JPH07110188B2 - 飼養舎用敷粉 - Google Patents

飼養舎用敷粉

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JPH07110188B2
JPH07110188B2 JP61170174A JP17017486A JPH07110188B2 JP H07110188 B2 JPH07110188 B2 JP H07110188B2 JP 61170174 A JP61170174 A JP 61170174A JP 17017486 A JP17017486 A JP 17017486A JP H07110188 B2 JPH07110188 B2 JP H07110188B2
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JP
Japan
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slag
deodorant
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odor
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JP61170174A
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JPS6328336A (ja
Inventor
秀夫 渡邉
茂 上口
Original Assignee
ハリマセラミック株式会社
フラボン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食肉獣を飼育する畜舎や鶏舎のように家畜を
飼育するための飼養舎の床にまいて、家畜の排泄物等の
処理を容易にすると共に臭気を消去するようにした敷粉
に関するものである。
〔発明の背景〕
種々の目的をもって飼育される牛や馬、豚、羊等を飼育
する畜舎や、採卵及び食用のための鶏を飼育する鶏舎の
ように、家畜を飼育するための飼養舎においては、家畜
の健康や周囲の環境の点から家畜の排泄物の処理が最も
重要な問題である。
この排泄物を処理するに際しての基本は、機能的に見る
と、排泄物の臭気を消すこと、排泄物またはこれと
混合した敷物を能率よく除去若しくは交換できること、
排泄物又はこれと混合した敷物を堆肥等の肥料として
効率良く活用できること、の3点に集約され、これに加
えて、大量に使用するものであるため安価であるこ
と、が必要である。
〔従来の技術〕
そして、飼養舎用の敷粉として種々のものが発明又は実
用化されており、その例として特開昭60-197234号公報
には、脱水エトリンガイトの吸水性に着目し、この脱水
エトリンガイトを粒状に粉砕したものを敷粉として使用
することが記載されている。
また、特開昭58-23733号公報には、軽石や粘土物質、耐
火粘土、アルミナ、ケイソウ土等の無機質物質を素材と
した多孔状の粒体を敷粉として使用し、これに脱臭剤を
添加することが記載されている。
更に特表昭61-501907号公報には、粒状に形成した多孔
性セラミック材を飼養舎用敷粉として使用することが記
載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記各従来技術のうち特開昭60-197234号公報に記載さ
れている脱水エトリンガイトは、その吸水性を利用して
飼養舎を乾燥させるに過ぎないため消臭機能が弱く、ま
た、エトリンガイトの購入費用がかかることと電気炉等
を使用して脱水加工する必要があることとからコストが
嵩むという問題があった。
また、特開昭58-23733号公報に記載されているように、
軽石や粘土物質、耐火粘土、アルミナ、ケイソウ土等の
無機質物質を粒状に形成し、これに脱臭剤を添加すると
消臭機能を向上できる利点を有するが、コストが嵩む問
題は依然として解消されていない。
更に、特表昭61-501907号公報に記載されているよう
に、多孔性セラミック材から成る粒状体を敷粉として使
用する構成では、素材費用がかかるばかりか、キルンを
使用して焼成せねばならないため加工費も嵩むことにな
り、この場合もコストの問題は依然として解消されてい
ない。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、上記〜の要請をすべて満たした敷粉を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するため野手段〕
この目的を達成するため本発明は、 「無数の微細気孔を有する多孔性の高炉スラグを粉砕す
ることにより、粒径を0.1〜5mmに調整した無数のスラグ
粒子から成る粉状スラグを形成し、この粉状スラグを消
臭剤の溶液中に浸漬して乾燥することにより、スラグ粒
子の微細気孔中に消臭剤を含浸吸着させる」 の構成にした。
本発明に使用する高炉スラグとしては水砕スラグ又は膨
張スラグが適している。これらはSiO2,CaO,MgO,Al2 O3
を主成分として含有しており、無数の微細気孔を有する
多孔性である。そして、素材の高炉スラグを粉砕してふ
るい分けすることにより、粒径が0.1〜5mm(好ましくは
0.3〜3mm)となるように粒度調整されたスラグ粒子から
成る粉状スラグを形成し、これを消臭剤の溶液に浸漬し
て乾燥することにより、本発明の敷粉を得ることができ
る。
他方、本発明の消臭剤としては、例えば緑茶抽出成分で
ある緑茶フラボノイドのような天然植物からの抽出物
質、硫酸第1鉄のごとき硫酸塩若しくはアスコルビン酸
又はこれらの混合物に代表される化学合成品系のもの、
並びに活性炭等が使用される。このうち緑茶フラボノイ
ドはアンモニア、アミン、硫化水素、ニコチンに対する
消臭効果が優れており、化学合成品系のものはアンモニ
アに対する消臭効果が優れており、活性炭はメルカプタ
ン、硫化水素に対する消臭効果が優れている。
消臭剤をスラグ粒子の微細気孔に含浸吸着するには、消
臭剤を水又は他の溶媒に溶かしてこれに浸漬してから乾
燥させる。消臭剤が非溶解性の場合には、消臭剤を微粉
砕し、例えば水のように粘度が高くない溶液に微粉砕消
臭剤を添加しながら撹拌して懸濁液とし、この懸濁液中
に粉状のスラグを浸漬することにより、懸濁質(消臭剤
の微粉砕物)をスラグ粒子の微細気孔へ含浸させ、取出
して乾燥させる。
消臭剤の含浸吸着量を増加させる必要がある場合、上記
〔浸漬−含浸−乾燥〕の操作を繰り返したり、真空含浸
法を用いたり、或いは、粉状スラグを加熱した後に消臭
剤液に投入するなどすれば良い。また、溶液への浸漬中
にバイブレータにより微振動を付与することも含浸吸着
の促進に有効である。
〔発明の作用・効果〕
上記の構成にすると、スラグ粒子の微細気孔中に消臭剤
が含浸吸着されていることにより、スラグ粒子が強い消
臭機能を有するから、敷粉を飼養舎の床に適宜量散布す
ることによって飼養舎内の悪臭を著しく軽減できる。
また、スラグ粒子の粒径が0.1〜5mmとなるように粒度調
整されていることにより、飼養舎に散布するに際して飛
散による環境の悪化を防止できると共に、肥料として耕
土に混ぜた場合の土壌改良を促進でき、加えて消臭機能
をアップできる。
つまり、本願発明者の実験によると、スラグ粒子の粒径
が0.1mmより小さい場合にはこれを飼養舎を散布したと
きに周囲に飛散して環境を悪化させるばかりか、耕土に
混ぜたときに土壌を固化させる現象を生じさせることに
なり、逆に、粒径が5mmを越えると土壌の粒度構成を悪
化させるばかりか、消臭剤を含浸処理するに際して溶液
が内部まで浸透しにくくなるため、何回も浸漬作業を繰
り返さねばならなくなって手間が増大するのであった。
これに対して本願発明のように、粒径を0.1〜5mmの範囲
にすると、敷粉を飛散させることなく飼養舎に散布する
ことができると共に、耕土に混ぜた場合に土壌の固化現
象を生じたり粒度構成を悪化させたりすることはないの
であり、更に、消臭剤の溶液に浸漬した場合にスラグ粒
子の内部に溶液が速やかに浸透するため、手間をかける
ことなく所望の消臭機能を得ることができるに至った。
加えて、高炉スラグが土壌をアルカリ化して土壌改質性
を有することと、家畜の排泄物による肥料効果とが相俟
って、土壌の肥沃化に寄与することができる。
そして、高炉スラグは製鉄工程で排出される滓であっ
て、従来は処理に困っていた不要物であるから材料費が
かかることはないのであり、更に、スラグを粉砕処理し
て消臭剤を含浸吸着するのみであって加工も極く簡単で
あるから、前記従来の各敷粉に比べて製造コストを格段
に低減できるのである。
特許請求の範囲第2項に記載したように、スラグ粒子の
粒径を0.3〜3mmに設定すると、飼養舎に敷粉をまくに際
しての飛散防止をより確実化できると共に土壌の粒度構
成悪化をより確実に防止することができ、更に、スラグ
粒子内部に消臭剤の溶液が浸透しやすくなるため消臭剤
の吸着がより確実化されることになり、従って敷粉とし
ての機能をよりアップできる。
ところで、家畜の排泄物や代謝廃物の臭い等の臭気源は
アンモニア臭等の各種臭気が複合した臭いである一方、
合成消臭剤は一般に消臭できる対象が狭いため、飼養舎
用内の臭いを確実に消去できない場合がある。
これに対して特許請求の範囲第3項に記載したように緑
茶フラボノイドを消臭剤として使用すると、緑茶フラボ
ノイドは適用対象が広いため、飼養舎内の臭いを効果的
に消去できる利点がある。
〔実施例〕
SiO2、CaO、MgO、Al2 O3を主成分とする多孔性の水砕
スラグを篩い分けすることにより、0.3〜5mmの粒径に調
整された多孔性スラグ粒子から成る粉状スラグを15kg作
成した。
一方、緑茶フラボノイド原液を50倍に希釈した溶液に、
前記粒度調整した粉状スラグを細目かごに入れて5分間
浸漬したのち取出して乾燥室に入れ、80℃の熱風を8時
間通して乾燥させることにより、本発明の飼養舎用敷粉
を得た。
そして、この敷粉について次の試験をした。
焼付塗装鉄板にて形成した巾500mm、長さ1500mm、深さ6
0mmの受皿の底部に敷粉を平均10mmの厚さに敷きつめ、
その上に排泄直後の鶏糞3kgをバラ撒いた。このように
した受皿を内容積約30m3の試験室内の床に置き、室を密
閉した。
正常な嗅覚をもつ試験者5名により臭気の変化について
の官能テストを行なつた。試験室を密閉する直前には全
員が悪臭を感じた。1時間後には試験室内に入つたとこ
ろ臭気は軽減しており、消臭効果が認められた。それか
ら5時間後に試験室に入ったら臭気は更に半減してい
た。更に24時間後に試験室へ入ったときには臭気は殆ん
どなく、消臭効果が長時間持続していることが確認され
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上口 茂 東京都千代田区内神田3丁目18番3号 フ ラボン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−197234(JP,A) 特開 昭49−35286(JP,A) 特開 昭58−153537(JP,A) 特開 昭58−23733(JP,A) 特表 昭61−501907(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無数の微細気孔を有する多孔性の高炉スラ
    グを粉砕することにより、粒径を0.1〜5mmに調整した無
    数のスラグ粒子から成る粉状スラグを形成し、この粉状
    スラグを消臭剤の溶液中に浸漬して乾燥することによ
    り、スラグ粒子の微細気孔中に消臭剤を含浸吸着させた
    ことを特徴とする飼養舎用敷粉。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記スラ
    グ粒子の粒径が0.3〜3mmであることを特徴とする飼養舎
    用敷粉。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項におい
    て、前記消臭剤が緑茶フラボノイドであることを特徴と
    する飼養舎用敷粉。
JP61170174A 1986-07-19 1986-07-19 飼養舎用敷粉 Expired - Lifetime JPH07110188B2 (ja)

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