JPH0711697B2 - カラ−写真感光材料の処理方法及びその装置 - Google Patents

カラ−写真感光材料の処理方法及びその装置

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JPH0711697B2
JPH0711697B2 JP60192707A JP19270785A JPH0711697B2 JP H0711697 B2 JPH0711697 B2 JP H0711697B2 JP 60192707 A JP60192707 A JP 60192707A JP 19270785 A JP19270785 A JP 19270785A JP H0711697 B2 JPH0711697 B2 JP H0711697B2
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    • G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/407—Development processes or agents therefor

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、種類の異なる2つのハロゲン化銀カラー写
真感光材料(以後、感光材料と略す)の処理方法および
この2つの感光材料の処理装置に関する。
(従来技術) ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、カラー写真現像所
で現像処理が行われている。一般に撮影用ネガカラー感
光材料を現像して、ネガ画像を作り、このネガ画像を焼
付機を用いてプリント用カラーポジ感光材料に焼付け
て、該感材を前記現像装置と異る現像装置で現像処理し
て、該感光材料にポジ画像を得ている。このようにカラ
ー写真画像を得る工程は、ネガ感光材料用の自動現像機
と、ポジ感光材料の自動現像機および自動写真焼付装置
の3工程用の機器類を設置しなければならなかった。通
常これらの機器類の回りに作業スペースとして所定の広
さを必要とする。
特にこれら機器のうち自動現像機の回りには、タンク液
交換および処理量に応じて補充液用のタンク等を設置す
るためのスペースや、補充液を溶解調整するためのスペ
ース、溶解した補充液を補充タンクに移し換えるための
スペース、補充コック調整に必要なスペース等、補充作
業に必要な設置面積が現像所内でかなりの比重を占めて
いる。また感光材料の現像処理工程においては前記のよ
うに2以上の処理工程から構成されており、各々の補充
のため補充液が準備されるため前述のように多くのスペ
ースを必要とする。これら補充作業は、補充液の溶解調
整の頻度も高く多大な時間を要する。
更に、近年の傾向として、カラー自動現像処理に大型ラ
ボから小型サイズのラボ処理に移行しつつあり、処理量
が小さいいわゆるミニラボが急速に台頭していることが
挙げられる。こういった小サイズの現像所では自動現像
機の小型化や省スペース化と共に、作業の簡易化、短時
間化や、給水設備や排水設備がないようなどんな場所に
も設置できて、配管が不要であり、かつエネルギー費や
水洗水の節約が可能な自動現像機の出現が強く望まれて
いる。こうした要請に応える技術として、本発明者等
は、特願昭59−69158号、特願昭59−69161号、特願昭59
−81692号及び特願昭59−58351号等に於いて処理液を調
製するために必要な溶解タンクを不要にする処理液の調
製が可能な補充液槽を提案し、特願昭59−69159号及び
特願昭59−69160号等に於いて、上記補充液槽を使用し
た簡易な処理液の調製方法や処理剤キットを提案した。
さらに本発明者等は、特願昭59−89288号、特願昭59−1
08288号、特願昭59−109607号等において実質的に水洗
槽を有さない自動現像機を提案した。
〔発明を解決しようとする問題点〕
本発明は、前述の処理技術を更に発展させるためになさ
れたもので、自動現像機等の設置面積を節約し、自動現
像機の周辺の作業スペースの確保の容易なカラー写真感
光材料の処理方法を提供することを第1目的としてい
る。第2の目的としては、処理液の溶解作業を簡略化
し、溶解頻度や溶解時間を減少させるカラー写真感光材
料の処理方法を提供することである。第3の目的として
は、実質的に水洗水を使わず、エネルギーコストおよび
公害負荷の少なく、しかも持ちはこびに簡便なカラー写
真感光材料の処理装置を提供する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の目的を達成するために研究を行った結
果、ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処理する処
理槽に処理量に応じて処理液を補充する自動現像機によ
って処理する処理方法において、種類の異なる二つのハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料の発色現像槽を少なくと
も二槽設け、一つには、前記カラー写真感光材料の処理
量に応じて補充液を補充し、他の一方には、該発色現像
槽の液を補充することを特徴とするカラー写真感光材料
の処理方法、並びに発色現像槽、漂白機能を有する槽、
定着槽及び安定液槽を備え、流水で処理する感光材料の
洗浄のための水洗槽を有しない処理系統(イ)と、発色
現像槽、漂白機能を有する槽及び安定液槽を備え、流水
で処理する感光材料の洗浄のための水洗槽を有しない処
理系統(ロ)とを並行かつ近接して設け、処理系統
(ロ)の発色現像槽へ発色現像補充液を補充し、該発色
現像槽のオーバーフローが処理系統(イ)の発色現像槽
へ流れる連結手段を有し、処理系統(イ)の発色現像槽
へ直接発色現像補充液を補充する手段を設けないことを
特徴とするカラー写真感光材料の処理装置によって上記
本発明の目的が達成されることを見い出した。
本発明に於ける「種類の異なる2つのハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料」とは、例えば、撮影用カラーネガ感光
材料(カラーネガティブフィルム)とプリント用カラー
ポジ感光材料(カラーペーパー)、カラーリバーサルフ
ィルムとカラーリバーサルペーパー、カラーネガティブ
ティルムとカラーXレイフィルム等の異種のハロゲン化
銀写真感光材料の組み合せを意味している。特にカラー
ネガティブフィルムとカラーペーパー、カラーリバーサ
ルフィルムとカラーリバーサルペーパーが本発明のいう
好ましい種類の異なる2つのハロゲン化銀写真感光材料
である。
すなわち本発明に従えば、種類の異なる2つのハロゲン
化銀カラー写真感光材料を共通の1つの補充液を補充す
ることにより処理できるため、補充タンクを設置するた
めのスペースや、補充作業に必要なスペースが節約でき
るばかりでなく、溶解頻度や溶解時間が減少する。特に
小サイズの現像所は、溶解調製した多種類の補充液を大
量に貯蔵するだけのスペースを有しておらず、少量サイ
ズの処理剤キットにより1回に少量の補充液が調製され
るために、本発明を適用すると特に効果が高い。
本発明は前記したように、カラーネガティブフィルムと
カラーペーパーの組み合わせに適用することが好まし
い。すなわちカラーネガティブフィルムの1ショットか
ら、通常1枚のプリントが作製され多少の焼き増し分を
考慮しても、カラーネガティブフィルムの処理面積とカ
ラーペーパーの処理面積は略比例する。従って、どちら
か一方、例えばカラーネガフィルムの処理量に応じて補
充液が補充されるように自動現像機を設計し、補充液処
方を設計しておけば、1日の特定の時間帯では両者の処
理量のバランスが異っていることはあっても、1日を平
均した場合には両者の処理量のバランスがとれており、
極端に種類の異なる2つの感光材料の処理量のバランス
がくずれることにより起る処理液組成の変動を避けるこ
とができる。
また、種類の異なる2つの感光材料の同一槽で処理しな
いで、一方の感光材料を処理する処理槽のオーバーフロ
ー液によって他方の感光材料を処理するため、例えば一
方の感光材料から、他方の感光材料の処理に有害に作用
する化合物が溶出する場合、こうした有害な化合物か溶
出しない感光材料を処理したオーバーフロー液によっ
て、もう一方の感光材料を処理することにより、実質的
に同一層で処理した場合と同じ効果を得ることができ
る。
本発明に於いて、種類の異なる2つのハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を処理するための自動現像は、2つに完
全に分離して、一方のカラー写真感光材料を処理する処
理装置の補充液が補充される処理槽のオーバーフロー
が、他方のカラー写真感光材料を処理する処理装置の処
理槽に流入するように配管されてもよいし、2つの処理
装置は共に循環ポンプ等の循環装置、補充タンク等の補
充装置やドレインコック及びフィルター等のすべてを各
々の処理装置片面に配置し、これらの装置等が配置され
ていない部分を、互いに背合わせに配置させても良い
し、2つの処理部が完全に一体の1つの処理装置として
構成されていても良い。
本発明の処理方法では、処理浴として発色現像浴の他に
いかなる処理浴を有していてもよい。好ましい処理方法
の代表的具体例を挙げると、下記の諸工程が含まれる。
(1)発色現像→漂白定着→水洗 (2)発色現像→漂白定着→少量水洗→水洗 (3)発色現像→漂白定着→水洗→安定 (4)発色現像→漂白定着→安定 (5)発色現像→漂白定着→第1安定→第2安定 (6)発色現像→水洗→漂白定着→水洗 (7)発色現像→安定→漂白定着→安定 (8)発色現像→停止→漂白定着→水洗 (9)発色現像→停止→漂白定着→安定 (10)発色現像→漂白→水洗→定着→水洗→安定 (11)発色現像→漂白→定着→水洗→安定 (12)発色現像→漂白→定着→第1安定→第2安定 (13)発色現像→漂白→少量水洗→定着→少量水洗→水
洗→安定 (14)発色現像→前定着→漂白定着→第1安定→第2安
定 (15)発色現像→漂白促進→漂白→定着→第1安定→第
2安定 (16)発色現像→少量水洗→漂白→少量水洗→定着→少
量水洗→水洗→安定 (17)発色現像→停止→漂白→少量水洗→定着→少量水
洗→水洗→安定 (18)黒白現像→水洗(又は安定)→反転→発色現像→
漂白→定着→水洗(又は省略)→安定 (19)前硬膜→中和→黒白現像→停止→発色現像→漂白
→定着→水洗(又は省略)→安定 これらの処理工程の中でも、本発明の効果がより顕著に
表われるため、(4),(5),(7),(9),(1
2),(14)及び(15)の水洗処理を有しない処理工程
が本発明ではより好ましく用いられる。
種類の異なる2つのカラー写真感光材料は、各々上記処
理のうち任意の処理工程で処理され、これら2つのカラ
ー写真感光材料の処理工程は同じ処理工程であってもよ
いし、異なる処理工程であっても良い。
本発明では上記処理工程から選ばれる2つの処理工程の
うち、発色現像で使用される2つの発色現像槽の一方の
みに補充され、オーバーフローが他方に導かれるが、2
つの処理工程の他の処理槽の構成には特に制限はなくあ
らゆる構成を採用することができる。
本発明の処理装置の処理槽の構成の具体的例としては以
下のような構成も挙げることができる。
ただし上記(a)〜(f)までの具体例においては補
充液の補充を、 はオーバーフローの液の向きを、→は写真感光材料の進
行方向を表わしている。
本発明は特に外部との連通配管を有する流水によるハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の洗浄のための水洗槽を有
さない処理装置に適用することが好ましい。かかる処理
装置では、水洗水用の水道配管がないため、作業がやり
やすく本発明の効果を最大限引き出すことができ、かつ
大量の水を使用しなくなり経費の節約となる。
本発明に於いて使用される発色現像液には芳香族第1級
アミン発色現像主薬が使用されるが、これらは種々のカ
ラー写真プロセスにおいて広範囲に使用されているもの
が包含される。これらの発色現像主薬はアミノフェノー
ル系及びp−フェニレンジアミン系誘導体が含まれる。
これらの化合物は遊離状態より安定のため一般に塩の
形、例えば塩酸塩または硫酸塩の形で使用される。ま
た、これらの化合物は、一般に発色現像液1について
約0.1g〜30gの濃度が好ましく、更に好ましくは1に
ついて約1g〜約15gの濃度で使用する。
特に有用なp−フェニレンジアミン系発色現像主薬は少
なくとも1つの水溶性を有するアミノ基を有した芳香族
第1級アミン発色現像主薬であり、特に好ましくは下記
一般式〔A〕で示される化合物である。
一般式〔A〕 式中、R17は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を
表わし、このアルキル基は直鎖又は分岐の炭素数1〜5
のアルキル基を表わし、置換基を有していてもよい。R
18及びR19は水素原子又はアルキル基又はアリール基を
表わすが、これらの基は置換基を有していてもよく、ア
ルキル基の場合アリール基が置換したアルキル基が好ま
しい。そしてR18及びR19の少なくとも1つは水酸基、カ
ルボン酸基、スルホン酸基、アミノ基、スルホンアミド
基等の水溶性基が置換したアルキル基又はCH2 q
OrR20である。このアルキル基は更に置換基を有し
てもよい。
なお、R20は水素原子又はアルキル基を表わし、このア
ルキル基としては直鎖又は分岐の炭素数1〜5のアルキ
ル基を表わし、q及びrは1〜5の整数を表わす。
次に前記一般式〔A〕で示される化合物の代表的具体例
を挙げるが、これらに限定されるものではない。
例示化合物 発色現像液には、上記芳香族第一級アミン発色現像主薬
のほかに公知の現像成分を含有させることができる。例
えば保恒剤としては、ヒドロキシルアミンの水溶性塩、
例えば硫酸塩、塩酸塩およびリン酸塩などである。アル
カリ剤、緩衝剤などとしては、水酸化ナトリウム、ケイ
酸塩、炭酸ナトリウム、メタホウ酸カリウム、またはホ
ウ酸などが単独で、あるいは組合せて添加される。さら
に調剤上の必要性から、あるいはイオン強度を高くする
ため等の目的で、リン酸水素2ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、ホウ酸等を使用することもできる。
また必要に応じて、無機、有機のカブリ防止剤を添加す
ることも可能で、これらの代表的な化合物としては、臭
化カリウム、沃化カリウム等の無機ハライド化合物を始
めとして、米国特許第2,496,940号記載の6−ニトロベ
ンゾイミダゾール、同第2,497,917号および同第2,656,2
71号記載の5−ニトロベンゾイミダゾール、このほか、
o−フェニレンジアミンを始めとしてメルカプトベンゾ
イミダゾール、メルカプトベンゾオキサゾール、チオウ
ラシル、5−メチルベンゾトリアゾール、または特公昭
46−41675号公報記載のヘテロ環化合物等をあげること
ができる。
これら各種成分以外にも、特公昭46−19039号、同45−6
149号各公報、米国特許第3,295,976号で開示されている
現像抑制剤や、必要に応じて現像促進剤も添加し得る。
これらの現像促進剤の中には、米国特許第2,648,604
号、同第3,671,247号、特公昭44−9503号公報で代表さ
れる各種のピリジニウム化合物や、その他のカチオニッ
ク化合物、フェノサフラニンのようなカチオン性色素、
硫酸タリウムの如き中性塩、米国特許第2,533,990号、
同第2,531,832号、同第2,950,970号、同第2,577,127
号、および特公昭44−9504号公報記載のポリエチレング
リコールやその誘導体、ポリチオエーテル類等のノニオ
ン性化合物、特公昭44−9509号公報記載の有機溶剤や有
機アミン、エタノールアミン、エチレンジアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等が含まれる。
また米国特許第2,304,925号に記載されているベンジル
アルコール、フェネチルアルコール、およびこのほか、
アセチレングリコール、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン、チオエーテル類、ピリジン、アンモニア、ヒ
ドラジン、アミン類なども有効な現像促進剤である。ま
た必要に応じて、エチレングリコール、メチルセロソル
ブ、メタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、β
−シクロデキストリン、その他特公昭47−33378号、同4
4−9509号各公報記載の化合物を現像主薬の溶解度を上
げるための有機溶剤として使用することができる。
発色現像液にはまた、硬水軟化剤や重金属封鎖剤とし
て、種々のキレート剤を含有することができる。こうし
たキレート剤としては、ポリリン酸塩等のリン酸塩、ニ
トリロ三酢酸、1,3−ジアミノプロパノール四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二
酢酸等のアミノポリカルボン酸、クエン酸、グリコン酸
等のオキシカルボン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸等の有機ホスホン酸、アミノトリ(メ
チレンホスホン酸)等のアミノポリホスホン酸、1,2−
ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸等のポリヒ
ドロキシ化合物等がある。
更に、現像主薬とともに補助現像剤を使用することもで
きる。これらの補助現像剤としては、例えばN−メチル
−p−アミノフェノールヘキサルフェート(メトー
ル)、フェニドン、N,N′−ジエチル−p−アミノフェ
ノール塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フェ
ニレンジアミン塩酸塩などが知られており、その添加量
としては通常0.01g〜1.0g/lが好ましい。この他にも、
必要に応じて競合カプラー、かぶらせ剤、カラードカプ
ラー、現像抑制剤放出型のカプラー(いわゆるDIRカプ
ラー)、または現像抑制剤放出化合物等を添加すること
もできる。
発色現像液は、pH8〜14で使用でき、より好ましくはpH
9.5〜pH12で用いられる。処理の温度は80℃以下で使用
されるが、望ましくは55℃以下、最も好ましくは45℃以
下で蒸発を抑えて使用する。処理時間は10分以内が好ま
しく、より好ましくは5分以内である。
本発明においては、発色現像液の他に漂白又は漂白定着
液が使用されるが、これらの漂白又は漂白定着液には漂
白剤としてエチレンジアミン四酢酸第2鉄錯塩等の有機
酸第2鉄錯塩が用いられる。
特に好ましい具体例としては下記で示される有機酸の第
2鉄錯塩がある。
(1)ジエチレントリアミン五酢酸 (2)ジエチレントリアミン五メチレンホスホン酸 (3)シクロヘキサンジアミン四酢酸 (4)エチレンジアミン四酢酸 (5)メチルイミノ二酢酸 (6)プロピルイミノ二酢酸 (7)ブチルイミノ二酢酸 (8)シクロヘキサンジアミン四メチレンホスホン酸 (9)トリエチレンテトラミン六酢酸 (10)トリエチレンテトラミン六メチレンホスホン酸 (11)グリコールエーテルジアミン四酢酸 (12)グリコールエーテルジアミン四メチレンホスホン
酸 (13)1,2−ジアミノプロパン四酢酸 (14)1,2−ジアミノプロパン四メチレンホスホン酸 (15)1,3−ジアミノプロパン−2−オール四酢酸 (16)1,3−ジアミノプロパン−2−オール四メチレン
ホスホン酸 (17)エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢
酸 (18)エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニルメ
チレンホスホン酸 (19)エチレンジアミン四メチレンホスホン酸 有機酸第2鉄錯塩はこれらのうちから任意に1種を選ん
で用いることができ、また必要に応じて2種以上を組合
わせて使用することもできる。
前記有機酸の第2鉄錯塩は、フリーの酸(水素塩)、ナ
トリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属
塩、もしくはアンモニウム塩、または水溶性アミン塩、
例えばトリエタノールアミノ塩等として使われるが、好
ましくはカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩
が使われる。これらの第2鉄錯塩は少なくとも1種用い
ればよいが、2種以上を併用することもできる。その使
用量は任意に選ぶことができ、処理する感光材料の銀量
及びハロゲン化銀組成等によって選択する必要がある
が、例えば、使用液1当り0.01モル以上で使用でき、
好ましくは0.05〜0.6モルで使用される。なお、補充液
においては、濃厚低補充化のために溶解度いっぱいに濃
厚化して使用することが望ましい。
漂白剤としてはまた過酸化物を使用してもよく、過酸化
物としては過酸化水素、過炭酸塩、過硼酸塩、過硫酸塩
が好ましく用いられる。また、これらの塩としては、カ
リウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられ
これらの好ましい使用量としては0.01〜6.0mol/lの範
囲、さらに好ましくは0.05〜3.0mol/lの範囲である。
漂白液及び漂白定着液は、pH0.2〜9.5で使用でき、好ま
しくは1〜9、より好ましくは2.0〜8.5で用いられる。
処理の温度は80℃以下で使用されるが、望ましくは55℃
以下、最も好ましくは45℃以下で蒸発等を抑えて使用す
る。処理時間は8分以内が好ましく、より好ましくは6
分以内である。
漂白液または漂白定着液は、前記の如き漂白剤とともに
種々の添加剤を含むことができる。添加剤としては、特
にアルカリハライドまたはアンモニウムハライド、例え
ば臭化カリウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭
化アンモニウム、沃化カリウム、沃化ナトリウム、沃化
アンモニウム等を含有させることが望ましい。また、酸
塩、酢酸塩、炭酸塩、燐酸塩等のpH緩衝剤、トリエタノ
ールアミノ等の可溶化剤、アセチルアセトン、ホスホノ
カルボン酸、ポリリン酸、有機ホスホン酸、オキシルカ
ルボン酸、ポリカルボン酸、アルキルアミン類、ポリエ
チレンオキサイド類等の通常漂白液等に添加することが
知られているものを適宜添加することができる。
この漂白定着液には、臭化カリウムの如きハロゲン化合
物を少量添加した組成からなる漂白定着液、あるいは逆
に臭化カリウムや臭化アンモニウムの如きハロゲン化合
物を多量に添加した組成からなる漂白定着液、さらに本
発明の漂白剤と多量の臭化カリウムの如きハロゲン化合
物との組合せからなる組成の特殊な漂白定着液等も用い
ることができる。
前記のハロゲン化合物としては臭化カリウムの他に塩化
水素酸、臭化水素酸、臭化リチウム、臭化ナトリウム、
臭化アンモニウム、沃化カリウム、沃化ナトリウム、沃
化アンモニウム等も使用することができる。
前記の漂白定着液に含ませるハロゲン化銀定着剤として
は通常の定着処理に用いられるようなハロゲン化銀と反
応して水溶性の錯塩を形成する化合物、例えばチオ硫酸
カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
の如きチオ硫酸塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン
酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオシ
アン酸塩、チオ尿素、チオエーテル、高濃度の臭化物、
ヨウ化物等がその代表的なものである。これらの定着剤
は5g/l以上が好ましく、より好ましくは50g/l以上、よ
り好ましくは70g/l以上溶解できる範囲の量で使用でき
る。
なおこの漂白定着液には前記漂白液の場合と同様に、硼
酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カ
リウム、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化アンモニウム等
の各種の塩からなるpH緩衝剤を単独であるいは2種以上
組合せて含有せしめることができる。さらにまた、各種
の蛍光増白剤や消泡剤あるいは防ばい剤を含有せしめる
こともできる。またヒドロキシルアミン、ヒドラジン、
亜硫酸塩、異性重亜硫酸塩、アルデヒドやケトン化合物
の重亜硫酸付加物等の保恒剤、アセチルアセトン、ホス
ホノカルボン酸、ポリリン酸、有機ホスホン酸、オキシ
カルボン酸、ポリカルボン酸、ジカルボン酸及びアミノ
ポリカルボン酸等の有機キレート剤あるいはニトロアル
コール、硝酸塩等の安定剤、アルカノールアミン等の可
溶化剤、有機アミン等のステイン防止剤、その他の添加
剤や、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の有機溶媒を適宜含有せしめることができ
る。
本発明で使用される安定液には、前浴から感光材料等に
付着して持ち込まれた前浴成分(例えば漂白定着液成分
とか定着液成分)を、中和化、脱塩及び不活性化し色素
の保存性を劣化させない機能、水洗ムラ等の汚染を防止
する水切り浴的機能、未反応カプラーの活性点を封鎖し
カラー画像を安定化させる機能、カラー画像を着色する
着色調整の機能、帯電防止剤を含むことによる帯電防止
機能等の、機能をもつものがあり、これら機能が2つ以
上組み合わされてもよい。
安定液には、下記一群から選ばれる化合物の少なくとも
1種を含有すると低更新率処理に対して該安定化液中に
硫化銀の発生が改良され、また処理された感光材料の未
露光部のステインも改良される効果を奏するため、特に
好ましく用いられる。
〔化合物〕 (A)安息香酸系化合物 (B)フェノール系化合物 (C)チアゾリン系化合物 (D)イミダゾール系化合物 (E)グアニジン系化合物 (F)カーバメイト系化合物 (G)モルホリン系化合物 (H)四級ホスホニウム系化合物 (I)四級アンモニウム系化合物 (J)尿素系化合物 (K)イソキサゾール系化合物 (L)プロパノールアミン系化合物 (M)アミノ酸系化合物 (N)トリアジン系化合物 (O)ピリジン系化合物 安定液に含有される前記化合物(A)〜(O)の具体的
化合物としては、下記のものがあげられるがこれらに限
定されない。
〔例示化合物〕
(1):オルトフェニルフェノールナトリウム (2):2−オクチル−4−イソチアゾリン (3):ベンツイソチアゾリン−3−オン (4):2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン (5):5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−
3−オン (6):2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−(1,2
−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン (7):ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン (8):4−(2−ニトロブチル)モルホリン (9):4−(3−ニトロブチル)モルホリン (10):2−(4−チアゾリン)ベンツイミダゾール (11):ドデシルグアニジン塩酸塩 (12):ヒドロキシ安息香酸メチルエステル (13):ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル (14):ヒドロキシ安息香酸n−ブチルエステル (15):p−ヒドロキシ安息香酸 (16):安息香酸メチルエステル (17):オルトシクロヘキシルフェノール (18):1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン (19):2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン (20):2−(4−チアゾリン)−ベンツイミダゾール (21):2,6−ジメチルピリジン (22):2,4,6−トリメチルピリジン (23):ソジウム−2−ピリジンチオール−1−オキサ
イド (24):シクロヘキシジン (25):ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩 (26):メチル−1−(ブチルカーバモイル)−2−ベ
ンズイミダゾールカーバメイト (27):メチルイミダゾールカーバメイト (28):トリ−n−ブチル−テトラデシルホスホニウム
クロライド (29):トリフェニル−ニトロフェニルホスホニウムク
ロライド (30):ドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド (31):ジデシルジメチルベンアンモニウムクロライド (32):ラウリルピリジニウムクロライド (33):N−(3,4−ジクロロフェニル)−N′−(4−
クロロフェニル)尿素 (34):N−(3−トリフルオロメチル−4−クロロフェ
ニル)−N′−(4−クロロフェニル)尿素 (35):3−ヒドロキシ−5−メチル−イソキサゾール (36):D,L−2−ベンジルアミノ−1−プロパノール (37):3−ジエチルアミノ−1−プロパノール (38):2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノ
ール (39):3−アミノ−1−プロパノール (40):イソプロパノールアミン (41):ジイソプロパノールアミン (42):N,N−ジメチルイソプロパノールアミン (43):N−ラウリル−β−アニリン なお上記防黴剤のなかで好ましく用いられる化合物はチ
アゾリン系化合物、安息香酸系化合物、ピリジン系化合
物、グアニジン系化合物、四級アンモニウム系化合物で
ある。更に、特に好ましくはチアゾリン系化合物又は安
息香酸系化合物である。
化合物(A)〜(O)の添加量は、安定液1リットル当
たり0.002g〜50gの範囲で用いられるのが好ましく、よ
り好ましくは0.005g〜10gの範囲で使用される。
安定液中に特定のキレート剤を用いる際に該安定液の保
存安定性が改良される効果がある。
安定液に好ましく用いられるキレート剤は、鉄(III)
イオンとのキレート安定度定数が8以上のものである。
本発明においてキレート安定度定数とは金属イオンとキ
レートによって形成される錯体の溶液中における安定度
を示すもので、錯体の解離定数の逆数として定義される
定数を意味し、エル.ジー.サイレン.エ.イ.マーテ
ル(L.G.Sillen.A.E.Martell)著、“スタビリティ コ
ンスタンツメタリオン コンプレックス(Stability Co
nstants of Metalion Complexes)”、ザ ケミカル
ソサイテイ ロンドン(The Chemical Society Londo
n)(1964)、エス チアベレク(S.Chaberek.),エ
ー.イー マーテル(A.E.Martell)著、“オルガニッ
クセクエテリング エージェント(Organic Sequesteri
ng Agents)”ヴィレイ(Wiley)(1959)等により一般
に知られており、鉄(III)イオンとのキレート安定度
定数が8以上であるキレート剤としては、ポリリン酸
塩、アミノポリカルボン酸塩、オキシカルボン酸塩、ポ
リヒドロキシ化合物、有機リン酸塩、縮合リン酸塩等が
用いられるが、特にアミノポリカルボン酸塩、有機リン
酸塩が用いられると良好な結果を得ることができる。具
体的にキレート剤としては、例えば次のものが挙げられ
るが、これらに限定されない。
キレート剤は1又は2以上併用されてもよく、その添加
量は安定液1当り0.05g〜40gの範囲で使用することが
でき、好ましくは0.1〜20gの範囲である。
これらキレート剤の中でもとりわけ特に好ましく用いら
れるのは、ジエチレントリアミン五酢酸及び1−ヒドロ
キシエチリデン−1,1−ジホスホン酸である。
安定液のpHは特に限定されないが、好ましくはpH0.5〜1
2.0の範囲であり、更に好ましくはpH5.0〜9.0の範囲で
あり、特に好ましくはpH6.0〜9.0の範囲である。
安定液に含有することができるpH調整剤は、一般に知ら
れているアルカリ剤又は酸剤のいかなるものも使用でき
るが、少量であることが好ましい。
安定液には、この他に各種安定液添加剤を添加してもよ
く、これら添加剤としては、例えば蛍光増白剤、界面活
性剤、有機硫黄化合物、オニウム塩、ホルマリンなどが
ある。
安定化処理に際しての処理温度は、15℃〜60℃、好まし
くは20℃〜45℃の範囲がよい。また処理時間も迅速処理
の観点から短時間であるほど好ましいが、通常20秒〜10
分間、最も好ましくは1分〜5分間であり、複数槽安定
化処理の場合は前段槽ほど短時間で処理し、後段槽ほど
処理時間が長いことが好ましい。特に前槽の20%〜50%
増しの処理時間で順次処理することが望ましい。
乾燥工程の温度は任意に選べるが、50℃以上にすること
が望ましく、70℃以上であることがより望ましい。
本発明に係わるハロゲン化銀カラー写真感光材料は、発
色剤が感光材料中に含まれている内式現像方式(米国特
許2,376,679号、同2,801,171号参照)のほか、発色剤が
現像液中に含まれている外式現像方式(米国特許2,252,
718号、同2,592,243号、同2,590,970号参照)のもので
あってもよい。
また発色剤は当業界で一般に知られている任意のものが
使用できる。例えばシアン発色剤としては、ナフトール
あるいはフェノール構造を基本とし、カプリングにより
インドアニリン色素を形成するもの、マゼンタ発色剤と
しては、活性メチレン基を有する5−ピラゾロン環を骨
格構造として有するもの、イエロー発色剤としては、活
性メチレン鎖を有するベンゾイルアセトアニライド、ピ
バリルアセトアニライドの如きアシルアセトアニライド
構造のもの等でカプリング位置に置換基を有するもの、
有しないもののいずれでも使用できる。このように発色
剤としては、所謂2当量型カプラー及び4当量型カプラ
ーのいずれをも適用できる。使用し得るハロゲン化銀乳
剤としては塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀またはこれらの混合物の如き
いずれのハロゲン化銀を用いたものであってもよい。ま
た、これらのハロゲン化銀の保護コロイドとしては、ゼ
ラチン等の天然物の他、合成によって得られる種々のも
のが使用できる。ハロゲン化銀乳剤には、安定剤、硬膜
剤、増感色素、界面活性剤等通常の写真用添加剤が含ま
れてもよい。
本発明に係わるハロゲン化銀写真感光材料中にはコロイ
ド銀分散層があることが好ましい。該コロイド銀分散層
はフィルター層やハレーション防止層であってもよく、
さらに乳剤層中に分散されたものであってもよい。これ
らコロイド銀分散物のつくり方としては特公昭43−2774
0号、同49−43201号、同45−14890号、特開昭51−89722
号及び英国特許1,032,871号等に記載の一般的な方法で
合成され、塗設される。
(発明の効果) この発明は前記のように、種類の異なる2つの感光材料
の一方を発色現像液が補充される発色現像槽で処理し、
該発色現像槽からのオーバーフローによってもう一方の
感光材料を発色現像処理するため、感光材料の補充液槽
が共通化できその分感光材料の処理装置をコンパクトに
なり、処理装置の周辺の作業スペースの確保が容易であ
る。しかも補充液の共通化が図られることにより、溶解
調製すべき補充液の種類が減少することにより、補充液
溶解作業が簡易化し、かつ作業に要する時間を短くする
ことができる。また、処理装置に水洗処理手段を設けな
いので、排水管の設備工事が不要となり、設置場所を選
ばないとともに大量の水を使用しなくなり経費の節約と
なる。
〔実施例1〕 第1図は本発明に係る処理装置の処理系統(イ)の一実
施例であるカラーネガフィルム用の処理装置の縦断面
図、第2図は同処理系統(ロ)の一実施例であるカラー
ペーパー用の処理装置の縦断面図、第3図は第1図と第
2図に示す2つの処理装置を並行かつ近接して配設した
処理装置の平面図である。
図において、1は撮影済のカラーネガフィルム2を接続
して巻きとったロールまたはカラーペーパー22を収納し
たマガジン3を装着するための取付部で、カラーネガフ
ィルム用自動現像機本体4A又はカラーペーパー用自動現
像機本体4Bの側壁に設けられている。
取付部1に装着されたマガジンのカラーネガフィルム2
又はカラーペーパー22は、本体入口部5から本体4A又は
4B内に入り、カラーネガフィルム2は発色現像槽6、漂
白槽7、定着槽8、第1安定化第1槽9A、第1安定化第
2槽9B、第2安定化槽10を経て自動的に現像処理された
後、乾燥部14(開閉可能な蓋を有する)で乾燥され、本
体出口16から取り出された後、巻取機で巻きとられる。
又カラーペーパー22は発色現像槽11、漂白定着槽12、第
1安定化第1槽13A、第1安定化第2槽13B、第1安定化
第3槽13Cを経てネガフィルムと同様に処理され、排出
口よりカットされて排出する。各槽内にはカラーネガフ
ィルム又はカラーペーパー搬送用のローラ15が設けら
れ、カラーネガフィルム2又はカラーペーパー22を液に
浸漬させながら所定の処理がなされるように構成されて
いる。なお各槽6〜10、11〜13C上には開閉蓋等を設け
て蒸発防止やメンテナンス等に対する考慮がなされてい
る。
各槽のうちカラーペーパー用自動現像機の発色現像槽11
とカラーネガフィルム用自動現像機の発色現像槽6は、
発色現像槽11のオーバーフローが発色現像槽11に流れる
ように液面レベルが変化し連結されており、補充液は発
色現像槽6に補充され、発色現像槽11のオーバーフロー
は槽外に排出される。またカラーネガフィルム用自動現
像機の第1安定化第1槽9Aと第2槽9B及びカラーペーパ
ー用自動現像機の第1安定化第1槽13A、第2槽13Bと第
3槽13Cはそれぞれ各々のオーバーフローが第2槽9Bか
ら第1槽9Aへ又は第3槽13Cから第2槽13Bへ、第2槽13
Bから第1槽13Aへ流れるように液面レベルが変化し、連
結されており、補充液は第2槽9B及び第3槽13Cに補充
され、第1槽9A及び第1槽13Aのオーバーフローは槽外
に排出される。
本実施例の自動現像機には、発色現像槽6又は11の隣接
箇所に冷却室17が設けられている。該冷却室17の外壁に
はファン18を設けてあり、外気導入孔19も適宜数穿設し
てある。該冷却室17は制御系機器室を兼ねており、制御
部21を収納してある。該制御部21は、温度センサー20に
よって検出した発色現像槽6又は11の液温の入力信号に
よって、大容量電熱ヒーター22及び小容量電熱ヒーター
23をON−OFF制御して加熱についての温度コントロール
を行うと共にファン18もON−OFF制御して冷却について
の温度コントロールを行うものである。
なお、図中24は制御系機器室兼用冷却室17に収納した液
循環攪拌装置であって、発色現像槽6又は11上方部分と
下方部分を連結する通路25の途中に送液ポンプ26及び液
清浄用フィルター27を設けて成る。28,125はピラミッド
型ブレード板などによるブレードないしスクイズ部を示
しており、前浴から次浴への液の持込みを効果的に防止
している。
なお、図面中29A、29B、30A及び30Bは廃液タンクを示し
ており、29Aに発色現像液1漂白液及び第2安定液が29B
に定着液と第1安定液が30Aに発色現像液が30Bに漂白定
着液と第1安定液が流入される。
本発明の処理装置は第3図に示すようにカラーネガフィ
ルム用自動現像機4Aとカラーペーパー用自動現像機4Bが
図示されたように背合わせて設置されており、処理槽
7、8、9B、10、11、12及び13Cには、それぞれ内蔵さ
れた補充液タンク31、32、33、34、35、36及び37から補
充液が供給されるが、処理槽6、9A、13A及び13Cには補
充液は供給されず、処理槽11のオーバーフローが処理槽
6へ、処理槽9Bのオーバーフローが処理槽9Aへ、処理槽
13Cのオーバーフローが処理槽13Bへ、処理槽13Bのオー
バーフローが処理槽13Aへ流れるように連結されてい
る。
なお38、39、40、41、42、43及び44は、補充剤キットを
挿入するための挿入口を表わしている。
(実験1) 以下のような手順でカラーネガフィルム及びカラーペー
パーを自作した。
トリアセテートフィルムベース上にハレーション防止層
及びゼラチン層を設けこの上に赤感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、黄色コロイド銀を含有
するフィルター層及び青感性ハロゲン化銀乳剤層を総体
の銀量が100cm2当り70mgになるよう塗布した。上記の乳
剤層は沃化銀のモル%が約4.5%の沃臭化銀であり、こ
の際、青感性ハロゲン化銀乳剤層には黄色カプラーとし
てα−(4−ニトロフェノキシ)−α−ピバリル−5−
〔γ−(2,4−ジ−t−アミノフェノキシ)ブチルアミ
ド〕−2−クロロアセトアニリドを用い、緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層には、マゼンタカプラーとして1−(2,4,
6−トリクロロフェニル)−3−{〔α−(2,4−ジ−t
−アミルフェノキシ)−アセトアミド〕ベンズアミド}
−3−ピラゾロン及び1−(2,4,6−トリクロロフェニ
ル)−3−{〔α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキ
シ)−アセトアミド〕ベンズアミド}−4−(4−メト
キシフェニルアゾ)−5−ピラゾロンを用い、赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤層にはシアンカプラーとして1−ヒドロ
キシ−N−{α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)
ブチル}−2−ナフトアミドを用い、各乳剤層にはそれ
ぞれ増感色素、硬膜剤及び延展剤等の添加剤を加えた。
この様にしてカラーネガフィルム試料を作成し、24枚撮
り(373cm2)に断裁した。
また、レジンコートしたペーパー支持体の上にカプラー
として、2−(1−ベンジル−2,4−ジオキシイミダゾ
リジン−3−イル)−2−ピバリル−2′−クロロ−
5′−〔4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブ
タンアミド〕アセトアニリドをジブチルフタレートに溶
かし、ゼラチン水溶液中でプロテクト分散した後、塩臭
化銀乳剤と混和し塗布した。この時用いたカプラーと銀
の100cm2当りの塗布量は、カプラーを24mg、銀2.85mgで
あった。この上にジオクチルハイドロキノンを含むゼラ
チン中間層を設け、この上にカプラーとして、3−{2
−クロロ−5−〔1−(オクタデシル)スクシンイミ
ド〕アニリノ}−1−(2,4,6−トリクロロフェニル)
−5−ピラゾロンをジブチルフタレートに溶かし、ゼラ
チン水溶液中で、プロテクト分散した後、緑色感光性塩
臭化銀乳剤と混和してから、塗布乾燥した。この時用い
たカプラーの量は100cm2当り、49mg、銀は2.87mgであっ
た。この層の上に色濁り防止層としてジオクチルハイド
ロキノンのゼラチン溶液を塗布し、さらに、この層の上
に、カプラーとして2−〔2−(2,4−ジ−t−ペンチ
ルフェノキシ)ブタンアミド〕−4,6−ジクロロ−5−
メチルフェノールをジブチルフタレートに溶かし、ゼラ
チン水溶液中でプロテクト分散した後、赤色感光性塩臭
化銀乳剤と混和してから塗布乾燥した。この時用いたカ
プラーの100cm2当りの塗布量は30mgで、銀は1.75mgであ
った。
以上の様にしてカラーペーパー試料を作成し巾8.25cmに
断裁した。
撮影したカラーネガフィルムを処理し、カラーペーパー
にE判サイズにプリントし処理した。処理には、第1〜
3図で示した自動現像機を使用し、下記に示した処理工
程に従い処理した。
(カラーネガ処理) 処理工程 処理温度(℃) 処理時間 1発色現像 38.0 3分15秒 2漂 白 38.0 4分 3定 着 38.0 3分15秒 4第1安定 32.0 2分 5第2安定 32.0 1分 (カラーペーパー処理) 処理工程 処理温度(℃) 処理時間 1発色現像 38.0 3分15秒 2漂白定着 38.0 1分30秒 3第1安定 32.0 3分 使用した処理液の組成は、下記の通りである。
発色現像補充液は、カラーペーパー100cm2当り1.8ml発
色現像浴に補充され、漂白補充液は、カラーネガフィル
ム100cm2当り18ml漂白浴に補充され、定着補充用液は、
カラーネガフィルム100cm2当り7ml定着浴に補充され、
さらに第1安定補充用液は、カラーネガフィルム100cm2
当り10ml第1安定浴に補充され、第2安定補充液は、カ
ラーネガフィルム100cm2当り10ml第2安定浴に補充さ
れ、漂白定着液補充液は、カラーペーパー100cm2当り1.
0ml漂白定着浴に補充され、第1安定補充液はカラーペ
ーパー100cm2当り2ml補充される。処理量は1日当り前
記カラーネガフィルム24枚撮り30本であり、このカラー
ネガフィルム1本当り平均E判25枚分のペーパーを処理
した。この処理を7日間にわたって連続処理を行った。
(実験2) 使用したカラーネガフィルム及びカラーペーパー、自動
現像機、処理工程、処理液、処理量及び処理日数は実験
1と全く同様であるが、ただし発色現像補充液中に臭化
カリウムを0.5g/l添加した。このとき実験1と同じ仕上
りを維持するために、発色現像補充液の補充液量をカラ
ーペーパー100cm2当り3.4mlに変更した。
(実験3) 実験2と同様に今度は発色現像液補充中に臭化カリウム
を0.6g/l添加した。このとき、実験1と同じ仕上りを維
持するために、発色現像補充液の補充液量をカラーペー
パー100cm2当り4.4mlに変更した。
(実験4) 実験1〜3で使用した自動現像機の発色現像液槽相互の
配管を切り離し、カラーネガフィルム用自動現像機に発
色現像層に補充液を補充するための補充液タンクを設置
した。このためカラーネガ用自動現像機が補充液タンク
及び補充装置の設置分だけ大きくなった。これら完全に
分離したカラーネガフィルム用及びカラーペーパー用自
動現像機を使用し、実験1〜3で使用したのと同じ感光
材料を使用して同一処理工程で処理した。処理液は、カ
ラーネガフィルム用発色現像液及び補充液が下記に示し
たように異なるのみで他は実験1〜3で使用したのと同
じ処理液を使用した。
発色現像補充液は、カラーネガフィルム100cm2当り15ml
発色現像層に補充された。
他の処理液の補充量、処理量及び処理日数は実験1と全
く同様であった。
全ての実験が終了した後、発色現像補充液の使用量、溶
解回数を比較した。結果を表1に示した。
ただし実験1〜3で使用したカラーペーパー用自動現像
機に内蔵された発色現像補充液タンク、実験4で使用し
たカラーペーパー用自動現像機に内蔵された発色現像補
充液タンク及びカラーネガフィルム用自動現像機に内蔵
された発色現像補充液タンクの容量は共に10lであっ
た。
本発明の自動現像機によって本発明の処理をしたとき、
発色現像補充液は1種類しかないため溶解作業に混乱が
なく容易であるばかりでなく自動現像機が小さく作業が
容易であった。また時に補充液中のBイオンの濃度が
4.2×10-3モル以下の時、補充液量も比較例にくらべて
少く、溶解回数も少くてすみ、極めて良好であった。
〔実施例2〕 実施例1の実験1、2、3の発色現像主薬を3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチ
ル)−m−トルイジン−ジ−パラトルエンスルホン酸塩
に変更したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の処理装置を構成する処理系統(イ)
の一実施例であるカラーネガフィルム用の処理装置の縦
断面図、第2図は同じく処理系統(ロ)の一実施例であ
るカラーペーパー用の処理装置の縦断面図、第3図は第
1図と第2図に示す2つの処理装置を並設した本願発明
の処理装置の一実施例を示す平面図である。 4A……カラーネガフィルム用自動現像機本体 4B……カラーペーパー用自動現像機本体 6……発色現像槽、7……漂白槽 11……発色現像槽

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処
    理する処理槽に処理量に応じて処理液を補充する自動現
    像機によって処理する処理方法において、種類の異なる
    二つのハロゲン化銀カラー写真感光材料の発色現像槽を
    少なくとも二槽設け、その一つには前記カラー写真感光
    材料の処理量に応じて補充液を補充し、他の一つには該
    発色現像槽の液を補充することを特徴とするカラー写真
    感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】複数ある発色現像槽の一つには、処理量に
    応じた補充液を補充し、他の槽には、該発色現像槽のオ
    ーバーフローを補充することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のカラー写真感光材料の処理方法。
  3. 【請求項3】種類の異なるハロゲン化銀カラー写真感光
    材料が、撮影用カラーネガ感光材料とプリント用カラー
    ポジ感光材料であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載のカラー写真感光材料の処理方法。
  4. 【請求項4】前記発色現像槽の補充液が、Br-イオン濃
    度が4.2×10-3モル/l以下であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載のカラー写真
    感光材料の処理方法。
  5. 【請求項5】発色現像槽、漂白機能を有する槽、定着槽
    及び安定液槽を備え、流水で処理する感光材料の洗浄の
    ための水洗槽を有しない処理系統(イ)と、発色現像
    槽、漂白機能を有する槽及び安定液槽を備え、流水で処
    理する感光材料の洗浄のための水洗槽を有しない処理系
    統(ロ)とを並行かつ近接して設け、処理系統(ロ)の
    発色現像槽へ発色現像補充液を補充し、該発色現像槽の
    オーバーフローが処理系統(イ)の発色現像槽へ流れる
    連結手段を有し、処理系統(イ)の発色現像槽へ直接発
    色現像補充液を補充する手段を設けないことを特徴とす
    るカラー写真感光材料の処理装置。
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