JPH07112088A - ミシンのかま - Google Patents

ミシンのかま

Info

Publication number
JPH07112088A
JPH07112088A JP26131793A JP26131793A JPH07112088A JP H07112088 A JPH07112088 A JP H07112088A JP 26131793 A JP26131793 A JP 26131793A JP 26131793 A JP26131793 A JP 26131793A JP H07112088 A JPH07112088 A JP H07112088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
synthetic resin
hook
metal
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26131793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2613007B2 (ja
Inventor
Tokuzo Hirose
徳三 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hirose Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Manufacturing Co Ltd filed Critical Hirose Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5261317A priority Critical patent/JP2613007B2/ja
Publication of JPH07112088A publication Critical patent/JPH07112088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2613007B2 publication Critical patent/JP2613007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内かまの軌条と外かまの軌溝との摩擦を低減
し、また摩耗を低減することができるミシンのかまを提
供する。 【構成】 内かま本体2の少なくとも一部分が金属、ま
たは金属粉末、セラミック粉末などを含む合成樹脂から
成り、他の部分は合成樹脂、または金属粉末、セラミッ
ク粉末などを含む合成樹脂から成り、前記内かま本体2
に取付られる軌条8の周方向全周または糸抜け部から外
かま回転方向5とは逆方向に前記軌条8の周方向全長の
約3分の1にわたる一部分は、金属製、セラミック製、
金属製もしくはセラミック製の軌条本体の両側部に合成
樹脂製の被覆層が形成される構成、または金属製もしく
はセラミック製の軌条外周部に合成樹脂製の内周部が取
付けられる構成のいずれか1つである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば本縫いミシン
に備えられる垂直全回転かまおよび水平全回転かまなど
のミシンのかまに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、全回転かまの内かまおよび外
かまは、ステンレス鋼または鋼鉄などが鍛造加工されて
構成され、内かまに形成された軌条が外かまの軌溝に嵌
まり込み、外かまが高速度で回転されて縫目が形成され
る。したがって内かまの軌条と外かまの軌溝との摩擦が
大きく、そのため外かまの回転駆動を行うに必要なトル
クを低減することが要求されている。また軌条および軌
溝に摩耗が生じるとがたつきを生じ、縫い性能が低下す
る。
【0003】また内かまの軌条と外かまの軌溝との摩擦
が大きいので、上糸が内かまの回り止め凹所とそれに嵌
まり込んでいるミシン機体に取付けられている内かまの
回り止め部材との当接面を通り抜けるときに上糸に大き
な張力が発生し、縫い性能が低下し、また糸切れが生じ
やすいという問題がある。
【0004】また先行技術では、上糸と内かまとの接触
時の摩擦が大きく、前記上糸に作用する張力が大きくな
って縫い性能が低下するという問題がある。
【0005】またミシンのかまは、ステンレス鋼または
鋼鉄製であるので、相互に当接または摺動する部位で
は、騒音が発生するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内か
まの軌条と外かまの軌溝との摩擦を低減し、小さいトル
クで外かまを回転駆動することができ、また摩耗を低減
して長寿命とすることができ、かつ上糸と内かまなどの
ミシンのかまとが接触するときの摩擦を低減し、縫い性
能の向上を図ることができ、さらに騒音を防止すること
ができるミシンのかまを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
部が合成樹脂製内かま本体に耐摩耗性に優れた材料から
成る軌条が取付けられて構成される内かまを備えること
を特徴とするミシンのかまである。
【0008】また本発明は、前記軌条は、金属製または
セラミック製であることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記軌条は、金属製または
セラミック製の軌条本体と、この軌条本体の両側部に形
成される合成樹脂製の被覆層とを含むことを特徴とす
る。
【0010】また本発明は、前記軌条は、金属製または
セラミック製の外周部と、合成樹脂製の内周部とを含む
ことを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記軌条は、糸抜け部から
外かま回転方向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分
の1にわたる一部分を金属製またはセラミック製とし、
軌条の残余の部分を合成樹脂製とすることを特徴とす
る。
【0012】また本発明は、前記軌条は、糸抜け部から
外かま回転方向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分
の1にわたる一部分を金属製またはセラミック製の軌条
本体と、この軌条本体の両側部に形成される合成樹脂製
の被覆層とが形成される構成とし、軌条の残余の部分を
合成樹脂製とすることを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記軌条は、糸抜け部から
外かま回転方向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分
の1にわたる一部分を金属製またはセラミック製の外周
部と、合成樹脂製の内周部とが形成される構成とし、軌
条の残余の部分を合成樹脂製とすることを特徴とする。
【0014】また本発明は、内かま本体は、その少なく
とも一部分が(a)金属、または(b)金属粉末、セラ
ミック粉末、もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を
有する材料から成る粉末を含む合成樹脂から成り、残余
の部分は(c)合成樹脂、または(d)金属粉末、セラ
ミック粉末、もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を
有する材料から成る粉末を含む合成樹脂から成ることを
特徴とする。
【0015】また本発明は、垂直全回転かまであって、
内かま本体の前記一部分は、針落ち穴を形成する部分で
あることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に従えば、内かま本体の少なくとも一部
は合成樹脂から成り、成形加工が容易で生産性がよく、
上糸と内かま本体との接触時の摩擦が小さくなる。また
耐摩耗性に優れた材料、たとえば金属またはセラミック
から成る軌条を取付けて内かまが構成され、内かまの軌
条の摩耗を低減して、前記内かまの軌条と外かまの軌溝
とのがたつきを防ぎ、縫い性能が向上する。
【0017】また本発明に従えば、軌条は金属またはセ
ラミックから成る軌条本体の両側部に合成樹脂から成る
被覆層を形成し、前記軌条の摩耗を低減するとともに、
前記軌条と外かまの軌溝との摩擦を低減し、外かまの回
転駆動を行うに必要なトルクを低減する。
【0018】また本発明に従えば、軌条は内かま本体の
外周面に形成される合成樹脂から成る内周部と、この内
周部の外周に形成される金属またはセラミックから成る
外周部とを有し、前記軌条と外かまの軌溝との摩擦を低
減するとともに摩耗を低減する。
【0019】また本発明に従えば、軌条の糸抜け部から
外かま回転方向とは逆方向に周方向全長の約3分の1に
わたる一部分は、金属製、セラミック製、金属製もしく
はセラミック製の軌条本体の両側部に合成樹脂製の被覆
層が形成される構成、または金属製もしくはセラミック
製の軌条外周部に合成樹脂製の内周部が取付けられる構
成のいずれか1つであり、残余の部分は合成樹脂製であ
り摩擦係数が小さい。したがって、前記軌条と前記軌溝
との摩擦を低減するとともに、前記一部分の摩耗が低減
される。
【0020】また本発明に従えば、内かまの少なくとも
一部分を(a)金属、または(b)金属粉末、セラミッ
ク粉末、もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を有す
る材料から成る粉末を含む合成樹脂によって形成し、残
余の部分を合成樹脂によって形成する。したがって前記
一部分の強度が向上され、内かまの軌条と外かまの軌溝
との摩擦を低減して、外かまの回転駆動時のトルクを低
減し、円滑でかつ安定した外かまの高速回転を可能に
し、これによって縫製品質の向上を図ることができるよ
うになる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の垂直全回転かま
に用いられる内かま1の斜視図である。内かま1は、基
本的には内かま本体2と、この内かま本体2の外周に形
成された軌条8とから成り、内かま本体2は軌条8付近
で筒部7と底部11とに分けられる。筒部7の一端部に
は、内かま回り止め凹所9を有するフランジ部10が形
成される。軌条8は、内かま回り止め凹所9に関して外
かまの回転方向5の下流側に糸分け部12が形成され、
上流側に糸抜け部13が形成される。前記底部11の底
面14にはスタッド22が立設され、このスタッド22
はボビンを挿通し、その先端部がボビンケースに係止さ
れる。軌条8は、鉄またはセラミックから成る外かまに
形成された軌溝に嵌まり込み、外かまは高速度で回転さ
れる。針は内かま1に形成されている針落ち穴16を通
過して昇降往復駆動される。
【0022】図2は、内かま1の分解斜視図である。筒
部7および軌条8は、金属、たとえばステンレス鋼また
は鉄から成り、耐摩耗性に優れる。また、底部11は合
成樹脂から成り、前記合成樹脂としては、フッ素樹脂た
とえばポリテトラフルオロエチレン(略称「PTF
E」)が好適に用いられる。PTFEは、テトラフルオ
ロエチレンの共重合体であり、耐熱性、耐薬品性および
耐衝撃性に優れている。
【0023】以上のように筒部7および軌条8を金属製
とし、底部11を合成樹脂製としたので、針が誤って針
落ち穴16付近に当接または摺動したときであっても、
筒部7は破損または摩耗するおそれがなく、軌条8の摩
耗が低減される。しかも底部11は合成樹脂であり摩擦
係数が小さいので、上糸が内かま1の底部11に沿って
摺動するときの底部11の外表面と上糸との摩擦が小さ
く、前記上糸に作用する張力がむやみに変化することが
ない。したがって縫い性能を向上させることができると
ともに、射出成形によって製造することができるので生
産性がよい。
【0024】本発明のさらに他の実施例として、前述の
実施例における筒部7および軌条8をセラミックを用い
て形成してもよい。
【0025】このセラミックは、一般的に、酸化アルミ
ニウム(Al23)あるいはこれに少量の他の金属酸化
物や結合材を添加してプレス成形して焼結したものであ
り、約1100℃程度までその硬さが変化しない。比熱
は超合金の約4倍であり、また熱伝導率は超硬合金の約
2分の1であり、熱膨張が少ない。しかも超硬合金は約
1000℃以上でかなり酸化変質するけれども、セラミ
ックは約2000℃まで安定であり、大部分の金属に対
して親和性が低いために他の物体との溶着が起こりにく
く摩耗に強いという特性を示している。
【0026】以上のように筒部7および軌条8はセラミ
ック製であるので、耐熱性および耐摩耗性に優れてお
り、相互に摺動する部分、たとえば前記軌条8および外
かまの軌溝における焼付きなどの発生を防ぐことができ
る。しかもセラミックは摩擦係数が小さいので、たとえ
ば内かまの外表面などの糸が摺動する部分において糸滑
りが円滑に行われ、糸に作用する張力がむやみに変化せ
ず、縫い性能が向上する。
【0027】本発明のさらに他の実施例として、図1お
よび図2に示す前述の実施例において、筒部7は金属粉
末、セラミック粉末またはその他の高硬度および耐摩耗
性を有する材料から成る粉末を含む合成樹脂を射出成形
して製造し、軌条8は金属またはセラミックを用いて形
成してもよい。前記筒部7を形成する金属粉末、セラミ
ック粉末などを含む合成樹脂としては、たとえば合成樹
脂と金属との複合体であってもよい。前記合成樹脂と金
属との複合体は、たとえばエポキシ樹脂にアルミニウム
または黄銅などの金属繊維を充填して形成される。前記
金属繊維の太さは0.01mm程度のものを使用する。
これによって引張り強さ、圧縮強さなどの機械的強さが
向上され、金属繊維35%を加えることにより、引張り
強さは約5倍に増す。
【0028】またアルミニウム粉末または鉄粉末をエポ
キシ樹脂に充填したエポキシ注入成形樹脂も好ましく、
これによって機械強さが強くなる。
【0029】また、合成樹脂と金属との複合体における
前記金属に代えて、合成樹脂に高硬度および耐摩耗性を
有する材料から成る粉末として炭素粉末または炭素繊維
を加えてもよい。
【0030】さらにガラス粉末が混合されて強化されて
いる合成樹脂によって前記筒部7を形成してもよい。
【0031】以上のように前記筒部7は、射出成形によ
って製造されるため、複雑な形状を有する内かま本体2
を容易に製造することができ、先行技術における鉄など
の材料から成るかまに比べて製造が極めて容易である。
しかも筒部7は金属粉末などが混合されているので、合
成樹脂だけのものに比べて強度を向上することができる
とともに、金属製の内かまに比べて軽量化を図ることが
でき、したがってこの内かま1が備えられるミシン全体
の重量を低減して軽量化することができる。また、糸が
摺動する部分では糸滑りが円滑に行われ、糸の摺動時に
おける張力がむやみに変化してしまうことを防止するこ
とができる。また、焼付きを防止して摩耗量が少なくな
ることによって、内かまの寿命を長くすることが可能と
なり、耐久性が向上される。
【0032】図3は本発明のさらに他の実施例の内かま
の軌条24の一部を回転軸線Aに対して周方向に展開し
た図であり、図4は切断面線IV−IVから見た断面図
である。本実施例の内かま本体2は、前述の図1および
図2に示す内かま本体2と同様の構成を有する。軌条2
4は、軌条本体25と被覆層26とから成り、軌条本体
25は金属、たとえば鉄から成る。前記軌条本体25の
両側部、すなわち内かま本体2の外周面31に垂直であ
る側部には、被覆層26が形成される。前記被覆層26
は、合成樹脂であり、たとえばPTFEが好適に用いら
れる。
【0033】以上のように、軌条本体25が鉄製であ
り、PTFEから成る被覆層26が形成される両側部を
有する軌条24を用いて内かま1を形成したので、高速
で縫製動作を行っても、前記軌条24と外かまの軌溝と
の摩擦が低減し、軌条24の表面の摩耗が極めて少な
く、耐久性を格段に向上することができる。
【0034】また、本発明のさらに他の実施例として、
前記被覆層26を潤滑油を含む高密度ポリエチレンを用
いて形成してもよい。潤滑油であるたとえばグリースを
含む高密度ポリエチレンは、ポリエチレンから成る合成
樹脂粉末とグリースとを混合し、150℃程度に加熱
し、樹脂状に固められて形成される。前記高密度ポリエ
チレンは比重0.94〜0.96、結晶化度85〜95
%であり、硬さはHs=75であり、5700Gを1時
間作用させたときの離油度は5%であり、約30kgf
/cm2の圧縮強度を有する。また、前記グリースにお
いては、耐熱性の高いリチウムセッケングリース、また
はメチルシリコーン油にシリカゲルを混ぜたゼリー状の
シリコーングリースであってもよい。前記内かまの軌条
24にこのような樹脂で構成された被覆層26が形成さ
れることによって、前記軌条24と外かまの軌溝との摺
接による摩耗で、高密度ポリエチレン中のグリースが出
てきて、潤滑される。したがって、外かまが円滑に回転
し、縫い品質の向上を図ることができる。
【0035】また本発明のさらに他の実施例として、前
述の図3および図4に示す実施例において、軌条本体2
5をセラミックを用いて形成してもよい。
【0036】図5は、本発明のさらに他の実施例の回転
軸線Aを含む仮想一平面で切断した軌条28付近の一部
の断面図である。内かま本体2は、前述の図1および図
2で示す内かま本体2と同様の構成を有する。軌条28
は、内かま本体2の外周面31から半径方向外方に突出
して形成される内周部29と、この内周部29の外周面
32に形成される外周部30とから成る。
【0037】前記内周部29は合成樹脂であり、PTF
Eが好適に用いられ、外周部30は、金属またはセラミ
ックから成る。
【0038】また前記内周部29を形成する合成樹脂
は、潤滑油を含む高密度ポリエチレンであってもよい。
【0039】図6は、本発明のさらに他の実施例の軌条
34の正面図であり、図7は図6に示す軌条34を取付
けた内かま41の背面図である。なお、内かま41の軌
条34を除く内かま本体2は、図1および図2に示す内
かま1と同じ構成を有し、対応する部分は同一の参照符
号を付す。軌条34において、糸抜け部36から外かま
の回転方向5とは逆方向に軌条34の周方向全長L1の
約3分の1にわたる長さL2を有する一部分37は、金
属、たとえば鉄から成り、残余の部分38は、合成樹
脂、たとえばPTFEから成る。
【0040】また、本発明のさらに他の実施例として、
図6および図7に示す一部分37をセラミックを用いて
形成してもよい。
【0041】また、本発明のさらに他の実施例として、
残余の部分38は、潤滑油を含む合成樹脂、たとえばグ
リースを含む高密度ポリエチレンであってもよい。
【0042】以上のように、軌条34は、糸抜け部36
から約3分の1にわたって金属製またはセラミック製で
あり、残余の部分38は合成樹脂製であり、軌条34の
うち比較的摩耗の大きい一部分37は耐摩耗性に優れた
材料から構成し、軌条34のうち比較的摩耗の少ない残
余の部分38は合成樹脂で構成して、軌条34の全長L
1のうち可及的に多くの範囲にわたって滑りのよい合成
樹脂製としたので、前記軌条34の全周L1を耐摩耗性
に優れた材料から構成する場合に比べて、軌条34は摩
擦係数が小さく、また、合成樹脂に比べて耐摩耗性に優
れた金属またはセラミックから成る部分38を可及的に
少ない範囲に設けて充分な耐摩耗性を得ることができ
る。
【0043】本発明のさらに他の実施例として、図6お
よび図7に示す一部分37は、前述の図3および図4に
示す金属製またはセラミック製の軌条本体25の両側部
に合成樹脂製の被覆層26を有する構造であってもよい
し、さらに前述の図5に示す金属製またはセラミック製
の外周部30と合成樹脂製の内周部29とを有する構造
であってもよい。
【0044】図8は本発明のさらに他の実施例の内かま
42の斜視図であり、図9はその分解斜視図である。内
かま42は、前述の図1および図2に示す内かま1とほ
ぼ同様の構成を有し、対応する部分は同一の参照符号を
付す。特筆すべきは、内かま42の針落ち穴16が形成
される針落ち側である一部分17は、内かま42の回転
軸線Aに平行な切断面18によって他の部分11と分け
られる。前記一部分17は、金属、または金属粉末、セ
ラミック粉末もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を
有する材料から成る粉末を含む合成樹脂から成り、他の
部分19は合成樹脂、または金属粉末、セラミック粉
末、もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を有する材
料から成る粉末を含む合成樹脂から成る。
【0045】また、図8および図9に示す実施例におい
て、軌条8は軌条全周L1にわたって(i)金属製であ
ってもよいし、(ii)セラミック製であってもよい
し、(iii)前述の図3および図4に示す金属製また
はセラミック製の軌条本体25の両側部に合成樹脂製の
被覆層26を有する構造であってもよいし、さらに(i
v)前述の図5に示す金属製またはセラミック製の外周
部30と合成樹脂製の内周部29とを有する構造であっ
てもよい。
【0046】また、本発明のさらに他の実施例として、
図8および図9に示す実施例において、軌条8の糸抜け
部13から外かま回転方向5とは逆方向に約3分の1に
わたって(i)金属製、(ii)セラミック製、(ii
i)金属製またはセラミック製の軌条本体25の両側部
に合成樹脂製の被覆層26を有する構造、さらに(i
v)金属製またはセラミック製の外周部30と合成樹脂
製の内周部29とを有する構造であり、残余の部分は合
成樹脂であってもよい。
【0047】図10は、本発明のさらに他の実施例の内
かま43を示す分解斜視図である。この実施例の図8お
よび図9に示す前述の実施例と対応する部分には同一の
参照符号を付す。注目すべきはこの実施例の内かま43
はその一部分17aと他の部分19aとから成り、前記
一部分17aは、針落ち穴16とその付近だけを含み、
切断面20によって両部分17a,19aが固着されて
いる。
【0048】また、本実施例に従う内かま1,41,4
2,43が嵌まり込む外かまの軌溝に合成樹脂製の被覆
層を形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内かま本
体は合成樹脂から成るので、容易に製造することがで
き、軽量である。また、上糸または下糸と内かまとの接
触時の摩擦を低減して、前記上糸または下糸に作用する
張力がむやみに変化することがないので縫い性能を向上
し、糸切れを防止することができる。また、耐摩耗性に
優れた材料から成る軌条を有しているので、軌条の摩耗
量が低減され、長期にわたって内かまと外かまとのがた
つきを防止し、縫い性能が向上する。また、前記がたつ
きによる騒音の発生を抑えることができる。
【0050】また本発明によれば、軌条の糸抜け部から
外かま回転方向とは逆方向に前記軌条の周方向全長の約
3分の1にわたる比較的摩耗量の大きい一部分を耐摩耗
性に優れた材料を用いて構成し、前記軌条の残余の部分
を合成樹脂製としたので、前記軌条の全周を耐摩耗性に
優れた材料から構成する場合に比べて内かまの軌条と外
かまの軌溝との摩擦を低減し、外かまの回転駆動に必要
なトルクを低減するとともに、前記一部分の摩耗を少な
くし、外かまを高速度で安定して円滑に回転駆動し、縫
い性能の向上を図ることができる。
【0051】また、本発明によれば、内かま本体の少な
くとも一部分、たとえば針落ち穴を形成する部分を金
属、または金属粉末、セラミック粉末、もしくはその他
の高硬度、耐摩耗性を有する材料から成る粉末を含む合
成樹脂によって形成し、残余の部分を合成樹脂製とした
ので、前記一部分の強度を向上するとともに、外かまの
回転駆動に必要なトルクを低減し、相互に当接または摺
動する部分の騒音の低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の垂直全回転かまに用いられ
る内かま1の斜視図である。
【図2】図1に示す内かま1の分解斜視図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の内かまの軌条24
の一部を周方向に展開した図である。
【図4】切断面線IV−IVから見た断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の回転軸線Aを含む
仮想一平面で切断した軌条28付近の一部の断面図であ
る。
【図6】本発明のさらに他の実施例の軌条34の正面図
である。
【図7】図6に示す軌条34を取付けた内かま41の背
面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の内かま42の斜視
図である。
【図9】図8に示す内かま42の分解斜視図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例の内かま43を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,41,42,43 内かま 2 内かま本体 5 外かま回転方向 7 筒部 8,24,28,34 軌条 11 底部 13,36 糸抜け部 16 針落ち穴 17 (内かまの)一部分 19 他の部分 25 軌条本体 26 被覆層 29 内周部 30 外周部 37 (軌条の)一部分 38 残余の部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が合成樹脂製内かま本体
    に耐摩耗性に優れた材料から成る軌条が取付けられて構
    成される内かまを備えることを特徴とするミシンのか
    ま。
  2. 【請求項2】 前記軌条は、金属製またはセラミック製
    であることを特徴とする請求項1記載のミシンのかま。
  3. 【請求項3】 前記軌条は、金属製またはセラミック製
    の軌条本体と、この軌条本体の両側部に形成される合成
    樹脂製の被覆層とを含むことを特徴とする請求項1記載
    のミシンのかま。
  4. 【請求項4】 前記軌条は、金属製またはセラミック製
    の外周部と、合成樹脂製の内周部とを含むことを特徴と
    する請求項1記載のミシンのかま。
  5. 【請求項5】 前記軌条は、糸抜け部から外かま回転方
    向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分の1にわたる
    一部分を金属製またはセラミック製とし、軌条の残余の
    部分を合成樹脂製とすることを特徴とする請求項1記載
    のミシンのかま。
  6. 【請求項6】 前記軌条は、糸抜け部から外かま回転方
    向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分の1にわたる
    一部分を金属製またはセラミック製の軌条本体と、この
    軌条本体の両側部に形成される合成樹脂製の被覆層とが
    形成される構成とし、軌条の残余の部分を合成樹脂製と
    することを特徴とする請求項1記載のミシンのかま。
  7. 【請求項7】 前記軌条は、糸抜け部から外かま回転方
    向とは逆方向に軌条の周方向全長の約3分の1にわたる
    一部分を金属製またはセラミック製の外周部と、合成樹
    脂製の内周部とが形成される構成とし、軌条の残余の部
    分を合成樹脂製とすることを特徴とする請求項1記載の
    ミシンのかま。
  8. 【請求項8】 内かま本体は、その少なくとも一部分が
    (a)金属、または(b)金属粉末、セラミック粉末、
    もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を有する材料か
    ら成る粉末を含む合成樹脂から成り、残余の部分は
    (c)合成樹脂、または(d)金属粉末、セラミック粉
    末、もしくはその他の高硬度および耐摩耗性を有する材
    料から成る粉末を含む合成樹脂から成ることを特徴とす
    る請求項1〜7のうちいずれかに記載のミシンのかま。
  9. 【請求項9】 垂直全回転かまであって、内かま本体の
    前記一部分は、針落ち穴を形成する部分であることを特
    徴とする請求項8記載のミシンのかま。
JP5261317A 1993-10-19 1993-10-19 ミシンの内かま Expired - Lifetime JP2613007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5261317A JP2613007B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 ミシンの内かま

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5261317A JP2613007B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 ミシンの内かま

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07112088A true JPH07112088A (ja) 1995-05-02
JP2613007B2 JP2613007B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=17360128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5261317A Expired - Lifetime JP2613007B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 ミシンの内かま

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2613007B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5189142A (en) * 1990-08-24 1993-02-23 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
US5239047A (en) * 1990-08-24 1993-08-24 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
US5364927A (en) * 1990-08-24 1994-11-15 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
EP1640490A1 (en) * 2004-09-28 2006-03-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Horizontal rotary hook for sewing machine
CN108642746A (zh) * 2018-05-24 2018-10-12 东阳市太极精密制造有限公司 一种含有耐磨陶瓷部件的缝纫绣花机旋梭及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886190A (ja) * 1981-11-18 1983-05-23 株式会社佐文工業所 ミシンの全回転釜の内釜製造方法
JPS6064777U (ja) * 1983-10-13 1985-05-08 ブラザー工業株式会社 全回転釜の中釜
JP3013978U (ja) * 1995-01-25 1995-07-25 スーパーバッグ株式会社 紙 袋

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886190A (ja) * 1981-11-18 1983-05-23 株式会社佐文工業所 ミシンの全回転釜の内釜製造方法
JPS6064777U (ja) * 1983-10-13 1985-05-08 ブラザー工業株式会社 全回転釜の中釜
JP3013978U (ja) * 1995-01-25 1995-07-25 スーパーバッグ株式会社 紙 袋

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5189142A (en) * 1990-08-24 1993-02-23 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
US5239047A (en) * 1990-08-24 1993-08-24 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
US5364927A (en) * 1990-08-24 1994-11-15 Henkel Corporation Wet strength resin composition and method of making same
EP1640490A1 (en) * 2004-09-28 2006-03-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Horizontal rotary hook for sewing machine
US7171914B2 (en) 2004-09-28 2007-02-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Horizontal rotary hook for sewing machine
CN108642746A (zh) * 2018-05-24 2018-10-12 东阳市太极精密制造有限公司 一种含有耐磨陶瓷部件的缝纫绣花机旋梭及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2613007B2 (ja) 1997-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703986B2 (en) Synthetic resin retainer and ball bearing using such synthetic resin retainer
JPH11170397A (ja) 高速・高面圧滑り部用スラストワッシャ
JPH07112088A (ja) ミシンのかま
US5413058A (en) Inner bobbin case holder of a fully rotating hook
WO2006073090A1 (ja) 焼結金属材およびこの金属材で形成された焼結含油軸受、並びに流体軸受装置
CN213235775U (zh) 一种自润滑耐磨微型轴
JPS63262180A (ja) ミシンの部品
JPS58163867A (ja) シ−ルリング
US5351636A (en) Fully rotating hook for a lockstitch sewing machine
CN207958696U (zh) 一种塑料梭芯及缝纫机梭芯套件
JP2001178979A (ja) ミシンの回転釜装置
JPH08320026A (ja) 等速自在継手
JPH10272274A (ja) ミシンの釜
CN1042155C (zh) 缝纫机的旋转棱子
EP4574390A1 (en) Method for manufacturing sliding bearing, and sliding bearing
JPH06238084A (ja) ミシンの内かま
JP2677528B2 (ja) 内かま
JPH03281686A (ja) 摩擦要素
JPH0410225Y2 (ja)
JPS5958097A (ja) 耐摩耗性材料
JP2004113435A (ja) ミシン
JPH0442098Y2 (ja)
JPH08100817A (ja) 滑り軸受および滑り軸受装置
JP2003097667A (ja) ボールねじ装置
JPH07231992A (ja) 全回転かま

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term