JPH07102060A - 熱硬化樹脂成形物 - Google Patents

熱硬化樹脂成形物

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JPH07102060A
JPH07102060A JP24950093A JP24950093A JPH07102060A JP H07102060 A JPH07102060 A JP H07102060A JP 24950093 A JP24950093 A JP 24950093A JP 24950093 A JP24950093 A JP 24950093A JP H07102060 A JPH07102060 A JP H07102060A
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JP
Japan
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oxazoline
curing
bis
weight
boron trifluoride
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Withdrawn
Application number
JP24950093A
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English (en)
Inventor
Shinji Kikuma
眞次 菊間
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NIPPON PORIPENKO KK
Original Assignee
NIPPON PORIPENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度、耐熱性を要求される各種部材、
例えばロール材、駆動輪部材、軸受材等に好適な熱硬化
樹脂成形物を提供する。 【構成】 ビス(2−オキサゾリン)化合物と芳香族ジ
アミンとの合計量99.9〜99重量%に対し、三フッ
化ホウ素錯塩0.1〜1重量%を含むものを硬化してな
る熱硬化樹脂成形物。 【効果】 高温時においても優れた機械的強度が維持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は機械的強度に優れてい
ることと併せ、優れた耐熱性を要求される各種部材、例
えばロール材、駆動輪部材、軸受材等に好適な熱硬化樹
脂成形物に係わるものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年ロ
ールをはじめ、駆動輪などにおいて、高圧、高速で運転
されることが多くなり、耐圧、耐熱性が要求されるよう
になってきた。これに対し従来、ロール等の原材料用樹
脂として種々のものが使用されているが、表面硬度、耐
熱性、圧縮強度等の仕様では上記要求に対応出来なくな
ってきている。
【0003】強靭で、耐摩耗性、耐溶剤性に優れている
熱硬化性樹脂として、ビス(2−オキサゾリン)化合物
とジカルボン酸とをオキサゾリン環開環重合触媒の存在
下で反応させて架橋ポリエステルアミドを製造すること
が知られている(例えば特開昭59−1533号、特開
昭60−88038号)。しかしながら、このポリエス
テルアミド硬化樹脂も、上記要望に対し、必ずしも満足
すべきものとはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記ポリエステ
ルアミド樹脂における充分満足し得ない物性を三フッ化
ホウ素錯塩を添加することにより、改質することに成功
したものであって、本発明の要旨とするところは、ビス
(2−オキサゾリン)化合物と芳香族ジアミン、ジカル
ボン酸又はヒドロキシカルボン酸との合計量99.9〜
99重量%に対し、三フッ化ホウ素錯塩を0.1〜1重
量%含むものを硬化してなる熱硬化樹脂成形物に存す
る。
【0005】本発明において使用されるビス(2−オキ
サゾリン)化合物としては、1,2−ビス(2−オキサ
ゾリニル−2)エタン、1,2−ビス(2−オキサゾリ
ニル−2)ベンゼン、2,2′−ビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−ビス(5−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−(1,3フェニレン)ビス(2−オキ
サゾリン)等が挙げられる。
【0006】また、本発明において使用されるジカルボ
ン酸、ヒドロキシカルボン酸、又は芳香族ジアミンとし
ては、マロン酸、アジピン酸、コハク酸のような脂肪族
ジカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸
等の芳香族ジカルボン酸、サリチル酸、p−オキシ安息
香酸等のヒドロキシカルボン酸又は4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、o−,m−或いはp−フェニレンジ
アミン、ジアミノスチルベンなどのような芳香族ジアミ
ンが挙げられる。
【0007】ビス(2−オキサゾリン)化合物(以下、
これをA成分という)とジカルボン酸、ヒドロキシカル
ボン酸、又は芳香族ジアミン(以下、これをB成分とい
う)との使用割合(モル比)は、通常A成分:B成分=
1.0〜1.5:1の範囲の割合で用いられ、好ましく
は、上記範囲内でA成分/B成分=1.1/1.0以
上、一層好ましくはA成分/B成分=1.2/1.0以
上である。
【0008】上記A成分とB成分との間で硬化樹脂を生
成させるため、硬化触媒(オキサゾリン環開環重合触
媒)が用いられる。この触媒の例としては、亜リン酸ト
リフェニル、亜リン酸トリエチルのような亜リン酸エス
テル、フェニルホスホン酸ジフェニル、β−クロロエチ
ルホスホン酸ジ(β−クロロエチル)のようなホスホン
酸エステル、塩化第2銅、硝酸コバルト、塩化マンガン
のような無機塩又は臭化オクチル等が挙げられる。この
硬化触媒の使用量は上記A成分及びB成分からなる樹脂
原料に対して0.05〜0.5重量%であり、好ましく
は上記範囲内で約0.2重量%以上である。
【0009】本発明で用いられる三フッ化ホウ素錯塩と
しては、例えば、三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯
塩、三フッ化ホウ素アニリン錯塩、三フッ化ホウ素トリ
エタノールアミン錯塩等である。
【0010】本発明において、三フッ化ホウ素錯塩は、
ビス(2−オキサゾリン)化合物と芳香族ジアミン、ジ
カルボン酸又はヒドロキシカルボン酸との合計量99.
9〜99重量%に対し、0.1〜1重量%の割合で配合
使用される。三フッ化ホウ素錯塩の配合割合が0.1重
量%未満であると、表面硬度及び耐熱性の向上が充分で
なく、また、1重量%を越えると、得られる硬化樹脂成
形物が材質的に脆くなり、切削加工性に欠ける等の問題
が発生する。
【0011】本発明の樹脂成形物を製造するに当たって
は、上記の主要構成物である硬化性樹脂に対し、充填材
等の添加物を配合してもよい。この充填材としては、ガ
ラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、金属粉等が挙げられ
る。
【0012】本発明における加熱硬化の温度条件は樹脂
原料の量、硬化に用いる触媒の量により異なる。例え
ば、ビス(2−オキサゾリン)化合物と芳香族ジアミン
等との硬化触媒として臭化オクチルを0.3重量%添加
した場合には、130〜160℃の範囲で硬化するのが
良く、樹脂原料の量が多い場合は、硬化時の自己発熱を
考慮して、130〜140℃の範囲で硬化させるのが良
い。
【0013】さらに本発明においては、エポキシ樹脂を
併用して一層耐熱性を向上させることもできる。ここで
用いられるエポキシ樹脂としては、グリシジルアミン
型、ビスフェノール型、ポリオール型、ノボラック型、
多価カルボン酸型、トリアジン型、ポリオレフィン型、
脂環型等のエポキシ樹脂のいずれもが使用できる。
【0014】これらエポキシ樹脂を硬化するための硬化
剤としては、脂肪族第1アミン、芳香族第1アミン、第
3アミン、ジアミン、変性ポリアミン等のアミン系硬化
剤、ポリアミノアミド系硬化剤、酸及び酸無水物系硬化
剤、塩基性活性水素化合物、イミダゾール類又はポリメ
ルカプタン系硬化剤等が挙げられる。エポキシ樹脂に対
する、これら硬化剤の割合は、一般にエポキシ樹脂に対
し、1〜50重量%である。
【0015】本発明において、エポキシ樹脂を添加する
場合には、ビス(2−オキサゾリン)化合物と芳香族ジ
アミン、ジカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸との合
計量95〜70重量%に対し、5〜30重量%の割合で
配合、使用される。エポキシ樹脂の配合割合が5重量%
未満であると、耐熱性の向上効果が充分発揮されず、ま
た30重量%を越えると、得られる硬化樹脂成形物が材
質的に脆くなり、切削加工性に欠けるなどの問題が発生
する。
【0016】上記のように、ビス(2−オキサゾリン)
化合物と芳香族ジアミン、ジカルボン酸又はヒドロキシ
カルボン酸とに対し、特定割合のエポキシ樹脂を添加
し、硬化させることによって機械的特性に優れた熱硬化
樹脂成形物を得ることを説明した。
【0017】そして、その説明では硬化触媒(即ちオキ
サゾリン環開環重合触媒)を存在させて硬化を行なう場
合について述べたが、ビス(2−オキサゾリン)化合物
と芳香族ジアミンとの組合せであって、かつエポキシ樹
脂としてグリシジルアミン型、即ちグリシジルアミン系
のエポキシ樹脂を用いるときは、上記硬化触媒を添加し
ないでも硬化が行なわれ、同様に優れた特性の熱硬化樹
脂成形物が得られた。
【0018】この場合、エポキシ樹脂の硬化剤は特に添
加しなくともよいが、硬化を促進したいときは、さきに
説明したエポキシ樹脂の硬化剤を添加してもよい。その
他、使用されるオキサゾリン化合物、芳香族ジアミン及
びグリシジルアミン系エポキシ樹脂の種類、これら配合
物の配合割合、加熱硬化の温度条件等は、さきに硬化触
媒(オキサゾリン環開環重合触媒)の存在下での操作で
説明したところと同様にして実施される。
【0019】上記グリシジルアミン系のエポキシ樹脂の
代表的例としては、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタン、トリグリシジル−パラアミノフェノール、ト
リグリシジル−メタアミノフェノール、ジグリシジルア
ニリン等が挙げられる。これらの例として挙げられたも
のは、さきに説明したオキサゾリン環開環重合触媒存在
下で反応させて硬化樹脂成形物を得る場合に用いられる
芳香族ジアミンとしても適用されるものである。
【0020】
【実施例】
(実施例1〜3及び比較例1)2,2′−(1,3フェ
ニレン)ビス(2−オキサゾリン)57重量%及び4,
4′−ジアミノジフェニルメタン43重量%を混合(前
者対後者のモル比=1.2/1.0)した後、加熱溶融
し、この溶融液中に三フッ化ホウ素錯塩を添加し、撹
拌、均一化した。
【0021】三フッ化ホウ素錯塩の内、実施例1では、
モノエチルアミン錯塩(以下BF3MFEという)を、
実施例2では、アニリン錯塩(以下BF3 ANという)
を、実施例3では、トリエタノールアミン錯塩(以下B
3 TEAという)を各々添加した。その添加量は、上
記ビス(2−オキサゾリン)化合物、芳香族ジアミン及
び三フッ化ホウ素錯塩の合計量を基準にして、全て、そ
のものの0.15重量%とし、比較例1では三フッ化ホ
ウ素錯塩を全く添加しなかった。
【0022】更に、上記ビス(2−オキサゾリン)化合
物及び芳香族ジアミンの合計量を基準とし、このものの
硬化触媒である臭化オクチルを0.25重量%加え撹拌
した後、型に注入し、約160℃において加熱し硬化樹
脂成形物を得た。かくして得られたものの物性を測定
し、下記第1〜2表に示す。第1〜2表において、実
1、実2、…は実施例1、実施例2…を表し、比1は比
較例1を表す。またCATは硬化触媒(臭化オクチル)
を表す。第2表中、圧縮強度、圧縮弾性率はJISK6
911による。
【0023】
【表1】
【表2】
【0024】第1〜2表に示す結果から、本発明品は三
フッ化ホウ素錯塩の添加により耐熱性(ガラス転移温
度)が大幅に向上し、その結果高温時の機械的強度が優
れていることがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性が向上するとと
もに、表面硬度、圧縮強度、圧縮弾性率等の機械的特性
に優れており、ロール材、駆動輪材等に要求される性能
に優れた硬化樹脂成形品が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス(2−オキサゾリン)化合物と芳香
    族ジアミン、ジカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸と
    の合計量99.9〜99重量%に対し、三フッ化ホウ素
    錯塩0.1〜1重量%を含むものを硬化してなる熱硬化
    樹脂成形物。
JP24950093A 1993-10-05 1993-10-05 熱硬化樹脂成形物 Withdrawn JPH07102060A (ja)

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