JPH07103302B2 - 高分子組成物 - Google Patents
高分子組成物Info
- Publication number
- JPH07103302B2 JPH07103302B2 JP63122430A JP12243088A JPH07103302B2 JP H07103302 B2 JPH07103302 B2 JP H07103302B2 JP 63122430 A JP63122430 A JP 63122430A JP 12243088 A JP12243088 A JP 12243088A JP H07103302 B2 JPH07103302 B2 JP H07103302B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic polyester
- aromatic
- polyolefin
- weight
- methylpentene
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は溶融成形加工に適した高分子組成物に関する。
従来技術 芳香族ポリエステルはその優れた機械的物理的特性から
種々の成形材料に用いられている。とりわけ、その優れ
た寸法安定性から、各種金属、例えばアルミニウム、亜
鉛のダイキャストやI.C.素子の封止材等に広く利用され
ている。しかしながら、芳香族ポリエステルは溶融温度
が高く、かつ溶融時の粘度が高いと云う性質があるた
め、その用途に限界がある。例えば薄いシート(例えば
0.2mm)を製造するにはポリマー粘度が高すぎて金型上
での流れが遅くなり、固化速度が優先して満足すべきシ
ートが得られないと云う問題がある。近年I.C.素子用封
止材としてより薄いものが要請されており上記の問題は
特に重要である。溶融粘度は温度を上げることによりあ
る程度低下させることができるが、高温によるポリエス
テルの劣化や、用途によっては対象物、例えばIC素子等
の劣化や破損をまねくため限界がある。加工温度を一定
に保ち溶融粘度を低下させるにはずり速度を上げるか重
合度を小さくする方法がしばしば採用される。ずり速度
を上げる方法は、他の成形加工条件や装置上の制約で全
ての場合に適用し得る訳ではなく、また重合度を小さく
することは必然的にポリマーの機械的性質、特に強度を
低下させることとなり好ましくない。
種々の成形材料に用いられている。とりわけ、その優れ
た寸法安定性から、各種金属、例えばアルミニウム、亜
鉛のダイキャストやI.C.素子の封止材等に広く利用され
ている。しかしながら、芳香族ポリエステルは溶融温度
が高く、かつ溶融時の粘度が高いと云う性質があるた
め、その用途に限界がある。例えば薄いシート(例えば
0.2mm)を製造するにはポリマー粘度が高すぎて金型上
での流れが遅くなり、固化速度が優先して満足すべきシ
ートが得られないと云う問題がある。近年I.C.素子用封
止材としてより薄いものが要請されており上記の問題は
特に重要である。溶融粘度は温度を上げることによりあ
る程度低下させることができるが、高温によるポリエス
テルの劣化や、用途によっては対象物、例えばIC素子等
の劣化や破損をまねくため限界がある。加工温度を一定
に保ち溶融粘度を低下させるにはずり速度を上げるか重
合度を小さくする方法がしばしば採用される。ずり速度
を上げる方法は、他の成形加工条件や装置上の制約で全
ての場合に適用し得る訳ではなく、また重合度を小さく
することは必然的にポリマーの機械的性質、特に強度を
低下させることとなり好ましくない。
またポリマー溶融粘度を低下させるために2種以上のポ
リマーを混合することも考えられるが、通常は同系統の
ポリマー(芳香族ポリエステルであれば他の芳香族ポリ
エステル)どうしの混合が主であって、異質のポリマー
の混合は、必然的にポリマー物性の変化をもたらすと考
えられ、あまり試みられていない。また主ポリマーにそ
の主ポリマーの物性を損なわないような少量の異種ポリ
マーを混合しても現実にはそれ程顕著な粘度低下をもた
らさないのが普通である。
リマーを混合することも考えられるが、通常は同系統の
ポリマー(芳香族ポリエステルであれば他の芳香族ポリ
エステル)どうしの混合が主であって、異質のポリマー
の混合は、必然的にポリマー物性の変化をもたらすと考
えられ、あまり試みられていない。また主ポリマーにそ
の主ポリマーの物性を損なわないような少量の異種ポリ
マーを混合しても現実にはそれ程顕著な粘度低下をもた
らさないのが普通である。
発明が解決しようとする課題 本発明は芳香族ポリエステルの機械的特性は、これを実
質上そのまま維持し、あるいはより改良し、その溶融粘
度のみが低下した高分子組成物を提供することを目的と
する。
質上そのまま維持し、あるいはより改良し、その溶融粘
度のみが低下した高分子組成物を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本発明は全高分子成分に対し芳香族ポリエステル70〜9
9.9重量%およびポリオレフィン30〜0.1重量%を含有す
る高分子組成物であって、芳香族ポリエステルが置換基
を有することもあるパラオキシ安息香酸類[I]、置換
基を有することもある2−ヒドロキシナフトエ酸類[I
I]、芳香族ジオール[III]および芳香族ジカルボン酸
類[IV]のランダム共重合体であり、ポリオレフィンが
エチレン、プロピレン、ブテン、4−メチルペンテンか
らなる群から選ばれたオレフィンの単独または共重合体
である高分子組成物に関する。
9.9重量%およびポリオレフィン30〜0.1重量%を含有す
る高分子組成物であって、芳香族ポリエステルが置換基
を有することもあるパラオキシ安息香酸類[I]、置換
基を有することもある2−ヒドロキシナフトエ酸類[I
I]、芳香族ジオール[III]および芳香族ジカルボン酸
類[IV]のランダム共重合体であり、ポリオレフィンが
エチレン、プロピレン、ブテン、4−メチルペンテンか
らなる群から選ばれたオレフィンの単独または共重合体
である高分子組成物に関する。
本発明に用い得る芳香族ポリエステルとしては、(1)
1分子中に水酸基とカルボキシル基とを有する芳香族化
合物モノマーの単独または共重合体を必須成分とし、こ
れに所望により(2)1分子中に2個の水酸基を有する
芳香族化合物と1分子中の2個のカルボキシル基を有す
る芳香族化合物との共重合体を含むポリエステルであ
る。
1分子中に水酸基とカルボキシル基とを有する芳香族化
合物モノマーの単独または共重合体を必須成分とし、こ
れに所望により(2)1分子中に2個の水酸基を有する
芳香族化合物と1分子中の2個のカルボキシル基を有す
る芳香族化合物との共重合体を含むポリエステルであ
る。
本発明芳香族ポリエステルに用いられる好ましいモノマ
ー成分は以下の群から選ばれる。もちろん他のモノマー
をこれに併用することもできるがその量は全モノマー量
の5モル%以下にするのが好ましい。
ー成分は以下の群から選ばれる。もちろん他のモノマー
をこれに併用することもできるがその量は全モノマー量
の5モル%以下にするのが好ましい。
で表わされる量を有するパラオキシ安息香酸類; で表わされる基を有する2−ヒドロキシ−6−ナフトエ
酸 [式中、XおよびX′はそれぞれ独立して、水素原子、
ハロゲン原子(例えば塩素、臭素、沃素、フッ素等)、
側鎖を有することもある低級アルキル、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチル、t−ブチル等)、低級アルコキシ基(例え
ばメトキシ、エトキシ基等)、フェニル基、ベンジル
基、フェノキシ基を示す]; −O−Ar−O− [III] で表わされる基を有する芳香族ジオール類、 −OOC−Ar′−COO− [IV] で表わされる基を有する芳香族ジカルボン酸類 [式中、ArおよびAr′はそれぞれ独立して下記一般式: (式中、XおよびX′は前記と同意義およびQはO、 −CH2−、または−O(CH2CH2)nO−(n=1〜4)で表わ
される基)を表わす]。
酸 [式中、XおよびX′はそれぞれ独立して、水素原子、
ハロゲン原子(例えば塩素、臭素、沃素、フッ素等)、
側鎖を有することもある低級アルキル、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチル、t−ブチル等)、低級アルコキシ基(例え
ばメトキシ、エトキシ基等)、フェニル基、ベンジル
基、フェノキシ基を示す]; −O−Ar−O− [III] で表わされる基を有する芳香族ジオール類、 −OOC−Ar′−COO− [IV] で表わされる基を有する芳香族ジカルボン酸類 [式中、ArおよびAr′はそれぞれ独立して下記一般式: (式中、XおよびX′は前記と同意義およびQはO、 −CH2−、または−O(CH2CH2)nO−(n=1〜4)で表わ
される基)を表わす]。
これらの芳香族化合物は芳香族核上にハロゲン、低級ア
ルキル、アルコキシ、フェニル基等の置換基を有してい
てもよく、水酸基および/またはカルボキシル基は同一
芳香族核上に有していてもあるいは、同一分子中に存す
る異なった2個の芳香族核上に別々に有していてもよ
い。好ましくは、1分子中に存在する2個の水酸基、2
個のカルボキシル基または水酸基およびカルボキシル基
はそれぞれp−位(ナフタリン環の場合は2,6−位また
は1,4−位)にあるのが好ましい。
ルキル、アルコキシ、フェニル基等の置換基を有してい
てもよく、水酸基および/またはカルボキシル基は同一
芳香族核上に有していてもあるいは、同一分子中に存す
る異なった2個の芳香族核上に別々に有していてもよ
い。好ましくは、1分子中に存在する2個の水酸基、2
個のカルボキシル基または水酸基およびカルボキシル基
はそれぞれp−位(ナフタリン環の場合は2,6−位また
は1,4−位)にあるのが好ましい。
この場合、[I]と[II]のモノマー合計量が[I]、
[II]、[III]および[IV]の合計量の5〜95モル
%、より好ましくは10〜90セル%であり、[I]と[I
I]のモル比は4:1〜1:4が好ましい。特に[II]のモノ
マーが[I]、[II]、[III]および[IV]の合計量
の5〜20モル%、特に15〜20モル%の範囲にあるのが好
ましい。
[II]、[III]および[IV]の合計量の5〜95モル
%、より好ましくは10〜90セル%であり、[I]と[I
I]のモル比は4:1〜1:4が好ましい。特に[II]のモノ
マーが[I]、[II]、[III]および[IV]の合計量
の5〜20モル%、特に15〜20モル%の範囲にあるのが好
ましい。
上記モノマーは好ましくは各群を構成するモノマーのラ
ンダム共重合体である。
ンダム共重合体である。
この様な構成のモノマーから得られるポリエステルは液
晶的性質を有し、ポリオレフィンを配合したとき溶融粘
度の低下が著しい。
晶的性質を有し、ポリオレフィンを配合したとき溶融粘
度の低下が著しい。
本発明に用いる芳香族ポリエステルの溶液粘度は1〜1
0、好ましくは2〜9である。
0、好ましくは2〜9である。
本発明に用い得るポリオレフィンは、エチレン、プロピ
レン、ブテン、4−メチルペンテンの単独または共重合
体である。特に好ましいポリオレフィンはポリ−4−メ
チルペンテン、ポリエチレン等である。
レン、ブテン、4−メチルペンテンの単独または共重合
体である。特に好ましいポリオレフィンはポリ−4−メ
チルペンテン、ポリエチレン等である。
ポリオレフィンの種類によっては熱分解温度が低いもの
があるが、(例えばポリエチレン、ポリプロピレン
等)、その場合は熱安定剤、例えばフェノール系抗酸化
剤、リン酸系酸化防止剤等を配合してもよい。
があるが、(例えばポリエチレン、ポリプロピレン
等)、その場合は熱安定剤、例えばフェノール系抗酸化
剤、リン酸系酸化防止剤等を配合してもよい。
本発明に用いられるポリオレフィンの分子量は5,000〜2
00,000、特に10,000〜100,000が好ましい。
00,000、特に10,000〜100,000が好ましい。
本発明高分子組成物は、その用途に応じて要求される特
性を改良するため、ポリアセタール、ポリアミド、ポリ
アクリレート等の他のポリマーを配合してもよいが、高
分子組成物中の芳香族ポリエステルの全高分子成分に対
する割合は70重量%以上であり、ポリオレフィン含量は
同じく0.1重量%以上である。特に好ましくは芳香族ポ
リエステルとポリオレフィンのみからなる組成物中の芳
香族ポリエステルは90〜99.9重量%、ポリオレフィン
は、10〜0.1重量%の範囲にある。
性を改良するため、ポリアセタール、ポリアミド、ポリ
アクリレート等の他のポリマーを配合してもよいが、高
分子組成物中の芳香族ポリエステルの全高分子成分に対
する割合は70重量%以上であり、ポリオレフィン含量は
同じく0.1重量%以上である。特に好ましくは芳香族ポ
リエステルとポリオレフィンのみからなる組成物中の芳
香族ポリエステルは90〜99.9重量%、ポリオレフィン
は、10〜0.1重量%の範囲にある。
ポリオレフィンの量が10重量%を越えると芳香族ポリエ
ステルの機械的特性、特に機械的強度や寸法安定性等が
損なわれる場合がある。また0.1重量%より少ないと溶
融温度での粘度低下(流動性の向上)と云った特徴が十
分に発現しない。
ステルの機械的特性、特に機械的強度や寸法安定性等が
損なわれる場合がある。また0.1重量%より少ないと溶
融温度での粘度低下(流動性の向上)と云った特徴が十
分に発現しない。
芳香族ポリエステルにポリオレフィンを徐々に配合して
ゆくと、両者それぞれの溶融粘度から予測される粘度よ
りも急激な粘度低下がみられる。その傾向は特にポリオ
レフィン10重量%以下、特に5重量%以下と云う少量の
配合において顕著である。
ゆくと、両者それぞれの溶融粘度から予測される粘度よ
りも急激な粘度低下がみられる。その傾向は特にポリオ
レフィン10重量%以下、特に5重量%以下と云う少量の
配合において顕著である。
またその配合範囲内において芳香族ポリエステルの有す
る機械的強度を殆ど低下させることなく、流動性が向上
し、耐熱性、寸法精度の安定性は損なわれない。
る機械的強度を殆ど低下させることなく、流動性が向上
し、耐熱性、寸法精度の安定性は損なわれない。
さらに、ポリオレフィンの添加量を5重量%以下とする
ことにより、本発明高分子組成物の耐衝撃性は原料芳香
族ポリエステルのそれよりも改良される。
ことにより、本発明高分子組成物の耐衝撃性は原料芳香
族ポリエステルのそれよりも改良される。
本発明における二種のポリマーのブレンドは著しい相分
離を起こすことなく、混合分散させることができる。本
発明の組成物はフィルム、繊維、成形樹脂として使用で
きるが、特に複雑な形状を有する成形樹脂、産業用繊維
用として有用である。
離を起こすことなく、混合分散させることができる。本
発明の組成物はフィルム、繊維、成形樹脂として使用で
きるが、特に複雑な形状を有する成形樹脂、産業用繊維
用として有用である。
本発明によって得られた組成物は、種々の形状の固体充
填材や強化材を配合して成形用コンパウンドとし、これ
を用いて種々の成形体を成形することができる。このよ
うな成形用コンパウンドは、本発明の二種のポリマーを
ブレンド後してペレットとし、該ペレットに重量で約1
〜70%、好ましくは10〜50%(組成物に対する重量とし
て)の種々の形状の固体充填材および/または強化材を
配合する。例えばガラス繊維、炭素繊維、アルミニウム
繊維、チタン酸カリ繊維その他無機物よりなる繊維状の
ウイスカ状の物質、充填剤としては、珪酸カルシウム、
シリカ、タルク、雲母等の種々の形状の無機物、その他
にポリテトラフルオロ・エチレン等のフッ素含有有機ポ
リマーを使用する。混合は約250〜350℃の温度範囲内で
押出機、好ましくは脱気口のある押出機を用いて行わ
れ、成形物繊維等の形状を形成するものと同じ温度範囲
内で行われる。
填材や強化材を配合して成形用コンパウンドとし、これ
を用いて種々の成形体を成形することができる。このよ
うな成形用コンパウンドは、本発明の二種のポリマーを
ブレンド後してペレットとし、該ペレットに重量で約1
〜70%、好ましくは10〜50%(組成物に対する重量とし
て)の種々の形状の固体充填材および/または強化材を
配合する。例えばガラス繊維、炭素繊維、アルミニウム
繊維、チタン酸カリ繊維その他無機物よりなる繊維状の
ウイスカ状の物質、充填剤としては、珪酸カルシウム、
シリカ、タルク、雲母等の種々の形状の無機物、その他
にポリテトラフルオロ・エチレン等のフッ素含有有機ポ
リマーを使用する。混合は約250〜350℃の温度範囲内で
押出機、好ましくは脱気口のある押出機を用いて行わ
れ、成形物繊維等の形状を形成するものと同じ温度範囲
内で行われる。
本発明の組成物で得られた成形品は、不活性雰囲気中で
熱処理をすることができる。このブレンドされたポリマ
ーは、成形樹脂として有用であり、特に高流動性として
薄物の成形に適しており、その他にコーティング、繊維
およびフィルムの製造にも用いられる。これらは射出成
形によって成形することができ、また溶融紡糸、溶融製
膜等の溶融押出し技術によって加工することができる。
熱処理をすることができる。このブレンドされたポリマ
ーは、成形樹脂として有用であり、特に高流動性として
薄物の成形に適しており、その他にコーティング、繊維
およびフィルムの製造にも用いられる。これらは射出成
形によって成形することができ、また溶融紡糸、溶融製
膜等の溶融押出し技術によって加工することができる。
実施例1および2 2−アセトキシ−6−ナフトエ酸17mol%(97.8gr),
パラ−アセトキシ安息香酸64.74mol%(291.5gr),ハ
イドロキノンジアセテート9.13mol%(52.1gr)および
テレフタル酸9.13mol%(37.9gr)を溶融し、徐々に昇
温し脱酢酸しながら20時間重合を行った。減圧下、反応
系の温度を310℃から340℃に上げつつ、さらに5時間集
合を行って溶液粘度8.7の芳香族ポリエステルを得た。
このポリエステル(A)98重量部および同95重量部に三
井石油化学(株)製ポリ−4−メチルペンテン(TPX−M
X−004)2重量部および同5重量部をそれぞれ加え、30
℃に維持したヘンシェルミキサーで15分間混合後、押出
し機中で混練しつつ押出しペレットを得た。芳香族ポリ
エステルのみから得られたペレットをA、これにポリ−
4−メチルペンテン2重量部配合したものを(I)、同
5重量部配合物を(II)とする。
パラ−アセトキシ安息香酸64.74mol%(291.5gr),ハ
イドロキノンジアセテート9.13mol%(52.1gr)および
テレフタル酸9.13mol%(37.9gr)を溶融し、徐々に昇
温し脱酢酸しながら20時間重合を行った。減圧下、反応
系の温度を310℃から340℃に上げつつ、さらに5時間集
合を行って溶液粘度8.7の芳香族ポリエステルを得た。
このポリエステル(A)98重量部および同95重量部に三
井石油化学(株)製ポリ−4−メチルペンテン(TPX−M
X−004)2重量部および同5重量部をそれぞれ加え、30
℃に維持したヘンシェルミキサーで15分間混合後、押出
し機中で混練しつつ押出しペレットを得た。芳香族ポリ
エステルのみから得られたペレットをA、これにポリ−
4−メチルペンテン2重量部配合したものを(I)、同
5重量部配合物を(II)とする。
押出しはベント減圧下、スクリュー回転数100rpm、およ
びシリンダー温度310℃で行なった。得られたペレット
をシリンダー温度315℃で成形した。成形体の機械的特
性を表−1に示す。
びシリンダー温度310℃で行なった。得られたペレット
をシリンダー温度315℃で成形した。成形体の機械的特
性を表−1に示す。
表−1から明らかなごとくポリ−4−メチルペンテン2
重量%の添加では機械的性質に殆ど変化がなかったが、
アイゾッド衝撃値(ノッチ付)は上昇、耐衝撃値につい
ては、TPX(MX−004)のノッチ付アイゾッドが4であ
り、ブレンド前の芳香族ポリエステルのノッチ付アイゾ
ッドが45であるのに対し、本発明の方法により得られた
ブレンド組成物のノッチ付アイゾッドは51であり、元の
それぞれのポリマーのアイゾッド衝撃値よりも高くなっ
た。
重量%の添加では機械的性質に殆ど変化がなかったが、
アイゾッド衝撃値(ノッチ付)は上昇、耐衝撃値につい
ては、TPX(MX−004)のノッチ付アイゾッドが4であ
り、ブレンド前の芳香族ポリエステルのノッチ付アイゾ
ッドが45であるのに対し、本発明の方法により得られた
ブレンド組成物のノッチ付アイゾッドは51であり、元の
それぞれのポリマーのアイゾッド衝撃値よりも高くなっ
た。
上で得られた芳香族ポリエステル/ポリ−4−メチルペ
ンテン(2重量%)成形体の溶融粘度を キャピログラフ(東洋精機株式会社製)を用いて測定し
た(温度330℃、シェア・レイト:10〜104/秒)。同様
にして芳香族ポリエステル単独および芳香族ポリエステ
ル/ポリ−4−メチルペンテン(5重量%)混合物の溶
融粘度を測定した。結果を第1図に示す。図中、(1)
は芳香族ポリエステル単独、(2)はポリ−4−メチル
ペンテン2重量%配合、(3)同5重量%配合物を示
す。第1図から明らかなごとく、例えばシェア・レイト
103/秒の場合芳香族ポリエステル単独では750ポイズの
溶融粘度を示したが、これに2重量%および5重量%の
ポリ−4−メチルペンテンを配合すると、粘度はそれぞ
れ580ポイズおよび510ポイズに低下した。
ンテン(2重量%)成形体の溶融粘度を キャピログラフ(東洋精機株式会社製)を用いて測定し
た(温度330℃、シェア・レイト:10〜104/秒)。同様
にして芳香族ポリエステル単独および芳香族ポリエステ
ル/ポリ−4−メチルペンテン(5重量%)混合物の溶
融粘度を測定した。結果を第1図に示す。図中、(1)
は芳香族ポリエステル単独、(2)はポリ−4−メチル
ペンテン2重量%配合、(3)同5重量%配合物を示
す。第1図から明らかなごとく、例えばシェア・レイト
103/秒の場合芳香族ポリエステル単独では750ポイズの
溶融粘度を示したが、これに2重量%および5重量%の
ポリ−4−メチルペンテンを配合すると、粘度はそれぞ
れ580ポイズおよび510ポイズに低下した。
一方、上記三種のポリマーをそれぞれ、直径5mmの半円
スパイラルを有する射出成形機を用いて樹脂温度315
℃、金型温度70℃、射出圧力800kg/m2で射出したところ
芳香族ポリエステル単独では786mm、ポリ−4−メチル
ペンテン2重量%配合物で950mmおよび同5重量%配合
物で1100mmの流動長さを示した。
スパイラルを有する射出成形機を用いて樹脂温度315
℃、金型温度70℃、射出圧力800kg/m2で射出したところ
芳香族ポリエステル単独では786mm、ポリ−4−メチル
ペンテン2重量%配合物で950mmおよび同5重量%配合
物で1100mmの流動長さを示した。
実施例3および4 TPX−MX−004に変えて、同じく三井石油化学(株)製ポ
リ−4−メチルペンテン(RT−18)を用いる以外、実施
例1および2と同様にして芳香族ポリエステル/ポリ−
4−メチルペンテン配合物を得た。RT−18の2重量%配
合物を(III)、同じく5重量%配合物を(IV)として
その機械的性質を測定した。結果を表−2に示す。なお
溶融粘度は330℃、シェア・レイト103/秒で測定した。
リ−4−メチルペンテン(RT−18)を用いる以外、実施
例1および2と同様にして芳香族ポリエステル/ポリ−
4−メチルペンテン配合物を得た。RT−18の2重量%配
合物を(III)、同じく5重量%配合物を(IV)として
その機械的性質を測定した。結果を表−2に示す。なお
溶融粘度は330℃、シェア・レイト103/秒で測定した。
実施例5〜9 表−3に示す配合処方を用いる以外、実施例1と同様に
して芳香族ポリエステルA〜Eを調製した。得られたポ
リエステルの溶液粘度(ペンタフルオロフェノール中に
0.1重量%溶解した溶液の60℃における粘度をウベロー
デ粘度計で測定)と融点をそれぞれ表−3に示す。
して芳香族ポリエステルA〜Eを調製した。得られたポ
リエステルの溶液粘度(ペンタフルオロフェノール中に
0.1重量%溶解した溶液の60℃における粘度をウベロー
デ粘度計で測定)と融点をそれぞれ表−3に示す。
上記芳香族ポリエステルを用い実施例1と同様にしてこ
れを表−4に示す処方でポリオレフィンと配合し、その
機械的性質を測定した。結果を表−4に示す。
れを表−4に示す処方でポリオレフィンと配合し、その
機械的性質を測定した。結果を表−4に示す。
実施例10 高密度ポリエチレンa(250℃にとける溶融粘度:1300po
ise)と芳香族ポリエステルAとを混合溶融し、実施例
1と同様の方法でその溶融粘度を測定した(測定温度:3
30℃)。a/Aの重量比と溶融粘度との関係を第2図に示
す。
ise)と芳香族ポリエステルAとを混合溶融し、実施例
1と同様の方法でその溶融粘度を測定した(測定温度:3
30℃)。a/Aの重量比と溶融粘度との関係を第2図に示
す。
実施例11 ポリ−4−メチル−ペンテン−1(三井石油化学(株)
製、TPX−1004:300℃における溶融粘度:約450poise)
と芳香族−ポリエステルAとを混合溶融し、実施例1と
同様の方法でその溶融粘度を測定した(測定温度:330
℃)。配合比と溶液粘度との関係を第3図に示す。
製、TPX−1004:300℃における溶融粘度:約450poise)
と芳香族−ポリエステルAとを混合溶融し、実施例1と
同様の方法でその溶融粘度を測定した(測定温度:330
℃)。配合比と溶液粘度との関係を第3図に示す。
発明の効果 本発明高分子組成物は、芳香族ポリエステルの機械的性
質を実質上損なうことなく、その溶融粘度が低く、かつ
溶融時の流れ特性が著しく改善されている。従って、従
来の芳香族ポリエステルでは極めて困難であった薄物シ
ート等の成形体を容易に得ることが可能となる。
質を実質上損なうことなく、その溶融粘度が低く、かつ
溶融時の流れ特性が著しく改善されている。従って、従
来の芳香族ポリエステルでは極めて困難であった薄物シ
ート等の成形体を容易に得ることが可能となる。
第1図は実施例1および2で得られた高分子組成物のシ
ェア・レイトと溶融粘度との関係を示す図、第2図およ
び第3図はそれぞれ実施例10および11で得られた高分子
組成物の芳香族ポリエステル/ポリオレフィン配合比と
溶融粘度との関係を示す図である。 (1)は芳香族ポリエステル (2)は芳香族ポリエステル/ポリ−4−メチルペンテ
ン(2重量%)、 (3)は芳香族ポリエステル/ポリ−4−メチルペンテ
ン(5重量%) の溶融粘度を示す。
ェア・レイトと溶融粘度との関係を示す図、第2図およ
び第3図はそれぞれ実施例10および11で得られた高分子
組成物の芳香族ポリエステル/ポリオレフィン配合比と
溶融粘度との関係を示す図である。 (1)は芳香族ポリエステル (2)は芳香族ポリエステル/ポリ−4−メチルペンテ
ン(2重量%)、 (3)は芳香族ポリエステル/ポリ−4−メチルペンテ
ン(5重量%) の溶融粘度を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】全高分子成分に対し芳香族ポリエステル70
〜99.9重量%およびポリオレフィン30〜0.1%重量を含
有する高分子組成物であって、芳香族ポリエステルが置
換基を有することもあるパラオキシ安息香酸類[I]、
置換基を有することもある2−ヒドロキシナフトエ酸類
[II]、芳香族ジオール[III]および芳香族ジカルボ
ン酸類[IV]のランダム共重合体であり、ポリオレフィ
ンがエチレン、プロピレン、ブテン、4−メチルペンテ
ルからなる群から選ばれたオレフィンの単独または共重
合体である高分子組成物。 - 【請求項2】芳香族ポリエステルが[I]と[II]を
[I]、[II]、[III]および[IV]の合計量の5〜9
5モル%、[II]を上記合計量の5〜20モル%および[I
II]と[IV]を等モル含有するモノマー組成から得られ
たものである第1項記載の高分子組成物。 - 【請求項3】ポリオレフィンがエチレン、プロピレン、
ブテン、4−メチルペンテンの単独重合体から選ばれる
少なくとも1種のポリオレフィンである請求項1または
2記載の高分子組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63122430A JPH07103302B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 高分子組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63122430A JPH07103302B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 高分子組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7058766A Division JP2675274B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 高分子組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01292057A JPH01292057A (ja) | 1989-11-24 |
| JPH07103302B2 true JPH07103302B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=14835648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63122430A Expired - Fee Related JPH07103302B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 高分子組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103302B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5242981A (en) * | 1989-01-26 | 1993-09-07 | Kawasaki Steel Corporation | Resin composition |
| TW340130B (en) * | 1993-12-28 | 1998-09-11 | Toray Industries | Shaped article of liquid crystalline resin |
| US5830940A (en) * | 1993-12-28 | 1998-11-03 | Toray Industries, Inc. | Shaped article of liquid crystalline polymer |
| AU3130995A (en) * | 1994-08-31 | 1996-03-22 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Liquid crystalline polymer composition |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3216413A1 (de) * | 1982-05-03 | 1983-11-03 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Mischungen aus mesomorphen polykondensaten und teilkristallinen thermoplasten, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von formkoerpern |
| JPH0768438B2 (ja) * | 1987-11-05 | 1995-07-26 | 東レ株式会社 | 芳香族ポリエステル組成物 |
| JPH01193351A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 | Agency Of Ind Science & Technol | 芳香族ポリエステル組成物 |
-
1988
- 1988-05-19 JP JP63122430A patent/JPH07103302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01292057A (ja) | 1989-11-24 |
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