JPH0711983U - 納骨壇 - Google Patents

納骨壇

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JPH0711983U
JPH0711983U JP4280293U JP4280293U JPH0711983U JP H0711983 U JPH0711983 U JP H0711983U JP 4280293 U JP4280293 U JP 4280293U JP 4280293 U JP4280293 U JP 4280293U JP H0711983 U JPH0711983 U JP H0711983U
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文宏 岡本
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株式会社日本アルミ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 納骨壇の組立て精度向上及び組立て作業能率
の向上を図ることである。 【構成】 角箱形状に区画された収納室Sを上下に複数
段備え、各収納室Sに祭壇1を設けると共に、前面に両
開き式扉2,3を備えている納骨壇において、祭壇1を
納骨壇とは独立に形成し、祭壇の後面には、垂直な後板
15を一体的に固着すると共に、該後板15の左右両端
に、垂直なヒンジ部を介して左右に回動自在な回動板1
8を設けている。上記祭壇1を、収納室Sの棚板上に、
前後方向に自由に位置調節自在に載せて、後板と収納室
後壁の間に納骨室Saを形成すると共に、両回動板18
を広げることにより、納骨室Saを前方から遮蔽してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、お寺の納骨堂等に設置される複数段式の納骨壇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、納骨壇の各収納室に設けられる祭壇は、作り付けになっており、収 納室の後壁に固定されたり、あるいは棚板に固定されている。
【0003】 納骨段には、1段式、2段式あるいは3段式等があり、1段式においては、上 側に祭壇等を収納する収納室を備え、下側に上記収納室とは別個の納骨室を備え る構造となっており、両室は十分なスペースが確保されている。 2段式では、上段を上下に区画して、上側を祭壇収納室とし下側を納骨室とし ている。 3段式では、各室を収納室と納骨室に上下に分けることはスペース的に困難で あるので、別途納骨用の収納具を設けている。
【0004】 また、各収納室の前面には、両開き式の扉が設けられており、この扉は、1対 の角パイプ状縦枠部材と1対の角パイプ状横枠部材から矩形状に形成された枠体 を有しており、縦枠部材と横枠部材の端部同士は、傾斜面を有する各端部に、L 字形コーナーピースの各腕部を嵌入することにより接続している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
祭壇を作り付けにしていると、製造組立て時に、高い製造加工精度及び組立て 精度が要求されると共に、製造組立て作業に手間がかかる。特に、祭壇は各種複 雑な装飾が施されており、取付け作業に手間がかかる。
【0006】 作り付けであると、収納室のスペースは、祭壇収納用だけにしか利用できず、 スペースの利用効率がよくない。 特に、2段式あるいは3段式の複数段式の納骨段において、昨今、収納室の有 効利用が望まれている。
【0007】 また、扉組立てにおいて、縦,横枠部材の傾斜面同士の合わせ構造により、扉 の四隅部を構成していると、傾斜面先端縁同士を精度よく直角に合わせることは むつかしく、さらに、角張った形状のまま扉の角隅部が形成されてしまい、開閉 する時に、お供えものあるいは棚面をきず付けたりするおそれもある。
【0008】
【考案の目的】
本願考案の目的は、製造組立て精度及び組立て作業能率の向上を図ることであ る。また、請求項1記載の考案では、収納室のスペースの有効利用及び各種サイ ズの収納室に対する祭壇の汎用性の向上を図ることも目的としており、請求項2 記載の考案では、扉の開閉による外傷防止も目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
角箱形状に区画された収納室を上下に複数段備え、各収納室に祭壇を設けると 共に、前面に両開き式扉を備えている納骨壇において: 請求項1記載の考案は、祭壇を納骨壇とは別体物として形成し、祭壇の後面に は、垂直な後板を一体的に固着すると共に、該後板の左右両端に、垂直なヒンジ 部を介して左右に回動自在な回動板を設け、上記祭壇を、収納室の棚板上に、前 後方向に自由に位置調節自在に載せて、後板と収納室後壁の間に納骨室を形成す ると共に、両回動板を広げることにより、納骨室を前方から遮蔽している。
【0010】 請求項2記載の考案は、扉は、1対の角パイプ状縦枠部材と1対の角パイプ状 横枠部材から矩形状に形成された枠体を有しており、縦枠部材と横枠部材の端部 同士は、傾斜面を有する各端部に、L字形コーナーピースの各腕部を嵌入するこ とにより接続しており、各枠部材の傾斜面の先端には、枠部材長さ方向と概ね直 角な当接縁を形成し、コーナーピースの角隅部には、断面形状が1/4円弧形の ストッパー部を形成し、該ストッパー部の平面状の両端面に、各枠部材の上記当 接縁を当接し、ストッパー部の円弧形面で扉の隅部の外周縁を構成するようにし ている。
【0011】
【作用】
納骨壇とは独立に作られた祭壇を、収納室に載せ置く場合に、左右の回動板を 収納室の左右幅に応じて広げることにより、祭壇を精度良く設置でき、かつ、祭 壇の後のスペースを、出し入れ可能な納骨室として、有効に利用できる。しかも 、回動板及び後板により、納骨室を前方から覆い隠すことができ、外観も向上す る。
【0012】 コーナーピースの角隅のストッパー部に、縦,横枠部材の傾斜面先端の当接縁 を押し付けて、ストッパー部の円弧形面で、扉の四隅を丸く構成しているので、 傾斜面の切断角に多少の製造誤差があっても、精度良く組み立てることができる 。また、扉の角隅部を円弧形面で構成することになるので、開閉時に供えものや 供具に傷がつくこともない。
【0013】
【実施例】
図1は、本願考案を適用した上下3段型の納骨壇を示しており、複数の水平な 棚板と垂直な仕切り板により、正面から見て格子状に区切られ、それにより多数 の角箱形(直方体形)の収納室Sが形成されている。各収納室Sには、本尊を祭 るために祭壇1が設置され、各収納室Sの前面には、それぞれ左右両開き式の扉 2,3が設けられている。
【0014】 祭壇1は、作り付け構造ではなく、納骨壇から独立したものとして作られてお り、図2のように収納室Sの棚板5上に移動可能に載せられ、前後方向位置及び 左右方向位置が自由に調節できる。該載せ置き式の祭壇1を、収納室Sの前後方 向の中間部分に位置させることにより、祭壇1と収納室Sの後壁6の間に、納骨 室Saを形成し、骨壷(あるいは骨箱)7を安置している。
【0015】 図3は、祭壇1の正面図であり、祭壇1は、基台部分となる須弥壇10、丸柱 11及び天井部分の宮殿12等から構成されており、これらの後面には、垂直な 後板15がリベット等により一体的に固着されている。後板15は、正面から見 て矩形に形成されており、祭壇1の略全体の後方を覆い隠す程度の高さ及び左右 幅W0 を有している。 後板15の左右両端縁には、垂直なヒンジ部16を介して回動板(袖扉)18 が左右へ回動自在に支持されており、これにより、全体の左右幅W1 を任意の幅 に調節できるようになっている。 回動板18は、上下方向に細長い矩形状に形成されており、上下方向長さは後 板15の上下の方向長さに概ね揃えられているが、回動板18の下端縁は、棚板 5の面から僅かに隙間を置いて浮いている。
【0016】 図4は、図3のIV−IV断面拡大図であり、後板15の左右幅W0 は、収納室S の左右幅Lよりも短く設定されており、上記両回動板18を適度に広げてその全 体幅W1 を、収納室Sの幅Lに合わせることができるようになっている。後板1 5は、その全外周端縁に、後板15の面と直角な折り曲げリブ15aが形成され 、後板全体の剛性を高めている。 回動板18は、途中に浅い段を有する階段状に形成されており、両端にはそれ ぞれ円筒状のボス部が一体に形成され、そのうち左右幅の中心側のボス部はヒン ジ部16に利用され、外方側のボス部は、収納室Sの側壁8との当接部材として 利用されている。
【0017】 図5により、扉2,3の構造を説明する。左右の扉2,3は、合わせ側の縦枠 部材21の形状が若干異なる程度で、その他の構造は左右対称である。したがっ て、ここでは左側扉2の構造を説明する。
【0018】 左側扉2は、ヒンジ側の縦枠部材20、合わせ側の縦枠部材21及び上下1対 の横枠部材22,23により矩形状に組まれた枠体と、枠体の表裏を覆う表板2 4及び裏板25等から構成されている。上記枠部材同士は、L形のコーナーピー ス27を利用して、互いに直角に結合されている。
【0019】 各枠部材20,21,22,23は、中空の角パイプ部材で形成されており、 各枠部材20、21,22,23の扉外周縁側の端部、すなわち、左側扉2のヒ ンジ側縦枠部材20の左端部、合わせ側縦枠部材21の右端部、上側横枠部材2 2の上端部及び下側横枠部材25の下端部には、図8に示すように枠部材長さ方 向に沿う筋状溝29が表裏に形成され、該筋状溝29に表板24及び裏板25の 外周端縁が嵌め込まれている。
【0020】 ヒンジ側縦枠部材20には、ヒンジ用のボス部20aが一体に形成され、該ボ ス部20aには上下に突出するヒンジ用の支軸30が設けられ、該支軸30は、 収納室Sの上下壁に回動自在に支持されている。
【0021】 また、右側扉3の合わせ側縦枠部材21には、X字形の把手32が一体に形成 されており、扉を閉じた時に両扉2,3間の隙間を前方から覆うようになってい る。
【0022】 コーナーピース27及びそれによる枠部材間の結合構造について、詳しく説明 する。 図6において、コーナーピース27は、合成樹脂等により正面から見てL字形 に形成されており、両腕部分にはそれぞれ前後方向に貫通するかしめ受け用の孔 33が2個づつ形成されると共に、リベット用のスリット34が形成されている 。また、扉外周縁側の面には、がたつき防止用に筋状突起35が形成されている 。該筋状突起35の高さは、例えば、0.3mm程度である。
【0023】 コーナーピース27の角隅部(図6の右下端縁)に、断面形状が4分の1円弧 形のストッパー部36が一体に形成されている。一方、枠部材21,23の端部 には、それぞれ傾斜面41が形成されており、枠部材長さ方向に対する傾斜面角 度θは45度以下に設定され、傾斜面41の先端部には、枠部材長さ方向と直角 な当接縁37が残されている。
【0024】 コーナーピース27の両腕部は、それぞれ縦横の枠部材21,23に嵌入され 、図8に示すように、各受け孔33に対応する部分の枠部材21等の表裏両面を かしめ、そのかしめ部40を孔33に突入させることにより、コーナーピース2 7と各枠部材21等を結合させている。
【0025】 図7において、組み立て後においては、枠部材21,23の各当接縁37は、 ストッパー部36の各平面部36aに当接し、それにより、横枠部材23と縦枠 部材21の外周縁同士は、ストッパー部36の円弧面36aを介して滑らかに接 続している。
【0026】 なお、図5に示すように、上下両横枠部材22,23のヒンジ側端部とコーナ ーピース27との結合については、表裏板24,25の組付け上の都合により、 ブラインドリベット42を、横枠部材22,23の孔を通してコーナーピース2 7のスリット34へと挿入し、リベット42の先端部をスリット34内でかしめ ることにより、結合している。
【0027】 扉の組立て順序を簡単に説明する。図5の左側扉2において、合わせ側縦枠部 材21と、上下の横枠部材22,23とを、合わせ側の上下のコーナーピース2 7によりコの字形に組み立て、各枠部材21,22,23の表裏にそれぞれかし め部40を形成することにより固定する。また、ヒンジ側縦枠部材20には、そ れぞれ上下のコーナーピース27を嵌入し、かしめ部40により、固定しておく 。
【0028】 上記のようにコの字形に形成された枠構成体に、ヒンジ側から表板21と裏板 22とを、筋状溝29に差し込み、続いて、ヒンジ側の縦枠部材20の上下のコ ーナーピース27を上下の横枠部材22,23のヒンジ側端部に差し込み、上下 からブラインドリベット42により固定する。
【0029】 図2の祭壇1の設置については、各収納室Sの前後方向の任意の位置にセット することにより、後板15と収納室後壁6の間に、所望の大きさの納骨室Saを 形成する。祭壇1の左右の回動板18を、図4のように、収納室Sの左右側壁8 に当接するまで開くことにより、上記納骨室Sa内の骨壷7を、前方から見えな いように覆う。
【0030】 祭壇1の前後方向位置を調節することにより、骨壷7あるいは骨箱の大きさに 応じて、納骨室Saの大きさを調節し、また、収納室Sの幅Lに応じて、回動板 18の開き具合を調節する。
【0031】
【別の実施例】
なお、2段型あるいは4段型以上の納骨壇にも適用できる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本願考案によると、 (1)祭壇1を、作り付けとはせずに、納骨壇とは独立して作ると共に、その左 右幅を回動板18の回動により調節できるようにし、あるいは、縦,横枠部材の 傾斜面同士の接続部において、コーナーピース27の角隅部に形成したストッパ ー部36に、傾斜面41の先端当接縁37同士を当接させているので、製造時に 多少の寸法誤差があっても、簡単に精度良く祭壇を設置できると共に、扉を組み 立てることができ、組立て精度及び組立て作業能率が向上する。 具体的には、祭壇1を収納室Sに載せ置く場合に、左右の回動板18を収納室 Sの左右幅に応じて広げることにより、祭壇1を精度良く設置でき、また、コー ナーピース27の角隅のストッパー部36に、縦,横枠部材の傾斜面先端の当接 縁37を押し付けて、ストッパー部36の円弧形面36bで、扉の四隅を丸く構 成しているので、傾斜面41の切断角に多少の製造誤差があっても、精度良く組 み立てることができる。
【0033】 (2)請求項1記載の考案では、祭壇1を納骨壇とは独立して、前後方向に任意 に位置調節自在に載せているので、祭壇の後ろのスペースを、出し入れ可能な納 骨室Saとして、かつ、骨壷7の大きさに合わせて任意の大きさで、有効に利用 できる。しかも、回動板18及び後板15により、納骨室Saを前方から覆い隠 すことができ、外観も向上する。
【0034】 (3)請求項2記載の考案では、コーナーピース27の角隅のストッパー部36 に、縦,横枠部材の傾斜面先端の当接縁37を押し付けて、ストッパー部36の 円弧形面36bで、扉の四隅を丸く構成しているので、傾斜面41の切断角に多 少の製造誤差があっても、精度良く組み立てることができる。また、扉の角隅部 を円弧面36bで構成することになるので、開閉時に供えものや供具に傷がつく こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案を適用した納骨壇の全体正面図であ
る。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 祭壇の正面図である。
【図4】 図3のIV−IVの断面図である。
【図5】 扉の正面図である。
【図6】 図5のVI部分の組立前の拡大正面図である。
【図7】 図6と同じ部分の組立後の拡大正面図であ
る。
【図8】 図5のVIII−VIII拡大断面図である。
【符号の説明】
1 祭壇 2,3 扉 5 棚板 6 後壁 15 後板 16 ヒンジ部 18 回動板 20,21 縦枠部材 22,23 横枠部材 27 コーナーピース 36 ストッパー部 37 当接縁 41 傾斜面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角箱形状に区画された収納室を上下に複
    数段備え、各収納室に祭壇を設けると共に、前面に両開
    き式扉を備えている納骨壇において、祭壇を納骨壇とは
    独立に形成し、祭壇の後面には、垂直な後板を一体的に
    固着すると共に、該後板の左右両端に、垂直なヒンジ部
    を介して左右に回動自在な回動板を設け、上記祭壇を、
    収納室の棚板上に、前後方向に自由に位置調節自在に載
    せて、後板と収納室後壁の間に納骨室を形成すると共
    に、両回動板を広げることにより、納骨室を前方から遮
    蔽していることを特徴とする納骨壇。
  2. 【請求項2】 角箱形状に区画された収納室を上下に複
    数段備え、各収納室に祭壇を設けると共に、前面に両開
    き式扉を備えている納骨壇において、扉は、1対の角パ
    イプ状縦枠部材と1対の角パイプ状横枠部材から矩形状
    に形成された枠体を有しており、縦枠部材と横枠部材の
    端部同士は、傾斜面を有する各端部に、L字形コーナー
    ピースの各腕部を嵌入することにより接続しており、各
    枠部材の傾斜面の先端には、枠部材長さ方向と概ね直角
    な当接縁を形成し、コーナーピースの角隅部には、断面
    形状が1/4円弧形のストッパー部を形成し、該ストッ
    パー部の平面状の両端面に、各枠部材の上記当接縁を当
    接し、ストッパー部の円弧形面で扉の隅部の外周縁を構
    成するようにしていることを特徴とする納骨壇。
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