JPH0710908B2 - 反応射出成形用反応原液 - Google Patents

反応射出成形用反応原液

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JPH0710908B2
JPH0710908B2 JP2419229A JP41922990A JPH0710908B2 JP H0710908 B2 JPH0710908 B2 JP H0710908B2 JP 2419229 A JP2419229 A JP 2419229A JP 41922990 A JP41922990 A JP 41922990A JP H0710908 B2 JPH0710908 B2 JP H0710908B2
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reaction
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polymerization
catalyst
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ジョン ミンチャク ロバート
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ザ ビー.エフ.グッドリッチ カンパニー
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/02Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes
    • C08G61/04Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms
    • C08G61/06Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds
    • C08G61/08Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds of carbocyclic compounds containing one or more carbon-to-carbon double bonds in the ring

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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複分解触媒を用いる
ノルボルネン系モノマーの反応射出成形のための反応原
液に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ノル
ボルネンタイプのモノマーの製造は周知である。ノルボ
ルネン構造を含むシクロオレフィンのポリマーは少なく
とも1種のアルキルアルミニウムハライド助触媒及び少
なくとも1種のタングステンもしくはモリブデン化合物
触媒を含んでなる複分解触媒の存在下でシクロオレフィ
ンを開環重合することによって製造することができる。
重合は、他の共重合可能なモノマーの存在下もしくは不
存在下にシクロオレフィン単量体またはそれらの混合物
を炭化水素溶剤と混合させることによって達成される。
非共役非環状オレフィンから選ばれた分子量調節剤を次
いで反応器に添加し、次いでアルキルアルミニウムハラ
イド助触媒及びタングステンもしくはモリブデン化合物
触媒を添加する。溶液重合反応は0℃〜200℃、好ま
しくは25℃〜100℃で撹拌しながら行なわれ、緩や
かに発熱する。重合時間は2時間よりも短かいオーダー
である。反応器から直接回収された反応混合物は溶剤中
に溶解しているポリマーを含むはちみつ状の粘稠性を有
する滑らかで粘稠なポリマーセメントである。
【0003】塊状重合は溶剤もしくは稀釈剤の不存在下
に行われる。複分解触媒系を使用するシクロオレフィン
の塊状重合の我々の初期の試みは、重合反応が迅速に過
ぎて制御できないため、失敗に帰着した。さらに我々の
初期の塊状重合の試みは極めて黒ずんだ、不十分な物性
及び不十分な外観を有する生成物をもたらすに過ぎなか
った。
【0004】シクロオレフィンの塊状重合における我々
の次の開発として一つのアプローチを試みたが、それは
同様に不成功であった。このアプローチは反応原液を、
一方は触媒を含み、他方は共触媒を含む2つの反応原液
に分け、そして、室温で2つの反応原液を混合し、次い
で加熱金型にその混合物を移し、重合及び硬化を極めて
早く完了することであった。2つの反応原液の接触によ
り瞬間的に反応が起こり、これによって固体ポリマーバ
リヤーが2つの反応原液の間て形成され、各反応原液部
分からのモノマーの一部を包封し、制御できない重合を
誘起して混合を妨げることが見い出された。
【0005】タングステンまたはモリブデン化合物から
なる触媒と上記のアルキルアルミニウムハライド助触媒
とからなる複分解触媒を用いてノルボルネン基含有モノ
マーの開環塊状重合を行うと、先ず、アルキルアルミニ
ウムハライド助触媒が、少なくとも1種のアルコールま
たは活性ヒドロキシル含有化合物との反応によって(し
かし、少なくとも1種のタングステン又はモリブデン化
合物とのその後の接触(すなわち反応)の前に)、少な
くとも1種のアルキルアルコキシアルミニウムハライド
に変わる。かくして、シクロオレフィンを反応射出成形
(RIM)プロセスによって一段で硬質物へ成形するこ
とができる。そのような成形物の例は事務器のハウジン
グ、家具、窓わく等である。
【0006】シクロオレフィンの溶液開環重合につい
て、重合効率の向上、遷移金属の溶解性の増大、及びポ
リマーのミクロ構造の制御を目的として、少なくとも1
種のタングステンクロライド触媒とアルコール又はヒン
ダードヒドロキシベンゼンとを予備接触することは知ら
れている(米国特許第3943116号及び第4038
471号参照)が、しかし、特にアルコールをアルキル
アルミニウムハライド共触媒と予備接触させることは避
けている(米国特許第4239874号参照)。
【0007】 W−O−W結合が形成され、そして、塩化水素は本質的
にアルコキシアルキルアルミニウムハライドを形成する
ことなく有機アルミニウム化合物を遷移金属に対する強
力な還元剤としての状態に保つ。重合触媒を消失させか
つポリマーを凝固させるために重合の終りに過剰量のア
ルコールをこれらの系に添加することができる。
【0008】アルコール及び/又は他の活性ヒドロキシ
ル含有化合物を有機アルミニウム化合物と予備反応させ
ることによって、室温での重合が遅くなり、触媒成分、
繊維、充填剤及び他の添加剤を共に混合しその混合物を
金型へポンプ等で送り込むだけの時間を十分確保するこ
とができるという我々の発見は全く予期されないことで
あった。実際には、アルミニウム上のアルコキシル、ア
ルキル及びハライド基が極めて特定の比率に保持される
とき室温での安定条件及び高温下での迅速な重合がもた
らされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複分解触媒を
用いるノルボルネン系モノマーの反応射出成形に用いる
反応原液であって、該反応原液はノルボルネン系モノマ
ーに下記一般式(I): (RO)R′ AlX (I) (式中、Rは1〜18個の炭素原子を有するアルキル及
びアリール基から選ばれ、R′は1〜18個の炭素原子
を有するアルキル基であり、Xはハロゲンであり、
(a),(b)及び(c)はそれぞれRO,R′及びX
の当量を表わし、ここで(a)は1/2〜2・1/2で
あり、(b)は1/4〜2であり、かつ(c)は1/2
〜2である。)で表される助触媒を溶解してなる溶液で
あって複分解触媒を含まないことを特徴とする反応射出
成形用反応原液を提供する。
【0010】上記のアルキルアルミニウムハライド助触
媒をノルボルネン系モノマーに溶解してなる本発明の反
応原液は、触媒成分をモノマーに溶解してなる反応原液
を混合し、混合物を金型に入れて塊状重合することによ
り、シクロオレフィン重合体の成形品が得られる。
【0011】触媒成分としては有機アンモニウムモリブ
デートおよび有機アンモニウムタングステートが好まし
い。かかる触媒成分およびアルキルアルミニウムハライ
ド助触媒成分ともにモノマーに可溶性であり、しかも重
合開始までの時間を適宜制御できるので、反応射出成形
(RIM)プロセスによってシクロオレフィンを重合す
るのに好適であり、これによってシクロオフレィンモノ
マーは金型の中へ投入され、金型中で重合されて約2分
よりも短時間で高温下に一段で硬い成形物に変わる。
【0012】既に述べたように、アルキルアルミニウム
ハライド助触媒とタングステン又はモリブデン化合物触
媒との組合せは室温でさえも塊状でシクロオレフィンを
重合するのにあまりに活性が大き過ぎる。迅速な反応す
なわち重合が金型において行なわれる前に、触媒系成分
及び他の成分を混合するための時間が必要である。
【0013】従って、室温条件下に適当な誘導時間をと
ることができ、かつ金型内で急速に熱的に活性化されて
重合するように触媒系を改良することが望ましい。本明
細書において使用する「ポットライフ」とは、室温条件
下に、少なくとも1種のシクロオレフィンモノマー、触
媒及び助触媒からなる反応混合物の重合が実質的に休止
状態に留まる時間を意味する。表現を変えれば、ポット
ライフは反応混合物を形成するための成分の混合と室温
条件下におけるモノマーの重合開始との間の時間であ
る。ポットライフは成分の量及び種類、反応混合物が保
持される温度、系に存在する不純物、触媒と共触媒との
比並びに他の触媒に関する要因などのような多くの要因
に依存する。ポットライフはまた共触媒の還元力に依存
し、還元力が高ければ高い程、ポットライフは短かくな
る。第1図のA,B,C及びD部分で規定された助触媒
組成物は、室温では1時間〜8時間の間触媒を還元しな
いが、約60℃〜200℃の間の温度では触媒を迅速に
還元するような還元力を有すると考えられる。
【0014】衝突混合装置はここでの成分を混合するた
めに使用することができるが、本発明はそのような混合
手段の使用までは限定していない。反応射出成形工業に
おいてはウレタン系が極めて短かいポットライフをもつ
ため必要上もっぱら衝突混合装置を使用している。衝突
混合装置においては、2つの反応原液、すなわち触媒を
含む反応原液と助触媒を含む他の反応原液がほとんど瞬
間的に混合されて、金型へ射出される。
【0015】2つの反応原液が撹拌手段を備えた室に別
々に投入されるこの種の混合装置において、混合時間は
より長く約5秒〜約1/2時間まで変ることができる。
好ましくは、混合時間は約1分よりも少ない。緊急なこ
と及び作業上の中断が成形操作の間に余儀なくされるの
で、単に成分を混合するのに要する時間よりずっと長い
ポットライフを有することが望ましい。例えば、昼食休
憩は1/2〜1時間の長さであり、反応混合物は本質的
に未反応、すなわち未重合のものに留まるべきであり、
さもなければ、不経済な時間を費やす混合室からの反応
混合物の溶剤フラッシングを昼食休憩の間に行う必要が
生じよう。これら及び他の理由のために、短かいポット
ライフは、重合があまりにも急速に進み硬化するので反
応混合物を加工するのに十分な時間が与えられない点で
不利である。
【0016】上記のような考えに基づいて、本発明の系
は室温で少なくとも約1/2分のポットライフを与える
ように構成されている。好ましい実施態様においてポッ
トライフは約1時間以上である。重合時間はポットライ
フに関係する。一般にこの系に関してポットライフが長
ければ長い程、高温における重合を完了させるのにより
長い時間がかかる。例えば、もし約1/2時間のポット
ライフが与えられるようここに記載された系が構成され
るならば、重合は約110℃の金型温度に対して約1/
2分と短時間で完了することができる。しかしながら、
約8時間のポットライフをもつ系では、重合は同様な金
型温度を用いて2〜3分の時間で完了し得る。さらに、
反応すなわち重合温度はポットライフ、また成形品の厚
さその他多くの他の変数に依存するであろう。重合時間
は金型温度を上げることによって減少させることができ
るが、しかしながら金型温度は約200℃以下に保持す
べきである。
【0017】本発明の系で用いられる金型の温度は適宜
選択すればよいが、通常は50℃以上、好ましくは約6
0〜200℃の範囲、より好ましくは90〜130℃で
あるべきである。反応射出成形に要する重合時間は約5
分より短く、好ましくは約2分より短くあるべきであ
る。他の方式の塊状重合に対しては、ポットライフへの
影響をみて種々の重合時間が得られるよう構成すること
ができる。
【0018】アルキルアルミニウムハライド助触媒の還
元力を低下させることによって、迅速な重合反応の開始
前に室温で種々の成分を混合したり作業を中断したりす
る余裕を生じるに適当なポットライフが得られることが
見出された。アルキルアルミニウムハライド助触媒の改
良はその中にアルコキシ基を導入することによって達成
される。これは酸素、アルコール、フェノールのいずれ
かを用いて、または他の方法で達成することができる。
エタノール及びプロパノールのようなアルコールを使用
する時、アルコールはそれを系に添加する前に助触媒と
予備反応することができる。適当なアルコールはシクロ
オレフィンモノマー中に可溶性であるアルコキシアルキ
ルアルミニウムハライド助触媒を与えるものである。そ
のような反応は窒素でシールして2成分を混合すること
によって水の不存在下で行なわれる。反応は迅速であ
り、もしジエチルアルミニウムが助触媒であるならばエ
タンのような揮発性炭化水素を発生する。反応は本質的
に100%完了まで進行する。
【0019】アルコールを助触媒と予備反応させる代り
に、アルコール及び助触媒を同一反応系(in sit
u)で反応させることができる。アルコキシ基はもちろ
んアルコールによって与えられるが、しかしながら、ア
ルコキシ基又はアリールオキシ基は重合の前又は間に助
触媒と接触する他のヒドロキシル含有材料によって供給
することもできる。例えば、ヒドロキシル基を含む配合
物中のいかなる成分も助触媒の還元力を抑制するために
助触媒との反応にそのような基を利用することができ
る。そのような物質の例は助触媒との反応に有効な活性
ヒドロキシル基を有するある種の充填剤及びフェノール
系安定剤である。そのような場合に適当なヒドロキシル
含有充填剤が助触媒を含む配合成分と混合される時、充
填剤中のヒドロキシル基は助触媒と反応し、これによっ
てアルコキシ又はアリールオキシ基はアルミニウムに結
合されるようになる。ヒンダードフェノールはフェノキ
シアルミニウム基を形成せず、比較的不活性である。助
触媒中のアルミニウムに結合せるアルキル基の一部をア
ルコキシ基で置換することによって、助触媒の還元力を
抑制すべく機能して、環状オレフィンの塊状重合を可能
にする。化学量論的に過剰量のアルコール又はヒドロキ
シル含有物質の使用は避けねばならない。ここで「化学
量論的過剰」とは、アルキルアルミニウム成分のモル量
よりアルコール又はヒドロキシル含有物質のモル量が過
剰であることを意味し、これはアルミニウム化合物を還
元剤又は助触媒として無効ならしめる。実際にアルコキ
シル又はアリールオキシ基とアルミニウムの好ましい比
は第1図における領域ABCDによって規定される。
【0020】得られたアルコキシアルキルアルミニウム
又はアリールオキシアルキルアルミニウムハライドは式 (RO) AlX (式中Rは約1個〜18個の炭素原子、好ましくは2個
〜4個を含むアルキル又はフェニル基であり;Rは1
個〜18個の炭素原子、好ましくは2個〜4個を含むア
ルキル基であり;Xは塩素、ヨウ素、臭素及びフッ素、
好ましくは塩素及びヨウ素から選ばれたハロゲンであ
り;「a」はアルコキシ又はアリールオキシ部分(RO
−)の当量数であり、最小約1/2〜最大約2・1/
2、好ましくは約1〜約1・3/4、まで変ることがで
き;「b」はアルキル基(R)の当量数であり、最小
約1/4〜最大約2、好ましくは約1/2〜約1、まで
変ることができ、「c」はハロゲンXの当量数であり、
最小約1/2〜最大約2、好ましくは約3/4〜約1・
1/4まで変ることができる。)を有する。a,b、及
びcの合計は3.0に等しくなければならない。
【0021】またここで助触媒として適当なものは前記
のようなアリールオキシアルキルアルミニウムハライド
である。アリールオキシ基は好ましくはアンヒンダード
フェノール並びに置換及び未置換レゾルシノールから誘
導される。特に好ましいアリールオキシ基は2及び6の
位置でヒンダードされていないフェノールから誘導され
たフェノキシ基である。そのような化合物の特定の例は
フェノール自身及び2個のヒドロキシル基のうちの1個
がベンゾエートの形でエステル化されている未置換レゾ
ルシノールの誘導体である。これらの助触媒は一般にア
ルコキシアルキルアルミニウムハライド共触媒として機
能する。
【0022】アルコキシアルキルアルミニウム及びアリ
ールオキシアルキルアルミニウムハライド助触媒に対す
る実施可能範囲は第1図のプロットにおいて線ABCD
によって囲まれた領域によって規定される。点A,B,
C及びDは次のように規定される。 実施可能な範囲ABCDによって規定された助触媒のす
べてにおいて、アルミニウムの1個の原子は記載された
当量の他の構造と結合される。
【0023】ここに記載された塊状重合系に有用である
べき助触媒はアルミニウムと共に少なくとも一部のハロ
ゲンX、一部のアルコキシ又はアリールオキシ基RO及
び一部のアルキル基R′を含まねばならないということ
が見い出された。系における助触媒がトリアルキルアル
ミニウム(R′Al)である時、重合生成物は粘稠な
セメントであり、140℃という高温でさえ約30%以
下の転換率が達成されるに過ぎない。助触媒としてアル
ミニウムトリハライド(AlCl)又はトリアルコキ
シアルミニウム((RO)Al)を用いる系ではほと
んど又は全く重合は行なわれない。ジアルコキシアルミ
ニウムハライドについても同様である。というのはそれ
がアルキル基を含まないからである。
【0024】本発明で用いる好ましい触媒は、本発明者
らが先にノルボルネン型モノマーの塊状重合用に好適な
触媒として開発したものであり(特願昭58−6771
号参照)、この触媒は次のように規定されたものから選
ばれる有機アンモニウムモリブデート及びタングステー
トである。
【0025】〔RN〕(2y−6x)
〔R NH〕(2y−6x) 式中、Oは酸素を表わし;Mはモリブデン又はタングス
テンのいずれかを表わし;x及びyはモリブデンに対し
ては+6、タングステンに対しては+6、酸素に対して
は−2の原子価に基づいた分子中のM及びOの原子の数
を表わし;R及びRラジカルは同じ又は異なっている
ものでよく、水素、1個〜20個の炭素原子を含むアル
キル及びアルキレン基並びに各々5個〜16個の炭素原
子を含む脂環式基から選ばれる。但し、R及びRラジ
カルのすべてが水素であることはなくまた全ての炭素数
が小さいこともない。というのは炭化水素及び大部分の
有機溶剤中に本質的に不溶になるからである。好ましい
実施態様において、R及びRラジカルは1〜18個の
炭素原子を含むアルキル基から選ばれ、ここで全てのR
ラジカルの炭素原子数の合計は15〜54、より好ま
しくは21〜42であり、また全てのRラジカルの炭素
原子数の合計は20〜72、好ましくは25〜48であ
る。
【0026】下記式(II)で表わされる有機アンモニ
ウムモリブデート及びタングステートの場合には 〔RN〕(2y−6x) (II) 式中のすべてのRラジカルが同じであるときは、Rは4
〜18個の炭素原子を含むことができる。3個のRラジ
カルが同じで、各々が7個〜18個の炭素原子を含む場
合には、残りのRは1個〜18個の炭素原子を含むこと
ができる。3個のRラジカルが同じで、各々が4個〜6
個の炭素原子を含む場合には、残りのRラジカルは4〜
18個の炭素原子を含むことができる。4個のRラジカ
ルのうち2個が同じである場合には、2個の同じRラジ
カルは各々12個〜18個の炭素原子を含むことがで
き、残りの2個のRラジカルは1個〜18個の炭素原子
を含むことができる。この残りの2個のRラジカルは、
各々が1個〜18個の炭素原子を含む限り、互に同じ又
は異なるものであることができる。すべてのRラジカル
が異なる場合には、その炭素原子数の合計は20〜72
の範囲であることができる。
【0027】同様なことが次式(III): 〔R NH〕(2y−6x) (III) によって規定される有機アンモニウムモリブデート及び
タングステートにも適用される。Rラジカルはもし分
子が炭化水素反応溶剤及び/又はノルボルネン型モノマ
ーに可溶であるべきならば、小さ過ぎることはあり得な
い。すべてのRラジカルが前記式において同じである
場合には、各々は5個〜18個の炭素原子を含むことが
できる。2個のRラジカルが同じか又はRラジカル
のすべてが異なる場合には、各々は1個〜18個の炭素
原子を含むことができ、その合計は15個〜72個の炭
素原子の範囲であることができる。また1個のRラジ
カルが水素である化合物も含まれるが、その場合に残り
の2個のRラジカルは各々12個の炭素原子またはそ
れより多くの、すなわち12〜18個の炭素原子を含む
ことができる。ここに記載された適当な有機アンモニウ
ムモリブデート及びタングステートの特定の例はトリド
デシルアンモニウムモリブデート及びタングステート、
メチルトリカプリルアンモニウムモリブデート及びタン
グステート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ート及びタングステート、並びにトリオクチルアンモニ
ウムモリブデート及びタングステートを含む。
【0028】これらはいずれもノルボルネン型モノマー
に可溶性であり、しかも助触媒が存在しない系ではノル
ボルネン型モノマーの重合を長期間に亘って惹起しな
い。有機アンモニウムモリブデートもしくはタングステ
ート又はその混合物は、1モルの全モノマー当り約0.
01〜50ミリモル、好ましくは0.1〜10ミリモ
ル、のモリブデンもしくはタングステンのレベルで使用
される。アルキルアルミニウムハライドと有機アンモニ
ウムモリブデート及び/又はタングステートのモル比は
臨界的ではなく、アルミニウムとモリブデン又はタング
ステンの比として約200:1もしくはそれ以上から
1:10まで、好ましくは10:1〜2:1の範囲であ
り得る。
【0029】ここに記載された方法に従って、塊状で重
合され得るノルボルホン型モノマーすなわちシクロオレ
フィンは置換又は未置換のものである次式Iによって表
わされる少なくとも1個のノルボルネン基の存在によっ
て特徴づけられる:
【化2】
【0030】この規定に従って、適当なノルボルネン型
のモノマーは置換及び未置換のノルボルネン、ジシクロ
ペンタジエン、ジヒドロジシクロペンタジエン、シクロ
ペンタジエンのトリマー、並びにテトラシクロドデセン
を含む。ノルボルネン型の好ましいモノマーは次の式I
I及びIIIによって規定されるものである。
【化3】
【0031】(式中、R及びRは水素、1〜20個の
炭素原子を有するアルキル及び6〜20個の炭素原子を
有するアリール基から独立に選ばれ、またR及びR
それらに結合された2個の環炭素原子と共に、3個〜1
2個の炭素原子を含む飽和及び不飽和の環状基を形成し
てもよい。)好ましい実施態様において、R及びR
水素及び1〜2個の炭素原子を有するアルキル基から独
立に選ばれる。ここで言及されるモノマーの例はジシク
ロペンタジエン、メチルテトラシクロドデセン、2−ノ
ルボルネン並びに5−メチル−2−ノルボルホン、5,
6−ジメチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノ
ルボルネン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−ヘキ
シル−2−ノルボルネン、5−オクチル−2−ノルボル
ネン、及び5−ドデシル−2−ノルボルネンのような他
のノルボルネンモノマーを含む。
【0032】本発明は特にメチルノルボルネン、メチル
テトラシクロドデセン及びジシクロペンタジエンのホモ
ポリマー、コポリマー及びターポリマー、さらに特にメ
チルテトラシクロドデセンのホモポリマー並びにメチル
テトラシクロドデセンとメチルノルボルネンとのコポリ
マーの製造に有用である。メチルテトラシクロドデセン
とメチルノルボルネンとのコポリマーは1重量%〜75
重量%のメチルノルボルネンを含むモノマー混合物から
重合され、そのコポリマーは1重量%〜75重量%の重
合されたメチルノルボルネンを含む。ターポリマーは1
重量%から75重量%のメチルノルボルネン及び25重
量%〜99重量%のメチルテトラシクロドデセンを含む
モノマー混合物から重合されるもので、そして残りはジ
シクロペンタジエンである。ターポリマーは1重量%〜
75重量%の重合されたメチルノルボルネン及び25重
量%〜99重量%の重合されたメチルテトラシクロドデ
センを含む。
【0033】そのモノマー又はノルボルネン型モノマー
の混合物はその約20重量%までの少なくとも1種の他
の重合性モノマーを含むことができる。そのような他の
重合性モノマーは好ましくは4〜12個の炭素原子、好
ましくは4〜8個の炭素原子を含むモノ及びジシクロオ
レフィンから選ばれ、その例はシクロブテン、シクロペ
ンテン、シクロペンタジエン、シクロヘプテン、シクロ
オクテン、1,5−シクロオクタジエン、シクロデセ
ン、シクロドデセン、シクロドデカジエン及びシクロド
デカトリエンを含む。また7〜16個の炭素原子と1〜
4個の二重結合、好ましくは8〜12個の炭素原子と2
〜3個の二重結合を含む二環式オレフィンも適当であ
り、その例としてノルボナジエンがある。
【0034】各二重結合の炭素原子上に少なくとも1個
の水素を有しかつ2〜12個の炭素原子、より好ましく
は3〜8個の炭素原子を含む少なくとも1種の非共役非
脂環式オレフィンは分子量調節剤として使用され得る。
好ましくは非共役非脂環式オレフィンは1−ブテン、3
−メチル−1−ブテン、2−ペンテン、4−メチル−2
−ペンテン等のような3〜8個の炭素原子を含む1−オ
レフィン及び2−オレフィンから選ばれる。二重結合を
形成する炭素上に置換された水素原子を有しない化合物
は本発明の方法においては反応性ではない。
【0035】非共役非脂環式オレフィンは1モルの全モ
ノマー装填物当り約0.0001〜約1モルの比で使用
することができる。非共役非脂環式オレフィンはモノマ
ーと共に直接装填される。本発明における塊状重合の形
式は格別制限されないが、第2図に示すような反応射出
成形プロセス用に特に適当である。第2図に言及すれ
ば、シクロオレフィンの1/2がタンク10に助触媒と
共に添加され、他の半分は触媒と共にタンク12に添加
される。ここに記載された共触媒と触媒の両方はシクロ
オレフィンモノマー中に可溶性である。他の添加剤はい
ずれか又は両方のタンクにおいてモノマーと共に混合す
ることができる。撹拌機14,16はモノマー装填物の
混合を容易にするためにタンク中に備えられ、各タンク
はライン24,26を通してタンク22から供給される
窒素のブラケット下で保持することができるように、各
ライン18,20を通して真空ソースに結合される。タ
ンク10の内容物はライン32,34及び36を通して
ポンプ28及び弁30によって連続的に再循環すること
ができる。同じことが他方でライン44,46及び48
を通してポンプ40及び弁42によって再循環されるタ
ンク12の内容物でもってなされ得る。
【0036】成形操作の間、弁30及び弁42は、タン
ク10及び12からライン50,52を通して混合ヘッ
ド54の中へモノマー装填物を入れるために操縦され
る。混合ヘッド54の中でモノマー装填物がほぼ室温又
は周囲温度で混合され、かつライン56を経てピストン
58から金型60へ注入される。これは熱的に開始され
る系であるので、その金型は約50℃以上、好ましくは
60〜200℃の範囲、より好ましくは約90℃〜13
0℃の温度に保持される。
【0037】金型が充填されて約1/4〜1/2分の間
に混合物の温度は約60℃〜約80℃、次いで次の2〜
3秒で約230℃まで上昇する。この時に重合が完了
し、成形された固体物体の冷却とともに温度が低下す
る。十分に冷却された時、金型を開放しその物体を取り
出す。
【0038】前記系において他の方法を選択することが
できる。一つの方法においては、モノマーもしくはモノ
マー混合物と充填剤、抗酸化剤、安定剤、衝撃改良剤及
び難燃剤のような他の成分とから構成される流れをミキ
サーへ注入する。また、触媒及び助触媒の少なくとも2
つの別々の流れがミキサーに注入される。混合が完了し
てから反応混合物はミキサーから予備加熱金型の中へ射
出される。
【0039】一般的に言って、一旦反応が金型温度で開
始されるや、重合が行なわれるのにほんの2〜5秒かか
るだけである。もちろんこれは特定のモノマー及び使用
される添加剤、金型温度、使用される特定の触媒及び助
触媒系等のような多くの要因に依存して変わる。ここに
おける目的のために金型内の時間は約5分より短かく、
好ましくは約2分より短かくあるべきである。この時間
は、金型への充填の開始からモノマーが重合分より短か
くあるべきである。この時間は、金型への充填の開始か
らモノマーが重合状態となって固体物体が金型から取出
可能な状態となるまでの測定された時間である。
【0040】2種のモノマー混合物を組合せたときの限
られたポットライフのために、操作が一晩又は延長され
た時間休止する毎に混合ヘッド54はきれいに掃き出さ
れなければならない。ライン、弁、混合ヘッド及びピス
トンのクリーニングすなわちフラッシングはタンク22
中に圧力下に貯蔵された窒素ガス及びタンク62中に貯
蔵された溶剤によって達成される。窒素ガスでフラッシ
ングするために、弁30及び42は各タンクを通してモ
ノマー混合物を再循環させるために設置されている。弁
66によって、窒素はタンク22からライン64を通過
して弁66及びライン68を経て混合ヘッド54へ、次
いでライン56及びピストン58を通してライン72を
経てタンク70へ運ばれる。同じライン、混合ヘッド及
びピストンを溶剤で清浄化するために、ライン64をバ
イパスにし、窒素をタンク62の中の溶剤に圧力を及ぼ
すために適用し、ライン74、弁66を通して、次いで
フラッシング操作と同じ方法でその系を通す。
【0041】塊状重合形態の反応射出成形(RIM)
は、閉鎖された金型への液体成分の低圧ワンステップす
なわちワンショット射出成形であって、金型中で迅速に
重合が起こりプラスチック成形品が得られる。RIMは
多数の重要な点で射出成形とは異なる。射出成形は固体
樹脂を溶融しかつ約150〜350℃の溶融樹脂を室温
に保たれた金型へ運ぶことによって金型キャビティーに
おいて約10000〜20000psiの圧力で行なわ
れる。約150〜350℃の射出温度では、射出成形プ
ロセスにおける溶融樹脂の粘度は一般に50000〜1
000000、特に約200000cpsの範囲にあ
る。射出成形プロセスにおいて樹脂の固化は成形製品の
大きさに依存して約10〜90秒で生じ、それに次いで
成形製品を金型から取り出す。樹脂が金型の中へ投入さ
れる時、射出成形プロセスにおいて化学反応は起こらな
い。
【0042】RIMプロセスにおいて金型に供給された
材料の粘度は、ウレタンに対し採用される室温からラク
タムに対し採用される約150℃まで変る射出温度にお
いて、約50〜10000cps、好ましくは約150
0cpsである。RIMプロセスにおける金型温度は約
100〜200℃の範囲にあり、金型における圧力は一
般に約50〜150psiの範囲にある。RIM処方に
おける少なくとも1種の成分は金型において重合されて
ポリマーとなるモノマーである。射出成形とRIMとの
間の主な差異は、RIMにおいて化学反応がモノマーを
重合体状態に変換するために金型内で行なわれるという
事実にある。実用的な目的のために化学反応は好ましい
実施態様において約2分より短時間で迅速に行なわれな
ければならない。
【0043】
【実施例】以下、本発明を特定の材料及び操作条件によ
って以下の具体例について説明される。参考例1 アルコキシアルキルアルミニウムクロライド助触媒を次
のように製造した。すなわち、93.7mlのメチルテ
トラシクロドデセン(MTD)に4.7mlのn−プロ
パノールを添加し、次いで6.3mlの生のジエチルア
ルミニウムクロライドを添加することによって、次式で
表わされるオレンジ色の共触媒を製造した。 (CO)1・1/4・(C3/4・AlCl
【0044】実施例1 この例は、壜A,B,C及びDの中での小規模のメチル
テトラシクロドデセン(MTD)の塊状重合を示してい
る。実験においては、エチル330抗酸化剤、1−プロ
パノールの0.5モラーMTD溶液、助触媒ジエチルア
ルミニウムクロライド(DEAC)の0.5モラーMT
D溶液及び触媒トリ(トリドデシルアンモニウム)モリ
ブデート(TTAM)の0.1モラーMTD溶液を使用
した。最初に、各壜を重合反応が窒素のブランケットの
下で行なうことができるように窒素の流れで満した。各
ボトルに室温で1.2gの抗酸化剤及び80mlすなわ
ち80gのMTDを添加した。抗酸化剤は室温でMTD
中に溶解しなかったので、各壜の内容物をMTD中に抗
酸化剤を溶解させるために約50℃まで加熱し、次いで
室温まで冷却した。
【0045】抗酸化剤とMTDを含む壜Aに0.5モラ
ー濃度の1−プロパノールのMTD溶液3.0ml、次
いで0.5モル濃度のDEAC共触媒のMTD溶液2.
0mlを添加した。その時間は午後2時5分であった。
1−プロパノールとDEACとの間の反応(in si
tu)によって次の式: (CO)1・1/2・(C1/2・AlCl のプロポキシエチルアルミニウムクロライドとして定義
された助触媒を製造した。午後2時44分に、モリブデ
ンに基づいて0.1モル濃度のアンモニウムモリブデー
ト触媒のMTD溶液1.0mlを添加した。壜の内容物
を先に窒素で洗い流した120℃に保持された実験室的
2−プレート金型の中へ注いだ。午後2時47分にその
金型を開放し、硬いポリマー成形物を取り出した。
【0046】壜B中に抗酸化剤及びMTDと共に、0.
5モル濃度の1−プロパノールのMTD溶液3.0ml
を添加し、次いで0.5モル濃度のDEAC共触媒のM
TD溶液2.0mlを添加した。午後3時5分に0.1
モル濃度の触媒1.0mlを添加し、窒素のラインを壜
から取り出し、装填物をガス抜きするために真空を適用
した。午後3時7分に、真空を窒素で破り、壜の内容物
を145〜149℃に保持された2−プレート金型の中
へ注いだ。午後3時10分にその金型を開放し、プラス
チック成形物を取り出した。金型の中の温度は重合の間
145〜151℃まで変化した。
【0047】午後2時5分に壜Cの中へ4.8mlの1
−プロパノール溶液及び3.0mlのDEAC共触媒溶
液を添加した。午後2時23分に、3.8mlの触媒を
添加し、試料を120℃の金型の中へ注いだ。午後2時
27分に、その金型を開放し、重合の間に揮発物によっ
て形成されたバブル及び溝を含む硬いプラスチック板を
取り出した。
【0048】午後2時5分に、1−プロパノール溶液
4.8ml及びDEAC共触媒溶液3.0mlを壜Dに
添加した。午後3時24分に、1.0mlの触媒を真空
下に添加した。試料をガス抜きした後、真空を窒素で破
り、試料を150℃の金型の中へ注いだ。午後3時31
分に金型を開放してから、バブル又は溝のない室温で固
体のプラスチック成形物を取り出した。
【0049】実施例2 この例は第2図に記述された系を用いる4つの成形実験
を示す。各実験において次の材料をタンク10及び12
に添加した。
【0050】前記表においてMTDはメチルテトラシク
ロドデセンを表わし、クラトン(Kraton)G−1
650は衝撃改良剤として使用された水素化スチレン−
ブタジエン−スチレンのブロックコポリマーであり、T
TAM触媒はトリ(トリドデシルアンモニウム)モリブ
デートであり、その431mlはモリブデンに基づいて
0.1モル濃度のMTD溶液の量であり、エチル330
はヒンダードフェノール抗酸化剤であり、DEACはジ
エチルアルミニウムクロライドであり、その21.6m
lを312.4mlのMTDに溶解せる溶液として使用
した。助触媒は、MTDと添加剤の存在下に、DEAC
と1−プロパノールとを反応させることによってタンク
12中で製造した。
【0051】タンク10及び12を約23〜25psi
gの完全真空下に保持した。実験#1は120℃の金型
温度で行ない、実験#2は150℃で、実験#3は10
0℃で、実験#4は120℃で行なった。タンク10の
液とタンク12の反応液を1:1の比率で衝突混合装置
を用いて金型に注入した。注入は瞬時に行われ、注入圧
力は約40kg/cmであった。成形すなわち重合は
2分の金型滞留時間で窒素パージなしで行なわれた。2
分よりも短かい金型滞留時間は容易に達することができ
た。4つの実験における他の条件を下記表1に示す。
【0052】各々の場合における製品は平滑で不透明白
色である硬質のプラスチックトレーであった。トレーの
大きさは8″×16″で、1″の深さ、1/8″の底部
厚さ及び1/4″の側厚を有していた。実施例3 メチルテトラシクロドデセン(MTD)を容器に入れ、
これに対し、ジエチルアルミニウムクロライド(DEA
C)を41ミリ濃度、n−プロパノールを所定の濃度と
なるようにそれぞれ添加してA液を調製した。
【0053】一方、MTDに対し、トリ(ドデシル)ア
ンモニウムモリブデートを21ミリ濃度となるように添
加し、これをB液とした。A液とB液を1:1の比率で
窒素雰囲気下に混合し、室温でのポットライフを測定し
た。結果を表2に示す。
【0054】実施例4 メチルテトラシクロドデセン(MTD)に代えてジシク
ロペンタジエン(DCP)を用いた他は実施例1の壜A
の場合と同様にして実験を行った。2つの液の混合物の
室温でのポットライフは5時間であった。また、金型へ
注入してから5分後に開放したところ硬い成形物が得ら
れた。
【0055】実施例5 MTDに代えてDCPを用いた他は実施例2の実験#3
と同様にして衝突混合装置を用い反応射出成形を行っ
た。重合は速やかに進行し、注入から3分後には終了し
た。得られた製品は平滑で不透明白色の硬いプラスチッ
クトレーであった。
【0056】
【図面の簡単な説明】
図1はノルボルネン基を含む少なくとも1種のシクロオ
レフィンモノマーを塊状重合するために、タングステン
もしくはモリブデン化合物触媒と共に使用されるアルコ
キシアルキルアルミニウムハライド及びアリールオキシ
アルキルアルミニウムハライド助触媒を一般に規定する
ところの領域A,B,C及びDを示す、トリアルキルア
ルミニウム(RAl)、アルミニウムトリクロライド
(AlCl)及びトリアルコキシアルミニウム(R
O)Alの三角図表であり、
【0057】図2はシクロオレフィンの1部が1つのタ
ンクにおいて触媒と混合され、別の部分のシクロオレフ
ィンがもう1つのタンクにおいて助触媒と混合され、そ
のシクロオレフィンの2つの部分が周囲温度で混合さ
れ、次いで予備金型中へ投入され、そこで重合が熱的に
開始され短時間で完了し、それに次いで硬い成形プラス
チック製品を金型から取り出すことからなる代表的な反
応射出成形プロセスの工程系統図である。
【0058】10,12…タンク 14,16…攪拌機 18,20…ライン 22…タンク 24,26…ライン 28…ポンプ 30…弁 32,34,36…ライン 40…ポンプ 42…弁 44,46,48…ライン 50,52…ライン 54…混合ヘッド 56…ライン 58…ピストン 60…金型 62…タンク 64…ライン 66…弁 68…ライン 70…タンク 72,74…ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複分解触媒を用いるノルボルネン系モノ
    マーの反応射出成形に用いる反応原液であって、該反応
    原液はノルボルネン系モノマーに下記一般式(I): (RO)R′ AlX (I) (式中、Rは1〜18個の炭素原子を有するアルキル及
    びアリール基から選ばれ、R′は1〜18個の炭素原子
    を有するアルキル基であり、Xはハロゲンであり、
    (a),(b)及び(c)はそれぞれRO,R′及びX
    の当量を表わし、ここで(a)は1/2〜2・1/2で
    あり、(b)は1/4〜2であり、かつ(c)は1/2
    〜2である。)で表される助触媒を溶解してなる溶液で
    あって複分解触媒を含まないことを特徴とする反応射出
    成形用反応原液。
  2. 【請求項2】 前記複分解触媒が次式(II)および
    (III): 〔RN〕(2y−6x) (II) 〔R NH〕(2y−6x) (III) (式中、R及びRは水素、1〜20個の炭素原子を有
    するアルキル及びアルキレン基、並びに5〜16個の炭
    素原子を有する脂環式基から独立に選ばれ、前記R基に
    よって表わされるすべての炭素原子の合計が20〜72
    であり、前記R基によって表されるすべての炭素原子
    の合計が15〜54であり;Mはモリブデン(VI)及
    びタングステン(VI)から選ばれ;さらにx及びyは
    分子中のM及びO原子の数を表す。)で表わされる有機
    アンモニウム化合物から選ばれる請求項1記載の反応原
    液。
  3. 【請求項3】 前記ノルボルネンタイプのモノマーが次
    式(VI)及び(VII): 【化1】 (式中、R及びRは水素、1〜20個の炭素原子を有
    するアルキル基、及び6〜20個の炭素原子を有するア
    リール基から独立に選ばれ、またはRとRはそれらに
    結合する2個の環炭素原子とともに3〜12個の炭素原
    子を有する飽和及び不飽和環状基を形成してもよい。)
    で表されるモノマー及びそれらの混合物から選ばれる請
    求項1記載の反応原液。
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