JPH07119652A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH07119652A JPH07119652A JP26277793A JP26277793A JPH07119652A JP H07119652 A JPH07119652 A JP H07119652A JP 26277793 A JP26277793 A JP 26277793A JP 26277793 A JP26277793 A JP 26277793A JP H07119652 A JPH07119652 A JP H07119652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular groove
- pressure
- chamber
- scroll
- end plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール圧縮機において、旋回スクロール
の鏡板を変形させるスラスト圧力を水平方向にバランス
を良くして、効率の良い圧縮動作を行うこと目的とす
る。 【構成】 旋回スクロール5の鏡板5aの背面に対向す
るフレーム9の上面に中央の開口部、即ち背圧室19に
近接して内環状溝20aを設ける。内環状溝20aに内
チップシール21aを嵌入する。次に、フレーム9の上
方圧接面の外周に近接して外環状溝20bを設け、直径
の大きい外チップシール21bを嵌入する。さらに、内
環状溝20aと外環状溝20bの間に別の中環状溝20
cを設ける。これでチップシール21a、21bにより
高圧になる背圧室19を中心に、吸気室14に連通する
低圧室23と中環状溝20cからなる中圧室24に区画
される。
の鏡板を変形させるスラスト圧力を水平方向にバランス
を良くして、効率の良い圧縮動作を行うこと目的とす
る。 【構成】 旋回スクロール5の鏡板5aの背面に対向す
るフレーム9の上面に中央の開口部、即ち背圧室19に
近接して内環状溝20aを設ける。内環状溝20aに内
チップシール21aを嵌入する。次に、フレーム9の上
方圧接面の外周に近接して外環状溝20bを設け、直径
の大きい外チップシール21bを嵌入する。さらに、内
環状溝20aと外環状溝20bの間に別の中環状溝20
cを設ける。これでチップシール21a、21bにより
高圧になる背圧室19を中心に、吸気室14に連通する
低圧室23と中環状溝20cからなる中圧室24に区画
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に係
り、詳しくは旋回スクロールのスラスト方向の圧力を調
整するフレームの形状とシール材に関するものである。
り、詳しくは旋回スクロールのスラスト方向の圧力を調
整するフレームの形状とシール材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、図1
に基づいて説明する。スクロール圧縮機には、密封容器
1内にスクロール圧縮部2とモータ3が内蔵されてい
る。スクロール圧縮部2は固定スクロール4、旋回スク
ロール5、自転防止装置6、クランク軸7、クランク軸
受8、フレーム9、メタル軸受10及びシャフト11よ
り主に構成されている。この構成において、モータ3の
回転によってシャフト11が回転すると、旋回スクロー
ル5は自転防止装置6によって自転することなく固定ス
クロール4に対して旋回運動を行い、固定スクロール4
と旋回スクロール5の噛み合いによって形成される圧縮
室12は順次外周部から中心部へ移動し、吸気管13か
ら吸気室14に取り込まれた冷媒ガスの容積が減少して
圧縮作用が生ずる。冷媒の圧縮ガスは固定スクロール4
の中心部に設けられた吐出口15から連通路16を通じ
てモータ室17に入り、吐出管18より外部へ導かれ
る。
に基づいて説明する。スクロール圧縮機には、密封容器
1内にスクロール圧縮部2とモータ3が内蔵されてい
る。スクロール圧縮部2は固定スクロール4、旋回スク
ロール5、自転防止装置6、クランク軸7、クランク軸
受8、フレーム9、メタル軸受10及びシャフト11よ
り主に構成されている。この構成において、モータ3の
回転によってシャフト11が回転すると、旋回スクロー
ル5は自転防止装置6によって自転することなく固定ス
クロール4に対して旋回運動を行い、固定スクロール4
と旋回スクロール5の噛み合いによって形成される圧縮
室12は順次外周部から中心部へ移動し、吸気管13か
ら吸気室14に取り込まれた冷媒ガスの容積が減少して
圧縮作用が生ずる。冷媒の圧縮ガスは固定スクロール4
の中心部に設けられた吐出口15から連通路16を通じ
てモータ室17に入り、吐出管18より外部へ導かれ
る。
【0003】旋回スクロール5の鏡板5aには、複数の
圧縮室12のガス圧により吸気室14の吸気圧力から吐
出圧力までの圧力がかかる。一方、モータ室17内の高
圧ガスが密封容器1の底部の潤滑油をシャフト11の偏
心縦孔11aを介して上昇させ、クランク軸受8を通っ
て旋回スクロール5下面に吐出圧力がかかり、旋回スク
ロール5をスラスト方向に押し上げ圧縮室12内の気密
を保持している。旋回スクロール5の半径方向に、外周
部から中心に向けて大きくなる圧力がかかるため、鏡板
5aに変形が起こりやすくなる。これに対して旋回スク
ロール5の鏡板5aの背面とフレーム9で囲まれ、環状
溝20に嵌入した断面略方形状のチップシール21で区
画された内側の空間に背圧室19と、吸気室14から連
通溝22を介して吸気圧と等しい低圧室23を形成して
いる。これにより旋回スクロール5の鏡板5aにかかる
圧力差を低減するように、高圧になる中心部の圧縮室1
2に高圧の背圧室19を対応し、外周部の低圧の圧縮室
12には吸気室14と連通した低圧室23を対応してス
ラスト方向の圧力バランスをとっている。しかしなが
ら、旋回スクロール5の鏡板5aの背面とフレーム9の
間をチップシール21で区画された背圧室19と低圧室
23の圧力差が大きすぎ、特にチップシール21の直径
が小さい程、運転開始時に不安定運転になりやすくな
る。また、チップシール21の直径を大きくすると旋回
スクロール5のかかる圧力が大きくなり過ぎ運転効率が
さがる問題がある。
圧縮室12のガス圧により吸気室14の吸気圧力から吐
出圧力までの圧力がかかる。一方、モータ室17内の高
圧ガスが密封容器1の底部の潤滑油をシャフト11の偏
心縦孔11aを介して上昇させ、クランク軸受8を通っ
て旋回スクロール5下面に吐出圧力がかかり、旋回スク
ロール5をスラスト方向に押し上げ圧縮室12内の気密
を保持している。旋回スクロール5の半径方向に、外周
部から中心に向けて大きくなる圧力がかかるため、鏡板
5aに変形が起こりやすくなる。これに対して旋回スク
ロール5の鏡板5aの背面とフレーム9で囲まれ、環状
溝20に嵌入した断面略方形状のチップシール21で区
画された内側の空間に背圧室19と、吸気室14から連
通溝22を介して吸気圧と等しい低圧室23を形成して
いる。これにより旋回スクロール5の鏡板5aにかかる
圧力差を低減するように、高圧になる中心部の圧縮室1
2に高圧の背圧室19を対応し、外周部の低圧の圧縮室
12には吸気室14と連通した低圧室23を対応してス
ラスト方向の圧力バランスをとっている。しかしなが
ら、旋回スクロール5の鏡板5aの背面とフレーム9の
間をチップシール21で区画された背圧室19と低圧室
23の圧力差が大きすぎ、特にチップシール21の直径
が小さい程、運転開始時に不安定運転になりやすくな
る。また、チップシール21の直径を大きくすると旋回
スクロール5のかかる圧力が大きくなり過ぎ運転効率が
さがる問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、本発明は、旋回スクロールにかかる圧
縮室側からの圧力と鏡板の背面にかかる圧力の半径方向
の圧力差に応じたバランスをとり、圧縮ガスが漏洩する
ことなく効率の良い圧縮を行うことのできるスクロール
圧縮機を提供することを目的とする。
解決するために、本発明は、旋回スクロールにかかる圧
縮室側からの圧力と鏡板の背面にかかる圧力の半径方向
の圧力差に応じたバランスをとり、圧縮ガスが漏洩する
ことなく効率の良い圧縮を行うことのできるスクロール
圧縮機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封容器内で
鏡板に渦捲状のラップを有する固定スクロールと、旋回
スクロールとを互いに噛み合わせ、前記旋回スクロール
を旋回運動させてなる一対の圧縮室の容積を減少してガ
ス圧縮を行うものにおいて、前記旋回スクロールを支承
するフレームの上面に所定の異なる半径の二つの環状溝
を設け、同環状溝にそれぞれチップシールを嵌入して前
記旋回スクロールの前記鏡板の背面を圧接回動してなる
ことを特徴とする。また、前記フレームの上面に設けた
二つの前記環状溝の間に別の環状溝を設け、二本の前記
チップシールの間に空隙を形成したことを特徴とする。
鏡板に渦捲状のラップを有する固定スクロールと、旋回
スクロールとを互いに噛み合わせ、前記旋回スクロール
を旋回運動させてなる一対の圧縮室の容積を減少してガ
ス圧縮を行うものにおいて、前記旋回スクロールを支承
するフレームの上面に所定の異なる半径の二つの環状溝
を設け、同環状溝にそれぞれチップシールを嵌入して前
記旋回スクロールの前記鏡板の背面を圧接回動してなる
ことを特徴とする。また、前記フレームの上面に設けた
二つの前記環状溝の間に別の環状溝を設け、二本の前記
チップシールの間に空隙を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、フレームの上面に異なる所定
の半径の二つの環状溝を設けるか、または、二つの環状
溝の間に別の環状溝を設けることにより、高圧の背圧室
と外周部の低圧室との間に中圧室を構成することで、階
段状にスラスト方向の圧力を対向させてバランスをとる
ことができる。
の半径の二つの環状溝を設けるか、または、二つの環状
溝の間に別の環状溝を設けることにより、高圧の背圧室
と外周部の低圧室との間に中圧室を構成することで、階
段状にスラスト方向の圧力を対向させてバランスをとる
ことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。本
実施例は旋回スクロールの鏡板の背面に対向するフレー
ムの上面とシール材の他は図1に示した従来例と同じで
あるので、全体構成の説明は省略する。なお、構成品の
番号は同じものについては同一の番号を使用する。図2
に示すように、旋回スクロール5の鏡板5aの背面に対
向するフレーム9の上面中央の開口部に近接して内環状
溝20aを設け、環内状溝20aに内チップシール21
aを嵌入する。フレーム9の上方圧接面の外周に近接し
て外環状溝20bを設け、外環状溝20bに外チップシ
ール21bを嵌入する。また、内環状溝20aと外環状
溝20bの間に別の中環状溝20cを設ける。チップシ
ール21a、21bにより中心から順に背圧室19、中
環状溝20cからなる中圧室及び低圧室23にに区画さ
れる。
実施例は旋回スクロールの鏡板の背面に対向するフレー
ムの上面とシール材の他は図1に示した従来例と同じで
あるので、全体構成の説明は省略する。なお、構成品の
番号は同じものについては同一の番号を使用する。図2
に示すように、旋回スクロール5の鏡板5aの背面に対
向するフレーム9の上面中央の開口部に近接して内環状
溝20aを設け、環内状溝20aに内チップシール21
aを嵌入する。フレーム9の上方圧接面の外周に近接し
て外環状溝20bを設け、外環状溝20bに外チップシ
ール21bを嵌入する。また、内環状溝20aと外環状
溝20bの間に別の中環状溝20cを設ける。チップシ
ール21a、21bにより中心から順に背圧室19、中
環状溝20cからなる中圧室及び低圧室23にに区画さ
れる。
【0008】フレーム9側から旋回スクロール5の鏡板
5aにかかるスラスト方向の圧力は圧縮室12が吐出圧
力となる中心部で背圧室19に対向し、圧力が上昇中の
中間部ではチップシール21aにより圧力を減じられた
中圧室に対向し、さらに、圧力の低い吸気室14に対向
する外周部はチップシール21bで区画され、連通溝2
2で同じ圧力の低圧室となっている。従って、旋回スク
ロール5の鏡板5aに加わるスラスト方向の圧力は、圧
縮室12側の圧力に応じて鏡板5aの背面に、それぞれ
圧力変化に対応して設けられた背圧室19、中圧室24
及び低圧室23によりバランスのとれたものになる。
5aにかかるスラスト方向の圧力は圧縮室12が吐出圧
力となる中心部で背圧室19に対向し、圧力が上昇中の
中間部ではチップシール21aにより圧力を減じられた
中圧室に対向し、さらに、圧力の低い吸気室14に対向
する外周部はチップシール21bで区画され、連通溝2
2で同じ圧力の低圧室となっている。従って、旋回スク
ロール5の鏡板5aに加わるスラスト方向の圧力は、圧
縮室12側の圧力に応じて鏡板5aの背面に、それぞれ
圧力変化に対応して設けられた背圧室19、中圧室24
及び低圧室23によりバランスのとれたものになる。
【0009】
【発明の効果】旋回スクロールの鏡板に加わるスラスト
方向の圧力が、圧縮室側の圧力変化に対して鏡板の背面
に設けられた背圧室、中圧室及び低圧室によりバランス
のとれたものとなるため、スクロール圧縮気は鏡板の変
形を起こさず圧縮ガスの漏洩及び不安定動作なく、効率
の良い圧縮を行うことができる。
方向の圧力が、圧縮室側の圧力変化に対して鏡板の背面
に設けられた背圧室、中圧室及び低圧室によりバランス
のとれたものとなるため、スクロール圧縮気は鏡板の変
形を起こさず圧縮ガスの漏洩及び不安定動作なく、効率
の良い圧縮を行うことができる。
【図1】従来例のスクロール圧縮機の構成を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例のスクロール圧縮機の構成を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 気密容器 2 スクロール圧縮部 3 モータ 4 固定スクロール 5 旋回スクロール 5a 旋回スクロールの鏡板 6 自転防止装置 7 クランク軸 8 クランク軸受 9 フレーム 10 メタル軸受 11 シャフト 11a 偏心孔 12 圧縮室 13 吸気管 14 吸気室 15 吐出口 16 連通路 17 モータ室 18 吐出管 19 背圧室 20a 内環状溝 20b 外環状溝 21 チップシール 21a 内チップシール 21b 外チップシール 22 連通溝 23 低圧室 24 中圧室
Claims (2)
- 【請求項1】 密封容器内で鏡板に渦捲状のラップを有
する固定スクロールと、旋回スクロールとを互いに噛み
合わせ、前記旋回スクロールを旋回運動させてなる一対
の圧縮室の容積を減少してガス圧縮を行うものにおい
て、前記旋回スクロールを支承するフレームの上面に所
定の異なる半径の二つの環状溝を設け、同環状溝にそれ
ぞれチップシールを嵌入して前記旋回スクロールの前記
鏡板の背面を圧接回動させてなることを特徴とするスク
ロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記フレームの上面に設けた二つの前記
環状溝の間に別の環状溝を設け、二本の前記チップシー
ルの間に空隙を形成したことを特徴とする請求項1記載
のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26277793A JPH07119652A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26277793A JPH07119652A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119652A true JPH07119652A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17380457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26277793A Pending JPH07119652A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119652A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020006445A (ko) * | 2000-07-11 | 2002-01-19 | 야기 추구오 | 스크롤 압축기 |
| WO2004111456A1 (ja) * | 2003-06-12 | 2004-12-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | スクロール圧縮機 |
| JP2009097356A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 密閉形スクロール圧縮機 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26277793A patent/JPH07119652A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020006445A (ko) * | 2000-07-11 | 2002-01-19 | 야기 추구오 | 스크롤 압축기 |
| WO2004111456A1 (ja) * | 2003-06-12 | 2004-12-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | スクロール圧縮機 |
| US7614859B2 (en) | 2003-06-12 | 2009-11-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Scroll compressor with certain pressure ratio between discharge pressure and suction pressure and with certain ratio of diameter of orbiting mirror plate and outer diameter of the annular seal |
| JP2009097356A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 密閉形スクロール圧縮機 |
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