JPH07106910A - チップ型圧電共振子およびその製造方法 - Google Patents

チップ型圧電共振子およびその製造方法

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JPH07106910A
JPH07106910A JP24707693A JP24707693A JPH07106910A JP H07106910 A JPH07106910 A JP H07106910A JP 24707693 A JP24707693 A JP 24707693A JP 24707693 A JP24707693 A JP 24707693A JP H07106910 A JPH07106910 A JP H07106910A
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JP
Japan
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layer
mother
piezoelectric substrate
chip
main surface
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Withdrawn
Application number
JP24707693A
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English (en)
Inventor
Motohide Yonemura
元秀 米村
Yoshiharu Kuroda
義晴 黒田
Takashi Yoshinaga
喬士 義永
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のチップ型圧電共振子1を得るため、マ
ザー圧電基板の両主面がマザー外装樹脂層で覆われたサ
ンドイッチ構造物の状態で、銅ペーストの固化により第
1層43となるマザー主面電極部を予め形成しておき、
サンドイッチ構造物を分割した後、バレル研磨し、第1
層43上に銅を乾式めっきすることにより第2層44を
形成し、その上に銀を乾式めっきすることにより第3層
45を形成する。 【効果】 バレル研磨により半田付け性が低下した第1
層上に、銅からなる第2層および銀からなる第3層を形
成することにより、半田食われが抑制され、半田付け性
が向上された外部電極が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チップ型圧電共振子
およびその製造方法に関するもので、特に、外部電極の
構造および形成方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電共振子は、たとえば、フィルタ、発
振子またはディスクリミネータ等として用いられ、一般
的には、リード付きのものであった。ところが、近年、
電子機器の小型化を図るために表面実装技術が採用され
ており、これに伴って、この種の圧電共振子にも、リー
ド線のないチップ型のものが要望されている。
【0003】
【関連の出願】上述した要望を満たすため、本件出願人
は、たとえば平成4年10月19日付で「チップ型圧電
共振子およびその製造方法」に向けられた特許出願を特
願平4−280008号として出願した。この先の出願
では、以下に説明するようなチップ型圧電共振子および
その製造方法が提案されている。
【0004】図2は、この先の出願において提案された
チップ型圧電共振子1の外観を示す斜視図である。チッ
プ型圧電共振子1は、互いに平行な2つの主面2および
3ならびにこれら主面2および3間を連結する4つの端
面4〜7を有する、直方体状のチップ8を備える。チッ
プ8の外表面上には、複数の外部電極9〜11が形成さ
れる。これら外部電極9〜11の各々は、チップ8を取
巻くように形成されており、主面2および3上に位置す
る主面電極部12および端面4および6上に位置する端
面電極部13をそれぞれ有する。
【0005】また、チップ8は、主面2および3と平行
に延びる圧電基板14、ならびに圧電基板14の両主面
をそれぞれ覆う外装樹脂層15および16を備える。圧
電基板14の主面上には、図示しないが、当該圧電基板
14を挟んで互いに対向する複数の振動電極、および振
動電極にそれぞれつながりかつ端面電極部13にそれぞ
れ電気的に接続される複数の端子電極が形成されてい
る。
【0006】このようなチップ型圧電共振子1は、図3
ないし図7にそれぞれ示すような工程を経て得られるも
のである。
【0007】まず、図3に示すように、マザー圧電基板
17が用意される。マザー圧電基板17は、圧電性を有
し、たとえばPZTのような圧電セラミックから構成さ
れる。マザー圧電基板17の一部が拡大されて図4に示
されている。
【0008】図4を参照して、マザー圧電基板17の一
方主面上には、分割された振動電極18および19が形
成され、他方主面上には、これら振動電極18および1
9に対向する振動電極20が形成される。また、振動電
極18、19および20にそれぞれつながるように、端
子電極21、22および23が形成される。これら1組
の振動電極18〜20および端子電極21〜23によっ
て、1個の圧電共振子1のための要素が与えられ、マザ
ー圧電基板17には、これら複数組の振動電極18〜2
0および端子電極21〜23が形成されている。
【0009】このように、圧電共振子1は、分割された
振動電極18および19ならびにこれらに対向する振動
電極20を有する、厚み縦振動モードを利用するエネル
ギ閉じ込め型の二重モード圧電共振子であり、その振動
空間を確保するため、次のような処置が施される。
【0010】まず、圧電共振子1の各々の振動領域に対
応するマザー圧電基板17の各領域を取囲むように、堤
状の接着剤層24および25が、マザー圧電基板17の
各主面上に、たとえば印刷により形成される。
【0011】他方、上述した接着剤層24および25で
取囲まれた空間をそれぞれ覆う複数のカバーシート26
および27をそれぞれ形成したマザーシート28および
29が用意される。これらマザーシート28および29
は、好ましくは、絶縁性を有しており、たとえば、高耐
熱ポリイミドシートにより構成される。マザーシート2
8および29の各々において、好ましくは、複数のカバ
ーシート26および27は、これらカバーシート26お
よび27より幅の狭い連結部30および31によって保
持されている。また、マザーシート28および29は、
マザー圧電基板17と同じ外形寸法を有していることが
好ましい。
【0012】上述したようなマザーシート28および2
9は、カバーシート26および27が接着剤層24およ
び25に接着されるように、マザー圧電基板17の各主
面を覆うように配置される。このとき、前述したよう
に、マザーシート28および29の外形寸法がマザー圧
電基板17の外形寸法と等しくされていれば、マザーシ
ート28および29とマザー圧電基板17との間で位置
合わせを行なうことが容易である。
【0013】次に、図5に示すように、上述したマザー
圧電基板17が、マザーシート28および29ととも
に、枠32内に嵌込まれ、その状態で、マザー圧電基板
17の両主面をそれぞれ覆うように、未硬化の外装樹脂
33が流し込まれる。この外装樹脂33は、次いで、加
熱され、それによって硬化される。前述したように、カ
バーシート26および27は比較的細い連結部30およ
び31によって保持されているので、外装樹脂33の流
し込みにおいて、これら連結部30および31は、外装
樹脂33の流れをほとんど阻害せず、連結部30および
31の各々とマザー圧電基板17との間の隙間にも外装
樹脂33を十分に回り込ませることができる。
【0014】次に、マザー圧電基板17が、枠32から
取出される。マザー圧電基板17の両主面上には、図6
に示すように、上述した外装樹脂33によって与えられ
たマザー外装樹脂層34および35がそれぞれ形成され
ている。
【0015】次に、上述のようにマザー圧電基板17の
両主面がマザー外装樹脂層34および35で覆われたサ
ンドイッチ構造物36は、平面研磨工程に付される。す
なわち、図2に示した得ようとするチップ型圧電共振子
1のチップ8の厚み方向の寸法精度および主面2および
3の平面度を高めるため、マザー外装樹脂層34および
35の各々の外面が、たとえばラップ研磨される。
【0016】次に、図6に示すように、サンドイッチ構
造物36の両主面上に、図2に示した外部電極9〜11
の各々の主面電極部12となるマザー主面電極部37が
縞状に形成される。
【0017】次に、サンドイッチ構造物36が、切断線
38および39に沿って切断される。この切断によっ
て、図7に示すように、個々の圧電共振子1のためのチ
ップ8が得られる。チップ8の端面4には、前述した端
子電極21〜23が露出している。また、チップ8の上
方の主面2上には、マザー主面電極部37によって与え
られた主面電極部12が形成されていて、チップ8の下
方の主面3にも、図示しないが、同様の主面電極部12
が形成されている。
【0018】次に、図2に示すように、主面電極部12
の各々に連なる端面電極部13が形成される。これら端
面電極部13は、それぞれ、図7に示した端子電極21
〜23の各々と電気的に接続される。このようにして、
所望のチップ型圧電共振子1が得られる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したマザー主面電
極部37は、図8に示すように、銀皮膜40で被覆され
た銅粉末41および熱硬化性樹脂42を含む銅ペースト
を所定のパターンで付与し、これを加熱して固化するこ
とにより形成される。このような組成の銅ペーストを用
いるのは次の理由による。
【0020】まず、このような銅ペーストによれば、熱
硬化性樹脂42を硬化させることにより、銅ペーストを
固化することができるので、固化のためにたとえば18
0℃以下といった比較的低い温度での加熱で十分であ
る。銅ペーストの固化のために、たとえば300℃以上
の高温が必要となると、マザー圧電基板17を構成する
圧電セラミックのキュリー点を超え、マザー圧電基板1
7の特性が劣化し、また、マザー外装樹脂層34および
35の劣化も生じる。
【0021】また、銅ペーストに含まれる熱硬化性樹脂
42の存在により、マザー外装樹脂層34および35の
各々との間での接着力を強いものとすることができる。
そのため、サンドイッチ構造物36に撓みが生じても、
マザー主面電極部37がマザー外装樹脂層34および3
5の各々から剥れることがない。
【0022】さらに、銀皮膜40が形成された銅粉末4
1を含んでいるので、銅粉末41の表面での酸化が防止
され、良好な半田付け性を得ることができる。
【0023】しかしながら、図7に示したチップ8を得
てから、図2に示した端面電極部13を形成する前に、
主面電極部12と端面電極部13との間での断線を防止
するため、図7に示したチップ8の段階で、バレル研磨
が実施される。このバレル研磨は、チップ8のエッヂ部
に作用するだけでなく、主面電極部12の表面を削るよ
うにも作用する。その結果、図8において一点鎖線で示
した位置まで主面電極部12が削られるとすると、銅粉
末41が表面に露出するようになり、これが酸化される
ため、主面電極部12での半田付け性が低下する。
【0024】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ような外部電極における主面電極部の半田付け性の低下
を招かないチップ型圧電共振子およびその製造方法を提
供しようとすることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず、互い
に平行な2つの主面およびこれら主面間を連結する4つ
の端面を有する、直方体状のチップ、ならびに、チップ
の外表面上に形成され、前記主面上に位置する主面電極
部および前記端面上に位置する端面電極部をそれぞれ有
する、複数の外部電極を備え、チップは、前記主面と平
行に延びる圧電基板、および圧電基板の両主面をそれぞ
れ覆う外装樹脂層を備え、圧電基板の主面上には、当該
圧電基板を挟んで互いに対向する複数の振動電極、およ
び振動電極にそれぞれつながりかつ端面電極部にそれぞ
れ電気的に接続される複数の端子電極が形成されてい
る、チップ型圧電共振子に向けられ、上述した技術的課
題を解決するため、前記主面電極部は、前記端面上に付
与された銅ペーストを固化することにより形成された第
1層、その上に銅を乾式めっきすることにより形成され
た第2層、およびその上に銀を乾式めっきすることによ
り形成された第3層を備えることを特徴としている。
【0026】また、この発明に係るチップ型圧電共振子
の製造方法は、圧電性を有するマザー圧電基板を用意す
る工程と、マザー圧電基板の主面上に、当該マザー圧電
基板を挟んで互いに対向する複数の振動電極、および振
動電極にそれぞれつながる複数の端子電極をそれぞれ含
む、複数の圧電共振子のための複数組の振動電極および
端子電極を形成する工程と、マザー基板の両主面を覆う
ように外装樹脂層を形成する工程と、外装樹脂層上に銅
ペーストを所定のパターンで付与し固化することにより
外部電極の主面電極部の第1層を形成する工程と、各前
記端子電極が分割面に露出するように、マザー圧電基板
を外装樹脂層および第1層とともに分割し、複数の圧電
共振子のためのチップを得る工程と、チップをバレル研
磨する工程と、次いで、各チップの分割面に各端子電極
と電気的に接続されかつ各主面電極部に連なる端面電極
部を形成するとともに、第1層上に銅の乾式めっきによ
る第2層およびその上に銀の乾式めっきによる第3層を
それぞれ形成する工程とを備える。
【0027】
【作用】この発明では、外部電極の主面電極部が、銅ペ
ーストの固化により形成された第1層と、銅を乾式めっ
きすることにより形成された第2層と、銀を乾式めっき
することにより形成された第3層とを備える。ここで、
第1層は、外装樹脂層との間での高い接着力を可能に
し、第2層は、この主面電極部の半田食われを防止し、
第3層は、銅の酸化を防止する。
【0028】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、優れた
半田付け性を与え得る外部電極の主面電極部を備えるチ
ップ型圧電共振子を得ることができる。
【0029】特にこの発明に係るチップ型圧電共振子の
製造方法によれば、マザー圧電基板を最終的に分割して
複数のチップ型圧電共振子を得るので、多数のチップ型
圧電共振子を能率的に得ることができる。また、外部電
極の主面電極部における第1層は、上述の分割前に形成
されるので、このような第1層の形成を能率的に行なう
ことができる。
【0030】
【実施例】前述した図2ないし図7に示した各工程と実
質的に同様の工程が、この発明の一実施例においても適
用される。したがって、図2ないし図7を再び参照しな
がら、対応する要素には同様の参照符号を用い、この発
明の実施例について説明する。なお、重複する説明は省
略することもある。
【0031】図2に示したチップ型圧電共振子1を得る
ため、図3および図4に示したマザー圧電基板17が用
意される。このマザー圧電基板17は、前述したよう
に、圧電性を有し、たとえばPZTのような圧電セラミ
ックから構成される。マザー圧電基板17の一方主面上
には、振動電極18および19が形成され、他方主面上
には、これら振動電極18および19に対向する振動電
極20が形成されている。また、振動電極18、19お
よび20にそれぞれつながるように、端子電極21、2
2および23が形成される。1個の圧電共振子1は、こ
れら1組の振動電極18〜20および端子電極21〜2
3によって与えられ、マザー圧電基板17には、複数の
圧電共振子1のための複数組の振動電極18〜20およ
び端子電極21〜23が形成されている。
【0032】また、圧電共振子1の各々の振動領域に相
当する領域を取囲むように、堤状の接着剤層24および
25が、マザー圧電基板17の各主面上に、たとえば印
刷により形成される。
【0033】他方、上述した接着剤層24および25で
取囲まれた空間をそれぞれ覆う複数のカバーシート26
および27を形成したマザーシート28および29が用
意される。マザーシート28および29の各々におい
て、複数のカバーシート26および27は、相対的に幅
の狭い連結部30および31によって保持されている。
【0034】上述したようなマザーシート28および2
9は、カバーシート26および27が接着剤層24およ
び25に接着されるように、マザー圧電基板17の各主
面を覆うように配置される。
【0035】次に、図5に示すように、枠32内に、マ
ザー圧電基板17が、マザーシート28および29とと
もに嵌込まれ、マザー圧電基板17の各主面上に、未硬
化の外装樹脂33がそれぞれ流し込まれる。この外装樹
脂33は、次いで、加熱され、それによって硬化され
る。
【0036】次に、図6に示すように、上述した外装樹
脂33によって与えられたマザー外装樹脂層34および
35ならびにマザー圧電基板17を備えるサンドイッチ
構造物36が枠32から取出される。次いで、マザー外
装樹脂層34および35の各々の外面が平面研磨され、
それによって、厚み方向の寸法精度および平面度が高め
られる。
【0037】次に、マザー外装樹脂層34および35の
外面上に、図2に示した外部電極9〜11のそれぞれの
主面電極部12の第1層43(図1)となるマザー主面
電極部37が形成される。この実施例では、マザー主面
電極部37は、銅ペーストを所定のパターンで付与し固
化することにより形成されたものである。ここで、銅ペ
ーストは、図8に示したような銀皮膜40が形成された
銅粉末41を含むものであっても、銀皮膜が形成されな
い銅粉末を含むものであってもよい。
【0038】次に、サンドイッチ構造物36が、切断線
38および39に沿って切断される。この切断によっ
て、図7に示すような1個のチップ型圧電共振子1のた
めのチップ8が複数個得られる。チップ8の端面4に
は、端子電極21〜23がそれぞれ露出している。な
お、図7において、チップ8の主面2および3上にそれ
ぞれ形成されるのは、主面電極部12の一部として第1
層43のみである。したがって、図7では、第1層の参
照符号である「43」を括弧書きで示している。チップ
8は、主面2および3と平行に延びる圧電基板14、な
らびに圧電基板14の両主面をそれぞれ覆う外装樹脂層
15および16を備える。ここで、圧電基板14は、マ
ザー圧電基板17を分割して得られたものであり、外装
樹脂層15および16は、それぞれ、マザー外装樹脂層
34および35を分割して得られたものである。
【0039】なお、上述した研磨、マザー主面電極部3
7の形成および切断の各工程は、サンドイッチ構造物3
6が枠32内に保持されたままの状態で実施されてもよ
い。
【0040】次に、チップ8が、バレル研磨される。こ
れによって、チップ8のエッヂ部が丸くされるととも
に、第1層43の表面がある程度削り取られる。
【0041】図1は、この実施例により得ようとするチ
ップ型圧電共振子1の一部を拡大して示す断面図であ
る。図1に示すように、第1層43上には、適当なマス
ク(図示せず。)を用いながらスパッタリングまたは真
空蒸着のような乾式めっきにより、銅からなる第2層4
4が形成され、さらにその上には、同様の乾式めっきに
より、銀からなる第3層45が形成される。このように
して、主面電極部12は、第1層43、第2層44およ
び第3層45によって与えられる。ここで、第1層43
は、外装樹脂層15および16の各々に対して強い接着
力をもって接合され、第2層44は、この主面電極部1
2の半田食われを防止し、第3層45は、この主面電極
部12の半田付け性を向上させる。これら第2層44お
よび第3層45の各々の機能は、それぞれの厚みが厚い
ほど増大されるが、実用的には、それぞれ、2〜4μm
程度の厚みで十分である。
【0042】他方、主面電極部12に連なる端面電極部
13は、好ましくは、次のように形成される。図1を参
照して、適当なマスク(図示せず。)を用いながらスパ
ッタリングのような乾式めっきにより、厚み約1μmの
ニッケル・銅合金からなる第1層46を形成し、その上
に、上述した第2層44および第3層45と同様の厚み
をもって同様の方法により、銅からなる第2層47およ
び銀からなる第3層48を形成する。この端面電極部1
3において、第1層46は、半田食われの一層の防止に
寄与している。このようにして、図2に示すような外観
を有するチップ型圧電共振子1が得られる。
【0043】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したが、この発明の範囲内において、いくつかの
変形例が可能である。
【0044】たとえば、チップ型圧電共振子1における
振動空間を確保するため、接着剤層24および25なら
びにカバーシート26および27を用いたが、他の構造
のものに置換えられてもよい。
【0045】また、図示したチップ型圧電共振子1は、
厚み縦振動モードを利用するエネルギ閉じ込め型の二重
モード圧電共振子であったが、他の形式の圧電共振子に
もこの発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるチップ型圧電共振子
1の一部を拡大して示す断面図である。
【図2】図1に示したチップ型圧電共振子1の外観を示
す斜視図である。
【図3】図1に示したチップ型圧電共振子1を得るため
に用意されるマザー圧電基板17ならびにマザーシート
28および29を互いに分離して示す斜視図である。
【図4】図3に示したマザー圧電基板17の一部を拡大
して示す斜視図である。
【図5】図3に示したマザー圧電基板17の各主面を覆
うように外装樹脂33を流し込む工程を示す斜視図であ
る。
【図6】図5に示した外装樹脂33を硬化させた後、マ
ザー主面電極部37が形成されたサンドイッチ構造物3
6を示す斜視図である。
【図7】図6に示したサンドイッチ構造物36を切断し
て得られたチップ8の外観を示す斜視図である。
【図8】図7に示した主面電極部12の組成を拡大して
示す断面図である。
【符号の説明】
1 チップ型圧電共振子 2,3 主面 4〜7 端面 8 チップ 9〜11 外部電極 12 主面電極部 13 端面電極部 14 圧電基板 15,16 外装樹脂層 17 マザー圧電基板 18〜20 振動電極 21〜23 端子電極 33 外装樹脂 34,35 マザー外装樹脂層 37 マザー主面電極部 38,39 切断線 40 銀皮膜 41 銅皮膜 42 熱硬化性樹脂 43 第1層 44 第2層 45 第3層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な2つの主面および前記主面
    間を連結する4つの端面を有する、直方体状のチップ、
    ならびに前記チップの外表面上に形成され、前記主面上
    に位置する主面電極部および前記端面上に位置する端面
    電極部をそれぞれ有する、複数の外部電極を備え、 前記チップは、前記主面と平行に延びる圧電基板、およ
    び前記圧電基板の両主面をそれぞれ覆う外装樹脂層を備
    え、 前記圧電基板の主面上には、当該圧電基板を挟んで互い
    に対向する複数の振動電極、および前記振動電極にそれ
    ぞれつながりかつ前記端面電極部にそれぞれ電気的に接
    続される複数の端子電極が形成されている、 チップ型圧電共振子において、 前記主面電極部は、前記端面上に付与された銅ペースト
    を固化することにより形成された第1層、その上に銅を
    乾式めっきすることにより形成された第2層、およびそ
    の上に銀を乾式めっきすることにより形成された第3層
    を備えることを特徴とする、チップ型圧電共振子。
  2. 【請求項2】 圧電性を有するマザー圧電基板を用意
    し、 前記マザー圧電基板の主面上に、当該マザー圧電基板を
    挟んで互いに対向する複数の振動電極、および前記振動
    電極にそれぞれつながる複数の端子電極をそれぞれ含
    む、複数の圧電共振子のための複数組の振動電極および
    端子電極を形成し、 前記マザー基板の両主面を覆うように外装樹脂層を形成
    し、 前記外装樹脂層上に銅ペーストを所定のパターンで付与
    し固化することにより外部電極の主面電極部の第1層を
    形成し、 各前記端子電極が分割面に露出するように、前記マザー
    圧電基板を前記外装樹脂層および前記第1層とともに分
    割し、複数の圧電共振子のためのチップを得、 前記チップをバレル研磨し、 次いで、各前記チップの前記分割面に各前記端子電極と
    電気的に接続されかつ各前記主面電極部に連なる端面電
    極部を形成するとともに、前記第1層上に銅の乾式めっ
    きによる第2層およびその上に銀の乾式めっきによる第
    3層をそれぞれ形成する、 各工程を備える、チップ型圧電共振子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157884A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Kyocera Crystal Device Corp 水晶デバイス及びその製造方法

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