JPH07103134B2 - リン酸エステル - Google Patents

リン酸エステル

Info

Publication number
JPH07103134B2
JPH07103134B2 JP13381591A JP13381591A JPH07103134B2 JP H07103134 B2 JPH07103134 B2 JP H07103134B2 JP 13381591 A JP13381591 A JP 13381591A JP 13381591 A JP13381591 A JP 13381591A JP H07103134 B2 JPH07103134 B2 JP H07103134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkaline phosphatase
compound
substrate
solution
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13381591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733789A (ja
Inventor
由夫 稲垣
正樹 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13381591A priority Critical patent/JPH07103134B2/ja
Publication of JPH0733789A publication Critical patent/JPH0733789A/ja
Publication of JPH07103134B2 publication Critical patent/JPH07103134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は新規なリン酸モノエステ
ルに関するものである。さらに詳しくは、アルカリ性ホ
スファターゼの作用により加水分解されてアゾ色素を放
出する新規なモノ−4−アリールアゾアリールリン酸エ
ステルに関するものである。
【従来の技術】人の体液中のアルカリ性ホスファターゼ
の活性を知ることは臨床検査上極めて重要である。すな
わち、一般にアルカリ性ホスファターゼの活性が高い時
は、肝臓、骨等の新陳代謝が不順な状態にあり、肝臓
病、くる病、骨肉腫、甲状腺異常などの症状が現われる
ことはよく知られている。従ってアルカリ性ホスファタ
ーゼの活性を測定するための種々の方法が考え出されて
いることは極めて当然なことである。日常の臨床検査に
おけるアルカリ性ホスファターゼ定量法としては操作が
簡単でしかも再現性の良いことが必要であるが、この目
的にはいわゆる比色法とケイ光法とがある。すなわち、
比色法とは、アルカリ性ホスファターゼの作用によって
加水分解されて色素あるいは色素の前駆体を放出する化
合物を酵素反応の基質として用い、酵素反応の結果放出
される色素を比色定量することにより、あるいは酵素反
応の結果放出される色素前駆体を、試薬を加えて化学反
応させて色素に変え、その色素を比色定量することによ
りアルカリ性ホスファターゼの活性度を知る方法であ
り、広く普及している比色計あるいは分光光度計を用い
て定量できるという利点がある。一方ケイ光法とは、ア
ルカリ性ホスファターゼの作用によって加水分解され
て、発ケイ光物質を放出する化合物を酵素反応の基質と
して用い、酵素反応の結果放出される発ケイ光物質のケ
イ光強度を測定することによりアルカリ性ホスファター
ゼの活性度を知る方法であり、比色法に比べて感度が高
いが微量の共存する発ケイ光物質による妨害を受けやす
いことおよびケイ光光度計があまり普及していないとい
う難点がある。本発明は比色法によるアルカリ性ホスフ
ァターゼの定量法において好適な基質となる新規化合物
モノ−4−アリールアゾアリールリン酸エステルに関す
るものである。従来、比色法によるアルカリ性ホスファ
ターゼの定量法として次の方法が用いられていた。 (1) p−ニトロフェニルリン酸二ナトリウムを基質
として用い、アルカリ性ホスファターゼの作用による加
水分解の結果放出されるp−ニトロフェノールを比色定
量する方法であり、具体的方法についてはO.A.Be
ssey,O.H.Lowry,およびM.J.Bro
ck著、Journal of Biological
Chemistry誌 第164巻、321頁(19
46年発行)に記載されている。 (2) リン酸フェノールフタレインを基質として用
い、アルカリ性ホスファターゼの作用による加水分解の
結果放出されるフェノールフタレインを比色定量する方
法であり、具体的にはA.L.Babson,S.J.
Greeley,C.M.Coleman,およびG.
E.Phillips著、ClinicalChemi
stry誌、第12巻、482頁(1966年発行)に
記載されている。 (3) リン酸チモールフタレインを基質として用い、
アルカリ性ホスファターゼの作用による加水分解の結果
放出されるチモールフタレインを比色定量する方法であ
り、具体例はC.M.Colemann Clinic
al Chemistry誌、第13巻、401頁(1
966年発行)に記載されている。 (4) チモールブルーモノホスフェイトを基質として
用い、アルカリ性ホスファターゼの作用による加水分解
の結果放出されるチモールブルーを比色定量する方法で
あり、具体例は特開昭51−136662号に記載され
ている。 (5) フェニルリン酸を基質として用い、アルカリ性
ホスファターゼの作用による加水分解の結果放出される
フェノールを、赤血塩の存在下で4−アミノアンチピリ
ンと酸化縮合させ、生じた赤色キノンを比色定量する方
法で、具体例としては、P.R.N.Kind,および
E.J.King著、ClinicalPatholo
gy誌、第7巻、322頁(1954年発行);渡辺賢
誠ほか著、「臨床病理」誌、第15巻、708頁(19
67年発行)中山年正ほか著「臨床病理」誌、第23巻
(総会補冊)85頁(1975年発行)に記載されてい
る。 以上に述べた従来法のうち(1)の方法はアルカリ性ホ
スファターゼの定量法として最も広く用いられている
が、比色波長が410nmであるため血清中のビリルビ
ンやヘモグロビンなどの有色物による妨害を免れず、検
体盲検が必要となり、それだけ操作が繁雑になる欠点が
あった。従来法(2)〜(5)の方法においては、比色
波長がさらに長波領域にあるためこの欠点は一応克服さ
れている。しかしながら、フタレイン類のモノリン酸エ
ステルを基質とする(2)、(3)および(4)の方法
においては純度の高い基質を合成することが難しい。つ
まり、これらのモノリン酸エステルは対応するフタレイ
ンを分子中の1個の水酸基をオキシ塩化リンと反応させ
て得られるフタレインのモノホスホロジクロリデートを
加水分解して合成するが、フタレインに対するオキシ塩
化リンの量が多いとフタレイン分子中の2個の水酸基が
ホスホリル化されてしまい、またフタレインに対するオ
キシ塩化リンの量が少ないとオキシ塩化リン1分子に対
してフタレインが2分子あるいは3分子反応するので生
成物が2種あるいは3種も生成してしまう。いずれの場
合にもアルカリ性ホスファターゼの定量用基質として不
適当な化合物が副生する。したがって反応後の単離精製
が繁雑になり、純度の高い生成物を多く手に入れること
が困難であった。一方、従来法(5)の方法においては
フェノールを遊離させる酵素反応と発色反応との2段階
の反応過程を経ることが必要であるため操作もそれだけ
繁雑であった。このため以上のような欠点のないアルカ
リ性ホスファターゼ定量法の出現が望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は測定の際の操作性に優れ、かつ血中の色素等の有
色物による妨害を受け難く、検出感度も優れ、しかも合
成および精製に難点がないアルカリ性ホスファターゼ定
量用基質として有用な新規化合物を提供することであ
る。
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の一
般式(I)または(II)で示される新規なモノ−4−
アリールアゾアリールリン酸エステルによって効果的に
達成され得ることを見出した。
【化2】 (式中、Mは水素原子、ナトリウム原子またはカリウム
原子であり、RとRの一方はメチルスルホニル基、
とRの他方はニトロ基であり、Rは塩素原子ま
たは水素原子、Rは水素原子、ヒドロキシル基、メチ
ル基またはメチルカルボニルアミノ基であり、Rは水
素原子または塩素原子であり、Rはメチル基または3
−スルファモイルフェニル基である。)一般式(I)ま
たは(II)で表わされる化合物はいずれもアルカリ性
ホスファターゼの作用によってアルカリ性ホスファター
ゼの活性に比例した速度で加水分解されて対応するアゾ
色素を放出するため、アルカリ性ホスファターゼの定量
用基質として用いることができる。特に一般式(I)に
おいてR及びRが水素原子である化合物は、原料入
手し易く、また、酵素反応の結果放出される色素の可視
吸収スペクトルの吸収極大波長が大きくしかも分子吸光
係数が大きいので好ましい。次に、上記一般式(I)ま
たは(II)で表わされる化合物の具体例を示すが、本
発明の範囲はこれらの化合物のみに限定されるものでは
ない。
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】 まず、芳香族アミンA−NH(III)とフェノール
誘導体H−B−OHとを常法によりジアゾカップリング
させてアゾ色素(A−N=N−B−OH)(IV)を合
成する。なお、Aに強い電子吸引性基であるメチルスル
ホニル基とニトロ基が存在するため、ジアゾ化によって
生じるジアゾニウム塩を合成するにあたってはいわゆる
ニトロシル硫酸法(たとえばS.R.Sandlerお
よびW.Karo著〔Organic Functio
nal Group Preparations」第2
巻、295頁(1971年 Academic Pre
ss発行)に具体例が記載されている。)を用いること
が好ましい。 次いでピリジンの存在下にアゾ色素(IV)を大過剰の
オキシ塩化リンと反応させてホスホロジクロリデート
(V)とした後、(V)を水と反応させてリン酸モノエ
ステル(I′)とする。 (IV)より(V)を得る反応においては、(IV)の
3倍モル以上、好ましくは3倍ないし10倍モルのオキ
シ塩化リンをアセトン、トリメチルリン酸あるいはアセ
トンとトリメチルリン酸との混合溶媒にて2ないし50
倍、好ましくは5〜10倍に希釈した溶液に−15℃な
いし10℃、好ましくは−10℃ないし0℃で、(I
V)をピリジン、ピリジンを含むアセトン、ピリジンを
含むトリメチルリン酸、あるいはピリジンを含むアセト
ンとトリメチルリン酸との混合溶媒に溶かした溶液を滴
下することにより、ほとんど副生成物が生じることなく
(IV)を(V)へ変換することができることを見出し
た。なお、ピリジンの代りに、トリエチルアミン等のピ
リジンより塩基性の強い3級アミンを(IV)の溶液に
加えてもさしつかえない。(V)の生成はシリカゲル薄
層クロマトグラフィーにおいて(IV)よりもRf値の
小さいスポットが出現することによって確認できる。従
来たとえばp−ニトロフェニルホスホロジクロリデート
のごときアリールホスホロジクロリデートはオキシ塩化
リンとフェノールとを塩化カリウムなどの存在下に加熱
還流することにより合成されていた。その具体例は、た
とえば向山および橋本著、Bulletin of t
heChemical Society of Jap
an誌、第44巻、196頁(1971年発行)に記載
されている。しかしこのような激しい条件下では、上記
化合物(V)は効率よく生成しなかった。(V)を
(I′)ヘ変換する際には、(V)を単離せずに反応液
に水を加えればよい。ただし酸性条件下では(I′)が
分解することがあるから(V)と水との反応に際しては
発生する塩化水素を捕捉し得るピリジン等の三級アミン
を加えるか酢酸エチルなどの水に不溶な溶媒を共存させ
て水−油の2層系とすることによって好ましい結果が得
られることがある。こうして得た(I′)に濃い水酸化
ナトリウムあるいは水酸化カリウムの水溶液を加えて溶
解しpHを約10に調節した後不溶部を濾去して得た溶
液をその約10〜20倍容のエタノール中に撹拌しつつ
滴下することによって(I)または(II)の結晶を得
ることができる。 こうして得た化合物(I)または(II)を少量の水に
溶かした後、エタノール中に注入して晶折することによ
り精製を行なうことができる。なお、この方法によって
得た結晶には、1分子あたり数分子の結晶水を含むこと
が多い。以上のようにして合成した上記一般式(I)ま
たは(II)で表わされる本発明の化合物はアルカリ性
ホスファターゼ定量用基質として優れている。すなわち
上記一般式(I)または(II)で表わされる化合物
は、(1)アルカリ性ホスファターゼの作用によって、
アルカリ性ホスファターゼの活性度に比例した速度で加
水分解されてアゾフェノール色素を与え、(2)これら
の色素は、従来広く行なわれてきさp−ニトロフェニル
リン酸二ナトリウムを基質として用いる方法における呈
色色素であるp−ニトロフェノールよりも長波長側に可
視光吸収極大を有するので、それだけ血中色素等の有色
物質による妨害を受け難く、(3)かつこれらの色素は
水溶性であるため、酵素活性測定中に凝集や沈澱を起こ
すことがなく、したがってアルカリ性ホスファターゼ定
量用基質として使用した場合、定量試験条件設定の自由
度が高く、(4)しかも合成例に示す通り合成に難点が
なく、本明細書の冒頭に述べたとおりリン酸フタレイ
ン、リン酸チモールフタレイン、あるいはチモールブル
ーモノホスフェイトの合成においては化合物の単離精製
操作が繁雑であるのとは対照的に、通常の晶析によって
精製できる。本発明の化合物を用いてアルカリ性ホスフ
ァターゼを定量するには、Bessey−Lowry法
(Journal of Biological Ch
emistry誌、第164巻、321頁、1946年
発行に記載されている。)におけるp−ニトロフェニル
リン酸二ナトリウムのかわりに本発明の化合物を用い、
Bessey−Lowry法において酵素反応の結果生
じるp−ニトロフェノールの量を求めるかわりに本発明
の化合物から生じるアゾ色素A−N=N−B−OHの量
を求めればよい。例えば、まず、一般式(I)または
(II)にて示される化合物をpH10前後の緩衝液に
溶解し基質液を調製する。このとき、基質液に、酵素活
性化剤(例えば塩化マグネシウム)などを添加すると好
ましい。次に、この基質液に、被測定物であるアルカリ
性ホスファターゼを含有する液を添加し反応を行なわし
める。このとき、一般式(I)または(II)で示され
る化合物は、基質液中に1〜20ミリモル/リットルの
濃度で存在しているのが好ましい。また、一般式(I)
または(II)で示される化合物は、アルカリ性ホスフ
ァターゼに対して、大過剰に、すなわちモル比では10
倍以上存在していることが好ましい。上記反応は、10
〜50℃より好ましくは30〜40℃の温度にて、10
〜60分間の時間にて行なわれる。次に、必要に応じ
て、溶液のpHを塩基または酸を添加して上げたり、下
げたり、場合によっては、DMF(ジメチルホルムアミ
ド)、メチルセロソルプ等の有機溶剤を添加してこの反
応を停止させこのときの生成したアゾ色素の濃度を分光
光度計などによって濃度測定することによって、必要に
より、検量線からアルカリ性ホスファターゼを定量す
る。比色波長は当該色素の吸収極大波長付近に設定すれ
ばよいが、比色の際にシクロデキストリン類好ましくは
α−シクロデキストリンを添加することにより吸収極大
波長を長波長側へシフトさせることも可能である。この
とき、シクロデキストリン類の添加量は、比色液1ml
当り0.1mgないし20mg、好ましくは1mgない
し10mgである。次に、本発明の一般式(I)または
(II)で表わされる化合物のうち化合物3について合
成例を示す。化合物3以外のものについても前述の合成
法に基づき、また下記の記載に順じて容易に合成するこ
とができる。 合成例:化合物3の合成 オキシ塩化リン4mlとアセトン20mlとを混合し−
8℃に冷却した。この溶液に、4−(2−メタンスルホ
ニル−4−ニトロフェニルアゾ)フェノール2gをアセ
トン20ml、トリメチルリン酸10ml、ピリジン8
ml、およびトリエチルアミン0.5mlに溶かした溶
液を25分間にわたって滴下した。この間、反応液の温
度が0℃を越えぬように外部から冷却した。さらに30
分間0℃以下で撹拌を続けた後、30mlの水を滴下し
た。室温で10分間撹拌した後、200mlの飽和食塩
水と氷との混合物中に注入し、生じた結晶を濾取した。
この結晶に1規定の水酸化ナトリウム水溶液20mlを
加えpHを約10とした。不溶部を濾却した後、濾液を
エタノール150ml中に注入し、生じた結晶を濾取し
エタノールで洗浄し、減圧下に乾燥した。 収量2g、λmax 0.02N−NaOH 382nm 次に、本発明の化合物を用いてアルカリ性フォスファタ
ーゼを定量する方法の具体例を示す。 参考例1. 基質液の調製:化合物3の結晶35.05mgを10m
lのグリシン緩衝液(pH10、0.5mmole/リ
ットルの塩化マグネシウムを含む)に溶かした。 酵素液の調製:シグマケミカル社アルカリ性ホスファタ
ーゼType I約6mgを20mlの蒸留水に溶かし
た液および、この液を2倍および4倍に希釈した液を3
種類調製した。 操作:基質液1mlを試験管に入れ37℃に3分間加温
した。酵素液0.1mlを加え、37℃で30分間加温
し反応させた後0.02規定の水酸化ナトリウム水溶液
10mlを加えて反応を停止した。酵素液のかわりに蒸
留水を用いる点を除いて全く同様に処理した盲検液を対
照として520nmで吸光度(ΔOD)を測定した。こ
のようにして、濃度の異なった3種類の酵素液について
各々測定を行なった。これらと同じ酵素液についてBe
ssey−Lowry法を適用した場合の410nmに
おける盲検液を対照とした吸光度(ΔOD)を測定し
た。 なおBessey−Lowry法の操作は上記化合物3
の結晶35.05mgのかわりにp−ニトロフェニルリ
ン酸ナトリウム20mgを用いて410nmで比色する
他は上記の操作と全く同様である。これら2つの方法に
よるΔODの値の関係を図1に示した。この図1から次
のことが明らかとなった。 (1) 酵素濃度に比例して、すなわちBessey−
Lowry法による値に比例してΔODが変化するので
ΔODの値から酵素の活性を求めることができる。 (2) 化合物3を基質とした場合のΔODはBess
ey−Lowry法のΔODより大きな割合で変化して
いるので(直線の勾配が1以上)、化合物3を基質とし
た場合のほうがBessey−Lowry法より感度が
高い。 (3) 化合物3を基質とした場合には520nmで比
色できるので、410nmで比色するBessey−L
owry法より、血中の色素などの有色物質による妨害
を受け難い。 このように本発明の化合物は、アルカリ性ホスファター
ゼの定量用基質として好適な化合物であることがわか
る。 参考例2.参考例1の化合物3の結晶35.05mgの
かわりに48.18mgの化合物12の結晶を用い、吸
光度の測定を520nmではなく644nmで行なう他
は参考例1と同様の操作を行なった。結果を図2に示し
た。この図2から次のことが明らかである。 (1)酵素濃度に比例して、すなわちBessey−L
owry法による値に比例してΔODが変化するのでΔ
ODの値から酵素の活性を求めることができる。 (2) 化合物12を基質とした場合には、644nm
で比色できるので、410nmで比色するBessey
−Lowry法より血中の色素などの有色物質に妨害を
受け難い。 このように本発明の化合物は、アルカリ性ホスファター
ゼの定量用基質として好適な化合物であることがわか
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物3を用いてアルカリ性ホスファターゼを
測定したときの結果を示すグラフである。
【図2】化合物12を用いてアルカリ性ホスファターゼ
を測定したときの結果を示すグラフである。図1および
図2において、横軸はBessey−Lowry法を用
いた場合の吸光度(ΔOD)であり縦軸は本発明の化合
物を基質として用いた場合の吸光度(ΔOD)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)または(II)で表される
    リン酸エステル。 【化1】 (式中、Mは水素原子、ナトリウム原子またはカリウム
    原子であり、RとRの一方はメチルスルホニル基、
    とRの他方はニトロ基であり、Rは塩素原子ま
    たは水素原子、Rは水素原子、ヒドロキシル基、メチ
    ル基またはメチルカルボニルアミノ基であり、Rは水
    素原子または塩素原子であり、Rはメチル基または3
    −スルファモイルフェニル基である。)
JP13381591A 1991-03-29 1991-03-29 リン酸エステル Expired - Lifetime JPH07103134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13381591A JPH07103134B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 リン酸エステル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13381591A JPH07103134B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 リン酸エステル

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56044325A Division JPS57159499A (en) 1981-03-26 1981-03-26 Substrate for determining alkaline phosphatase and determining method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733789A JPH0733789A (ja) 1995-02-03
JPH07103134B2 true JPH07103134B2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=15113690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13381591A Expired - Lifetime JPH07103134B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 リン酸エステル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07103134B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733789A (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2235977T3 (es) Analogos de 8-(anilino)-1-naftalenosulfonato y su uso en ensayos de deteccion de analitos.
US4336331A (en) Method for assaying the activity of γ-glutamyl transpeptidase in serum
JPH0426624B2 (ja)
JPH0764986B2 (ja) 新規な発色試薬
JP2002520448A (ja) 加水分解酵素の新規蛍光原基質
IL43735A (en) Derivatives of gamma-glutamyl-4-nitroanilide and process for the preparation thereof
JPS6349189B2 (ja)
JP3312793B2 (ja) アリールアゾクロモイオノフォアおよびそれを用いたカルシウムイオンの測定方法
EP0061731B2 (en) Novel phosphoric ester and a method for quantitative analysis of an alkaline phosphatase using the same as a substrate
US4719097A (en) Phosphates of resorufin derivatives and compositions thereof for the determination of the activity of phosphatases
JPH07103134B2 (ja) リン酸エステル
EP0137177B1 (de) Chromogene und fluorogene Carbonsäureester, Verfahren zu deren Herstellung sowie Verfahren und Mittel zum Nachweis und zur Bestimmung von Hydrolasen
CN108218817B (zh) 一种区分GSH、Cys、SO2荧光探针及其制备方法和应用
US5081274A (en) 4-acyl-2,6-dihalophenyl-phosphoric acid derivatives useful in the determination of acid phosphatase activity
JPS63216499A (ja) ホスフアタ−ゼ活性測定方法
JPH01160990A (ja) 1−ナフトールフタレインモノホスフエート、その製法、アルカリホスフアターゼの測定法及びアルカリホスフアターゼ検出用診断剤
JPH0631294B2 (ja) 新規グルコサミン誘導体、これを用いる酵素活性測定試薬及び酵素活性測定方法
JPS6131096B2 (ja)
US4983756A (en) Novel choline derivative and method for detemining serum cholinesterase activity using the same
JP2883808B2 (ja) 発色性化合物
JPS6121546B2 (ja)
JPH0599A (ja) ホスフアターゼの活性測定法
JPH01112155A (ja) 過酸化水素の定量方法及びその定量用試薬
JPH0272899A (ja) 加水分解酵素活性を有する物質の検出方法及び二環式化合物
US5227291A (en) Method for determination of acid phosphatase activity using 4-acyl-2, 6-dihalophenyl phosphoric acid derivatives