JPH07128609A - 光束走査装置 - Google Patents

光束走査装置

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JPH07128609A
JPH07128609A JP27259993A JP27259993A JPH07128609A JP H07128609 A JPH07128609 A JP H07128609A JP 27259993 A JP27259993 A JP 27259993A JP 27259993 A JP27259993 A JP 27259993A JP H07128609 A JPH07128609 A JP H07128609A
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JP
Japan
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light beam
displacement reflector
reflector
rotation
rotary shaft
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Application number
JP27259993A
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English (en)
Inventor
Shuzo Hattori
秀三 服部
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NIPPON LASER DENSHI KK
Original Assignee
NIPPON LASER DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない供給電力で反射鏡の回転角の高い応答
度を実現する。 【構成】 回転角検知型光束走査装置1が、光線を反射
する永久磁石製の回転変位反射体3と、回転変位反射体
3を囲む方型固定子2とを備える。回転変位反射体3は
回転軸40と直角方向に磁化され、磁化方向に平行な光
束走査用反射鏡49および回転角検知用反射鏡50が一
体である。駆動電流が方型固定子2に電界を生じ、回転
変位反射体3が回転変位する。これにより光束走査用反
射鏡49が光束を走査し回転角検知用反射鏡50が検知
光源53の光を受光回折格子61に反射する。回転変位
反射体3は、小型で慣性能率が小さくかつ電力損失を伴
わず供給電力が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号に応じて光線
の反射又は屈折(回折)方向を制御する目的で用いられ
る光束走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来代表的な光束走査装置として電磁光
束走査装置がある。第一例としての電磁光束走査装置
は、固定永久磁石製の磁路内に入射光線を反射する回転
反射部を配したものである。回転反射部は、磁路の発生
する磁束に垂直な軸のを回転軸として回転し得るように
支持された可動コイルと復元偶力発生部とからなる回転
振動体に反射鏡を固定した構造を有する。そして回転反
射部は、電流駆動により所定の角度に回転する。
【0003】第二例としての電磁光束走査装置は、第一
例としての電磁光束走査装置において、回転反射部が反
射鏡の回転軸に回転角検知器を固定した構造を有する。
そして回転反射部が電流駆動により所定の角度に回転す
る。この電磁光束走査装置は、回転角検知器の出力と反
射鏡角度の指令値との差信号を駆動電流に帰還すること
によって、精密な光束走査を実現している。さらに第三
例としての2次元電磁光束走査装置は、走査方向が互い
に直交する2つの第一例の電磁光束走査装置を用いるこ
とにより、光束を2次元的に走査することや照射点の位
置決めを実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに第一例および
第二例の電磁光束走査装置では、回転反射部を駆動する
のに必要な供給電力の一部が可動コイルに流れる電流に
よるオーム損失となっていた。そしてこのオーム損失が
可動コイル断面積に逆比例することから、可動コイルの
慣性能率を下げることとオーム損失を下げることとが相
反した。このため、第一例および第二例の電磁光束走査
装置は限られた供給電力で反射鏡の十分な応答度を得る
ことが困難であった。
【0005】回転角検知器は、回転振動体の慣性能率の
増加の原因となっていた。最も良く用いられる回転角検
知器は電気容量型検知器である。この電気容量型検知器
は、重量が軽いのが特徴であるがやはり回転体の慣性能
率を増加させしかも回転角の測定精度は十分でなかっ
た。このため、第二例の電磁光束走査装置は限られた供
給電力で十分な解像度を得ることが困難であった。第三
例の2次元電磁光束走査装置では、2つの第一例の電磁
光束走査装置を用いるためコストがかかっていた。そし
てこの2次元電磁光束走査装置は、2つの第一例の電磁
光束走査装置の走査支点から画面もしくは投影レンズの
主面に至る距離が異なるため視差補正や余分の反射鏡面
積が必要となる不利益が生じていた。
【0006】本発明の目的は、少ない供給電力で反射鏡
の回転角の高い応答度を実現する光束走査装置の提供に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通電により電
界を発生させる環状固定子と、前記固定子内に配され、
前記固定子と同軸の回転軸を有しこの回転軸回りに変位
して光線を反射する永久磁石製の回転変位反射体とを備
え、前記回転変位反射体は、回転軸方向に直角な方向に
磁化され、かつ前記回転軸を囲む前記回転変位反射体の
側面の一部が、前記磁化の方向に平行な反射面を成す光
束走査装置を第一の技術的手段とする。
【0008】本発明は、通電により電界を発生させる環
状固定子と、前記固定子内に配され、光線を反射する永
久磁石製の回転変位反射体と、前記回転変位反射体を照
射する検知光源と、検知光源を出て前記回転変位反射体
の反射面で反射した光線を受ける受光部とを備え、前記
回転変位反射体は、前記固定子と同軸の回転軸を有しこ
の回転軸方向に直角な方向に磁化され、かつ前記回転軸
を囲む前記回転変位反射体の側面の一部が、前記磁化の
方向に平行な反射面を成す回転角検知型光束走査装置を
第二の技術的手段とする。
【0009】本発明は、通電により電界を発生させる環
状固定子と、前記固定子内に配され、前記固定子と同軸
の回転軸を有しこの回転軸回りに変位して光線を反射す
る永久磁石製の回転変位反射体とを備え、前記回転変位
反射体は、回転軸を含む面の両側の表面に反射面を有
し、磁束が回転軸を含む面を横切って表面を出入りし、
かつ回転軸を含む面に垂直な軸に関して軸対称に分布す
るよう磁化されている光束走査装置を第三の技術的手段
とする。
【0010】本発明は、通電により電界を発生させる環
状固定子と、前記固定子内に配され、前記固定子と同軸
の回転軸を有しこの回転軸回りに変位して光線を反射す
る永久磁石製の回転変位反射体と、前記回転変位反射体
を照射する検知光源と、検知光源を出て前記回転変位反
射体の反射面で反射した光線を受ける受光部とを備え、
前記回転変位反射体は、回転軸を含む面の両側の表面に
反射面を有し、磁束が回転軸を含む面を横切って表面を
出入りし、かつ回転軸を含む面に垂直な軸に関して軸対
称に分布するよう磁化されている回転角検知型光束走査
装置を第四の技術的手段とする。
【0011】
【発明の作用および効果】本発明の第一の技術的手段に
よれば、反射面が一体になった永久磁石製の回転変位反
射体は、小型化により慣性能率を小さくでき、かつ駆動
に伴い電力損失が生じない。これにより本発明の第一の
技術的手段は、少ない供給電力で光束を走査する反射鏡
の回転角の高い応答度を実現し得る。本発明の第二の技
術的手段によれば、反射面が一体になった永久磁石製の
回転変位反射体は、小型化により慣性能率を小さくで
き、かつ駆動に伴い電力損失が生じない。これにより本
発明の第二の技術的手段は、少ない供給電力で光束を走
査する反射鏡の回転角の高い応答度を実現し、検知光源
からの光を反射する反射鏡の回転角の高い応答度を実現
し得る。
【0012】本発明の第三の技術的手段によれば、反射
面が一体になった永久磁石製の回転変位反射体は、小型
化により慣性能率を小さくでき、かつ駆動に伴い電力損
失が生じない。これにより本発明の第二の技術的手段
は、少ない供給電力で2次元的に光束を走査する反射鏡
の回転角の高い応答度を実現し得る。本発明の第四の技
術的手段によれば、反射面が一体になった永久磁石製の
回転変位反射体は、小型化により慣性能率を小さくで
き、かつ駆動に伴い電力損失が生じない。これにより本
発明の第四の技術的手段は、少ない供給電力で2次元的
に光束を走査する反射鏡の回転角の高い応答度を実現
し、検知光源からの光を2次元的に反射する反射鏡の回
転角の高い応答度を実現し得る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の光束走査装置を図に示す一実
施例に基づき説明する。 〔第一実施例〕図1は、本実施例の光束走査装置の光束
走査部を示す図である。図2は、本実施例の光束走査装
置の回転角検知部を示す図である。図3は、本実施例の
光束走査装置の回折格子部を示す図である。
【0014】〔第一実施例の構成〕 本実施例の回転角検知型光束走査装置1は、入射光線を
反射させ光線の反射または屈折(回折)方向を制御する
ため、入射光線を受光するように設けられる。本実施例
の回転角検知型光束走査装置1は、通電により電界を発
生させる方型固定子2と、この方型固定子2に配され光
線を反射させる回転変位反射体3とを備える。回転変位
反射体3は回転軸40を有し、頂部および底辺部にそれ
ぞれ回転軸40と同軸の頂部ピボット42および底辺部
ピボット43が設けられている。頂部ピボット42に
は、復元力を発生させる2枚の復元板バネ39が設けら
れている。
【0015】方型固定子2には、回転角信号を検知する
回転角検知部52が付設されている。回転角検知部52
には、方型固定子2に駆動電流を供給する駆動電流源6
8が接続されている。また方型固定子2には、回転変位
反射体3を方型固定子2に支持するための頂部ピボット
受け69および底辺部ピボット受け70が付設されてい
る。方型固定子2は、磁路21と磁路21に固定された
外枠22とで中心軸23に関して対称でかつ中心軸23
に直角方向に開口した形状をなし、第一コイル(図示し
ない)および第二コイル(図示しない)が磁路21に取
り付けられて構成される。
【0016】外枠22はコ字形状をなし、頂部枠部材2
4と第一側枠部材25と第二側枠部材26とからなる。
頂部枠部材24の内壁中央には頂部ピボット受け69の
取付け穴27が開けられている。
【0017】磁路21は略コ字形状をなし、底辺磁路部
材28と第一側枠部材25に接合する第一側磁路部材2
9と第二側枠部材26に接合する第二側磁路部材30と
からなる。底辺磁路部材28の内壁中央には底辺部ピボ
ット受け70の取付け穴31が開けられている。第一コ
イル保持部32が第一側磁路部材29の内壁から張り出
し、中心軸23に関し第一コイル保持部32と対称形状
の第二コイル保持部33が第二側磁路部材30の内壁か
ら張り出している。第一コイル保持部32の内面および
第二コイル保持部33の内面は、中心軸23に関し軸対
称に対向する2つの部分円筒面34を形成する。第一コ
イル保持部32の内面には中心軸23方向の第一コイル
溝35が設けられ、第二コイル保持部33の内面には中
心軸23方向の第二コイル溝36が設けられている。
【0018】第一コイル(図示しない)が第一コイル溝
35に挿入され、第二コイル(図示しない)が第二コイ
ル溝36に挿入されている。回転変位反射体3は、Nd
FeBボンド磁石製で回転軸40に垂直な頂部平面44
および底辺部平面45と、頂部平面44および底辺部平
面45に挟まれる側面46とからなる形状を有する。側
面46は、回転軸40に関し軸対称に対向する2つの部
分円筒面47と、回転軸40に関し軸対称に対向する平
行な2つの平面よりなる。側面46の部分円筒面47
は、第一コイル保持部32および第二コイル保持部33
の内面と部分円筒面47との間に磁気間隙48を形成す
る。
【0019】側面46の二つの平面は、防湿を兼ねた樹
脂被覆の後、鏡面研磨し、アルミニウム皮膜を施し、ア
ルミニウム皮膜に保護皮膜を施して得られた光束走査用
反射鏡49および回転角検知用反射鏡50である。また
回転変位反射体3は、側面46の平面内の回転軸40と
直角な磁化方向51に磁化されている。頂部ピボット4
2の先端および底辺部ピボット43の先端はそれぞれ円
錐面に研磨されている。
【0020】頂部ピボット受け69が回転変位反射体3
の頂部ピボット42の先端にはめ込まれると共に外枠2
2の頂部枠部材24の内壁中央の取付け穴27に取り付
けられ、底辺部ピボット受け70が回転変位反射体3の
底辺部ピボット43の先端にはめ込まれると共に磁路2
1の底辺磁路部材28の内壁中央の取付け穴31に取り
付けられる。2枚の復元板バネ39が、それぞれ頂部ピ
ボット42の中央部と外枠22の第一側枠部材25の内
壁との間および頂部ピボット42の中央部と第二側枠部
材26の内壁との間に渡される。
【0021】これにより回転変位反射体3は、回転軸4
0が方型固定子2の中心軸23と一致するように方型固
定子2に支持されると共に、回転変位反射体3の側面4
6の平面が方型固定子2の開口方向に直角となる中性位
置を中心に回転振動できるように保持される。
【0022】回転角検知部52は、回転変位反射体3を
照射する検知光源53と、回転変位反射体3と検知光源
53とを通る光軸54上の検知光源53と回転変位反射
体3との間に回転変位反射体3に近接して置かれたレン
ズ55とを有する。そして回転角検知部52は、光軸5
4上の検知光源53とレンズ55との間のレンズ55の
焦点面に置かれた回折格子部56と、光軸54上の検知
光源53と回折格子部56との間に回折格子部56に近
接して置かれた光検出部57と、光検出部57に接続さ
れる回転角制御装置58とを備える。
【0023】回折格子部56は、余弦成分原回折格子5
9と正弦成分原回折格子60と受光回折格子61とから
なる。光検出部57は、余弦成分光検出器62と正弦成
分光検出器63とからなる。回転角制御装置58は、回
転角指令入力部64と余弦入力端子65と正弦入力端子
66と回転角誤差信号出力部67とを備える。駆動電流
源68は、回転角制御装置58に接続されると共に方型
固定子2の第一コイル(図示しない)および第二コイル
(図示しない)に接続され、回転変位反射体37を駆動
するための電流を供給する。
【0024】〔第一実施例の作動〕光線が入射光路71
に沿って入射し、中性位置にある光束走査用反射鏡49
で中性反射光路72に沿って反射する。駆動電流源68
によって生ずる駆動電流が第一コイル(図示しない)に
流れ、回転変位反射体3の回転変位反射体3が発生させ
ている磁束73に作用して、回転変位反射体3に駆動ト
ルクを生ぜしめる。回転変位反射体3は、中性位置から
駆動トルクが復元板バネ39による復元偶力と釣り合う
角度まで回転する。そして光線は第一偏向反射光路74
に沿って反射する。
【0025】駆動電流源68によって生ずる駆動電流7
5が反転すると回転変位反射体3が反転し、光線は第二
偏向反射光路76に沿って反射する。このように反射光
線は、駆動電流75によって回転変位反射体3の回転角
範囲内で走査される。
【0026】検知光源53が回折格子部56を照明し、
回折格子部56の像点77を出た光線は、レンズ55を
通る往光路78を経て回転変位反射体37の回転角検知
用反射鏡50で反射され、レンズ55を通る中性帰り光
路79を経て受光回折格子61の中性像点80に結像す
る。回転変位反射体3が回転し、回転角θを取る場合
は、回折格子部56の像点77を出た光線は、レンズ5
5を通る往光路78を経て回転角検知用反射鏡50で反
射され、偏向帰り光路81を経て受光回折格子61の偏
向像点82に結像する。図4に拡大して示す余弦成分原
回折格子59および正弦成分原回折格子60の境界部分
83は、図5に拡大して示す受光回折格子61の投影部
84に投影される。
【0027】駆動電流75に応じて光束走査用反射鏡4
9からの反射光が回転角θの全ての範囲を走査する間
に、余弦成分原回折格子59の像は受光回折格子61の
下半分を走査し、正弦成分原回折格子60の像は、受光
回折格子61の上半分を走査する。余弦成分原回折格子
59および正弦成分原回折格子60および受光回折格子
61のピッチpはいずれも等しい。受光回折格子61の
下半分を通過する全光量の変化分は、回転角θの関数で
ある。この関数は、ピッチpとレンズの焦点距離fとで
定まる周期p/2fを有し、ほぼcos(4πθf/
p)に比例する。この全光量の変化分は、余弦成分光検
出器62で検出され、回転角制御装置58の余弦入力端
子65に入力される。
【0028】また、受光回折格子61の上半分を通過す
る全光量の変化分も、回転角θの関数である。この関数
は、周期p/2fを有し、ほぼsin(4πθf/p)
に比例する。この全光量の変化分は、正弦成分光検出器
63で検出され、回転角制御装置58の正弦入力端子6
6に入力される。回転角制御装置58は、受光回折格子
61の上半分を通過する全光量の変化分と受光回折格子
61の下半分を通過する全光量の変化分とから回転角を
計算する。そして回転角制御装置58は、計算された回
転角と回転角指令入力とを比較して回転角誤差信号を求
める。この回転角誤差信号が、駆動電流源68に指令入
力として与えられる。これにより帰還制御系が閉じ、回
転角は正確に回転角指令入力に従って制御される。
【0029】〔第一実施例の効果〕本実施例の光束走査
装置1では、回転角検知用反射鏡50および光束走査用
反射鏡49は回転変位反射体3の一体化部分であること
により、光束走査に伴う回転の慣性能率への寄与が無視
できる。また回転変位反射体3は小型化(8mm×8mm×
12mm)により慣性能率が引下げられている。したがっ
て回転変位反射体3は回転の際のトルクが小さい。しか
も回転変位反射体3は小型化に伴う電力損失が回転の際
生じない。このため本実施例の光束走査装置1は、少な
い供給電力で回転角指令入力に対する回転角の高い応答
度および高精度な回転角信号を実現できる。
【0030】〔第二実施例〕図6は、本実施例の光束走
査装置の光束走査部を示す図である。図7は、本実施例
の光束走査装置の回転角検知部を示す図である。
【0031】〔第二実施例の構成〕本実施例の回転角検
知型光束走査装置90は、通電により電界が生ずる円環
型固定子91と、円環型固定子91内に第一回転軸12
0および第一回転軸120に直交する第二回転軸121
を回転軸として回転するように配された光線を反射する
ための回転変位反射体123とを備える。回転変位反射
体123には、第二回転軸121方向の両端に固定され
る第三ピボット受け350および第四ピボット受け35
1と、円環型固定子91と回転変位反射体123とを繋
ぐ8本の復元バネ160が設けられている。また回転変
位反射体123には、回転角を検知する回転角検知部1
38が付設されている。回転角検知部138には、円環
型固定子91に駆動電流を供給する電源部157が接続
されている。
【0032】円環型固定子91は、略円環状の内枠部9
2と、内枠部92を第一回転軸120を回転軸として回
転し得るように囲む略円環状の外枠部98と、内枠部9
2および外枠部98に第一回転軸120方向の両側から
被せられる第一磁路110および第二磁路117と、内
枠部92および外枠部98に第二回転軸121方向の両
側から被せられる第三磁路118および第四磁路119
とからなる。
【0033】内枠部92は、第一回転軸120と第二回
転軸121との交点に中心を有する円環状の内側枠体9
3と、第一回転軸120の中心の両側の内側枠体93の
外周上にそれぞれ固定される第一ピボット受け94およ
び第二ピボット受け95とを備える。そして内枠部92
は、第二回転軸121の中心の両側の内側枠体93の内
周上にそれぞれ固定される第一ピボット96および第二
ピボット97を有する。第一ピボット96および第二ピ
ボット97は先端が円錐面に研磨されている。
【0034】外枠部98は、第一回転軸120と第二回
転軸121との交点に中心を有する円環状の外側枠体9
9と、第一回転軸120の中心の両側の外側枠体99の
内周上にそれぞれ固定される第三ピボット108および
第四ピボット109とからなる。
【0035】外側枠体99には、復元バネ160の一端
が取り付けられる第一取付け部100ないし第八取付け
部107が設けられている。第一取付け部100ないし
第四取付け部103は、第一回転軸120および第二回
転軸121を含む外側枠体99の対称面の一方の側の外
側枠体99を四等分する位置に設けられている。第五取
付け部104ないし第八取付け部107は、対称面の他
方の側の対称面に関して第一取付け部100ないし第四
取付け部103と面対称な位置にそれぞれ設けられてい
る。
【0036】第三ピボット108および第四ピボット1
09は先端が円錐面に研磨されている。そして第三ピボ
ット108の先端は、内側枠体93の第一ピボット受け
94にはめ込まれ、第四ピボット109の先端は、内側
枠体93の第二ピボット受け95にはめ込まれている。
【0037】第一磁路110は略コ字形状をなし、第一
回転軸120に垂直な外枠部材111と外枠部材111
の両端にそれぞれ設けられる第一側枠部材112と第二
側枠部材113とからなる。第一側枠部材112の先端
面114には、第一回転軸120および第二回転軸12
1を含む面に平行で外側枠体99の外周面に至る深さの
第一コイル溝115が設けられている。第二側枠部材1
13の先端面にも第一コイル溝115と同様の第二コイ
ル溝116が設けられている。第二磁路117ないし第
四磁路119も第一磁路110と同じ形状である。
【0038】そして第一磁路110の第一側枠部材11
2の先端面114および第二側枠部材113の先端面、
第二磁路117の第一側枠部材の先端面および第二側枠
部材の先端面、第三磁路118の第一側枠部材の先端面
および第二側枠部材の先端面、第四磁路119の第一側
枠部材の先端面および第二側枠部材の先端面は、大きさ
および形状が等しく、第一回転軸120および第二回転
軸121の交点(内側枠体93および外側枠体99の中
心点)を中心とする一つの球面の部分球面である。
【0039】回転変位反射体123は、NdFeBボン
ド磁石製で中心軸124に関して回転対称な太鼓状の形
状を有する。この形状は、中心軸124方向の一端の第
一端面125と中心軸124方向の他端の第二端面12
6と中心軸124を囲む側面127とからなる。第一端
面125および第二端面126は等径の円平面をなし、
防湿を兼ねた樹脂被覆の後、鏡面研磨し、アルミニウム
皮膜を施し、アルミニウム皮膜に保護皮膜を施して得ら
れた光束走査用反射鏡および回転角検知用反射鏡であ
る。側面127は中心軸124の第一端面125と第二
端面126との間の中点に中心を有する球面の環状部分
球面である。この側面127は、第一磁路110ないし
第四磁路119の部分球面との間に磁気間隙128を形
成する。
【0040】また側面127には、復元バネ160の一
端が取り付けられる第一取付け部129ないし第八取付
け部136が設けられている。第一取付け部129ない
し第四取付け部132は、中心軸124の第一端面12
5と第二端面126との間の中点を通り中心軸124に
垂直な対称面の第一端面125側の中心軸124を回転
軸として分散して設けられている。この第一取付け部1
29ないし第四取付け部132は、回転変位反射体12
3の第一端面125および第二端面126と外側枠体9
9と内側枠体93とが平行になる中性位置において、そ
れぞれ第一磁路110と第三磁路118との中間、第三
磁路118と第二磁路117との中間、第二磁路117
と第四磁路119との中間、第四磁路119と第一磁路
110との中間にある。
【0041】第五取付け部133ないし第八取付け部1
36は、対称面の第二端面126側の対称面に関して第
一取付け部129ないし第四取付け部132と面対称な
位置にそれぞれ設けられている。またこの回転変位反射
体123は、対称面を横切って表面を出入りしかつ中心
軸124に関して軸対称に分布する磁束137が生ずる
よう磁化されている。第三ピボット受け350および第
四ピボット受け351が、中性位置において第二回転軸
121と一致する回転変位反射体123の対称軸の中点
の両側の回転変位反射体123の側面127上にそれぞ
れ固定されている。そして第三ピボット受け350およ
び第四ピボット受け351は、それぞれ内側枠体93の
第一ピボット96および第二ピボット97の先端にはめ
込まれている。
【0042】8個の復元バネ160は、中性位置におい
て回転変位反射体123の第一端面125および第二端
面126の直径方向に並ぶ、回転変位反射体123の第
一取付け部129および外側枠体99の第一取付け部1
00同士ないし、回転変位反射体123の第八取付け部
136および外側枠体99の第八取付け部107同士を
等しい引張力が生ずるように結ぶ。
【0043】回転角検知部138は、回転変位反射体1
23の回転角信号を得るための検知光源139と、検知
光源139に照射される原回折格子部140と、原回折
格子部140を出た光線を回転変位反射体123へ向か
わせる半透反射鏡145とを備える。そして回転角検知
部138は、半透反射鏡145と回転変位反射体123
との間に置かれるレンズ146と、半透反射鏡145を
出て回転変位反射体123で反射した光線を受ける受光
回折格子部147と、受光回折格子部147を通過する
光量を検出する光検出部154とを有する。さらに回転
角検知部138は、光検出部154に接続される第一回
転軸回り回転角制御装置155と、光検出部154に接
続される第二回転軸回り回転角制御装置156とを備え
る。
【0044】原回折格子部140は、第一回転軸分散余
弦成分原回折格子141、第一回転軸分散正弦成分原回
折格子142、第二回転軸分散余弦成分原回折格子14
3、第二回転軸分散正弦成分原回折格子144からな
る。受光回折格子部147は、隣り合う第一回転軸分散
受光回折格子148および第二回転軸分散受光回折格子
149からなる。第一回転軸分散受光回折格子148は
隣り合う第一余弦受光部150および第一正弦受光部1
51からなる。第二回転軸分散受光回折格子149は隣
り合う第二余弦受光部152および第二正弦受光部15
3からなる。
【0045】電源部157は、第一駆動電流源158と
第二駆動電流源159とからなる。第一駆動電流源15
8は、第一回転軸回り回転角制御装置155に接続され
ると共に、回転変位反射体123を第一回転軸120を
回転軸として回転させるための電流を円環型固定子91
に供給する。第二駆動電流源159は、第二回転軸回り
回転角制御装置156に接続されると共に、回転変位反
射体123を第二回転軸121を回転軸として回転させ
るための電流を円環型固定子91に供給する。
【0046】〔第二実施例の作動〕回転変位反射体12
3は駆動電流が流れていない場合は中性位置にある。入
射光路161に沿って中性位置にある回転変位反射体1
23の光束走査用反射鏡(第一端面125)に至る入射
光線は、中性反射光路162に沿って反射される。そし
て反射光線の光束は、駆動電流が流れて回転変位反射体
123を回転させることにより、次のように2次元的な
範囲を走査する。
【0047】第一駆動電流源158が発生させる第一駆
動電流163は、第四磁路119の第一コイル溝および
第二コイル溝を第二回転軸121を回転軸として通過し
て流れる。そして第一駆動電流163は、第三磁路11
8の第一コイル溝および第二コイル溝を第四磁路119
の際とは逆向きの第二回転軸121を回転軸として通過
して流れる。これにより第一駆動電流163は、回転変
位反射体123に第一回転軸120回りのトルクを発生
させる。回転変位反射体123は、このトルクが復元バ
ネ160による復元力と釣り合う角度まで回転する。こ
のため入射光線は、第一回転軸偏向反射光路164の方
向に反射される。
【0048】第二駆動電流源159が発生させる第二駆
動電流165は、第一磁路110の第一コイル溝115
および第二コイル溝116を第一回転軸120を回転軸
として通過して流れる。そして第二駆動電流165は、
第二磁路117の第一コイル溝および第二コイル溝を第
一磁路110の際とは逆向きの第一回転軸120を回転
軸として通過して流れる。これにより第二駆動電流16
5は、回転変位反射体123に第二回転軸121回りの
トルクを発生させる。回転変位反射体123は、このト
ルクが復元バネ160による復元力と釣り合う角度まで
回転する。このため入射光線は、第二回転軸偏向反射光
路(図示しない)の方向に反射される。
【0049】回転変位反射体123は、第一駆動電流1
63および第二駆動電流165が同時に流れることによ
り、第一回転軸120回りおよび第二回転軸121を回
転軸として回転する。このため入射光線は、両軸偏向反
射光路166の方向に反射される。また回転変位反射体
123の回転角検知用反射鏡(第二端面126)は、第
一駆動電流163および第二駆動電流165により光束
走査用反射鏡(第一端面125)が光束走査を行うと同
時に、次のように検知光源139からの入射光線を反射
させ、この反射光線を受光回折格子部147において走
査させる。
【0050】検知光源139が原回折格子部140を照
明する。そして原回折格子部140の第一回転軸分散余
弦成分原回折格子141の投影像および第一回転軸分散
正弦成分原回折格子142の投影像が、回転角検知用反
射鏡(第二端面126)とレンズ146とによって受光
回折格子部147の第一回転軸分散受光回折格子148
のそれぞれ第一余弦受光部150、第一正弦受光部15
1を走査する。
【0051】また、原回折格子部140の第二回転軸分
散余弦成分原回折格子143の投影像および第二回転軸
分散正弦成分原回折格子144の投影像が、回転角検知
用反射鏡(第二端面126)とレンズ146とによって
受光回折格子部147の第二回転軸分散受光回折格子1
49のそれぞれ第二余弦受光部152、第二正弦受光部
153を走査する。図8は、第一余弦受光部150およ
び投影像の部分拡大図である。図9は、第一正弦受光部
151および投影像の部分拡大図である。図10は、第
二余弦受光部152および投影像の部分拡大図である。
図11は、第二正弦受光部153および投影像の部分拡
大図である。
【0052】〔第二実施例の効果〕本実施例の光束走査
装置90では、回転角検知用反射鏡(第二端面126)
および光束走査用反射鏡(第一端面125)は回転変位
反射体123の一体化部分であることにより、光束走査
に伴う回転の慣性能率への寄与が無視できる。また回転
変位反射体123は、回転角検知用反射鏡(第二端面1
26)および光束走査用反射鏡(第一端面125)の必
要面積を実現する最小の大きさである。このため回転変
位反射体123は慣性能率が小さい。したがって回転変
位反射体123は回転の際のトルクが小さい。しかも回
転変位反射体123は小型化に伴う電力損失が回転の際
生じない。このため本実施例の光束走査装置90は、少
ない供給電力で回転角指令入力に対する回転角の高い応
答度および高精度な二次元回転角信号を実現できる。
【0053】また本実施例の光束走査装置90は、一つ
の光束走査用反射鏡(第一端面125)を有する単独の
光束走査装置であるためコストが抑えられ、光束走査用
反射鏡(第一端面125)の小さい反射面積で視差補正
することなく二次元の光束走査が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の光束走査装置の光束走査部を示す
図である。
【図2】回転角検知部を示す図である。
【図3】回折格子部を示す図である。
【図4】回折格子部の境界部分の拡大図である。
【図5】回折格子部の投影部の拡大図である。
【図6】第二実施例の光束走査装置の光束走査部を示す
図である。
【図7】回転角検知部を示す図である。
【図8】受光部および投影像の部分拡大図である。
【図9】受光部および投影像の部分拡大図である。
【図10】受光部および投影像の部分拡大図である。
【図11】受光部および投影像の部分拡大図である。
【符号の説明】
2 方型固定子(環状固定子) 3 回転変位反射体 40 回転軸 46 側面(側面の一部) 49 光束走査用反射鏡(反射面) 50 回転角検知用反射鏡(反射面) 51 磁化方向(方向) 53 検知光源 61 受光回折格子(受光部) 91 円環型固定子(環状固定子) 120 第一回転軸(回転軸) 121 第二回転軸(回転軸) 123 回転変位反射体 124 中心軸(垂直な軸) 125 第一端面(反射面) 126 第二端面(反射面) 137 磁束 139 検知光源 147 受光回折格子部(受光部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)通電により電界を発生させる環状固
    定子と、(b)前記固定子内に配され、前記固定子と同
    軸の回転軸を有しこの回転軸を回転軸として変位して光
    線を反射する永久磁石製の回転変位反射体とを備え、前
    記回転変位反射体は、回転軸方向に直角な方向に磁化さ
    れ、かつ前記回転軸を囲む前記回転変位反射体の側面の
    一部が、前記磁化の方向に平行な反射面を成すことを特
    徴とする光束走査装置。
  2. 【請求項2】(c)通電により電界を発生させる環状固
    定子と、(d)前記固定子内に配され、前記固定子と同
    軸の回転軸を有しこの回転軸を回転軸として変位して光
    線を反射する永久磁石製の回転変位反射体と、(e)前
    記回転変位反射体を照射する検知光源と、(f)検知光
    源を出て前記回転変位反射体の反射面で反射した光線を
    受ける受光部とを備え、 前記回転変位反射体は、回転軸方向に直角な方向に磁化
    され、かつ前記回転軸を囲む前記回転変位反射体の側面
    の一部が、前記磁化の方向に平行な反射面を成すことを
    特徴とする回転角検知型光束走査装置。
  3. 【請求項3】(g)通電により電界を発生させる環状固
    定子と、(h)前記固定子内に配され、前記固定子と同
    軸の回転軸を有しこの回転軸を回転軸として変位して光
    線を反射する永久磁石製の回転変位反射体とを備え、 前記回転変位反射体は、回転軸を含む面の両側の表面に
    反射面を有し、磁束が回転軸を含む面を横切って表面を
    出入りし、かつ回転軸を含む面に垂直な軸に関して軸対
    称に分布するよう磁化されていることを特徴とする光束
    走査装置。
  4. 【請求項4】(i)通電により電界を発生させる環状固
    定子と、(j)前記固定子内に配され、前記固定子と同
    軸の回転軸を有しこの回転軸を回転軸として変位して光
    線を反射する永久磁石製の回転変位反射体と、(k)前
    記回転変位反射体を照射する検知光源と、(l)検知光
    源を出て前記回転変位反射体の反射面で反射した光線を
    受ける受光部とを備え、 前記回転変位反射体は、回転軸を含む面の両側の表面に
    反射面を有し、磁束が回転軸を含む面を横切って表面を
    出入りし、かつ回転軸を含む面に垂直な軸に関して軸対
    称に分布するよう磁化されていることを特徴とする回転
    角検知型光束走査装置。
JP27259993A 1993-10-29 1993-10-29 光束走査装置 Pending JPH07128609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103608645A (zh) * 2011-05-02 2014-02-26 施肯拉公司 位置检测器和光偏转设备

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