JPH07117775A - 自動二輪車の後輪懸架装置 - Google Patents

自動二輪車の後輪懸架装置

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Publication number
JPH07117775A
JPH07117775A JP26521093A JP26521093A JPH07117775A JP H07117775 A JPH07117775 A JP H07117775A JP 26521093 A JP26521093 A JP 26521093A JP 26521093 A JP26521093 A JP 26521093A JP H07117775 A JPH07117775 A JP H07117775A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
leaf spring
shock absorber
bell crank
arm
Prior art date
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Application number
JP26521093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tsurumaki
日出夫 鶴巻
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気ラインをストレートにしてリアスイング
アームが上方に向けて回動した場合にはショックアブソ
ーバのピストンロッドにこじれを生じさせないようにす
ること。 【構成】 サスペンションユニット1において、ショッ
クアブソーバ22は、その全長が縮むときは遅く伸びる
ときは速く作動せしめられ、ピストンロッド26がピボ
ット16に対して斜め上後方に位置するように車体フレ
ーム4に傾斜して配置され、リーフスプリング42が吸
気ラインを妨げないように配置されかつリーフスプリン
グ42の弾発力がショックアブソーバ22に作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は自動二輪車の後輪懸架
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の後輪懸架装置であるサスペ
ンションユニットがショックアブソーバを内蔵したコイ
ルスプリングのユニットを含むものであることはよく知
られている。このようにサスペンションユニットがスプ
リングとショックアブソーバとを含む構成とされている
のは、サスペンションユニットがスプリングだけからな
るとすると、バイクが路面からショックを受けたときに
そのショックが振動となって車体を不安定にするからで
あり、また、サスペンションがショックアブソーバだけ
からなるとするとスプリングが折れてしまった状態に相
当して車体が下がってしまうからである。
【0003】そこで、ショックを受けるとバイクを振動
させるように機能するスプリングに、このスプリングの
スプリング力を抑制するための減衰力を与えるショック
アブソーバを組み合わすことで、路面から受けたショッ
クによる振動を抑えて、安定した走行を可能にすること
を目的とするのがサスペンションユニットである。
【0004】ところで、サスペンションユニットには、
上述のようにコイルスプリング内にショックアブソーバ
を内蔵させ、これをスイングアームと車体フレームとの
間に上下方向に介設したタイプのものがある。例えば、
実開昭61−113084号公報参照。また、リアスイ
ングアームの前部に短い板ばねを連結するようにしたも
のがある。例えば、特開平3−113084号公報参
照。
【0005】しかしながら、このような従来技術におい
て、前者にあっては、コイルスプリングとショックアブ
ソーバとが同じ運動をするので、バネレートの関係によ
るショックアブソーバのストロークを減少できず、した
がってショックアブソーバの小型化ができないというこ
とがあった。そこで小型化のため、クッションストロー
クを小さくすると、今度はバネ定数が大きくならざるを
得ず、その結果、コイルバネが重く大きくなってしまっ
た。結局のところコイルスプリングとショックアブソー
バとが一体のサスペンションユニットにあっては、その
重量が重く組立てが大変であるという問題があった。
【0006】一方、エンジン性能を向上させるために、
エアクリーナボックス−アウトレットチューブ−キャブ
レター−エンジンシリンダーその他の各構成部品を一列
に並べて吸気ラインをストレートにする技術的思想があ
るが、前述した実開昭61−113084号公報に示さ
れているようなサスペンションユニットで示すような構
造にあっては、リアスイングアームの回動中心であるピ
ボットの上部近傍に、ショックアブソーバーのアウター
ケース先端側が車両斜め上前方に位置するように所定角
度傾斜して配置されるという構造であるため、ショック
アブソーバーのアウターケース先端部が、前記一列配列
の末端にあるエアクリーナボックスにぶつかってしま
う。このため、前記構成部品を一列に並べて吸気ライン
をストレートにすることでエンジン性能を向上させると
いう技術的思想の達成は困難であった。
【0007】しかして、ショックアブソーバのシリンダ
ー内には、オイルとともに、このオイル内を往復するピ
ストンが入れられている。そして、このピストンには、
オイルの通過流量の多いバルブとオイルの通過流量の少
ないオリフィスが形成されており、ピストンが往復する
たびに、オイルはこれらバルブやオリフィスを介してピ
ストンの両側を往復移動する。すなわち、路面からのシ
ョックを受けてリアスイングアームが上下方向に揺動す
ると、その揺動に合わせてリアスイングアームとピスト
ンロッドを介して連動するショックアブソーバ内のピス
トンがシリンダー内を往復するので、オイルも上述のよ
うにピストンの両側を往復移動する。具体的には、路面
からのショックを受けてリアスイングアームが上方に変
位すると、ショックアブソーバはその全長が縮む方向の
外力を受けることになるので、ショックアブソーバのピ
ストンはピストンロッドを介してショックアブソーバ内
に入って行く。このとき、オイルは通過流量の多いバル
ブを通る。逆にリアスイングアームが下方に変位する
と、ショックアブソーバはその全長が伸びる方向の外力
を受けることになるので、前記ピストンは、ピストンロ
ッドを介してアウターケースの外に向けて移動する。こ
のとき、オイルは通過流量の少ないオリフィスを通る。
【0008】したがって、路面からのショックをリアス
イングアームが受けて、ショックアブソーバが縮む場合
には、オイルは、通過流量の多いバルブを通ることにな
るので抵抗値は小さくなり、当該ショックに対しての追
随性が良くなる。一方、路面からのショックをリアスイ
ングアームが受けて、ショックアブソーバが伸びる場合
には、通過流量の少ないオリフィスを通るため、抵抗値
が大きくなってショックアブソーバのバネの振動を抑制
する。この抑制によって、バネをいつまでも振動しない
ようにできるので、ショックを受けた後のオートバイの
安定走行が図れる。このようなショックアブソーバの特
性を利用して、いわゆるショックアブソーバの減衰力を
いかに定めるかが、オートバイの路面追従性および安定
走行の向上につながる。
【0009】そうして、リアスイングアームが路面から
のショックを受けて上方に向けて揺動することによって
ショックアブソーバが縮む場合にあっては、上述のよう
に抵抗値が小さいといっても、ピストンロッドは、その
シリンダー内の端部に減衰力による抵抗力がかかり、他
端に前記ショックによる押圧力が掛かるため、ピストン
ロッドはその両端に力を受けるため、曲げ応力が生じる
ようになる。このため、ピストンロッドにいわゆるこじ
れが生じることが考えられる。このこじれは、オートバ
イの路面追随性向上にあたって好ましいものではない。
【0010】一方、板ばねを用いる後者にあっては、地
面近くに板ばねが配される構造のため、凹凸の激しい悪
路走行では板ばねが地面と接触してしまうことが考えら
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決しようとするものであって、その解決しよ
うとする課題は、サスペンションユニットの組み立てを
簡単にし、エアクリーナボックス−アウトレットチュー
ブ−キャブレター−エンジンシリンダーの各構成部品を
一列に並べられ、かつリアスイングアームが路面からの
ショックを受けて上方に向けて回動した場合において、
ショックアブソーバのピストンロッドにこじれを生じさ
せないようにし、さらには悪路走行しても地面と接触し
てしまわないようにすることができる自動二輪車の後輪
懸架装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の後輪懸架装置は、以上のような課題を解決するもので
あって、次のようなものである。すなわち、本発明は、
路面からショックを受けると車体フレームに設けたピボ
ットを回動中心として上下に揺動するリアスイングアー
ムの当該揺動を抑制することで前記リアスイングアーム
に軸着される後輪を路面に追従せしめる自動二輪車の後
輪懸架装置に関するものある。この自動二輪車の後輪懸
架装置は、リーフスプリングと、このリーフスプリング
と共働するショックアブソーバーと、このショックアブ
ソーバーのピストンロッドと前記リアスイングアームと
を連結するベルクランクアームと、このベルクランクア
ームと連結されるとともに前記車体フレームに対して回
動自在に連結されるリレーアームとからなる。前記リー
フスプリングは、その一端部および他端部が、それぞれ
前記ショックアブソーバーのピストンロッドの先端部に
および前記ピストンロッドよりも前方でかつエンジン上
部に位置する前記車体フレームの適宜の箇所に回動自在
に取り付けられる。前記ピストンロッドは、当該ピスト
ンロッドの変位によって前記ショックアブソーバーの全
長が伸びるときは速くかつ縮むときは遅く作動し、前記
ピボットに対して斜め上後方に位置するように車体フレ
ームに傾斜して配置され、前記ピストンロッドと前記ベ
ルクランクアームとの連結は当該ピストンロッドの先端
部と当該ベルクランクアームの一端部とを回動自在に連
結することによってなされ、前記ベルクランクアームと
前記リアスイングアームとの連結は当該ベルクランクア
ームの支点部を介して回動自在に連結することによって
なされ、当該ベルクランクアームと前記リレーアームと
の連結は当該ベルクランクアームの他端部を介して回動
自在に連結することによってなされる。そして、前記ピ
ストンロッドの伸びによって前記リーフスプリングがそ
の前記他端部を回動中心としてかつ前記一端部を作用点
として上方へ回動せしめられるときに、当該回動を制止
する回動制止点が前記車体フレームの適所であって前記
リーフスプリングの前記他端部に隣接した箇所に設けら
れるとともにこのリーフスプリングの少なくとも一部は
エアクリーナボックスの上部に配置される。
【0013】
【作用】したがって、本発明自動二輪車の後輪懸架装置
によれば、リーフスプリングは、その一端部および他端
部が、それぞれショックアブソーバーのピストンロッド
の先端部に、およびピストンロッドよりも前方でかつエ
ンジン上部に位置する車体フレームの適宜の箇所に回動
自在に取り付けられているとともに、リーフスプリング
はその他端部を回動中心とし一端部を作用点として上方
へ回動せしめられるときに当該回動を制止する回動制止
点が車体フレームの適所であってリーフスプリングの他
端部に隣接した箇所に設けられいるので、リーフスプリ
ングはリアスイングアームに伴うピストンロッドの上方
への動きに応じて当初その他端部を回動中心としてかつ
その一端部を自由端部として上方へ回動せしめられるが
回動制止点によってすぐにその回転が制止されるように
なる。そしてこの場合、さらにピストンロッドが上方へ
動くと、今度は回動制止点によって回動が制止されたこ
とにより生じたリアスイングアームの弾性力によってピ
ストンロッドの上方への動きが抑制されるようになる。
この抑制しようとする力が、従来のコイルスプリングの
もつスプリング力に相当する力となる。したがって、リ
ーフスプリングがコイルスプリングの役目を十分果たす
ので、ショックアブソーバーの周回りにコイルスプリン
グを不要にすることができるようになる。このため、サ
スペンションユニットを従来のようにスプリングとショ
ックアブソーバーとからなる一体のものとしないで済む
ので、それだけ部品重量が軽減し組み立てが簡単にな
る。また、ショックアブソーバーのピストンロッドは、
リアスイングアームの回動中心として車体に設けられた
ピボットに対して斜め上後方に位置するように車体フレ
ームに傾斜して配置されているので、ショックアブソー
バーの先端部が車両斜め上前方に位置するようにショッ
クアブソーバーを所定角度傾斜させて車体に配置してい
た従来のショックアブソーバーの想定位置と本発明に係
るショックアブソーバーの位置との間にはスペースが確
保されるようになる。したがって、このスペースにエア
クリーナボックスを配置することができるようになる。
【0014】さらに、本発明は、リーフスプリングと、
このリーフスプリングと共働するショックアブソーバー
と、このショックアブソーバーのピストンロッドとリア
スイングアームとを連結するベルクランクアームと、こ
のベルクランクアームと連結されるとともに車体フレー
ムに対して回動自在に連結されるリレーアームとからな
り、前記リーフスプリングは、その一端部および他端部
が、それぞれ前記ショックアブソーバーのピストンロッ
ドの先端部におよび前記ピストンロッドよりも前方でか
つエンジン上部に位置する車体フレームの適宜の箇所に
回動自在に取り付けられ、ピストンロッドと前記ベルク
ランクアームとの連結は当該ピストンロッドの先端部と
当該ベルクランクアームの一端部とを回動自在に連結す
ることによってなされ、前記ベルクランクアームと前記
リアスイングアームとの連結は当該ベルクランクアーム
の支点部を介して回動自在に連結することによってなさ
れ、当該ベルクランクアームと前記リレーアームとの連
結は当該ベルクランクアームの他端部を介して回動自在
に連結することによってなされ、前記ピストンロッドの
前記リアスイングアームの揺動に伴う伸縮動作のうちの
伸び動作によって前記リーフスプリングがその前記他端
部を回動中心としかつ前記一端部を作用点として上方へ
回動せしめられるときに、当該回動を制止する回動制止
点が前記車体フレームの適所であって前記リーフスプリ
ングの前記他端部に隣接した箇所に設けられたので、リ
アスイングアームがピボットを回動中心として上下方向
に揺動すると、それに合わせてベルクランクアームが変
位し、このベルクランクの変位に合わせて、ピストンロ
ッドが伸縮し、リレーアームが車体フレームに対して回
動し、これらの動きに合わせてリーフスプリングが作用
するようになる。そして、ピストンロッドは、当該ピス
トンロッドの変位によって前記ショックアブソーバーの
全長が伸びるときは速く作動し、縮むときは遅く作動す
るとともに、ショックアブソーバーは、そのピストンロ
ッドがピボットに対して斜め上後方に位置するように車
体フレームに傾斜して配置されているので、リアスイン
グアームが上方に揺動するとそれに合わせてピストンロ
ッドは斜め上後方に向けて速く作動し、リアスイングア
ームが下方に揺動するとそれに合わせてピストンロッド
は斜め下前方に向けて遅く作動するようになる。したが
って、リアスイングアームが路面からのショックを受け
て上方に向けて回動した場合において、ショックアブソ
ーバーのピストンロッドには従来のようにその両端から
力を受けないようになるので、曲げ応力が生じないよう
になる。
【0015】さらにまた、リーフスプリングの少なくと
も一部はエアクリーナボックスの上部に配置されている
ので、エンジン性能を向上させるためにエアクリーナボ
ックス−アウトレットチューブ−キャブレター−エンジ
ンシリンダーその他の各構成部品を一列に並べてなる吸
気ラインのストレート化をリーフスプリングの存在によ
って妨げとならなくなる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明自動二輪車の
後輪懸架装置に係るサスペンションユニット1を図示し
た実施例1および実施例2に従って詳細に説明する。
【0017】(実施例1)図1ないし図4はサスペンシ
ョンユニット1の実施例1を示し、図1はサスペンショ
ンユニット1を車体フレームに装着した状態を示す全体
側面図、図2は図1の概略平面図、図3はサスペンショ
ンユニット1の一部拡大側面図、図4は図1の矢印VIの
方向から見た図である。
【0018】自動二輪車2は、前後に延びる車体フレー
ム4を骨格とする。車体フレーム4は、内部にエンジン
6およびキャブレター8を包囲できるようにフレームセ
ンターL(図2参照)に対して左右対称形状をしてい
る。
【0019】詳しくは、車体フレーム4は、ヘッドパイ
プ11から左右に斜め下後方へ延ばされたアッパーパイ
プ10u・10uと、アッパーパイプ10u・10uの
後端から下方へ延びるメインフレーム10m・10m
(図1に車両左側のもののみ示す。)と、メインフレー
ム10m・10mの下端から前方へ延びる弧状のアンダ
ーパイプ10d・10d(図1に車両左側のもののみ示
す。)と、アンダーパイプ10d・10dと接続され車
両前部に位置しヘッドパイプ11の下端部に先端が取り
付けられるダウンパイプ10fと、ダウンパイプ10f
およびアッパーパイプ10u・10uを結ぶ補強パイプ
10r・10r(図1に車両左側のもののみ示す。)
と、アッパーパイプ10u・10uの後方に延ばされた
シートレールフレーム12・12と、シートレールフレ
ーム12・12の下側ほぼ中央からメインフレーム10
m・10mに延ばされてシートレールフレーム12・1
2を支えかつメインフレーム10m・10mとシートレ
ールフレーム12・12との間で図1に示すように側方
から見てほぼ三角形状の三角スペース13を形成するリ
アフレーム14・14(図1に車両左側のもののみ示
す。)とからなる。
【0020】ピボット16は、車体フレーム4のメイン
フレーム10m・10mの縦方向におけるほぼ中央寄り
に設けられたものであって、次に述べるリアスイングア
ームの回動中心となる部分である。
【0021】リアスイングアーム18・18は、その後
端部に後輪20を伴っており、自動二輪車2が路面から
ショックを受けるとピボット16を回動中心として車体
フレーム4に対して上下に揺動する。
【0022】ショックアブソーバー22は、後述するリ
ーフスプリング42と共働してリアスイングアーム18
の揺動を抑制し、リアスイングアーム18に軸着される
後輪20を路面に追従せしめるものであって、車体フレ
ーム4のメインフレーム10mのピボット16の形成箇
所よりも下方に設けられた斜め上後方に延びる図3およ
び図4で示す左右一対のブラケット23・23に、適宜
の取付手段24・24を介して取り付けられている。ま
た、ショックアブソーバー22は、その全長がピストン
ロッド26(図1および図3参照)の変位によって伸び
るときは速く、縮むときは遅く作動するようにオイル、
オリフィス、ピストンおよびシリンダー等が調整されて
いるとともにピストンロッド26がピボット16に対し
て斜め上後方に位置するように車体フレーム4に傾斜し
て配置されている。この実施例では、ピストンロッド2
6は、その支持点28が、三角スペース13の後部13
rに位置するようにされている。そして、支持点28に
はピストンロッド26の先端部となるジョイント部材2
9が回動自在に取り付けられている。
【0023】したがって、図1からわかるように、三角
スペース13の中に車体フレーム4のメインフレーム1
0mとショックアブソーバー22とによってさらに別の
三角スペース13a(図中太い2点鎖線で示されてい
る。)が形成される形態となっている。
【0024】この三角スペース13a内に、アウトレッ
トパイプ21を介してキャブレター8に連結されるエア
クリーナボックス30が、主フレーム4に図示しない適
宜の固着手段で取り付けられて配置される。なお、符号
30’が示すものはサイドカバーであって、その上部は
凹部形状とされており、この凹部内に後述するリーフス
プリング42の長辺部42aの一部が位置するようにな
っている。
【0025】ベルクランクアーム31・31は、図4で
示すように、回転軸31aを介して一体にされており、
ショックアブソーバー22のピストンロッド26の支持
点28とリアスイングアーム18とを連結するものであ
って、その形状は、図1および図3で示すように、”へ
の字”形状をしたものを立てたごとき形状をしている。
そして、各ベルクランクアーム31は、ピストンロッド
26の支持点28と回動自在に連結される一端部32
と、後述するリレーアームと回動自在に連結される他端
部34と、一端部32と他端部34との間に形成され、
他端部34寄りに位置し、リアスイングアーム18の連
結部材33の前方へ突出する突出ブラケット35と回動
自在に連結される支点部36とを有している。
【0026】リレーアーム38・38は、図3および図
4で示すように、ベルクランクアーム31の他端部34
とメインフレーム10mにブラケット39・39と回転
軸38a・38aを介して連結されることによって、車
体フレーム4に対して回動自在に連結されるものであ
る。
【0027】リーフスプリング42は、弾性を有する板
状体を図1のように側面から見てほぼ”への字”形状に
なるように形成したものであって、その長辺部42aと
短辺部42bとの交差部分には貫通孔42cが形成され
ている。長辺部42aは、図1および図3からわかるよ
うに、上方に突出する緩やかな円弧形状をしており、図
2でわかるように、車両後方に行くに連れて徐々に幅寸
法が狭くなるように形成されている。
【0028】短辺部42bは、図1および図3からわか
るように、長辺部42aのほぼ7分の1程の長さであっ
て、長辺部42aよりもかなり短めに形成されたもので
ある。また、リーフスプリング42は、その貫通孔42
cにボルトおよびナットからなる回転軸42dを用いて
アッパーパイプ10u・10uに内側に突出させてそれ
ぞれ設けたブラケット43・43に回転自在に取り付け
られている。
【0029】そして、車両側方から見た回転軸42dの
位置が、リーフスプリング42の後述する他端部に相当
する。リーフスプリング42の一端部42eおよび他端
部としての回転軸42dのある箇所は、それぞれショッ
クアブソーバー22のピストンロッド26の支持点28
のジョイント部材29に、およびピストンロッド26よ
りも前方でかつエンジン6の上部に位置する車体フレー
ム4の適宜の箇所となるアッパーパイプ10uの後方下
部である。そして、当該両端部42e・42dは、それ
らが位置する前記箇所において回動自在に取り付けられ
ている。
【0030】そして、ピストンロッド26の伸びによっ
て、リーフスプリング42がその回転軸42dを回動中
心としかつ一端部42eを作用点として、図1の左回り
方向に回動せしめられたときに、当該回動を制止する回
動制止点としての回動制止棒48が、車体フレーム4の
適所であってリーフスプリング42の回転軸42dに隣
接する箇所、さらに短辺部42bの先端が当接する箇所
においてメインフレーム10m・10mに橋渡しして設
けられている。
【0031】そして、これらリアスイングアーム18
と、ショックアブソーバー22と、ベルクランクアーム
31と、リレーアーム38と、リーフスプリング42と
からサスペンションユニット1が形成される。
【0032】しかして、上記のように構成されたサスペ
ンションユニット1にあっては、次のような作用効果を
奏する。
【0033】リーフスプリング42は、その一端部42
eおよび他端部としての回転軸42dのある箇所が、そ
れぞれショックアブソーバ22のピストンロッド26の
支持点28のジョイント部材29に、およびピストンロ
ッド26よりも前方でかつエンジン6の上部に位置する
車体フレーム4の適宜の箇所に回動自在に取り付けられ
ているとともに、リーフスプリング42はその他端部で
ある回転軸42dを回動中心とし一端部42eを作用点
として上方へ回動せしめられるときに、当該回動を制止
する回動制止棒48が、車体フレーム4の適所であって
リーフスプリング42の回転軸42dに隣接した箇所に
設けられているので、リーフスプリング42は、リアス
イングアーム18に伴うピストンロッド26の上方への
動きに応じて当初その回転軸42dを回動中心としてか
つその一端部42eを自由端部として上方へ回動せしめ
られるが、その後、リーフスプリング42の短辺部42
bが回動制止棒48によってすぐにその回転方向への進
行が阻止されるため、リーフスプリング42はその回転
が制止されるようになる。
【0034】そして、この場合、さらにピストンロッド
26が上方へ動くと、今度は回動制止棒48は、その長
辺部42aが回転軸42dを中心として反るようにな
り、そのとき長辺部42aに生じた弾性力によって、ピ
ストンロッド26の上方への動きが抑制されるようにな
る。この抑制しようとする力が、従来のコイルスプリン
グのもつスプリング力に相当する力となる。したがっ
て、リーフスプリング42がコイルスプリングの役目を
十分果たすので、ショックアブソーバ22の周回りにコ
イルスプリングを不要にすることができるようになる。
このため、サスペンションユニットを従来のようにスプ
リングとショックアブソーバとを含む一体のものとしな
いで済むので、それだけ部品重量が軽減し、組み立てが
簡単になる。
【0035】また、ショックアブソーバ22のピストン
ロッド26は、リアスイングアーム18の回動中心とし
て車体に設けられたピボット16に対して斜め上後方に
位置するように車体フレーム4に傾斜して配置されてい
るので、ショックアブソーバ22の支持点28が車両斜
め上前方に位置するようにショックアブソーバ22を所
定角度傾斜させて車体に配置していた従来のショックア
ブソーバの想定位置と本発明に係るショックアブソーバ
22の位置との間にはスペース13aが確保されるよう
になる。したがって、このスペース13aにエアクリー
ナボックス30を配置することができるようになるた
め、エアクリーナボックス−アウトレットパイプ−キャ
ブレター−エンジンシリンダーの各構成部品を一列に並
べることができる。
【0036】さらに、本発明は、リーフスプリング42
と、このリーフスプリング42と共働するショックアブ
ソーバ22と、このショックアブソーバ22のピストン
ロッド26とリアスイングアーム18とを連結するベル
クランクアーム31と、ベルクランクアーム31と連結
されるとともに車体フレーム4に対して回動自在に連結
されるリレーアーム38とからなり、リーフスプリング
42は、その一端部42eおよび回転軸42dが、それ
ぞれショックアブソーバ22のピストンロッド26の支
持点28のジョイント部材29に、およびピストンロッ
ド26よりも前方でかつエンジン6の上部に位置する車
体フレーム4の適宜の箇所に回動自在に取り付けられ、
ピストンロッド26とベルクランクアーム31との連結
はピストンロッド26の支持点28とベルクランクアー
ム31の一端部32とを回動自在に連結することによっ
てなされ、ベルクランクアーム31とリアスイングアー
ム18との連結はベルクランクアーム31の支点部36
を介して回動自在に連結することによってなされ、ベル
クランクアーム31とリレーアーム38との連結はベル
クランクアーム31の他端部34を介して回動自在に連
結することによってなされ、ピストンロッド26のリア
スイングアーム18の揺動に伴う伸縮動作のうちの伸び
動作によってリーフスプリング42がその回転軸42d
を回動中心としかつ一端部42eを作用点として上方へ
回動せしめられるときに、当該回動を制止する回動制止
棒48が車体フレーム4の適所であってリーフスプリン
グ42の他端部42dに隣接した箇所である短辺部42
bの先端近傍に設けられたので、リアスイングアーム1
8がピボット16を回動中心として上下方向に揺動する
と、それに合わせてベルクランクアーム13が変位し、
ベルクランクアーム31の変位に合わせて、ピストンロ
ッド26が伸縮し、リレーアーム38が車体フレーム4
に対して回動し、これらの動きに合わせてリーフスプリ
ング42が作用するようになる。そして、ピストンロッ
ド26は、ピストンロッド26の変位によってショック
アブソーバ22の全長が伸びるときは速く作動し、縮む
ときは遅く作動するとともに、ショックアブソーバ22
は、そのピストンロッド26がピボット16に対して斜
め上後方に位置するように車体フレーム4に傾斜して配
置されているので、リアスイングアーム18が上方に揺
動するとそれに合わせてピストンロッド26は斜め上後
方に向けて速く作動し、リアスイングアーム18が下方
に揺動するとそれに合わせてピストンロッド26は斜め
下前方に向けて遅く作動するようになる。
【0037】したがって、リアスイングアーム18が路
面からのショックを受けて上方に向けて回動した場合に
おいて、ショックアブソーバ22のピストンロッド26
には従来のようにその両端から力を受けないようになる
ので、曲げ応力が生じないようになる。したがって、ピ
ストンロッド26にこじれを生じさせないようにするこ
とができる。
【0038】さらにまた、リーフスプリング42の少な
くとも一部である長辺部42aのほぼ中央はエアクリー
ナボックス30の上部に配置されているので、エンジン
性能を向上させるためにエアクリーナボックス−アウト
レットパイプ−キャブレター−エンジンシリンダーその
他の各構成部品を一列に並べてなる吸気ラインのストレ
ート化をリーフスプリング42の存在によって妨げられ
なくなる。したがって、一層吸気ラインをストレートに
することができる。
【0039】(実施例2)図5ないし図8は、本発明自
動二輪車の後輪懸架装置の実施例2を示し、図5は後輪
懸架装置を自動二輪車の車体フレームに装着した状態を
示す全体側面図、図6は図5の平面図、図7は後輪懸架
装置の一部拡大側面図、図8は図5の矢印VIIIの方向か
ら見た図である。
【0040】実施例2で示すサスペンションユニット1
Aが実施例1のものと異なる点は、車体フレーム、リー
フスプリング、ベルクランクアーム、リレーアーム、シ
ョックアブソーバおよびそれらに関連する箇所である。
しかしながら、実質上の効果は実施例1と同じであるの
で、発明の趣旨から考えて特徴的部分のリーフスプリン
グおよびそれに関連する箇所について詳述し、他の部分
については実施例1に相当する部材に符号Aを付して説
明を省略する。
【0041】リーフスプリング50は、側面から見て左
右に長く緩やかな曲率をしたS字カーブ状のごときもの
である。そして、その一端部50aおよび他端部50b
が、それぞれショックアブソーバー22Aのピストンロ
ッド26Aの先端部である支持点28Aのジョイント部
材29Aに、およびピストンロッド26Aよりも前方で
かつエンジン6の上部に位置する車体フレーム4Aの適
宜の箇所である補強パイプ10rAの後部寄りに回動自
在に取り付けられている。
【0042】回動制止棒52は、車体フレーム4Aの適
所であってリーフスプリング50の他端部50bに隣接
する箇所、具体的には車体フレーム4Aのアッパーパイ
プ10uA・10uAに橋渡しして設けられたものであ
る。しかして、上記のように構成されたなサスペンショ
ンユニット1にあっても実施例1と同様リーフスプリン
グ50がその他端部50bを回動中心とし一端部50a
を作用点として上方へ回動せしめられるときに、当該回
動を制止する回動制止棒52が、車体フレーム4Aの適
所であってリーフスプリング50の他端部50bに隣接
した箇所に設けられているので、リーフスプリング50
は、リアスイングアーム18Aに伴うピストンロッド2
6Aの上方への動きに応じて当初その他端部50bを回
動中心としてかつその一端部50aを自由端部として上
方へ回動せしめられるが、その後、リーフスプリング5
0の他端部50b寄りの箇所50’が回動制止棒52に
よってその回転方向への進行を阻止されるため、リーフ
スプリング50はその回転が制止されるようになる。
【0043】そして、さらにピストンロッド26Aが上
方へ動くと、今度は回動制止棒52は、リーフスプリン
グ50の他端部50b寄りの箇所50’を中心として反
るようになり、そのとき箇所50’と一端部50aとの
間の部分に生じた弾性力によって、ピストンロッド26
Aの上方への動きが抑制されるようになる。この抑制し
ようとする力が、従来のコイルスプリングのもつスプリ
ング力に相当する力となる。したがって、リーフスプリ
ング50がコイルスプリングの役目を十分果たすので、
ショックアブソーバ22Aの周回りにコイルスプリング
を不要にすることができるようになる。このため、サス
ペンションユニットを従来のようにスプリングとショッ
クアブソーバとを含む一体のものとしないで済むので、
それだけ部品重量が軽減し、組み立てが簡単になる。
【0044】さらに、リーフスプリング50の少なくと
も一部である後ろ半分はエアクリーナボックス30Aの
上部に配置されているので、エンジン性能を向上させる
ためにエアクリーナボックス−アウトレットパイプ−キ
ャブレター−エンジンシリンダーその他の各構成部品を
一列に並べてなる吸気ラインのストレート化をリーフス
プリング50の存在によって妨げとならなくなる。した
がって、一層吸気ラインをストレートにすることができ
る。なお、他の作用効果については実施例1と同様であ
るので説明を省略する。
【0045】
【発明の効果】本発明自動二輪車の後輪懸架装置によれ
ば、サスペンションユニットの組み立てを簡単にし、エ
アクリーナボックス−アウトレットチューブ−キャブレ
ター−エンジンシリンダーの各構成部品を一列に並べら
れ、かつリアスイングアームが路面からのショックを受
けて上方に向けて回動した場合において、ショックアブ
ソーバのピストンロッドにこじれを生じさせないように
し、さらには悪路走行しても地面と接触してしまわない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サスペンションユニット1を車体フレームに装
着した状態を示す全体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】サスペンションユニット1の一部拡大側面図で
ある。
【図4】図1の矢印VIの方向から見た図である。
【図5】後輪懸架装置を自動二輪車の車体フレームに装
着した状態を示す全体側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】後輪懸架装置の一部拡大側面図である。
【図8】図5の矢印VIIIの方向から見た図である。
【符号の説明】
1、1A 自動二輪車の後輪懸架装置 4 車体フレーム 6 エンジン 16 ピボット 18 リアスイングアーム 20 後輪 22、22A ショックアブソーバ 26、26A ピストンロッド 29 ピストンロッドの先端部 30 エアクリーナボックス 31 ベルクランクアーム 32 ベルクランクアームの一端部 36 ベルクランクアームの支点部 38 リレーアーム 42、50 リーフスプリング 42e リーフスプリングの一端部 42d リーフスプリングの他端部 48 回動制止点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面からショックを受けると車体フレー
    ムに設けたピボットを回動中心として上下に揺動するリ
    アスイングアームの当該揺動を抑制することで前記リア
    スイングアームに軸着される後輪を路面に追従せしめる
    自動二輪車の後輪懸架装置であって、この自動二輪車の
    後輪懸架装置は、リーフスプリングと、このリーフスプ
    リングと共働するショックアブソーバーと、このショッ
    クアブソーバーのピストンロッドと前記リアスイングア
    ームとを連結するベルクランクアームと、このベルクラ
    ンクアームと連結されるとともに前記車体フレームに対
    して回動自在に連結されるリレーアームとからなり、前
    記リーフスプリングは、その一端部および他端部が、そ
    れぞれ前記ショックアブソーバーのピストンロッドの先
    端部におよび前記ピストンロッドよりも前方でかつエン
    ジン上部に位置する前記車体フレームの適宜の箇所に回
    動自在に取り付けられ、前記ピストンロッドは、当該ピ
    ストンロッドの変位によって前記ショックアブソーバー
    の全長が伸びるときは速くかつ縮むときは遅く作動し、
    前記ピボットに対して斜め上後方に位置するように車体
    フレームに傾斜して配置され、前記ピストンロッドと前
    記ベルクランクアームとの連結は当該ピストンロッドの
    先端部と当該ベルクランクアームの一端部とを回動自在
    に連結することによってなされ、前記ベルクランクアー
    ムと前記リアスイングアームとの連結は当該ベルクラン
    クアームの支点部を介して回動自在に連結することによ
    ってなされ、当該ベルクランクアームと前記リレーアー
    ムとの連結は当該ベルクランクアームの他端部を介して
    回動自在に連結することによってなされ、前記ピストン
    ロッドの伸びによって前記リーフスプリングがその前記
    他端部を回動中心としてかつ前記一端部を作用点として
    上方へ回動せしめられるときに、当該回動を制止する回
    動制止点が前記車体フレームの適所であって前記リーフ
    スプリングの前記他端部に隣接した箇所に設けられると
    ともにこのリーフスプリングの少なくとも一部はエアク
    リーナボックスの上部に配置された自動二輪車の後輪懸
    架装置。
JP26521093A 1993-10-22 1993-10-22 自動二輪車の後輪懸架装置 Pending JPH07117775A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2152134A1 (es) * 1996-09-13 2001-01-16 Honda Motor Co Ltd Estrctura de bastidor de carroceria de motocicleta.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2152134A1 (es) * 1996-09-13 2001-01-16 Honda Motor Co Ltd Estrctura de bastidor de carroceria de motocicleta.

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