JPH07115144A - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置

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JPH07115144A
JPH07115144A JP5258710A JP25871093A JPH07115144A JP H07115144 A JPH07115144 A JP H07115144A JP 5258710 A JP5258710 A JP 5258710A JP 25871093 A JP25871093 A JP 25871093A JP H07115144 A JPH07115144 A JP H07115144A
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JP
Japan
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layer
floating gate
memory device
film
oxide film
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Application number
JP5258710A
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English (en)
Inventor
Kenshirou Arase
謙士朗 荒瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • H10B41/35Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ読み出し時の読み出しゲートディスター
ブの発生を防止できる半導体不揮発性記憶装置を実現す
る。 【構成】フローティングゲートPoly層7中のN型不純物
濃度を、フローティングゲートPoly層7の下部に位置す
る第1層7aにおいて低めに設定し、その上部に位置す
る第2層7bにおいて高めに設定する。これにより、フ
ローティングゲートPoly層7の下部方向に空乏層を広げ
ることができ、読み出し動作時におけるトンネル酸化膜
3の実質的な厚膜化を実現でき、また、層間絶縁膜8側
の空乏層の広がりを抑止できる。その結果、消去時必要
電圧値の上昇を抑えつつ、データ読み出し時における読
み出しゲートディスターブを緩和できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的に書き換え可能
な不揮発性メモリ、たとえばフラッシュEEPROMな
どの半導体不揮発性記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、NAND型フラッシュEEPR
OMのメモリセルアレイの一例を示す回路図および読み
出し時におけるバイアス条件を示す図である。図8にお
いて、BLN-1 ,BLN ,BLN+1 はビット線、VSS
ソース線、WL1 〜WL8 はワード線、SG1 ,SG2
は選択ゲート線、ST1N-1 ,ST1 N ,ST1N+1
ST2N-1 ,ST2N ,ST2N+1 は選択ゲート、MT
N-1〜MT8N-1 ,MT1N 〜MT8N ,MT1N+1
〜MT8N+1 はメモリセルトランジスタ、CGは各メモ
リセルのコントロールゲート、FGは各メモリセルのフ
ローティングゲートをそれぞれ示している。
【0003】このメモリセルアレイは、ビット線BL
N-1 ,BLN ,BLN+1 の一端側は共通のソース線VSS
に接続され、このソース線VSSと各ビット線ビット線B
N-1,BLN ,BLN+1 の他端側との間に選択ゲート
ST1N-1 とST2N-1 、ST1N とST2N 、ST1
N+1 とST2N+1 がそれぞれ接続され、さらに、各選択
ゲートST1N-1 とST2N-1 との間、選択ゲートST
N とST2N との間、選択ゲートST1N+1 とST2
N+1 との間に、それぞれ直列接続された8個のメモリセ
ルトランジスタMT1N-1 〜MT8N-1 、MT1N 〜M
T8N 、MT1N+ 1 〜MT8N+1 が接続されている。そ
して、選択ゲートST1N-1 ,ST1N ,ST1N+1
ゲートは共通の選択ゲート線SG1に接続され、選択ゲ
ートST2N-1 ,ST2N ,ST2N+1 のゲートは共通
の選択ゲート線SG2に接続されている。
【0004】また、メモリセルトランジスタMT
N-1 ,MT1N ,MT1N+1 のコントロールゲートC
Gは共通のワード線WL1 に接続されている。以下同様
に、メモリセルトランジスタMT2N-1 ,MT2N ,M
T2N+1 のコントロールゲートCGは共通のワード線W
2 に、メモリセルトランジスタMT3N-1 ,MT
N ,MT3N+1 のコントロールゲートCGは共通のワ
ード線WL 3 に、メモリセルトランジスタMT4N-1
MT4N ,MT4N+1 のコントロールゲートCGは共通
のワード線WL4 に、メモリセルトランジスタMT5
N-1 ,MT5N ,MT5N+1 のコントロールゲートCG
は共通のワード線WL5 に、メモリセルトランジスタM
T6N-1 ,MT6N ,MT6N+1 のコントロールゲート
CGは共通のワード線WL6 に、メモリセルトランジス
タMT7N-1 ,MT7N,MT7N+1 のコントロールゲ
ートCGは共通のワード線WL7 に、メモリセルトラン
ジスタMT8N-1 ,MT8N ,MT8N+1 のコントロー
ルゲートCGは共通のワード線WL8 にそれぞれ接続さ
れている。
【0005】このような構成において、データ読み出し
時に、たとえば図8に示すように、N番目のビット線B
N を選択し、ワード線WL4 を選択する場合には、選
択ゲート線SG1 ,SG2 、選択ワード線WL4 、非選
択ワード線WL1 〜WL3 ,WL5 〜WL8 、選択ビッ
ト線BLN 、および非選択ビット線BLN-1 ,BLN+ 1
は、それぞれ図8および図9に示すようなレベルにバイ
アスされる。すなわち、選択ゲート線SG1 ,SG2
5V、選択ワード線WL4 は0V、非選択ワード線WL
1 〜WL3 ,WL5 〜WL8 は5V、選択ビット線BL
N は3V、非選択ビット線BLN-1 ,BLN+1 は0Vに
それぞれ設定される。
【0006】NAND型フラッシュEEPROMのメモ
リセルにおいて、データ「0」,「1」状態時における
しきい値電圧Vth0 ,Vth1 は、通常、次のようになっ
ている。すなわち、フローティングゲートFG中に電荷
(チャージ)が存在しないデータ「0」のときのしきい
値電圧Vth0 は1〜2V程度である。これに対して、フ
ローティングゲートFG中にプラスチャージが存在する
データ「1」のときのしきい値電圧Vth1 は−2〜−3
V程度である。
【0007】ここで、データ読み出し時に、データ
「1」のメモリセルは、上述したように、フローティン
グゲートFG中にプラスチャージ(電子が引き抜かれた
状態)が存在するため、データ「0」時のしきい値電圧
差ΔVth分である3〜5V相当、フローティングゲート
FGの電位がプラス側にシフトする。
【0008】このことを、数式を用いて以下に説明す
る。NAND型フラッシュEEPROMの読み出し動作
の場合、非選択ビット線のメモリセル、あるいは選択ビ
ット線上のメモリセルであって、ソース・ドレインの電
位が低下して1V以下になっているセルにおけるフロー
ティングゲートの電位VFGは、次式で表される。 VFG=α・VWL+α(VTHINIT−VTH) …(1) ただし、αはカップリングレシオ(0.6〜0.7)、
WLはワード線電圧、VTHINITはフローティングゲート
FG中の電荷が無いとき、すなわち紫外線消去直後のし
きい値電圧、VTHはメモリセルのしきい値電圧をそれぞ
れ示している。
【0009】ここで、通常、NAND型フラッシュEE
PROMにおいては、紫外線消去直後のしきい値電圧V
THINITはデータ「0」状態であり、約1〜2V程度、デ
ータ「1」のメモリセルはフローティングゲートFG中
にプラスチャージが存在するため、しきい値電圧VTH
−2V〜−3V程度に設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非選択
ワード線上のデータ「1」のメモリセルのフローティン
グゲートには、上述した(1)式第1項のワード線電位
の他に、第2項成分によるプラス電圧が印加されるた
め、いわゆるトンネル酸化膜に強い電界が加わる。この
ため、長時間の読み出し動作を続けることにより、場合
によっては、ファウラノルドハイム(FN)・トンネリ
ング効果によりフローティングゲート中に電子が注入さ
れ、データ「1」のメモリセルがデータ「0」に変化す
る、いわゆる読み出しゲートディスターブが発生すると
いう問題がある。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、データ読み出し時の読み出しゲ
ートディスターブの発生を防止できる半導体不揮発性記
憶装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、トンネル酸化膜を挟んでチャネルと対
向するように形成された、所定導電型の不純物が添加さ
れているフローティングゲートへの電荷の蓄積状態に応
じて、メモリセルトランジスタのしきい値がシフトする
半導体不揮発性記憶装置において、上記フローティング
ゲートの不純物濃度が1E18〜1E20cm-3に設定
されている。
【0013】本発明では、トンネル酸化膜を挟んでチャ
ネルと対向するように形成された、所定導電型の不純物
が添加されているフローティングゲートへの電荷の蓄積
状態に応じて、メモリセルトランジスタのしきい値がシ
フトする半導体不揮発性記憶装置において、上記フロー
ティングゲートは、上記不純物濃度が異なる2層構造を
有し、トンネル酸化膜側に位置する第1層の不純物濃度
が、コントロールゲートとの層間絶縁膜側に位置する第
2層の不純物添加濃度より低く設定されている。
【0014】本発明では、上記第1層の不純物濃度が、
1E18〜1E20cm-3に設定されている。
【0015】また、本発明では、上記フローティングゲ
ートの第1層と第2層との間に、拡散防止膜が形成され
ている。
【0016】本発明では、上記拡散防止膜は高融点金属
あるいは薄い絶縁膜により構成される。
【0017】
【作用】本発明によれば、フローティングゲートの不純
物の低濃度化により、フローティングゲートの下部方向
(トンネル酸化膜方向)に空乏層が広がる。このこと
は、読み出し動作時にトンネル酸化膜の実質的な厚膜化
と等価となる。したがって、フローティングゲートの不
純物の低濃度化により、データ読み出し時における読み
出しゲートディスターブが緩和される。
【0018】また、本発明によれば、フローティングゲ
ートを、不純物濃度が異なる2層構造とし、トンネル酸
化膜側に位置する第1層の不純物濃度よりコントロール
ゲートとの層間絶縁膜側に位置する第2層の不純物添加
濃度を高く設定することにより、層間絶縁膜側の空乏層
の広がりが抑止され、消去必要電圧値の上昇が抑制され
る。
【0019】また、本発明によれば、第1層と第2層と
の間に拡散防止膜を形成することにより、第1層および
第2層間における相互拡散が抑止される。
【0020】
【実施例】図1は、本発明に係るNAND型フラッシュ
EEPROMの一実施例を示す断面図である。本図は図
8のメモリアレイにN番目のビット線BLN に接続され
たメモリセル構造を示している。図1において、1はシ
リコン基板、2はP型ウェル、3はトンネル酸化膜、4
は拡散層、5はビット拡散層、6はソース拡散層、7は
フローティングゲートポリシリコン(Poly)層、8はPoly
-Poly 層間絶縁膜、9はコントロールゲートPoly層、1
0は層間絶縁膜、11はビット線コンタクトホール、1
2はアルミニウム(Al)ビット線をそれぞれ示してい
る。
【0021】本フラッシュEEPROMでは、メモリセ
ルトランジスタの各フローティングゲートPoly層7に対
して、N型不純物、たとえばPhos またはAsをイオン
注入し、導電性を高めているが、このN型不純物濃度が
異なる第1層7aと第2層7bとの2層構造を有してい
る。
【0022】第1層7aは、トンネル酸化膜3上に膜厚
50〜100nm程度に形成され、そのN型不純物濃度
は、後記する理由により、1E18(1018)〜1E2
0(1020)cm-3に設定されている。第2層7bは、
第1層7a上に膜厚50〜100nm程度に形成され、
そのN型不純物濃度は、後記する理由により、第1層7
aのN型不純物濃度1E18〜1E20cm-3より高
く、好ましくは第1層7aのN型不純物濃度の2倍以上
に設定される。
【0023】次に、フローティングゲートPoly層7aに
対するN型不純物濃度を低く設定する理由、およびトン
ネル酸化膜3側に濃度の低い第1層7aを形成し、層間
絶縁膜8側に第1層7aより濃度の高い第2層7bを形
成した理由について、順を追って説明する。
【0024】図2は、NAND型フラッシュEEPRO
Mの読み出し、書き込み、および消去の各動作におい
て、フローティングゲートPoly層7のN型不純物濃度を
低め設定した場合、バイアス電圧の極性によりフローテ
ィングゲートPoly層7の上部・下部のどちらの方向に空
乏層が広がるかを示す図である。
【0025】図2に示すように、フローティングゲート
Poly層7のN型不純物の低濃度化により、フローティン
グゲートPoly層7の下部方向に空乏層が広がることか
ら、読み出し、および書き込み動作時にトンネル酸化膜
3の実質的な厚膜化と等価となる。したがって、フロー
ティングゲートPoly層7のN型不純物を低濃度化するこ
とにより、従来問題であったデータ読み出し時における
読み出しゲートディスターブを緩和できる。
【0026】ところが、消去動作時には、図2に示すよ
うに、フローティングゲートPoly層7の上部方向に空乏
層が広がることから、フローティングゲートPoly層7の
N型不純物の低濃度化は、トンネル酸化膜3の実質的な
厚膜化のみならず、層間絶縁膜8の実質的な厚膜化をも
引き起こしてしまう。この層間絶縁膜8の実質的な厚膜
化は、書き込み必要電圧および消去必要電圧の上昇とい
う副作用を伴う。
【0027】一般のNAND型フラッシュEEPROM
では、紫外線消去状態時のしきい値電圧Vthの関係上、
書き込み必要電圧値は消去必要電圧値に比べて、3〜5
V程度低くなる。したがって、フローティングゲートPo
ly層7のN型不純物の低濃度化により、データ読み出し
時の読み出しゲートディスッターブの緩和を図った場
合、その副作用として層間絶縁膜8の実質的な厚膜化に
よる消去必要電圧値の上昇が問題となる。そこで、本実
施例では、このような副作用を抑制するため、フローテ
ィングゲートPoly層7をN型不純物濃度が異なる第1層
7aと第2層7bとの2層構造とし、かつ、第2層7b
のN型不純物濃度を第1層7aのN型不純物濃度より高
めに設定している。
【0028】図3は、フローティングゲートPoly層7中
のN型不純物濃度をパラメータとした場合の、データ読
み出し時のトンネル酸化膜厚、消去動作時の層間絶縁膜
8の実質的な厚膜化をシミュレーションにより計算した
結果を示す図である。図3において、横軸がフローティ
ングゲートPoly層7中のN型不純物濃度を、縦軸が実質
的酸化膜厚をそれぞれ表している。また、図中、Aで示
す曲線がデータ読み出し時における実質的トンネル酸化
膜厚を示し、Bで示す曲線が消去動作時における実質的
層間絶縁膜厚を示している。この場合、トンネル酸化膜
厚10nm、層間絶縁膜厚20nm、カップリングレシ
オ70%で、フローティングゲートPoly層7の濃度依存
性を、フローティングゲートPoly層7の空乏効果を考慮
してシミュレーションを行った。
【0029】図3に示すように、フローティングゲート
Poly層7中のN型不純物濃度が、概ね1020(1E+2
0)cm-3以下になると、空乏効果の影響が現れ始め
る。データ読み出し時のトンネル酸化膜においては、1
19(1E+19)cm-3でおよそ20%程度、1018
(1E+18)cm-3でおよそ2倍程度、厚膜化する。
また、消去時の層間絶縁膜8においては、1019cm-3
でおよそ8%程度、1018cm-3でおよそ50%程度、
厚膜化する。
【0030】また、図4は図3のフローティングゲート
Poly層7の濃度依存性が、データ読み出し時のゲートデ
ィスターブ耐圧、および消去必要電圧値にどのように影
響するかをシミュレーションにより計算した結果を示す
図である。図4において、横軸がフローティングゲート
Poly層7中のN型不純物濃度を、縦軸がゲートディスタ
ーブ耐圧および消去必要電圧値をそれぞれ表している。
また、図中、Cで示す曲線がデータ読み出し時における
ゲートディスターブ耐圧を示し、Dで示す曲線が消去動
作時における消去必要電圧値を示している。
【0031】図4に示すように、フローティングゲート
Poly層7の濃度が低くなるに従い、読み出し時のゲート
ディスターブ耐性、つまりほぼ10年保障できる読み出
し電圧の最大値は3.5Vから上昇して、1019cm-3
でおよそ5V、1018cm-3でおよそ12〜13Vの耐
圧に向上する。同様に、フローティングゲートPoly層7
の濃度が低くなるに従い、つまり1msecで消去するのに
必要な消去電圧値は21Vから上昇して、1019cm-3
でおよそ21.4V程度、1018cm-3でおよそ23V
程度の電圧を必要とする。
【0032】以上のように、フローティングゲートPoly
層7中のN型不純物濃度を、フローティングゲートPoly
層7の下部に位置する第1層7aにおいて低めに設定
し、その上部に位置する第2層7bにおいて高めに設定
することにより、データ読み出し時における読み出しゲ
ートディスターブを緩和できることはもとより、その副
作用である消去時必要電圧値の上昇を抑えることができ
る。なお、上述したように、第1層のN型不純物濃度
は、1E18〜1E20cm -3に設定することが望まし
い。また、第2層7bのN型不純物濃度は第1層7aの
2倍以上に設定することが望ましい。
【0033】次に、本実施例に係るNAND型フラッシ
ュEEPROMの製造方法について、図5および図6に
基づき説明する。
【0034】まず、図5(A)に示すように、シリコン
基板1上に、メモリ部のP型ウェル拡散層2を形成し、
その後、熱酸化法などにより厚さ10〜11nm程度の
トンネル酸化膜3を形成する。
【0035】次に、図5(B)に示すように、トンネル
酸化膜3上に、フローティングゲートPoly層7となる第
1層7aを、ポリシリコンを用いて、たとえばCVD法
により形成する。この第1層7aの膜厚は特に限定され
ないが、たとえば50〜100nm程度に設定される。
【0036】次に、図5(C)に示すように、第1層7
aに対するN型不純物の添加が行われる。この不純物添
加する方法として、たとえば固層拡散による方法とイオ
ン注入による方法とがあげられる。固層拡散による場合
は、図5(C)−aに示すように、第1層7a上に、1
〜数%Wt%程度のPSG膜をCVD法により形成した
後、たとえば850°C、10分程度の熱処理にて固層
拡散を行う。その結果、第1層7aの不純物濃度は、低
く設定される。その後、PSG膜を除去する。これに対
して、イオン注入の場合は、図5(E)−bに示すよう
に、低ドーズのPhos + イオン(あるいはAs+ イオ
ン)を注入する。その結果、第1層7aの不純物濃度
は、低く設定される。
【0037】次に、図5(D)に示すように、第1層7
a上に、フローティングゲートPoly層7となる第2層7
bを、ポリシリコンを用いて、たとえばCVD法により
形成する。この第1層7bの膜厚は、特に限定されない
が、たとえば第1層7aと同様に50〜100nm程度
に設定される。
【0038】次に、図5(E)に示すように、第2層7
bに対するN型不純物の添加が行われる。この不純物添
加する方法としては、第1層7aの場合と同様に、たと
えば固層拡散による方法とイオン注入による方法とがあ
げられる。固層拡散による場合は、図5(E)−aに示
すように、第2層7b上に、1〜数%Wt%程度のPS
G膜をCVD法により形成した後、約900°C、30
分程度の熱処理にて拡散を誘起させる。その結果、第2
層7bの不純物濃度は、第1層7aの不純物濃度より高
く設定される。その後、PSG膜を除去する。これに対
して、イオン注入の場合は、図5(e)−bに示すよう
に、1015cm-2程度のPhos + イオン(あるいはAs
+ イオン)を注入する。その結果、第2層7bの不純物
濃度は、第1層7aの不純物濃度より高く設定される。
【0039】次に、フローティングゲートPoly層7を、
メモリセル形成領域に相当するパターンでエッチング加
工し、選択ゲートトランジスタST1,ST2が形成さ
れる領域のフローティングゲートPoly層7を除去する。
次に、図6(F)に示すように、その上に、層間絶縁膜
8を堆積する。層間絶縁膜8としては、特に限定されな
いが、たとえばONO膜(SiO2 /SiN/SiO
2 )が用いられる。ONO膜は、たとえば次のようにし
て形成される。まず、フローティングゲートPoly層7の
表面を熱酸化し、14nm以下程度の酸化膜を成膜し、
その熱酸化膜上に、約11nm以下程度の窒化シリコン
膜をCVD法などで成膜し、その表面を熱酸化して、約
2nm以下程度の酸化膜を形成する。このような工程に
より、三層構造のONO膜を形成することができる。こ
のONO膜は、低リーク電流で膜厚制御性に優れてい
る。このONO膜の膜厚は、酸化シリコン膜換算で、2
2nm以下程度である。
【0040】次に、図6(G)に示すように、選択ゲー
トトランジスタST1,ST2が形成される領域内の層
間絶縁膜8のみを選択的に除去した後、トンネル酸化膜
3および層間絶縁膜8上に、メモリセルトランジスタの
コントロールゲートCGおよび選択ゲートトランジスタ
のゲート電極となるコントロールゲートPoly層9を、ポ
リシリコンを用いて、たとえばCVD法により形成す
る。このコントロールゲートPoly層9の膜厚は特に限定
されないが、たとえば200nm以下程度に設定され
る。
【0041】次に、図6(H)に示すように、コントロ
ールゲートPoly層9、層間絶縁膜8およびフローティン
グゲートPoly層7を順次エッチング加工し、各メモリセ
ルトランジスタMT1〜MT8毎の、コントロールゲー
トPoly層9、層間絶縁膜8およびフローティングゲート
Poly層7を得る。また、同時に、選択ゲートトランジス
タST1,ST2の各ゲートも形成される。
【0042】次に、図6(I)に示すように、エッチン
グ時のレジスト膜(図示省略)を用い、各メモリセルト
ランジスタMT1〜MT8および選択ゲートトランジス
タST1,ST2に対して自己整合的に、P型ウェル2
の表面にN型のイオン注入を行い、不純物拡散層4,
5,6を形成する。
【0043】次に、図6(J)に示すように、メモリセ
ルトランジスタMT1〜MT8および選択ゲートトラン
ジスタST1,ST2の上に、層間絶縁膜10をCVD
法などで堆積させる。この層間絶縁膜10は、たとえば
酸化シリコン層、窒化シリコン層、PSG層、BPSG
層などで構成される。この層間絶縁膜10の膜厚は、特
に限定されず、たとえば200〜300nm程度であ
る。
【0044】次に、図6(K)に示すように、この層間
絶縁膜10に対し、ビット線用コンタクトホール11を
エッチングなどの手段で形成した後、アルミニウムで構
成される導電層をコンタクトホール11に入り込むよう
に、スパッタリングなどで堆積させる。次いで、この導
電層をエッチング加工し、Alビット線12を形成す
る。その後、オーバーコート層の形成およびパッド電極
の形成などの最終工程を経て、図1に示すような回路構
成のNAND型フラッシュEEPROMが完成する。
【0045】なお、本実施例では、ビット線12をAl
により構成したが、他の金属またはその他の導電材で構
成できることはいうまでもない。
【0046】以上説明したように、本実施例によれば、
NAND型フラッシュEEPROMにおいて、フローテ
ィングゲートPoly層7中のN型不純物濃度を、フローテ
ィングゲートPoly層7の下部に位置する第1層7aにお
いて低めに設定し、その上部に位置する第2層7bにお
いて高めに設定したので、フローティングゲートPoly層
7の下部方向に空乏層を広げることができ、読み出し動
作時におけるトンネル酸化膜3の実質的な厚膜化を実現
でき、また、層間絶縁膜8側の空乏層の広がりを抑止で
きる。その結果、消去時必要電圧値の上昇を抑えつつ、
データ読み出し時における読み出しゲートディスターブ
を緩和できる。
【0047】なお、上述した構成では、フローティング
ゲートPoly層7において、第1層7a上に直接第2層7
bを形成した例を説明したが、これでは2層間の相互拡
散が問題になるおそれがあることから、第1層7aと第
2層7bとの間に、拡散防止膜を形成することが望まし
い。図7は、この拡散防止膜を形成したメモリセルトラ
ンジスタの構造例を示す図である。図7(A)の例は、
第1層7aと第2層7bとの間に、タングステンやモリ
ブデンなどの高融点金属71を形成し、2層間の相互拡
散を防止している。図7(B)の例は、第1層7aと第
2層7bとの間に、トンネル効果を有するたとえば酸化
膜や窒化膜(たとえばNi3 4 )などの絶縁膜72を
形成して、2層間の相互拡散を防止している。この場合
の絶縁膜72の膜厚は、3nm以下に設定される。図7
(C)の例は、第1層7aと第2層7bとの間に、たと
えば酸化膜や窒化膜(たとえばNi3 4 )などの絶縁
膜72aを形成するとともに、第1層7aと第2層7b
との両サイドに、両層を接続するようにサイドウォール
73を形成して、2層間の相互拡散を防止している。こ
の場合の絶縁膜72aの膜厚は、3nm以下に限定され
ない。
【0048】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ読み出し時における読み出しゲートディスターブ
の発生を防止することができる。
【0050】また、第2層の不純物濃度を第1層の不純
物濃度より高く設定することにより、読み出しゲートデ
ィスターブの発生防止の副作用として現れる消去必要電
圧値の上昇を抑えることができる。
【0051】また、本発明によれば、第1層と第2層と
の間に拡散防止膜を形成することにより、第1層および
第2層間における相互拡散を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュEEPROMの一実施
例を示す断面図である。
【図2】NAND型フラッシュEEPROMの読み出
し、書き込み、および消去の各動作において、フローテ
ィングゲートPoly層のN型不純物濃度を低め設定した場
合、バイアス電圧の極性によりフローティングゲートPo
ly層の上部・下部のどちらの方向に空乏層が広がるかを
示す図である。
【図3】フローティングゲートPoly層中のN型不純物濃
度をパラメータとした場合の、データ読み出し時のトン
ネル酸化膜厚、消去動作時の層間絶縁膜の実質的な厚膜
化をシミュレーションにより計算した結果を示す図であ
る。
【図4】図3のフローティングゲートPoly層の濃度依存
性が、データ読み出し時のゲートディスターブ耐圧、お
よび消去必要電圧値にどのように影響するかをシミュレ
ーションにより計算した結果を示す図である。
【図5】本発明に係るフラッシュEEPROMの製造方
法の説明図である。
【図6】本発明に係るフラッシュEEPROMの製造方
法の説明図である。
【図7】拡散防止膜を形成したメモリセルトランジスタ
の構造例を示す図である。
【図8】NAND型フラッシュEEPROMのメモリセ
ルアレイの一例を示す回路図および読み出し時における
バイアス条件を示す図である。
【図9】図8のNAND型フラッシュEEPROMのメ
モリセルアレイの読み出し時におけるバイアス条件を示
す図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…P型ウェル 3…トンネル酸化膜 4…拡散層 5…ビット拡散層 6…ソース拡散層 7…フローティングゲートPoly層 7a…第1層 7b…第2層 8…Poly-Poly 層間絶縁膜 9…コントロールゲートPoly層 10…層間絶縁膜 11…ビット線コンタクトホール 12…Alビット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/02 16/04 H01L 27/115 7210−4M H01L 27/10 434

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル酸化膜を挟んでチャネルと対向
    するように形成された、所定導電型の不純物が添加され
    ているフローティングゲートへの電荷の蓄積状態に応じ
    て、メモリセルトランジスタのしきい値がシフトする半
    導体不揮発性記憶装置であって、 上記フローティングゲートの不純物濃度が1E18〜1
    E20cm-3に設定されていることを特徴とする半導体
    不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】 トンネル酸化膜を挟んでチャネルと対向
    するように形成された、所定導電型の不純物が添加され
    ているフローティングゲートへの電荷の蓄積状態に応じ
    て、メモリセルトランジスタのしきい値がシフトする半
    導体不揮発性記憶装置であって、 上記フローティングゲートは、上記不純物濃度が異なる
    2層構造を有し、トンネル酸化膜側に位置する第1層の
    不純物濃度が、コントロールゲートとの層間絶縁膜側に
    位置する第2層の不純物添加濃度より低く設定されてい
    ることを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第1層の不純物濃度が、1E18〜
    1E20cm-3に設定されている請求項1記載の半導体
    不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記フローティングゲートの第1層と第
    2層との間に、拡散防止膜が形成されている請求項2ま
    たは請求項3記載の半導体不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記拡散防止膜は高融点金属により構成
    されている請求項4記載の半導体不揮発性記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記拡散防止膜は絶縁膜により構成され
    ている請求項4記載の半導体不揮発性記憶装置。
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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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