JPH07117154B2 - Hst式走行車両の急停止緩衝装置 - Google Patents
Hst式走行車両の急停止緩衝装置Info
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- JPH07117154B2 JPH07117154B2 JP4153637A JP15363792A JPH07117154B2 JP H07117154 B2 JPH07117154 B2 JP H07117154B2 JP 4153637 A JP4153637 A JP 4153637A JP 15363792 A JP15363792 A JP 15363792A JP H07117154 B2 JPH07117154 B2 JP H07117154B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HST式変速装置を搭
載し、HSTペダルによって変速操作を行う走行車両に
おける急停止時の緩衝装置に関する。
載し、HSTペダルによって変速操作を行う走行車両に
おける急停止時の緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、HSTペダルの踏込みによって、
該HST式変速装置を構成する油圧ポンプの斜板を操作
するトラニオン軸を操作し、前進後進の切換え及び変速
操作を行うHST式走行車両は公知となっており、該ペ
ダルから足を放した際に、バイパス回路の開閉用電磁弁
を開放する技術は公知とされている。例えば、実公昭4
8−41388号公報や特開昭63─38030号公報
に記載の技術の如くである。また、該開閉用電磁弁の操
作を、操作レバーが一定時間以上継続して中立位置にあ
る時に操作すべく構成した技術も公知とされている。例
えば、特開平4−4358号公報に記載の技術の如くで
ある。上記、実公昭48−41388号公報や、特開昭
63─38030の記載のバイパス回路は、走行不要時
における走行車両の確実な停止のために設けられるもの
であり、同時に、該バイパス回路のない状態ではHST
ペダルを急に中立位置に戻した場合に、HST式変速装
置内の圧油の流れが急速に停止するために起こる車両の
急停止を防止する、即ち、急停止緩衝装置となっている
のである。
該HST式変速装置を構成する油圧ポンプの斜板を操作
するトラニオン軸を操作し、前進後進の切換え及び変速
操作を行うHST式走行車両は公知となっており、該ペ
ダルから足を放した際に、バイパス回路の開閉用電磁弁
を開放する技術は公知とされている。例えば、実公昭4
8−41388号公報や特開昭63─38030号公報
に記載の技術の如くである。また、該開閉用電磁弁の操
作を、操作レバーが一定時間以上継続して中立位置にあ
る時に操作すべく構成した技術も公知とされている。例
えば、特開平4−4358号公報に記載の技術の如くで
ある。上記、実公昭48−41388号公報や、特開昭
63─38030の記載のバイパス回路は、走行不要時
における走行車両の確実な停止のために設けられるもの
であり、同時に、該バイパス回路のない状態ではHST
ペダルを急に中立位置に戻した場合に、HST式変速装
置内の圧油の流れが急速に停止するために起こる車両の
急停止を防止する、即ち、急停止緩衝装置となっている
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の実公昭
48−41388号公報や特開昭63─38030号公
報に記載の技術においては、走行不要時、即ち、HST
ペダルを中立位置にしている状態においては常時バイパ
ス回路が開いている。この場合、車両が坂道上にある時
には、バイパス回路に作動油が流れて、油路に油圧差が
生じて油圧モーターが回転し、車両が動き出してしまう
という問題点があったのである。本発明はこのような従
来技術の不具合を解消するものである。
48−41388号公報や特開昭63─38030号公
報に記載の技術においては、走行不要時、即ち、HST
ペダルを中立位置にしている状態においては常時バイパ
ス回路が開いている。この場合、車両が坂道上にある時
には、バイパス回路に作動油が流れて、油路に油圧差が
生じて油圧モーターが回転し、車両が動き出してしまう
という問題点があったのである。本発明はこのような従
来技術の不具合を解消するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような課
題を解決するために、次のような手段を用いるものであ
る。油圧ポンプ9と油圧モーター10により構成するH
ST式変速装置を搭載した走行車両において、該油圧ポ
ンプ9の可動斜板8を調整するトラニオン軸7をHST
ペダル6の踏足回動により操作すべく連動し、該HST
ペダル6はシーソー形状として中央を軸支し、常時は中
立位置Nに維持されるように付勢され、該HSTペダル
6の上面に感圧センサーSを貼設し、前記油圧モーター
10と並列にバイパス回路17を設け、該バイパス回路
17は開閉用電磁弁18にて開閉可能とし、前記HST
ペダル6から足を離して中立位置Nに戻すと同時に、感
圧センサーSがONして、一定時間だけ開閉用電磁弁1
8がONしバイパス回路17を開き、一定時間経過後
は、開閉用電磁弁18をOFFしバイパス回路17を閉
じるべく構成したものである。
題を解決するために、次のような手段を用いるものであ
る。油圧ポンプ9と油圧モーター10により構成するH
ST式変速装置を搭載した走行車両において、該油圧ポ
ンプ9の可動斜板8を調整するトラニオン軸7をHST
ペダル6の踏足回動により操作すべく連動し、該HST
ペダル6はシーソー形状として中央を軸支し、常時は中
立位置Nに維持されるように付勢され、該HSTペダル
6の上面に感圧センサーSを貼設し、前記油圧モーター
10と並列にバイパス回路17を設け、該バイパス回路
17は開閉用電磁弁18にて開閉可能とし、前記HST
ペダル6から足を離して中立位置Nに戻すと同時に、感
圧センサーSがONして、一定時間だけ開閉用電磁弁1
8がONしバイパス回路17を開き、一定時間経過後
は、開閉用電磁弁18をOFFしバイパス回路17を閉
じるべく構成したものである。
【0005】
【作用】HSTペダル6から足を放すと中立位置に戻る
が、感圧センサーSがONし、HST式変速装置内のバ
イパス回路17の開閉用電磁弁18が一定時間ONして
回路を開き、一定時間経過後は、該開閉用電磁弁18が
OFFし、回路が閉じられるのである。
が、感圧センサーSがONし、HST式変速装置内のバ
イパス回路17の開閉用電磁弁18が一定時間ONして
回路を開き、一定時間経過後は、該開閉用電磁弁18が
OFFし、回路が閉じられるのである。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明によるHST式変速装置を取り付
けたローントラクターの側面図、図2は本発明の急停止
緩衝装置を施したHST式変速装置の油圧回路図、図3
はHSTペダル操作とバイパス回路の開閉の関係を示す
タイムチャート、図4は走行速度自動制御構造を示す
図、図5は同じく走行速度自動制御のフローチャートで
ある。
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明によるHST式変速装置を取り付
けたローントラクターの側面図、図2は本発明の急停止
緩衝装置を施したHST式変速装置の油圧回路図、図3
はHSTペダル操作とバイパス回路の開閉の関係を示す
タイムチャート、図4は走行速度自動制御構造を示す
図、図5は同じく走行速度自動制御のフローチャートで
ある。
【0007】本実施例は、腹部にモアを吊持して芝刈作
業を行うローントラクターにHST式変速装置を搭載
し、本発明の急停止緩衝装置を設けたものである。ま
ず、図1において、ローントラクターの構成について説
明する。該トラクターの前輪FW及び後輪RWの間の腹
部には、複数のカッター1aを回転することによって芝
刈を行うモア1を吊持し、該モア1の側部にスロワ2を
付設し、更にシュート3を介設して、トラクター後部に
装着した集草ボックス4に刈芝を送り込む構造となって
いる。トラクターの走行及びモアのカッター1aの回転
は、トラクターのボンネット内に配設したエンジンEの
動力によるものである。トラクター走行は、エンジン出
力軸よりHST式変速装置Hを介して車軸を回転するも
のであり、運転席5の足元に配置したHSTペダル6
(フットペダル)の踏込操作によって走行制御を行うも
のである。
業を行うローントラクターにHST式変速装置を搭載
し、本発明の急停止緩衝装置を設けたものである。ま
ず、図1において、ローントラクターの構成について説
明する。該トラクターの前輪FW及び後輪RWの間の腹
部には、複数のカッター1aを回転することによって芝
刈を行うモア1を吊持し、該モア1の側部にスロワ2を
付設し、更にシュート3を介設して、トラクター後部に
装着した集草ボックス4に刈芝を送り込む構造となって
いる。トラクターの走行及びモアのカッター1aの回転
は、トラクターのボンネット内に配設したエンジンEの
動力によるものである。トラクター走行は、エンジン出
力軸よりHST式変速装置Hを介して車軸を回転するも
のであり、運転席5の足元に配置したHSTペダル6
(フットペダル)の踏込操作によって走行制御を行うも
のである。
【0008】図2おいて、HSTペダル6は、シーソー
形状として中央を軸支して常時においては中立位置Nに
維持されるようにし、HSTペダル6上面に感圧センサ
ーSが貼設され、HSTペダル6の前方F側を踏み込む
と前進、後方R側を踏み込むと後進し、該HSTペダル
踏込みによって、トラニオン軸7を操作して、HST式
変速装置Hにおける油圧ポンプ9の可動斜板8を回動し
て吐出量及び吐出方向を変更するものである。そして、
前記HSTペダル6上の感圧センサーSは駆動回路30
と接続され、該駆動回路30は後述する開閉用電磁弁1
8のソレノイドと接続されて、該HSTペダル6を前進
または後進位置F,Rより足を離すと、感圧センサーS
がONして、駆動回路30にてバイパス回路17におけ
る開閉用電磁弁18を切り換えて回路を開放するのであ
り、駆動回路30に内蔵したタイマーによりT秒間経過
後は開閉用電磁弁18がOFFとなって、回路を閉鎖す
るものである。
形状として中央を軸支して常時においては中立位置Nに
維持されるようにし、HSTペダル6上面に感圧センサ
ーSが貼設され、HSTペダル6の前方F側を踏み込む
と前進、後方R側を踏み込むと後進し、該HSTペダル
踏込みによって、トラニオン軸7を操作して、HST式
変速装置Hにおける油圧ポンプ9の可動斜板8を回動し
て吐出量及び吐出方向を変更するものである。そして、
前記HSTペダル6上の感圧センサーSは駆動回路30
と接続され、該駆動回路30は後述する開閉用電磁弁1
8のソレノイドと接続されて、該HSTペダル6を前進
または後進位置F,Rより足を離すと、感圧センサーS
がONして、駆動回路30にてバイパス回路17におけ
る開閉用電磁弁18を切り換えて回路を開放するのであ
り、駆動回路30に内蔵したタイマーによりT秒間経過
後は開閉用電磁弁18がOFFとなって、回路を閉鎖す
るものである。
【0009】次に、HST式変則装置Hの回路構造を図
2にて説明する。エンジンEの動力により可変容量形の
油圧ポンプ9が駆動され、該油圧ポンプ9と油圧モータ
ー10の間は油路11a・11bにより連通されてお
り、油圧モーター10は車軸駆動軸19に連結されてい
る。油圧ポンプ9は可動斜板8を回動することにより吐
出量と吐出方向を変更でき、該可動斜板8は前記の如
く、HSTペダル6によって回動操作されるトラニオン
軸7に連結されている。なお、12はチャージポンプで
圧油の補充を行うものであり、13はチェックバルブで
油路11a・11bからチャージポンプ12への圧油逆
流を防止するものである。また、低圧リリーフバルブ1
4は余剰圧油をタンク15に送るものであり、高圧リリ
ーフバルブ16は油路11a・11b間を連通して油路
内の圧力を一定に保つものである。
2にて説明する。エンジンEの動力により可変容量形の
油圧ポンプ9が駆動され、該油圧ポンプ9と油圧モータ
ー10の間は油路11a・11bにより連通されてお
り、油圧モーター10は車軸駆動軸19に連結されてい
る。油圧ポンプ9は可動斜板8を回動することにより吐
出量と吐出方向を変更でき、該可動斜板8は前記の如
く、HSTペダル6によって回動操作されるトラニオン
軸7に連結されている。なお、12はチャージポンプで
圧油の補充を行うものであり、13はチェックバルブで
油路11a・11bからチャージポンプ12への圧油逆
流を防止するものである。また、低圧リリーフバルブ1
4は余剰圧油をタンク15に送るものであり、高圧リリ
ーフバルブ16は油路11a・11b間を連通して油路
内の圧力を一定に保つものである。
【0010】そして、該油路11a・11b間に、油圧
モーター10に並列にバイパス回路17を設け、該バイ
パス回路に、ソレノイドによって開閉駆動する開閉用電
磁弁18を介装する。該開閉用電磁弁18は、前記の如
く、HSTペダル6に付設した感圧センサーSに基づい
て制御されるもので、常時は閉状態である。その開閉用
電磁弁18の制御構造について図3より説明する。ま
ず、エンジンEを駆動することにより、一定トルクにて
油圧ポンプ9が駆動されている。そして、HSTペダル
6を前進位置F或いは後進位置Rに踏み込むことによっ
て油圧ポンプ9の可動斜板8を回動し、油圧モーター1
0を駆動して車両走行が行われる。この間、開閉用電磁
弁18はOFF状態で、バイパス回路17は閉じられて
いる。そして、足を離してHSTペダル6を中立位置N
に戻した時に、感圧センサーSがONして、一定時間T
秒間だけ開閉用電磁弁18がONし、該バイパス回路1
8が開くのである。そしてT秒間経過後は、開閉用電磁
弁18をOFFし、バイパス回路17を閉じるのであ
る。
モーター10に並列にバイパス回路17を設け、該バイ
パス回路に、ソレノイドによって開閉駆動する開閉用電
磁弁18を介装する。該開閉用電磁弁18は、前記の如
く、HSTペダル6に付設した感圧センサーSに基づい
て制御されるもので、常時は閉状態である。その開閉用
電磁弁18の制御構造について図3より説明する。ま
ず、エンジンEを駆動することにより、一定トルクにて
油圧ポンプ9が駆動されている。そして、HSTペダル
6を前進位置F或いは後進位置Rに踏み込むことによっ
て油圧ポンプ9の可動斜板8を回動し、油圧モーター1
0を駆動して車両走行が行われる。この間、開閉用電磁
弁18はOFF状態で、バイパス回路17は閉じられて
いる。そして、足を離してHSTペダル6を中立位置N
に戻した時に、感圧センサーSがONして、一定時間T
秒間だけ開閉用電磁弁18がONし、該バイパス回路1
8が開くのである。そしてT秒間経過後は、開閉用電磁
弁18をOFFし、バイパス回路17を閉じるのであ
る。
【0011】このように構成することによって、HST
ペダル6から足を離すと中立位置に戻って、まず、バイ
パス回路17が開かれることにより圧油が該回路を流動
し、油圧モーター10を急速に停止することなく、車両
の急停止を防ぐのである。そして、一定時間T秒を待っ
て、車両が確実に停止すると、今度はバイパス回路17
が閉じることにより、該回路への圧油の流入が防がれる
ため、停止位置が坂の上であっても圧油の移動が起こら
ず、油圧モーター10が回転してしまうことがないので
ある。
ペダル6から足を離すと中立位置に戻って、まず、バイ
パス回路17が開かれることにより圧油が該回路を流動
し、油圧モーター10を急速に停止することなく、車両
の急停止を防ぐのである。そして、一定時間T秒を待っ
て、車両が確実に停止すると、今度はバイパス回路17
が閉じることにより、該回路への圧油の流入が防がれる
ため、停止位置が坂の上であっても圧油の移動が起こら
ず、油圧モーター10が回転してしまうことがないので
ある。
【0012】本実施例においてローントラクターの作業
速度は自動調節可能であり、図1の如く、モア1のカッ
ター1aの駆動は、エンジンEの出力軸より駆動される
ため、カッター1aの駆動は、エンジン回転数に比例
し、エンジンが一定速度に駆動している間は一定速度で
回転するものである。一方、トラクターの走行速度は、
HST式変速装置を介して、HSTペダル6の踏込み量
によって制御されるものである。従って、本来はモアカ
ッターの回転速度とトラクターの走行速度とは関連性が
ないのである。しかし、効果的な芝刈作業を行おうと思
えば、双方に関連性を持たせなければならない。なぜな
らば、モアのカッターは、芝の状態等によって回転速度
が低下する場合があり、その状態で走行速度の速いまま
作業を行うと、芝刈が不十分となってしまうのである。
また、モアの回転負荷が軽く、回転が速い場合には、更
に走行速度を上げることにより、短時間の作業が望める
のである。即ち、モアカッターの回転負荷が高い場合は
走行速度を遅く、該負荷が低い場合には走行速度を上げ
るという走行速度の自動制御が行われると、理想的な芝
刈作業を得られるのである。
速度は自動調節可能であり、図1の如く、モア1のカッ
ター1aの駆動は、エンジンEの出力軸より駆動される
ため、カッター1aの駆動は、エンジン回転数に比例
し、エンジンが一定速度に駆動している間は一定速度で
回転するものである。一方、トラクターの走行速度は、
HST式変速装置を介して、HSTペダル6の踏込み量
によって制御されるものである。従って、本来はモアカ
ッターの回転速度とトラクターの走行速度とは関連性が
ないのである。しかし、効果的な芝刈作業を行おうと思
えば、双方に関連性を持たせなければならない。なぜな
らば、モアのカッターは、芝の状態等によって回転速度
が低下する場合があり、その状態で走行速度の速いまま
作業を行うと、芝刈が不十分となってしまうのである。
また、モアの回転負荷が軽く、回転が速い場合には、更
に走行速度を上げることにより、短時間の作業が望める
のである。即ち、モアカッターの回転負荷が高い場合は
走行速度を遅く、該負荷が低い場合には走行速度を上げ
るという走行速度の自動制御が行われると、理想的な芝
刈作業を得られるのである。
【0013】本実施例のローントラクターは、このよう
な走行速度自動制御構造を有するものである。そこで、
図4の如く、まず、モア部の回転負荷a1を検出するた
めにモア1への出力軸にモア回転負荷検出センサーS1
を、また、走行部の抵抗負荷a2を検出するために、H
ST式変速装置より突設する駆動軸12に連結する差動
歯車の前段側に走行回転負荷検出センサーS2を設け
る。両センサーは非接触回転センサーであり、各々、t
1〜tn秒時における回転数a1及びa2を検出してそ
の平均値を、モア部の能力値C1、及び走行部の能力値
C2として検出するのである。即ち、C1=(Σa1
t)/t、C2=(Σa2t)/tと表されるものであ
り、また、ローントラクターの作業時負荷aは、モア部
の能力値C1及び走行部の能力値C2の積(a=C1×
C2)によって表されるものである。
な走行速度自動制御構造を有するものである。そこで、
図4の如く、まず、モア部の回転負荷a1を検出するた
めにモア1への出力軸にモア回転負荷検出センサーS1
を、また、走行部の抵抗負荷a2を検出するために、H
ST式変速装置より突設する駆動軸12に連結する差動
歯車の前段側に走行回転負荷検出センサーS2を設け
る。両センサーは非接触回転センサーであり、各々、t
1〜tn秒時における回転数a1及びa2を検出してそ
の平均値を、モア部の能力値C1、及び走行部の能力値
C2として検出するのである。即ち、C1=(Σa1
t)/t、C2=(Σa2t)/tと表されるものであ
り、また、ローントラクターの作業時負荷aは、モア部
の能力値C1及び走行部の能力値C2の積(a=C1×
C2)によって表されるものである。
【0014】なお、モア部と走行部における負荷検出の
他、集草ボックス4における負荷値を検出するものであ
るが、該負荷の検出は、シュート3に付設した集草部負
荷検出センサーS3により検出する。つまり、シュート
3における風速a3をもって負荷とし、該風速の弱まっ
た場合は、芝が集草ボックス4内にて充填状態であると
考えるものである。また、集草ボックスへの芝充填に必
要な風速はavとするものである。
他、集草ボックス4における負荷値を検出するものであ
るが、該負荷の検出は、シュート3に付設した集草部負
荷検出センサーS3により検出する。つまり、シュート
3における風速a3をもって負荷とし、該風速の弱まっ
た場合は、芝が集草ボックス4内にて充填状態であると
考えるものである。また、集草ボックスへの芝充填に必
要な風速はavとするものである。
【0015】走行速度の制御は、電動シリンダーやソレ
ノイドによるHST式変速装置Hの可動斜板8の操作に
より行われる。なお、走行速度の調節において、本実施
例のローントラクターはクルーズコントロール機構を有
するものとする。例えば図4の如きクルーズコントロー
ル機構であるとする。これは、クルーズコントロールレ
バー20の切り換えによってHSTペダル6の固定及び
固定解除を行う機構である。まず、トラクター本体に回
動軸21を取り付け、該回動軸21に回転部材22を嵌
装する。そして、該回転部材22をHSTペダル6の踏
込みによって回動可能となる如く、該HSTペダル6と
回転部材22とをロッド23で連結し、更に該回転部材
22よりHST式変速装置Hの油圧ポンプの可動斜板8
にロッド24を連結する。即ち、該回転部材22は、図
2におけるトラニオン軸7の機能をなすものである。そ
して、この回転部材22の側面にゴム等の摩擦板25を
貼設している。一方、該回動軸21には、該回転部材2
2の側方にて、摺動部材26を嵌装し、クルーズコント
ロールレバー20を該摺動部材26の係合部材26aに
係合する。こうして、クルーズコントロールレバー20
を切り換えることによって、該摺動部材26が、該回転
部材22の摩擦板25面に押当する状態と、離脱する状
態とに切り換えられるのであり、該回転部材22に押当
している時は、回転部材22が固定されるので、走行速
度が固定された状態となり、該回転部材22より離脱し
た場合は、該HSTペダル6が自由に踏み込める状態と
なり、速度変更が可能となるのである。
ノイドによるHST式変速装置Hの可動斜板8の操作に
より行われる。なお、走行速度の調節において、本実施
例のローントラクターはクルーズコントロール機構を有
するものとする。例えば図4の如きクルーズコントロー
ル機構であるとする。これは、クルーズコントロールレ
バー20の切り換えによってHSTペダル6の固定及び
固定解除を行う機構である。まず、トラクター本体に回
動軸21を取り付け、該回動軸21に回転部材22を嵌
装する。そして、該回転部材22をHSTペダル6の踏
込みによって回動可能となる如く、該HSTペダル6と
回転部材22とをロッド23で連結し、更に該回転部材
22よりHST式変速装置Hの油圧ポンプの可動斜板8
にロッド24を連結する。即ち、該回転部材22は、図
2におけるトラニオン軸7の機能をなすものである。そ
して、この回転部材22の側面にゴム等の摩擦板25を
貼設している。一方、該回動軸21には、該回転部材2
2の側方にて、摺動部材26を嵌装し、クルーズコント
ロールレバー20を該摺動部材26の係合部材26aに
係合する。こうして、クルーズコントロールレバー20
を切り換えることによって、該摺動部材26が、該回転
部材22の摩擦板25面に押当する状態と、離脱する状
態とに切り換えられるのであり、該回転部材22に押当
している時は、回転部材22が固定されるので、走行速
度が固定された状態となり、該回転部材22より離脱し
た場合は、該HSTペダル6が自由に踏み込める状態と
なり、速度変更が可能となるのである。
【0016】このようなクルーズコントロール機構にお
いて、前記のモア部回転負荷検出センサーS1、走行部
抵抗負荷検出センサーS2、及び集草部負荷検出センサ
ーS3の検出に基づいて伸縮する電動シリンダーDを、
回転部材21とHST式変速装置Hとの間に介設してい
るロッド24の途中に付設し、該電動シリンダーDの伸
縮によって該ロッド24が伸縮し、HST式変速装置H
内の可動斜板8を最適位置に回動する如く構成する。従
って、クルーズコントロールによって回転部材22及び
HSTペダル6が固定されていても、該センサーの検出
に基づいて可動斜板8を回動し、速度調節が行われるの
である。むしろ、回転部材22が固定された状態の場
合、該回転部材21がロッド伸縮の固定軸となるので、
該可動斜板8の回動幅が安定すると考えられる。なお、
図4において、Mは電動シリンダーDの駆動用モータ
ー、27は、検出センサーS1,S2,S3の検出値に
基づいて電動シリンダーD用の駆動モーターMを制御す
る制御部である。
いて、前記のモア部回転負荷検出センサーS1、走行部
抵抗負荷検出センサーS2、及び集草部負荷検出センサ
ーS3の検出に基づいて伸縮する電動シリンダーDを、
回転部材21とHST式変速装置Hとの間に介設してい
るロッド24の途中に付設し、該電動シリンダーDの伸
縮によって該ロッド24が伸縮し、HST式変速装置H
内の可動斜板8を最適位置に回動する如く構成する。従
って、クルーズコントロールによって回転部材22及び
HSTペダル6が固定されていても、該センサーの検出
に基づいて可動斜板8を回動し、速度調節が行われるの
である。むしろ、回転部材22が固定された状態の場
合、該回転部材21がロッド伸縮の固定軸となるので、
該可動斜板8の回動幅が安定すると考えられる。なお、
図4において、Mは電動シリンダーDの駆動用モータ
ー、27は、検出センサーS1,S2,S3の検出値に
基づいて電動シリンダーD用の駆動モーターMを制御す
る制御部である。
【0017】このように、モア部回転負荷検出センサー
S1、走行部抵抗負荷検出センサーS2、及び集草部負
荷検出センサーS3の検出に基づいて電動シリンダーD
を制御して走行速度の調節を行う構造において、その制
御フローチャートを図5にて示す。まず、ローントラク
ターによる芝刈作業を開始するに当たって、モア部及び
走行部の負荷検出値を0とする(1)。また、この走行
速度自動制御が行われるに当たっては、前記の如く、電
動シリンダーDによる可動斜板8の回動幅を安定させる
ために、クルーズコントロールが作動している時のみに
行われるものとする(2)。そして、ローントラクター
にて芝刈作業を行う如く、走行速度を上げていくと
(3)、その間にモア部及び走行部の負荷aが、エンジ
ン能力Cを超過していないかどうかを検出する(4)。
該負荷値が超過している場合は、速度を下げる制御が行
われる(5)。該負荷値がエンジン能力範囲内であれ
ば、集草部の負荷を見るため、シュート部の風速a3
が、理想風速avより弱まっていないかどうかを検出す
る(6)。風速が弱まっている場合は、走行速度を下げ
(7)、風速が十分な場合は、モア部及び走行部の能力
も十分なので、更に走行速度を上げ(8)、また各部の
負荷検出が行われるのである。
S1、走行部抵抗負荷検出センサーS2、及び集草部負
荷検出センサーS3の検出に基づいて電動シリンダーD
を制御して走行速度の調節を行う構造において、その制
御フローチャートを図5にて示す。まず、ローントラク
ターによる芝刈作業を開始するに当たって、モア部及び
走行部の負荷検出値を0とする(1)。また、この走行
速度自動制御が行われるに当たっては、前記の如く、電
動シリンダーDによる可動斜板8の回動幅を安定させる
ために、クルーズコントロールが作動している時のみに
行われるものとする(2)。そして、ローントラクター
にて芝刈作業を行う如く、走行速度を上げていくと
(3)、その間にモア部及び走行部の負荷aが、エンジ
ン能力Cを超過していないかどうかを検出する(4)。
該負荷値が超過している場合は、速度を下げる制御が行
われる(5)。該負荷値がエンジン能力範囲内であれ
ば、集草部の負荷を見るため、シュート部の風速a3
が、理想風速avより弱まっていないかどうかを検出す
る(6)。風速が弱まっている場合は、走行速度を下げ
(7)、風速が十分な場合は、モア部及び走行部の能力
も十分なので、更に走行速度を上げ(8)、また各部の
負荷検出が行われるのである。
【0018】このように、作業時における各部の負荷検
出に基づいて走行速度を調節するので、常時最適速度に
て芝刈作業が行われ、理想的な芝刈りが成される。ま
た、モア部及び走行部の負荷検出は、一定時間における
平均値より検出しているので、検出値が急激に変動する
ために走行速度が急に変化するということが避けられて
いるのである。
出に基づいて走行速度を調節するので、常時最適速度に
て芝刈作業が行われ、理想的な芝刈りが成される。ま
た、モア部及び走行部の負荷検出は、一定時間における
平均値より検出しているので、検出値が急激に変動する
ために走行速度が急に変化するということが避けられて
いるのである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、請求項の如く構成することに
より、次の如き効果を奏するものである。第1に、HS
Tペダルによって速度調節するHST式変速装置におい
て、該HSTペダルから足を離した時に、該HST式変
速装置内のバイパス回路が一定時間開放し、車両が急停
止することなく、円滑に、しかも確実に停止するのであ
る。第2に、一定時間経過後は、該バイパス回路が閉じ
るので、回路内の圧油の移動が防止され、従って、坂道
上でも車両が動きだすというおそれを解消しているので
ある。
より、次の如き効果を奏するものである。第1に、HS
Tペダルによって速度調節するHST式変速装置におい
て、該HSTペダルから足を離した時に、該HST式変
速装置内のバイパス回路が一定時間開放し、車両が急停
止することなく、円滑に、しかも確実に停止するのであ
る。第2に、一定時間経過後は、該バイパス回路が閉じ
るので、回路内の圧油の移動が防止され、従って、坂道
上でも車両が動きだすというおそれを解消しているので
ある。
【図1】本発明によるHST式変速装置を取り付けたロ
ーントラクターの全体側面図である。
ーントラクターの全体側面図である。
【図2】本発明の急停止緩衝装置を施したHST式変速
装置の油圧回路図である。
装置の油圧回路図である。
【図3】HSTペダル操作とバイパス回路の開閉の関係
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
【図4】走行速度自動制御構造を示す図である。
【図5】同じく走行速度自動制御のフローチャートであ
る。
る。
H HST式変速装置 S 感圧センサー 6 HSTペダル 17 バイパス回路 18 開閉用電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末次 和博 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−4358(JP,A) 実公 昭48−41388(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧ポンプ9と油圧モーター10により
構成するHST式変速装置を搭載した走行車両におい
て、該油圧ポンプ9の可動斜板8を調整するトラニオン
軸7をHSTペダル6の踏足回動により操作すべく連動
し、該HSTペダル6はシーソー形状として中央を軸支
し、常時は中立位置Nに維持されるように付勢され、該
HSTペダル6の上面に感圧センサーSを貼設し、前記
油圧モーター10と並列にバイパス回路17を設け、該
バイパス回路17は開閉用電磁弁18にて開閉可能と
し、前記HSTペダル6から足を離して中立位置Nに戻
すと同時に、感圧センサーSがONして、一定時間だけ
開閉用電磁弁18がONしバイパス回路17を開き、一
定時間経過後は、開閉用電磁弁18をOFFしバイパス
回路17を閉じるべく構成した事を特徴とするHST式
走行車両の急停止緩衝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4153637A JPH07117154B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Hst式走行車両の急停止緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4153637A JPH07117154B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Hst式走行車両の急停止緩衝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642635A JPH0642635A (ja) | 1994-02-18 |
| JPH07117154B2 true JPH07117154B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=15566873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4153637A Expired - Fee Related JPH07117154B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Hst式走行車両の急停止緩衝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117154B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10311423A (ja) | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用油圧式無段変速機 |
| WO2000025041A1 (en) * | 1998-10-26 | 2000-05-04 | Yanmar Diesel Engine Co.,Ltd. | Continuously variable transmission |
| SE0501599L (sv) * | 2005-07-08 | 2006-04-11 | Ggp Sweden Ab | Redskapsbärare |
| IL198950A (en) * | 2008-11-25 | 2013-01-31 | Israel Aerospace Ind Ltd | Towbarless airplane tug |
| JP2021195053A (ja) * | 2020-06-16 | 2021-12-27 | 東洋農機株式会社 | 補助駆動装置 |
| JP7161706B2 (ja) * | 2020-11-26 | 2022-10-27 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5215339Y2 (ja) * | 1971-09-17 | 1977-04-06 | ||
| JPH044358A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-08 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 中立連通弁を有する油圧閉回路 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4153637A patent/JPH07117154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642635A (ja) | 1994-02-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |