JPH07107272B2 - 地下構造物の接合工法 - Google Patents

地下構造物の接合工法

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JPH07107272B2
JPH07107272B2 JP3296717A JP29671791A JPH07107272B2 JP H07107272 B2 JPH07107272 B2 JP H07107272B2 JP 3296717 A JP3296717 A JP 3296717A JP 29671791 A JP29671791 A JP 29671791A JP H07107272 B2 JPH07107272 B2 JP H07107272B2
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光政 村上
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大進工業株式会社
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場において分割し
て製作された複数のユニットを現場に搬入し、この現場
に掘削形成された地下部でユニット同士を接合すること
により、地下居室など所望大きさの地下構造物を構築
る場合に適用される地下構造物の接合工法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の地下構造物では、図8
に示すように、各ユニット105A,105Bの壁材が
内側鋼板101と外側鋼板102との間に発泡ウレタン
などの断熱材103を介在した鋼製パネル104から構
成されており、隣接するユニット105A,105Bの
接合には、上記鋼製パネル104の端部に設けられた接
合用鋼材106A,106Bを、それらの対向する面板
部106a,106bにおいてボルト107,ナット1
08を介して締め付ける方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
接合工法では、各ユニット106A,105Bの各接合
鋼材106A,106B同士を直接に接合しているの
で、ボルト107,ナット108を締め付ける際の作業
空間が鋼製パネル104内の非常に狭い空間に制約され
接合作業自体が困難である上に、ボルト107やナッ
ト108をねじ回しできるように断熱材103の一部に
形成された欠除部にウレタンなどの発泡性断熱材を現場
で注入するという仕舞い処理も必要となり、全体として
多大な手間を要し、施工能率が非常に悪い。また、上記
ユニット105Aの接合用鋼材106Aと隣接側ユニッ
ト105Bの接合用鋼材106Bを離して両者106
A,106B間をU形結合部材を介して結合するように
することで、接合用作業スペースを確保して接合作業性
の容易化を図ることも考えられているが、この場合は、
結合部材の介在により結合個所の数が増え、それだけ作
業工数の増加により工費が嵩みやすいだけでなく、能率
的にも未だ十分でないという問題がある。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ユニット同士の接合工数を大幅
に増やすことなく、十分に広い作業スペスを確保して
合作業の容易化、能率化を図ることができる地下構造物
の接合工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る地下構造物の接合工法は、壁材が
側鋼板と外側鋼板との間に断熱材を介在した鋼製パネル
で構成された複数のユニ ット同士を、現場に掘削形成さ
れた地下部において上記鋼製パネルを介して接合させる
ことにより、所望の大きさの地下構造物を構築する地下
構造物の接合工法であって、上記各ユニットにおける
製パネルの外側鋼板には、隣接ユニット側へ一体に延び
る延設部が設けられているとともに該延設部の先端部に
は、内側鋼板の内面の延長線上に位置する第1面板部お
よびそれに直交する第2面板部をもつ接合用鋼材が固定
されており、相隣接するユニットの接合用鋼材をそれら
の第2面板部が当接するように対向配置させて、このと
き、両ユニットの延設部の内側に形成される内向き開放
空間を通して当接する両接合用鋼材の第2面板部同士を
ボルトおよびナットで締付けることにより隣接するユニ
ットを接合固定する工程と、上記隣接ユニットそれぞれ
外側鋼板の延設部に対向させて隣接ユニットの接合用
鋼材の第2面板部間に亘って上記内向き開放空間を閉塞
する内側鋼板蓋を跨設する工程と、この内側鋼板蓋、上
記延設部および隣接ユニットの各接合用鋼材とにより形
成される空間に上記内側鋼板蓋に形成された注入孔から
発泡性の断熱材を注入して隣接ユニットの接合個所を断
熱処理する工程とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】この発明によれば、現場に掘削形成の地下部に
設置された相隣接するユニットをそれらの各接合用鋼材
の第2面板部が当接するように対向配置させることによ
り、両ユニットの延設部の内側には内向きに開放する十
分に大きい空間を形成させることが可能であり、この空
間を通して当接する両接合用鋼材の第2面板部同士をボ
ルトおよびナットで締付けることにより隣接するユニッ
ト同士を広い作業スペースのもとで容易かつ迅速に接合
固定することができる。これによって、隣接ユニット同
士の接合の作業性が大幅に改善され、しかも別途、結合
部材を介在するもののように工数が増えることもない。
また、接合後の作業も内側鋼板蓋の跨設と発泡性断熱材
の注入といった簡単なものでよく、全体に亘って良好な
断熱性をもつ地下構造物を能率よく施工することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの発明に係る地下構造物の接合工法
が適用される地下構造物の概念図である。
【0008】図1において、1(1A,1B,……、1
N)はユニット化されて地下に設置される複数の地下構
造物であり、これらユニット1は隣接するものに対して
後述する接合構造により固定・連結されている。上記各
ユニット1における天井や床、壁を構成する壁材3は、
図2および図3に示すように、内側鋼板4と外側鋼板5
との間に、断熱材として発泡ウレタン6を充填してなる
鋼製パネルで構成されている。7は上記鋼製パネル3に
設けられた鋼製の梁材である。上記鋼製パネル3の内側
面には、木下地8を介して内張り材9などが付設されて
いる。
【0009】上記各ユニット1の鋼製パネル3における
外側鋼板5には、図4およ図5に示すように、隣接ユ
ニット側に延びる延設部10(10A,10B)が一体
連成されており、各延設部10(10A,10B)
先端には、図4に示すように、内側鋼板4の内面の延長
線上に位置する第1面板部としてのフランジ部11c,
11dおよびそれに直交する第2面板部としてのウェブ
部11a,11bを有する隣接ユニット同士の接合用の
コ字形鋼材11(11A,11B)が溶接12などで固
着されている。13は上記延設部10(10B)の外面
に溶接14などで固着されて接合時に隣接側の延設部1
(10A)を位置合せするためのガイド板である。
【0010】上記隣接ユニット10A,10Bにおける
接合用鋼材11A,11Bのウエブ部11a,11bに
は、図4に示すように、ボルト挿通孔15A,15B
形成されており、このボルト挿通孔15A,15Bに挿
通したボルト16とナット17により上記接合用鋼材1
1A,11Bのウェブ部11a,11bを締め付けるよ
うになっており、この接合用鋼材11A,11Bのウエ
ブ部11a,11b間には、上記ボルト16に貫通され
た水膨張性シール材18が介在されていて、接合部のシ
ール性が確保されるようになっている。19は上記接合
用鋼材11A,11Bの対向する第2面板部となるウエ
ブ部11a,11bのいずれか一方、たとえば接合用鋼
材11B側に突設されたフラットバーからなる凸部であ
り、この凸部19は上記シール材18の厚さT(5m
m)に比して小寸の厚さt(2mm)であり、上記シー
ル材18の締付代を制限している。
【0011】上記外側鋼板5の延設部10A,10Bに
対向して隣接するユニット1A,1Bの接合用鋼材11
A,11Bの内側フランジ部11c,11d間には、図
7に示すように、内側鋼板蓋20が跨設され、これがた
とえば栓溶接21で上記接合用鋼材11A,11Bなど
に固定されている。22は上記接合部位に現場で充填さ
れた発泡ウレタン、23は上記内側鋼板蓋20に形成さ
れたウレタン注入孔である。
【0012】つぎに、上記ユニットの接合工法につい
て、工程順に説明する。図5のように、隣接するユニッ
ト1A,1Bの接合用鋼材11A,11Bをそれらのウ
ェブ部11a,11bが互いに対向するように配置させ
る。この状態から両ユニット1A,1Bをさらに近づけ
て接合用鋼材11A,11Bのウェブ部11a,11b
同士を当接させた上で、それらウェブ部11a,11b
同士をボルト16とナット17により締付けて隣接する
ユニット1A,1Bの接合用鋼材11A,11Bを図6
に示すように接合する。この時、ユニット1A側の外側
鋼板10Aをユニット1B側のガイド板13に沿わせる
ことにより、両接合用鋼材11A,11Bを正確、かつ
容易に位置合せすることができる。
【0013】ところで、上記のボルト16とナット17
による締付け作業時には、両ユニット1A,1Bにおけ
る外側鋼板5,5の延設部10A,10Bの内側には、
それら両延設部10A,10Bに対向して広い内向き開
放空間X,Xが形成されることになり、この空間X,X
を通してボルト16、ナット17の締付け作業を行なえ
るので、接合作業性の著しい改善が図れる。しかも、接
合用鋼材11A,11Bを結合部材を用いることなく、
直接固定しているので、工数の増大が抑えられる。
【0014】また、上記ボルト16とナット17で接合
用鋼材11A,11Bを締め付けることにより、接合部
位は、水膨張シール材18でシールされる。上記ボルト
16とナット17による締め付が過剰に行なわれると、
上記シール材18によるシール機能の低下をもたらすお
それがある。しかるに、接合用鋼材11B側に設けた凸
部19が他方の接合用鋼材11Aに当接することによっ
て締付代が制約され、上記シール材18の締め付け状態
を適正に設定することができ、結果的にシール性が効果
的に発揮される。
【0015】上記接合用鋼材11A,11Bの締付けに
よる隣接ユニット1A,1Bの接合固定後には、両ユニ
ット1A,1Bの接合用鋼材11A,11Bの内側フラ
ンジ部11c,11d間に亘って上記内向き開放空間
X,Xを閉塞するように内側鋼板蓋20を跨設し、かつ
栓溶接21により接合用鋼材11A,11Bなどに固定
する。最後に、内側鋼板蓋20、両延設部10A,10
Bおよび隣接ユニット1A,1Bの各接合用鋼材11
A,11Bとにより形成される空間に対して内側鋼板蓋
20に形成のウレタン注入孔23からウレタン22を注
入してこれを発泡し充填することで、隣接ユラット1
A,1Bの接合個所の断熱処理を施工する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、現場
に掘削形成の地下部に設置された相隣接するユニットを
それらの各接合用鋼材の第2面板部が当接するように対
向配置させて両者の締付けにより隣接ユニットを接合す
る際、両ユニットの延設部の内側には内向きに開放する
十分に大きい空間を形成させ、この空間を通してボルト
とナットの締付けを行うことが可能となり、降接するユ
ニット同士を広い作業スペースのもとで容易かつ迅速に
接合固定することができる。したがって、隣接ユニット
同士の接合の作業性を大幅に改善することができる。し
かも別途、結合部材を介在するもののように工数が増え
ることもなく、また、接合後の作業は内側鋼板蓋の跨設
と発泡性断熱材の注入といった簡単なものでよく、全体
に亘って良好な断熱性をもつ地下構造物を能率よく、低
作業コストで施工することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による地下構造物の接合工
法が適用される地下構造物の概念図である。
【図2】ユニットの壁材の構成を示す平面図である。
【図3】ユニットの壁材の構成を示す断面図である。
【図4】ユニット同士の接合構造を示す要部の拡大断面
図である。
【図5】ユニット同士の接合前の状態を示す断面図であ
る。
【図6】各ユニットの接合用フランジの接合状態を示す
断面図である。
【図7】ユニットの接合完了状態を示す断面図である。
【図8】従来の地下構造物の接合工法の説明図である。
【符号の説明】1A,1B,1N ユニット 3 鋼製パネル 4 内側鋼板 5 外側鋼板6,22 断熱材10A,10B 延設部11A,11B 接合用鋼材11a,11b ウェブ部(第2面板部) 11c,11d 内側フランジ部(第1面板部) 16 ボルト 17 ナット 20 内側鋼板蓋X 内向き開放空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁材が内側鋼板と外側鋼板との間に断熱
    材を介在した鋼製パネルで構成された複数のユニット同
    士を、現場に掘削形成された地下部において上記鋼製パ
    ネルを介して接合させることにより、所望の大きさの地
    下構造物を構築する地下構造物の接合工法であって、 上記各ユニットにおける鋼製パネルの外側鋼板には、
    接ユニット側へ一体に延びる延設部が設けられていると
    ともに該延設部の先端部には、内側鋼板の内面の延長線
    上に位置する第1面板部およびそれに直交する第2面板
    部をもつ接合用鋼材が固定されており、相隣接するユニ
    ットの接合用鋼材をそれらの第2面板部が当接するよう
    に対向配置させて、このとき、両ユニットの延設部の内
    側に形成される内向き開放空間を通して当接する両接合
    用鋼材の第2面板部同士をボルトおよびナットで締付
    ることにより隣接するユニットを接合固定する工程と、
    上記隣接ユニットそれぞれの外側鋼板の延設部に対向
    せて隣接ユニットの接合用鋼材の第2面板部間に亘って
    上記内向き開放空間を閉塞する内側鋼板蓋を跨設する工
    程と、この内側鋼板蓋、上記延設部および隣接ユニット
    の各接合用鋼材とにより形成される空間に上記内側鋼板
    蓋に形成された注入孔から発泡性の断熱材を注入して隣
    接ユニットの接合個所を断熱処理する工程とを備えてい
    ことを特徴とする地下構造物の接合工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6141715U (ja) * 1984-08-22 1986-03-17 ナスステンレス株式会社 組立地下家屋用パネル
JPH03425Y2 (ja) * 1984-10-30 1991-01-09
JPH0735866Y2 (ja) * 1988-12-28 1995-08-16 稔 近藤 地下組立て断熱材つきユニット

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