JPH07122116A - 耐雷型の光ファイバ複合架空地線 - Google Patents

耐雷型の光ファイバ複合架空地線

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JPH07122116A
JPH07122116A JP5286048A JP28604893A JPH07122116A JP H07122116 A JPH07122116 A JP H07122116A JP 5286048 A JP5286048 A JP 5286048A JP 28604893 A JP28604893 A JP 28604893A JP H07122116 A JPH07122116 A JP H07122116A
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宗久 横谷
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祐二 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐雷性能を向上させることと,光ファイバの
熱損傷を防ぐこととを同時に満足させる。 【構成】 光ファイバ複合架空地線1は,パイプ2内に
光ファイバ3を収容した光ファイバユニット4を内蔵
し,光ファイバユニット4の周りに鋼芯5aの周囲をア
ルミ被覆層5bで覆った異形断面素線5を複数本撚り合
わせた構造である。異形断面素線5は,アルミ被覆層5
bの外側面にアルミ突起6を付加している。鋼芯5a部
分の断面積Aの異形断面素線5の断面積Bに対する断面
積比A/Bは80%以上である。断面積比A/Bが80
%のときの異形断面素線5の導電率は18%である。ま
た,アルミ突条6の断面積Cは,異形断面素線5の導電
率が例えば20%となるように設定する。耐熱性に優れ
る鋼芯5a部分の断面積比が大きいので,耐雷性能が向
上する。一方,アルミ突状6が導電率の低下を補うの
で,光ファイバ3の熱損傷を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,耐雷型の光ファイバ
複合架空地線に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼芯の周囲をアルミ被覆層で覆ってなる
架空地線用のアルミ覆鋼線は,融点の高い鋼芯部分の断
面積比が大きいと,雷撃時に溶断しにくいので,耐雷性
能が良好となる。しかし,架空地線の外径を一定にした
場合,鋼芯部分の断面積比が大きいと導電率が小さくな
り,送電線本線からの誘導電流や雷撃電流が流れた際に
大きな発熱が生じ,特に,光ファイバ複合架空地線の場
合には内蔵する光ファイバユニットの温度上昇が著しく
なって光ファイバが熱的損傷を受けるおそれが生じる。
そのため,光ファイバ複合架空地線においては,導電率
が少なくとも20%以上のアルミ覆鋼線を使用してい
る。なお,アルミ覆鋼線の導電率が20%以上であると
いうことは,鋼芯部分の断面積のアルミ覆鋼線全体の断
面積に対する断面積比が75%以下であることに相当す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の導電率が2
0%以上のアルミ覆鋼線は,送電線本線からの誘導電流
や雷撃電流が流れた際にも大きく発熱することがないた
め,光ファイバの熱的損傷のおそれを防止することがで
きる一方,鋼芯部分の断面積のアルミ覆鋼線全体の断面
積に対する断面積比が75%以下と小さくなるため,素
線の機械的引っ張り強さにそれほどの余裕がないととも
に,雷撃時のアークにより素線が容易に溶断し易く,耐
雷信頼性に劣るものであった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,耐雷性能が良好であることと,内蔵する光ファイバ
を熱損傷させないこととを同時に満足させることができ
る新規な光ファイバ複合架空地線を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,光ファイバユニットを内蔵するとともに
鋼芯の周囲をアルミ被覆層で覆ってなる異形断面素線の
複数本により最外層撚線を形成してなる耐雷型の光ファ
イバ複合架空地線であって,前記複数本の異形断面素線
のうちの少なくとも一部の異形断面素線は,前記アルミ
被覆層の外側面にアルミ突条を付加してなるとともに,
前記鋼芯部分の断面積をA,異形断面素線の断面積をB
としたとき, A/B≧0.8 であることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は,光ファイバユニットを
内蔵するとともに鋼芯の周囲をアルミ被覆層で覆ってな
る丸形断面素線の複数本により最外層撚線を形成してな
る耐雷型の光ファイバ複合架空地線であって,前記鋼芯
部分の断面積をA,丸形断面素線の断面積をBとしたと
き, A/B≧0.8 であるとともに,前記複数本の丸形断面素線からなる最
外層撚線の外周にアルミロッドをスパイラル状に巻き付
けたことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は,請求項1の光ファイバ
複合架空地線において,アルミ突条の断面積をCとした
とき,光ファイバユニット部分を除く架空地線部全体に
関して, ΣA/(ΣB+ΣC)≦0.75 となるように前記アルミ突条の断面積Cを設定したこと
を特徴とする。但し,ΣAは光ファイバユニットを除い
た架空地線部全体における鋼芯部分の断面積の和 ΣBは光ファイバユニットを除いた架空地線部全体につ
いての異形断面素線の断面積の和 ΣCは光ファイバユニットを除いた架空地線部全体にお
けるアルミ突条部分の断面積の和
【0008】請求項4の発明は,請求項2の光ファイバ
複合架空地線において,アルミロッドの断面積をCとし
たとき,光ファイバユニット部分を除く架空地線部全体
に関して, ΣA/(ΣB+ΣC)≦0.75 となるように前記アルミロッドの断面積Cを設定したこ
とを特徴とする。但し,ΣAは光ファイバユニットを除
いた架空地線部全体における鋼芯部分の断面積の和 ΣBは光ファイバユニットを除いた架空地線部全体につ
いての丸形断面素線の断面積の和 ΣCは光ファイバユニットを除いた架空地線部全体にお
けるアルミロッドの断面積の和
【0009】
【作用】上記構成において,鋼芯の断面積比が大きいの
で,素線の機械的引っ張り強度は高く,また雷撃時のア
ークによる溶断もしにくく耐雷特性が良好となる。そし
て,鋼芯部分の断面積比が大きいことによる導電率の低
下に対しては,アルミ突条あるいはアルミロッドがその
不足を補い,必要な導電率を確保することとなる。
【0010】また,アルミ突条やアルミロッドが溶損代
になるので,最外層撚線のダメージが少なくなる。
【0011】
【実施例】以下,本発明の実施例を図1〜図3を参照し
て説明する。図1は請求項1の光ファイバ複合架空地線
の横断面を示す。この光ファイバ複合架空地線1は,ア
ルミ等のパイプ2内に光ファイバ3を収容してなる光フ
ァイバユニット4の外周に鋼芯5aの周囲をアルミ被覆
層5bで覆ってなるアルミ覆鋼線からなる異形断面素線
5の複数本を撚り合わせた構造である。各異形断面素線
5は,アルミ被覆層5bの外側面にアルミ突条7を付加
している。各異形断面素線5は,鋼芯5a部分の断面積
をA,アルミ突条6を含めない鋼芯5aとアルミ被覆層
5bからなる異形断面素線5の断面積をBとしたとき, A/B≧0.8 としている。すなわち,鋼芯5a部分の断面積Aの異形
断面素線5の断面積Bに対する断面積比A/Bを80%
以上としている。なお,前記断面積比が80%であると
き,異形断面素線5の導電率は18%である。また,ア
ルミ突条6はアルミ被覆層5bと一体に成形されるが,
このアルミ突条6の断面積Cは,鋼芯5a部分の断面積
Aの異形断面素線5とアルミ突条6とを合わせた断面積
(B+C)に対する断面積比A/(B+C)が75%以
下になるように設定している。すなわち,実施例では,
すべてアルミ突条6を付加した同形状の異形断面素線5
を用いているので, ΣA/(ΣB+ΣC)≦0.75 である。なお,断面積比が75%以下とは,光ファイバ
複合架空地線1における光ファイバユニット4を除いた
部分,すなわち異形断面素線5とアルミ突条6とからな
る架空地線部全体の導電率が20%以上であることに相
当する。なお,図示例ではすべての異形断面素線5にア
ルミ突条6を付加したが,一部の異形断面素線5のみに
アルミ突条6を付加させてもよい。
【0012】図2は請求項2の光ファイバ複合架空地線
の一実施例を示す。この光ファイバ複合架空地線11
は,前記と同様な光ファイバユニット4の外周に複数本
の丸形断面素線15を撚り合わせ,この撚線の外周に図
3にも示すように,アルミロッド16をスパイラル状に
巻き付けた構造である。符号15aは丸形断面素線15
の鋼芯部分,符号15bはアルミ被覆層を示す。この丸
形断面素線15は,前記鋼芯15a部分の断面積をA,
丸形断面素線15の断面積をBとしたとき, A/B≧0.8 としている。すなわち,鋼芯15a部分の断面積Aの丸
形断面素線15の断面積Bに対する断面積比A/Bを8
0%以上としている。なお,断面積比が80%であると
き,丸形断面素線15の導電率は18%である。また,
アルミロッド16の断面積Cは,鋼芯15a部分の断面
積Aの丸形断面素線15とアルミロッド16とを合わせ
た断面積(B+C)に対する断面積比A/(B+C)が
75%以下になるように設定している。すなわち,実施
例では,1本のアルミロッド16を有するので, ΣA/(ΣB+C)≦0.75 である。なお,断面積比が75%とは,光ファイバ複合
架空地線11における光ファイバユニット4を除いた部
分,すなわち丸形断面素線15とアルミロッド16とか
らなる架空地線部全体の導電率が20%以上であること
に相当する。なお,前記アルミロッド16の巻き付け方
向は,これが丸形断面素線15からなる撚線の撚り溝に
落ち込むのを防ぐために,図3に示すように丸形断面素
線15の撚り方向と逆向きにするのがよい。また,アル
ミロッド16は1本に限らず,複数本でもよい。さら
に,丸形断面素線15を図1に示すような異形断面素線
とさせてもよい。
【0013】上記の光ファイバ複合架空地線1または1
1において,鋼芯5a部分または15a部分の断面積A
の異形断面素線5または丸形断面素線15の断面積Bに
対する断面積比A/Bが大きいので,素線5,15はそ
の機械的引っ張り強さが増し,また雷撃時のアークによ
る溶断もしにくくなり,耐雷特性が向上する。また,鋼
芯5aまたは15a部分の断面積比A/Bが大きいこと
による導電率の低下に対しては,アルミ突条6またはア
ルミロッド16がその不足を補い,送電線本線からの誘
導電流や雷撃電流が流れた時の光ファイバ3の熱的損傷
を防止するに必要な導電率20%を確保することとな
る。
【0014】さらに,アルミ突条6またはアルミロッド
16が雷撃時の溶損代になるので,異形断面素線5また
は丸形断面素線15部分のダメージが少なくなり,した
がって,最外層撚線の受けるダメージを極力軽減するこ
とができる。
【0015】なお,鋼芯5aまたは15aの異形断面素
線5または丸形断面素線15に対する断面積比A/B
は,上述のように80%以上であればよいが,例えばこ
れが87%の場合には,複数本の異形断面素線5または
丸形断面素線15の撚り合わせ体である架空地線として
の導電率が14%となり,送電線本線からの誘導電流や
雷撃電流が流れた時の光ファイバ3の熱的損傷を防止す
るに必要な導電率20%に対し,導電率が6%分不足す
ることになるが,この不足分はアルミ突条6あるいはア
ルミロッド16の断面積Cで補われる。
【0016】実施例の光ファイバ複合架空地線1,11
は,光ファイバユニット4の外周に一層の撚線を持つ構
造であるが,複数層の撚線を持つものにも当然適用可能
である。複数層の撚線を持つ場合は,少なくともその最
外層の撚線について,上述した構成を適用する。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば,鋼芯の周囲をアルミ被
覆層で覆ってなる異形または丸形の断面を持つ素線にお
いて,鋼芯部分の断面積比を大きくしたので,素線は機
械的引っ張り強度が向上し,また雷撃時のアークによる
溶断もしにくいものとなり,その耐雷特性が向上するも
のとなった。そして,鋼芯部分の断面積比が大きいこと
による導電率の低下に対しては,アルミ突条あるいはア
ルミロッドでその不足を補うことにより,送電線本線か
らの誘導電流や雷撃電流が流れた際の光ファイバの熱的
損傷を防止するのに必要な導電率を確保することができ
る。このように,耐雷性能の向上と光ファイバを損傷さ
せないこととを同時に満足させることができるものとな
った。
【0018】また,アルミ突条やアルミロッドが溶損代
になるので,雷撃に伴う撚線自体のダメージを極力抑制
することができるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の耐雷型の光ファイバ複合架
空地線を示す横断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の耐雷型の光ファイバ複合
架空地線を示す横断面図である。
【図3】図2の耐雷型の光ファイバ複合架空地線の側面
図である。
【符号の説明】
1,11 光ファイバ複合架空地線 2 パイプ 3 光ファイバ 4 光ファイバユニット 5 異形断面素線 5a 鋼芯 5b アルミ被覆層 6 アルミ突条 15 丸形断面素線 15a 鋼芯 15b アルミ被覆層 16 アルミロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバユニット(4)を内蔵すると
    ともに鋼芯(5a)の周囲をアルミ被覆層(5b)で覆
    ってなる異形断面素線(5)の複数本により最外層撚線
    を形成してなる耐雷型の光ファイバ複合架空地線であっ
    て,前記複数本の異形断面素線(5)のうちの少なくと
    も一部の異形断面素線(5)は,アルミ被覆層(5b)
    の外側面にアルミ突条(6)を付加してなるとともに,
    前記鋼芯(5a)部分の断面積をA,異形断面素線
    (5)の断面積をBとしたとき, A/B≧0.8 であることを特徴とする耐雷型の光ファイバ複合架空地
    線。
  2. 【請求項2】 光ファイバユニット(4)を内蔵すると
    ともに鋼芯(15a)の周囲をアルミ被覆層(15b)
    で覆ってなる丸形断面素線(15)の複数本により最外
    層撚線を形成してなる耐雷型の光ファイバ複合架空地線
    であって,前記鋼芯(15a)部分の断面積をA,丸形
    断面素線(15)の断面積をBとしたとき, A/B≧0.8 であるとともに,前記複数本の丸形断面素線(15)か
    らなる最外層撚線の外周にアルミロッド(16)をスパ
    イラル状に巻き付けてなることを特徴とする耐雷型の光
    ファイバ複合架空地線。
  3. 【請求項3】 前記アルミ突条(6)の断面積をCとし
    たとき,光ファイバユニット(4)部分を除く架空地線
    部全体に関して, ΣA/(ΣB+ΣC)≦0.75 となるように前記アルミ突条(6)の断面積Cを設定し
    てなる請求項1記載の耐雷型の光ファイバ複合架空地
    線。但し,ΣAは光ファイバユニット(4)を除いた架
    空地線部全体における鋼芯(5a)部分の断面積の和 ΣBは光ファイバユニット(4)を除いた架空地線部全
    体についての異形断面素線(5)の断面積の和 ΣCは光ファイバユニット(4)を除いた架空地線部全
    体におけるアルミ突条(6)部分の断面積の和
  4. 【請求項4】 前記アルミロッド(16)の断面積をC
    としたとき,光ファイバユニット(4)部分を除く架空
    地線部全体に関して, ΣA/(ΣB+ΣC)≦0.75 となるように前記アルミロッド(16)の断面積Cを設
    定してなる請求項2記載の耐雷型の光ファイバ複合架空
    地線。但し,ΣAは光ファイバユニット(4)を除いた
    架空地線部全体における鋼芯(15a)部分の断面積の
    和 ΣBは光ファイバユニット(4)を除いた架空地線部全
    体についての丸形断面素線(15)の断面積の和 ΣCは光ファイバユニット(4)を除いた架空地線部全
    体におけるアルミロッド(16)の断面積の和
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CN113470882A (zh) * 2021-07-06 2021-10-01 成都大唐线缆有限公司 一种光电复合通信线缆及制造模具

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