JPH0713013A - カラーフィルタとブラックマスクの形成方法 - Google Patents

カラーフィルタとブラックマスクの形成方法

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JPH0713013A
JPH0713013A JP15843993A JP15843993A JPH0713013A JP H0713013 A JPH0713013 A JP H0713013A JP 15843993 A JP15843993 A JP 15843993A JP 15843993 A JP15843993 A JP 15843993A JP H0713013 A JPH0713013 A JP H0713013A
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JP
Japan
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color
black
filter
film
resist
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JP15843993A
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Inventor
Yoshihisa Kato
喜久 加藤
Yasuhiro Daikou
康宏 代工
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラーフィルタとブラックマスクとを、少ない
レジスト塗布回数および露光・現像処理回数で能率良く
形成する。 【構成】基板11上に導電性下地膜12を成膜し、この
下地膜12をカラーフィルタの色別に分離した後、基板
11上に感光性ブラックレジストを塗布するとともにこ
のブラックレジスト膜16を露光・現像処理してブラッ
クマスク16aを形成し、この後、分離された各下地膜
12aのうちの一つの色のカラーフィルタを形成する部
分の下地膜12aに電圧を印加してこの下地膜12a上
に一つの色のフィルタ材料を電着する工程を繰返して、
赤,緑,青のカラーフィルタ17R,17G,17Bを
順次形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子の一方の
透明基板に設けられるカラーフィルタとブラックマスク
の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像等の多色カラー画像を表
示する液晶表示素子は、液晶層をはさんで対向する一対
の透明基板にそれぞれ表示用の透明電極を形成するとと
もに、いずれか一方の基板に、複数の色のカラーフィル
タと、これらカラーフィルタ間の間隙に対応する遮光用
のブラックマスクを設けた構成となっている。
【0003】上記液晶表示素子の一方の基板に設けられ
るカラーフィルタとブラックマスクは、従来、次のよう
な方法で形成されている。図10は従来のカラーフィル
タとブラックマスクの形成方法を示す各工程での断面図
であり、ここでは、カラーフィルタとして、赤,緑,青
の三色のカラーフィルタを形成する例を示している。
【0004】[工程1]まず、図10の(a) に示すよう
に、ガラス等からなる透明基板1の上に、そのほぼ全面
にわたって、ITO等からなる透明な導電性下地膜2を
成膜する。
【0005】[工程2]次に、上記基板1上に感光性レ
ジストを塗布し、このレジスト膜を露光・現像処理し
て、図10の(b) に示すように、赤,緑,青のうちの一
つの色のカラーフィルタの形成領域、例えば赤色フィル
タの形成領域に対応する部分が開口する第1のレジスト
マスク3aを形成する。
【0006】[工程3]次に、図10の(c) に示すよう
に、上記レジストマスク3aの開口内に露出している下
地膜2の上に、赤のフィルタ材料(透明樹脂に赤の顔料
を混合したもの)を所望の厚さに電着し、赤色フィルタ
4Rを形成する。
【0007】なお、上記フィルタ材料の電着は、電解液
にフィルタ材料を溶解した電着溶液中に基板1を浸漬
し、この基板1上の下地膜2と前記電着溶液中に浸漬し
てある対向電極との間に電圧を印加して、下地膜2の露
出部分に電着溶液中のフィルタ材料を被着させる方法に
よって行なわれており、下地膜2上へのフィルタ材料の
被着厚さは、印加電圧によって制御されている。
【0008】[工程4]次に、図10の(d) に示すよう
に上記第1のレジストマスク3aを剥離し、その後、上
記基板1上に再び感光性レジストを塗布してこのレジス
ト膜を露光・露光処理することにより、図10の(e) に
示すように、他の一つの色のカラーフィルタの形成領
域、例えば緑色フィルタの形成領域に対応する部分が開
口する第2のレジストマスク3bを形成する。
【0009】[工程5]次に、図10の(f) に示すよう
に、上記レジストマスク3bの開口内に露出している下
地膜2の上に、緑のフィルタ材料(透明樹脂に緑の顔料
を混合したもの)を所望の厚さに電着し、緑色フィルタ
4Gを形成する。
【0010】[工程6]次に、図10の(g) に示すよう
に上記第2のレジストマスク3bを剥離し、その後、上
記基板1上に再度感光性レジストを塗布してこのレジス
ト膜を露光・露光処理することにより、図10の(h) に
示すように、残りの色のカラーフィルタの形成領域、例
えば青色フィルタの形成領域に対応する部分が開口する
第3のレジストマスク3cを形成する。
【0011】[工程7]次に、図10の(i) に示すよう
に、上記レジストマスク3cの開口内に露出している下
地膜2の上に、青のフィルタ材料(透明樹脂に青の顔料
を混合したもの)を所望の厚さに電着し、青色フィルタ
4Bを形成する。
【0012】[工程8]このようにして赤,緑,青のカ
ラーフィルタ4R,4G,4Bを順次形成した後は、ま
ず図10の(j) に示すように上記第3のレジストマスク
3cを剥離し、その後、図10の(k) に示すように、基
板1上に感光性のブラックレジストを塗布してブラック
レジスト膜5を形成する。
【0013】[工程9]次に、上記ブラックレジスト膜
5を露光・現像処理してカラーフィルタ4R,4G,4
B上のブラックレジスト膜5を図10の(l) に示すよう
に除去し、各色のカラーフィルタ4R,4G,4B間に
残ったブラックレジスト膜をブラックマスク5aとす
る。
【0014】なお、上記ブラックレジストには、非感光
部が現像処理によって除去されるネガ型のレジストが用
いられており、このブラックレジスト膜5の露光処理
は、既に形成されたカラーフィルタ4R,4G,4Bを
露光マスクに利用して基板1の下面側から光を照射する
方法で行なわれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラーフィルタとブラックマスクの形成方法は、基
板1上にフィルタ材料を電着するための下地膜2を成膜
した後、一つの色のカラーフィルタの形成領域に対応す
る部分が開口するレジストマスク(3a,3b,3cの
いずれか)を形成してこのレジストマスクの開口内に露
出している下地膜2の上に一つの色のフィルタ材料を電
着する工程を繰返して、各色のカラーフィルタ4R,4
G,4Bを順次形成し、その後に、ブラックレジストを
塗布してこのブラックレジスト膜5を露光・現像処理す
ることによりブラックマスク5aを形成するものである
ため、レジストの塗布回数および露光・現像処理回数が
多く、したがって、カラーフィルタ4R,4G,4Bと
ブラックマスク5aとを能率良く形成することができな
かった。
【0016】すなわち、上記従来の形成方法では、各色
のカラーフィルタを形成する度に、感光性レジストを塗
布して、このレジスト膜の露光・現像処理によりフィル
タ材料の電着マスクであるレジストマスクを形成しなけ
ればならず、したがって、形成するカラーフィルタの色
数と同じ回数(上述したように赤,緑,青の三色のカラ
ーフィルタ4R,4G,4Bを形成する場合は3回)の
レジスト塗布とその露光・現像処理とを行ない、それに
加えて、ブラックマスク5aとなる感光性ブラックレジ
ストの塗布とその露光・現像処理とを行なう必要があ
る。
【0017】本発明は、複数の色のカラーフィルタとこ
れらカラーフィルタ間の間隙に対応するブラックマスク
とを、少ないレジスト塗布回数および露光・現像処理回
数で能率良く形成することができるカラーフィルタとブ
ラックマスクの形成方法を提供することを目的としたも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のカラーフ
ィルタとブラックマスクの形成方法は、基板上にフィル
タ材料を電着するための透明な導電性下地膜を成膜し、
この下地膜をその上に形成するカラーフィルタの色別に
分離したパターンに形成した後、前記基板上に感光性ブ
ラックレジストを塗布するとともにこのブラックレジス
ト膜を露光・現像処理してカラーフィルタ間の間隙に対
応するブラックマスクを形成し、この後、前記分離され
た各下地膜のうちの一つの色のカラーフィルタを形成す
る部分の下地膜に電圧を印加してこの下地膜上に前記一
つの色のフィルタ材料を電着する工程を繰返して、複数
の色のカラーフィルタを順次形成することを特徴とする
ものである。
【0019】また本発明の第2のカラーフィルタとブラ
ックマスクの形成方法は、基板上にフィルタ材料を電着
するための透明な導電性下地膜を成膜し、その上にポジ
型の感光性ブラックレジストを塗布した後、このブラッ
クレジスト膜を露光・現像処理して一つの色のカラーフ
ィルタの形成領域に対応する開口を形成するとともにこ
の開口内に露出した前記下地膜の上に前記一つの色のフ
ィルタ材料を電着する工程を繰返して、複数の色のカラ
ーフィルタを順次形成し、これらカラーフィルタ間に残
された前記ブラックレジスト膜をブラックマスクとする
ことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】上記第1の方法によれば、基板上に成膜した下
地膜をその上に形成するカラーフィルタの色別に分離す
る際に、そのエッチングマスクとなる感光性レジストの
塗布とその露光・現像処理を行なうとともに、ブラック
マスクを形成する際に感光性ブラックレジストの塗布と
その露光・現像処理を行なうだけで、その後は、分離さ
れた各下地膜に選択的に電圧を印加してフィルタ材料を
電着する工程の繰返しにより複数の色のカラーフィルタ
を形成することができるから、レジスト塗布回数および
露光・現像処理回数はそれぞれ2回ずつでよい。
【0021】また、上記第2の方法によれば、基板上に
成膜した下地膜の上にブラックマスクとなる感光性ブラ
ックレジストを塗布する1回のレジスト塗布を行なうだ
けでよく、また、ブラックレジスト膜に、下地膜上にフ
ィルタ材料を電着するための開口を形成して行くと、最
終的に残されたブラックレジスト膜がそのままカラーフ
ィルタ間の間隙に対応するブラックマスクとなるため、
露光・現像処理は、各色のフィルタ材料の電着に際して
その都度前記ブラックレジスト膜に開口を形成するため
に行なうだけでよいから、露光・現像処理回数は、形成
するカラーフィルタの色数と同じ回数だけでよい。
【0022】
【実施例】
(第1の方法の実施例)以下、本発明の第1の方法の一
実施例を図1〜図5を参照して説明する。図1はカラー
フィルタとブラックマスクの形成方法を示す各工程での
断面図であり、ここでは、カラーフィルタとして、赤,
緑,青の三色のカラーフィルタをモザイク状に配列させ
て形成する例を示している。
【0023】[工程1]まず、図1の(a) に示すよう
に、ガラス等からなる透明基板11の上に、ITO等か
らなる透明な導電性下地膜12を成膜する。なお、この
下地膜12は、スパッタ法または蒸着法等によって成膜
する。
【0024】[工程2]次に、上記下地膜12をフォト
リソグラフィ法によりパターニングし、この下地膜12
を、図1の(b) に示すように、得ようとするカラーフィ
ルタのパターンに分離する。図において12aは、分離
された各下地膜(以下、分離下地膜という)である。
【0025】図2は図1の(b) の状態の平面図であり、
この実施例では、上記分離下地膜12を、形成する赤,
緑,青のカラーフィルタの形状と同じ画素形状に形成す
るとともに、同色のカラーフィルタを形成する分離下地
膜12a同士をそれぞれ導電ライン13,14,15に
よって短絡させている。
【0026】なお、この実施例は、同じ行の分離下地膜
12aの上に同じ色のカラーフィルタを形成する例であ
り、上記導電ライン13,14,15は、同じ行の全て
の分離下地膜12aをつないで各行ごとに形成されてい
る。
【0027】これら各行の導電ライン13,14,15
はそれぞれ、基板11の一側縁部に導出されており、各
行の導電ライン12bのうち、赤,緑,青のうちの一つ
の色のカラーフィルタ、例えば赤色フィルタを形成する
分離下地膜12aの導電ライン13は最も長く導出さ
れ、基板側縁に沿わせて形成した第1の電圧印加端子部
13aを有する給電ライン13bにつながっている。
【0028】また、他の一つの色のカラーフィルタ、例
えば緑色フィルタを形成する分離下地膜12aの導電ラ
イン14の導出長さは、上記赤色フィルタを形成する分
離下地膜12aの導電ライン13の導出長さよりも短く
され、残りの色のカラーフィルタ、例えば青色フィルタ
を形成する分離下地膜12aの導電ライン15の導出長
さはさらに短く設定されている。
【0029】これら導電ライン14,15はそれぞれ行
ごとに独立したラインとされており、緑色フィルタを形
成する分離下地膜12aの導電ライン14の導出端には
それぞれ第2の電圧印加端子部14aが形成され、青色
フィルタを形成する分離下地膜12aの導電ライン15
の導出端にはそれぞれ第3の電圧印加端子部15aが形
成されている。
【0030】なお、上記導電ライン13,14,15お
よび給電ライン13bと電圧印加端子部13a,14
a,15aは、上記下地膜12をフォトリソグラフィ法
によりパターニングして各分離下地膜12aを形成する
際に、同時に前記下地膜12から形成する。
【0031】[工程3]次に、図1の(c) に示すよう
に、基板11上に感光性のブラックレジストをスピンコ
ート法等によって塗布してブラックレジスト膜16を形
成し、このブラックレジスト膜16を露光・現像処理し
て、図1の(d) に示すように、カラーフィルタ間の間隙
に対応するブラックマスク16aを形成する。なお、こ
のとき、ブラックレジスト膜16の不要部分、つまり表
示領域より外側の部分も前記露光・現像処理によって除
去し、上記各導電ライン13,14,15および電圧印
加端子部13a,14a,15aを露出させる。
【0032】[工程4]次に、図1の(e) に示すよう
に、赤,緑,青のうちの一つの色のカラーフィルタ、例
えば赤色フィルタを形成する全ての分離下地膜12aに
電圧を印加してこれら分離下地膜12aの上に赤のフィ
ルタ材料(透明樹脂に赤の顔料を混合したもの)を所望
の厚さに電着し、赤色フィルタ17Rを形成する。
【0033】このフィルタ材料の電着は、電解液にフィ
ルタ材料を溶解した電着溶液中に基板11を浸漬し、分
離下地膜12aと前記電着溶液中に浸漬してある対向電
極との間に電圧を印加して、分離下地膜12aの表面に
電着溶液中のフィルタ材料を被着させる方法によって行
ない、またフィルタ材料の被着厚さは印加電圧によって
制御する。
【0034】図3は図1の(e) の状態の平面図であり、
赤のフィルタ材料の電着は、第1の電圧印加端子13a
に電着電源18を接続し、給電ライン13bおよび導電
ライン13を介して赤色フィルタを形成する全ての分離
下地膜12aに電圧を印加して行なう。なお、図1の
(e) および図3では、分離下地膜12aに+電圧を印加
しているが、分離下地膜12aに印加する電圧の極性
は、電着するフィルタ材料の性質に応じて決定する。
【0035】このように、赤色フィルタを形成する分離
下地膜12aだけに電圧を印加してフィルタ材料の電着
を行なうと、このフィルタ材料が電圧を印加された分離
下地膜12aの表面だけに赤のフィルタ材料が電着され
て赤色フィルタ17Rが形成される。
【0036】なお、この場合、導電ライン13はブラッ
クレジストからなるブラックマスク16aで覆われてい
るため、この導電ライン13の上にはフィルタ材料が電
着されないし、また、導電ライン13のブラックマスク
16aより外方に延出している導出部を電着溶液中に浸
漬しないようにして上記電着を行なえば、導電ライン1
3の導出部や上記給電ライン13bの上にフィルタ材料
が電着されることはない。
【0037】[工程5]次に、基板11を洗浄した後、
図1の(f) に示すように、他の一つの色のカラーフィル
タ、例えば緑色フィルタを形成する全ての分離下地膜1
2aに電圧を印加してこれら分離下地膜12aの上に緑
のフィルタ材料(透明樹脂に緑の顔料を混合したもの)
を所望の厚さに電着し、緑色フィルタ17Gを形成す
る。
【0038】図4は図1の(f) の状態の平面図であり、
緑のフィルタ材料の電着は、上記電着電源18に接続し
たコネクタ部材19を第2の電圧印加端子14aに接触
させ、導電ライン14を介して緑色フィルタを形成する
全ての分離下地膜12aに電圧を印加して行なう。
【0039】この場合、上記コネクタ部材19は第2の
電圧印加端子14aだけでなく、これら端子間を通して
導出されている導電ライン13にも接触するため、上記
赤のフィルタ材料を電着した分離下地膜12aにも電圧
が印加されるが、この分離下地膜12aは既に赤色フィ
ルタ17Rで覆われているため、その上に緑のフィルタ
材料が電着されることはない。
【0040】[工程6]次に、再度基板11を洗浄した
後、図1の(g) に示すように、残りの色のカラーフィル
タ、例えば青色フィルタを形成する全ての分離下地膜1
2aに電圧を印加してこれら分離下地膜12aの上に青
のフィルタ材料(透明樹脂に青の顔料を混合したもの)
を所望の厚さに電着し、青色フィルタ17Bを形成す
る。
【0041】図5は図1の(g) の状態の平面図であり、
青のフィルタ材料の電着は、上記コネクタ部材19を第
3の電圧印加端子15aに接触させ、導電ライン15を
介して青色フィルタを形成する全ての分離下地膜12a
に電圧を印加して行なう。
【0042】この場合、上記コネクタ部材19は第3の
電圧印加端子15aだけでなく、これら端子間を通して
導出されている導電ライン13,14にも接触するた
め、上記赤および緑のフィルタ材料を電着した分離下地
膜12aにも電圧が印加されるが、この分離下地膜12
aは既に赤色フィルタ17Rおよび緑色フィルタ17G
で覆われているため、その上に青のフィルタ材料が電着
されることはない。
【0043】すなわち、上記カラーフィルタとブラック
マスクの形成方法は、基板11上にフィルタ材料を電着
するための透明な導電性下地膜12を成膜し、この下地
膜12をその上に形成するカラーフィルタの色別に分離
した後、前記基板11上に感光性ブラックレジストを塗
布するとともにこのブラックレジスト膜16を露光・現
像処理してカラーフィルタ間の間隙に対応するブラック
マスク16aを形成し、この後、分離された各下地膜1
2aのうちの一つの色のカラーフィルタを形成する部分
の下地膜12aに電圧を印加してこの分離下地膜12a
上に前記一つの色のフィルタ材料を電着する工程を繰返
して、赤,緑,青のカラーフィルタ17R,17G,1
7Bを順次形成するものである。
【0044】この方法によれば、基板11上に成膜した
下地膜12をその上に形成するカラーフィルタの色別に
分離する際に、そのエッチングマスクとなる感光性レジ
ストの塗布とその露光・現像処理を行なうとともに、ブ
ラックマスク16aを形成する際に感光性ブラックレジ
ストの塗布とその露光・現像処理を行なうだけで、その
後は、分離された各下地膜12aに選択的に電圧を印加
してフィルタ材料を電着する工程の繰返しにより赤,
緑,青の色のカラーフィルタ17R,17G,17Bを
形成することができるから、レジスト塗布回数および露
光・現像処理回数はそれぞれ2回ずつでよく、したがっ
て、赤,緑,青のカラーフィルタ17R,17G,17
Bとこれらカラーフィルタ間の間隙に対応するブラック
マスク16aとを、少ないレジスト塗布回数および露光
・現像処理回数で能率良く形成することができる。
【0045】なお、上記カラーフィルタ17R,17
G,17Bとブラックマスク16aを形成した基板11
は、その上に基板全体にわたって透明な絶縁膜を形成
し、この絶縁膜の上に透明電極を形成して液晶表示素子
に使用される。この場合、前記透明電極は各カラーフィ
ルタ17R,17G,17Bに対応させて形成され、こ
れら透明電極の端子は、上記導電ライン13,14,1
5を導出している基板側縁部の上に配列される。
【0046】(第2の方法の実施例)次に、本発明の第
2の方法の一実施例を図6〜図9を参照して説明する。
図5はカラーフィルタとブラックマスクの形成方法を示
す各工程での断面図であり、ここでは、カラーフィルタ
として、赤,緑,青の三色のカラーフィルタを行方向に
交互に配列して形成する例を示している。
【0047】[工程1]まず、図6の(a) に示すよう
に、ガラス等からなる透明基板21の上に、ITO等か
らなる透明な導電性下地膜22をスパッタ法または蒸着
法等によって成膜し、その上に、図6の(b) に示すよう
に、ポジ型レジスト(露光部分が現像により除去される
レジスト)からなる感光性ブラックレジストをスピンコ
ート法等により塗布してブラックレジスト膜23を形成
する。
【0048】[工程2]次に、図6(c) に示すように、
形成する赤,緑,青のカラーフィルタのうちの一つの色
のカラーフィルタの形成パターンに対応する露光マスク
(図示せず)を用いて上記ブラックレジスト膜23を露
光処理するとともに現像処理し、このブラックレジスト
膜23に、赤,緑,青のうちの一つの色のカラーフィル
タ、例えば赤色フィルタの形成領域に対応する第1の開
口24aを形成する。
【0049】このようにブラックレジスト膜23に第1
の開口24aを形成すると、このブラックレジスト膜2
3の各開口24a間に残された部分が、次に形成する赤
色フィルタ25R間の間隙に対応するブラックマスク2
3aとなる(図7参照)。
【0050】[工程3]次に、図6(d) に示すように、
上記ブラックレジスト膜23を電着マスクとして、この
ブラックレジスト膜23の第1の開口24a内に露出し
た下地膜22の表面に赤のフィルタ材料を所望の厚さに
電着し、赤色フィルタ25Rを形成する。図7は図6
(d) の状態の平面図である。
【0051】なお、このフィルタ材料の電着は、電解液
にフィルタ材料を溶解した電着溶液中に基板21を浸漬
し、下地膜22と前記電着溶液中に浸漬してある対向電
極との間に電圧を印加して、下地膜22の表面に電着溶
液中のフィルタ材料を被着させる方法によって行ない、
またフィルタ材料の被着厚さは印加電圧によって制御す
る。
【0052】[工程4]次に、上述した露光マスクを
[工程2]における配置位置から所定ピッチ(赤,緑,
青のカラーフィルタの配列ピッチ)ずらして配置して上
記ブラックレジスト膜(ポジ型レジスト膜)23を再び
露光処理するとともに現像処理し、図6(e) に示すよう
に、このブラックレジスト膜23に、他の一つの色のカ
ラーフィルタ、例えば緑色フィルタの形成領域に対応す
る第2の開口24bを形成する。
【0053】このようにブラックレジスト膜23に第2
の開口24bを形成すると、このブラックレジスト膜2
3の第2の開口24b相互間に残された部分が、次に形
成する緑色フィルタ25G間の間隙に対応するブラック
マスク23aとなるとともに、上述した第1の開口24
aと前記第2の開口24bとの間に残された部分が、赤
色フィルタ25Rと緑色フィルタ25Gとの間の間隙に
対応するブラックマスク23aとなる(図8参照)。
【0054】[工程5]次に、図6(f) に示すように、
上記ブラックレジスト膜23と既に形成した赤色フィル
タ25Rを電着マスクとして、ブラックレジスト膜23
の第2の開口24b内に露出した下地膜22の表面に緑
のフィルタ材料を所望の厚さに電着し、緑色フィルタ2
5Gを形成する。図8は図6(f) の状態の平面図であ
る。
【0055】[工程6]次に、上述した露光マスクを
[工程4]における配置位置からさらに所定ピッチずら
して配置して上記ブラックレジスト膜(ポジ型レジスト
膜)23を再度露光処理するとともに現像処理し、図6
(g) に示すように、このブラックレジスト膜23に、残
りの色のカラーフィルタ、例えば青色フィルタの形成領
域に対応する第3の開口24cを形成する。
【0056】このようにブラックレジスト膜23に第3
の開口24cを形成すると、このブラックレジスト膜2
3の第3の開口24c相互間に残された部分が、次に形
成する青フィルタ25B間の間隙に対応するブラックマ
スク23aとなるとともに、上述した第1の開口24a
および第2の開口24bと前記第3の開口24cの間に
残された部分が、上記赤色フィルタ25Rおよび緑色フ
ィルタ25Gと青色フィルタ25Bとの間の間隙に対応
するブラックマスク23aとなり、全てのカラーフィル
タ25R,25G,25B間の間隙に対応するブラック
マスク23aが完成する(図9参照)。
【0057】[工程7]次に、図6(h) に示すように、
上記ブラックレジスト膜23(ブラックマスク23a)
と既に形成した赤色フィルタ25Rおよび緑色フィルタ
25Gを電着マスクとして、ブラックレジスト膜23の
第3の開口24c内に露出した下地膜22の表面に青の
フィルタ材料を所望の厚さに電着し、青色フィルタ25
Bを形成する。図9は図6(h) の状態の平面図である。
【0058】すなわち、上記カラーフィルタとブラック
マスクの形成方法は、基板21上にフィルタ材料を電着
するための透明な導電性下地膜22を成膜し、その上に
ポジ型の感光性ブラックレジストを塗布した後、このブ
ラックレジスト膜23を露光・現像処理して一つの色の
カラーフィルタの形成領域に対応する開口を形成すると
ともにこの開口内に露出した下地膜22の上に前記一つ
の色のフィルタ材料を電着する工程を繰返して、赤,
緑,青のカラーフィルタ25R,25G,25Bを順次
形成し、これらカラーフィルタ25R,25G,25B
間に残されたブラックレジスト膜23をブラックマスク
23aとするものである。
【0059】この方法によれば、基板21上に成膜した
下地膜22の上にブラックマスク23aとなる感光性ブ
ラックレジストを塗布する1回のレジスト塗布を行なう
だけでよく、また、ブラックレジスト膜23に、下地膜
22上にフィルタ材料を電着するための開口24a,2
4b,24cを形成して行くと、最終的に残されたブラ
ックレジスト膜23がそのままカラーフィルタ25R,
25G,25B間の間隙に対応するブラックマスク23
aとなるため、露光・現像処理は、各色のフィルタ材料
の電着に際してその都度前記ブラックレジスト膜23に
開口24a,24b,24cを形成するために行なうだ
けでよいから、露光・現像処理回数は、形成するカラー
フィルタ25R,25G,25Bの色数(赤,緑,青の
三色)と同じ回数(3回)だけでよい。
【0060】したがって、この方法によっても、赤,
緑,青のカラーフィルタ25R,25G,25Bとこれ
らカラーフィルタ間の間隙に対応するブラックマスク2
3aとを、少ないレジスト塗布回数および露光・現像処
理回数で能率良く形成することができる。
【0061】なお、上記各実施例では、カラーフィルタ
を、赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタの順で
形成しているが、これらカラーフィルタの形成順序は任
意でよいし、また、カラーフィルタの色も、赤,緑,青
に限らず他の色であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1のカラーフィルタとブラッ
クマスクの形成方法によれば、基板上に成膜した下地膜
をその上に形成するカラーフィルタの色別に分離したパ
ターンに形成する際に、そのエッチングマスクとなる感
光性レジストの塗布とその露光・現像処理を行なうとと
もに、ブラックマスクを形成する際に感光性ブラックレ
ジストの塗布とその露光・現像処理を行なうだけで、そ
の後は、分離された各下地膜に選択的に電圧を印加して
フィルタ材料を電着する工程の繰返しにより複数の色の
カラーフィルタを形成することができるから、レジスト
塗布回数および露光・現像処理回数はそれぞれ2回ずつ
でよく、したがって、複数の色のカラーフィルタとこれ
らカラーフィルタ間の間隙に対応するブラックマスクと
を、少ないレジスト塗布回数および露光・現像処理回数
で能率良く形成することができる。
【0063】また、本発明の第2のカラーフィルタとブ
ラックマスクの形成方法によれば、基板上に成膜した下
地膜の上にブラックマスクとなる感光性ブラックレジス
トを塗布する1回のレジスト塗布を行なうだけでよく、
また、ブラックレジスト膜に、下地膜上にフィルタ材料
を電着するための開口を形成して行くと、最終的に残さ
れたブラックレジスト膜がそのままカラーフィルタ間の
間隙に対応するブラックマスクとなるため、露光・現像
処理は、各色のフィルタ材料の電着に際してその都度前
記ブラックレジスト膜に開口を形成するために行なうだ
けでよいから、露光・現像処理回数は、形成するカラー
フィルタの色数と同じ回数だけでよく、したがって、こ
の方法によっても、複数の色のカラーフィルタとこれら
カラーフィルタ間の間隙に対応するブラックマスクと
を、少ないレジスト塗布回数および露光・現像処理回数
で能率良く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の方法の一実施例によるカラーフ
ィルタとブラックマスクの形成方法を示し、(a) は基板
上に導電性下地膜を成膜した状態の断面図、(b) は下地
膜を分離した状態の断面図、(c) はブラックレジストを
塗布した状態の断面図、(d) はブラックマスクを形成し
た状態の断面図、(e) は赤色フィルタを形成した状態の
断面図、(f) は緑色フィルタを形成した状態の断面図、
(g) は青色フィルタを形成した状態の断面図。
【図2】図1の(b) の状態の平面図。
【図3】図1の(e) の状態の平面図。
【図4】図1の(f) の状態の平面図。
【図5】図1の(g) の状態の平面図。
【図6】本発明の第2の方法の一実施例によるカラーフ
ィルタとブラックマスクの形成方法を示し、(a) は基板
上に導電性下地膜を成膜した状態の断面図、(b) はブラ
ックレジストを塗布した状態の断面図、(c) はブラック
レジスト膜に第1の開口を形成した状態の断面図、(d)
は赤色フィルタを形成した状態の断面図、(e) はブラッ
クレジスト膜に第2の開口を形成した状態の断面図、
(f) は緑色フィルタを形成した状態の断面図、(g) はブ
ラックレジスト膜に第3の開口を形成した状態の断面
図、(h) は青色フィルタを形成した状態の断面図。
【図7】図6の(d) の状態の平面図。
【図8】図6の(f) の状態の平面図。
【図9】図6の(h) の状態の平面図。
【図10】従来の方法によるカラーフィルタとブラック
マスクの形成方法を示し、(a) は基板上に導電性下地膜
を成膜した状態の断面図、(b) は第1のレジストマスク
を形成した状態の断面図、(c) は赤色フィルタを形成し
た状態の断面図、(d) は第1のレジストマスクを除去し
た状態の断面図、(e) は第2のレジストマスクを形成し
た状態の断面図、(f) は緑色フィルタを形成した状態の
断面図、(g) は第2のレジストマスクを除去した状態の
断面図、(h) は第3のレジストマスクを形成した状態の
断面図、(i) は青色フィルタを形成した状態の断面図。
(j) は第3のレジストマスクを除去した状態の断面図、
(k) はブラックレジストを塗布した状態の断面図、(l)
はブラックマスクを形成した状態の断面図、
【符号の説明】
11,21…基板 12,22…下地膜 12a…分離下地膜 16,23…ブラックレジスト膜 16a,23a…ブラックマスク 24a,24b,24c…開口 17R,25R…赤色フィルタ 17G,25G…緑色フィルタ 17B,25B…青色フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板の上に、複数の色のカラーフィル
    タと、これらカラーフィルタ間の間隙に対応するブラッ
    クマスクとを形成する方法であって、 前記基板上にフィルタ材料を電着するための透明な導電
    性下地膜を成膜し、この下地膜をその上に形成するカラ
    ーフィルタの色別に分離したパターンに形成した後、前
    記基板上に感光性ブラックレジストを塗布するとともに
    このブラックレジスト膜を露光・現像処理して前記カラ
    ーフィルタ間の間隙に対応するブラックマスクを形成
    し、この後、前記分離された各下地膜のうちの一つの色
    のカラーフィルタを形成する部分の下地膜に電圧を印加
    してこの下地膜上に前記一つの色のフィルタ材料を電着
    する工程を繰返して、前記複数の色のカラーフィルタを
    順次形成することを特徴とするカラーフィルタとブラッ
    クマスクの形成方法。
  2. 【請求項2】透明基板の上に、複数の色のカラーフィル
    タと、これらカラーフィルタ間の間隙に対応するブラッ
    クマスクとを形成する方法であって、 前記基板上にフィルタ材料を電着するための透明な導電
    性下地膜を成膜し、その上にポジ型の感光性ブラックレ
    ジストを塗布した後、このブラックレジスト膜を露光・
    現像処理して一つの色のカラーフィルタの形成領域に対
    応する開口を形成するとともにこの開口内に露出した前
    記下地膜の上に前記一つの色のフィルタ材料を電着する
    工程を繰返して、前記複数の色のカラーフィルタを順次
    形成し、これらカラーフィルタ間に残された前記ブラッ
    クレジスト膜をブラックマスクとすることを特徴とする
    カラーフィルタとブラックマスクの形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329547B1 (en) 1998-05-25 2001-12-11 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Vinylbenzene derivatives
US6395932B1 (en) 1999-01-18 2002-05-28 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. 1,2-diphenyl-2-propen-1-one derivatives

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US6329547B1 (en) 1998-05-25 2001-12-11 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Vinylbenzene derivatives
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