JPH07126983A - ホスホリル化合物、ポリエステル系合成繊維構造物用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法 - Google Patents

ホスホリル化合物、ポリエステル系合成繊維構造物用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法

Info

Publication number
JPH07126983A
JPH07126983A JP26565393A JP26565393A JPH07126983A JP H07126983 A JPH07126983 A JP H07126983A JP 26565393 A JP26565393 A JP 26565393A JP 26565393 A JP26565393 A JP 26565393A JP H07126983 A JPH07126983 A JP H07126983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
polyester
synthetic fiber
flame
fiber structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26565393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3308679B2 (ja
Inventor
Hajime Saito
一 斎藤
Hirotomo Banto
博友 番戸
Junji Sano
準治 佐野
Kunio Ichihashi
邦夫 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
Kanebo Ltd
Original Assignee
NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIKKA CHEM CO Ltd, Nikka Chemical Industry Co Ltd, Kanebo Ltd filed Critical NIKKA CHEM CO Ltd
Priority to JP26565393A priority Critical patent/JP3308679B2/ja
Publication of JPH07126983A publication Critical patent/JPH07126983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308679B2 publication Critical patent/JP3308679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ポリエステル系合成繊維構造物に対してハロ
ゲン系化合物を用いずに十分に耐久性のある難燃性を容
易に付与できるようにする。 【構成】 ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構造物
に一般式1〜6で表されるホスホリル化合物を少なくと
も一種含む難燃性化合物を付与した。 (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は炭素数が2〜6迄の
アルキレン基を示す。R6 ,R8 は炭素数が1〜12迄
のアルキル基又はアリール基を示し、R5 ,R7 は炭素
数が1〜15迄のアルキル基又はアリール基を示す。
a,b,c,dは0又は1の整数を示す。nは1〜6迄
の整数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリエステル系合成
繊維よりなる繊維構造物に難燃性を付与するポリエステ
ル系合成繊維構造物の難燃加工法に係り、特に、ポリエ
ステル系合成繊維よりなる繊維構造物に、耐洗濯性や耐
ドライクリーニング性等の耐久性に優れた難燃性を付与
するポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構
造物は、種々の優れた物理的及び化学的性質を有してい
るが、一般に燃焼し易いという欠点を有しており、この
ため、従来よりこのようなポリエステル系合成繊維構造
物に後加工処理を施して難燃性を付与することが行われ
ていた。
【0003】そして、上記のようにポリエステル系合成
繊維構造物に後加工処理によって難燃性を付与するにあ
たり、従来においては、難燃性を付与する難燃性化合物
としてハロゲン系化合物を用い、このハロゲン系化合物
を後加工処理によりポリエステル系合成繊維構造物に付
与するようにしていた。
【0004】ここで、上記のハロゲン系化合物として
は、特に臭素又は塩素系化合物が有効であることが知ら
れており、このようなハロゲン系化合物を後加工処理に
よりポリエステル系合成繊維構造物に付与するにあたっ
ては、一般にハロゲン化シクロアルカン系化合物、より
具体的には、ヘキサブロモシクロドデカン等のハロゲン
系化合物を溶剤に溶解させ、或は分散剤等を使用して水
中に乳化分散させ、さらに必要に応じて他の添加剤を加
えて処理液を調製し、この処理液を上記のポリエステル
系合成繊維構造物に塗布,浸漬,噴霧等の方法によって
付与するようにしていた。
【0005】しかし、このようにポリエステル系合成繊
維構造物にハロゲン系化合物を付与して難燃性を持たせ
るようにした場合、このポリエステル系合成繊維構造物
が燃焼した際に有害なハロゲン化ガスが発生し、これが
自然環境に悪影響を及ぼす等の問題があり、このため、
近年においては、このようなハロゲン系化合物の使用が
規制されるようになってきた。
【0006】そこで、従来においても、上記のようなハ
ロゲン系化合物に代わる難燃性化合物として、リン酸エ
ステル系等のリン系化合物を用いてポリエステル系合成
繊維構造物に難燃性を付与することが行われていた。
【0007】ここで、従来において、難燃性化合物とし
て一般に使用されているリン系化合物は、化合物中にお
けるリンの含有率が低く、またその分子量が一般に20
0〜400と低く、ポリエステル系合成繊維の引火点以
下で分解したり揮発したりするため、上記のハロゲン系
化合物に比べて、ポリエステル系合成繊維構造物に対し
十分な難燃性を付与することができず、このようなリン
系化合物によってポリエステル系合成繊維構造物に良好
な難燃性を付与するには、リン系化合物を大量に付与し
なければならなかった。
【0008】しかし、このようにリン系化合物を大量に
付与する場合、その処理時にトラブルが発生し易く、ま
たリン系化合物が大量に付与されることによって、ポリ
エステル系合成繊維構造物における風合いが低下すると
いう問題があった。
【0009】更に、このようなリン系化合物をポリエス
テル系合成繊維構造物に付与した場合、時間が経つに連
れて次第にこのリン系化合物がポリエステル系合成繊維
構造物の表面に移行し、その際、このポリエステル系合
成繊維構造物を染色していた分散染料等もこのリン系化
合物に溶解した状態で一緒に移行し、いわゆる表面ブリ
ードが生じて染色堅牢度が低下するという問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ポリエス
テル系合成繊維よりなる繊維構造物に後加工処理を施し
て難燃性を付与する場合における、上記のような様々な
問題を解決することを課題とするものである。
【0011】すなわち、この発明においては、上記のよ
うにポリエステル系合成繊維構造物に後加工処理によっ
て難燃性を付与するにあたり、ハロゲン系化合物を使用
しなくとも、ポリエステル系合成繊維構造物に対して十
分に耐久性のある難燃性を容易に付与できるようにする
と共に、難燃性の付与によってポリエステル系合成繊維
構造物の風合いが低下するということもないポリエステ
ル系合成繊維構造物の難燃加工法を提供することを課題
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、ポリエステル系合成繊
維よりなる繊維構造物に、下記の化2に示した一般式
(1)〜(6)で表されるホスホリル化合物を少なくと
も一種含む難燃性化合物を付与するようにしたのであ
る。
【0013】
【化2】 [但し、上記の一般式(1)〜(6)中において、R
1 ,R2 ,R3 ,R4 は炭素数が2〜6迄のアルキレン
基を示し、直鎖又は分岐していてもよい。R5 ,R6
7 ,R8 は炭素数が1〜12迄のアルキル基又はアリ
ール基を示し、これらは種類が異なっていても、同一で
あってもよい。a,b,c,dは0又は1の整数を示
し、これらは同一であっても異なっていてもよい。nは
1〜6迄の整数を示す。]
【0014】ここで、上記のポリエステル系合成繊維と
しては、例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリブ
チレンテレフタレート,ポリオキシエトキシベンゾエー
ト,ポリエチレンナフタレート,シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート及びこれらのポリエステルに、付加
成分として、イソフタル酸,アジピン酸,スルホイソフ
タル酸のようなジカルボン酸成分、プロピレングリコー
ル,ブチレングリコール,シクロヘキサンジメタノー
ル,ジエチレングリコールのようなジオール成分を共重
合させたもの等を使用することができる。
【0015】また、上記のようなポリエステル系合成繊
維で構成される繊維構造物は、糸,織物,編物,不織布
等のいずれの形態のものであってもよい。
【0016】一方、難燃性化合物として使用する上記の
一般式(1)〜(6)で示されるホスホリル化合物は、
オキシ塩化リンや二塩化フェニルホスホン酸等のホスホ
リル化合物と、下記の化3に示されるフタル酸エステル
系化合物と、アルキルアルコール又はフェノール類等と
を反応させて得ることができ、通常、その分子量が50
0〜2500で、上記のポリエステル系合成繊維に類似
した構造を有する成分からなっている。
【0017】
【化3】
【0018】そして、上記のホスホリル化合物をポリエ
ステル系合成繊維構造物に付与するにあたっては、一般
に、上記のホスホリル化合物を水中に分散させた分散液
を調製し、100℃以上の温度の熱処理条件でパット−
ドライ−スチーム方式,パッド−スチーム方式,パッド
−ドライ−キュア方式等により上記の分散液をポリエス
テル系合成繊維構造物に付与させ、或は液流染色機,ビ
ーム染色機,チーズ染色機等のパッケージ染色機を用
い、加熱温度100℃以上で浸漬加熱方式により上記の
分散液をポリエステル系合成繊維構造物に付与させるよ
うにする。なお、このように浸漬加熱方式によってポリ
エステル系合成繊維構造物に分散液を付与するにあたっ
ては、ポリエステル系合繊維構造物を染色する前,染色
と同時,染色した後の何れの時期に行ってもよいが、染
色と同時に行うと、作業工数が少なくなって、作業効率
がよくなる。
【0019】また、上記のホスホリル化合物を水中に分
散させて分散液を調製するにあたっては、必要に応じ
て、分散剤や安定化剤を使用することができる。
【0020】ここで、分散剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレングリコール,ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックポリマー等のポリオキシアルキレ
ングリコール類とその脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレンペンタエリスリットエーテル,ポリオキシエチレ
ンソルビットエーテル等の多価アルコールエーテル類と
その脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル,ポリオキシエチレンスチレン化フェニ
ルエーテル,ポリオキシエチレンスチレン化アルキルフ
ェニルエーテル等のポリオキシアルキレンエーテル誘導
体とその脂肪酸エステルまたは硫酸エステル化物、芳香
族スルホン酸またはそのホルムアルデヒド縮合生成物な
どを使用することができる。なお、ここで述べた脂肪酸
は、通常炭素数が12〜18の不飽和または飽和脂肪酸
である。
【0021】また、安定化剤としては、例えば、ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、でんぷん糊等を使用することができる。
【0022】なお、上記のようにして前記のホスホリル
化合物をポリエステル系合成繊維構造物に付与する場
合、このホスホリル化合物の量がポリエステル系合成繊
維構造物に対して1重量%未満であると、ポリエステル
系合成繊維構造物に十分な難燃性を付与することができ
ない一方、その量が10重量%以上であってもポリエス
テル系合成繊維構造物に対する難燃性の効果はあまり変
化せず、逆にポリエステル系合成繊維構造物における風
合いが損なわれて硬くなるため、好ましくは、ポリエス
テル系合成繊維構造物に対して上記のホスホリル化合物
を1〜10重量%の範囲で付与させるようにする。
【0023】
【作用】この発明においては、ポリエステル系合成繊維
よりなる繊維構造物に難燃性を付与するにあたり、この
ポリエステル系合成繊維構造物に前記の一般式(1)〜
(6)で示されるホスホリル化合物を少なくとも一種含
む難燃性化合物を付与するようにしたため、従来のリン
系化合物を用いた場合のように、ポリエステル系合成繊
維の引火点である345〜400℃において、上記の難
燃性化合物が分解したり、揮発したりするということが
なく、従来のハロゲン系化合物を用いた場合と同様の高
い難燃効果が付与されると共に、ハロゲン系化合物を用
いた場合のように、このポリエステル系合成繊維構造物
が燃焼した際に有害なガスが発生するということもな
い。
【0024】また、ポリエステル系合成繊維構造物に付
与された上記のホスホリル化合物は、従来用いられてい
るリン系化合物のように時間が経つに連れて次第にポリ
エステル系合成繊維構造物の表面に移行するということ
がなく、耐洗濯性等の耐久性に優れた難燃性が付与され
るようになり、また分散染料がこの難燃性化合物と一緒
にポリエステル系合成繊維構造物の表面に移行するとい
うこともなく、染色堅牢度が低下するということもな
い。
【0025】
【実施例】
(実施例1)この実施例においては、ポリエステル系合
成繊維よりなる繊維構造物として、ポリエチレンテレフ
タレートで構成された75デニール/36フィラメント
の経糸と、105デニール/53フィラメントの緯糸と
を使用し、経糸の打ち込み本数が8000本/m2 、緯
糸の打ち込み本数が3200本/m2 、目付けが103
g/m2 になった織物を用いるようにした。
【0026】一方、このポリエチレンテレフタレートか
らなる織物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあ
たり、この実施例においては、コンデンサー及び加熱撹
拌装置付きのガラス容器内に、オキシ塩化リンを1.0
モル、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを
1.0モル、p−クレゾールを2.0モル、塩化アルミ
ニウムを0.01モルの割合で同時に加え、窒素気流中
において150℃迄加熱して6時間反応させた。
【0027】その後、これを常法により水洗し、下記の
化4の一般式(7)〜(10)に示すようなリン酸エス
テル化合物の混在物からなる難燃性化合物を得た。
【0028】
【化4】
【0029】次に、上記のようにして得た難燃性化合物
をポリエチレンテレフタレートからなる織物に付与する
にあたり、この実施例においては、上記の難燃性化合物
45重量部に対し、分散剤としてノニルフェノールエチ
レンオキサイド20モル付加物を5重量部加え、撹拌し
ながらこれに水を50重量部加えて乳化させた後、更に
安定化剤としてカルボキシメチルセルロースを0.2重
量部加えて乳白色のエマルジョンを得た。
【0030】そして、テクサム技研社製のミニカラー染
色機を使用し、浸漬法により下記の処理条件で上記の織
物を上記の難燃性化合物を含むエマルジョンで処理し
た。 ・処理条件 分散染料(C.I.Disperse Blue56) 1%o.w.f. 上記の難燃性化合物を含むエマルジョン 20%o.w.f. 90%酢酸 0.3cc/l 処理温度 130℃ 処理時間 30分 浴 比 1:15
【0031】そして、上記のように処理した織物を温水
で洗浄し、さらにこの織物を還元洗浄した後、この織物
を110℃で5分間乾燥させた。
【0032】(実施例2)この実施例においては、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0033】ここで、この実施例においては、上記の織
物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コ
ンデンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、二
塩化フェニルホスホン酸を1.0モル、ビス(2−ヒド
ロキシエチル)テレフタレートを1.0モル、フェノー
ルを1.0モル、塩化カルシウムを0.01モルの割合
で同時に加え、窒素気流中において150℃迄加熱して
3時間反応させた後、さらに180℃迄加熱して7時間
反応させ、その後、これを常法により水洗し、下記の化
5の一般式(11)〜(15)に示すようなリン酸エス
テル化合物の混在物からなる難燃性化合物を得た。
【0034】
【化5】
【0035】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化5に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0036】(実施例3)この実施例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0037】ここで、この実施例においては、上記の織
物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コ
ンデンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、二
塩化フェニルホスホン酸を1.0モル、ビス(2−ヒド
ロキシエチル)テレフタレートを1.0モル、p−クミ
ルフェノールを1.0モル、塩化カルシウムを0.01
モルの割合で同時に加え、窒素気流中において150℃
迄加熱して3時間反応させた後、さらに180℃迄加熱
して7時間反応させ、その後、これを常法により水洗
し、下記の化6の一般式(16)〜(19)に示すよう
なリン酸エステル化合物の混在物からなる難燃性化合物
を得た。
【0038】
【化6】
【0039】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化6に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0040】(実施例4)この実施例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0041】ここで、この実施例においては、上記織物
に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コン
デンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、オキ
シ塩化リンを1.0モル、ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソフタレートを2.0モル、p−イソプロピルフ
ェノールを1.0モル、塩化アルミニウムを0.01モ
ルの割合で同時に加え、窒素気流中において150℃迄
加熱して6時間反応させた後、これを常法により水洗
し、下記の化7の一般式(20)〜(23)に示すよう
なリン酸エステル化合物の混在物からなる難燃性化合物
を得た。
【0042】
【化7】
【0043】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化7に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0044】(比較例1)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させ、難燃性化合物としては、従来より使用され
ているリン系化合物のトリス(β−クロロエチル)ホス
フェートを用いるようにした。
【0045】その後は、上記の各実施例の場合と全く同
様にして、ポリエチレンテレフタレートからなる織物に
上記の難燃性化合物を付与するようにした。
【0046】(比較例2)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させ、難燃性化合物としては、従来より使用され
ているリン系化合物のトリクレジルホスフェートを用い
るようにした。
【0047】その後は、上記の各実施例の場合と全く同
様にして、ポリエチレンテレフタレートからなる織物に
上記の難燃性化合物を付与するようにした。
【0048】(比較例3)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物を変
更させ、難燃性化合物としては、従来より使用されてい
るハロゲン系化合物であるヘキサブロモシクロドデカン
を用いるようにした。
【0049】そして、このヘキサブロモシクロドデカン
45重量部に対し、分散剤として3ノニルフェノールエ
チレンオキサイド20モル付加物を5重量部、水を50
重量部加え、サンドミルにより微粒子化させて分散さ
せ、更に安定化剤としてカルボキシメチルセルロースを
0.2重量部加えて分散液を得た。
【0050】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、この分散液をポリエチレンテレフタレートから
なる織物に付与するようにした。
【0051】次に、上記の実施例1〜4及び比較例1〜
3のようにして難燃性化合物を付与した各織物と、難燃
性化合物を付与していない未加工の織物について、それ
ぞれ難燃性と染料ブリード性を調べた。
【0052】ここで、上記の各織物における難燃性を調
べるにあたっては、得られた各織物をそのままの状態、
各織物をJIS L−1042に規定される洗濯法によ
って洗濯した後の状態、各織物をJIS L−1018
に規定されるドライクリーニング法によってドライクリ
ーニングした後の状態のものを調製し、各織物において
それぞれ試験する3箇所を定め、JIS L−1091
D法に規定される難燃性試験方法によって各織物にお
ける難燃性を調べ、その結果を下記の表1に示した。
【0053】また、上記の各織物における染料ブリード
性を調べるにあたっては、各織物が得られた初期ノもの
と、ジャングルテスターを用いて各織物を温度70℃,
湿度95%で7日間放置して経日変化の促進処理を行っ
た放置後のものについて、それぞれJIS L−084
6に規定される染料ブリード性試験法に準じて水堅牢度
を測定し、その結果を下記の表2に示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】上記の表1に示される結果から明らかなよ
うに、難燃性化合物として前記の化4〜化7に示したホ
スホリル化合物を付与させた上記実施例1〜4の各織物
は難燃性化合物が非ハロゲン系化合物であるにもかかわ
らず、そのまま,洗濯後,ドライクリーニング後のいず
れの状態においても、難燃性化合物としてハロゲン系化
合物であるヘキサブロモシクロドデカンを付与した比較
例3の織物の場合と同程度或はそれ以上の非常に優れた
難燃性を示し、またこれらの難燃性化合物を付与によっ
て織物における風合いが低下するということもなかっ
た。
【0057】これに対して、難燃性化合物として従来よ
り使用されているリン系化合物を付与させた比較例1,
2の各織物は、そのまま,洗濯後,ドライクリーニング
後のいずれの状態においても難燃性が実施例1〜4の各
織物より悪くなっていた。
【0058】また、上記の表2に示される結果から明ら
かなように、染料ブリード性の点においても、比較例
1,2の各織物は染料ブリード性が強くて堅牢性が悪い
のに対し、前記のホスホリル化合物からなる難燃性化合
物を付与させた実施例1〜4の各織物は、前記のハロゲ
ン系化合物からなる難燃性化合物を付与させた比較例3
の織物と同様に染料ブリード性が少なくて良好な堅牢結
果を示した。
【0059】更に、上記実施例1〜4において得られた
各織物は、難燃性化合物としてハロゲン系化合物を使用
していないため、ハロゲン系化合物からなる難燃性化合
物を付与させた比較例3の織物のように燃焼した際に有
害なハロゲン化ガスが発生するということもなかった。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法において
は、ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構造物に難燃
性を付与するにあたり、この繊維構造物に前記の一般式
(1)〜(6)で示されるホスホリル化合物を少なくと
も一種含む難燃性化合物を付与するようにしたため、難
燃性化合物として使用されている従来のリン系化合物の
ように、ポリエステル系合成繊維の引火点以下で、これ
が分解したり揮発したりするということがなく、難燃性
化合物としてハロゲン系化合物を使用した場合と同様
に、ポリエステル系合成繊維構造物に高い難燃性が付与
され、難燃性の高いポリエステル系合成繊維構造物が得
られるようになった。
【0061】また、ポリエステル系合成繊維構造物に付
与させた上記のホスホリル化合物は、従来のリン系化合
物のように時間が経つに連れて次第にポリエステル系合
成繊維構造物の表面に移行するということがなく、ポリ
エステル系合成繊維構造物に耐洗濯性等の耐久性に優れ
た難燃性が付与されるようになり、また分散染料がこの
難燃性化合物と一緒にポリエステル系合成繊維構造物の
表面に移行するということもなく、染色堅牢度が低下す
るということもなかった。
【0062】さらに、この発明においては、難燃性化合
物としてハロゲン系化合物を使用していないため、難燃
性化合物が付与されたポリエステル系合成繊維構造物が
燃焼しても、有害なハロゲン化ガスが発生するというこ
とがなく、自然環境に悪影響を及ぼすということもなく
なった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ホスホリル化合物、ポリエステル系合
成繊維構造物用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造
物の難燃加工法
【特許請求の範囲】
【化1】 [但し、上記の一般式(1)〜(6)中において、R
1 ,R2 ,R3 ,R4 は炭素数が2〜6迄のアルキレン
基を示し、直鎖又は分岐していてもよい。R68は炭
素数が1〜12迄のアルキル基又はアリール基を示し、
5 ,R7 は炭素数が1〜15迄のアルキル基又はアリ
ール基を示し、これらは種類が異なっていても、同一で
あってもよい。a,b,c,dは0又は1の整数を示
し、これらは同一であっても異なっていてもよい。nは
1〜6迄の整数を示す。]
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規なホスホリル化
合物と、このホスホリル化合物を用いたポリエステル系
合成繊維用難燃剤、さらにはこの難燃剤を用いてポリエ
ステル系合成繊維よりなる繊維構造物に難燃性を付与す
るポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法に係り、
特に、ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構造物に、
耐洗濯性や耐ドライクリーニング性等の耐久性に優れた
難燃性を付与する新規なホスホリル化合物を用いたポリ
エステル系合成繊維用難燃剤及びポリエステル系合成繊
維構造物の難燃加工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構
造物は、種々の優れた物理的及び化学的性質を有してい
るが、一般に燃焼し易いという欠点を有しており、この
ため、従来よりこのようなポリエステル系合成繊維構造
物に後加工処理を施して難燃性を付与することが行われ
ていた。
【0003】そして、上記のようにポリエステル系合成
繊維構造物に後加工処理によって難燃性を付与するにあ
たり、従来においては、難燃性を付与する難燃性化合物
としてハロゲン系化合物を用い、このハロゲン系化合物
を後加工処理によりポリエステル系合成繊維構造物に付
与するようにしていた。
【0004】ここで、上記のハロゲン系化合物として
は、特に臭素又は塩素系化合物が有効であることが知ら
れており、このようなハロゲン系化合物を後加工処理に
よりポリエステル系合成繊維構造物に付与するにあたっ
ては、一般にハロゲン化シクロアルカン系化合物、より
具体的には、ヘキサブロモシクロドデカン等のハロゲン
系化合物を溶剤に溶解させ、或は分散剤等を使用して水
中に乳化分散させ、さらに必要に応じて他の添加剤を加
えて処理液を調製し、この処理液を上記のポリエステル
系合成繊維構造物に塗布,浸漬,噴霧等の方法によって
付与するようにしていた。
【0005】しかし、このようにポリエステル系合成繊
維構造物にハロゲン系化合物を付与して難燃性を持たせ
るようにした場合、このポリエステル系合成繊維構造物
が燃焼した際に有害なハロゲン化ガスが発生し、これが
自然環境に悪影響を及ぼす等の問題があり、このため、
近年においては、このようなハロゲン系化合物の使用が
規制されるようになってきた。
【0006】そこで、従来においても、上記のようなハ
ロゲン系化合物に代わる難燃性化合物として、リン酸エ
ステル系等のリン系化合物を用いてポリエステル系合成
繊維構造物に難燃性を付与することが行われていた。
【0007】ここで、従来において、難燃性化合物とし
て一般に使用されているリン系化合物は、化合物中にお
けるリンの含有率が低く、またその分子量が一般に20
0〜400と低く、ポリエステル系合成繊維の引火点以
下で分解したり揮発したりするため、上記のハロゲン系
化合物に比べて、ポリエステル系合成繊維構造物に対し
十分な難燃性を付与することができず、このようなリン
系化合物によってポリエステル系合成繊維構造物に良好
な難燃性を付与するには、リン系化合物を大量に付与し
なければならなかった。
【0008】しかし、このようにリン系化合物を大量に
付与する場合、その処理時にトラブルが発生し易く、ま
たリン系化合物が大量に付与されることによって、ポリ
エステル系合成繊維構造物における風合いが低下すると
いう問題があった。
【0009】更に、このようなリン系化合物をポリエス
テル系合成繊維構造物に付与した場合、時間が経つに連
れて次第にこのリン系化合物がポリエステル系合成繊維
構造物の表面に移行し、その際、このポリエステル系合
成繊維構造物を染色していた分散染料等もこのリン系化
合物に溶解した状態で一緒に移行し、いわゆる表面ブリ
ードが生じて染色堅牢度が低下するという問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ポリエス
テル系合成繊維よりなる繊維構造物に後加工処理を施し
て難燃性を付与する場合における、上記のような様々な
問題を解決することを課題とするものである。
【0011】すなわち、この発明においては、上記のよ
うにポリエステル系合成繊維構造物に後加工処理によっ
て難燃性を付与するにあたり、ハロゲン系化合物を使用
しなくとも、ポリエステル系合成繊維構造物に対して十
分に耐久性のある難燃性を容易に付与できるようにする
と共に、難燃性の付与によってポリエステル系合成繊維
構造物の風合いが低下するということもない新規なホス
ホリル化合物、このホスホリル化合物を用いたポリエス
テル系合成繊維用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構
造物の難燃加工法を提供することを課題とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、下記の(化2)に示し
た一般式(1)〜(6)で表されるホスホリル化合物を
開発したのである。
【0013】
【化2】 [但し、上記の一般式(1)〜(6)中において、R
1 ,R2 ,R3 ,R4 は炭素数が2〜6迄のアルキレン
基を示し、直鎖又は分岐していてもよい。R6 ,R8
炭素数が1〜12迄のアルキル基又はアリール基を示
し、5 ,R7 は炭素数が1〜15迄のアルキル基又は
アリール基を示し、これらは種類が異なっていても、同
一であってもよい。a,b,c,dは0又は1の整数を
示し、これらは同一であっても異なっていてもよい。n
は1〜6迄の整数を示す。]
【0014】また、この発明においては、上記の一般式
(1)〜(6)で表されるホスホリル化合物を少なくと
も一種を用いたポリエステル系合成繊維用難燃剤及びポ
リエステル系合成繊維よりなる繊維構造物に、上記の一
般式(1)〜(6)で表されるホスホリル化合物を少な
くとも一種含む難燃性化合物を付与するようにしたので
ある。
【0015】ここで、上記のポリエステル系合成繊維と
しては、例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリブ
チレンテレフタレート,ポリオキシエトキシベンゾエー
ト,ポリエチレンナフタレート,シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート及びこれらのポリエステルに、付加
成分として、イソフタル酸,アジピン酸,スルホイソフ
タル酸のようなジカルボン酸成分、プロピレングリコー
ル,ブチレングリコール,シクロヘキサンジメタノー
ル,ジエチレングリコールのようなジオール成分を共重
合させたもの等を使用することができる。
【0016】また、上記のようなポリエステル系合成繊
維で構成される繊維構造物は、糸,織物,編物,不織布
等のいずれの形態のものであってもよい。
【0017】一方、難燃性化合物として使用する上記の
一般式(1)〜(6)で示されるホスホリル化合物は、
オキシ塩化リンや二塩化フェニルホスホン酸等のホスホ
リル化合物と、下記の化3に示されるフタル酸エステル
系化合物と、アルキルアルコール又はフェノール類等と
を反応させて得ることができ、通常、その分子量が50
0〜2500で、上記のポリエステル系合成繊維に類似
した構造を有する成分からなっている。
【0018】
【化3】
【0019】なお、上記の一般式中におけるR1 ,R2
は前記のように炭素数が2〜6迄のアルキレン基を示
し、直鎖又は分岐していてもよい。
【0020】そして、上記のホスホリル化合物をポリエ
ステル系合成繊維構造物に付与するにあたっては、一般
に、上記のホスホリル化合物を水中に分散させた分散液
を調製し、100℃以上の温度の熱処理条件でパッド−
ドライ−スチーム方式,パッド−スチーム方式,パッド
−ドライ−キュア方式等により上記の分散液をポリエス
テル系合成繊維構造物に付与させ、或は液流染色機,ビ
ーム染色機,チーズ染色機等のパッケージ染色機を用
い、加熱温度100℃以上で浸漬加熱方式により上記の
分散液をポリエステル系合成繊維構造物に付与させるよ
うにする。なお、このように浸漬加熱方式によってポリ
エステル系合成繊維構造物に分散液を付与するにあたっ
ては、ポリエステル系合成繊維構造物を染色する前,染
色と同時,染色した後の何れの時期に行ってもよいが、
染色と同時に行うと、作業工数が少なくなって、作業効
率がよくなる。
【0021】また、上記のホスホリル化合物を水中に分
散させて分散液を調製するにあたっては、必要に応じ
て、分散剤や安定化剤を使用することができる。
【0022】ここで、分散剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレングリコール,ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックポリマー等のポリオキシアルキレ
ングリコール類とその脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレンペンタエリスリットエーテル,ポリオキシエチレ
ンソルビットエーテル等の多価アルコールエーテル類と
その脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル,ポリオキシエチレンスチレン化フェニ
ルエーテル,ポリオキシエチレンスチレン化アルキルフ
ェニルエーテル等のポリオキシアルキレンエーテル誘導
体とその脂肪酸エステルまたは硫酸エステル化物、芳香
族スルホン酸またはそのホルムアルデヒド縮合生成物な
どを使用することができる。なお、ここで述べた脂肪酸
は、通常炭素数が12〜18の不飽和または飽和脂肪酸
である。
【0023】また、安定化剤としては、例えば、ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、でんぷん糊等を使用することができる。
【0024】なお、上記のようにして前記のホスホリル
化合物をポリエステル系合成繊維構造物に付与する場
合、このホスホリル化合物の量がポリエステル系合成繊
維構造物に対して1重量%未満であると、ポリエステル
系合成繊維構造物に十分な難燃性を付与することができ
ない一方、その量が10重量%以上であってもポリエス
テル系合成繊維構造物に対する難燃性の効果はあまり変
化せず、逆にポリエステル系合成繊維構造物における風
合いが損なわれて硬くなるため、好ましくは、ポリエス
テル系合成繊維構造物に対して上記のホスホリル化合物
を1〜10重量%の範囲で付与させるようにする。
【0025】
【作用】この発明においては、ポリエステル系合成繊維
よりなる繊維構造物に難燃性を付与するにあたり、この
ポリエステル系合成繊維構造物に前記の一般式(1)〜
(6)で示されるホスホリル化合物を少なくとも一種含
む難燃性化合物を付与するようにしたため、従来のリン
系化合物を用いた場合のように、ポリエステル系合成繊
維の引火点である345〜400℃において、上記の難
燃性化合物が分解したり、揮発したりするということが
なく、従来のハロゲン系化合物を用いた場合と同様の高
い難燃効果が付与されると共に、ハロゲン系化合物を用
いた場合のように、このポリエステル系合成繊維構造物
が燃焼した際に有害なガスが発生するということもな
い。
【0026】また、ポリエステル系合成繊維構造物に付
与された上記のホスホリル化合物は、従来用いられてい
るリン系化合物のように時間が経つに連れて次第にポリ
エステル系合成繊維構造物の表面に移行するということ
がなく、耐洗濯性等の耐久性に優れた難燃性が付与され
るようになり、また分散染料がこの難燃性化合物と一緒
にポリエステル系合成繊維構造物の表面に移行するとい
うこともなく、染色堅牢度が低下するということもな
い。
【0027】
【実施例】 (実施例1)この実施例においては、ポリエステル系合
成繊維よりなる繊維構造物として、ポリエチレンテレフ
タレートで構成された75デニール/36フィラメント
の経糸と、105デニール/53フィラメントの緯糸と
を使用し、経糸の打ち込み本数が8000本/m2 、緯
糸の打ち込み本数が3200本/m2 、目付けが103
g/m2 になった織物を用いるようにした。
【0028】一方、このポリエチレンテレフタレートか
らなる織物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあ
たり、この実施例においては、コンデンサー及び加熱撹
拌装置付きのガラス容器内に、オキシ塩化リンを1.0
モル、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを
1.0モル、p−クレゾールを2.0モル、塩化アルミ
ニウムを0.01モルの割合で同時に加え、窒素気流中
において150℃迄加熱して6時間反応させた。
【0029】その後、これを常法により水洗し、下記の
化4の一般式(7)〜(10)に示すようなリン酸エス
テル化合物の混在物からなる難燃性化合物を得た。
【0030】
【化4】
【0031】次に、上記のようにして得た難燃性化合物
をポリエチレンテレフタレートからなる織物に付与する
にあたり、この実施例においては、上記の難燃性化合物
45重量部に対し、分散剤としてノニルフェノールエチ
レンオキサイド20モル付加物を5重量部加え、撹拌し
ながらこれに水を50重量部加えて乳化させた後、更に
安定化剤としてカルボキシメチルセルロースを0.2重
量部加えて乳白色のエマルジョンを得た。
【0032】そして、テクサム技研社製のミニカラー染
色機を使用し、浸漬法により下記の処理条件で上記の織
物を上記の難燃性化合物を含むエマルジョンで処理し
た。 ・処理条件 分散染料(C.I.Disperse Blue56) 1%o.w.f. 上記の難燃性化合物を含むエマルジョン 20%o.w.f. 90%酢酸 0.3cc/l 処理温度 130℃ 処理時間 30分 浴 比 1:15
【0033】そして、上記のように処理した織物を温水
で洗浄し、さらにこの織物を還元洗浄した後、この織物
を110℃で5分間乾燥させた。
【0034】(実施例2)この実施例においては、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0035】ここで、この実施例においては、上記の織
物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コ
ンデンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、二
塩化フェニルホスホン酸を1.0モル、ビス(2−ヒド
ロキシエチル)テレフタレートを1.0モル、フェノー
ルを1.0モル、塩化カルシウムを0.01モルの割合
で同時に加え、窒素気流中において150℃迄加熱して
3時間反応させた後、さらに180℃迄加熱して7時間
反応させ、その後、これを常法により水洗し、下記の化
5の一般式(11)〜(15)に示すようなリン酸エス
テル化合物の混在物からなる難燃性化合物を得た。
【0036】
【化5】
【0037】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化5に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0038】(実施例3)この実施例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0039】ここで、この実施例においては、上記の織
物に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コ
ンデンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、二
塩化フェニルホスホン酸を1.0モル、ビス(2−ヒド
ロキシエチル)テレフタレートを1.0モル、p−クミ
ルフェノールを1.0モル、塩化カルシウムを0.01
モルの割合で同時に加え、窒素気流中において150℃
迄加熱して3時間反応させた後、さらに180℃迄加熱
して7時間反応させ、その後、これを常法により水洗
し、下記の化6の一般式(16)〜(19)に示すよう
なリン酸エステル化合物の混在物からなる難燃性化合物
を得た。
【0040】
【化6】
【0041】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化6に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0042】(実施例4)この実施例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記実
施例1の場合と同じポリエチレンテレフタレートからな
る織物を使用し、この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させるようにした。
【0043】ここで、この実施例においては、上記織物
に難燃性を付与する難燃性化合物を得るにあたり、コン
デンサー及び加熱撹拌装置付きのガラス容器内に、オキ
シ塩化リンを1.0モル、ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソフタレートを2.0モル、p−イソプロピルフ
ェノールを1.0モル、塩化アルミニウムを0.01モ
ルの割合で同時に加え、窒素気流中において150℃迄
加熱して6時間反応させた後、これを常法により水洗
し、下記の化7の一般式(20)〜(23)に示すよう
なリン酸エステル化合物の混在物からなる難燃性化合物
を得た。
【0044】
【化7】
【0045】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、上記のポリエチレンテレフタレートからなる織
物に、上記の化7に示した難燃性化合物を付与するよう
にした。
【0046】(比較例1)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させ、難燃性化合物としては、従来より使用され
ているリン系化合物のトリス(β−クロロエチル)ホス
フェートを用いるようにした。
【0047】その後は、上記の各実施例の場合と全く同
様にして、ポリエチレンテレフタレートからなる織物に
上記の難燃性化合物を付与するようにした。
【0048】(比較例2)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物だけ
を変更させ、難燃性化合物としては、従来より使用され
ているリン系化合物のトリクレジルホスフェートを用い
るようにした。
【0049】その後は、上記の各実施例の場合と全く同
様にして、ポリエチレンテレフタレートからなる織物に
上記の難燃性化合物を付与するようにした。
【0050】(比較例3)この比較例においても、ポリ
エステル系合成繊維からなる繊維構造物として、上記の
各実施例の場合と同じポリエチレンテレフタレートの織
物を使用する一方この織物に付与する難燃性化合物を変
更させ、難燃性化合物としては、従来より使用されてい
るハロゲン系化合物であるヘキサブロモシクロドデカン
を用いるようにした。
【0051】そして、このヘキサブロモシクロドデカン
45重量部に対し、分散剤として3ノニルフェノールエ
チレンオキサイド20モル付加物を5重量部、水を50
重量部加え、サンドミルにより微粒子化させて分散さ
せ、更に安定化剤としてカルボキシメチルセルロースを
0.2重量部加えて分散液を得た。
【0052】その後は、上記実施例1の場合と全く同様
にして、この分散液をポリエチレンテレフタレートから
なる織物に付与するようにした。
【0053】次に、上記の実施例1〜4及び比較例1〜
3のようにして難燃性化合物を付与した各織物と、難燃
性化合物を付与していない未加工の織物について、それ
ぞれ難燃性と染料ブリード性を調べた。
【0054】ここで、上記の各織物における難燃性を調
べるにあたっては、得られた各織物をそのままの状態、
各織物をJIS L−1042に規定される洗濯法によ
って洗濯した後の状態、各織物をJIS L−1018
に規定されるドライクリーニング法によってドライクリ
ーニングした後の状態のものを調製し、各織物において
それぞれ試験する3箇所を定め、JIS L−1091
D法に規定される難燃性試験方法によって各織物にお
ける難燃性を調べ、その結果を下記の表1に示した。
【0055】また、上記の各織物における染料ブリード
性を調べるにあたっては、各織物が得られた初期ノもの
と、ジャングルテスターを用いて各織物を温度70℃,
湿度95%で7日間放置して経日変化の促進処理を行っ
た放置後のものについて、それぞれJIS L−084
6に規定される染料ブリード性試験法に準じて水堅牢度
を測定し、その結果を下記の表2に示した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】上記の表1に示される結果から明らかなよ
うに、難燃性化合物として前記の化4〜化7に示したホ
スホリル化合物を付与させた上記実施例1〜4の各織物
は難燃性化合物が非ハロゲン系化合物であるにもかかわ
らず、そのまま,洗濯後,ドライクリーニング後のいず
れの状態においても、難燃性化合物としてハロゲン系化
合物であるヘキサブロモシクロドデカンを付与した比較
例3の織物の場合と同程度或はそれ以上の非常に優れた
難燃性を示し、またこれらの難燃性化合物を付与によっ
て織物における風合いが低下するということもなかっ
た。
【0059】これに対して、難燃性化合物として従来よ
り使用されているリン系化合物を付与させた比較例1,
2の各織物は、そのまま,洗濯後,ドライクリーニング
後のいずれの状態においても難燃性が実施例1〜4の各
織物より悪くなっていた。
【0060】また、上記の表2に示される結果から明ら
かなように、染料ブリード性の点においても、比較例
1,2の各織物は染料ブリード性が強くて堅牢性が悪い
のに対し、前記のホスホリル化合物からなる難燃性化合
物を付与させた実施例1〜4の各織物は、前記のハロゲ
ン系化合物からなる難燃性化合物を付与させた比較例3
の織物と同様に染料ブリード性が少なくて良好な堅牢結
果を示した。
【0061】更に、上記実施例1〜4において得られた
各織物は、難燃性化合物としてハロゲン系化合物を使用
していないため、ハロゲン系化合物からなる難燃性化合
物を付与させた比較例3の織物のように燃焼した際に有
害なハロゲン化ガスが発生するということもなかった。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明において
は、ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構造物に難燃
性を付与するにあたり前記の一般式(1)〜(6)で示
されるホスホリル化合物を少なくとも一種用いるように
し、ポリエステル系合成繊維構造物に対して、一般式
(1)〜(6)に示したホスホリル化合物を少なくとも
一種含む難燃剤を付与するようにしたため、難燃剤とし
て従来より使用されているリン系化合物のように、ポリ
エステル系合成繊維の引火点以下で、これが分解したり
揮発したりするということがなくなると共に、難燃性化
合物としてハロゲン系化合物を使用した場合と同様に、
ポリエステル系合成繊維構造物に高い難燃性が付与され
るようになり、難燃性の高いポリエステル系合成繊維構
造物が得られるようになった。
【0063】また、ポリエステル系合成繊維構造物に付
与させた上記のホスホリル化合物は、従来のリン系化合
物のように時間が経つに連れて次第にポリエステル系合
成繊維構造物の表面に移行するということがなく、ポリ
エステル系合成繊維構造物に耐洗濯性等の耐久性に優れ
た難燃性が付与されるようになり、また分散染料がこの
難燃性化合物と一緒にポリエステル系合成繊維構造物の
表面に移行するということもなく、染色堅牢度が低下す
るということもなかった。
【0064】さらに、この発明においては、難燃剤とし
てハロゲン系化合物を使用していないため、難燃剤が付
与されたポリエステル系合成繊維構造物が燃焼したとし
ても、有害なハロゲン化ガスが発生するということがな
く、自然環境に悪影響を及ぼすということもなくなっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市橋 邦夫 大阪府枚方市長尾西町3丁目7番2号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系合成繊維よりなる繊維構
    造物に、下記の化1に示した一般式(1)〜(6)で表
    されるホスホリル化合物を少なくとも一種含む難燃性化
    合物を付与することを特徴とするポリエステル系合成繊
    維構造物の難燃加工法。 【化1】 [但し、上記の一般式(1)〜(6)中において、R
    1 ,R2 ,R3 ,R4 は炭素数が2〜6迄のアルキレン
    基を示し、直鎖又は分岐していてもよい。R5 ,R6
    7 ,R8 は炭素数が1〜12迄のアルキル基又はアリ
    ール基を示し、これらは種類が異なっていても、同一で
    あってもよい。a,b,c,dは0又は1の整数を示
    し、これらは同一であっても異なっていてもよい。nは
    1〜6迄の整数を示す。]
JP26565393A 1993-09-28 1993-09-28 ポリエステル系合成繊維構造物の後加工用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法 Expired - Fee Related JP3308679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26565393A JP3308679B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ポリエステル系合成繊維構造物の後加工用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26565393A JP3308679B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ポリエステル系合成繊維構造物の後加工用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07126983A true JPH07126983A (ja) 1995-05-16
JP3308679B2 JP3308679B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=17420129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26565393A Expired - Fee Related JP3308679B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ポリエステル系合成繊維構造物の後加工用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3308679B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003247146A (ja) * 2002-02-20 2003-09-05 Komatsu Seiren Co Ltd 難燃性ポリエステエル繊維布帛
WO2013021796A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 松本油脂製薬株式会社 繊維用難燃加工薬剤、難燃性繊維の製造方法及び難燃性繊維
JP2014152415A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 繊維用難燃加工薬剤、難燃性繊維の製造方法及び難燃性繊維

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003247146A (ja) * 2002-02-20 2003-09-05 Komatsu Seiren Co Ltd 難燃性ポリエステエル繊維布帛
WO2013021796A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 松本油脂製薬株式会社 繊維用難燃加工薬剤、難燃性繊維の製造方法及び難燃性繊維
JP5232333B1 (ja) * 2011-08-10 2013-07-10 松本油脂製薬株式会社 繊維用難燃加工薬剤、難燃性繊維の製造方法及び難燃性繊維
CN103649408A (zh) * 2011-08-10 2014-03-19 松本油脂制药株式会社 纤维用阻燃加工药剂、阻燃性纤维的制造方法以及阻燃性纤维
JP2014152415A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 繊維用難燃加工薬剤、難燃性繊維の製造方法及び難燃性繊維

Also Published As

Publication number Publication date
JP3308679B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1046474A (ja) 繊維用処理剤
US4259222A (en) Linear saturated polyesters of phosphoric acid and halogenated diols as flame-retardant additives and coatings
JP5335600B2 (ja) ポリエステル系繊維品の難燃加工剤と難燃加工方法
JP3371308B2 (ja) 難燃性ポリエステル繊維およびその製造方法
JP3490340B2 (ja) ポリエステル系繊維の難燃加工方法
US4315969A (en) Linear saturated polyesters of phosphoric acid and halogenated diols as flame-retardant additives and coatings
JPH07126983A (ja) ホスホリル化合物、ポリエステル系合成繊維構造物用難燃剤及びポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法
JPH10298188A (ja) ホスファゼン系化合物、それを用いた防炎加工剤および防炎加工方法
JP3086560B2 (ja) ポリエステル系合成繊維構造物の難燃加工法
JP2006070417A (ja) ポリエステル系繊維用の難燃加工剤及び難燃加工方法
US5614573A (en) Flame retardants and flame retardant finishing method for polyester-based synthetic fiber materials
JP2003193368A (ja) ポリエステル系繊維品の難燃加工剤と難燃加工方法
EP0733638B1 (en) Use of phosphoryl compounds for the flame retardant finishing of polyester-based synthetic fibre materials
JP2670964B2 (ja) 繊維用処理剤
JP4721853B2 (ja) 難燃加工剤および、当該難燃加工剤を用いたポリエステル系繊維の難燃加工方法
JP2014224336A (ja) 難燃性繊維の製造方法、繊維用難燃加工薬剤及び繊維用難燃加工助剤
JP5323593B2 (ja) ポリエステル繊維用難燃加工剤、それを用いた難燃性ポリエステル繊維製品の製造方法、およびそれにより得られた難燃性ポリエステル繊維製品
JPH07145562A (ja) 撥水難燃性ポリエステル繊維及びその製造法
JP2879205B2 (ja) 繊維用処理剤およびその製造方法
JP4619187B2 (ja) 難燃性アラミド繊維構造物とその製造方法
KR20090103885A (ko) 섬유 재료 처리용 조성물
JP2006322102A (ja) 難燃性メタ系アラミド繊維構造物とその製造方法
JP2003027373A (ja) ポリエステル系繊維構造物およびその製造方法
JP2011195984A (ja) ポリエステル繊維用難燃加工剤及び難燃加工方法
JP3948620B2 (ja) ポリエステル系合成繊維用難燃剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees