JPH07122683B2 - 光ファイバスターカップラの製造方法 - Google Patents

光ファイバスターカップラの製造方法

Info

Publication number
JPH07122683B2
JPH07122683B2 JP62038741A JP3874187A JPH07122683B2 JP H07122683 B2 JPH07122683 B2 JP H07122683B2 JP 62038741 A JP62038741 A JP 62038741A JP 3874187 A JP3874187 A JP 3874187A JP H07122683 B2 JPH07122683 B2 JP H07122683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
coupler
star coupler
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62038741A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63205616A (ja
Inventor
和憲 千田
至 横浜
壽一 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP62038741A priority Critical patent/JPH07122683B2/ja
Priority to US07/158,256 priority patent/US4869570A/en
Priority to GB8804040A priority patent/GB2204145B/en
Publication of JPS63205616A publication Critical patent/JPS63205616A/ja
Publication of JPH07122683B2 publication Critical patent/JPH07122683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ファイバスターカップラの製造方法に関す
るより詳細には、本発明は、ひとつの伝送路を伝播する
光信号を複数の伝送路、殊に3つ以上の伝送路に分岐し
たり、あるいは複数の伝送路を伝播する光信号を1本の
伝送路に合流したりする光スターカップラの製造方法に
関する。
従来の技術 所謂スターカップラは、ひとつの伝送路を伝播する光信
号を、同時に複数の伝送路へ分岐する機能を有し、光ケ
ーブルを用いた有線TV(CATV)等の光通信システムの構
築には欠かすことのできない光部品である。特に、光フ
ァイバによって形成された光ファイバスターカップラ
は、光伝送線路として極めて広く用いられている光ファ
イバとの結合が容易なので、各種光システムの開発並び
にその敷設において数多く使用される機会がある。
第4図は、従来から知られる一般的な光ファイバスター
カップラの構成を概略的に示す図である。
ここに示された光ファイバ型スターカップラは、入力40
から入射された光信号を、8つの出力51〜58に等しく分
岐することを意図して作製されたものであり、7つの3d
Bカップラ41〜47を結合して構成されている。第4図に
示すように、入力40はカップラ41の入力であり、カップ
ラ41の出力はそれぞれ次段のカップラ42、43に結合点42
a、43aにおいて結合され、カップラ42並びに43の出力
は、更に第3段目のカップラ44、45、46、47の入力に結
合点44a、45a、46a、47aにといて結合されている。カッ
プラ44、45、46、47のそれぞれの出力51〜58がスターカ
ップラとしての出力となっている。尚、このスターカッ
プラに注入された光信号は各カップラにおいて3dBずつ
減衰するので、出力51〜58に現れる光強度は少なくとも
9dB低下している。
発明が解決しようとする問題点 ところで、このスターカップラは、前述のように7つの
光ファイバカップラ41〜47を融着接続によって結合して
構成するので、結合点41a〜47aの各々における接続損失
が発生する。このことは、単にスターカップラにおける
光信号の減衰が増加することのみならず、結合点におけ
る不可避的な接続損失のばらつきにより各出力51〜58の
光出力にもばらつきが生じることを意味する。
また、実際に上述のようなスターカップラを作製する結
合作業には、各カップラ41〜47の前後に各々30cm以上の
余長ファイバ41b〜47bが必要である。スターカップラの
完成後にもこの余長ファイバ41b〜47bは残るので、スタ
ーカップラを用いた装置の小型化を妨げることは言うま
でもなく、更に、余長ファイバ41b〜47bによる結合部42
a〜47aへの荷重のために、結合部近傍で破断が生じ易い
という問題もある。
更に、上述のような従来の光ファイバスターカップラを
作製するためには、予め特性の揃った7つの3dBカップ
ラを作製しておく必要がある。
第5図(a)乃至(c)は、この従来から周く知られて
いる光ファイバカップラの構成並びに製造方法を説明す
る図である。即ち、第5図(a)に示すように、まず保
護被覆を除去してコア84とクラッド85のみとした2本の
光ファイバ81並びに82を平行に密着させて配置する。続
いて、第5図(b)に示すように、光ファイバ81、82の
中央部83aを加熱し、この位置で両者を溶融して一体化
する。更に、光ファイバが軟化状態を保持するように同
じ場所を加熱しながら光ファイバ81、82に張力を付与す
る。すると、前述の溶着部83bにおいて、光ファイバ81
及び82が延伸すると共に、コア84が互いに接近して両者
の間で相互に伝播光が漏洩するようになる。かくして、
溶着・延伸部83bを光混合・分岐部とする、第5図
(c)に示すような、光ファイバカップラが得られる。
第6図は、上述のような光ファイバカップラの作製の行
うための装置として、特願昭59-88168に開示された装置
の構成を概略に示す図である。
この装置は、2本の光ファイバを中央で融着・延伸して
光ファイバカップラを作製するための装置であり、それ
ぞれの光ファイバ91並びに91の所定区間を固定するそれ
ぞれ1対の固定装置93a-93b、94a-94bと、これらによっ
て固定された光ファイバ91、92の中央付近で、光ファイ
バの融着・延伸部の位置決めを行うと同時に光ファイバ
に張力を付与する機能を有する1対の延伸台95a、95bを
備えている。
即ち、固定装置93a-93b、94a-94bは、それぞれ光ファイ
バ91、92を挟持して、後述する延伸台95a、95bによる張
力の付与を可能とする。延伸台95a、95bには、光ファイ
バ91、92が中央部で密着するような間隔で設けられた2
本のピン96a、96bを備えた水平位置調整装置97a、97b
と、水平位置調製装置97a、97bとは直角の方向で光ファ
イバ91、92を挟持して紙面とは直角な方向の位置決めを
行う垂直位置調整装置98a、98bと、光ファイバの仮固定
装置99a、99bとが各々に設けられている。
この装置では、まず所定長x−x間だけ被覆を取り去っ
た2本の光ファイバ91、92を、それぞれ光ファイバ固定
装置93a-93b、94a-94bに比較的弱い張力で固定される。
光ファイバ91、92は更に固定装置93a-93b、94a-94bの中
央付近で延伸台95a、95bによって把持される。即ち、水
平位置調整装置97a、97bによって、延伸台95a、95bの表
面と同じ平面内で相互に密着させられ、更に、垂直位置
調整装置98a、98bによって、光ファイバ91、92に捩じれ
等が生じないように位置決めされる。光ファイバ91、92
がこの位置を保つように仮固定装置99a、99bによって固
定し、この状態で図示していない加熱装置によって光フ
ァイバ91、92の中央部を融着する。続いて、光ファイバ
91、92の軟化状態が維持される程度に加熱を続けなが
ら、延伸台95a、95bが互いに離れるような方向に力を加
え延伸を行う。こうして、第5図(c)に示したような
光ファイバカップラが作製される。
上述のような従来の光ファイバカップラの作製操作は極
めて精密な作業である。即ち、例えば固定あるいは延伸
するために光ファイバに加える力は1本あたり最大でも
数g重程度であり、光ファイバの融着・延伸部分の長さ
も数mm程度である。更に、光ファイバそれぞれの捩じれ
等の要素も光ファイバカップラとしての特性に影響があ
る。この程度の荷重あるいは精度は、装置を構成する各
部材の摩擦あるいはフリクション等によって容易に変化
するレベルのものであり、従って、光ファイバ1本々々
対する種々の調整は極めて微妙である。このような調整
を装置の操作のみで行うことは事実上不可能であり、実
際には作製中の光ファイバの一端から所定の光を注入
し、他端でこれをモニタしながら融着あるいは延伸を行
うことによって、特性の揃った製品を得ていた。
このため、1個のカップラを作製するためには少なくと
も2時間必要であり、更に7つの3dB光カップラを多段
に組立てるための6回の接続作業と結合部の補強に約5
時間を要する。従って、光ファイバスターカップラ全体
の製造には約2日間を要していた。
これらの理由により、現在市販されている光ファイバス
ターカップラは1−8分岐型で、150万〜200万円と極め
て高価であり、このような素子を用いていてはメタルケ
ーブルに取って換わるべき光システムを到底実用的なも
のとすることはできなかった。また、信頼性や特性のバ
ラツキの点でも実用には問題があり、光CATV等の光通信
システム構築上の大きな問題点となっていた。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、特性の点においても、信頼性の点においても、スペ
ースユーティリティにおいても、更に生産性並びにコス
トの点においても遥かに高度な性能を有する新規な光フ
ァイバ型スターカップラの製造方法を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 即ち、本発明に従い、第1段目の光カップラの入力が外
部からの入力であり、該第1段目の光カップラの出力が
それぞれ第2段目の光ファイバカップラの入力であり、
第i段目の光ファイバカップラの出力が第i+1段目の
光ファイバカップラの入力であり、第n−1段目の各光
ファイバカップラの出力が外部への出力であり、全体と
して分岐数が2nであるn−1段の光ファイバスターカッ
プラであって、該光ファイバカップラの各々が、第1の
光ファイバ素線の側部表面に第2の光ファイバの端部近
傍の側部表面を密着して溶融延伸することによって形成
されており、連続する前記光カップラの各々が、連続し
た1本の光ファイバを、前記第1の光ファイバまたは第
2の光ファイバとして共用していることを特徴とする光
ファイバスターカップラが提供される。
また、上述のような光ファイバスターカップラを製造す
る方法として、本発明により、第1段目の光カップラの
入力が外部からの入力であり、該第1段目の光カップラ
の出力がそれぞれ第2段目の光ファイバカップラの入力
であり、第i段目の光ファイバカップラの出力が第i+
1段目の光ファイバカップラの入力であり、第n−1段
目の各光ファイバカップラの出力が外部への出力であ
り、全体として分岐数が2nであるn−1段の光ファイバ
スターカップラを製造する方法であって、第1の光ファ
イバ素線の側部表面の第1位置に第2の光ファイバの端
部近傍の側部表面を密着して固定し、前記第1位置に対
して互いに同じ側で該第1並びに第2の光ファイバ素線
の側部表面の各第2位置に第3並びに第4の光ファイバ
素線の端部近傍の側部表面をそれぞれ密着し、以下、各
光ファイバの側部表面の第n−1位置に密着固定した第
nまでの光ファイバ素線を密着固定し、前記各位置で該
光ファイバ素線の各々を同時に加熱して相互に密着した
光ファイバ素線を融着し、更に、該光ファイバの各々の
軟化状態を維持しながら、該光ファイバ素線の融着部分
を全て同時に延伸することを特徴とする光ファイバスタ
ーカップラの製造方法が提供される。
作用 本発明の製造方法を用いて製造された光ファイバスター
カップラは、基本的に3dB光カップラを多段に結合して
多くの分岐数を実現する点では従来の光ファイバスター
カップラと同様の構成である。しかしながら、本発明に
従う光ファイバスターカップラは、各3dBカップラの間
に光ファイバの結合点が全く存在しない点が大きく異な
っている。
即ち、光ファイバの結合点が存在しないので、局部的な
折損の頻発が回避されると共に、結合点における接続損
失に起因する分岐比のばらつきはあり得ない。また、後
述する本発明による製造方法に従って作製すれば、各3d
B光カップラを結ぶ余長の光ファイバ線路は極限まで短
縮でき、光ファイバスターカップラ全体の寸法を小型化
することができる。
この光ファイバスターカップラからの出力信号は3段の
3dB光ファイバカップラを介するため、本質的な9dBのパ
ワーの低下があるが、それ以外の伝播損失は光ファイバ
自体の挿入損失のみである。光ファイバを用いて融着延
伸法で作製した光ファイバカップラの挿入損失は、ア
イ.ヨコハマ(I.Yokohama)による文献“ファイバー
カップラファブリケーション ウィズ オートマティッ
ク フュージョン−エロンゲーション プロセスイズ
(Fiber Coupler Fabrication with Automatic Fusion-
Elongation Proccesses)(オーエフエス1986年10月8
日(OFS′86,10.8))に詳述されているが、一般に0.1d
B以下である。
更に、具体的には後述するが、本発明による製造方法に
従えば、3dB光ファイバカップラの製造において最も手
間のかかる融着・延伸工程を複数の融着延伸部に対して
一括して行うので、作製に要する時間が大きく短縮され
ると同時に、各溶着延伸部における光学的特性もよく揃
う。
尚、後述する実施例も含めて、ここでは入力信号を均等
なパワーの複数の信号に分岐するスターカップラについ
て述べるが、出力端子によって出力光パワーの異なるよ
うな構成をとることもできる。また、光カップラである
融着・延伸部に波長選択性をもたせることも可能であ
る。
実施例 以下図面を参照して本発明をより具体的に詳述するが、
以下に開示するものは本発明の一実施例に過ぎず、本発
明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
第1図(a)は、本発明に従って作製された光ファイバ
スターカップラの外観を示す斜視図である。
即ち、この光ファイバスターカップラは、1つの入力10
0と8つの出力101〜108を有しており、3dB分岐動作を担
う融着・延伸部111、121、122、131、132、133、134
は、図中に示した座標上でx軸方向、即ち、それぞれ光
ファイバの長手方向に平行に、且つ融着延伸部の中心を
結ぶ線は、y軸方向、即ち、光ファイバの長手方向に直
交する方向となるように配列してある互いに平行に並ん
でいる。
第1図(b)は、第1図(a)に示した光ファイバスタ
ーカップラをy軸方向に展開して示したものであり、光
回路としての構成が判り易くなっている。尚、この図で
は、各融着・延伸部111、121、122、131、132、133、13
4各々の入力をc、出力をa、bとして示している。
第1図(b)に示すように、入力100から入射した光信
号は、第1段目の融着・延伸部111にcから入射し、2
つの分岐してa、bから出力される。続いて、各光信号
は第2段目の融着・延伸部121、122に各々cから入射
し、2つに分岐してそれぞれのa、bから出力される。
更に、この光信号は、第三段目の融着・延伸部131、13
2、133、134に各々cから入射し、それぞれ2つに分岐
して出力101〜108に出力される。
ここで、この光ファイバスターカップラを第4図に示し
た従来の光ファイバスターカップラと比較すると、特に
x方向で分岐回路の全長が略1/3になっており、また、
各融着・延伸部相互の間には余長ファイバが殆どないの
で全体の寸法は極めて小さい。
また、後述する本発明の製造方法に従えば、この光ファ
イバスターカップラにおいては、入力100→融着・延伸
部111(c−d)→融着・延伸部122(c−a)→融着・
延伸部134(c−a)→出力107の光伝送路は、連続した
1本の光ファイバによって形成されており、また同様
に、融着・延伸部111a→融着・延伸部121(c−b)→
融着・延伸部131(c−b)→出力102の光伝送路、融着
・延伸部121a→融着・延伸部132(c−b)→出力104の
伝送路並びに融着・延伸部122b→融着・延伸部133(c
−a)→出力105の光伝送路は、いずれも連続した1本
の光ファイバによって形成されている。換言すれば、各
融着・延伸部111、121、122、131、132、133、134は、
いずれも加工による結合部なしに結合されている。前項
において述べたように、光ファイバ自体の挿入損失は高
くても0.1dB程度であり、従って、上述の光ファイバス
ターカップラ全体の挿入損失は、3段の分岐と光ファイ
バ自身の挿入損失の総和である9.3dB以下である。ま
た、各出力101〜108における光出力パワーも9.2dB±0.1
dBと均一である。
さて、以下に上述のような光ファイバスターカップラの
製造方法を説明する。
第2図(a)乃至(d)は、上述のような光ファイバス
ターカップラを作製するための治具の構成並びにその使
用方法を説明する図である。
この治具は、第2図(a)に示すように、案内部材200
上に載置された1対の延伸台210、220を備えている。延
伸台210,220は、案内部材200に沿って、互いに遠ざかる
ように移動できると共に、ねじ201、202によって、第2
図(a)に示す位置に固定することもできる。また、延
伸台210、220は、各々その上面に8本ずつのピンa〜h
からなる互いに平行なピンの列211、212、221、222を備
えており、後述のように、このピンとピンとの間に光フ
ァイバを挿入することによって光ファイバの水平方向の
位置決めを行うことができる。
本実施例における装置では、各ピンの直径は500μmで
あり、各列においては、ピンの中心距離がそれぞれ630
μmとなるように、すなわちピンとピンの間に130μm
の間隙ができるように直線状に配列した。また、列211
と212あるいは221と222の間にはそれぞれ10mmの間隔を
置き、各ピンa〜hの高さは2mmとした。
尚、これらのピンは、後述するように光ファイバが互い
に平行になるように位置決めて、またズレのないように
上下に重ね合せるためのものである。また、光ファイバ
の折り返し部の曲率に起因した曲げ応力等を緩和するよ
うに配慮すべきである。また、ピンでなくとも、延伸台
上に刻んだ溝に光ファイバを埋め込む構造等も同じよう
に機能する。
続いて、上述の治具の使用方法について説明する。尚、
以下の操作で用いる光ファイバは、少なくとも加工に供
される部分の保護被覆が取り除かれ、コアとクラッドの
みの状態となっている。
まず、例えば第2図(b)に示すように、各列のピンと
ピンとの間に1本ずつ光ファイバが通るように、4本の
光ファイバ301a-b〜304a-bを配列する。続いて、第2図
(c)に示すように、各列のピンとピンとの間にそれぞ
れ第2本目の光ファイバが通るように、更に4本の光フ
ァイバ311a-b〜314a-bを、光ファイバ301a-b〜304a-b上
に密着して配列する。
このときの光ファイバの配列の組み合わせには多くの配
列が考えられるが、配列した4本の光ファイバの端部の
うち、少なくとも1つは完成した光ファイバスターカッ
プラの入力端であり(本実施例では第2図(b)の左側
の光ファイバ301aがこれにあたる)、また少なくとも8
つの出力端(本実施例では第2図(c)の右側の光ファ
イバ301b〜304b並びに311b〜314bがこれにあたる)とな
るので、この点を配慮する必要がある。
即ち、後述するように、ピンの列212と221との間におい
て2段の光ファイバを融着・延伸して光分岐部を形成す
る。従って、第1図(b)に対照すると、第2図(c)
に示すこの区間の光ファイバt〜zは、それぞれ融着・
延伸部131、132、121、111、122、133、134に相当す
る。また、第2図(b)において、延伸台220上でピン
aとbとの間、ピンbとcとの間、ピンfとgとの間、
ピンgとhとの間、をそれぞれ通る光ファイバ304b、30
3b、302b、301bは、第1図(b)に対照すると、それぞ
れ出力102、104、105、107に相当する。更に、第2図
(c)において、光ファイバ304b、303b、302b、301bの
上に配置された光ファイバ311b、312b、313b、314bは、
第1図(b)に対照すると、それぞれ出力101、103、10
6、108に相当している。
また、第2図(c)に示す光ファイバt〜zが形成する
融着・延伸部が有意義に結合するために、各ピン間を通
過する上述の光ファイバは、6ヵ所の折り返し部を形成
している。この実施例では、第1図(b)に示す状態
で、延伸台210上におけるピンb−c間からピンc−d
間に到る光ファイバの折り返し、ピンb−c間からピン
c−d間に到る光ファイバの折り返し、並びに延伸台22
0上でのピンd−e間からピンe−f間に到る光ファイ
バの折り返しがこのうちの3つに相当する。また、第1
図(c)に示す状態で、延伸台210上におけるピンa−
b間からピンc−d間に到る光ファイバの折り返し、ピ
ンe−f間からピンf−g間に到る光ファイバの折り返
し、並びに延伸台220上でのピンc−d間からピンd−
e間に到る光ファイバの折り返しが残りの3つに相当す
る。
尚、第2図(b)並びに(c)に示した光ファイバの折
り返し部の曲率は、光ファイバの曲げによる損失増加あ
るいは破断を防止すると同時に光ファイバのネジレ、タ
ワミ、曲げ等を低減化するため、実際には曲率が10mm以
上となるように余長を与えた。
このように配列された光ファイバ301〜304並びに311〜3
14が、少なくともピンの列211と221の間で曲がらないよ
うに図示していない張力制御装置で0.5g〜50gの範囲の
一定の張力を付与し、更に、この状態を維持するため
に、第2図(d)に示すように、接着剤401、402によっ
て案内部材200上に固定する。また更に、各ピンの列211
と212との間並びに221と222との間に重り213、223をそ
れぞれ載せて、上下に重なった光ファイバを密着させ
る。
第3図は、上述のように配置した光ファイバの融着・延
伸工程を説明する図である。尚、第3図は、実質的に第
2図(d)に示したものと同じものを示しているが、第
2図(d)とは縮尺が異なっている。
まず、光ファイバ301aの端部に発光素子500を配置する
一方、例えば光ファイバ301b並びに314bの端部にも受光
素子501、502をそれぞれ配置する。これらの素子は、後
述する融着・延伸工程において、光ファイバ相互の結合
状態をモニタするためのものである。
続いて、延伸台210と220との間に配置した加熱手段によ
って各光ファイバを加熱溶融する。前述のように、各光
ファイバはこの部分では密着しているので、上下に密着
した各光ファイバは互いに融着する。そこで、加熱量を
調整して光ファイバの軟化状態を維持する一方、ネジ20
1、202を弛めると共に、延伸台210並びに220が案内部材
200に沿って互いに遠ざかるように1g〜10gの牽引力によ
ってこれを移動する。
第2図(b)に示したように、光ファイバ301aと301b
は、1本の連続した光ファイバの両端であり、上述のよ
うな操作の当初は、発光素子500によって光ファイバ301
aに注入した光信号は略全て光ファイバ301bに出力され
る。延伸が進むにつれて光ファイバの融着・延伸部にお
ける光学的な結合が発生し、光ファイバ314bにも光出力
が現れる。従って、受光素子502によって検出される光
ファイバ314bの出力が所望の量に達したら延伸を停止す
る。いうまでもなく、このとき光ファイバt〜zは同時
に同じ条件で融着・延伸される。
こうして、第1図(a)に示したような光ファイバスタ
ーカップラが完成する。尚、この光ファイバスターカッ
プラは、実際には保護容器に収納して実用に供される。
このようにして製造した光ファイバスターカップラの分
岐比を測定した結果、それぞれ8分岐端での損失値は、
9.1±0.05dBの範囲にあり、各融着・延伸部は、均一な
条件であった。
換言すれば、前述した、光の注入による延伸工程のモニ
タは、全ての出力光ファイバについて行わなくてもよい
ことが判明したことになる。
尚、本実施例では、予め保護被覆を除去した光ファイバ
を用いて光ファイバスターカップラを作製したが、保護
被覆の除去は専ら融着・延伸部について行われていれば
よく、治具に固定した後に薬品等によって融着・延伸部
のみ保護被覆を除去してもよい。
また、光ファイバの配列についても、本実施例に限られ
るものではなく、また更に、配置する光ファイバの上下
関係も、折り返し部で任意に変えても差し支えない。
更に、本実施例では、8分岐型の光ファイバスターカッ
プラおよびその製造法について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。即ち、4分岐、16分岐、
32分岐、64分岐、128分岐等の2n分岐の光ファイバスタ
ーカップラは言うに及ばす、更に、その他の任意の分岐
数あるいは任意の分岐比の光ファイバスターカップラも
本発明に従って実現することができる。
発明の効果 以上詳述のように、本発明の製造方法を用いて製造され
た光ファイバスターカップラは、スターカップラを形成
する複数の3dB光カップラを、一切の結合なしに一体に
成形している。従って、従来のスターカップラのような
結合部における折損の頻発が回避されると共に、結合点
における接続損失のばらつきはあり得ない。また、挿入
損失は、3dB光カップラによる本質的な損失と光ファイ
バが自体が有する伝播損失のみである。
また、この光ファイバスターカップラは、作製にあたっ
て3dB光ファイバカップラを結合する必要がないので、
各3dB光カップラを連結する光ファイバを極限まで短縮
することができ、光ファイバスターカップラ全体の寸法
が小型化されている。
更に、この光ファイバスターカップラは、本発明による
製造方法に従えば、3dB光ファイバカップラの製造にお
いて最も手間のかかる融着・延伸工程を複数の融着延伸
部に対して一括して行うので、作製に要する時間が短縮
されると同時に、各溶着延伸部の光学的特性もよく揃
う。
これらの特徴によって、本発明の製造方法を用いて製造
された光ファイバスターカップラは、従来品に比してそ
の製造時間が大きく短縮できる上に、品質・歩留り共に
従来品を上回っており、低価格で高品質な光ファイバス
ターカップラの大量供給を実現する。即ち、光CATV等の
各種光通信技術の分野において、本発明の果たす役割は
計り知れない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、それぞれ本発明の製造方
法を用いて製造された光ファイバスターカップラの外観
並びにその光学的な構造を示す図であり、 第2図(a)乃至(d)は、本発明に従う光ファイバス
ターカップラの製造方法を実施するための器具の構成並
びにその使用方法を示す図であり、 第3図は、本発明に従う方法の延伸工程を説明する図で
あり、 第4図は、従来の光ファイバスターカップラの構造を示
す図であり、 第5図(a)乃至(d)は、従来の光ファイバスターカ
ップラの部材である光ファイバカップラ並びにその製造
方法を示す図であり、 第6図は、第5図(c)に示す光ファイバカップラを製
造するための器具とその使用方法を説明する図である。 〔主な参照番号〕 40……入力 41,42,43,44,45,46,47……3dB光カップラ、41a,42a,43
a,44a,45a,46a,47a,……結合部、41b,42b,43b,44b,45b,
46b,47b,……余長ファイバ、51,52,53,54,55,56,57……
出力、81,82……光ファイバ、84……コア、85……クラ
ッド、91,92……光ファイバ、93a,93b,94a,94b……固定
装置、95a,95b……延伸台、96a,96b……ピン、97a,97b
……水平位置調整装置、98a,98b……垂直位置調整装
置、100……入力、101,102,103,104,105,106,107,108…
…出力、111,121,122,131,132,133,134……融着・延伸
部、200……案内部材、201,202……ねじ、210,220……
延伸台、301a-b,302a-b,303a-b,304a-b,311a-b,312a-b,
313a-b,314a-b,……光ファイバ、500……発光素子、50
1,502……受光素子、600……加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 壽一 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内 (56)参考文献 特開 昭58−88719(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1段目の光カップラの入力が外部からの
    入力であり、該第1段目の光カップラの出力がそれぞれ
    第2段目の光カップラの入力であり、第i段目の光ファ
    イバカップラの出力が第i+1段目の光ファイバカップ
    ラの入力であり、第n−1段目の各光ファイバカップラ
    の出力が外部への出力であり、全体として分岐数が2nで
    あるn−1段の光ファイバスターカップラを製造する方
    法であって、 第1の光ファイバ素線の側部表面の第1位置に第2の光
    ファイバの端部近傍の側部表面を密着して固定し、前記
    第1位置に対して互いに同じ側で該第1並びに第2の光
    ファイバ素線の側部表面の各第2位置に第3並びに第4
    の光ファイバ素線の端部近傍の側部表面をそれぞれ密着
    し、以下、各光ファイバの側部表面の第n−1位置に密
    着固定した第nまでの光ファイバ素線を密着固定し、 前記各位置で該光ファイバ素線の各々を同時に加熱して
    相互に密着した光ファイバ素線を融着し、更に、該光フ
    ァイバの各々の軟化状態を維持しながら、該光ファイバ
    素線の融着部分を全て同時に延伸することを特徴とする
    光ファイバスターカップラの製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1乃至第n−1の位置が同一平面上
    に配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の光ファイバスターカップラの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1乃至第n−1位置の間で、前記光
    ファイバ素線の各々が光の伝播方向を180°反転するよ
    うに屈曲されており、該第1乃至第n−1位置が所定の
    1直線上に配列されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の光ファイバスターカップラの製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記第1乃至第n−1位置の配列された直
    線に対して直角な方向に、互いに遠ざかる方向に移動可
    能な1対の支持手段上に、前記第1乃至第n−1位置の
    前後の光ファイバ素線をそれぞれ固定することを特徴と
    する特許請求の範囲第3項に記載の光ファイバスターカ
    ップラの製造方法。
  5. 【請求項5】前記延伸操作において、前記光ファイバの
    いずれか1本の光ファイバ素線の一端より所定の光信号
    を注入し、該光ファイバの他端並びに該光ファイバと融
    着する光ファイバの同じ側の端にそれぞれ受光素子を配
    置し、該受光素子の検出する光パワーが所定の値となっ
    たときに該延伸工程を終了することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の光ファイバスターカップラの製
    造方法。
JP62038741A 1987-02-21 1987-02-21 光ファイバスターカップラの製造方法 Expired - Lifetime JPH07122683B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62038741A JPH07122683B2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 光ファイバスターカップラの製造方法
US07/158,256 US4869570A (en) 1987-02-21 1988-02-19 Fiber coupler and method and apparatus for manufacturing the same
GB8804040A GB2204145B (en) 1987-02-21 1988-02-22 Fiber coupler and method and apparatus for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62038741A JPH07122683B2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 光ファイバスターカップラの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63205616A JPS63205616A (ja) 1988-08-25
JPH07122683B2 true JPH07122683B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=12533742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62038741A Expired - Lifetime JPH07122683B2 (ja) 1987-02-21 1987-02-21 光ファイバスターカップラの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07122683B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087295B2 (ja) * 1988-07-13 1996-01-29 住友電気工業株式会社 光分岐結合器の製造方法
JPH03220507A (ja) * 1990-01-26 1991-09-27 Seiko Giken:Kk 多分割光分岐合流器
US6301412B1 (en) 1997-06-27 2001-10-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Apparatus and method for making multi-branching optical coupler
JP4852642B2 (ja) 2009-11-18 2012-01-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光インターコネクトによって形成されるシステム、方法、ioコントローラ、メモリユニット、光リンク及びその製造方法(2つのx型カップラーの間にループを形成した冗長化記憶)
JP5236054B2 (ja) * 2011-08-16 2013-07-17 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光リンク及びその製造方法(2つのx型カップラーの間にループを形成した冗長化記憶に利用できるもの)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4556279A (en) * 1981-11-09 1985-12-03 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Passive fiber optic multiplexer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63205616A (ja) 1988-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4330170A (en) Low-loss star couplers for optical fiber systems
US5664037A (en) Multi-neckdown fiber optic coupler
US5408556A (en) 1 X N splitter for single-mode fibers and method of construction
JPH0224607A (ja) 光分岐結合器の製造方法
JPH0782136B2 (ja) 光フアイバカツプラならびにその製造方法および製造装置
EP0780709B1 (en) Broadband coupler
JPS63205616A (ja) 光ファイバスターカップラの製造方法
US6301412B1 (en) Apparatus and method for making multi-branching optical coupler
KR0172629B1 (ko) 다심형 광파이버커플러의 보강구조
JPH06250042A (ja) 広波長域光ファイバ型カプラおよびその製造方法
JP3084375B2 (ja) 広帯域光ファイバカプラ及びその製造方法
JPS63129307A (ja) スタ−カプラ及びその製造法
JP3132187B2 (ja) 光ファイバーカプラ又は光ファイバーカプラを有するファイバ型光導波路の製造装置。
JP2864520B2 (ja) 光カプラの製造方法
JPH01120510A (ja) 光ファイバカップラの製造方法
US6839490B2 (en) Method of making sequential coupler arrangements and resulting devices
KR100207586B1 (ko) 광섬유커플러제조장치
JP2892023B2 (ja) 光ファイバカプラ
JP2947301B2 (ja) 光ファイバ融着形カプラの製造方法およびそれを製造するために使用する器具
JPH01239509A (ja) 光ファイバカップラの製造方法
JPH04258905A (ja) 広帯域型光ファイバーカップラー
JPH08146244A (ja) 広帯域光ファイバカプラおよびその製造方法
JPH03136009A (ja) 光ファイバおよび光ファイバカプラとその製造方法
JPS63118705A (ja) 光フアイバカツプラ製造装置
JPS61102613A (ja) テ−パ状光フアイバ束の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term