ粉末は次いでα
化率が80%以上、好ましくは90%以上となるまで焼
成する。該焼成は遷移アルミナ粉末をα化し得る焼成で
あればよく、焼成装置としてはロータリーキルンやトン
ネルキルン等の連続焼成炉やバッチ式焼成炉、或いは気
流式焼成炉等が挙げられる。また、焼成温度、時間も特
に制限されないが一般的には焼成温度約900〜約15
00℃、好ましくは約1000〜約1300℃で約1時
間〜約5時間の範囲で実施される。焼成後のアルミナの
α化率が80%未満の場合には焼結用アルミナ原料粉末
として用いる場合、成形体の焼結時の収縮により、気孔
が生成し易くなり、焼結体特性が悪くなる。焼成後のア
ルミナ粉末は焼成過程で一次粒子が各粒子間で軽く固着
し凝集粒を形成しているのでボールミル、振動ミル、媒
体攪拌ミル等の公知の粉砕機により凝集を解砕すること
が好ましい。
【0014】このように焼成して得られた本発明のアル
ミナ粉末は、α化率が約80%以上、通常約90%以上
であり、平均二次粒子径が約1μm以下で、+1μm以
上の粗粒の占める割合が10重量%以下で、かつロジン
−ラムラ−の勾配が2.5以上の解砕性に優れ、粗大粒
子が少なく、かつ粒度分布がシャープなαアルミナ粉末
である。
【0015】また、更に得られるαアルミナ粉末の粒子
形状や結晶の成長したαアルミナ粉末を所望する場合に
は、瞬間仮焼後の焼成時に目的に合致した効果を発揮す
る鉱化剤を添加し焼成することが推奨される。このよう
な鉱化剤としてはフッ素化合物、ホウ素化合物および塩
素化合物が挙げられ、これらは単独、或いは同時に使用
される。これら鉱化剤の添加量は原料アルミナに対して
フッ素化合物の場合Fとして0.01重量%〜約0.5
重量%、ホウ素化合物の場合はBとして0.01重量%
〜約0.5重量%、塩素化合物の場合Clとして0.0
5重量%〜2重量%が適当である。これらの鉱化剤の添
加形態は、原料の水酸化アルミニウムに予め含有させて
いても良いし、焼成時添加しても良い。また、ソーダ含
有量の低いαアルミナ粉末が望まれる場合は,従来から
の公知の方法、例えば、原料として低ソーダの水酸化ア
ルミニウムを使用したり、或いは一次焼成後及び/又は
二次焼成後のアルミナ粉末を水洗や酸洗することも可能
である。該、鉱化剤の存在下の焼成により得られたαア
ルミナ粉末も、α化率が約80%以上、通常約90%以
上であり、ロジン−ラムラ−の勾配が2.5以上の解砕
性に優れ、粗大粒子が少なく、かつ粒度分布がシャープ
なαアルミナ粉末である。
【0016】以上詳述したように、本発明に於いてはバ
イヤー法により得られた原料水酸化アルミニウムを瞬間
焼成により遷移アルミナとした後、更に焼成しαアルミ
ナ粉末とすることを必須とする。瞬間焼成による脱水熱
分解を経由しないで、通常の電気炉やロータリーキルン
等の比較的加熱速度の遅い(約100℃/分以下)焼成
条件下で焼成しても、粒度分布のシャープな易焼結アル
ミナは得られない。またサスペンジョンプレヒーター付
きロータリーキルン等を用いてαアルミナ粉末を得る場
合にも粗大粒子が少なく、かつ粒度分布のシャープなα
アルミナ粉末を得ることができない。本製造方法におい
て、何故、易解砕性で、粗大粒子が少なく、かつ粒度分
布がシャープなαアルミナ粉末が得られるのかその理由
は明かではないが、瞬間焼成により、急速加熱脱水した
遷移アルミナは、アルミナのC軸に垂直な方向に無数の
クラックが生成することから、かかる遷移アルミナを経
緯してα化されたアルミナは、簡単な解砕処理により容
易に解砕し得るものと推察される。またサスペンジョン
プレヒーター付きロータリーキルンの場合には装置構造
上、微粒アルミナが系内を循環しているためロータリー
キルンで焼成されるアルミナは遷移アルミナから既にα
化されたアルミナまで焼成程度の異なるアルミナよりな
るため、焼成後得られたαアルミナは本発明方法のよう
な粗大粒子が少なく粒度分布がシャープなαアルミナ粉
末が得られないものと考える。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した本発明方法によれば、水酸
化アルミニウムを瞬間焼成し、ついで通常の条件下で焼
成すると言う比較的簡単な操作により、易解砕性で、粗
大粒子が少なく、かつ粒度分布がシャープなαアルミナ
粉末が得られるもので、ファインセラミック用途、さら
に特殊研磨剤用途或いは不定形耐火物用途等に最適であ
り、その産業的価値は頗る大である。
【0018】
【実施例】以下に本発明方法を更に詳細に説明するが、
実施例は本発明方法の一実施形態であり、これにより本
発明方法を限定されるものではない。尚、本発明方法に
おいて水酸化アルミニウムの焼成後のα化率、BET比
表面積、中心粒子径、粒度分布は以下の方法により測定
した。
【0019】α化率;粉末X線回折法(理学電機株式会
社製ローターフレックスRAD−BCuKα線の(11
6)回折線から求めた)による
【0020】BET比表面積;窒素ガス吸着法(日機装
株式会社製ベーターソーブ自動表面積計モデル420
0)により測定した。
【0021】中心粒子径;X線透過法(マイクロメリテ
ィックス社製 粒度分布測定器セディグラフ5100)
により測定した。
【0022】+1μm;X線透過法(マイクロメリティ
ックス社製 粒度分布測定器セディグラフ5100)に
より測定した粒度分布における1μm以上の粒子が占め
る累積重量%。
【0023】粒度分布(n値);X線透過式粒度分布測
定機にて測定した粒度分布をロジン−ラムラ−(Rosin-
Rammler )線図にプロットした時の勾配で、tanθで
表示される。
【0024】実施例1 バイヤー法より得られた水酸化アルミニウム〔中心粒子
径(平均二次粒子径)50μm、Na2 O含有量0.2
重量%〕を気流炉で瞬間焼成した。気流炉での入口温度
は800℃、出口温度が500℃で水酸化アルミニウム
の滞留時間は約0.5秒(燃焼ガス線速度15m/秒)
であった。瞬間焼成により得られた一次焼成アルミナ
は、BET比表面積が300m2 /g、結晶相はαアル
ミナはなく、実質的にχ及びρアルミナであった。次い
で、このようにして得られた一次焼成アルミナ(遷移ア
ルミナ)を高アルミナ質のサヤに入れ小型電気炉にて、
1250℃で2時間焼成(二次焼成)を行った。得られ
たアルミナのα化率は90%、BET比表面積は5.5
2 /gであった。このようにして得られたアルミナ3
50gと15mmφアルミナ製ボール2950gを3.
3リットルのアルミナ製ポットに封入し、回転数80r
pmで24時間、乾式粉砕した。粉砕後得られたアルミ
ナを測定したところ、中心粒径(D 50)は0.30μ
m、D90/D50は1.9、粒度分布(n値)は2.7、
+1μm以上の粗大粒子の割合は4.0重量%であっ
た。
【0025】実施例2 実施例1と同様にして得られた瞬間焼成アルミナ(BE
T比表面積が300m 2 /g、結晶相はχ及びρアルミ
ナ)を、小型電気炉にて焼成温度を1300℃に代えた
他は実施例1と同様にして2時間焼成した。得られたア
ルミナのα化率は98%、BET比表面積は3.5m2
/gであった。また、実施例1と同様に粉砕処理した後
得られたアルミナを測定したところ、中心粒径(D50
は0.45μm、D90/D50は1.7、粒度分布(n
値)は2.8、+1μm以上の粗大粒子の割合は3.0
重量%であった。
【0026】比較例1 実施例1で使用したものと同じ水酸化アルミニウムを高
アルミナ質のサヤに入れ、小型電気炉で1.5℃/分の
昇温速度で500℃まで昇温し、2Hr保持後、室温ま
で冷却した。得られたアルミナはBET比表面積が10
0m2 /g、結晶相はχアルミナが約50%、γアルミ
ナが約40%で残部はベーマイトであり、100℃以下
の温度で再水和能を有さないものであった。次いでこの
一次焼成アルミナを実施例1と同様に高アルミナ質のサ
ヤに入れ小型電気炉にて、1200℃で2時間二次焼成
を行った。得られたアルミナのα化率は90%、BET
比表面積は6.0m2 /gであった。また、実施例1と
同様に粉砕処理した後得られたアルミナを測定したとこ
ろ、中心粒径(D50)は0.29μm、D90/D50
3.4、粒度分布(n値)は1.2、+1μm以上の粗
大粒子の割合は10.0重量%であった。
【0027】比較例2 二次焼成温度を1300℃、2Hrとした以外は比較例
1と同様にしてアルミナを得た。得られたアルミナのα
化率は94%、BET比表面積は4.5m2 /gであっ
た。また、実施例1と同様に粉砕処理した後得られたア
ルミナを測定したところ、中心粒径(D50)は0.36
μm、D90/D50は2.8、粒度分布(n値)は2.
0、+1μm以上の粗大粒子の割合は9.0重量%であ
った。
【0028】比較例3 二次焼成温度が1100℃とした以外、実施例1と同様
にしてアルミナを得た。得られたアルミナのα化率は7
0%、BET比表面積は8.9m2 /gであった。ま
た、実施例1と同様に粉砕処理した後得られたアルミナ
を測定したところ、中心粒径(D50)は0.25μm、
90/D50は2.2、粒度分布(n値)は2.3、+1
μm以上の粗大粒子の割合は8.0重量%であった。
【0029】比較例4 サスペンジョンプレヒーター付きロータリーキルンで、
中心粒子径50μm、Na2 O含有量0.2重量%の水
酸化アルミニウムを焼成した。 サスペンジョンプレヒ
ーター部は3個のサイクロン熱交換機とこれを接続する
ダクトより構成されており、ガス温度1100℃(最高
部)、ダクト部線速度10m/秒のロータリーキルンよ
りの燃焼ガスを用い加熱し、次いで雰囲気温度1300
℃のロータリーキルンを用い二次焼成しαアルミナを製
造した。サスペンジョンプレヒーター部よりロータリー
キルン入口部で採集したアルミナは、BET比表面積が
130m2 /g、結晶相はαアルミナを約30%含有し
残部はχ及びρアルミナであった。またロータリーキル
ンで焼成して得られたアルミナのα化率は90%、BE
T比表面積は4.0m2 /gであった。また、実施例1
と同様に粉砕処理した後得られたアルミナを測定したと
ころ、中心粒径(D50)は0.60μm、D90/D50
4.2、粒度分布(n値)は2.2、+1μm以上の粗
大粒子の割合は25.0重量%であった。
【0030】実施例3 実施例1及び比較例1に於いて、二次焼成後のアルミナ
の物性測定に際し、ボールミルでの粉砕時間をいずれも
10時間に短縮し、得られたアルミナを測定したとこ
ろ、実施例1は中心粒径(D50)は0.53μm、D90
/D50は1.8、粒度分布(n値)は2.9、+1μm
以上の粗大粒子の割合は8重量%であり、比較例1は中
心粒径(D50)は0.41μm、D90/D50は3.2、
粒度分布(n値)は2.4、+1μm以上の粗大粒子の
割合は15重量%であった。この結果より本発明方法に
より得られたアルミナ粉末は易解砕であることがわか
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイヤー法により得られた水酸化アルミニ
    ウムを400℃〜1200℃の温度雰囲気に0.1秒〜
    5分接触させ瞬間仮焼し遷移アルミナとした後、次いで
    該遷移アルミナをα化率が80%以上となるまで焼成す
    ることを特徴とするαアルミナ粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】瞬間仮焼に気流式焼成炉を用い、得られた
    アルミナ中の結晶相に占めるαアルミナ含有率が5%以
    下となるよう瞬間仮焼することを特徴とする請求項1記
    載のαアルミナ粉末の製造方法。
JP5247727A 1993-10-04 1993-10-04 αアルミナ粉末の製造方法 Pending JPH07101723A (ja)

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