JPH07102302A - 圧粉成型体成型方法 - Google Patents

圧粉成型体成型方法

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JPH07102302A
JPH07102302A JP26984793A JP26984793A JPH07102302A JP H07102302 A JPH07102302 A JP H07102302A JP 26984793 A JP26984793 A JP 26984793A JP 26984793 A JP26984793 A JP 26984793A JP H07102302 A JPH07102302 A JP H07102302A
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JP
Japan
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powder
rubber mold
compact
magnetic field
mold
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JP26984793A
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English (en)
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Hiroshi Nagata
浩 永田
Toshihiro Watanabe
俊宏 渡辺
Masato Sagawa
眞人 佐川
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Intermetallics Co Ltd
Original Assignee
Intermetallics Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2999/00Aspects linked to processes or compositions used in powder metallurgy

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  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】所定量に計量された造粒物をゴムモールド1に
高密度に充填した後、パンチ3、10により該ゴムモー
ルドを圧縮変形して圧粉成型体を成形する圧粉成型体成
型方法に関するものである。 【効果】粉末に代えて造粒物を用いたので、常に、一定
量の造粒物をゴムモールドに充填することができ、従っ
て、常に、形状、大きさ、密度等の一定した圧粉成型体
を成形することができる。また、粉末に代えて流動性の
優れた造粒物を用いたので、ゴムモールド等への造粒物
の充填時間が短縮され、従って、圧粉成型体の生産性が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムモールドに永久磁
石、軟質磁性材料、誘電体材料等の粉末(以下、単に、
「粉末」ともいう。)を充填し、次いで、該ゴムモール
ドを金型に装填して、ゴムモールドに充填された粉末
を、ダイプレス機のパンチによる圧力とゴムモールドの
ゴムの変形力を利用して圧縮し、圧粉成型体を製造する
圧粉成型体成型方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人に係る特願平3−40861号
等において、ゴムモールドに粉末を充填し、次いで、該
ゴムモールドを金型に装填して、ゴムモールドに充填さ
れた粉末を、ダイプレス機のパンチによる圧力とゴムモ
ールドのゴムの変形力を利用して圧縮し、圧粉成型体を
製造する圧粉成型体成型方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】所定量に計量した粉末を、粉末供給装置等
によりゴムモールドに自然落下により充填する場合に、
粉末の流動性が悪いために、粉末供給装置の供給路に粉
末が付着し、所定量の粉末がゴムモールドに充填されな
かったり、或いは、粉末供給装置の供給路に滞留してい
た粉末が、塊の状態で落下し、所望の量より多い粉末が
ゴムモールドに充填されたりする等、常に一定した量の
粉末をゴムモールドに充填することが困難であり、従っ
て、形状、大きさ、密度等の一定した圧粉成型体を製造
することが困難であった。
【0005】従来のダイプレス(Die Press)法により圧
粉成型体を成形する場合には、ゴムモールドに充填され
る粉末の量にばらつきがあっても、圧粉成型体のx,y
方向(プレスする方向と直交する平面)の寸法は、粉末
を圧縮しても不変であるので、z方向(プレスする方
向)の寸法のみを後続の加工工程において調整すること
により、寸法の一定な製品を製造することができ、従っ
て、供給される粉末の量の厳密な管理は必要とされな
い。しかしながら、ゴムモールドに充填された粉末を、
ダイプレス機のパンチによる圧力とゴムモールドのゴム
の変形力を利用して圧縮して圧粉成型体を製造する圧粉
成型体成型方法においては、ゴムモールド自体が、z方
向(プレスする方向)のみならず、x,y方向(プレス
する方向と直交する平面)にも変形するために、ゴムモ
ールドに充填される粉末の量が一定でないと、成形され
る圧粉成型体のx,y、z方向の寸法にばらつきが生
じ、したがって、寸法の一定した製品を製造することが
できないという問題がある。
【0006】また、粉末の流動性が悪いために、ゴムモ
ールドに粉末を充填する時間が長くなり、圧粉成型体の
生産性が悪化する等の問題がある。更に、粉体が飛散し
たり或いは粉体が圧粉成型体成型装置等に付着したりす
るために、作業環境の悪化や公害問題等を惹起するとと
もに、圧粉成型体成型装置等に付着した粉末により、圧
粉成型体成型装置等が故障する等の問題がある。
【0007】本発明の目的は、上述した問題を解決する
とともに、作業性、生産性の優れた圧粉成型体成型方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、所定量に計量された造粒物をゴムモー
ルドに高密度に充填した後、パンチにより該ゴムモール
ドを圧縮変形して圧粉成型体を成形するもの、及び、所
定量に計量された等方性造粒物をゴムモールドに高密度
に充填した後、パルス磁界を印加することにより等方性
造粒物を解砕、配向し、又は、再度磁界配向させ、その
後、ゴムモールドを圧縮変形して圧粉成型体を成形する
もの、更には、所定量に計量された異方性造粒物をゴム
モールドに高密度に充填した後、異方性造粒物を磁界配
向させ、その後、ゴムモールドを圧縮変形して圧粉成型
体を成形するものである。
【0009】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら本実施例に限定さ
れるものではない。
【0010】先ず、最初に、圧粉成型体成型装置の断面
図である図1を用いて、本発明の圧粉成型体成型方法の
実施に使用される圧粉成型体成型装置の一例について説
明する。
【0011】図1は、一例としての圧粉成型体成型装置
の断面図であり、1はシリンダー状のダイ2及びダイ2
に挿入される下パンチ3とにより形成される凹部4に嵌
合される略円筒形状のゴムモールドである。ゴムモール
ド1には、製造される圧粉成型体の形状に応じて所定の
形状の空間1’が穿設されている。
【0012】5は圧粉成型体成型装置の機台であり、機
台5には支持プレート6がボルト7、7’等適当な固着
手段により取着されており、更に、支持プレート6上に
は下パンチ3がボルト8等適当な固着手段により取着さ
れている。厚みの異なる支持プレート6を適宜使用する
ことにより、下パンチ3の高さを調整することができる
ように構成されている。9はダイ2及び支持プレート6
間に配置されたバネ部材である。ゴムモールド1に自然
充填された粉末を高密度化(なお、ここでいう「高密
度」とは、自由落下により粉体を堆積させた時の自然充
填密度の1.2倍より大きい密度である。自然充填密度
は、主として粉末の粒径により定まるが、ちなみに、粒
径が3〜4μmの希土類磁石粉末の場合には略14%で
あり、粒径が0.7μmのフェライト磁石粉末の場合に
は略12%である。)し、必要に応じて適宜、磁界中或
いは電界中で粉末を配向させた後、ダイ2の上方に配置
された後述する上パンチ10を下降させると、ダイ2が
バネ部材9のバネ力に抗して下降して、ゴムモールド1
を変形させ、ゴムモールド1中の粉末を更に圧縮して、
所謂、ダイプレスして、圧粉成型体を成形するように構
成されている。
【0013】11は、プレスプランジャー12に取着さ
れた支持プレートであり、支持プレート11には、上パ
ンチ10の上部フランジ部13を上下方向に慴動可能に
収容するシリンダー状スリーブ14が固着されている。
上パンチ10に穿設された穴部15には、プレスプラン
ジャー12の下端中心部に穿設された凹部12’に嵌合
されたボルト16が装着されている。シリンダー状スリ
ーブ14に沿って上パンチ10が上下方向に移動する際
に、上パンチ10が、上パンチ10に穿設された穴部1
5に挿入されたボルト16に案内されて上下動するの
で、上パンチ10が左右に揺れることなく正確に上下動
することができるように構成されている。
【0014】上パンチ10の下部には、上向きの溝部1
7’が穿設された下部フランジ17が配設されており、
シリンダー状スリーブ14の下端部と上パンチ10の下
部フランジ17の溝部17’間には、上パンチ10を下
方向に付勢するコイルスプリング等のバネ部材18が配
設されている。そして、図1に示されている上パンチ1
0の待機状態においては、シリンダー状スリーブ14内
の上部には、空間部19が設けられている。
【0015】20は支持プレート11に取着された磁界
或いは電界を発生するコイルであり、また、21は上パ
ンチ10の下面に取着されたゴムモールド1に被せる蓋
であり、コイル20により、磁界或いは電界を印加した
際に、ゴムモールド1内の粉末が飛散するのを防止する
ものである。永久磁石を製造する場合以外の原料粉末
(例えば、チタン粉末、Fe粉末、ソフトフェライト
等)から圧粉成型体を成形するような場合には、コイル
20を配設する必要がないので、従って、このような場
合にはコイル20を省略することができる。
【0016】以下に、図1及びゴムモールド1に粉末を
自然充填する状態を示すダイ2、下パンチ3等の断面図
である図2を用いて、上記のように構成された圧粉成型
体成型装置の作動工程について説明する。
【0017】先ず最初に、機台5に取着されたシリンダ
ー状のダイ2及びダイ2に挿入された下パンチ3とによ
り形成された凹部4にゴムモールド1を嵌合し、次い
で、ダイ2の上部に充填ガイド22を載置する。その
後、公知の粉末自動供給装置23を作動させて、所定量
に計量された粉末を、樋部材24により、ゴムモールド
1の空間1’及びゴムモールド1を越えて充填ガイド2
2の透孔22’の所定の高さまで適宜、自然充填する。
ゴムモールド1の空間1’及びゴムモールド1を越えて
充填ガイド22の透孔22’の所定の高さまで自然充填
された粉末は、図示されていない適当なプッシャー等に
より、高密度に圧縮される。なお、充填ガイド22を使
用することなく、ゴムモールド1に所定量の粉末を自然
充填後、適当なプッシャーにより自然充填された粉末を
高密度化することもできる。
【0018】次いで、図1に示されているように、高密
度化された粉末が充填されているゴムモールド1の上方
に、コイル20、上パンチ10等が配設された支持プレ
ート11を配置する。なお、ターンテーブル等のインデ
ックステーブルの上に、高密度化ステージ、コイル20
及び上パンチ10等による配向及びダイプレスステージ
を配置し、インデックステーブルの回転により、高密度
化及び配向、ダイプレス工程を行うようにすることが好
ましい。
【0019】次に、プレスプランジャー12を下降させ
て、ゴムモールド1に、上パンチ10の下面に取着され
た蓋21を被せるとともに、更に、プレスプランジャー
12を下降させる。バネ部材18の弾性は、ダイ2及び
支持プレート5間に配置されたバネ部材9の弾性より、
はるかに小さいので、プレスプランジャー12の下降に
より、バネ部材18は圧縮され、シリンダー状スリーブ
14内の上部の空間部19が無くなり、上パンチ10の
上面が支持プレート11に当接する。
【0020】その後、更に、プレスプランジャー12を
下降させると、支持プレート11を介して上パンチ10
が、バネ部材9に抗して下降することになる。従って、
ダイ2と下パンチ3とにより形成される凹部4の空間が
減少し、凹部4に収容されているゴムモールド1が圧縮
され、ゴムモールド1内の粉末が圧縮され、所謂、ダイ
プレスされる。
【0021】高密度化された粉末を配向させる場合に
は、プレスプランジャー12を下降させてゴムモールド
1に蓋21を被せた後で、ダイプレスが開始されるまで
の間に、コイル20によりパルス磁界を印加して、粉末
を配向させることができる。粉末の配向化に際し、ゴム
モールド1に蓋21を被せる前に、パルス磁界を印加す
ると、パルス磁界の印加により、粉末が回転し、ゴムモ
ールド1の外に飛散することになり、また、ダイプレス
が開始された後に、パルス磁界を印加すると、粉末が圧
縮され過ぎて粉末の配向が困難になる。
【0022】所定の時間、上パンチ10と下パンチ3と
によりダイプレスを行い、粉末の配向が安定し、また、
形状が安定した圧粉成型体を成形した後、プレスプラン
ジャー12を上昇させて、ゴムモールド1から圧粉成型
体を取り出し、圧粉成型体の成形工程が終了することに
なる。
【0023】本発明においては、上述したような圧粉成
型体成型方法において、粉体に代えて、粉体を造粒した
造粒物を用いる。造粒物の製造方法としては公知の種々
の方法が適用できる。例えば、回転する2つのロール
(少なくとも一方のロールを負圧源に連結したフィルタ
ーロールで構成する。)間で粉体或いはバインダーを含
有した粉末を圧縮して圧粉体を成型後、圧粉体を破砕機
に導入し造粒物を製造するバキュームプレス法を使用し
た圧縮型造粒法、粉体をダイ、スクリューより押し出し
て造粒する押し出し造粒法或いは塊状物をカッター、凹
凸歯型ロール、波型ロール等により、破砕或いは圧縮破
砕することにより、造粒物を製造する破砕型造粒法、回
転容器内において粉末を転動させながらバインダーを散
布し、粉末を造粒する転動造粒法、乾燥塔内の熱風気流
中において、溶液、ペースト、懸濁液等を噴霧微粒化
し、同時に水分を蒸発させて乾燥粒子とすることにより
造粒する噴霧乾燥造粒法等を用いることができる
【0024】また、本出願人に係る特願平4−3176
97号における造粒法を使用して造粒物を製造すること
もできる。この造粒法は、上述した圧粉成型体成形方法
の成形原理を利用したものであり、製造される圧粉成型
体の形状に応じた空間1’が配設されているゴムモール
ド1の空間1’の代わりに、多数のキャビティが穿設さ
れたゴムモールド1を使用するものであり、該多数のキ
ャビティに粉末を充填した後、ダイプレスして造粒物を
製造するものであり、また、造粒過程において、コイル
20によりパルス磁界を印加させることにより、粉末が
一定方向に配向した、所謂、異方性の造粒物を製造する
こともできる。
【0025】更に、図1に示されている圧粉成型体成型
装置において、ゴムモールド1の空間1’を大きく形成
し、圧粉成型体成型装置により塊状物を製造し、この塊
状物を破砕型造粒法等により破砕し、造粒物を製造する
ことができる。この際に、コイル20によりパルス磁界
を印加させることにより、粉体が一定方向に配向した塊
状物を製造し、この塊状物を粉砕することにより、異方
性の造粒物を製造することができる。また、コイル20
によるパルス磁界の印加処理を行わないことにより、粉
末の配向方向がばらばらな塊状物を製造し、次いで、こ
の塊状物を粉砕することにより、粉末の配向方向がばら
ばらな、所謂、等方性の造粒物を製造することもでき
る。
【0026】図1を用いて説明した圧粉成型体成型装置
により成形された造粒物或いは塊状物は、粉末密度が均
一となる。特に、塊状物のような大きな粉末の塊におい
ても粉末密度が均一であるので、破砕型造粒法等により
塊状物を破砕して製造された造粒物の粉末密度も均一と
なる。従って、このような粉末密度が均一な造粒物を使
用して成形された圧粉成型体自体の密度も、均一となる
にので、強力な永久磁石を製造することができる。
【0027】従来のダイプレスにより成形された塊状物
においては、粉末密度が不均一であるため、塊状物の破
砕により製造される造粒物に密度の大きな造粒物が含ま
れることになる。このような密度の大きな造粒物を用い
て高密度化された圧粉成型体に、上述したような、パル
ス磁界を印加しても、密度の大きな造粒物は配向が困難
であるために、製造された圧粉成型体の配向性が低下す
ることになり、強力な永久磁石を得ることができない。
【0028】いずれにせよ、上述したような圧粉成型体
成型方法において、粉末に代えて流動性の良好な造粒物
を使用することにより、粉末自動供給装置23を作動さ
せて、所定量に計量された粉末を樋部材24を介して、
ゴムモールド1及び充填ガイド22の透孔22’に供給
する際に、所定量に計量された粉末が粉末自動供給装置
23或いは樋部材24の途中に滞留し、所望の量の粉末
がゴムモールド1及び充填ガイド22の透孔22’に充
填されないとか、或いは、粉末自動供給装置23或いは
樋部材24の途中に滞留していた粉体の塊がゴムモール
ド1及び充填ガイド22の透孔22’に供給され、所定
量の粉末より多い粉末が供給されるようなことが、確実
に防止できるので、常に、形状、大きさ、密度等の一定
した圧粉成型体を成形することができる。
【0029】永久磁石を製造するための原料粉末(例え
ば、フェライト磁石粉末、Nd−Fe−B磁石粉末等)
を造粒して製造された等方性造粒物により、圧粉成型体
を成型する場合には、等方性造粒物を所定量に計量後、
ゴムモールド1に自然充填する。次いで、プッシャー等
を用いて高密度化し、プレスプランジャー12を下降さ
せてゴムモールド1に蓋21を被せた後に、コイル20
によりパルス磁界を印加して等方性造粒物を解砕する。
即ち、造粒物を構成する粉末の配向方向がばらばらな等
方性造粒物にパルス磁界を印加すると、配向方向がばら
ばらな粉末が磁界方向に配向しよとするために回転し、
その結果、等方性造粒物が解砕されることになる。次い
で、ダイプレスが開始される前に、コイル20或いは他
のコイル等により磁界をかけて解砕された粉末を配向さ
せ、その後、上パンチ10と下パンチ3とによりダイプ
レスを行い、圧粉成型体を成形する。
【0030】パルス磁界の印加により、造粒物は解砕さ
れると同時に磁界方向に配向されるので、その状態で圧
縮することにより異方性圧粉成型体が得られる。従っ
て、造粒物の解砕と配向を同時に行ってもよい。また、
上記の例のように、プレス前に再度磁界配向しても良
い。更には、プレス中にも磁界を印加しておき、プレス
中の配向の乱れを最小限に抑え高配向の圧粉成型体を得
ることもできる。
【0031】また、永久磁石粉末を造粒して製造された
異方性造粒物により、圧粉成型体を成型する場合には、
異方性造粒物を所定量に計量後、ゴムモールド1に自然
充填する。次いで、プッシャー等を用いて高密度化し、
プレスプランジャー12を下降させてゴムモールド1に
蓋21を被せた後で、ダイプレスが開始される前に、コ
イル20或いは他のコイル等により磁界をかけて粉末を
配向させ、その後、上パンチ10と下パンチ3とにより
ダイプレスを行い、圧粉成型体を成形する。
【0032】更に、永久磁石を製造するための粉末以外
の粉末を造粒して製造された造粒物により、圧粉成型体
を成型する場合には、造粒物を所定量に計量後、ゴムモ
ールド1に自然充填する。次いで、プッシャー等を用い
て高密度化した後に、上パンチ10と下パンチ3とによ
りダイプレスを行い、圧粉成型体を成形する。
【0033】
【実施例1】SrO・6Fe2 3 の組成を有する平均
粒度0.9μmのハードフェライト粉末に、1wt%の
バインダーと0.5wt%の型潤滑剤を添加した混合粉
末を、以下の方法で100mm角のブロックを成型し
た。上記混合粉末を硬度70度のウレタン系ゴム製ゴム
モールドに充填し、冷間静水圧成型装置(Cold Isostat
ic Pressing:CIP )に投入し、10kOeの静磁界をか
けながら、最高1000kg/cm2 の圧力で成型し、
100mm角の圧粉成型体を得た。
【0034】上記の100mm角の圧粉成型体をスクリ
ーン分級装置付き破砕造粒機に投入し、破砕造粒を行っ
た結果、平均0.2mmの造粒物が得られた。このよう
にして製造された造粒物を容積20リットルのスクリュ
ー型フィーダーに投入したところ、1.2±0.05g
/secの定量的な供給が可能であった。比較例とし
て、未造粒の粉末を同一のスクリュー型フィーダーに投
入したところ、1.0±0.6g/secの脈動的な供
給となり、安定的な供給が行われなかった。
【0035】上記のような条件で造粒された造粒物を、
外径40mm、内径28mmのパルス磁界配向型極異方
性リング成型装置に入れ、パルス磁界で配向させなが
ら、0.4t/cm2 の圧力で成型した。その後、12
00°Cで焼結した永久磁石体は、粉末を使用した永久
磁石体よりも30%高い磁束密度を取り出すことができ
ることが、フラックスメーターによる磁束密度の計測に
より確かめられた。
【0036】
【実施例2】SrO・6Fe2 3 の組成を有する平均
粒度0.9μmのハードフェライト粉末に、1wt%の
バインダーと0.5wt%の型潤滑剤を添加した混合粉
末を、以下の方法で100mm角のブロックを成型し
た。上記の混合粉末を硬度20度のシリコン系ゴム製ゴ
ムモールドに2.0g/cm3 の嵩密度になるように充
填し、ロータリーテーブルを有する自動ダイプレス装置
に装填し、最高20kOeのパルス磁界を印加後、直ち
に最高圧力200kg/cm2 の圧力で、上記ゴムモー
ルドに充填された混合粉末を圧縮し、ゴムモールドの変
形を利用した疑似静水圧圧縮を行い、100mm角の圧
粉成型体を得た。
【0037】上記の100mm角の圧粉成型体をロール
型破砕造粒機を使用して造粒し、造粒後に篩にかけ、5
0メッシュ以下の微粉を除去した。その結果、平均1m
mの造粒物が得られた。このようにして造粒された造粒
物を、外径50mm、内径35mmの永久磁石配向型極
異方性リング成型装置に入れ、永久磁石による静磁界で
配向させながら、0.5t/cm2 の圧力で成型した。
その後1200°Cで焼結した永久磁石体は、粉末を使
用した永久磁石体よりも25%高い磁束密度を取り出す
ことができることが、フラックスメーターによる磁束密
度の計測により確かめられた。
【0038】
【実施例3】SrO・6Fe2 3 の組成を有する平均
粒度0.9μmのハードフェライト粉末に、1wt%の
バインダーと0.5wt%の型潤滑剤を添加した混合粉
末を、以下の方法で100mm角のブロックを成型し
た。上記混合粉末を硬度40度のウレタン系ゴム製ゴム
モールドに0.8g/cm3 の嵩密度になるように充填
し、ダイプレス装置に装填し、10kOeの静磁界を印
加しながら、最高50kg/cm2 の圧力で、上記ゴム
モールドに充填された混合粉末を圧縮し、ゴムモールド
の変形を利用した疑似静水圧圧縮を行い、100mm角
の圧粉成型体を得た。
【0039】上記の100mm角の圧粉成型体をハイス
ピード型造粒機を使用して造粒し、その後、風力分級機
にかけ整粒を行い、その結果、平均2.5mmの造粒物
が得られた。このようにして造粒された造粒物を、外径
70mm、内径50mmのラジアルリング金型成型装置
に入れ、40kOeの磁界でラジアル配向させながら、
0.4t/cm2 の圧力で成型した。その後1200°
Cで焼結した永久磁石体を切り、B−Hループトレイサ
ーにて最大エネルギー積を測定した結果、磁束密度は
4.2MGOeであり、粉末を使用した永久磁石体の場
合の3.1MGOeよりも1.1MGOe高い磁束密度
であった。
【0040】
【実施例4】SrO・6Fe2 3 の組成を有する平均
粒度0.8μmのハードフェライト粉末を、下記の方法
で造粒して造粒物を製造し、得られた造粒物を、外径5
0mm、内径30mm、高さ10mmの空洞を有するゴ
ムモールドに1.8g/cm3 の嵩密度になるように自
動秤量し充填した。1000個の連続運転を行った結
果、造粒物を使用したものは、1.80±0.1g/c
3 (±0.56%)以内の嵩密度に相当する正確な秤
量が5±1秒以内にできた。
【0041】一方、未造粒の粉末を使用した場合には、
粉末が秤量機内でブロッキングを起こし、粉末が流れ出
なかったため、秤量機内のスリット間隔を大幅に調整す
る必要があった。この調整により粉末が流れるようにな
ったものの、粉末の流動性が悪いために流れが脈動した
結果、未造粒の粉末を使用したものは、1.80±0.
40g/cm3 (±11.1%)の嵩密度による秤量を
5±3秒でしかできなかった。圧粉成型体の寸法精度
は、この秤量精度を反映し、本発明の造粒物を使用した
場合には、各径方向、高さとも±0.2%以内であり、
未造粒の粉末を使用した場合には、各径方向、高さとも
±4.0%以内であった。
【0042】得られた圧粉成型体を焼結し、磁気特性を
評価した結果、造粒物を使用した場合には、4.2±
0.1MGOe以内の最大エネルギー積が得られたが、
未造粒の粉末を使用した場合には、充填密度のばらつき
が反映され、3.7±0.5MGOe以内の最大エネル
ギー積しか得られなかった。
【0043】上述した実施例4において採用した造粒方
法は、以下の通りである。 (1)粉末を連続式粉末脱気装置に入れ、25mgHg
の真空度でフェルトを通し、脱気しながら回転数17r
pmで連続圧粉を行った。ロール通過後の圧粉体は破砕
造粒機に挿入され、分級後には平均0.4mmの造粒物
が得られた。 (2)粉末をゴムモールドに充填し、その後、30kg
/cm2 の圧力で、ゴムモールドに充填された粉末を圧
縮し圧粉成型体を成型した。次いで、圧粉成型体を破砕
型造粒機に入れ、分級後には平均0.8mmの造粒物が
得られた。 (3)粉末をゴムモールドに充填し、その後、最高20
kOeのパルス磁界を印加して配向させた後、150k
g/cm2 の圧力で成型した。次いで、圧粉成型体を破
砕型造粒機に入れ、分級後には平均0.2mmの造粒物
が得られた。
【0044】なお、上述した本発明の説明においては、
ゴムモールド1の空間1’及びゴムモールド1を越えて
充填ガイド22の透孔22’の所定の高さまで自然充填
された粉末を、適当なプッシャー等により押圧し高密度
化した場合について説明したが、粉末の原料によって
は、造粒物をゴムモールド1に自然充填するだけで、十
分高密度化することができるものもあり、また、ゴムモ
ールド1に自然充填後、プッシャー等により押圧するこ
となく、加振或いはタッピング処理だけで、粉末を高密
度化することもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。粉
末に代えて造粒物を用いたので、常に、一定量の造粒物
をゴムモールドに充填することができ、従って、常に、
形状、大きさ、密度等の一定した圧粉成型体を成形する
ことができる。粉末に代えて流動性の優れた造粒物を用
いたので、ゴムモールド等への造粒物の充填時間が短縮
され、従って、圧粉成型体の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は圧粉成型体成型装置の断面図である。
【図2】図2はゴムモールドに粉末を自然充填する状態
を示すダイ、下パンチ等の断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・ゴムモールド 2・・・・・・ダイ 3・・・・・・下パンチ 10・・・・・上パンチ 22・・・・・充填ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 眞人 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量に計量された造粒物をゴムモールド
    に高密度に充填した後、パンチにより該ゴムモールドを
    圧縮変形して圧粉成型体を成形することを特徴とする圧
    粉成型体成型方法。
  2. 【請求項2】所定量に計量された等方性造粒物をゴムモ
    ールドに高密度に充填した後、パルス磁界を印加するこ
    とにより等方性造粒物を解砕、配向し、その後、ゴムモ
    ールドを圧縮変形して圧粉成型体を成形することを特徴
    とする圧粉成型体成型方法。
  3. 【請求項3】所定量に計量された異方性造粒物をゴムモ
    ールドに高密度に充填した後、異方性造粒物を磁界配向
    させ、その後、ゴムモールドを圧縮変形して圧粉成型体
    を成形することを特徴とする圧粉成型体成型方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116160538A (zh) * 2023-04-10 2023-05-26 安徽万磁电子股份有限公司 一种用于高厚度铁氧体圆环的成型设备及成型工艺

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CN116160538A (zh) * 2023-04-10 2023-05-26 安徽万磁电子股份有限公司 一种用于高厚度铁氧体圆环的成型设备及成型工艺

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