JPH07114862B2 - キルティング生地 - Google Patents

キルティング生地

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JPH07114862B2
JPH07114862B2 JP63140916A JP14091688A JPH07114862B2 JP H07114862 B2 JPH07114862 B2 JP H07114862B2 JP 63140916 A JP63140916 A JP 63140916A JP 14091688 A JP14091688 A JP 14091688A JP H07114862 B2 JPH07114862 B2 JP H07114862B2
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JP
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heat
fibers
fabric
quilted
shrinkable
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茂子 窪田
雅和 津下
福太郎 北村
敦司 下田
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Japan Vilene Co Ltd
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Japan Vilene Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はキルティング生地に関する。さらに詳しくは、
本発明は表面に顕著な凹凸形状を有し、しかも該凹凸形
状の保形性にすぐれたキルティング生地に関する。
[従来の技術] 従来より服地をはじめ、ソファや椅子などの表地、表皮
材などには種々のキルティング生地が使用されている
が、近年キルティング生地の多様化が進むにつれ、ソフ
トな風合を有し、表地の凹凸形状が顕著な意匠性にすぐ
れたものが要望されている。
そこでかかる要望に応えんとして表地と裏地のあいだに
挟まれる中綿の厚さを大きくすることにより、表地の凹
凸形状が顕著なキルティング生地をえようとする試みが
なされているが、中綿の厚さを大きくすれば表地、中綿
および裏地を縫製して一体化する際に中綿がずれ動いて
偏り、不均一な凹凸形状となったり、表地の所望の位置
に縫製することができないなどの問題が生じるため、未
だ目的とする縫製形状および顕著な凹凸形状を有するキ
ルティング生地は開発されていない。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明者らは前記従来技術に鑑みて鋭意研究を重
ねた結果、目的とする縫製形状および顕著な凹凸形状を
有することは勿論のこと、さらにすぐれた風合をも有す
るまったく新しいキルティング生地を初めて見出し、本
発明を完成するにいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は表地と裏地のあいだに中綿を挟んだ
のちに縫製して一体化してなるキルティング生地であっ
て、裏地として熱収縮性繊維を含む水流絡合不織布およ
びスパンボンド不織布から選ばれた熱収縮性基布を使用
し、縫製して一体化したのち、熱処理を施して前記熱収
縮性基布を収縮せしめたことを特徴とするキルティング
生地に関する。
[作用および実施例] 本発明のキルティング生地に用いられる表地には、通常
のキルティング生地に使用されている表地と同じものが
用いられ、本発明はかかる表地によって限定されるもの
ではない。かかる表地の具体例としては、たとえば織
布、トリコット、起毛トリコットなどの編布、平織布、
ベロア調織物などの織布、不織布などがあげられ、その
厚さ、目付などにおいてもとくに限定はない。前記表地
に用いられる繊維としては、たとえばポリエステル系繊
維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、
ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリアミド系繊維などの合成
繊維;レーヨン繊維、アセテート繊維などの再生繊維や
半合成繊維;綿、羊毛などの天然繊維、さらにはこれら
を混合したものなどがあげられる。これらのなかではと
くにポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、綿、羊毛
などは熱処理を施したときに収縮を起こしにくいので好
ましい。
本発明のキルティング生地に用いられる中綿には、通常
のキルティング生地に使用されている中綿と同じものが
用いられ、本発明はかかる中綿によって限定されるもの
ではない。かかる中綿には、たとえば繊維をカーディン
グして集積した繊維ウェブや、これにアクリル樹脂、ポ
リエステル系樹脂などからなる接着樹脂を5〜20%程度
付着せしめたものがある。前記中綿に用いられる繊維と
しては、たとえばポリエステル系繊維、ポリアミド系繊
維、ポリアクリロニトリル繊維、レーヨン繊維、綿、羊
毛などが適している。
なお、本発明においては、前記中綿のなかには、たとえ
ばポリプロピレン、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂などからなる加熱により捲縮数が増加する潜在捲縮
性繊維が含まれていることが好ましく、このようにすれ
ば熱処理を施したときに潜在捲縮性繊維の捲縮が発現し
て嵩が増し、裏地の収縮によって生じた表地の凸部の空
間内を充分に満たすことができる。このばあい、前記潜
在捲縮性繊維は5重量%以上、なかんづく10重量%以上
含有されていることが好ましい。
前記潜在捲縮性繊維の具体例としては、たとえば融点が
異なる2成分以上の樹脂からなるサイド・バイ・サイド
型、芯鞘型、偏心型などの複合繊維があげられ、これら
のなかではとくに芯鞘型ポリエステル複合繊維が好まし
い。かかる芯鞘型ポリエステル複合繊維とは、融点が24
0〜260℃であるポリエステル樹脂からなる芯成分と融点
が110〜200℃であるポリエステル樹脂からなる鞘成分と
で構成される芯鞘型の複合繊維である。
前記中綿の目付および厚さについてはとくに限定はな
く、目的とするキルティング生地の風合、熱収縮性基布
の収縮率などに応じて適宜調整されるが、通常厚さは荷
重0.5kg/cm2をかけたときに1〜40mm、なかんづく3〜2
0mmであり、また目付は10〜90g/m2、なかんづく20〜70g
/m2であることが望ましい。これよりも厚さが薄いか目
付が少ないばあい、凸部に繊維が充分に充填されず保形
性に劣り、一方これよりも厚さが厚いかまたは目付が大
きいばあい、縫製加工を行ないにくく、衣服にも適さな
い。
本発明のキルティング生地の裏地として用いられる熱収
縮性基布としては、熱収縮性繊維を含む水流絡合不織布
およびスパンボンド不織布があげられる。不織布は三次
元的な多孔構成をとるため、編織物に比して綿抜けが生
じにくく、しかも熱収縮性繊維の含有量を自由に設定す
ることができる。ただし、不織布を用いるばあい、その
製造工程において熱収縮性繊維が収縮を起こすような熱
が加わってはならない。高圧水流を用いて繊維を絡合す
ることにより製造される、いわゆる水流絡合不織布は、
その工程中に水を乾燥させる温度以上の熱が加わってい
ないため、熱収縮性繊維に収縮が起こっておらず、強度
を有するものである。また、紡糸延伸したフィラメント
を集積して製造される、いわゆるスパンボンド不織布も
熱収縮性基布に適しており、とくに繊維の結晶化度や配
向度、熱履歴などを調整して高収縮率にしたものが使用
される。
なお、本発明で熱収縮性繊維とは、乾熱収縮率が少なく
とも15%以上である繊維をいう。ここで繊維の乾熱収縮
率とは、繊維を150℃の熱風乾燥機に15分間入れたの
ち、標準状態で2時間以上放置する処理の前後での繊維
の長さをクリンプをのばした状態で測定し、処理前後の
長さの差を処理前の長さで除して百分率で示した値であ
る。この熱収縮性繊維には、たとえばポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂から繊維を形成する際に、紡糸条件や延伸条件
を調整したり、熱セットを行なわないことなどにより、
繊維の結晶化度、配向度、熱履歴を調整して高収縮性を
付与したものが使用される。通常、熱収縮性繊維に使用
される樹脂には、所定の処理温度で収縮が生じるよう
に、衣服などに用いられる一般の繊維を構成する樹脂よ
りも軟化点の低いものが用いられる。前記熱収縮性繊維
は所定の温度に加熱されると、延伸などによる繊維内の
歪みが緩和され、高度の収縮が生じる。かかる熱収縮性
繊維の含有率は目的とする熱収縮性基布の収縮率に応じ
て適宜調整される。したがって、本発明においては前記
熱収縮性基布の収縮率をもっとも有効に発現させるため
に、該熱収縮性基布は熱収縮性繊維のみからなるもので
あってもよい。
前記熱収縮性基布に含有される熱収縮性繊維以外の繊維
としては、たとえばレーヨン繊維、アセテート繊維など
の再生繊維、綿、羊毛などの天然繊維や製造工程におい
て熱セットを行なう熱収縮率の小さい合成繊維、すなわ
ち通常の合成繊維などがあげられるが、本発明はこれら
の繊維のみに限定されるものではない。
前記熱収縮性基布の収縮率は通常表地に形成される凸部
の高さに応じて熱収縮性繊維の配合量を調節することに
よって適宜調整されるのが好ましく、本発明においては
かかる収縮率は熱収縮性繊維の種類によっても異なる
が、130℃の空気で1分間加熱したときに少なくとも平
面の一方向、好ましくは全方向に対して20〜70%、なか
んづく30〜70%であることがキルティングに顕著な凹凸
を形成せしめるという点から望ましい。
かかる収縮率を有する熱収縮性基布を中綿および表地と
一体化し、熱処理を施してキルティング生地としたばあ
いには、該キルティング生地の収縮率は、中綿の厚さ、
表地の種類、キルティングのパターンなどによって異な
るが、10〜60%、なかんづく15〜60%程度となる。
前記熱収縮性基布の厚さおよび目付についてはとくに限
定はないが、通常厚さは0.15〜1.0mm、なかんづく0.2〜
0.7mm、また目付は10〜100g/m2、なかんづく20〜50g/m2
程度であることが望ましい。
前記表地と裏地のあいだに前記中綿を挟んだのち縫製さ
れるが、かかる縫製の手段については本発明においては
別段制限はなく、通常行なわれているミシンなどがあげ
られる。かかる縫製形状については本発明においてはと
くに限定はなく、目的とするキルティング生地の縫製模
様に応じて適宜調整するのが好ましい。
縫製一体化されたキルティング生地にはつぎに熱処理が
施され、前記熱収縮性基布が熱収縮されるが、かかる熱
収縮させる際の条件としては、たとえば90〜150℃程度
の空気や水蒸気を含有した空気などを用いて30秒〜10分
間加熱するなどがあげられる。
かくして表地、中綿および熱収縮性基布が縫製一体化さ
れたキルティング生地に熱処理を施すことにより熱収縮
性基布が熱収縮し、表地の凹凸形状がさらに一層顕著と
なるのである。さらに熱収縮性基布が熱収縮により中綿
が表地の方向に押し上げられ、表地の凸部に中綿が充填
されるので、押圧されても元の形状に復元するのであ
る。
つぎに本発明のキルティング生地を実施例に基づいてさ
らに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限
定されるものではない。
実施例1 乾熱収縮率50%のポリエステル繊維(繊度:1.9デニー
ル、繊維長:51mm)60重量%と乾熱収縮率1.6%のポリエ
ステル繊維(繊度:1.5デニール、繊維長:38mm)40重量
%とからなる目付30g/m2の繊維ウェブを、水を複数のノ
ズルから噴き出させて形成した水圧50kg/cm2の高圧水流
によって処理して繊維を絡合せしめた水流絡合不織布か
らなる熱収縮性基布(収縮率:たて55%、よこ50%)を
えた。
この熱収縮性基布の上にポリエステル繊維(繊度:2デニ
ール、繊維長:51mm)からなる目付30g/m2の繊維ウェブ
にアクリル樹脂5g/m2を付着せしめた中綿(荷重0.5g/cm
2をかけたときの厚さ:6.5mm)をのせ、さらにその上に
表地(ナイロンタフタ)をのせたのち、ミシンを用いて
第1図に示すような縫製形状となるように縫製を施して
表地(1)、中綿(2)および熱収縮性基布(3)を一
体化してキルティング生地をえた。
えられたキルティング生地のA-A部における断面図を第
2図に示す。
つぎにキルティング生地をピンテンターを用いて130℃
で1分間加熱して熱収縮性基布を収縮させて熱収縮され
た本発明のキルティング生地をえた。えられた熱収縮さ
れたキルティング生地の熱収縮率はたて20%、よこ10%
であった。なお、第3図に、熱収縮されたキルティング
生地の、第1図のB-B部における断面図を示す。
第2図および第3図の結果より明らかなように、本発明
のキルティング生地には熱収縮性基布が使用されている
ので、これを加熱収縮させることにより、表地(1)に
は複雑な凹凸が生じるとともに表地(1)の凸部の高さ
が4.7mmから6.8mmとなって顕著に盛り上があり、また表
地(1)内の凸部は隙間なく中綿(2)で埋まっている
ことがわかる。
実施例2 熱収縮性基布として、目付60g/m2、厚さ0.70mmのポリエ
ステルスパンボンド不織布(熱収縮率:たて50%、よこ
45%)を用いたこと以外は実施例1とまったく同様にし
てキルティング生地を作製した。
えられたキルティング生地の熱収縮率はたて18%、よこ
10%であり、実施例1と同様に顕著な凹凸が形成され、
凸部には中綿が詰まっていた。ただし、実施例2のキル
ティング生地は実施例1のものに比して風合がやや硬か
った。
実施例3 中綿を構成する繊維として、170℃で3分間加熱すると
捲縮数が14個/インチ(約2.54cm)から45個/インチに
増加する潜在捲縮性ポリエステル繊維(繊度:2.5デニー
ル、繊維長:51mm)を用いたこととキルティング生地を1
30℃で1分間収縮処理したのち、さらに170℃で1分間
潜在捲縮性繊維の捲縮発現を行なったこと以外は実施例
1と同様にしてキルティング生地を作製した。
えられたキルティング生地の熱収縮率はたて20%、よこ
10%であったが、凸部の弾性と張りは実施例1よりも大
きかった。
[発明の効果] 本発明のキルティング生地は非常に顕著な凹凸部を有
し、意匠性にすぐれたものであり、しかも表地の凸部の
内部は中綿が充満されているので保形性およびソフトな
風合にすぐれたものであるから、たとえばシートの表地
や服地などとして好適に使用しうるものである。
また、本発明のキルティング生地は保形性にすぐれてい
ることより、ドライクリーニングや洗濯を行なっても型
くずれしにくく、耐ドライクリーニング性、耐洗濯性に
もすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のキルティング生地が縫製された状態を
示す斜視図、第2図は第1図に示されたキルティング生
地のA-A部における断面図、第3図は第1図に示された
キルティング生地に熱処理を施したあとのB-B部におけ
る断面図である。 (図面の主要符号) (1):表地 (2):中綿 (3):裏地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表地と裏地のあいだに中綿を挟んだのち、
    縫製して一体化してなるキルティング生地であって、裏
    地として熱収縮性繊維を含む水流絡合不織布およびスパ
    ンボンド不織布から選ばれた熱収縮性基布を使用し、縫
    製して一体化したのちに熱処理を施して前記熱収縮性基
    布を収縮せしめたことを特徴とするキルティング生地。
JP63140916A 1988-06-08 1988-06-08 キルティング生地 Expired - Lifetime JPH07114862B2 (ja)

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JP63140916A JPH07114862B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 キルティング生地

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JP63140916A JPH07114862B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 キルティング生地

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JPH01310689A JPH01310689A (ja) 1989-12-14
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