JPH0712072Y2 - 製図機におけるヘッド部のブレーキ装置 - Google Patents

製図機におけるヘッド部のブレーキ装置

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JPH0712072Y2
JPH0712072Y2 JP1988161567U JP16156788U JPH0712072Y2 JP H0712072 Y2 JPH0712072 Y2 JP H0712072Y2 JP 1988161567 U JP1988161567 U JP 1988161567U JP 16156788 U JP16156788 U JP 16156788U JP H0712072 Y2 JPH0712072 Y2 JP H0712072Y2
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力 塩谷
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は製図機におけるヘッド部のブレーキ装置、詳し
くは上記ヘッド部の分度盤に一体に薄い円板状ブレーキ
板を取付け、該ブレーキ板をソレノイドの作用によって
挟持することにより上記ヘッドを任意の角度に固定する
ためのブレーキ装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、この種のブレーキ装置としては、製図機のヘッド
部の分度盤に一体に取付けられた薄いブレーキ板を挟持
するブレーキ部材を圧電素子により駆動する構成のもの
(実願昭63−83495号)や、分度盤にアリ溝を形成し、
その中をねじ軸を備えた駒部材を移動可能に設け、ねじ
軸に設けられたブレーキレバーの回動操作により駒部材
がアリ溝に係合遊嵌することによって分度盤の任意の角
度にスケールを固定するもの(実公昭52−15873号)な
どが知られている。前者においては、圧電素子に発生す
る極小の変位を拡大機構により拡大してブレーキ装置源
として採用するか、あるいは極小の変位であってもブレ
ーキ装置の寸法管理によってその極小変位に応答させる
かの方式がある。
しかしながら、圧電素子を利用する方式では、ヘッド部
に拡大機構を組入れたり、高精度の部品寸法管理が要求
されたりするので、コストが高くなる欠点があった。ま
た、ブレーキレバーの回動操作による方式の場合は、ブ
レーキレバーの回転操作を完了するまで設計者はヘッド
を所望の角度位置に保持しなければならない。しかし、
ブレーキレバーを回動操作する際、かなりの力が加えら
れるので、回動方向にずれが生じやすく、正確な位置決
めには繰り返し操作することが必要であり、円滑な設計
製図作業に支障をもたらしていた。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、特にヘッド部の分度盤に一
体に取付けられた薄いブレーキ板をソレノイドの駆動力
によって挟持することにより、ヘッド部を任意の角度に
固定することができる製図機におけるヘッド部のブレー
キ装置を提案することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る製図機における
ヘッド部のブレーキ装置は、製図機におけるヘッド部の
分度盤に対し該分度盤の外縁より外径方向に一体に突設
された薄い円板状ブレーキ板と、該ブレーキ板の外縁部
を挟持する一対のブレーキ部材と、回転によって上記ブ
レーキ部材を上記ブレーキ板を挟持する方向に変位させ
る回転体と、該回転体の外周に巻きつけられているワイ
ヤを駆動するソレノイドと、上記回転した回転体を原位
置に復帰させるバネ手段とを備えたことを特徴とする。
(作用) ソレノイド駆動スイッチがオンされると、ワイヤが引っ
張り駆動されて回転体が回転し、この回転力によりブレ
ーキ部材が変位し、ブレーキ板を挟持する。このブレー
キ板は製図機のヘッド部の分度盤に一体に取付けられて
いるので、ブレーキ板が挟持されると同時にヘッド部の
回転も阻止され、ブレーキが行なわれる。
これに対し、ソレノイド駆動スイッチがオフされると、
回転体はバネ手段のバネ作用により原位置に復帰するの
で、上記ブレーキ板に対する挟持力は解除され、ヘッド
部に対するブレーキ作用は解除され、フリーとなる。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例について説明する。
第1図は製図機(自在平行定規)の概要を示すもので、
図板1と該図板1の上縁に固定された横レール2と、該
横レール2に沿って移動するキャリッジ3に連結された
縦レール4と、該縦レール4に沿って移動するキャリッ
ジ5にヒンジを介して連結された移動部材6の先端に設
けられたヘッド部7と、該ヘッド部7に支持されたスケ
ール8とから構成されている。
ヘッド部7は第2図〜第4図に示すように、ヘッド把持
部7aと副軸体7bとスケール取付け板10とを一体に形成し
てなるもので、副軸体7bは移動部材6に固定された主軸
体9に対して回転自在に支持されている。また、上記ス
ケール取付け板10にはスケール8が取付けられている。
スケール8の回転度合いを示す分度盤11は、移動部材6
及びスケール取付け板10のいずれにも独立に回転するよ
うに設けられている。
ところで、例えば図面の基線にスケール8を一致させる
場合、15°の倍角で、または12°、47°等のように任意
の角度で描線する必要があるときには、分度盤11と移動
部材6又は分度盤11とスケール取付け板10とが回転しな
いように一体に固定する必要があり、それぞれについて
ブレーキ装置が設けられている。
上記ブレーキ装置のうち、分度盤11のスケール取付け板
10に対する回転を制動するブレーキ装置は、次のように
構成されている。
まず、分度盤11の外縁より外径方向には鋼製円板状ブレ
ーキ板12が突設されている。
これに対し、スケール取付け板10の上記分度盤11の外径
方向には、上記ブレーキ板12の外縁部を挟持するように
対峙して設けられた一対のブレーキ部材13、14と、該ブ
レーキ部材13、14を上記ブレーキ板12を挟持する方向に
変位させる回転体15と、該回転体15を回転駆動させるソ
レノイド16が設けられている。
回転体15はスケール取付け板10の端部に立設されたネジ
軸17に螺合され、スラストベアリング18により上下動可
能に設けられている。この回転体15は上記ネジ軸17に螺
合されたブレーキナット15aと該ブレーキナット15aの外
側に取付けられた調整ナット15bとから構成されてい
る。ブレーキナット15aの上部には抜け防止用のナット1
9が取付けられている。また、ブレーキナット15aの外周
面と調整ナット15bの内周面には互いに嵌り合う断面三
角形のキー溝20が切られ、噛合している。また調整ナッ
ト15bの外周面の一部にはワイヤ係止用の止めネジ21が
取付けられている。
ブレーキ部材13、14はそれぞれ上記ネジ軸17を貫通し、
上記スラストベアリング18の下方に上下に対向して設け
られている。
下部ブレーキ部材13はスケール取付け板10上に固定さ
れ、その一端上面には断面が台形状の受け溝部22が形成
され、他端上面には前記ブレーキ板12を受ける受け面23
が形成され、該受け面23は平面状に形成されている。
これに対し、上部ブレーキ部材14の一端は下方に屈曲形
成され、屈曲端面24は円弧面として丸く形成され、下部
ブレーキ部材13の一端の受け溝部22内に係合している。
また、他端下面25は下部ブレーキ部材13の受け面23に対
向し、平面状に形成されている。
上記一対のブレーキ部材13、14の間にはコイルバネ26が
設けられ、これによりこれら一対のブレーキ部材13、14
は常時互いに離間してブレーキ板12をフリーにする方向
に付勢されている。
なお、上記受け溝部22を上部ブレーキ部材14に形成し、
下部ブレーキ部材13を係合させる構成としてもよい。ま
た、第5図に示すように、両ブレーキ部材13、14に凹部
27、28を形成し、その間にボール29を介装させる構成で
あってもよい。
次に、ソレノイド16は回転体15の近傍に設けられ、該ソ
レノイド16の上部にはソレノイドカバー30が固定されて
いる。そして、回転体15の外周にはワイヤ31が巻きつけ
られ、ワイヤ31の一端は回転体15に止めネジ21によって
固定され、ワイヤ31の他端はソレノイド16のロッド16a
に取付けられている。なお、上記ソレノイド16の駆動ス
イッチ32は、副軸体7b内の連結ピン33を操作する作動杆
38の一部に設けられている。
また、ソレノイドカバー30の係止片30aには回転した回
転体15を原位置に復帰させるバネ手段34が係止され、上
記回転体15の止めネジ21には復帰用ワイヤ35が取付けら
れている。上記駆動用及び復帰用ワイヤ31、35はそれぞ
れピン36、37によりテンション方向が変えられ、回転体
15を互いに逆方向に回転できるように張設されている。
なお、2つのワイヤ31、35の調節は、ブレーキナット15
aと調整ナット15bとの噛合状態を調整することにより行
なえばよい。
次に、上記構成のブレーキ装置により、分度盤11を任意
の角度に固定するには、作動杆38を図の左方向に移動さ
せ、副軸体7b内の連結ピン32を駆動して操作杆39により
分度盤11に対してスケール取付け板10及びスケール8が
自由回転とし、移動部材6に連結固定された主軸体9と
分度盤11とを連結手段(図示せず)により一体固定した
状態としてヘッド部7を回転させる。ヘッド部7が所望
の角度に回転させたとき、ソレノイド16の駆動スイッチ
32をオンする。これによって、ソレノイド16のロッド16
aが引っ込み、バネ手段34の弾発力に抗して駆動用ワイ
ヤ31が引っ張られるので、回転体15が図中時計方向に回
転し、回転体15はスケール取付け板10に固定されたネジ
軸17との螺合により側面図中で下方に移動する。回転体
15の下方移動により上部ブレーキ部材14はコイルバネ26
の弾発力に抗して下方に揺動し、下部ブレーキ部材13と
の間にブレーキ板12を挟持する。ブレーキ板12は分度盤
11と一体に取付けられているから、分度盤11の回転も阻
止され、制動が行なわれる。このとき、上部ブレーキ部
材14は屈曲端部の円弧面24を中心に揺動し、且つ下部ブ
レーキ部材13のブレーキ板受け面23と上部ブレーキ部材
14の対向面25とは平面状に形成されているので、ブレー
キ板12とブレーキ部材とは面接触の状態となり、ブレー
キ力は強固でムラが生じることがないほか、ブレーキ板
12に傷等がつきにくい。
なお、上記ブレーキ操作は必ず作動杆38の操作(図示し
ないラチェット爪をラッチェットホイールから離脱させ
る操作)とともに行なわれるため、作動杆38とソレノイ
ド駆動スイッチ32とを関連させて配置させることによ
り、能率的な操作が可能となる。また、上記スイッチ32
をヘッド部7外側に設ける必要がないため、ヘッド部7
の外観をデザイン上良好に保つことができる。
これに対し、ソレノイド駆動スイッチ32がオフされる
と、ロッド16aが伸長し、駆動用ワイヤ31が緩むので、
回転体15はバネ手段34により図の反時計方向に回転して
原位置に復帰し、ネジ軸17に沿って上方に移動する。同
時に、上部ブレーキ部材14はコイルバネ26により上方に
移動するので、上記ブレーキ板12の挟持力つまり制動力
は解除され、ヘッド部7は移動部材6に対してフリーと
なる。
(考案の効果) 本考案はソレノイドの駆動力を利用して分度盤を制動さ
せるものであり、ヘッド部を所望の角度に回転させたと
き、直ちにヘッド部に制動力を付与させることができ、
しかも従来の手動による場合とは異なり、位置ずれが生
じることがないので、製図作業を円滑に行なうことが可
能となる。
また、ヘッド部の分度盤に一体に取付けられたブレーキ
板を一対のブレーキ部材により挟持する構成であるか
ら、ブレーキ部材はヘッド部と離れた位置に配設される
ことになる。このため、分度盤には、従来装置のよう
に、その同心円でアリ溝を形成する加工は必要でなく、
単に径の大きい薄い円板状ブレーキ板を取付けるだけで
よいので、ヘッド部の組付けが容易となる。
また、ブレーキ部材は分度板の外径方向に一体に突設さ
れたブレーキ板の外縁部を挟持するものであるから、小
さい挟持圧で大きなブレーキ力が得られる。
さらに、ソレノイドで直接にブレーキ板を挟持する構成
でなく、ソレノイドはワイヤを介して回転体の外周に巻
きつけられるように構成されているから、ソレノイドの
位置は特定されることがない。したがって、ソレノイド
の位置に関する設計の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る製図機の全体概要図、第2図は上
記製図機におけるヘッド部のブレーキ装置の要部平面
図、第3図は第2図のX−X線上の断面図、第4図は上
記ブレーキ装置の分解斜視図、第5図はブレーキ部材の
他の支持態様説明図である。 符号7……ヘッド部、11……分度盤、12……ブレーキ
板、13……下部ブレーキ部材、14……上部ブレーキ部
材、15……回転体、16……ソレノイド、32……ソレノイ
ド駆動スイッチ、34……バネ手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】製図機におけるヘッド部の分度盤に対し該
    分度盤の外縁より外径方向に一体に突設された薄い円板
    状ブレーキ板と、該ブレーキ板の外縁部を挟持する一対
    のブレーキ部材と、回転によって上記ブレーキ部材を上
    記ブレーキ板を挟持する方向に変位させる回転体と、該
    回転体の外周に巻きつけられているワイヤを駆動するソ
    レノイドと、上記回転した回転体を原位置に復帰させる
    バネ手段とを備えたことを特徴とする製図機におけるヘ
    ッド部のブレーキ装置。
JP1988161567U 1988-12-13 1988-12-13 製図機におけるヘッド部のブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0712072Y2 (ja)

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JPS5920480B2 (ja) * 1979-02-20 1984-05-14 旭精密株式会社 定規設定装置を具備する自在平行定規
JPH0692200B2 (ja) * 1986-08-04 1994-11-16 武藤工業株式会社 自在平行定規のヘツドにおけるブレ−キ装置

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