JPH07123530A - 電動装置 - Google Patents

電動装置

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JPH07123530A
JPH07123530A JP5259844A JP25984493A JPH07123530A JP H07123530 A JPH07123530 A JP H07123530A JP 5259844 A JP5259844 A JP 5259844A JP 25984493 A JP25984493 A JP 25984493A JP H07123530 A JPH07123530 A JP H07123530A
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JP
Japan
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motor
circuit
speed change
rotation
output
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JP5259844A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kashiwabara
正 柏原
Akira Sakane
晃 坂根
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Nidec Drive Technology Corp
Original Assignee
Shimpo Industrial Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動装置を構成する機械式無段変速機の出力
軸が十分に低速回転するようになって始めて、その回転
方向が切り換わるようにして、負荷への衝撃が殆どない
ソフトスタートを可能にする。 【構成】 変速ハンドル8と変速要素3との間を伝動機
構11を介して連結して、変速ハンドル8を早く操作し
ても付勢手段4によって変速要素3が十分に低速側へ復
帰して機械式無段変速機の出力軸の回転が十分に低速に
なったときに、作動回路Kからの作動信号出力が停止す
るようにし、また、制御回路Pによって、この作動信号
の出力停止に応じて通電回路UからのモータMへの通電
を遮断するようにするとともに、作動回路Kから作動信
号が出力されている途中では選択回路JによるモータM
の回転方向の選択が無効となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動台車や電動コンベ
アなどのような電動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動装置には、図5およ
び図6に示す構成を採用したものがある。
【0003】この電動装置は、正逆転可能なモータ(本
例ではDCモータ)Mと、このモータMの回転を変速す
る機械式無段変速機Tと、モータMを駆動するモータ駆
動回路MD0とを備える。
【0004】この機械式無段変速機Tは、差動遊星機構
として遊星コーンを用いた無段変速方式のもので、図5
に示すように、ハウジングcに取り付けられたモータM
によって駆動される出力軸oの回転を変速する変速リン
グrと、この変速リングrを低速側(図5の右方向)に変位
するように付勢する変速カム機構cmと、変速リングrを
変速カム機構cmの力に抗して高速側(図4の左方向)に変
位させる変速ハンドルhとを含む。そして、出力軸oに負
荷、たとえば電動台車では車輪、電動コンベアではスプ
ロケット等が接続される。
【0005】上記の変速カム機構cmは、変速リングrの
周方向の一箇所にローラpを固定し、このローラpがカム
孔aに係合することで構成されている。また、変速リン
グrに連設されたホルダ部iは、ハウジングcの内外に渡
って張設されたカム反力を受ける制御バネeを介して変
速ハンドルhに連結されている。
【0006】また、変速リングrは、変速ハンドルhが時
計方向に操作されるに応じて高速側(左方向)に強制的に
移動されて、出力軸oの回転が零回転から変速される一
方、出力軸oの回転によってその回転方向と逆方向の反
力を受けつつ、ローラpとカム孔aにより回動が規制され
るために、変速カム機構cmによって常に低速側(右方向)
に自動的に復帰するように付勢される。
【0007】モータ駆動回路MD0は、図6に示すよう
に、バッテリーB、リミットスイッチLS、モータMの
正転または逆転のいずれか一方を選択する選択スイッチ
SW、およびリミットスイッチLSからの作動信号出力
に応じて選択スイッチSWで選択された方向にモータM
を正転または逆転する通電回路Uを備える。
【0008】上記のリミットスイッチLSは、変速ハン
ドルhに近接配置されており、変速ハンドルhが、図示の
状態から時計方向に操作されるとすると、その先端部h1
がリミットスイッチLSに当接してオンとなってモータ
Mが作動される一方、変速ハンドルhから手を離すと、
変速ハンドルhとハウジングcとの間に設けられた復帰バ
ネfにより変速ハンドルhが反時計方向に回動し、その先
端部h1がリミットスイッチLSから離れてオフするよう
になっている。
【0009】また、通電回路Uは、一つのマグネットコ
イルMCFおよびこのマグネットコイルMCFの通電の有
無に応じてオン・オフする一対の接点CF,CFからなる
正転用の電磁接触器と、一つのマグネットコイルMCR
およびこのマグネットコイルMCRの通電の有無に応じ
てオン・オフする一対の接点CR,CRからなる逆転用の
電磁接触器とを有する。そして、各マグネットコイルM
F,MCRが選択スイッチSWに接続されている。
【0010】上記構成において、機械式無段変速機Tの
出力軸oを正転させるには、予め選択スイッチSWを正
転用のマグネットコイルMCFに切り換え接続する。そ
して、変速ハンドルhを時計方向に回すと、変速ハンド
ルhが直ちにリミットスイッチLSに当接してこのスイ
ッチLSがオンし、これに応じて通電回路Uを構成する
正転用のマグネットコイルMCFに電流が流れてこれに
対応する接点CF,CFが共にオンする。その結果、バッ
テリーBからモータMに電力が供給されてモータMが正
転し、これに応じて出力軸oも正転する。また、変速ハ
ンドルhをリミットスイッチLSに当接した状態で操作
して変速リングrを変位させることで出力軸oの回転数が
変化される。
【0011】この状態から、機械式無段変速機Tの出力
軸oを逆転させる場合には、変速ハンドルhを徐々に反時
計方向に回す。すると、変速リングrが、出力軸に係る
負荷に応じて変速カム機構cmによって低速側(右方向)に
移動される。これに伴い、リミットスイッチLSがオフ
になる。すると、その正転用のマグネットコイルMCF
への通電が遮断されるので、これに対応する各接点
F,CFも共にオフし、バッテリーBからモータMへの
電力供給が無くなる。
【0012】そこで、選択スイッチSWを逆転用のマグ
ネットコイルMCR側に切り換え接続した後、再び変速
ハンドルhを時計方向に回すと、これに応じてリミット
スイッチLSがオンするので、逆転用のマグネットコイ
ルMCRに通電され、これに対応する接点CR,CRがオ
ンしてモータMが逆転される。その結果、機械式無段変
速機Tの出力軸oも逆転する。
【0013】なお、これとは反対に、機械式無段変速機
Tの出力軸oを逆転状態から正転状態に切り換える場合
は、変速ハンドルhを徐々に反時計方向に回してリミッ
トスイッチLSをオフにした後、選択スイッチSWを正
転用のマグネットコイルMCF側に切り換えた後、変速
ハンドルhを再び時計方向に回してリミットスイッチL
Sをオンにすればよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6に示し
た従来の電動装置において、機械式無段変速機Tの出力
軸oをたとえば正転から逆転に切り換える場合、上述の
ように、変速ハンドルhを徐々に反時計方向に回してリ
ミットスイッチLSをオフにしてから、選択スイッチS
Wを逆転用に切り換えた後、再度、変速ハンドルhを操
作してリミットスイッチLSをオンにするが、変速ハン
ドルhを反時計方向に回す時間が短い場合には、次の不
都合を生じる。
【0015】すなわち、変速ハンドルhを反時計方向に
回すと、変速リングrは低速側に変位するが、その変位
は機械的な動きであるから瞬時に行われるものではな
く、出力軸oが十分に低速回転する位置まで変位するに
は、ある程度の時間がかかる。
【0016】したがって、上記の変速ハンドルhを反時
計方向に回す時間が短いと、変速リングrが未だ十分に
低速側に復帰していない状態のままで、リミットスイッ
チLSがオフするのでモータMが停止し、出力軸oの回
転も停止することになる。
【0017】そして、変速リングrが十分低速側に復帰
していない状態で選択スイッチSWが逆転用に切り換え
られて、リミットスイッチLSがオンされると、出力軸
oは零回転または零回転の近傍から回転されずに、正転
の場合と同じ回転数でもって急に逆転し、負荷に衝撃が
加わることになる。たとえば、電動台車等では、前進、
後退の切り換え時にショックが発生して、運搬中の荷物
が荷崩れを起こすなどの危険性がある。
【0018】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、機械式無段変速機を備えた電動装置に
おいて、その機械式無段変速機の出力軸が十分に低速回
転するようになって始めて、その回転方向が切り換わる
ようにして、負荷に殆ど衝撃が加わらないソフトスター
トを可能にすることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、正逆転可能なモータと、モータの回転を
変速する機械式無段変速機と、モータを駆動するモータ
駆動回路とを備え、前記機械式無段変速機は、機械的変
位によって出力軸の回転を変速する変速要素と、この変
速要素を低速側に復帰するように付勢する付勢手段と、
前記変速要素を保持する保持手段と、前記変速要素を付
勢手段の力に抗して高速側に変位させる変速操作部と、
変速操作部と保持手段間に介在する弾性手段とを含む一
方、モータ駆動回路は、モータの正転または逆転のいず
れか一方を選択する選択回路と、前記変速操作部の変速
操作に応じてモータの作動信号を出力する作動回路と、
この作動回路からの作動信号出力に応じて前記選択回路
で選択された方向にモータを回転する通電回路とを有し
てなる電動装置において、次の構成を採る。
【0020】すなわち、本発明では、変速操作部の低速
側への変速操作に応じて前記作動回路からの作動信号出
力が停止するとともに変速要素が低速側へ復帰するよう
に、変速操作部と保持手段との間を伝動機構を介して連
結して、付勢手段と作動回路とを互いに連係させる一
方、前記作動回路からの作動信号出力が停止した場合
に、これに応じて通電回路におけるモータへの通電を遮
断し、また、前記作動回路から作動信号が出力されてか
らその出力が停止されるまでの間は、作動信号が出力さ
れた時点で前記選択回路で選択されたモータの正転また
は逆転をそのまま継続させる制御回路を備えた構成とし
た。
【0021】
【作用】上記構成において、モータの回転方向を切り換
えるために、変速操作部の低速側への変速操作を早くし
た場合でも、変速操作部と保持手段との間が伝動機構を
介して連結してあるので、付勢手段によって変速要素が
十分に低速側へ復帰して作動回路からの作動信号出力が
停止し、これに応じて、制御回路が通電回路におけるモ
ータへの通電を遮断する。
【0022】しかも、制御回路は、作動回路から作動信
号が出力されてから、変速要素が十分に低速側に復帰し
て作動信号出力が停止するまでの間は、その途中で選択
回路が操作されてもこの選択を無効とし、最初の作動信
号が出力された時点で選択回路で選択されていたモータ
の正転または逆転をそのまま継続させる。そして、制御
回路は、変速要素が十分に低速側に復帰して作動信号出
力が停止した時点で始めて、選択回路によるモータの正
逆転の選択を有効とするので、従来のように、変速要素
が未だ十分に低速側に復帰していない状態で、モータの
回転方向が切り換わるといった不都合は起こらない。こ
のため、負荷に殆ど衝撃が加わらないソフトスタートが
可能になる。
【0023】
【実施例】実施例1 図1は本発明の実施例1に係る電動装置が備える機械式
無段変速機の一部を切断して示す平面図、図2は同装置
の正面図である。
【0024】図1および図2において、Tは機械式無段
変速機、1はハウジング、2は遊星コーン、3はこの機
械式無段変速機Tの図示しない出力軸の回転を変速する
ための変速要素としての変速リング、4は変速リング3
を低速側(図の左方向)に復帰するように付勢する付勢手
段であって、本例では、ローラ5とカム6とからなる。
そして、従来(図5)の場合と同様に、変速リング3が付
勢手段4に抗して右方向に移動されると、この機械式無
段変速機Tの出力軸が高速回転され、逆に、付勢手段4
によって変速リング3が左方向に移動されると、その出
力軸が低速回転されるようになっている。
【0025】8は変速リング3を付勢手段4の力に抗し
て高速側(図の右方向)に変位させる変速操作部としての
変速ハンドルであって、把持部9とアーム部10とから
なる。
【0026】保持手段12は、ハウジング1内にリング
ホルダ12Aが設けられ、このリングホルダ12Aは、
押圧ボール13を介して変速リング3に当接するととも
に、ハウジング1を内外に貫通して設けられた変速ロッ
ド14に接続ピン15で連結されており、変速ロッド1
4のハウジング1外に位置する一方端には、その軸方向
に沿う前後に一対の鍔部17,18が設けられる。
【0027】そして、変速ハンドル8が保持手段12と
連動するように両者8,12の間が伝動機構11を介し
て連結されている。
【0028】本例での伝動機構11は、次の構成を採
る。すなわち、ハウジング1には操作ケース23が固定
され、この操作ケース23内に支軸24が回動自在に設
けられている。この支軸24は、操作ケース23内の途
中に凹状をしたカム26が固定されるとともに、その先
端側が操作ケース23の外方に突出し、その突出部に上
記変速ハンドル8のアーム部10の一端が固定されてい
る。また、操作ケース23の内外を貫通して操作ロッド
27が図中左右方向に摺動自在に設けられており、この
操作ロッド27の操作ケース23内の一箇所には、係合
ピン28が取り付けられていて上記のカム26と係合し
ている。また、操作ケース23の外方に位置する操作ロ
ッド27の一方端側には、スライドレバー30が固定さ
れるとともに、このスライドレバー30と操作ケース2
3の間に変速ハンドル8から手を離した時、操作ロッド
27が低速側に復帰するように復帰バネ32が嵌め込ま
れている。そして、スライドレバー30の先端部30a
は、変速ロッド14の外周に沿って円弧状に切り欠かれ
て、変速ロッド14の図中左側の鍔部17と係合してい
る。
【0029】保持手段12の変速ロッド14の鍔部18
と、伝動機構11のスライドレバー30の先端部30a
との間には、所定の遊び幅wを確保した状態で付勢手段
4の反力を受ける弾性手段としての制御バネ20が嵌め
込まれている。
【0030】さらに、操作ケース23内のカム26に近
接した位置には、リミットスイッチLSが取り付けられ
ており、このリミットスイッチLSは、変速ハンドル8
の変速操作が行われずにカム26が当接している状態で
オフ、変速ハンドル8の変速操作によってカム26との
当接が外れたときにオンするようになっている。
【0031】図3は、図1および図2に示した機械式無
段変速機Tに使用されるモータおよびそのモータ駆動回
路の詳細を示す構成図である。
【0032】同図において、Mは正逆転可能なモータ
(本例ではDCモータ)、MDはモータ駆動回路、Bはバ
ッテリー、SW0は電源スイッチである。
【0033】JはモータMの正転または逆転のいずれか
一方を選択する選択回路で、選択スイッチSW1と電圧
レベル調整用の抵抗R1とからなり、選択スイッチSW1
は、手動操作されるものであって、オン状態でモータM
の正転が、オフ状態でモータMの逆転がそれぞれ選択さ
れるようになっている。
【0034】Kは変速ハンドル8の変速操作に応じてモ
ータの作動信号を出力する作動回路で、前述の操作ケー
ス23内に配置されるリミットスイッチLSと電圧レベ
ル調整用の抵抗R2とからなる。
【0035】Uは作動回路Kからの作動信号出力に応じ
て選択回路Jで選択された方向にモータMを回転する通
電回路であって、一つのマグネットコイルMCFおよび
このマグネットコイルMCFの通電の有無に応じてオン
・オフする一対の接点CF,CFからなる正転用の電磁接
触器と、一つのマグネットコイルMCRおよびこのマグ
ネットコイルMCRの通電の有無に応じてオン・オフす
る一対の接点CR,CRからなる逆転用の電磁接触器とを
有する。
【0036】また、Pは制御回路であって、この制御回
路Pは、作動回路Kからの作動信号出力が停止した場合
に、これに応じて通電回路UにおけるモータMへの通電
を遮断し、また、作動回路Kから作動信号が出力されて
からその出力が停止されるまでの間は、作動信号が出力
された時点で選択回路Jで選択されたモータMの正転ま
たは逆転をそのまま継続させるものであって、本例で
は、インバータIV、抵抗R3および直流阻止用のコン
デンサC、一対のDフリップフロップDFFF,DF
R、各DフリップフロップDFFF,DFFRに対応し
て設けられたアンドゲートANDF,ANDRからなる。
【0037】そして、電源スイッチSW0がコンデンサ
Cを介して各DフリップフロップDFFF,DFFRのリ
セット端子Rにそれぞれ接続され、選択回路Jが一方の
DフリップフロップDFFFの入力部Dに、また、イン
バータIVを介して他方のDフリップフロップDFFR
の入力部Dにそれぞれ接続されている。さらに、作動回
路Kが各DフリップフロップDFFF,DFFRのクロッ
ク入力部にそれぞれ接続されるとともに、各アンドゲー
トANDF,ANDRの一方の入力部にそれぞれ接続され
ている。また、各アンドゲートANDF,ANDRの他方
の入力部は、各DフリップフロップDFFF,DFFR
出力部Qに個別に接続され、さらに、アンドゲートAN
F,ANDRの出力部は、通電回路Uを構成する正転用
と逆転用の各マグネットコイルMCF,MCRに個別に接
続されている。
【0038】次に、上記構成の電動装置について、機械
式無段変速機Tの出力軸の回転方向を切り換える場合の
各部の動作について説明する。
【0039】(1) モータMをたとえば正転させる場合
には、電源スイッチSW0をオンにした後、選択回路J
の選択スイッチSW1をオンにする。電源スイッチSW0
のオンに応じた電圧変動波形がコンデンサCを介してD
フリップフロップDFFF,DFFRのリセット部に加わ
るために、各DフリップフロップDFFF,DFFRがリ
セットされる。また、選択スイッチSW1のオンによ
り、ハイレベルの信号が一方のDフリップフロップDF
Fに、また、インバータIVでこれが反転されたロー
レベルの信号が他方のDFFRに加わる。一方、変速ハ
ンドル8を操作していない状態では、カム26がリミッ
トスイッチLSに当接しているので、このリミットスイ
ッチLSは未だオフの状態となっている。
【0040】この状態から、変速ハンドル8を図2の反
時計方向に回すと、これに応じてカム26が係合ピン2
8を右方向に押すので、操作ロッド27が復帰バネ32
に抗して右方向に移動する。すると、これに応じてスラ
イドレバー30も右方向に移動するが、制御バネ20と
の間には遊び幅Wがあるので、スライドレバー30が制
御バネ20と当接する前に、カム26がリミットスイッ
チLSから離れてこのスイッチLSがオンとなる。この
リミットスイッチLSのオンにより、ハイレベルの信号
が各DフリップフロップDFFF,DFFRのクロック端
子に加わるので、一方のDフリップフロップDFFF
出力がハイレベルに、他方のDフリップフロップDFF
Rの出力がローレベルになるとともに、ハイレベルの信
号が各アンドゲートANDF,ANDRの一方の入力部に
加わるので、両アンドゲートANDF,ANDRのゲート
が共に開く。
【0041】これにより、正転側のマグネットコイルM
Fにのみ電流が流れて、その接点CFがオンし、モータ
Mに通電されて正転駆動される。このとき、変速リング
3は未だ図1の左方端に位置しているから、機械式無段
変速機Tの出力軸は、十分に低速度から回転し始める。
【0042】(2) 引き続いて、変速ハンドル8を図2
の反時計方向に回すと、これに応じてカム26がさらに
係合ピン28を右方向に押すので、操作ロッド27がス
ライドレバー30とともに右方向に移動して、スライド
レバー30が制御バネ20を押すので、これに応じて変
速ロッド14が右方向に移動する。この変速ロッド14
の移動に伴い、リングホルダ12Aが付勢手段4の力に
抗して変速リング3を押すため、変速リング3が高速側
(右方向)に移動される結果、この機械式無段変速機Tの
出力軸の回転が次第に速くなる。
【0043】そして、変速ハンドル8を、カム26がリ
ミットスイッチLSから離間しかつスライドレバー30
が制御バネ20を押圧する状態の下で操作することによ
り、これに応じて変速リング3が遊星コーン3に対して
出力軸にかかる負荷変動に応じて左右に移動するため、
機械式無段変速機Tの出力軸の回転が任意に変速され
る。
【0044】(3) 次に、機械式無段変速機Tの出力軸
を逆転させる場合には、まず、変速ハンドル8から手を
離すなどして変速操作を中止する。
【0045】すると、変速リング3が付勢手段4によっ
て低速側(左方向)に次第に移動されて機械式無段変速機
Tの出力軸が漸次低速になるとともに、リングホルダ1
2Aも左方向に移動されて、変速ロッド14も左方向に
移動し、さらに、復帰バネ32により操作ロッド27が
スライドレバー30とともに左方向に移動する。その結
果、カム26は、係合ピン28に押されて時計方向に回
動する。また、変速ハンドル8を時計方向に早く回動さ
せた場合は、操作ロッド27がスライドレバー30と共
に左方向に移動するので、変速ロッド14とリングホル
ダ12Aも移動し、付勢手段4によって変速リング3も
低速側に遅れなく移動する。
【0046】ここで、カム26がリミットスイッチLS
から離れていて未だに当接状態に復帰していない状態で
は、リミットスイッチLSはオンのままで電圧レベルの
変化がないから、その間に、選択回路Jの選択スイッチ
SW1をオフにして、モータMを逆回転させようとして
も、各DフリップフロップDFFF,DFFRの出力はい
ずれも変化せず、正転側のマグネットコイルMCFにの
み電流が流れ続けるため、モータMの正転が継続され
る。つまり、モータMへの通電が継続されている途中で
選択スイッチSW1でモータMの正逆転が選択されて
も、その選択は無効となる。
【0047】そして、カム26が時計方向に回動してリ
ミットスイッチLSに当接すると、リミットスイッチL
Sがオフになる。すると、各アンドゲートANDF,A
NDRが共に閉じられて通電回路Uの各マグネットコイ
ルMCF,MCRに電流が流れなくなり、モータMへの通
電が停止される。しかも、リングホルダ12Aと変速ハ
ンドル8とは伝動機構11によって互いに連係されてい
るから、カム26がリミットスイッチLSに当接する状
態までに回動復帰したときには、既に変速リング3も低
速側(左方向)に十分移動していて、機械式無段変速機T
の出力軸の回転は極めて低速(または停止)の状態になっ
ている。
【0048】(4) 次に、選択回路Jの選択スイッチS
1をオフにしてモータMの逆転を選択した後、変速ハ
ンドル8を図2において再び反時計方向に回すと、リミ
ットスイッチLSが再度オンになる。選択スイッチSW
1のオフにより、これ伴うローレベルの信号がインバー
タIVでレベル反転されて他方のDフリップフロップD
FFRの入力部に加わっているから、リミットスイッチ
LSがオンされた時点で他方のDフリップフロップDF
Rの出力のみがハイレベルとなり、他方のアンドゲー
トANDRに接続されている逆転側のマグネットコイル
MCRにのみ電流が流れて、その接点CR,CRがオン
し、モータMに通電されて逆転駆動される。このとき、
変速リング3は未だ低速側(図1の左方端)に位置してい
るから、機械式無段変速機Tの出力軸は、零回転ないし
低速度から回転し始める。このため、逆転時の衝撃は殆
ど無く、ソフトスタートができることになる。
【0049】上記の説明と反対に、機械式無段変速機T
の出力軸を逆転状態から正転状態に切り換える場合も、
同様な動作となるため説明を省略する。
【0050】実施例2 実施例1においては、機械式無段変速機Tの変速リング
3がリミットスイッチLSに当接する位置まで変位する
ことにより、出力軸が極めて低速回転(あるいは停止)し
た状態(上記(3)の状態)になったときに始めて、モータ
Mの回転方向の切り換えが可能となるようにしたが、こ
の状態では、通電回路Uは遮断されていてモータMへの
電力供給はない。しかし、モータM自身は慣性力でその
まま回転を継続している。このときは、モータM自身が
発電機として作用して回生電力が発生する。この回生電
力が発生しているときに、通電回路Uが作用した場合に
は、電磁接触器の接点CF,CRに大きな負荷がかかり、
寿命低下につながるおそれがある。
【0051】そこで、この実施例2では、機械式無段変
速機Tの出力軸が極めて低速回転(あるいは停止)した状
態になるだけでなく、モータMの回転も極めて低速回転
(あるいは停止)した状態になって始めてモータMの回転
方向が切り換わるようにしたものである。
【0052】そのため、この実施例2では、図4に示す
ように、実施例1のモータ駆動回路MDの構成に対し
て、モータMの非通電状態における回生電力を消費させ
る制動回路Wと、モータ状態判別回路Eとをさらに付加
している。
【0053】上記の制動回路Wは、リレーの接点CX
抵抗RBとの直列回路をモータMに接続し、また、リレ
ーのコイルXをモータ状態判別回路Eに接続することに
より構成される。
【0054】また、モータ状態判別回路Eは、選択回路
JによるモータMの回転方向の切り換えの有無、およ
び、通電回路UにおけるモータMの通電の有無を判別
し、モータMの回転方向の切り換えが有り、かつ、モー
タMが非通電状態の場合にのみ制動回路Wを動作させる
ものであって、具体的には次の構成を採る。
【0055】すなわち、このモータ状態判別回路Eは、
比較回路N、オアゲートOR、ノアゲートNOR、フリ
ップフロップDFFE、排他的オアゲートXOR、第1
アンドゲートAND1、ナンドゲートNAND、第2,
第3アンドゲートAND2,AND3、およびインバータ
IVEを組み合わて構成されている。
【0056】比較回路Nは、モータMの両端電圧を検出
して、この電圧が予め設定されている基準電圧以下にな
った場合にのみ、モータMが実質的に停止したものとみ
なしてローレベルの信号を出力するものである。フリッ
プフロップDFFEは、モータMの起動時における正/
逆転状態を知るためにデータをラッチしておくためのも
のであり、また、排他的オアゲートXORは、選択スイ
ッチSW1がオンからオフあるいはオフからオンに切り
換えられた場合にのみハイレベルの信号を出力するよう
になっている。さらに、第2,第3アンドゲートAND
2,AND3とインバータIVEとは、制動回路Wを動作
させるコイルXが動作している状態では、通電回路Uの
マグネットコイルMCF,MCRを動作させないようにす
るためのものである。
【0057】いま、モータMが正転している場合(実施
例1で説明した(1)の状態)、選択スイッチSW1はオン
状態にあり、また、制御回路Pの一方のフリップフロッ
プDFFFの出力Qはハイレベル、他方のフリップフロ
ップDFFRはローレベルに保持されている。したがっ
て、ノアゲートNORの出力はローレベルとなるため、
これに伴ってナンドゲートNANDの出力はハイレベル
となり、第2,第3アンドゲートAND2,AND3のゲ
ートが共に開かれる一方、インバータIVEの出力はロ
ーレベルとなる。このため、制御回路Pの一方のフリッ
プフロップDFFFからのハイレベルの出力は、第2ア
ンドゲートAND2を介して正転用のマグネットコイル
MCFに加わり、このマグネットコイルMCFに電流が流
れてモータMは通電状態にある。
【0058】しかも、選択スイッチSW1がモータMの
正転のためにオンされているときに、一方のフリップフ
ロップDFFFからハイレベルの信号が出力されたとき
に、フリップフロップDFFEの出力がハイレベルとな
っている。
【0059】この状態から、機械式無段変速機Tの出力
軸を逆転させる場合には、変速ハンドル8から手を離し
てから、モータMの逆転のために選択スイッチSW1
オフにする。選択スイッチSW1が逆転のためにオフに
なると、排他的オアゲートXORの出力がハイレベルと
なる。そして、このハイレベルの信号が第1アンドゲー
トAND1の一方の入力部に加わる。このとき、未だモ
ータMは通電状態にあるので、その両端電圧は、予め比
較回路Nにおいて設定されている基準電圧以上となって
いる。したがって、比較回路Nからはハイレベルの信号
が出力されており、これが第1アンドゲートAND1
他方の入力部に加わっている。このため、第1アンドゲ
ートAND1からはハイレベルの信号が出力され、この
信号がナンドゲートNANDに加わる。
【0060】ここで、変速ハンドル8から手を離すこと
で、変速リング3が低速側に変位してリミットスイッチ
LSに当接してこのリミットスイッチLSがオフになる
と(実施例1で説明した(3)の状態)、制御回路Pの各フ
リップフロップDFFF,DFFRの出力が共にローレベ
ルとなる。これにより、モータ状態判別回路Eの第2,
第3アンドゲートAND2,AND3の出力も共にローレ
ベルとなって、各マグネットコイルMCF,MCRへ電流
が流れなくなり、モータMへの通電が遮断される。しか
し、モータM自身は回転しているので、モータMからは
回生電力が発生する。この回生電力により、モータMの
両端電圧は、比較回路Nに設定されている基準電圧以上
となっており、このため、比較回路Nからは依然として
ハイレベルの信号が出力され、したがって、ナンドゲー
トNANDの一方の入力部にはハイレベルの信号が入力
されている。
【0061】しかも、制御回路Pの各フリップフロップ
DFFF,DFFRの出力が共にローレベルとなると、ノ
アゲートNORの出力がハイレベルとなり、これがナン
ドゲートNANDの他方の入力部に加わるので、このと
き始めてナンドゲートNANDの出力がローレベルとな
る。これにより、第2,第3アンドゲートAND2,A
ND3のゲートが閉じられる一方、インバータIVEの出
力がハイレベルとなってこれに接続された制動回路Wの
コイルXに電流が流れる。その結果、制動回路Wの接点
Xがオンになる。
【0062】すると、モータMが回転するために生じる
回生電力は、制動回路Wを構成する抵抗RBによって消
費され、モータMは短時間の内に低速回転(あるいは停
止)状態になる。すると、モータMの両端電圧は、比較
回路Nに予め設定されている基準電圧以下となるので、
比較回路Nの出力はローレベルに反転する。これに伴
い、第1アンドゲートAND1の出力がローレベル、し
たがって、ナンドゲートNANDの出力はハイレベルと
なり、第2,第3アンドゲートAND2,AND3が開か
れる一方、インバータIVEの出力がローレベルとなっ
て、制動回路Wの動作が停止される。
【0063】そこで、変速ハンドル8を操作してリミッ
トスイッチLSを再びオンにすると(実施例1で説明し
た(4)の状態)、制御回路Pの他方のフリップフロップ
DFFRの出力がハイレベルとなり、これがモータ状態
判別回路Eの第3アンドゲートAND3を通過するた
め、逆転用のマグネットコイルMCRに電流が流れ、モ
ータMは逆転するようになる。
【0064】モータMが逆転を開始するときは、既にモ
ータMは極めて低速回転(または停止)しているので、回
生電力は生じておらず、したがって、通電回路Uの電磁
接触器の接点MCF,MCRに大きな負荷がかかることも
ない。
【0065】なお、これとは反対に、機械式無段変速機
Tの出力軸を逆転状態から正転状態に切り換える場合
も、モータ状態判別回路Eの基本的動作は同様であるか
ら、説明は省略する。
【0066】変速操作は変速ハンドル8による手動操作
の他、小形モータにより支軸24を回動させる電動操作
とすることもできる。
【0067】また、機械式無段変速機Tの出力軸にかか
る負荷が小さく、リング3が付勢手段4により低速側へ
移動しないことが考えられる場合は、リング3をはさん
で押圧ボール13と反対側のリングホルダ12Aにホル
ダ部を設けても良い。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、変速操作部が低速側へ
早く変速操作されても、変速操作部と保持手段との間に
伝動機構が連結されているので、保持手段および変速要
素も従来技術の様に遅れることなく低速側へ移動し、電
動装置を構成する機械式無段変速機の出力軸が十分に低
速回転するようになって始めて、その回転方向を切り換
えることができるので、負荷への衝撃が殆どないソフト
スタートが可能になる。
【0069】特に、実施例2に示した構成においては、
機械式無段変速機の出力軸のみならず、モータ自身も低
速回転(または停止)状態にあるときのみその回転が切り
換わるので、モータの通電回路を構成するスイッチに余
分な負荷がかからなくなり、スイッチの寿命を延ばすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電動装置の機械式無段
変速機の一部切断平面図である。
【図2】図1の電動装置の機械式無段変速機の一部切断
正面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る電動装置のモータ駆動
回路の構成図である。
【図4】本発明の実施例2に係る電動装置のモータ駆動
回路の構成図である。
【図5】従来例に係る電動装置の機械式無段変速機の一
部切欠側面図である。
【図6】従来例に係る電動装置のモータ駆動回路の構成
図である。
【符号の説明】
M…モータ、T…機械式無段変速機、MD…モータ駆動
回路、3…変速要素(変速リング)、4…付勢手段、8…
変速操作部(変速ハンドル)、11…伝動機構、J…選択
回路、K…作動回路、LS…リミットスイッチ、U…通
電回路、P…制御回路、W…制動回路、E…モータ状態
判別回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆転可能なモータと、モータの回転を
    変速する機械式無段変速機と、モータを駆動するモータ
    駆動回路とを備え、 前記機械式無段変速機は、機械的変位によって出力軸の
    回転を変速する変速要素と、この変速要素を低速側に復
    帰するように付勢する付勢手段と、前記変速要素を保持
    する保持手段と、前記変速要素を付勢手段の力に抗して
    高速側に変位させる変速操作部と、変速操作部と保持手
    段間に介在する弾性手段とを含む一方、 前記モータ駆動回路は、モータの正転または逆転のいず
    れか一方を選択する選択回路と、前記変速操作部の変速
    操作に応じてモータの作動信号を出力する作動回路と、
    この作動回路からの作動信号出力に応じて前記選択回路
    で選択された方向にモータを回転する通電回路とを有し
    てなる電動装置において、 前記変速操作部の低速側への変速操作に応じて前記作動
    回路からの作動信号出力が停止するとともに変速要素が
    低速側へ復帰するように、変速操作部と保持手段との間
    を伝動機構を介して連結して、前記付勢手段と作動回路
    とを互いに連係させる一方、 前記作動回路からの作動信号出力が停止した場合に、こ
    れに応じて通電回路におけるモータへの通電を遮断し、
    また、前記作動回路から作動信号が出力されてからその
    出力が停止されるまでの間は、作動信号が出力された時
    点で前記選択回路で選択されたモータの正転または逆転
    をそのまま継続させる制御回路を備えることを特徴とす
    る電動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動装置において、 モータの非通電状態において生じる回生電力を消費させ
    る制動回路と、 前記選択回路によるモータの回転方向切換の有無、およ
    び通電回路におけるモータの通電の有無を判別し、モー
    タの回転方向の切り換えが有り、かつ、モータが非通電
    状態の場合にのみ前記制動回路を動作させるモータ状態
    判別回路と、 を設けたことを特徴とする電動装置。
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