JPH0711252A - 強誘電性液晶組成物およびこれを用いた素子 - Google Patents
強誘電性液晶組成物およびこれを用いた素子Info
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- JPH0711252A JPH0711252A JP5143708A JP14370893A JPH0711252A JP H0711252 A JPH0711252 A JP H0711252A JP 5143708 A JP5143708 A JP 5143708A JP 14370893 A JP14370893 A JP 14370893A JP H0711252 A JPH0711252 A JP H0711252A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なカイラル化合物を用いた負の誘電異方
性を示す強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶素
子。 【構成】 一般式(I)で表される化合物の少なくとも
1種含み、かつ負の誘電異方性を示す強誘電性液晶組成
物及びこれを用いた液晶素子。 【化1】 (式中、R1およびR2は同一又は異なって直鎖又は分枝
鎖で1〜15の炭素数を有するアルキル基を表し、X1
は単結合,−O−,−COO−,−OCO−を表し、X
2は−O−または−OCO−を表し、Yは−COO−ま
たは−CH2O−を表し、AおよびBはハロゲン,シア
ノ基,低級アルコキシ基または含フッ素アルキル基で置
換されていてもよい含六員環基を表し、Zは単結合,−
COO−,−OCO−を表す。)
性を示す強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶素
子。 【構成】 一般式(I)で表される化合物の少なくとも
1種含み、かつ負の誘電異方性を示す強誘電性液晶組成
物及びこれを用いた液晶素子。 【化1】 (式中、R1およびR2は同一又は異なって直鎖又は分枝
鎖で1〜15の炭素数を有するアルキル基を表し、X1
は単結合,−O−,−COO−,−OCO−を表し、X
2は−O−または−OCO−を表し、Yは−COO−ま
たは−CH2O−を表し、AおよびBはハロゲン,シア
ノ基,低級アルコキシ基または含フッ素アルキル基で置
換されていてもよい含六員環基を表し、Zは単結合,−
COO−,−OCO−を表す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強誘電性液晶組成物およ
びそれを用いた液晶素子に関する。
びそれを用いた液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、最も広く用いられている液晶表示
素子は液晶のネマチック相を利用したものである。しか
し、ツイステッドネマチック(TN)型液晶表示素子は
ライン数の増加に伴ってコントラストが低下するので、
2000×2000ライン等の大容量表示素子を作るこ
とは困難である。このTN型液晶表示素子を改良するた
めスーパーツイステッドネマチック(STN)型液晶表
示素子、ダブルスーパーツイステッドネマチック(DS
TN)型液晶表示素子が開発されているが、ライン数の
増加と共にコントラスト、応答速度が低下するので、現
状では800×1024ライン程度の表示容量が限界で
ある。
素子は液晶のネマチック相を利用したものである。しか
し、ツイステッドネマチック(TN)型液晶表示素子は
ライン数の増加に伴ってコントラストが低下するので、
2000×2000ライン等の大容量表示素子を作るこ
とは困難である。このTN型液晶表示素子を改良するた
めスーパーツイステッドネマチック(STN)型液晶表
示素子、ダブルスーパーツイステッドネマチック(DS
TN)型液晶表示素子が開発されているが、ライン数の
増加と共にコントラスト、応答速度が低下するので、現
状では800×1024ライン程度の表示容量が限界で
ある。
【0003】また、基板上に薄膜トランジスタ(TF
T)を配列したアクティブマトリックス方式の液晶表示
素子も開発され、1000×1000ライン等の大容量
表示が可能になったが、一方、製造プロセスが長く、歩
留りの低下も生じやすく、製造コストが非常に高くなる
という欠点を有している。
T)を配列したアクティブマトリックス方式の液晶表示
素子も開発され、1000×1000ライン等の大容量
表示が可能になったが、一方、製造プロセスが長く、歩
留りの低下も生じやすく、製造コストが非常に高くなる
という欠点を有している。
【0004】近年、前記ネマチック相を利用した液晶表
示素子に加えてスメクチック相を利用した種々の表示モ
ードの研究も盛んに行われており、特に、強誘電性液晶
表示素子(N. A. Clark, et al., Appl. Phys. Lett.,
36, 899 (1980).)が有望視されている。この表示方法は
強誘電性液晶であるカイラルスメクチックC相、カイラ
ルスメクチックI相などを利用するものであり、メモリ
ー性を利用する方式であることから、応答速度の向上に
ともなって表示の大容量化が可能であり、また薄膜トラ
ンジスタなどのアクティブ素子を必要としないことか
ら、製造コストも上がらない。また上記の強誘電性液晶
素子は視角が広いという長所も兼ね備えており、2000×
2000ライン等の大容量表示用の素子として大いに有望視
されている。
示素子に加えてスメクチック相を利用した種々の表示モ
ードの研究も盛んに行われており、特に、強誘電性液晶
表示素子(N. A. Clark, et al., Appl. Phys. Lett.,
36, 899 (1980).)が有望視されている。この表示方法は
強誘電性液晶であるカイラルスメクチックC相、カイラ
ルスメクチックI相などを利用するものであり、メモリ
ー性を利用する方式であることから、応答速度の向上に
ともなって表示の大容量化が可能であり、また薄膜トラ
ンジスタなどのアクティブ素子を必要としないことか
ら、製造コストも上がらない。また上記の強誘電性液晶
素子は視角が広いという長所も兼ね備えており、2000×
2000ライン等の大容量表示用の素子として大いに有望視
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】強誘電性液晶ディスプ
レイの実用化の為に解決しなければならない課題は種々
あるが、なかでも単純マトリクス駆動において高いコン
トラストを実現する手法を見いだすことが非常に重要で
ある。この問題に関しては、次のような手法が提案され
ている。
レイの実用化の為に解決しなければならない課題は種々
あるが、なかでも単純マトリクス駆動において高いコン
トラストを実現する手法を見いだすことが非常に重要で
ある。この問題に関しては、次のような手法が提案され
ている。
【0006】斜方蒸着を用いる方法 ハイプレティルト配向膜を用いる方法 AC電界印加処理を行う方法 ナフタレン系化合物を用いる方法 C1−ユニフォーム配向を用いる方法 負の誘電異方性を有する液晶材料を利用する方法
【0007】の「斜方蒸着を用いる方法」は上村ら
(T. Uemura et al., Proc. SID, 175(1987).)により提
案された方法であるが、斜方蒸着を必要とすることか
ら、量産化、大面積化が困難である。の「ハイプレテ
ィルト配向膜を用いる方法」は山本ら(N. Yamamoto et
al., Jpn. J. Appl. Phys., 28, 524(1989).)により
提案された方法であるが、本発明者らの経験によれば、
ハイプレティルト配向膜を用いて大面積で均一な配向を
作るのはそれほど容易ではない。の「AC電界印加処
理を行う方法」は佐藤ら(Y. Sato et al., Jpn. J. Ap
pl. Phys., 28,L483(1989).)およびリーガーら(H. R
ieger et al,. Proc. SID, 396(1990).)によって提案さ
れた方法で、通常の強誘電性液晶セルに低周波高電圧の
AC電界を印加することにより、セル内のシェブロン層
構造を理想に近い疑似ブックシェルフ層構造に強制的に
変化させるものである。この手法は、高コントラストが
得やすい、メモリ角が広がり明るい表示が実現できる、
などの利点はあるが、反面、応答速度が低下する、駆動
時の特性の経時変化など実用化には問題を残している。
の「ナフタレン系化合物を用いる方法」は望月ら(A.
Mochizuki et al., Ferroelectrics., 122, 37 (199
1).)によって提案された手法で、特定のナフタレン系化
合物を用いることにより理想に近い疑似ブックシェルフ
層構造を得、高コントラストを実現したと報告してい
る。しかし、用いることのできる化合物系が極めて限ら
れることから、この手法を用いて実用的な大画面大表示
容量の強誘電性液晶ディスプレイを実現するには多大の
困難が予想される。の「C1−ユニフォーム配向を用
いる方法」は向殿ら(向殿『次世代液晶材料:強誘電性
液晶と反強誘電性液晶』(福田敦夫監修),pp114 (199
2).)により提案されている方法で、ハイプレティルト配
向膜を用いたパラレルラビングの液晶セルにおいて得ら
れるC1−ユニフォームという特定の配向状態を利用す
ることにより高コントラストを得るものである。しか
し、この手法の場合、大面積でC1−ユニフォーム配向
を選択的に形成することが困難である。
(T. Uemura et al., Proc. SID, 175(1987).)により提
案された方法であるが、斜方蒸着を必要とすることか
ら、量産化、大面積化が困難である。の「ハイプレテ
ィルト配向膜を用いる方法」は山本ら(N. Yamamoto et
al., Jpn. J. Appl. Phys., 28, 524(1989).)により
提案された方法であるが、本発明者らの経験によれば、
ハイプレティルト配向膜を用いて大面積で均一な配向を
作るのはそれほど容易ではない。の「AC電界印加処
理を行う方法」は佐藤ら(Y. Sato et al., Jpn. J. Ap
pl. Phys., 28,L483(1989).)およびリーガーら(H. R
ieger et al,. Proc. SID, 396(1990).)によって提案さ
れた方法で、通常の強誘電性液晶セルに低周波高電圧の
AC電界を印加することにより、セル内のシェブロン層
構造を理想に近い疑似ブックシェルフ層構造に強制的に
変化させるものである。この手法は、高コントラストが
得やすい、メモリ角が広がり明るい表示が実現できる、
などの利点はあるが、反面、応答速度が低下する、駆動
時の特性の経時変化など実用化には問題を残している。
の「ナフタレン系化合物を用いる方法」は望月ら(A.
Mochizuki et al., Ferroelectrics., 122, 37 (199
1).)によって提案された手法で、特定のナフタレン系化
合物を用いることにより理想に近い疑似ブックシェルフ
層構造を得、高コントラストを実現したと報告してい
る。しかし、用いることのできる化合物系が極めて限ら
れることから、この手法を用いて実用的な大画面大表示
容量の強誘電性液晶ディスプレイを実現するには多大の
困難が予想される。の「C1−ユニフォーム配向を用
いる方法」は向殿ら(向殿『次世代液晶材料:強誘電性
液晶と反強誘電性液晶』(福田敦夫監修),pp114 (199
2).)により提案されている方法で、ハイプレティルト配
向膜を用いたパラレルラビングの液晶セルにおいて得ら
れるC1−ユニフォームという特定の配向状態を利用す
ることにより高コントラストを得るものである。しか
し、この手法の場合、大面積でC1−ユニフォーム配向
を選択的に形成することが困難である。
【0008】一方、の「負の誘電異方性を有する液晶
材料を利用する方法」はSurguyら(P. W. H. Surguy et
al., Ferroelectrics, 122, 63 (1991).)により提案さ
れた手法である。この手法は高コントラストを実現する
ために有望な手法であり、この手法を用いた強誘電性液
晶ディスプレイも試作されている(P. W. Ross, Proc.
SID, 217 (1992).)。以下、この手法について詳しく述
べる。誘電異方性が負でない通常の強誘電性液晶材料の
場合、図1(a)に示すようなτ−V特性を示す。すなわ
ち、電圧が高くなるにつれてτ(メモリさせるために必
要なパルス幅)が単調に低下する。これに対して、負の
誘電異方性を有する強誘電性液晶材料の場合、図1(b)
に示すような極小値(τ−Vmin)を示すτ−V特性が得
られる。Surguyら(P. W. H. Surguy et al., Ferroele
ctrics, 122, 63 (1991).)は、この特性を用いて駆動す
る駆動法として図2に示す駆動法を報告している。この
駆動法の原理を図3に簡単に示すが、|VS−Vd|の電
圧を印加したとき、強誘電性液晶素子のメモリ状態をス
イッチングさせ、この電圧より高い電圧である|VS+
Vd|を印加したとき、およびこの電圧より低い|Vd|
を印加したときにはスイッチングさせないという方法で
ある。
材料を利用する方法」はSurguyら(P. W. H. Surguy et
al., Ferroelectrics, 122, 63 (1991).)により提案さ
れた手法である。この手法は高コントラストを実現する
ために有望な手法であり、この手法を用いた強誘電性液
晶ディスプレイも試作されている(P. W. Ross, Proc.
SID, 217 (1992).)。以下、この手法について詳しく述
べる。誘電異方性が負でない通常の強誘電性液晶材料の
場合、図1(a)に示すようなτ−V特性を示す。すなわ
ち、電圧が高くなるにつれてτ(メモリさせるために必
要なパルス幅)が単調に低下する。これに対して、負の
誘電異方性を有する強誘電性液晶材料の場合、図1(b)
に示すような極小値(τ−Vmin)を示すτ−V特性が得
られる。Surguyら(P. W. H. Surguy et al., Ferroele
ctrics, 122, 63 (1991).)は、この特性を用いて駆動す
る駆動法として図2に示す駆動法を報告している。この
駆動法の原理を図3に簡単に示すが、|VS−Vd|の電
圧を印加したとき、強誘電性液晶素子のメモリ状態をス
イッチングさせ、この電圧より高い電圧である|VS+
Vd|を印加したとき、およびこの電圧より低い|Vd|
を印加したときにはスイッチングさせないという方法で
ある。
【0009】しかし、この方法の大きな問題点は、駆動
電圧が高いことである。Rossら(P.W. Ross, Proc. SI
D, 217 (1992).)の報告によれば、試作強誘電性液晶デ
ィスプレイの駆動電圧は55Vである。強誘電性液晶ディ
スプレイを駆動するICドライバの価格は高電圧になる
ほど上がるので、高い駆動電圧はコストアップの大きな
要因となる。理にかなった価格で強誘電性液晶ディスプ
レイを作製するためには、それほど高価でない汎用のI
Cドライバを用いて駆動することが必要であり、少なく
とも駆動電圧を40V以下にすることがぜひとも必要であ
る。現時点で高い駆動電圧が必要な理由はτ−V特性に
おけるτ−Vminにおける電圧値(Vmin)が高いためで
あり、40V以下で駆動するためにはVminを30V前後に
示す強誘電性液晶材料を開発することが必要となる。Su
rguyら(P. W. H. Surguy et al., Ferroelectrics, 12
2, 63 (1991).)によれば、Vminは以下の式で与えられ
る。
電圧が高いことである。Rossら(P.W. Ross, Proc. SI
D, 217 (1992).)の報告によれば、試作強誘電性液晶デ
ィスプレイの駆動電圧は55Vである。強誘電性液晶ディ
スプレイを駆動するICドライバの価格は高電圧になる
ほど上がるので、高い駆動電圧はコストアップの大きな
要因となる。理にかなった価格で強誘電性液晶ディスプ
レイを作製するためには、それほど高価でない汎用のI
Cドライバを用いて駆動することが必要であり、少なく
とも駆動電圧を40V以下にすることがぜひとも必要であ
る。現時点で高い駆動電圧が必要な理由はτ−V特性に
おけるτ−Vminにおける電圧値(Vmin)が高いためで
あり、40V以下で駆動するためにはVminを30V前後に
示す強誘電性液晶材料を開発することが必要となる。Su
rguyら(P. W. H. Surguy et al., Ferroelectrics, 12
2, 63 (1991).)によれば、Vminは以下の式で与えられ
る。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、Eminは電界強度の極小値,dは
セル厚,Psは自発分極,Δεは誘電率異方性、θはテ
ィルト角である。この式から分かるように低いVminの
値を得るためには大きな負の誘電率異方性と小さな自発
分極が必要である。一方、強誘電性液晶の応答速度は自
発分極に比例するため、一般に自発分極を小さくすると
高速応答を得ることが困難となる。
セル厚,Psは自発分極,Δεは誘電率異方性、θはテ
ィルト角である。この式から分かるように低いVminの
値を得るためには大きな負の誘電率異方性と小さな自発
分極が必要である。一方、強誘電性液晶の応答速度は自
発分極に比例するため、一般に自発分極を小さくすると
高速応答を得ることが困難となる。
【0012】通常、強誘電性液晶組成物はスメクティッ
クC相を示すアキラル液晶組成物にキラル化合物を添加
して作製される。それゆえ、少量の添加で高速応答を誘
起できるキラル化合物を低粘性のアキラル液晶組成物に
添加することが必要となる。通常キラル化合物は粘度が
高いので、その添加量が低いほうが好ましい。もちろ
ん、良好な強誘電性液晶素子を得るためには、従来から
言われている以下の条件も満たさなければならない。
クC相を示すアキラル液晶組成物にキラル化合物を添加
して作製される。それゆえ、少量の添加で高速応答を誘
起できるキラル化合物を低粘性のアキラル液晶組成物に
添加することが必要となる。通常キラル化合物は粘度が
高いので、その添加量が低いほうが好ましい。もちろ
ん、良好な強誘電性液晶素子を得るためには、従来から
言われている以下の条件も満たさなければならない。
【0013】室温付近を中心に広い温度範囲でスメク
チックC相を呈すること 良好な配向性と双安定性とを得るために、IAC(Is
otropic-Smectic A-Smectic C)またはINAC(Isotropic-N
ematic-Smectic A-Smectic C)という相系列を液晶材料
が呈すること ネマチック相及びスメクチックC相の螺旋ピッチがセ
ル厚に比べて十分長いこと 良好な化学的安定性、光安定性を有すること また、必要に応じて、チルト角、屈折率、比抵抗などを
最適化することも必要となる。
チックC相を呈すること 良好な配向性と双安定性とを得るために、IAC(Is
otropic-Smectic A-Smectic C)またはINAC(Isotropic-N
ematic-Smectic A-Smectic C)という相系列を液晶材料
が呈すること ネマチック相及びスメクチックC相の螺旋ピッチがセ
ル厚に比べて十分長いこと 良好な化学的安定性、光安定性を有すること また、必要に応じて、チルト角、屈折率、比抵抗などを
最適化することも必要となる。
【0014】本発明はこのような状況下でなされたもの
であり、低いVmin値を示す強誘電性液晶組成物および
これを用いた液晶素子を提供するものである。
であり、低いVmin値を示す強誘電性液晶組成物および
これを用いた液晶素子を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、一般
式(I)
式(I)
【0016】
【化6】 (ただし、R1およびR2は同一又は異なって直鎖又は分
枝鎖で1〜15の炭素数を有するアルキル基を表し、X
1は単結合,−O−,−COO−,−OCO−を表し、
X2は−O−または−OCO−を表し、Yは−COO−
または−CH2O−を表し、AおよびBはハロゲン,シ
アノ基,低級アルコキシ基または、含フッ素アルキル基
で置換されていてもよい含六員環基を表し、Zは単結
合,−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合
物と、および/または一般式(II)
枝鎖で1〜15の炭素数を有するアルキル基を表し、X
1は単結合,−O−,−COO−,−OCO−を表し、
X2は−O−または−OCO−を表し、Yは−COO−
または−CH2O−を表し、AおよびBはハロゲン,シ
アノ基,低級アルコキシ基または、含フッ素アルキル基
で置換されていてもよい含六員環基を表し、Zは単結
合,−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合
物と、および/または一般式(II)
【0017】
【化7】 (ただし、R1,R2,X1,X2,Y,A,BおよびZは
一般式(I)の定義と同一意味を表す。)で表される化
合物の少なくとも1種からなり、負の誘電異方性を有
し、かつスメクティックC相を示す化合物を少なくとも
1種含有することを特徴とする強誘電性液晶組成物が提
供される。さらに、上記化合物(I)および/または
(II)に一般式(III)
一般式(I)の定義と同一意味を表す。)で表される化
合物の少なくとも1種からなり、負の誘電異方性を有
し、かつスメクティックC相を示す化合物を少なくとも
1種含有することを特徴とする強誘電性液晶組成物が提
供される。さらに、上記化合物(I)および/または
(II)に一般式(III)
【0018】
【化8】 (ただし、R1,R2,X1,Y,A,BおよびZは一般
式(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合,−O
−,−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合
物を少なくとも1種含有する強誘電性液晶組成物が提供
される。
式(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合,−O
−,−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合
物を少なくとも1種含有する強誘電性液晶組成物が提供
される。
【0019】一般式(I)〜(II)において、R1およ
びR2の1〜15の炭素数を有するアルキル基は、具体
的にはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、i
so−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、n−
ヘキシル、iso−ヘキシル、n−ヘプチル、iso−
ヘプチル、n−オクチル、iso−オクチル、n−ノニ
ル、iso−ノニル、n−デシル、iso−デシル、n
−ウンデシル、iso−ウンデシル、n−ドデシル、i
so−ドデシル、n−トリデシル、iso−トリデシ
ル、n−テトラデシル、iso−テトラデシル、n−ペ
ンタデシル、iso−ペンタデシルなどのアルキル基が
挙げられる。
びR2の1〜15の炭素数を有するアルキル基は、具体
的にはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、i
so−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、n−
ヘキシル、iso−ヘキシル、n−ヘプチル、iso−
ヘプチル、n−オクチル、iso−オクチル、n−ノニ
ル、iso−ノニル、n−デシル、iso−デシル、n
−ウンデシル、iso−ウンデシル、n−ドデシル、i
so−ドデシル、n−トリデシル、iso−トリデシ
ル、n−テトラデシル、iso−テトラデシル、n−ペ
ンタデシル、iso−ペンタデシルなどのアルキル基が
挙げられる。
【0020】これらのアルキル基中で炭素鎖に不斉炭素
が含まれてもよい。また、これらのアルキル基中の1つ
以上の水素原子がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、シ
アノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、メトキシ
基、などで置換されていてもよい。これらの具体例とし
ては、例えば、1−トリフルオロメチルヘプチル、1−
フルオロオクチル、1−クロロ−2−メチル−ブチルな
どが挙げられる。さらに、AおよびBにおける含六員環
基とは、窒素原子1つ又は2つを有する六員の複素環基
(例えばピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、ピリタジン−3,6−ジイルなど)、芳香
族炭化水素基(例えばフェニレン、ナフタレン−2,6
−ジイル)および酸素原子を1つ又は2つ有していても
よい六員の飽和炭化水素基(例えばシクロヘキサジニ
ル、テトラヒドロピロン−2,5‐ジイル、ジオキサン
−2,5−ジイルなど)が含まれる。これらの含六員環
基は、ハロゲン(例えばクロル、フルオロ)、シアノ
基、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ)お
よび含フッ素アルキル基(例えば、モノフルオロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、モフルオ
ロエチル)の1つ又は2つで置換されていてもよい。好
ましい具体例として、次のものが挙げられる。
が含まれてもよい。また、これらのアルキル基中の1つ
以上の水素原子がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、シ
アノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、メトキシ
基、などで置換されていてもよい。これらの具体例とし
ては、例えば、1−トリフルオロメチルヘプチル、1−
フルオロオクチル、1−クロロ−2−メチル−ブチルな
どが挙げられる。さらに、AおよびBにおける含六員環
基とは、窒素原子1つ又は2つを有する六員の複素環基
(例えばピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、ピリタジン−3,6−ジイルなど)、芳香
族炭化水素基(例えばフェニレン、ナフタレン−2,6
−ジイル)および酸素原子を1つ又は2つ有していても
よい六員の飽和炭化水素基(例えばシクロヘキサジニ
ル、テトラヒドロピロン−2,5‐ジイル、ジオキサン
−2,5−ジイルなど)が含まれる。これらの含六員環
基は、ハロゲン(例えばクロル、フルオロ)、シアノ
基、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ)お
よび含フッ素アルキル基(例えば、モノフルオロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、モフルオ
ロエチル)の1つ又は2つで置換されていてもよい。好
ましい具体例として、次のものが挙げられる。
【0021】
【化9】 化合物(I)に含まれるものの具体的な化合物として
は、次のようなものが挙げられる。
は、次のようなものが挙げられる。
【0022】
【化10】 さらに、化合物(II)に含まれる具体的な化合物として
は、次のようなものが挙げられる。
は、次のようなものが挙げられる。
【0023】
【化11】
【0024】この発明の負の誘電異方性を有し、かつス
メクティックC相を示す化合物を作製するには、これに
適した種々の液晶性化合物を混合して液晶組成物を作製
し、これに化合物(I)や(II)を添加すると良い。こ
の目的に適した液晶性化合物としては、エステル系、ビ
フェニル系、ターフェニル系、ピリミジン系、ピリジン
系などの液晶化合物及び、これらの化合物の側面の水素
原子をハロゲン原子やCN基で置換した化合物などが挙
げられる。具体的には、例えば式(III)で表される化合
物が挙げられる。さらに、化合物(III)に含まれる具体
的な化合物としては、次のようなものが挙げられる。
メクティックC相を示す化合物を作製するには、これに
適した種々の液晶性化合物を混合して液晶組成物を作製
し、これに化合物(I)や(II)を添加すると良い。こ
の目的に適した液晶性化合物としては、エステル系、ビ
フェニル系、ターフェニル系、ピリミジン系、ピリジン
系などの液晶化合物及び、これらの化合物の側面の水素
原子をハロゲン原子やCN基で置換した化合物などが挙
げられる。具体的には、例えば式(III)で表される化合
物が挙げられる。さらに、化合物(III)に含まれる具体
的な化合物としては、次のようなものが挙げられる。
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】 さらに、これら液晶を適宜混合して用いてもよい。
【0027】これらの負の誘電異方性を有し、かつスメ
クティックC相を示す化合物を混合して調製するとき
は、良好な配向性と双安定性を得るために、とくに相系
列がIACまたはINACとなるように、調製するのが
適している。
クティックC相を示す化合物を混合して調製するとき
は、良好な配向性と双安定性を得るために、とくに相系
列がIACまたはINACとなるように、調製するのが
適している。
【0028】ついで、上記液晶にカイラル剤(光学活性
化合物)である化合物(I)およびまたは(II)が添加
される。さらに非カイラル剤として化合物(III)を添加
する。それによって、液晶相のらせんピッチを調整し配
向性を向上する。これら3種の化合物は、そのいずれか
2種の化合物を組合せるか、3種とも組合せて添加する
ことが好ましい。これら各々の化合物の液晶組成物に対
する混合割合が、0.01〜5wt%であることが好まし
く、0.01〜3wt%であることが、さらに好ましい。
この値が、0.01wt%より小さいとカイラル剤として
の効果が十分でなく、5wt%より大であっても大きな効
果は発揮できず、かえって不経済である。
化合物)である化合物(I)およびまたは(II)が添加
される。さらに非カイラル剤として化合物(III)を添加
する。それによって、液晶相のらせんピッチを調整し配
向性を向上する。これら3種の化合物は、そのいずれか
2種の化合物を組合せるか、3種とも組合せて添加する
ことが好ましい。これら各々の化合物の液晶組成物に対
する混合割合が、0.01〜5wt%であることが好まし
く、0.01〜3wt%であることが、さらに好ましい。
この値が、0.01wt%より小さいとカイラル剤として
の効果が十分でなく、5wt%より大であっても大きな効
果は発揮できず、かえって不経済である。
【0029】化合物(I)および(II)の合成方法は、
まず、次の一般式(IV)〜(VII)で示される光学活性
体を合成し、これを原料として合成される。
まず、次の一般式(IV)〜(VII)で示される光学活性
体を合成し、これを原料として合成される。
【0030】1.光学活性体の合成 一般式(IV)〜(VII)
【0031】
【化14】 (R2は、炭素数1〜15の直鎖又は分岐鎖アルキル
基、*は不斉炭素を示す。)で表わされる光学活性体は
次のようにして合成できる。
基、*は不斉炭素を示す。)で表わされる光学活性体は
次のようにして合成できる。
【0032】
【化15】 なお上記の反応条件は常法により行うことができる。
【0033】2.化合物(I)〔カイラルドーパント・
CF3基外向き化合物〕の合成
CF3基外向き化合物〕の合成
【0034】
【化16】 (ここでR1,R2,X1,X2,Y,A,BおよびZは前
述の定義と同一意味である)
述の定義と同一意味である)
【0035】(1)例えばZ=単結合、Y=−COO−
およびX2=−O−の場合について、前記した光学活性
体化合物(VII)を原料の一部に使用して下記のような
方法で合成を行うことができる。
およびX2=−O−の場合について、前記した光学活性
体化合物(VII)を原料の一部に使用して下記のような
方法で合成を行うことができる。
【0036】
【化17】 (ここでR1,R2,X1,X2,Y,A,BおよびZは前
述の定義と同一意味であり、Halはハロゲン基を表わ
す。)
述の定義と同一意味であり、Halはハロゲン基を表わ
す。)
【0037】この反応は、有機塩基、例えばピリジン,
トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼン,
塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行
うことができる。
トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼン,
塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行
うことができる。
【0038】(2)例えばZ=単結合、Y=−COO−
およびX2=−COO−の場合について、前記した光学
活性体化合物(IV)を原料の一部に使用して下記のよう
な方法で合成を行うことができる。
およびX2=−COO−の場合について、前記した光学
活性体化合物(IV)を原料の一部に使用して下記のよう
な方法で合成を行うことができる。
【0039】
【化18】 (ここでR1,R2,X1,X2,Aおよび*は式(I)の
定義と同じ意味であり、Halはハロゲン基を表わ
す。)
定義と同じ意味であり、Halはハロゲン基を表わ
す。)
【0040】このエステル化反応は、有機塩基、例え
ばピリジン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエ
ン,ベンゼン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜8
0℃の温度で行うことができる。 この脱シリル化反応は、テトラヒドロフラン溶媒中、
触媒としてテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライ
ドを用い、0〜50℃の温度で行うことができる。 このアシル化反応は、有機塩基、例えばピリジン,ト
リエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼン,塩
化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行う
ことができる。
ばピリジン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエ
ン,ベンゼン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜8
0℃の温度で行うことができる。 この脱シリル化反応は、テトラヒドロフラン溶媒中、
触媒としてテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライ
ドを用い、0〜50℃の温度で行うことができる。 このアシル化反応は、有機塩基、例えばピリジン,ト
リエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼン,塩
化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行う
ことができる。
【0041】3.化合物(II)〔カイラルドーパント・
CF3基内向き化合物〕の合成
CF3基内向き化合物〕の合成
【0042】
【化19】 (ここでR1,R2,X1,X2,Y,A,BおよびZは前
述の定義と同一意味である。)
述の定義と同一意味である。)
【0043】(1)例えば、Z=単結合およびY=−C
OO−の場合について、前記した光学活性体化合物
(V)および(VI)を原料の一部に使用して下記のよう
な方法で合成を行うことができる。
OO−の場合について、前記した光学活性体化合物
(V)および(VI)を原料の一部に使用して下記のよう
な方法で合成を行うことができる。
【0044】
【化20】 (ここでR1,R2,X1,X2,Y,A,Bは式(I)の
定義と同じ意味であり、Halはハロゲン基を表す。)
定義と同じ意味であり、Halはハロゲン基を表す。)
【0045】この反応は、有機塩基、例えばピリジ
ン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼ
ン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度
で行うことができる。
ン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼ
ン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度
で行うことができる。
【0046】(2)例えば、Z=単結合、Y=−CH2
O−の場合は同様に光学活性体化合物(V)および(V
I)を原料の一部に使用して下記のような合成を行うこ
とができる。
O−の場合は同様に光学活性体化合物(V)および(V
I)を原料の一部に使用して下記のような合成を行うこ
とができる。
【0047】
【化21】 (ここでR1,R2,X1,X2,A,Bは式(I)の定義
と同じ意味であり、Z’は塩素、臭素、ヨウ素又はメシ
ル基を表わす。)
と同じ意味であり、Z’は塩素、臭素、ヨウ素又はメシ
ル基を表わす。)
【0048】この反応は一般式(VIII)の化合物にア
ルカリ金属水素化物、水酸化ナトリウムあるいは水酸化
カリウムで代表される塩基を作用させた後、一般式
(V)および(VI)の化合物を加えることにより行うこ
とができる。
ルカリ金属水素化物、水酸化ナトリウムあるいは水酸化
カリウムで代表される塩基を作用させた後、一般式
(V)および(VI)の化合物を加えることにより行うこ
とができる。
【0049】(3)例えば、Z=−COO−、Y=−C
OO−の場合は同様に光学活性体(V)および(VI)を
原料の一部に使用して下記のような方法で合成を行うこ
とができる。
OO−の場合は同様に光学活性体(V)および(VI)を
原料の一部に使用して下記のような方法で合成を行うこ
とができる。
【0050】
【化22】 (ここでR1,R2,X1,X2,A,Bは式(I)の定義
と同じ意味でありBZ ,Halは前記と同じ定義であ
る。)
と同じ意味でありBZ ,Halは前記と同じ定義であ
る。)
【0051】この反応は、有機塩基、例えばピリジ
ン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼ
ン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度
で行うことができる。 脱ベンジル化反応は、例えばパラジウム・カーボン
(Pd/C)触媒の存在下でメタノール,エタノール,
プロパノール等のアルコール性溶媒又は酢酸を用いて常
圧で水素化分解することにより行うことができる。 この反応は、有機塩基、例えばピリジン,トリエチル
アミン等の存在下にトルエン,ベンゼン,塩化メチレン
等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行うことができ
る。
ン,トリエチルアミン等の存在下に、トルエン,ベンゼ
ン,塩化メチレン等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度
で行うことができる。 脱ベンジル化反応は、例えばパラジウム・カーボン
(Pd/C)触媒の存在下でメタノール,エタノール,
プロパノール等のアルコール性溶媒又は酢酸を用いて常
圧で水素化分解することにより行うことができる。 この反応は、有機塩基、例えばピリジン,トリエチル
アミン等の存在下にトルエン,ベンゼン,塩化メチレン
等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行うことができ
る。
【0052】(4)例えば、Z=−COO−およびY=
−CH2O−の場合は同様に光学活性体(V)および(V
I)を原料の一部に使用して、下記のような方法で合成
を行うことができる。
−CH2O−の場合は同様に光学活性体(V)および(V
I)を原料の一部に使用して、下記のような方法で合成
を行うことができる。
【0053】
【化23】 (ここでR1,R2,X1,X2,AおよびBは前述の定義
と同じ意味で、更にHal,Z’も前述の定義と同じで
あり、Thpはテトラヒドロピラニル基を表わす。)
と同じ意味で、更にHal,Z’も前述の定義と同じで
あり、Thpはテトラヒドロピラニル基を表わす。)
【0054】この反応は、一般式(V)および(VI)
で表される化合物にアルカリ金属ヒドリド、水酸化ナト
リウムあるいは水酸化カリウムで代表される塩基を作用
させた後、一般式(IX)の化合物を加えることにより行
うことができる。 このテトラヒドロピラニル基の脱離反応は、塩酸、硫
酸およびパラトルエンスルホン酸等の酸触媒存在下で、
エーテル,テトラヒドロフラン,クロロホルム等の溶媒
を用いて行うことができる。 この反応は、有機塩基、例えばピリジン,トリエチル
アミン等の存在下にトルエン,ベンゼン,塩化メチレン
等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行うことができ
る。
で表される化合物にアルカリ金属ヒドリド、水酸化ナト
リウムあるいは水酸化カリウムで代表される塩基を作用
させた後、一般式(IX)の化合物を加えることにより行
うことができる。 このテトラヒドロピラニル基の脱離反応は、塩酸、硫
酸およびパラトルエンスルホン酸等の酸触媒存在下で、
エーテル,テトラヒドロフラン,クロロホルム等の溶媒
を用いて行うことができる。 この反応は、有機塩基、例えばピリジン,トリエチル
アミン等の存在下にトルエン,ベンゼン,塩化メチレン
等の溶媒中で−20℃〜80℃の温度で行うことができ
る。
【0055】4.公知の化合物(III)は既知の合成方
法、例えば G. W. Gray,M. Hied andK.J. Toyne, Mol.
Cryst. Liq. Cryst.,204,43(1991). 特開平2-289529、特開平2-279649、特開平2-4725、特開
平2-4724、特許出願公表 平2-504520、特許出願公報
平2-502914、特許出願公報 平2-503568、特許出願公報
平2-503443、特許出願公報 平2-503441、特許出願公
報 平2-503436、特許出願公報 平2-503431および、特
許出願公報 平2-503430に記載された方法によって合成
することができる。
法、例えば G. W. Gray,M. Hied andK.J. Toyne, Mol.
Cryst. Liq. Cryst.,204,43(1991). 特開平2-289529、特開平2-279649、特開平2-4725、特開
平2-4724、特許出願公表 平2-504520、特許出願公報
平2-502914、特許出願公報 平2-503568、特許出願公報
平2-503443、特許出願公報 平2-503441、特許出願公
報 平2-503436、特許出願公報 平2-503431および、特
許出願公報 平2-503430に記載された方法によって合成
することができる。
【0056】さらに、液晶素子として、少なくとも電極
膜、配向膜を有する一対の絶縁性基板間に強誘電性液晶
を介在させ、前記電極に選択的に電圧を印加することに
よって液晶の光軸を切り替える駆動手段と光軸の識別を
光学的に識別する手段を有する強誘電性液晶素子におい
て、該強誘電性液晶が前記液晶組成物である液晶素子が
提供される。
膜、配向膜を有する一対の絶縁性基板間に強誘電性液晶
を介在させ、前記電極に選択的に電圧を印加することに
よって液晶の光軸を切り替える駆動手段と光軸の識別を
光学的に識別する手段を有する強誘電性液晶素子におい
て、該強誘電性液晶が前記液晶組成物である液晶素子が
提供される。
【0057】また、上記液晶素子の電極を互いに交差す
る方向に配列し複数の走査電極と複数の信号電極とを形
成し、走査電極と信号電極が交差する領域を画素とし、
非選択電圧を印加する走査電極と書換電圧を印加する信
号電極から構成される画素へは、電圧−パルス幅特性に
おける極小値(Vmin)よりも低い値の正電圧パルスと負
電圧パルスを印加し、選択電圧を印加する走査電極と保
持電圧を印加する信号電極から構成される画素へは、該
極小値(Vmin)よりも低い高い値の正電圧(または負電
圧)パルスと該極小値(Vmin)よりも低い値の負電圧
(または正電圧)をパルスを印加し、選択電圧を印加す
る走査電極と書換電圧を印加する信号電極から構成され
る画素へは、スイッチングに適した電圧(または正電
圧)(電圧−パルス幅特性における極小値(Vmin)付近
の電圧値のパルス)を印加する駆動波形を用いることが
好ましい。
る方向に配列し複数の走査電極と複数の信号電極とを形
成し、走査電極と信号電極が交差する領域を画素とし、
非選択電圧を印加する走査電極と書換電圧を印加する信
号電極から構成される画素へは、電圧−パルス幅特性に
おける極小値(Vmin)よりも低い値の正電圧パルスと負
電圧パルスを印加し、選択電圧を印加する走査電極と保
持電圧を印加する信号電極から構成される画素へは、該
極小値(Vmin)よりも低い高い値の正電圧(または負電
圧)パルスと該極小値(Vmin)よりも低い値の負電圧
(または正電圧)をパルスを印加し、選択電圧を印加す
る走査電極と書換電圧を印加する信号電極から構成され
る画素へは、スイッチングに適した電圧(または正電
圧)(電圧−パルス幅特性における極小値(Vmin)付近
の電圧値のパルス)を印加する駆動波形を用いることが
好ましい。
【0058】このような駆動法としては、 P.W.H.Sur
guy et al., Ferroelectrics.,122,63(1991)., J.R.H
ughes, et al., W092/02925,特願平3-293179、などを
用いることができる。作製した強誘電性液晶組成物が低
いVminを示すためには自発分極をある程度小さくする
必要があり、この観点から自発分極は10nC/cm2以下で
あることが好ましい。また、配向性の観点からは作製し
た強誘電性液晶組成物が少なくともネマティック相、ス
メクティックA相,およびスメクティックC相を示すこ
とが好ましい。
guy et al., Ferroelectrics.,122,63(1991)., J.R.H
ughes, et al., W092/02925,特願平3-293179、などを
用いることができる。作製した強誘電性液晶組成物が低
いVminを示すためには自発分極をある程度小さくする
必要があり、この観点から自発分極は10nC/cm2以下で
あることが好ましい。また、配向性の観点からは作製し
た強誘電性液晶組成物が少なくともネマティック相、ス
メクティックA相,およびスメクティックC相を示すこ
とが好ましい。
【0059】次に、本発明の強誘電性液晶素子について
説明する。図4は本発明の強誘電性液晶組成物を用いた
液晶素子の例を示す断面図である。図4は透過型表示素
子の一例であり、1は絶縁性基板、2は導電性膜、3は
絶縁性膜、4は配向膜、6はシール剤、7は強誘電性液
晶、12は偏光板を示す。
説明する。図4は本発明の強誘電性液晶組成物を用いた
液晶素子の例を示す断面図である。図4は透過型表示素
子の一例であり、1は絶縁性基板、2は導電性膜、3は
絶縁性膜、4は配向膜、6はシール剤、7は強誘電性液
晶、12は偏光板を示す。
【0060】1の絶縁性基板としては透光性の基板が用
いられ、通常ガラス基板が使われる。1の絶縁性基板に
はそれぞれInO3,SnO2,ITO(Indium-Tin Oxid
e)などの導電性薄膜からなる所定のパターンの透明電
極2が形成される。
いられ、通常ガラス基板が使われる。1の絶縁性基板に
はそれぞれInO3,SnO2,ITO(Indium-Tin Oxid
e)などの導電性薄膜からなる所定のパターンの透明電
極2が形成される。
【0061】その上に通常、絶縁性膜3が形成される
が、これは場合によっては省略できる。絶縁性膜5は例
えば、SiO2,SiNX,Al2O3などの無機系薄膜、
ポリイミド、フォトレジスト樹脂、高分子液晶などの有
機系薄膜などを用いることができる。絶縁性膜3が無機
系薄膜の場合には蒸着法、スパッタ法、CVD(Chemic
al Vapar Deposition)法、あるいは溶液塗布法などによ
って形成できる。また、絶縁性膜3が有機系薄膜の場合
には有機物質を溶かした溶液またはその前駆体溶液を用
いて、スピンナー塗布法、浸せき塗布法、スクリーン印
刷法、ロール塗布法、などで塗布し、所定の硬化条件
(加熱、光照射など)で硬化させ形成させる方法、ある
いは蒸着法、スパッタ法、CVD法などで形成させた
り、LB(Langumuir-Blodgett)法などで形成すること
もできる。
が、これは場合によっては省略できる。絶縁性膜5は例
えば、SiO2,SiNX,Al2O3などの無機系薄膜、
ポリイミド、フォトレジスト樹脂、高分子液晶などの有
機系薄膜などを用いることができる。絶縁性膜3が無機
系薄膜の場合には蒸着法、スパッタ法、CVD(Chemic
al Vapar Deposition)法、あるいは溶液塗布法などによ
って形成できる。また、絶縁性膜3が有機系薄膜の場合
には有機物質を溶かした溶液またはその前駆体溶液を用
いて、スピンナー塗布法、浸せき塗布法、スクリーン印
刷法、ロール塗布法、などで塗布し、所定の硬化条件
(加熱、光照射など)で硬化させ形成させる方法、ある
いは蒸着法、スパッタ法、CVD法などで形成させた
り、LB(Langumuir-Blodgett)法などで形成すること
もできる。
【0062】絶縁性膜3の上には配向膜4が形成され
る。ただし、絶縁性膜3が省略された場合には導電性膜
2の上に直接配向膜4が形成される。配向膜には無機系
の層を用いる場合と有機系の層を用いる場合とがある。
る。ただし、絶縁性膜3が省略された場合には導電性膜
2の上に直接配向膜4が形成される。配向膜には無機系
の層を用いる場合と有機系の層を用いる場合とがある。
【0063】無機系の配向膜を用いる場合、よく用いら
れる方法としては酸化ケイ素の斜め蒸着がある。また、
回転蒸着などの方法を用いることもできる。有機系の配
向制御層を用いる場合、ナイロン、ポリビニルアルコー
ル、ポリイミド等を用いることができ、通常この上をラ
ビングする。また、高分子液晶、LB膜を用いて配向さ
せたり、磁場による配向、スペーサエッジ法による配
向、なども可能である。また、SiO2,SiNX,など
を蒸着法、スパッタ法、CVD法などによって形成し、
その上をラビングする方法も可能である。
れる方法としては酸化ケイ素の斜め蒸着がある。また、
回転蒸着などの方法を用いることもできる。有機系の配
向制御層を用いる場合、ナイロン、ポリビニルアルコー
ル、ポリイミド等を用いることができ、通常この上をラ
ビングする。また、高分子液晶、LB膜を用いて配向さ
せたり、磁場による配向、スペーサエッジ法による配
向、なども可能である。また、SiO2,SiNX,など
を蒸着法、スパッタ法、CVD法などによって形成し、
その上をラビングする方法も可能である。
【0064】次に2枚の絶縁性基板を張り合わせ、基板
の間に液晶を注入して強誘電性液晶素子とする。次に、
本発明の好ましい配向について述べる。強誘電性液晶素
子の配向方法には種々の方法があるが、量産まで考えて
もっとも現実的な方法はラビング法である。ラビング法
を用いる場合、主にパラレルラビング、アンチパラレル
ラビング、片ラビングの3つの方法がある。パラレルラ
ビングは上下基板をラビングし、そのラビング方向が平
行なラビング法である。アンチパラレルラビングは上下
基板をラビングし、そのラビング方向が反平行なラビン
グ法である。片ラビングは上下基板のうち片側の基板の
みラビングする方法である。
の間に液晶を注入して強誘電性液晶素子とする。次に、
本発明の好ましい配向について述べる。強誘電性液晶素
子の配向方法には種々の方法があるが、量産まで考えて
もっとも現実的な方法はラビング法である。ラビング法
を用いる場合、主にパラレルラビング、アンチパラレル
ラビング、片ラビングの3つの方法がある。パラレルラ
ビングは上下基板をラビングし、そのラビング方向が平
行なラビング法である。アンチパラレルラビングは上下
基板をラビングし、そのラビング方向が反平行なラビン
グ法である。片ラビングは上下基板のうち片側の基板の
みラビングする方法である。
【0065】このうち、片ラビングは良好な均一配向を
作るのが難しいという欠点を有する。なぜなら、強誘電
性液晶材料は光学活性な液晶であり、その液晶材料が高
温側にネマティック相を有すると、そのネマティック相
は必然的に螺旋構造を有しており、その螺旋構造のゆえ
に均一配向が得られにくいからである。また、もし、強
誘電性液晶材料が高温側にネマティック相を持たないな
らこの問題は生じないが、逆に等方性液体状態から直接
スメクティック相が出現することになり、これも良好な
均一配向が得られにくい。
作るのが難しいという欠点を有する。なぜなら、強誘電
性液晶材料は光学活性な液晶であり、その液晶材料が高
温側にネマティック相を有すると、そのネマティック相
は必然的に螺旋構造を有しており、その螺旋構造のゆえ
に均一配向が得られにくいからである。また、もし、強
誘電性液晶材料が高温側にネマティック相を持たないな
らこの問題は生じないが、逆に等方性液体状態から直接
スメクティック相が出現することになり、これも良好な
均一配向が得られにくい。
【0066】次にアンチパラレルラビングであるが、こ
の方法の場合、ラビング方向に沿って、線状の欠陥が生
じ易く、やはり均一な配向が得られにくい。均一配向を
得るためのもっとも有力な方法はINAC相系列を有す
る強誘電性液晶材料をパラレルラビングのセルに組み合
わせる方法である。この場合、ネマティック相において
螺旋構造が存在するが、上下の基板の両側から分子の配
向方向を規制するため、ネマティック相において均一な
配向が得られ易く、その状態からスメクティックA相,
キラルスメクティックC相へと降温してゆけば層法線の
方向の揃った配向が容易に得られる。
の方法の場合、ラビング方向に沿って、線状の欠陥が生
じ易く、やはり均一な配向が得られにくい。均一配向を
得るためのもっとも有力な方法はINAC相系列を有す
る強誘電性液晶材料をパラレルラビングのセルに組み合
わせる方法である。この場合、ネマティック相において
螺旋構造が存在するが、上下の基板の両側から分子の配
向方向を規制するため、ネマティック相において均一な
配向が得られ易く、その状態からスメクティックA相,
キラルスメクティックC相へと降温してゆけば層法線の
方向の揃った配向が容易に得られる。
【0067】しかしながら、パラレルラビングの強誘電
性液晶素子においても、キラルスメクティックC相にお
いて生じる配向状態は決して1つではない。全面均一に
ならない原因は2つある。ひとつはスメクチック層の折
れ曲がりに関するものである。強誘電性液晶が折れ曲が
った層構造(シェブロン層構造)を示すことはよく知ら
れているが、図5に示すように、2つの領域が存在しう
る。神辺らはこれをプレチルトとの関係からC1,C2
と名付けている。もう一つはユニフォーム(U)とツイ
スト(T)である。ユニフォームは消光位を示す配向、
ツイストは消光位を示さない配向である。向殿ら(M. K
oden et al., Jpn. J. Appl. phys., 30, L1823 (199
1).)は、ハイプレチルト配向膜を用いたパラレルラビン
グの強誘電性液晶セルにおいて、C1U(C1−ユニフ
ォーム),C1T(C1−ツイスト),C2の3つの配
向が得られたことを報告している。本発明者らは更に詳
細に検討した結果、パラレルラビングの強誘電性液晶セ
ルにおいてはC1U,C1T,C2U.C2Tの4つの
配向状態が存在することが分かった。図6にこれらの配
向状態の分子配向を示す。
性液晶素子においても、キラルスメクティックC相にお
いて生じる配向状態は決して1つではない。全面均一に
ならない原因は2つある。ひとつはスメクチック層の折
れ曲がりに関するものである。強誘電性液晶が折れ曲が
った層構造(シェブロン層構造)を示すことはよく知ら
れているが、図5に示すように、2つの領域が存在しう
る。神辺らはこれをプレチルトとの関係からC1,C2
と名付けている。もう一つはユニフォーム(U)とツイ
スト(T)である。ユニフォームは消光位を示す配向、
ツイストは消光位を示さない配向である。向殿ら(M. K
oden et al., Jpn. J. Appl. phys., 30, L1823 (199
1).)は、ハイプレチルト配向膜を用いたパラレルラビン
グの強誘電性液晶セルにおいて、C1U(C1−ユニフ
ォーム),C1T(C1−ツイスト),C2の3つの配
向が得られたことを報告している。本発明者らは更に詳
細に検討した結果、パラレルラビングの強誘電性液晶セ
ルにおいてはC1U,C1T,C2U.C2Tの4つの
配向状態が存在することが分かった。図6にこれらの配
向状態の分子配向を示す。
【0068】負の誘電異方性を有する強誘電性液晶セル
において得られる4つの配向状態について比較すると次
のようになる。C1TとC2Tは消光位がなく黒状態が
黒くないため良好なコントラストが得られない。またC
1U配向はスイッチングしにくく、またスイッチングし
ても駆動時にC2状態が混在した配向へと変化してしま
うという欠点がある。これに対してC2U状態は良好な
コントラストを与えることを本発明者らは見いだした。
において得られる4つの配向状態について比較すると次
のようになる。C1TとC2Tは消光位がなく黒状態が
黒くないため良好なコントラストが得られない。またC
1U配向はスイッチングしにくく、またスイッチングし
ても駆動時にC2状態が混在した配向へと変化してしま
うという欠点がある。これに対してC2U状態は良好な
コントラストを与えることを本発明者らは見いだした。
【0069】C1・C2配向の出現性はプレチルトと関
係があるが、プレチルト0−15°の範囲ではC2状態
が発生しうる。プレチルトが高いときには向殿らが報告
しているように、C2状態は消光位を示す1つの状態し
かなく、これはむしろ好ましい。ただ、プレチルトの増
加と共にC2よりC1になり易くなる傾向があるため、
プレチルト角が10°以下が好ましい。ただ、プレチル
トが低いほうがC2が発生し易いが、逆に低すぎるとC
2Tが発生し易くなる欠点もあり、そういう意味ではプ
レチルトの特に好ましい範囲は5〜10°と言える。
係があるが、プレチルト0−15°の範囲ではC2状態
が発生しうる。プレチルトが高いときには向殿らが報告
しているように、C2状態は消光位を示す1つの状態し
かなく、これはむしろ好ましい。ただ、プレチルトの増
加と共にC2よりC1になり易くなる傾向があるため、
プレチルト角が10°以下が好ましい。ただ、プレチル
トが低いほうがC2が発生し易いが、逆に低すぎるとC
2Tが発生し易くなる欠点もあり、そういう意味ではプ
レチルトの特に好ましい範囲は5〜10°と言える。
【0070】次に駆動方法について述べる。図2に示す
駆動法を用いることができるのはもちろんであるが、よ
り好ましい駆動法として図7に示すような駆動法が考え
られる。この駆動法は部分書き換えが出来る駆動法であ
り、この強誘電性液晶素子を用いて2000×2000
ラインなどの大表示容量のディスプレイを作製するには
好ましい駆動法である。この駆動法においては、書き換
える画素に結合した走査電極に波形(1)をその他の走
査電極に波形(2)を印加する。信号電極の波形として
は、書き換えない画素には波形(4)を印加する。な
お、図7では、同じ波形を(n−1)/2回繰り返す表
現になっているが、この繰り返し回数は1回以上の適切
な値に設定すると良い。画素に印加される電圧波形は
(5)〜(8)を印加したときの透過光量がほぼ等しく
なるように設定することが可能であり、フリッカのない
良好な表示が実現可能となる。
駆動法を用いることができるのはもちろんであるが、よ
り好ましい駆動法として図7に示すような駆動法が考え
られる。この駆動法は部分書き換えが出来る駆動法であ
り、この強誘電性液晶素子を用いて2000×2000
ラインなどの大表示容量のディスプレイを作製するには
好ましい駆動法である。この駆動法においては、書き換
える画素に結合した走査電極に波形(1)をその他の走
査電極に波形(2)を印加する。信号電極の波形として
は、書き換えない画素には波形(4)を印加する。な
お、図7では、同じ波形を(n−1)/2回繰り返す表
現になっているが、この繰り返し回数は1回以上の適切
な値に設定すると良い。画素に印加される電圧波形は
(5)〜(8)を印加したときの透過光量がほぼ等しく
なるように設定することが可能であり、フリッカのない
良好な表示が実現可能となる。
【0071】なお、本特許の説明においては、本発明の
強誘電性液晶組成物の非常に好ましい利用法の一例とし
てパラレルラビング、C2−ユニフォーム配向、特定の
駆動法などについて述べた訳であるが、勿論、本発明は
これに限定されるものではなく、別のタイプの強誘電性
液晶素子、駆動法にも適用可能なのは言うまでもない。
強誘電性液晶組成物の非常に好ましい利用法の一例とし
てパラレルラビング、C2−ユニフォーム配向、特定の
駆動法などについて述べた訳であるが、勿論、本発明は
これに限定されるものではなく、別のタイプの強誘電性
液晶素子、駆動法にも適用可能なのは言うまでもない。
【0072】
合成例1 (2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシピラン
および(2S,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシ
ピランの合成
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシピラン
および(2S,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシ
ピランの合成
【0073】
【化24】
【0074】(a)窒素雰囲気下、フラン13.6g
(200ミリモル)をテトラヒドロフラン150ミリリ
ットルに加え、1.5モル/リットルのn−ブチルリチ
ウムヘキサン溶液133ミリリットル(200ミリモ
ル)を−20℃で滴下し、1時間反応させた。次に、ト
リメチルシリルクロリド21.7g(200ミリモル)
を滴下し、−20℃で1時間攪拌した。1.5モル/リ
ットルのn−ブチルリチウムヘキサン溶液133ミリリ
ットル(200ミリモル)を加え、−20℃で1時間反
応させた後、−78℃でトリフルオロ酢酸エチル28.
4g(200ミリモル)を滴下し、−78℃で1時間、
室温でさらに1時間反応させた。この反応溶液に3規定
の塩酸を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出し
た。次いで、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸
エチルを減圧留去し、フラン誘導体の粗生成物を得た。
(200ミリモル)をテトラヒドロフラン150ミリリ
ットルに加え、1.5モル/リットルのn−ブチルリチ
ウムヘキサン溶液133ミリリットル(200ミリモ
ル)を−20℃で滴下し、1時間反応させた。次に、ト
リメチルシリルクロリド21.7g(200ミリモル)
を滴下し、−20℃で1時間攪拌した。1.5モル/リ
ットルのn−ブチルリチウムヘキサン溶液133ミリリ
ットル(200ミリモル)を加え、−20℃で1時間反
応させた後、−78℃でトリフルオロ酢酸エチル28.
4g(200ミリモル)を滴下し、−78℃で1時間、
室温でさらに1時間反応させた。この反応溶液に3規定
の塩酸を加えて反応を停止させ、酢酸エチルで抽出し
た。次いで、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸
エチルを減圧留去し、フラン誘導体の粗生成物を得た。
【0075】(b)乾燥エタノール100ミリリットル
に水素化ホウ素ナトリウム2.3g(60ミリモル)を
加え、上記反応で得たフラン誘導体の粗生成物を0℃で
30分かけて滴下した。室温で2時間反応させた後、エ
タノールを減圧留去し、3規定の塩酸を加えて反応を停
止させ、酢酸エチルにより抽出した。次いで、飽和炭酸
水素ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去した後、
減圧蒸留を行い、アルコール化合物40.5g(170
ミリモル)を得た。
に水素化ホウ素ナトリウム2.3g(60ミリモル)を
加え、上記反応で得たフラン誘導体の粗生成物を0℃で
30分かけて滴下した。室温で2時間反応させた後、エ
タノールを減圧留去し、3規定の塩酸を加えて反応を停
止させ、酢酸エチルにより抽出した。次いで、飽和炭酸
水素ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去した後、
減圧蒸留を行い、アルコール化合物40.5g(170
ミリモル)を得た。
【0076】(c)塩化メチレン200ミリリットルに
上記(b)の反応で得たアルコール化合物23.8g
(100ミリモル)とピリジン8.9ミリリットル(1
10ミリモル)を加え、0℃で塩化アセチル8.6g
(110ミリモル)を滴下し、室温で12時間反応させ
た。次いで、3規定の塩酸を加えて反応を停止させ、塩
化メチレンで抽出した。その後、飽和炭酸水素ナトリウ
ム溶液、蒸留水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。塩化メチレンを減圧留去した後、減圧蒸留を
行い、エステル化合物27.5g(98ミリモル)を得
た。
上記(b)の反応で得たアルコール化合物23.8g
(100ミリモル)とピリジン8.9ミリリットル(1
10ミリモル)を加え、0℃で塩化アセチル8.6g
(110ミリモル)を滴下し、室温で12時間反応させ
た。次いで、3規定の塩酸を加えて反応を停止させ、塩
化メチレンで抽出した。その後、飽和炭酸水素ナトリウ
ム溶液、蒸留水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。塩化メチレンを減圧留去した後、減圧蒸留を
行い、エステル化合物27.5g(98ミリモル)を得
た。
【0077】(d)蒸留水1000ミリリットルに上記
反応により得られエステル化合物28.0g(100ミ
リモル)を加えて、ミニジャーファーメンター(minijar
fermenter 小発酵容器)中で40℃で攪拌した。リパー
ゼを20g加え、20時間反応させた。3規定の塩酸を
加え、0℃に冷却して反応を停止し、セライトにより濾
過した。濾液を酢酸エチルにより抽出し、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを
減圧留去した。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより分離精製して光学活性アルコール化合物1
1.7g(49ミリモル)と光学活性エステル化合物1
3.2g(47ミリモル)を得た。なお、得られたアル
コール化合物の光学純度は97.5%e.e.であった。
反応により得られエステル化合物28.0g(100ミ
リモル)を加えて、ミニジャーファーメンター(minijar
fermenter 小発酵容器)中で40℃で攪拌した。リパー
ゼを20g加え、20時間反応させた。3規定の塩酸を
加え、0℃に冷却して反応を停止し、セライトにより濾
過した。濾液を酢酸エチルにより抽出し、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを
減圧留去した。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより分離精製して光学活性アルコール化合物1
1.7g(49ミリモル)と光学活性エステル化合物1
3.2g(47ミリモル)を得た。なお、得られたアル
コール化合物の光学純度は97.5%e.e.であった。
【0078】(e)上記反応で得られた光学活性アルコ
ール化合物11.7g(49ミリモル)を塩化メチレン
100ミリリットルに溶かし、イミダゾール4.0g
(59ミリモル)とt−ブチルジメチルシリルクロリド
8.9g(59ミリモル)を0℃で加えて15分攪拌
し、室温で16時間反応させた。蒸留水を加えて反応を
停止させ、塩化メチレンにより抽出した。次いで、蒸留
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。塩化メ
チレンを減圧留去した後、カラムクロマトグラフィーに
より分離精製してシリルエーテル化合物16.6g(4
7ミリモル)を得た。
ール化合物11.7g(49ミリモル)を塩化メチレン
100ミリリットルに溶かし、イミダゾール4.0g
(59ミリモル)とt−ブチルジメチルシリルクロリド
8.9g(59ミリモル)を0℃で加えて15分攪拌
し、室温で16時間反応させた。蒸留水を加えて反応を
停止させ、塩化メチレンにより抽出した。次いで、蒸留
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。塩化メ
チレンを減圧留去した後、カラムクロマトグラフィーに
より分離精製してシリルエーテル化合物16.6g(4
7ミリモル)を得た。
【0079】(f)窒素雰囲気下、酢酸120ミリリッ
トルに上記反応で得られたシリルエーテル化合物14.
1g(40ミリモル)及びモノパーオキシフタル酸マグ
ネシウム23.2g(60ミリモル)を加え、80℃で
12時間反応させた。酢酸を減圧留去した後、飽和炭酸
水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルにより抽出し
た。次いで、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去した後、カラムク
ロマトグラフィーにより分離精製し、(4S,1’S)
ブテノリド化合物4.7g(16ミリモル)及び(4
R,1’S)ブテノリド化合物3.0g(10ミリモ
ル)を得た。なお、4.2g(12ミリモル)の原料も
回収された。
トルに上記反応で得られたシリルエーテル化合物14.
1g(40ミリモル)及びモノパーオキシフタル酸マグ
ネシウム23.2g(60ミリモル)を加え、80℃で
12時間反応させた。酢酸を減圧留去した後、飽和炭酸
水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルにより抽出し
た。次いで、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去した後、カラムク
ロマトグラフィーにより分離精製し、(4S,1’S)
ブテノリド化合物4.7g(16ミリモル)及び(4
R,1’S)ブテノリド化合物3.0g(10ミリモ
ル)を得た。なお、4.2g(12ミリモル)の原料も
回収された。
【0080】(g)上記反応で得られた(4S,1’
S)及び(4R,1’S)ブテノリド化合物13.7g
(46ミリモル)を分離せずにエタノール40ミリリッ
トルに溶かし、10%Pd/C(Pd 10重量%含
有)1.4gを加え、水素雰囲気下、室温で15時間反
応した。反応溶液を濾過し、溶媒を減圧留去した後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して、
(4S,1’S)ブタノリド化合物3.2g(29ミリ
モル)及び(4R,1’S)ブタノリド化合物3.6g
(12ミリモル)を得た。
S)及び(4R,1’S)ブテノリド化合物13.7g
(46ミリモル)を分離せずにエタノール40ミリリッ
トルに溶かし、10%Pd/C(Pd 10重量%含
有)1.4gを加え、水素雰囲気下、室温で15時間反
応した。反応溶液を濾過し、溶媒を減圧留去した後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して、
(4S,1’S)ブタノリド化合物3.2g(29ミリ
モル)及び(4R,1’S)ブタノリド化合物3.6g
(12ミリモル)を得た。
【0081】(h)窒素雰囲気下、ジエチルエーテル4
0ミリリットルに上記反応により得られた(4S,1’
S)ブタノリド化合物7.5g(25ミリモル)を加
え、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウムの0.
93モル/リットルn−ヘキサン溶液32ミリリットル
(30ミリモル)を滴下し、3時間反応した。蒸留水を
加えて反応を停止し、1規定の塩酸を加え中和した後、
ジエチルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、ジエチルエーテルを減圧
留去した。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して、ラクトール化合物7.3g(24ミリモ
ル)を得た。
0ミリリットルに上記反応により得られた(4S,1’
S)ブタノリド化合物7.5g(25ミリモル)を加
え、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウムの0.
93モル/リットルn−ヘキサン溶液32ミリリットル
(30ミリモル)を滴下し、3時間反応した。蒸留水を
加えて反応を停止し、1規定の塩酸を加え中和した後、
ジエチルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、ジエチルエーテルを減圧
留去した。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して、ラクトール化合物7.3g(24ミリモ
ル)を得た。
【0082】(i)窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン
50ミリリットルに上記反応により得られたラクトール
化合物7.3g(24ミリモル)を加え、約−78℃で
カリウム−t−ブトキシド3.0g(27ミリモル)の
テトラヒドロフラン10ミリリットル溶液を滴下し、約
3時間反応した。蒸留水を加えて反応を停止し、1規定
の塩酸を加え中和した後、ジエチルエーテルで抽出し
た。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、ジエチルエーテルを減圧留去した。次いでシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製して、ピラノース化
合物6.4g(21ミリモル)を得た。
50ミリリットルに上記反応により得られたラクトール
化合物7.3g(24ミリモル)を加え、約−78℃で
カリウム−t−ブトキシド3.0g(27ミリモル)の
テトラヒドロフラン10ミリリットル溶液を滴下し、約
3時間反応した。蒸留水を加えて反応を停止し、1規定
の塩酸を加え中和した後、ジエチルエーテルで抽出し
た。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、ジエチルエーテルを減圧留去した。次いでシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製して、ピラノース化
合物6.4g(21ミリモル)を得た。
【0083】(j)上記反応により得れたピラノース化
合物6.4g(21ミリモル)をヘキサノール40ミリ
リットルに溶かし、パラトルエンスルホン酸0.1gを
加え、室温で約18時間反応した。この反応溶液をその
まま、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、アセタール化合物8.0g(21ミリモル)を得
た。また、得られた化合物はジアステレオマー混合物で
あるが、分離せずに次の反応に用いた。
合物6.4g(21ミリモル)をヘキサノール40ミリ
リットルに溶かし、パラトルエンスルホン酸0.1gを
加え、室温で約18時間反応した。この反応溶液をその
まま、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、アセタール化合物8.0g(21ミリモル)を得
た。また、得られた化合物はジアステレオマー混合物で
あるが、分離せずに次の反応に用いた。
【0084】(k)上記反応により得られたアセタール
化合物8.0g(21ミリモル)をテトラヒドロフラン
20ミリリットルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムフルオライドの1.0モル/リットルテトラヒド
ロフラン溶液10ミリリットルを加えて、約0℃で約1
時間、室温で約40時間反応した。蒸留水を加えて反応
を停止し、ジエチルエーテルで抽出した。
化合物8.0g(21ミリモル)をテトラヒドロフラン
20ミリリットルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムフルオライドの1.0モル/リットルテトラヒド
ロフラン溶液10ミリリットルを加えて、約0℃で約1
時間、室温で約40時間反応した。蒸留水を加えて反応
を停止し、ジエチルエーテルで抽出した。
【0085】次に、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。ジエチルエーテルを減圧留去した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し
て目的とする(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6
−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒド
ロキシピラン3.0g(11ミリモル)及び(2S,5
S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−
2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシピラン2.3g
(8ミリモル)を得た。
ネシウムで乾燥した。ジエチルエーテルを減圧留去した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し
て目的とする(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6
−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒド
ロキシピラン3.0g(11ミリモル)及び(2S,5
S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−
2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキシピラン2.3g
(8ミリモル)を得た。
【0086】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴法);δ(ppm) 0.88 (t,J=6.5Hz,3H) 1.20〜1.39(m,6H) 1.50〜1.71(m,4H) 1.83〜2.04(m,2H) 2.13〜2.22(m,1H) 3.46 (dt,J=9.4 ,6.9Hz,1H) 3.66 (dt,J=8.9 ,6.3Hz,1H) 3.81〜3.93(m,2H) 4.52 (dd,J=2.0 ,8.7Hz,1H)19 F−NMR(同位体フッ素による核磁気共鳴法,基
準:CFCl3);δ(ppm) −75.13 (d,J=6.3Hz) IR(赤外線吸収:cm-1) 3450,1275,1
170,1145,1090,940 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1512 〔α〕D 25=−36.0°(C(濃度)=1.05,溶媒:メタ
ノール) (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR;δ(ppm) 0.90 (t,J=7.3Hz,3H) 1.23〜1.45(m,6H) 1.52〜1.67(m,2H) 1.76〜2.00(m,5H) 3.42 (dt,J=9.7 ,6.4Hz,1H) 3.68 (dt,J=9.7 ,6.8Hz,1H) 3.79〜3.98(m,2H) 4.86 (m,1H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.17 (d,J=6.2Hz) IR(cm-1) 3400,1270,1175,1130,1045,
945 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1493 〔α〕D 25=−86.5°(C(濃度)=1.08,溶媒:メタ
ノール)
す。 (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴法);δ(ppm) 0.88 (t,J=6.5Hz,3H) 1.20〜1.39(m,6H) 1.50〜1.71(m,4H) 1.83〜2.04(m,2H) 2.13〜2.22(m,1H) 3.46 (dt,J=9.4 ,6.9Hz,1H) 3.66 (dt,J=8.9 ,6.3Hz,1H) 3.81〜3.93(m,2H) 4.52 (dd,J=2.0 ,8.7Hz,1H)19 F−NMR(同位体フッ素による核磁気共鳴法,基
準:CFCl3);δ(ppm) −75.13 (d,J=6.3Hz) IR(赤外線吸収:cm-1) 3450,1275,1
170,1145,1090,940 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1512 〔α〕D 25=−36.0°(C(濃度)=1.05,溶媒:メタ
ノール) (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR;δ(ppm) 0.90 (t,J=7.3Hz,3H) 1.23〜1.45(m,6H) 1.52〜1.67(m,2H) 1.76〜2.00(m,5H) 3.42 (dt,J=9.7 ,6.4Hz,1H) 3.68 (dt,J=9.7 ,6.8Hz,1H) 3.79〜3.98(m,2H) 4.86 (m,1H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.17 (d,J=6.2Hz) IR(cm-1) 3400,1270,1175,1130,1045,
945 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1493 〔α〕D 25=−86.5°(C(濃度)=1.08,溶媒:メタ
ノール)
【0087】合成例2 (2S,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘキ
シルオキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラ
ンの合成
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘキ
シルオキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラ
ンの合成
【0088】
【化25】
【0089】(a)4’−ヘキシルオキシ−4−ビフェ
ニルカルボン酸クロリド1.14g(3.6 ミリモル)と
合成例1と同様の操作で得られた(5R,6R)−テト
ラヒドロ−5−t−ブチルジメチルシロキシ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヒドロキシピラン0.90g
(3.0ミリモル)のトルエン溶液5ミリリットル中に
無水ピリジン2ミリリットルを加え、室温で20時間反
応した。この反応溶液に蒸留水を加えて反応を停止し、
エーテルにより抽出した。次いで飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、エステル化合物1.12g(1.9ミリモル)を得
た。
ニルカルボン酸クロリド1.14g(3.6 ミリモル)と
合成例1と同様の操作で得られた(5R,6R)−テト
ラヒドロ−5−t−ブチルジメチルシロキシ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヒドロキシピラン0.90g
(3.0ミリモル)のトルエン溶液5ミリリットル中に
無水ピリジン2ミリリットルを加え、室温で20時間反
応した。この反応溶液に蒸留水を加えて反応を停止し、
エーテルにより抽出した。次いで飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、エステル化合物1.12g(1.9ミリモル)を得
た。
【0090】(b)(a)で得られたエステル化合物
1.12gをテトラヒドロフラン10ミリリットルに溶
かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライドの
1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液1.0
ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で6時間反応
させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止し、反
応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテ
ルを減圧留去した後、シリカゲルクロマトグラフィーで
分離精製して、(2R,5R,6R)の不斉炭素を有す
るアルコール化合物0.08g(0.2ミリモル)およ
び(2S,5R,6R)の不斉炭素を有するアルコール
化合物0.74g(1.6ミリモル)を得た。
1.12gをテトラヒドロフラン10ミリリットルに溶
かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライドの
1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液1.0
ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で6時間反応
させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止し、反
応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテ
ルを減圧留去した後、シリカゲルクロマトグラフィーで
分離精製して、(2R,5R,6R)の不斉炭素を有す
るアルコール化合物0.08g(0.2ミリモル)およ
び(2S,5R,6R)の不斉炭素を有するアルコール
化合物0.74g(1.6ミリモル)を得た。
【0091】(c)(b)で得られた(2R,5R,6
R)の不斉炭素を有するアルコール化合物0.08gを
トルエン3ミリリットルに溶かし、ピリジン0.5ミリ
リットル,ヘキサノイルクロライド0.03ミリリット
ル(0.2ミリモル)を順次加え、室温で約20時間反
応させた。この反応溶液に蒸留水を加え反応を停止し、
反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを減圧留去した後、シリカゲルクロマトグラフィー
で分離精製して、目的の化合物である(2S,5R,6
R)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−ヘ
キサノイルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェ
ニル−4’−カルボニルオキシ)−ピラン0.09g
(0.2ミリモル)を得た。
R)の不斉炭素を有するアルコール化合物0.08gを
トルエン3ミリリットルに溶かし、ピリジン0.5ミリ
リットル,ヘキサノイルクロライド0.03ミリリット
ル(0.2ミリモル)を順次加え、室温で約20時間反
応させた。この反応溶液に蒸留水を加え反応を停止し、
反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを減圧留去した後、シリカゲルクロマトグラフィー
で分離精製して、目的の化合物である(2S,5R,6
R)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−ヘ
キサノイルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェ
ニル−4’−カルボニルオキシ)−ピラン0.09g
(0.2ミリモル)を得た。
【0092】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 分子式:C31H39F3O6 1 H−NMR;δ(ppm) 0.82〜1.01(m,6H) 1.20〜2.31(m,18H) 2.33 (t,J=7.5Hz,2H) 4.02 (t,J=6.6Hz,2H) 4.29 (dq,J=9.8 ,5.9Hz,1H) 5.10〜5.22(m,1H) 6.48 (m,1H) 7.00 (d,J=8.8Hz,2H) 7.59 (d,J=8.8Hz,2H) 7.67 (d,J=8.4Hz,2H) 8.11 (d,J=8.5Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −76.05 (d,J=5.9Hz) IR(cm-1) 1740,1730,1605,1500,1265,
1170,1070 質量分析 m/e(M+) 計算値 564.2699 実測値 564.2704 〔α〕27 D=−51.6°(C(濃度)=0.92,溶媒:クロ
ロホルム)
す。 分子式:C31H39F3O6 1 H−NMR;δ(ppm) 0.82〜1.01(m,6H) 1.20〜2.31(m,18H) 2.33 (t,J=7.5Hz,2H) 4.02 (t,J=6.6Hz,2H) 4.29 (dq,J=9.8 ,5.9Hz,1H) 5.10〜5.22(m,1H) 6.48 (m,1H) 7.00 (d,J=8.8Hz,2H) 7.59 (d,J=8.8Hz,2H) 7.67 (d,J=8.4Hz,2H) 8.11 (d,J=8.5Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −76.05 (d,J=5.9Hz) IR(cm-1) 1740,1730,1605,1500,1265,
1170,1070 質量分析 m/e(M+) 計算値 564.2699 実測値 564.2704 〔α〕27 D=−51.6°(C(濃度)=0.92,溶媒:クロ
ロホルム)
【0093】合成例3 (2S,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘプ
チルビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの合
成
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘプ
チルビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの合
成
【0094】
【化26】
【0095】4’−ヘプチル−4−ビフェニルカルボン
酸クロリド0.74g(2.4ミリモル)を用いた以外
は、合成例2と同様の操作を行い、目的化合物である
(2S,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘプ
チルビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.
15g(0.3ミリモル)を得た。
酸クロリド0.74g(2.4ミリモル)を用いた以外
は、合成例2と同様の操作を行い、目的化合物である
(2S,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−5−ヘキサノイルオキシ−2−(4”−ヘプ
チルビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.
15g(0.3ミリモル)を得た。
【0096】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 分子式:C32H41F3O6 1 H−NMR;δ(ppm) 0.82〜0.97(m,6H) 1.18〜1.45(m,11H) 1.53〜1.76(m,5H) 1.94〜2.29(m,4H) 2.33 (t,J=7.6Hz,2H) 2.67 (t,J=7.7Hz,2H) 4.29 (dq,J=9.8 ,5.9Hz,1H) 5.10〜5.23(m,1H) 6.49 (m,1H) 7.30 (d,J=8.1Hz,2H) 7.56 (d,J=8.2Hz,2H) 7.70 (d,J=8.5Hz,2H) 8.13 (d,J=8.5Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −76.07 (d,J=5.9Hz) IR(cm-1) 1735,1610,1490,1265,1170,
1070 質量分析 m/e(M+) 計算値 562.2906 実測値 562.2934 〔α〕25 D=−50.3°(C(濃度)=0.68,溶媒:クロ
ロホルム)
す。 分子式:C32H41F3O6 1 H−NMR;δ(ppm) 0.82〜0.97(m,6H) 1.18〜1.45(m,11H) 1.53〜1.76(m,5H) 1.94〜2.29(m,4H) 2.33 (t,J=7.6Hz,2H) 2.67 (t,J=7.7Hz,2H) 4.29 (dq,J=9.8 ,5.9Hz,1H) 5.10〜5.23(m,1H) 6.49 (m,1H) 7.30 (d,J=8.1Hz,2H) 7.56 (d,J=8.2Hz,2H) 7.70 (d,J=8.5Hz,2H) 8.13 (d,J=8.5Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −76.07 (d,J=5.9Hz) IR(cm-1) 1735,1610,1490,1265,1170,
1070 質量分析 m/e(M+) 計算値 562.2906 実測値 562.2934 〔α〕25 D=−50.3°(C(濃度)=0.68,溶媒:クロ
ロホルム)
【0097】合成例4 (2S,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−5−ヘキシルオキシ−2−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
ロメチル−5−ヘキシルオキシ−2−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
【0098】
【化27】
【0099】(a)(5S,6S)−テトラヒドロ−5
−t−ブチルジメチルシロキシ−6−トリフルオロメチ
ル−2−ヒドロキシピラン6.4g(21ミリモル)を
ヘキサノール40ミリリットルに溶かし、パラトルエン
スルホン酸0.1gを加え、室温で18時間反応した。
この反応溶液をそのままシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、アセタール化合物8.0g(21ミリ
モル)を得た。
−t−ブチルジメチルシロキシ−6−トリフルオロメチ
ル−2−ヒドロキシピラン6.4g(21ミリモル)を
ヘキサノール40ミリリットルに溶かし、パラトルエン
スルホン酸0.1gを加え、室温で18時間反応した。
この反応溶液をそのままシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、アセタール化合物8.0g(21ミリ
モル)を得た。
【0100】(b)合成例4(a)で得られたアセター
ル化合物8.0gをテトラヒドロフラン20ミリリット
ルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオラ
イドの1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液
10ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で40時
間反応させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止
し、反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離精製して、(2R,5R,6S)の不
斉炭素を有するアルコール化合物3.0g(11ミリモ
ル)および(2S,5S,6S)の不斉炭素を有するア
ルコール化合物2.3g(8.0ミリモル)を得た。
ル化合物8.0gをテトラヒドロフラン20ミリリット
ルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオラ
イドの1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液
10ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で40時
間反応させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止
し、反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離精製して、(2R,5R,6S)の不
斉炭素を有するアルコール化合物3.0g(11ミリモ
ル)および(2S,5S,6S)の不斉炭素を有するア
ルコール化合物2.3g(8.0ミリモル)を得た。
【0101】(c)合成例4(b)で得られた(2R,
5S,6S)の不斉炭素を有するアルコール化合物0.
56g(2.1ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミ
リリットル)溶液を、60%水素化ナトリウム0.10
g(2.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(3ミリリ
ットル)溶液に窒素雰囲気下0℃で滴下し30分間攪拌
した。
5S,6S)の不斉炭素を有するアルコール化合物0.
56g(2.1ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミ
リリットル)溶液を、60%水素化ナトリウム0.10
g(2.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(3ミリリ
ットル)溶液に窒素雰囲気下0℃で滴下し30分間攪拌
した。
【0102】次いで、1−ブロモヘキサン0.35ミリ
リットル(2.5ミリモル)及びジメチルスルホキシド
2ミリリットルを加え室温で18時間反応させた。この
反応溶液に蒸留水を加え反応を停止し、反応物をエーテ
ルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、エーテル化合物0.72g(2.0ミリモル)を得
た。
リットル(2.5ミリモル)及びジメチルスルホキシド
2ミリリットルを加え室温で18時間反応させた。この
反応溶液に蒸留水を加え反応を停止し、反応物をエーテ
ルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、エーテル化合物0.72g(2.0ミリモル)を得
た。
【0103】(d)合成例4(c)で得られたエーテル
化合物0.52g(1.5ミリモル)をテトラヒドロフ
ラン10ミリリットルに溶かし、蒸留水10ミリリット
ル及び濃硫酸2ミリリットルを加え、50時間還流し
た。1規定水酸化カリウム水溶液を加え反応を停止し、
反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで分離精製して、ヘミアセタール化合物0.37
g(1.4ミリモル)を得た。
化合物0.52g(1.5ミリモル)をテトラヒドロフ
ラン10ミリリットルに溶かし、蒸留水10ミリリット
ル及び濃硫酸2ミリリットルを加え、50時間還流し
た。1規定水酸化カリウム水溶液を加え反応を停止し、
反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで分離精製して、ヘミアセタール化合物0.37
g(1.4ミリモル)を得た。
【0104】(e)合成例4(d)で得られたヘミアセ
タール化合物0.29g(1.1ミリモル)及び4−ヘ
キシルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸クロリド0.
49g(1.6ミリモル)を用い、合成例2(a)と同
様の反応を行い、目的化合物である(2S,5S,6
S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−ヘ
キシルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェニル
−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.34g(0.6
ミリモル)を得た。
タール化合物0.29g(1.1ミリモル)及び4−ヘ
キシルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸クロリド0.
49g(1.6ミリモル)を用い、合成例2(a)と同
様の反応を行い、目的化合物である(2S,5S,6
S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−ヘ
キシルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェニル
−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.34g(0.6
ミリモル)を得た。
【0105】得られた化合物の物理的性質を示す。 分子式:C31H41F3O5 1 H−NMR;δ(ppm) 0.81〜0.99(m,6H) 1.19〜1.68(m,15H) 1.70〜1.93(m,4H) 2.12〜2.25(m,1H) 2.29〜2.42(m,1H) 3.40〜3.65(m,3H) 4.01 (t,J=6.6Hz,2H) 6.14 (dd,J=2.7,6.6Hz,1H) 6.98 (d,J=8.8Hz,2H) 7.56 (d,J=8.8Hz,2H) 7.62 (d,J=8.5Hz,2H) 8.10 (d,J=8.4Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −74.98 (d,J=7.4Hz) IR(cm-1) 1730,1605,1495,1265,1180,
1080 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2914 〔α〕26 D=+10.7°(C(濃度)=1.03,溶媒:クロ
ロホルム)
1080 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2914 〔α〕26 D=+10.7°(C(濃度)=1.03,溶媒:クロ
ロホルム)
【0106】合成例5 (2R,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
【0107】
【化28】
【0108】4’−ヘキシルオキシ−4−ビフェニルカ
ルボン酸クロリド0.32g(1.0ミリモル)と合成
例1と同様の操作で得られた(2R,5R,6R)−テ
トラヒドロ−6−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオ
キシ−5−ヒドロキシピラン0.23g(0.8ミリモ
ル)のトルエン溶液5ミリリットル中に無水ピリジン1
ミリリットルを加え、室温で約24時間反応した。この
反応溶液に蒸留水を加えて反応を停止し、エーテルによ
り抽出した。次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去した後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的化合物
である(2R,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘ
キシルオキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピ
ラン0.25g(0.5ミリモル)を得た。
ルボン酸クロリド0.32g(1.0ミリモル)と合成
例1と同様の操作で得られた(2R,5R,6R)−テ
トラヒドロ−6−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオ
キシ−5−ヒドロキシピラン0.23g(0.8ミリモ
ル)のトルエン溶液5ミリリットル中に無水ピリジン1
ミリリットルを加え、室温で約24時間反応した。この
反応溶液に蒸留水を加えて反応を停止し、エーテルによ
り抽出した。次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。エーテルを減圧留去した後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的化合物
である(2R,5R,6R)−テトラヒドロ−6−トリ
フルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘ
キシルオキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピ
ラン0.25g(0.5ミリモル)を得た。
【0109】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 分子式:C31H41F3O5 1 H−NMR;δ(ppm) 0.87〜1.02(m,6H) 1.26〜2.24(m,20H) 3.48 (dt,J=9.7,6.5Hz,1H) 3.75 (dt,J=9.7,6.8Hz,1H) 4.00 (t,J=6.5Hz,2H) 4.30 (dq,J=9.8,6.3Hz,1H) 4.94 (m,1H) 5.25 (ddd,J=5.3,9.7,9.8Hz,1H) 6.98 (d,J=8.7Hz,2H) 7.55 (d,J=8.7Hz,2H) 7.62 (d,J=8.4Hz,2H) 8.06 (d,J=8.3Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.98 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1725,1605,1495,1260,1170,
1630 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2908 〔α〕27 D=−66.9°(C(濃度)=0.51,溶媒:クロ
ロホルム)
す。 分子式:C31H41F3O5 1 H−NMR;δ(ppm) 0.87〜1.02(m,6H) 1.26〜2.24(m,20H) 3.48 (dt,J=9.7,6.5Hz,1H) 3.75 (dt,J=9.7,6.8Hz,1H) 4.00 (t,J=6.5Hz,2H) 4.30 (dq,J=9.8,6.3Hz,1H) 4.94 (m,1H) 5.25 (ddd,J=5.3,9.7,9.8Hz,1H) 6.98 (d,J=8.7Hz,2H) 7.55 (d,J=8.7Hz,2H) 7.62 (d,J=8.4Hz,2H) 8.06 (d,J=8.3Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.98 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1725,1605,1495,1260,1170,
1630 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2908 〔α〕27 D=−66.9°(C(濃度)=0.51,溶媒:クロ
ロホルム)
【0110】合成例6 (2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
【0111】
【化29】
【0112】4’−ヘキシルオキシ−4−ビフェニルカ
ルボン酸クロリド0.49g(1.6ミリモル)と合成
例1で得られた(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−
6−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒ
ドロキシピラン0.35g(1.3ミリモル)を用い、
合成例5と同様の操作を行い、目的化合物である(2
R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメ
チル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシルオキ
シビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.4
4g(0.8ミリモル)を得た。
ルボン酸クロリド0.49g(1.6ミリモル)と合成
例1で得られた(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−
6−トリフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒ
ドロキシピラン0.35g(1.3ミリモル)を用い、
合成例5と同様の操作を行い、目的化合物である(2
R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメ
チル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシルオキ
シビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.4
4g(0.8ミリモル)を得た。
【0113】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 分子式:C31H41F3O5 1 H−NMR;δ(ppm) 0.86〜0.99(m,6H) 1.23〜2.07(m,19H) 2.39〜2.48(m,1H) 3.49 (dt,J=9.4,6.8Hz,1H) 3.92 (dt,J=9.5,6.7Hz,1H) 4.00 (t,J=6.6Hz,2H) 4.07 (dq,J=8.8,6.3Hz,1H) 4.65 (dd,J=2.1,8.2Hz,1H) 5.22 (ddd,J=5.0,9.0,9.5Hz,1H) 6.98 (d,J=6.8Hz,2H) 7.55 (d,J=8.7Hz,2H) 7.62 (d,J=8.5Hz,2H) 8.04 (d,J=8.4Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.79 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1720,1610,1500,1260,1190,
1060 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2899 〔α〕25 D=−13.0°(C(濃度)=1.10,溶媒:クロ
ロホルム)
す。 分子式:C31H41F3O5 1 H−NMR;δ(ppm) 0.86〜0.99(m,6H) 1.23〜2.07(m,19H) 2.39〜2.48(m,1H) 3.49 (dt,J=9.4,6.8Hz,1H) 3.92 (dt,J=9.5,6.7Hz,1H) 4.00 (t,J=6.6Hz,2H) 4.07 (dq,J=8.8,6.3Hz,1H) 4.65 (dd,J=2.1,8.2Hz,1H) 5.22 (ddd,J=5.0,9.0,9.5Hz,1H) 6.98 (d,J=6.8Hz,2H) 7.55 (d,J=8.7Hz,2H) 7.62 (d,J=8.5Hz,2H) 8.04 (d,J=8.4Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.79 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1720,1610,1500,1260,1190,
1060 質量分析 m/e(M+) 計算値 550.2906 実測値 550.2899 〔α〕25 D=−13.0°(C(濃度)=1.10,溶媒:クロ
ロホルム)
【0114】合成例7 (2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘキシル
オキシビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの
合成
【0115】
【化30】
【0116】4’−ヘプチル−4−ビフェニルカルボン
酸クロリド0.38g(1.2ミリモル)と合成例1で
得られた(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−ト
リフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキ
シピラン0.27g(1.0ミリモル)を用い、合成例
5と同様の操作を行い、目的化合物である(2R,5
S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−
2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘプチルビフェニル
−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.36g(0.7
ミリモル)を得た。
酸クロリド0.38g(1.2ミリモル)と合成例1で
得られた(2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−ト
リフルオロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−ヒドロキ
シピラン0.27g(1.0ミリモル)を用い、合成例
5と同様の操作を行い、目的化合物である(2R,5
S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−
2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘプチルビフェニル
−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.36g(0.7
ミリモル)を得た。
【0117】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 分子式:C32H43F3O4 1 H−NMR;δ(ppm) 0.83〜0.98(m,6H) 1.22〜2.08(m,21H) 2.39〜2.50(m,1H) 2.66 (t,J=7.7Hz,2H) 3.50 (dt,J=9.4,6.9Hz,1H) 3.92 (dt,J=9.4,6.7Hz,1H) 4.08 (dq,J=8.8,6.3Hz,1H) 4.65 (dd,J=2.0,8.1Hz,1H) 5.23 (ddd,J=5.0,9.0,9.3Hz,1H) 7.28 (d,J=8.1Hz,2H) 7.54 (d,J=8.1Hz,2H) 7.65 (d,J=8.4Hz,2H) 8.06 (d,J=8.4Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.76 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1710,1610,1495,1260,1180,
1050 質量分析 m/e(M+) 計算値 548.3114 実測値 548.3086 〔α〕27 D=−14.5°(C(濃度)=1.02,溶媒:クロ
ロホルム)
す。 分子式:C32H43F3O4 1 H−NMR;δ(ppm) 0.83〜0.98(m,6H) 1.22〜2.08(m,21H) 2.39〜2.50(m,1H) 2.66 (t,J=7.7Hz,2H) 3.50 (dt,J=9.4,6.9Hz,1H) 3.92 (dt,J=9.4,6.7Hz,1H) 4.08 (dq,J=8.8,6.3Hz,1H) 4.65 (dd,J=2.0,8.1Hz,1H) 5.23 (ddd,J=5.0,9.0,9.3Hz,1H) 7.28 (d,J=8.1Hz,2H) 7.54 (d,J=8.1Hz,2H) 7.65 (d,J=8.4Hz,2H) 8.06 (d,J=8.4Hz,2H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.76 (d,J=6.3Hz) IR(cm-1) 1710,1610,1495,1260,1180,
1050 質量分析 m/e(M+) 計算値 548.3114 実測値 548.3086 〔α〕27 D=−14.5°(C(濃度)=1.02,溶媒:クロ
ロホルム)
【0118】実施例1 一般式(I)〜(II)で表される化合物を合成例2〜7
に示した方法で合成した。化合物の構造を表Aに示す。
また、それぞれの化合物を表Bに示す組成のアキラル液
晶組成物に2wt%添加したときの転移温度、自発分極,
応答速度、チルト角,ネマティック相における螺旋ピッ
チを表Aに併せて示す。
に示した方法で合成した。化合物の構造を表Aに示す。
また、それぞれの化合物を表Bに示す組成のアキラル液
晶組成物に2wt%添加したときの転移温度、自発分極,
応答速度、チルト角,ネマティック相における螺旋ピッ
チを表Aに併せて示す。
【0119】
【表1】
【0120】
【表2】
【0121】
【表3】
【0122】実施例2 表Aに示す化合物及び表Cに示す化合物を用いて表Dに
示す組成の液晶組成物No.1〜3を作製した。作製した
組成物No.1〜3の転移温度を表Eに示す。
示す組成の液晶組成物No.1〜3を作製した。作製した
組成物No.1〜3の転移温度を表Eに示す。
【0123】
【表4】
【0124】
【表5】
【0125】
【表6】
【0126】
【表7】
【0127】実施例3 実施例2で作製したNo.1〜3と表Aの化合物を用い
て、表Fに示す組成の強誘電性液晶組成物No.4〜6を
作製した。また、メルク社の液晶組成物SCE8と表G
に示す化合物のラセミ体とを用いて表Hに示す組成の強
誘電性液晶組成物No.7〜9を作製した。作製した組成
物No.4〜9の転移温度を表Iに示す。
て、表Fに示す組成の強誘電性液晶組成物No.4〜6を
作製した。また、メルク社の液晶組成物SCE8と表G
に示す化合物のラセミ体とを用いて表Hに示す組成の強
誘電性液晶組成物No.7〜9を作製した。作製した組成
物No.4〜9の転移温度を表Iに示す。
【0128】
【表8】
【0129】
【表9】
【0130】
【表10】
【0131】
【表11】
【0132】実施例4 2枚のガラス基板上にITO膜を形成し、更にSiO2
を形成し、ポリイミド膜を塗布し、ラビングした。次に
この2枚のガラス基板をラビング方向が同一になるよう
にセル厚2μmで張り合わせ、実施例3で作製した強誘
電性液晶組成物No.4〜9を注入した。注入後いったん
液晶組成物が等方性液体に変化する温度にセルを加熱
し、その後1℃/minで室温まで冷却することにより良
好な配向を有する強誘電性液晶素子を得た。この強誘電
性液晶素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、τ−
Vmin特性を評価した。結果を図8、9、10、11、
12および図13における(a)〜(f)に示す。
を形成し、ポリイミド膜を塗布し、ラビングした。次に
この2枚のガラス基板をラビング方向が同一になるよう
にセル厚2μmで張り合わせ、実施例3で作製した強誘
電性液晶組成物No.4〜9を注入した。注入後いったん
液晶組成物が等方性液体に変化する温度にセルを加熱
し、その後1℃/minで室温まで冷却することにより良
好な配向を有する強誘電性液晶素子を得た。この強誘電
性液晶素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、τ−
Vmin特性を評価した。結果を図8、9、10、11、
12および図13における(a)〜(f)に示す。
【0133】実施例5 実施例4で作製した強誘電性液晶素子を用いて図7に示
す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆動
実験結果を表Jに示す。40V以下の駆動電圧でスイッ
チングさせることができ、20:1以上のコントラスト
が得られた。また、駆動時の2つのメモリ状態間の角度
は47°であり、明るい表示が得られた。
す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆動
実験結果を表Jに示す。40V以下の駆動電圧でスイッ
チングさせることができ、20:1以上のコントラスト
が得られた。また、駆動時の2つのメモリ状態間の角度
は47°であり、明るい表示が得られた。
【0134】
【表12】
【0135】実施例6 実施例4で作製した強誘電性液晶素子を用いて図2に示
す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆動
実験結果を表Kに示す。40V以下の駆動電圧でスイッ
チングさせることができ、20:1以上のコントラスト
が得られた。
す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆動
実験結果を表Kに示す。40V以下の駆動電圧でスイッ
チングさせることができ、20:1以上のコントラスト
が得られた。
【0136】
【表13】
【0137】実施例7 実施例4で作製した強誘電性液晶素子を用いて図14に
示す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆
動実験結果を表Kに示す。40V以下の駆動電圧でスイ
ッチングさせることができ、20:1以上のコントラス
トが得られた。
示す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆
動実験結果を表Kに示す。40V以下の駆動電圧でスイ
ッチングさせることができ、20:1以上のコントラス
トが得られた。
【0138】
【表14】
【0139】
【発明の効果】以上の実施例から分かるように本発明の
強誘電性液晶組成物を用いた強誘電性液晶素子は配向性
がよく、高コントラストで、低駆動電圧の大容量の強誘
電性液晶素子を得ることができる。
強誘電性液晶組成物を用いた強誘電性液晶素子は配向性
がよく、高コントラストで、低駆動電圧の大容量の強誘
電性液晶素子を得ることができる。
【図1】強誘電性液晶材料のτ−V特性を示す。
【図2】図1(b)のτ−V特性を用いて強誘電性液晶
素子を駆動する駆動波形の一例である。
素子を駆動する駆動波形の一例である。
【図3】図2の駆動法の原理を示すための図である。
【図4】本発明の強誘電性液晶組成物を用いた強誘電性
液晶素子の構造及び作製法を説明するための断面図であ
る。
液晶素子の構造及び作製法を説明するための断面図であ
る。
【図5】強誘電性液晶素子のC1配向とC2配向を説明
するための図である。
するための図である。
【図6】強誘電性液晶素子の4つの配向状態の分子配向
モデルである。
モデルである。
【図7】図1(b)のτ−V特性を用いて強誘電性液晶
素子を駆動する駆動波形の一例である。
素子を駆動する駆動波形の一例である。
【図8】(a)本発明の強誘電性液晶組成物を用いた強
誘電性液晶素子のτ−V特性である。
誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図9】(b)バイアスがあるときの強誘電性液晶組成
物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図10】(c)バイアスがあるときの強誘電性液晶組
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図11】(d)バイアスがあるときの強誘電性液晶組
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図12】(e)バイアスがあるときの強誘電性液晶組
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図13】(f)バイアスがあるときの強誘電性液晶組
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
成物を用いた強誘電性液晶素子のτ−V特性である。
【図14】7−Vmin特性を用いて強誘電性液晶素子を
駆動する駆動波形の一例である。
駆動する駆動波形の一例である。
1a,1b 絶縁性基板 2a,2b 導電性膜 3a,3b 絶縁性膜 4a,4b 配向制御層 6 シール剤 7 強誘電性液晶 9,10 基板体 11 液晶素子 12 偏光板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正内容】
【0131】
【表11】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正内容】
【0132】実施例4 2枚のガラス基板上にITO膜を形成し、更にSiO2
を形成し、ポリイミド膜を塗布し、ラビングした。次に
この2枚のガラス基板をラビング方向が同一になるよう
にセル膜2μmで張り合わせ、実施例3で作製した強誘
電性液晶組成物No.4〜9を注入した。注入後いったん
液晶組成物が等方性液体に変化する温度にセルを加熱
し、その後1℃/minで室温まで冷却することにより良
好な配向を有する強誘電性液晶素子を得た。この強誘電
性液晶素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、τ−
Vmin特性を評価した。結果を図8〜13に示す。
を形成し、ポリイミド膜を塗布し、ラビングした。次に
この2枚のガラス基板をラビング方向が同一になるよう
にセル膜2μmで張り合わせ、実施例3で作製した強誘
電性液晶組成物No.4〜9を注入した。注入後いったん
液晶組成物が等方性液体に変化する温度にセルを加熱
し、その後1℃/minで室温まで冷却することにより良
好な配向を有する強誘電性液晶素子を得た。この強誘電
性液晶素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、τ−
Vmin特性を評価した。結果を図8〜13に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正内容】
【0137】実施例7 実施例4で作製した強誘電性液晶素子を用いて図14に
示す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆
動実験結果を表Lに示す。40V以下の駆動電圧でスイ
ッチングさせることができ、20:1以上のコントラス
トが得られた。
示す駆動波形を用いて駆動実験した。駆動条件および駆
動実験結果を表Lに示す。40V以下の駆動電圧でスイ
ッチングさせることができ、20:1以上のコントラス
トが得られた。
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【化3】 (ただし、R1,R2,X1,A,BおよびZは一般式
(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合−O−,
−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合物を
少なくとも1種含有することを特徴とする請求項1に記
載の強誘電性液晶組成物。
(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合−O−,
−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合物を
少なくとも1種含有することを特徴とする請求項1に記
載の強誘電性液晶組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】室温付近を中心に広い温度範囲でスメク
チックC相を呈すること 良好な配向性と双安定性とを得るために、IAC(Is
otropic-Smectic A-Smectic C)またはINAC(Isotropic-N
ematic-Smectic A-Amectic C)という相系列を液晶材料
が呈することキラル(カイラル) ネマチック相及びキラルスメクチ
ックC相の螺旋ピッチがセル厚に比べて十分長いこと 良好な化学的安定性、光安定性を有すること また、必要に応じて、チルト角、屈折率、比抵抗などを
最適化することも必要となる。
チックC相を呈すること 良好な配向性と双安定性とを得るために、IAC(Is
otropic-Smectic A-Smectic C)またはINAC(Isotropic-N
ematic-Smectic A-Amectic C)という相系列を液晶材料
が呈することキラル(カイラル) ネマチック相及びキラルスメクチ
ックC相の螺旋ピッチがセル厚に比べて十分長いこと 良好な化学的安定性、光安定性を有すること また、必要に応じて、チルト角、屈折率、比抵抗などを
最適化することも必要となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【化8】 (ただし、R1,R2,X1,A,BおよびZは一般式
(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合−O−,
−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合物を
少なくとも1種含有する強誘電性液晶組成物が提供され
る。
(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合−O−,
−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合物を
少なくとも1種含有する強誘電性液晶組成物が提供され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】これらのアルキル基中で炭素鎖に不斉炭素
が含まれてもよい。また、これらのアルキル基中の1つ
以上の水素原子がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、シ
アノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、メトキシ
基、などで置換されていてもよい。これらの具体例とし
ては、例えば、1−トリフルオロメチルヘプチル、1−
フルオロオクチル、1−クロロ−2−メチル−ブチルな
どが挙げられる。さらに、AおよびBにおける含六員環
基とは、窒素原子1つ又は2つを有する六員の複素環基
(例えばピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、ピリタジン−3,6−ジイルなど)、芳香
族炭化水素基(例えばフェニレン、ナフタレン−2,6
−ジイル)および酸素原子を1つ又は2つ有していても
よい六員の飽和炭化水素基(例えばシクロヘキサジニ
ル、テトラヒドロピロン−2,5−ジイル、ジオキサン
−2,5−ジイルなど)が含まれる。これらの含六員環
基は、ハロゲン(例えばクロル、フルオロ)、シアノ
基、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ)お
よび含フッ素アルキル基(例えば、モノフルオロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、モノフル
オロエチル)の1つ又は2つで置換されていてもよい。
好ましい具体例として、次のものが挙げられる。
が含まれてもよい。また、これらのアルキル基中の1つ
以上の水素原子がフッ素原子、塩素原子、臭素原子、シ
アノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、メトキシ
基、などで置換されていてもよい。これらの具体例とし
ては、例えば、1−トリフルオロメチルヘプチル、1−
フルオロオクチル、1−クロロ−2−メチル−ブチルな
どが挙げられる。さらに、AおよびBにおける含六員環
基とは、窒素原子1つ又は2つを有する六員の複素環基
(例えばピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、ピリタジン−3,6−ジイルなど)、芳香
族炭化水素基(例えばフェニレン、ナフタレン−2,6
−ジイル)および酸素原子を1つ又は2つ有していても
よい六員の飽和炭化水素基(例えばシクロヘキサジニ
ル、テトラヒドロピロン−2,5−ジイル、ジオキサン
−2,5−ジイルなど)が含まれる。これらの含六員環
基は、ハロゲン(例えばクロル、フルオロ)、シアノ
基、低級アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ)お
よび含フッ素アルキル基(例えば、モノフルオロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、モノフル
オロエチル)の1つ又は2つで置換されていてもよい。
好ましい具体例として、次のものが挙げられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【化12】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【化15】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【化17】 (ここでR1,R2,X1,AおよびBは前述の定義と同
一意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
一意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【化18】 (ここでR1,X1,A,Bおよび*は式(I)の定義と
同じ意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
同じ意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【化20】 (ここでR1,R2,X1,A,Bは式(I)の定義と同
じ意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
じ意味であり、Halはハロゲン基を表わす。)
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【化21】 (ここでR1,R2,X1,X2,A,Bは式(I)の定義
と同じ意味であり、Z’は塩素、臭素、ヨウ素又はトシ
ル基を表わす。)
と同じ意味であり、Z’は塩素、臭素、ヨウ素又はトシ
ル基を表わす。)
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】
【化22】 (ここでR1,R2,X1,X2,A,Bは式(I)の定義
と同じ意味でありBzはベンジル基を表わし,Halは
前記と同じ定義である。)
と同じ意味でありBzはベンジル基を表わし,Halは
前記と同じ定義である。)
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また、上記液晶素子の電極を互いに交差す
る方向に配列し複数の走査電極と複数の信号電極とを形
成し、走査電極と信号電極が交差する領域を画素とし、
非選択電圧を印加する走査電極と書換電圧を印加する信
号電極から構成される画素へは、電圧−パルス幅特性に
おける極小値(Vmin)よりも低い値の正電圧パルスと負
電圧パルスを印加し、選択電圧を印加する走査電極と保
持電圧を印加する信号電極から構成される画素へは、該
極小値(Vmin)よりも高い値の正電圧(または負電圧)
パルスと該極小値(Vmin)よりも低い値の負電圧(また
は正電圧)をパルスを印加し、選択電圧を印加する走査
電極と書換電圧を印加する信号電極から構成される画素
へは、スイッチングに適した負電圧(または正電圧)
(電圧−パルス幅特性における極小値(Vmin)付近の電
圧値のパルス)を印加する駆動波形を用いることが好ま
しい。
る方向に配列し複数の走査電極と複数の信号電極とを形
成し、走査電極と信号電極が交差する領域を画素とし、
非選択電圧を印加する走査電極と書換電圧を印加する信
号電極から構成される画素へは、電圧−パルス幅特性に
おける極小値(Vmin)よりも低い値の正電圧パルスと負
電圧パルスを印加し、選択電圧を印加する走査電極と保
持電圧を印加する信号電極から構成される画素へは、該
極小値(Vmin)よりも高い値の正電圧(または負電圧)
パルスと該極小値(Vmin)よりも低い値の負電圧(また
は正電圧)をパルスを印加し、選択電圧を印加する走査
電極と書換電圧を印加する信号電極から構成される画素
へは、スイッチングに適した負電圧(または正電圧)
(電圧−パルス幅特性における極小値(Vmin)付近の電
圧値のパルス)を印加する駆動波形を用いることが好ま
しい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】このような駆動法としては、 P.W.H.Sur
guy et al., Ferroelectrics.,122,63(1991)., J.R.H
ughes, et al., WO92/02925,特願平3-293179、などを
用いることができる。作製した強誘電性液晶組成物が低
いVminを示すためには自発分極をある程度小さくする
必要があり、この観点から自発分極は10nC/cm2以下で
あることが好ましい。また、配向性の観点からは作製し
た強誘電性液晶組成物が少なくともキラルネマティック
相、スメクティックA相,およびキラルスメクティック
C相を示すことが好ましい。
guy et al., Ferroelectrics.,122,63(1991)., J.R.H
ughes, et al., WO92/02925,特願平3-293179、などを
用いることができる。作製した強誘電性液晶組成物が低
いVminを示すためには自発分極をある程度小さくする
必要があり、この観点から自発分極は10nC/cm2以下で
あることが好ましい。また、配向性の観点からは作製し
た強誘電性液晶組成物が少なくともキラルネマティック
相、スメクティックA相,およびキラルスメクティック
C相を示すことが好ましい。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】(d)蒸留水1000ミリリットルに上記
反応により得られエステル化合物28.0g(100ミ
リモル)を加えて、ミニジャーファーメンター(minijar
fermenter 小発酵容器)中で40℃で攪拌した。リパー
ゼPSを20g加え、20時間反応させた。3規定の塩
酸を加え、0℃に冷却して反応を停止し、セライトによ
り濾過した。濾液を酢酸エチルにより抽出し、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチ
ルを減圧留去した。次いで、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより分離精製して光学活性アルコール化合
物11.7g(49ミリモル)と光学活性エステル化合
物13.2g(47ミリモル)を得た。なお、得られた
アルコール化合物の光学純度は97.5%e.e.であっ
た。
反応により得られエステル化合物28.0g(100ミ
リモル)を加えて、ミニジャーファーメンター(minijar
fermenter 小発酵容器)中で40℃で攪拌した。リパー
ゼPSを20g加え、20時間反応させた。3規定の塩
酸を加え、0℃に冷却して反応を停止し、セライトによ
り濾過した。濾液を酢酸エチルにより抽出し、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチ
ルを減圧留去した。次いで、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより分離精製して光学活性アルコール化合
物11.7g(49ミリモル)と光学活性エステル化合
物13.2g(47ミリモル)を得た。なお、得られた
アルコール化合物の光学純度は97.5%e.e.であっ
た。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】得られた化合物の物理的性質を以下に示
す。 (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴法);δ(ppm) 0.88 (t,J=6.5Hz,3H) 1.20〜1.39(m,6H) 1.50〜1.71(m,4H) 1.83〜2.04(m,2H) 2.13〜2.22(m,1H) 3.46 (dt,J=9.4 ,6.9Hz,1H) 3.66 (dt,J=8.9 ,6.3Hz,1H) 3.81〜3.93(m,2H) 4.52 (dd,J=2.0 ,8.7Hz,1H)19 F−NMR(同位体フッ素による核磁気共鳴法,基
準:CFCl3);δ(ppm) −75.13 (d,J=6.3Hz) IR(赤外線吸収:cm-1) 3450,1275,1
170,1145,1090,940 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1512 〔α〕D 25=−36.0℃(C(濃度)=1.05,溶媒:メタ
ノール) (2S,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR;δ(ppm) 0.90 (t,J=7.3Hz,3H) 1.23〜1.45(m,6H) 1.52〜1.67(m,2H) 1.76〜2.00(m,5H) 3.42 (dt,J=9.7 ,6.4Hz,1H) 3.68 (dt,J=9.7 ,6.8Hz,1H) 3.79〜3.98(m,2H) 4.86 (m,1H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.17 (d,J=6.2Hz) IR(cm-1) 3400,1270,1175,1130,1045,
945 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1493 〔α〕D 25=−86.5℃(C(濃度)=1.08,溶媒:メタ
ノール)
す。 (2R,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴法);δ(ppm) 0.88 (t,J=6.5Hz,3H) 1.20〜1.39(m,6H) 1.50〜1.71(m,4H) 1.83〜2.04(m,2H) 2.13〜2.22(m,1H) 3.46 (dt,J=9.4 ,6.9Hz,1H) 3.66 (dt,J=8.9 ,6.3Hz,1H) 3.81〜3.93(m,2H) 4.52 (dd,J=2.0 ,8.7Hz,1H)19 F−NMR(同位体フッ素による核磁気共鳴法,基
準:CFCl3);δ(ppm) −75.13 (d,J=6.3Hz) IR(赤外線吸収:cm-1) 3450,1275,1
170,1145,1090,940 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1512 〔α〕D 25=−36.0℃(C(濃度)=1.05,溶媒:メタ
ノール) (2S,5S,6S)体 分子式:C12H21F3O3 1 H−NMR;δ(ppm) 0.90 (t,J=7.3Hz,3H) 1.23〜1.45(m,6H) 1.52〜1.67(m,2H) 1.76〜2.00(m,5H) 3.42 (dt,J=9.7 ,6.4Hz,1H) 3.68 (dt,J=9.7 ,6.8Hz,1H) 3.79〜3.98(m,2H) 4.86 (m,1H)19 F−NMR(基準:CFCl3);δ(ppm) −75.17 (d,J=6.2Hz) IR(cm-1) 3400,1270,1175,1130,1045,
945 質量分析 m/e(M++H) 計算値 271.1521 実測値 271.1493 〔α〕D 25=−86.5℃(C(濃度)=1.08,溶媒:メタ
ノール)
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】(b)合成例4(a)で得られたアセター
ル化合物8.0gをテトラヒドロフラン20ミリリット
ルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオラ
イドの1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液
10ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で40時
間反応させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止
し、反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離精製して、(2R,5S,6S)の不
斉炭素を有するアルコール化合物3.0g(11ミリモ
ル)および(2S,5S,6S)の不斉炭素を有するア
ルコール化合物2.3g(8.0ミリモル)を得た。
ル化合物8.0gをテトラヒドロフラン20ミリリット
ルに溶かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオラ
イドの1.0モル/リットルのテトラヒドロフラン溶液
10ミリリットルを加え、0℃で1時間、室温で40時
間反応させた。この反応液に蒸留水を加えて反応を停止
し、反応物をエーテルで抽出した。次いで、抽出物を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離精製して、(2R,5S,6S)の不
斉炭素を有するアルコール化合物3.0g(11ミリモ
ル)および(2S,5S,6S)の不斉炭素を有するア
ルコール化合物2.3g(8.0ミリモル)を得た。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】(e)合成例4(e)で得られたヘミアセ
タール化合物0.29g(1.1ミリモル)及び4’−
ヘキシルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸クロリド
0.49g(1.6ミリモル)を用い、合成例2(a)
と同様の反応を行い、目的化合物である(2S,5S,
6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−
ヘキシルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェニ
ル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.34g(0.
6ミリモル)を得た。
タール化合物0.29g(1.1ミリモル)及び4’−
ヘキシルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸クロリド
0.49g(1.6ミリモル)を用い、合成例2(a)
と同様の反応を行い、目的化合物である(2S,5S,
6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオロメチル−5−
ヘキシルオキシ−2−(4”−ヘキシルオキシビフェニ
ル−4’−カルボニルオキシ)ピラン0.34g(0.
6ミリモル)を得た。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】合成例7 (2R,5S,6S)−テトラヒドロ−6−トリフルオ
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘプチル
ビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの合成
ロメチル−2−ヘキシルオキシ−5−(4”−ヘプチル
ビフェニル−4’−カルボニルオキシ)ピランの合成
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】実施例1 一般式(I)〜(II)で表される化合物を合成例2〜7
に示した方法で合成した。化合物の構造を表Aに示す。
また、それぞれの化合物を表Bに示す組成のアキラル液
晶組成物に2wt%添加したときの転移温度、自発分極,
応答速度、チルト角、キラルネマティック相における螺
旋ピッチを表Aに併せて示す。
に示した方法で合成した。化合物の構造を表Aに示す。
また、それぞれの化合物を表Bに示す組成のアキラル液
晶組成物に2wt%添加したときの転移温度、自発分極,
応答速度、チルト角、キラルネマティック相における螺
旋ピッチを表Aに併せて示す。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】
【表1】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】
【表2】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正内容】
【0127】実施例3 実施例2で作製したNo.1〜3と表Aの化合物を用い
て、表Fに示す組成の強誘電性液晶組成物No.4〜6を
作製した。作製した組成物No.4〜6の転移温度を表E
に示す。また、メルク社の液晶組成物SCE8と表Gに
示す化合物のラセミ体とを用いて表Hに示す組成の強誘
電性液晶組成物No.7〜9を作製した。作製した組成物N
o.7〜9の転移温度を表Iに示す。
て、表Fに示す組成の強誘電性液晶組成物No.4〜6を
作製した。作製した組成物No.4〜6の転移温度を表E
に示す。また、メルク社の液晶組成物SCE8と表Gに
示す化合物のラセミ体とを用いて表Hに示す組成の強誘
電性液晶組成物No.7〜9を作製した。作製した組成物N
o.7〜9の転移温度を表Iに示す。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】τ−Vmin特性を用いて強誘電性液晶素子を
駆動する駆動波形の一例である。
駆動する駆動波形の一例である。
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向殿 充浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 伊藤 恵造 茨城県鹿島郡神栖町東和田4番地 鹿島石 油株式会社内 (72)発明者 竹田 充範 茨城県鹿島郡神栖町東和田4番地 鹿島石 油株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は同一又は異なって直鎖又は分枝
鎖で1〜15の炭素数を有するアルキル基を表し、X1
は単結合,−O−,−COO−,−OCO−を表し、X
2は−O−または−OCO−を表し、Yは−COO−ま
たは−CH2O−を表し、AおよびBはハロゲン,シア
ノ基,低級アルコキシ基または、含フッ素アルキル基で
置換されていてもよい含六員環基を表し、Zは単結合,
−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合物、
および/または一般式(II) 【化2】 (ただし、R1,R2,X1,X2,Y,A,BおよびZは
一般式(I)の定義と同一意味を表す。)で表される化
合物の少なくとも1種からなり、負の誘電異方性を有
し、かつスメクティックC相を示す化合物を少なくとも
1種含有することを特徴とする強誘電性液晶組成物。 - 【請求項2】 さらに、一般式(III) 【化3】 (ただし、R1,R2,X1,Y,A,BおよびZは一般
式(I)の定義と同一意味であり、X3は単結合−O
−,−COO−,−OCO−を表す。)で表される化合
物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項1
に記載の強誘電性液晶組成物。 - 【請求項3】 化合物(I)が下式 【化4】 の化合物群より選ばれた化合物である請求項1または2
に記載の強誘電性液晶組成物。 - 【請求項4】 化合物(II)が下式 【化5】 の化合物群より選ばれた化合物である請求項1または2
に記載の強誘電性液晶組成物。 - 【請求項5】 化合物(I)が、液晶組成物中で0.0
1〜5wt%含有されている請求項1または2に記載の強
誘電性液晶組成物。 - 【請求項6】 化合物(II)が、液晶組成物中で0.0
1〜5wt%含有されている請求項1または2に記載の強
誘電性液晶組成物。 - 【請求項7】 少なくとも電極膜,配向膜を有する一対
の絶縁性基板間に強誘電性液晶を介在させ、前記電極に
選択的に電圧を印加することによって液晶の光軸を切り
替える駆動手段と光軸の識別を光学的に識別する手段を
有する強誘電性液晶素子において、該強誘電性液晶が特
許請求範囲第1項または第2項記載液晶組成物である液
晶素子。
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