JPH0713095A - 回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法 - Google Patents

回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法

Info

Publication number
JPH0713095A
JPH0713095A JP5157019A JP15701993A JPH0713095A JP H0713095 A JPH0713095 A JP H0713095A JP 5157019 A JP5157019 A JP 5157019A JP 15701993 A JP15701993 A JP 15701993A JP H0713095 A JPH0713095 A JP H0713095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance
polygon mirror
rotating body
rotary polygon
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5157019A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Horino
康夫 堀野
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5157019A priority Critical patent/JPH0713095A/ja
Publication of JPH0713095A publication Critical patent/JPH0713095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンバランス量の修正が容易で、しかも高精
度にバランスを修正することが可能な回転体、及びこれ
を駆動する駆動モータ、更には回転体としての回転多面
鏡を備えた回転多面鏡装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 請求項第1項記載の発明に係る回転体は、回
転体の一部に回転軸からの半径が一定な位置に環状のバ
ランス調整用溝を設け、このバランス調整用溝に回転体
のアンバランス量に相当する質量のバランス調整用の線
状部材を嵌合状態に固着し、このバランス調整用線状部
材の断面の重心位置が常に回転軸から一定の距離となる
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像読取装置や画像
記録装置等に使用され、光源から出射される光ビームを
走査させるための回転多面鏡等の回転体、及びこの回転
体を回転駆動する駆動モータ、更には回転体としての回
転多面鏡を備えた回転多面鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記画像読取装置としては、半
導体レーザ等の光源から出射された光ビームで画像担体
上を走査し、この画像担体からの反射ビームを受光素子
によって受光することにより、画像担体上の画像を読み
取るように構成したものがある。また、上記画像記録装
置としては、半導体レーザ等の光源から出射された光ビ
ームを画像信号や文字信号(以下、「画像信号等」とい
う)に応じて変調し、この変調された光ビームで記録媒
体上を走査することにより、画像の記録を行うように構
成したものがある。
【0003】ところで、これらの画像読取装置や画像記
録装置等では、半導体レーザ等の光源から出射された光
ビームを走査するための手段として、多数の反射鏡面を
外周に備えた回転多面鏡を用い、この回転多面鏡を高速
で回転させることにより、回転多面鏡の反射鏡面で光ビ
ームを反射して走査する回転多面鏡装置が用いられてい
る。
【0004】従来、この種の回転多面鏡装置としては、
例えば、図20に示すようなものがある。
【0005】図20は上記従来の回転多面鏡装置の概略
構成を示すものであって、軸受のスリーブ側が回転する
形式のものを示している。図20において、100は支
持部材101によって起立状態に支持固定された回転軸
を示すものであり、この回転軸100の外周には、所定
の間隙を介して回転スリーブ102が嵌合状態に装着さ
れている。なお、上記回転スリーブ102は、回転軸1
00の外周面に形成された傾斜溝103の空気軸受け作
用によって、非接触状態で回転可能に支持されている。
【0006】また、上記回転スリーブ102には、ミラ
ー台座104が外周に向けてフランジ状に突設されてお
り、このミラー台座104には、回転スリーブ102の
上端部分に嵌合された回転多面鏡105が載置されてい
る。この回転多面鏡105は、平面形状が正多角形状に
形成されており、各側面105’がすべて反射鏡面とな
っている。さらに、上記回転多面鏡105の上部には、
キャップフランジ106が載置されており、このキャッ
プフランジ106は、回転スリーブ102の上端部に被
着されている。そして、上記キャップフランジ106
は、ネジ107によって回転多面鏡105を介してミラ
ー台座104に固定されており、回転多面鏡105は、
キャップフランジ106とミラー台座104とで挟持さ
れた状態で、ミラー台座104に取り付けられている。
なお、上記ネジ107の締め付け力は、回転多面鏡10
5の反射鏡面105’の平面度を維持するために、回転
多面鏡105が回転によってずれない範囲で最小の値に
設定されている。
【0007】さらに、上記回転スリーブ102の下端部
分には、駆動モータ108のマグネット109が取り付
けられているとともに、このマグネット109の外周に
は、駆動モータ108の駆動コイル110が固定状態に
配置されている。
【0008】そして、上記回転多面鏡装置は、駆動モー
タ108の駆動コイル110に通電して、駆動モータ1
08のマグネット109が取り付けられた回転スリーブ
102を所定の回転速度で回転させることにより、この
回転スリーブ102に取り付けられた回転多面鏡105
を回転駆動するようになっている。上記回転多面鏡10
5に照射された光ビームは、当該回転多面鏡105の反
射鏡面105’によって反射され、図示しない感光体ド
ラム上などに露光される。その際、上記回転多面鏡10
5によって反射された光ビームは、回転多面鏡105の
回転動作に伴って一定の角度範囲で、図示しない感光体
ドラムの表面に軸方向(主走査方向)に沿って走査され
る。
【0009】しかし、上記従来の回転多面鏡装置の場合
には、回転多面鏡105の回転スリーブ102に対する
取付け精度や、回転スリーブ102や回転多面鏡105
等の回転体の加工精度によって、回転多面鏡105等の
回転体の質量が回転軸100を中心にして軸対称に分布
せずに偏って分布し、必然的に質量のアンバランスが存
在する。このように、上記回転多面鏡装置に質量のアン
バランスが存在すると、回転多面鏡105の回転が均一
とならず、回転多面鏡105に振動や回転ムラが発生す
る。上記回転多面鏡装置によって走査される光ビームの
走査速度は、回転多面鏡105の回転速度に依存するた
め、回転多面鏡105に振動や回転ムラが発生すると、
感光体ドラム上などに走査露光される光ビームの走査速
度が変動し、感光体ドラム上に形成される静電潜像の画
質などを劣化させるという問題点があった。
【0010】そこで、かかる回転多面鏡装置などにおい
ては、質量のアンバランスに依存する回転多面鏡等の回
転体の速度変動の発生を防止するため、種々の試みがな
されている。
【0011】図20に示す回転多面鏡装置では、回転ス
リーブ102に2つのバランス調整部材を設け、これら
のバランス調整部材に釣合重りを取り付けることによっ
て、質量のアンバランスを2つのバランス調整部材によ
って形成される2つの修正面で修正するように構成した
ものである。
【0012】さらに説明すると、この回転多面鏡装置で
は、キャップフランジ106が1つのバランス調整部材
を兼ねており、当該キャップフランジ106のフランジ
部106aの外周端には、側壁111が上向きに全周に
渡って突設されている。また、上記回転スリーブ102
の下端部には、円板状のバランス調整部材112が取り
付けられており、このバランス調整部材112の外周端
には、側壁113が下向きに全周に渡って突設されてい
る。
【0013】そして、上記回転多面鏡装置においては、
キャップフランジ106の側壁111の内側及びバラン
ス調整部材112の側壁113の内側に、予め測定され
たアンバランス量に応じた質量の釣合重り115、11
6が、質量のアンバランスに対応した位置に固着されて
おり、回転多面鏡105等の回転体のアンバランスを修
正するようになっている。この釣合重り115、116
としては、例えば、重りそのものを接着剤によって固着
するものや、あるいは接着剤に金属粉を混ぜたものなど
を用いている。
【0014】また、上記回転多面鏡装置などにおいて、
質量のアンバランスに依存する回転体の速度変動の発生
を防止する技術としては、図21に示すようなものもあ
る。
【0015】図21に示す回転多面鏡装置は、キャップ
フランジ等のバランス調整部材106、113に釣合重
りを取り付けるのではなく、キャップフランジ等のバラ
ンス調整部材106、113にアンバランス量に応じた
穴117をドリルを用いた切削加工によって形成するこ
とにより、回転多面鏡105等の回転部材のアンバラン
スを修正するように構成したものである。
【0016】さらに、上記回転多面鏡装置などにおい
て、質量のアンバランスに依存する回転体の速度変動の
発生を防止する技術としては、実開平2−64914号
公報や特開昭62−177334号公報等に開示された
ものも既に提案されている。
【0017】この実開平2−64914号公報に係るポ
リゴンミラー駆動用モータの回転バランス修正装置は、
モータの端面から突出する回転軸の端部にはめ込んだ環
状ハブと前記回転軸の端面にボルトで取付けた円板状の
押圧板とで外周が多角形の板状ポリゴンミラーを挟みつ
け、前記押圧板の外側面に回転バランス修正用つりあい
おもりを取付ける環状溝を設けるように構成したもので
ある。
【0018】また、特開昭62−177334号公報に
係る回転体用バランサーは、回転体のバランスを得るた
めの、回転体の外部に露出した平坦部に貼着する厚さ
0.05〜0.15mmのシート片から構成されるもの
である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記従来の回転多面鏡装置の場合には、質量のアン
バランスを修正するため、例えば図20に示すようにバ
ランス修正部材106、112に釣合重り115、11
6を固着するように構成したものであるが、釣合重り1
15、116として、重り自体を接着剤で固着するもの
や接着剤に金属粉を混ぜたものを用いている。そのた
め、図20に示す従来の回転多面鏡装置の場合には、釣
合重り115、116をバランス修正部材106、11
2に固着する際に、釣合重り115、116の取付け位
置に誤差が生じ易く、釣合重り115、116の重心位
置がバランス修正部材106、112の所定の半径位置
からズレたり、金属粉を混ぜた接着剤を釣合重り11
5、116として使用する場合には、釣合重り115、
116の形状が不定であるため、釣合重り115、11
6の取付け位置に誤差が生じ、釣合重り115、116
の重心位置がバランス修正部材106、112の所定の
半径位置からズレてしまい、バランス修正量に必然的に
誤差が生じていた。従って、上記従来の回転多面鏡装置
においては、正確なバランスの修正を行なうことができ
ず、バランス修正作業とアンバランス量の測定作業を数
回以上繰り返して行なう必要があり、質量のアンバラン
スの修正作業が非常に煩雑であるばかりか長時間を要す
るという問題点があった。また、釣合重り115、11
6を接着剤を用いて固着させたり、金属粉を混ぜた接着
剤を塗布したりする必要があるため、接着剤が固化する
までに時間が掛かり、質量のアンバランスの修正作業を
繰り返し行なう際に待ち時間が長くなり、作業性が非常
に悪いという問題点もあった。
【0020】また、上記図21に示す回転多面鏡装置の
ように、バランス修正部材106、113にアンバラン
ス量に応じた穴117を穿設するように構成した場合に
は、アンバランス量に応じて穴117の深さが変化する
ため、やはりアンバランス調整用穴117の重心位置が
微妙に変化し、精度の良いアンバランス量の調整が行え
ないという問題点があった。また、アンバランス量を調
整する際に、穴117を深く穿設し過ぎた場合には、反
対側の位置に再度アンバランス量調整用の穴117を穿
設するなどしなければならず、アンバランス量の修正作
業が非常に煩雑になるという問題点もあった。
【0021】さらに、実開平2−64914号公報に係
るポリゴンミラー駆動用モータの回転バランス修正装置
の場合には、環状溝に回転バランス修正用つりあいおも
りを取付けるように構成したものであるが、つりあいお
もりが図20に示す装置と同様に不定形であるため、正
確なバランスの修正を行なうことができないという問題
点が未解決のままである。
【0022】また、特開昭62−177334号公報に
係る回転体用バランサーの場合には、回転体の外部に露
出した平坦部にシート状の回転体用バランサーを貼り付
けるように構成したものであるが、シート状の回転体用
バランサーを貼り付けるための平坦部が回転体に必要と
なり、回転体が大型化するばかりか、シート状の回転体
用バランサーを貼り付る位置を精度良く決定することが
困難であり、高精度にバランス修正をすることができな
いという問題点があった。
【0023】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、アンバランス量の修正が容易で、しかも高精度
にバランスを修正することが可能な回転体、及びこれを
駆動する駆動モータ、更には回転体としての回転多面鏡
を備えた回転多面鏡装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項第1項
記載の発明は、回転体の一部に回転軸からの半径が一定
な位置に環状のバランス調整用溝を設け、このバランス
調整用溝に回転体のアンバランス量に相当する質量のバ
ランス調整用の線状部材を嵌合状態に固着し、このバラ
ンス調整用線状部材の断面の重心位置が常に回転軸から
一定の距離となるように構成したことを特徴とする回転
体である。
【0025】また、請求項第2項記載の発明は、回転体
を回転駆動する駆動モータにおいて、この駆動モータの
回転体の一部に回転軸からの半径が一定な位置に環状の
バランス調整用溝を設け、このバランス調整用溝に回転
体のアンバランス量に相当する質量のバランス調整用の
線状部材を嵌合状態に固着し、このバランス調整用線状
部材の断面の重心位置が常に回転軸から一定の距離とな
るように構成したことを特徴とする駆動モータである。
【0026】さらに、請求項第3項記載の発明は、回転
多面鏡を駆動モータによって回転駆動し、この回転多面
鏡の反射鏡面によって光ビームを走査する回転多面鏡装
置において、回転多面鏡等の回転体の一部に回転軸から
の半径が一定な位置に環状のバランス調整用溝を設け、
このバランス調整用溝に回転体のアンバランス量に相当
する質量のバランス調整用の線状部材を嵌合状態に固着
し、このバランス調整用線状部材の断面の重心位置が常
に回転軸から一定の距離となるように構成したことを特
徴とする回転多面鏡装置である。
【0027】また、請求項第3項記載の発明は、回転体
の回転バランスを修正する回転バランス修正方法におい
て、回転体の質量のアンバランス量を測定した後、この
アンバランス量に応じた質量のバランス調整用線状部材
を、回転体の位置部に回転軸からの半径が一定な位置に
設けられた環状のバランス調整用溝に嵌合状態に固着
し、このバランス調整用線状部材の断面の重心位置が常
に回転軸から一定の距離となるような状態において回転
体の回転バランスを修正することを特徴とする回転バラ
ンス修正方法である。
【0028】上記バランス調整用溝としては、例えば、
回転軸の軸方向に沿って開口した断面矩形状の溝が用い
られるが、これに限定されるわけではなく、溝の底部を
バランス調整用線状部材の断面形状に対応させて円弧状
あるいは正4×N形状(Nは整数)に形成したものであ
っても良い。
【0029】また、上記バランス調整用溝としては、例
えば、回転軸からの半径が一定な位置に1つのみが設け
られるが、これに限定されるわけではなく、複数個設け
ても勿論良い。この場合には、複数のバランス調整用溝
の幅を2種類以上に渡って設定しても良い。
【0030】さらに、上記バランス調整用線状部材とし
ては、例えば、銅やアルミあるいは鉛などの金属線を塩
化ビニル等の合成樹脂によって被覆したものが用いられ
るが、これ以外でも、バランス調整用線状部材として
は、銅やアルミなどの金属線そのもの、あるいは銅やア
ルミなどの金属線の周囲に自己融着性を有する接着剤等
を塗布した自己融着線などを用いてもよい。
【0031】また、上記バランス調整用線状部材として
は、例えば、断面形状が円形のものが用いられるが、こ
れに限定されるわけではなく、断面形状が正4×N形状
(Nは整数)のものを用いても良い。
【0032】
【作用】この発明においては、回転体に設けられたバラ
ンス調整用溝に、アンバランス量に相当したバランス調
整用線状部材を嵌合した状態に固定するように構成され
ているので、バランス調整用線状部材の取付け位置は、
バランス調整用溝に一致しており、バランス調整用線状
部材を所定の半径位置に精度良く取り付けることができ
る。また、上記バランス調整用線状部材は、バランス調
整部材のバランス調整用溝に嵌合した状態に固定される
ため、当該バランス調整用線状部材の重心位置は、その
中心位置に精度良く一致する。そのため、アンバランス
測定器で測定されたアンバランス量を、修正誤差が無い
高い精度で調整することが可能となる。したがって、ア
ンバランス量の修正が容易で、しかも高精度にバランス
を修正することが可能な回転多面鏡等の回転体を備えた
回転多面鏡装置等を提供することができる。
【0033】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0034】図3はこの発明に係る回転多面鏡装置を適
用した画像記録装置の一実施例を示すものである。
【0035】図3において、1は光源としての半導体レ
ーザを示すものであり、この半導体レーザ1から出射さ
れたレーザビームLBは、コリメータレンズ2を介して
回転多面鏡3に照射される。上記コリメータレンズ2
は、半導体レーザ1から拡散するように出射されるレー
ザビームLBを集光するとともに、平行光化するための
ものである。
【0036】また、上記回転多面鏡3は、駆動モータ4
によって所定の速度で矢印A方向に回転駆動されるよう
になっている。この回転多面鏡3は、平面形状が正多角
形状に形成されており、各側面3’がすべて反射鏡面と
なっている。上記回転多面鏡3に照射されたレーザビー
ムLBは、当該回転多面鏡3の反射鏡面3’によって反
射され、結像レンズ5を介して感光体ドラム6上に結像
される。その際、上記回転多面鏡3の反射鏡面3’は、
当該回転多面鏡3の回転動作に伴って移動するため、こ
の反射鏡面3’によって反射されるレーザビームLB
は、回転多面鏡3の回転動作に伴って徐々にその進行方
向が偏向され、感光体ドラム6の表面に矢印B方向(主
走査方向)に沿って走査される。上記回転多面鏡3の回
転が進んで、次の反射鏡面3’が回転して来ると、今度
はレーザビームLBが次の反射鏡面3’に入射される。
この反射鏡面3’でも、最初の鏡面と同様にしてレーザ
ビームLBの偏向が行われる。すなわち、回転多面鏡3
の反射鏡面3’で反射されたレーザビームLBは、一定
の角度範囲で感光体ドラム6上を走査することになる。
なお、上記回転多面鏡3は、その反射鏡面3’に埃等が
付着するのを防止するため、防塵カバー7で覆われるよ
うになっており、この防塵カバー7には、レーザビーム
LBが入射又は出射するためのガラス窓からなる開口
8、9が設けられている。
【0037】上記感光体ドラム6は、矢印C方向に沿っ
て所定の速度で回転駆動されるとともに、その表面は、
図示しない帯電器によって予め一様に帯電された後、上
記の如くレーザビームLBが画像情報に応じて走査露光
され、静電潜像が形成される。そして、上記感光体ドラ
ム6の表面に形成された静電潜像は、周知の電子写真プ
ロセスによって可視像化されて、記録用紙上に転写定着
され、画像の記録が行われるようになっている。
【0038】図1及び図2は上記画像記録装置に使用さ
れている回転多面鏡装置の一実施例を示すものである。
【0039】この回転多面鏡装置10は、軸受のスリー
ブ側が回転する形式のものであり、回転軸12に回転自
在に軸支される回転スリーブ11と、この回転スリーブ
11に取付けられた回転多面鏡13と、同じく回転スリ
ーブ11に取付けられたバランス調整部材14、15
と、回転多面鏡13等の回転体を回転駆動するための駆
動モータ16とで、その主要部が構成されている。
【0040】ここで、上記回転スリーブ11や、この回
転スリーブ11に取付けられて当該回転スリーブ11と
一体的に回転する回転多面鏡13やバランス調整部材1
4、15等の部材は、回転体50を構成している。
【0041】上記回転軸12は、円柱状に形成されてお
り、その下端部が支持部材17に起立した状態で支持固
定されている。この回転軸12の外周には、微小な間隙
を介して回転スリーブ11が嵌装されている。この回転
スリーブ11は、回転軸12の外周面に形成された傾斜
溝18の空気軸受け作用によって、回転軸12に接触し
ない状態で高速で回転可能なように支持されている。
【0042】また、上記回転スリーブ11には、ミラー
台座19が外周に向けてフランジ状に突設されており、
このミラー台座19には、回転多面鏡13が載置されて
いる。上記ミラー台座19の回転多面鏡13に対向する
面19’は、回転多面鏡13に傷や変形を起こさないよ
うに十分に滑らかで、回転多面鏡13の反射鏡面13’
の面倒れをなくすために、当該対向面19’と回転スリ
ーブ11の回転軸12との直角度が十分に精度良く形成
されている。上記回転多面鏡13は、その中央部に穿設
された挿通孔13aを介して、回転スリーブ11の上端
部分に嵌合されている。さらに、この回転多面鏡13
は、平面形状が正多角形状に形成されており、各側面1
3’がすべて反射鏡面となっている。さらに、上記回転
多面鏡13の上部には、バランス調整部材としてのキャ
ップフランジ14が載置されており、このキャップフラ
ンジ14は、そのキャップ部14aを介して回転スリー
ブ11の上端部に被着されている。そして、上記キャッ
プフランジ14は、ネジ20によって回転多面鏡13を
介してミラー台座19に固定されており、回転多面鏡1
3は、キャップフランジ14とミラー台座19とで挟持
された状態で、ミラー台座19に取り付けられている。
なお、上記ネジ20の締め付け力は、回転多面鏡13の
反射鏡面13’の平面度を維持するために、回転多面鏡
13が回転によってずれない範囲で最小の値に設定され
ている。
【0043】さらに、上記回転スリーブ13の下端部分
には、駆動モータ16のマグネット21が取り付けられ
ているとともに、このマグネット21の外周には、駆動
モータ16の駆動コイル22が固定状態に配置されてい
る。
【0044】そして、上記回転多面鏡装置10は、駆動
モータ16の駆動コイル22に通電して、駆動モータ1
6のマグネット21が取り付けられた回転スリーブ11
を所定の回転速度で回転させることにより、この回転ス
リーブ11に取り付けられた回転多面鏡13を一体的に
回転駆動するようになっている。上記回転多面鏡13に
照射されたレーザビームLBは、上述したように、当該
回転多面鏡13の反射鏡面13’によって反射され、図
2に示す感光体ドラム6上に露光される。その際、上記
回転多面鏡13によって反射されるレーザビームLB
は、回転多面鏡13の回転動作に伴って一定の角度範囲
で、感光体ドラム6の表面に軸方向(主走査方向)に沿
って走査される。
【0045】ところで、この実施例では、回転体50と
しての回転多面鏡13等が取付けられた回転スリーブ4
1に、2つのバランス調整部材14、15が取付けられ
ているとももに、これらのバランス調整部材14、15
に形成された環状のバランス調整用溝には、アンバラン
ス量に対応した質量のバランス調整用線状部材が嵌合さ
れた状態で配置されるように構成されている。
【0046】すなわち、この実施例に係る回転多面鏡装
置10では、上記キャップフランジ14が1つのバラン
ス調整部材を兼ねており、当該キャップフランジ14の
フランジ部14bの外周端には、図4に示すように、上
向きに開口したバランス調整用溝25が環状に形成され
ている。このバランス調整用溝25は、所定の幅w1
び深さを有する断面矩形状に形成されており、その開口
幅w1 の中心線が回転軸12の中心12aを中心にして
半径r1 の距離に位置するように設定されている。ま
た、このバランス調整用溝25には、断面円形状(直径
1 )に形成されたバランス調整用線状部材26が、所
定の位置に嵌合状態に配置されており、このバランス調
整用線状部材26は、予め設定された所定の長さを有し
ている。上記バランス調整用線状部材26は、バランス
調整用溝25の底部に押し付けられた状態で嵌合される
ことにより、このバランス調整用線状部材26の断面の
重心26aは、回転軸11と直交するバランス修正面2
7上に位置するようになっている。
【0047】そして、上記バランス調整用溝25に嵌合
されたバランス調整用線状部材26の中心位置、すなわ
ちバランス調整用溝25の底から半径D1 /2だけ上方
に離れた位置26aが、図4に示すように、バランス修
正面27となっている。このバランス修正面27は、図
1に示すように、回転スリーブ11及び回転多面鏡13
等からなる回転体50の重心位置31からl1 の距離に
位置するように設定されている。
【0048】また、上記回転スリーブ11の下端部に
は、リング状のバランス調整部材15が取り付けられて
おり、このバランス調整部材15の外周端には、図5に
示すように、下向きに開口したバランス調整用溝28が
環状に形成されている。このバランス調整用溝部28
は、所定の幅w2 及び深さを有する断面矩形状に形成さ
れており、その開口幅w2 の中心線が回転軸12の中心
12aを中心にして半径r 2 の距離に位置するように設
定されている。また、このバランス調整用溝28には、
断面円形状(直径D2 )に形成されたバランス調整用線
状部材29が、所定の位置に嵌合状態に配置されてお
り、このバランス調整用線状部材29は、予め設定され
た所定の長さを有している。さらに、上記バランス調整
用線状部材29は、バランス調整用溝28の底部に押し
付けられた状態で嵌合されることにより、このバランス
調整用線状部材29の断面の重心29aは、バランス修
正面30上に位置するようになっている。
【0049】そして、上記バランス調整用溝28に嵌合
されたバランス調整用線状部材29の中心位置、すなわ
ちバランス調整用溝28の底から半径D1 /2だけ下方
に離れた位置が、図1に示すように、バランス修正面3
0となっている。このバランス修正面30は、回転スリ
ーブ11及び回転多面鏡13等からなる回転体50の重
心位置31からl2 の距離に位置するように設定されて
いる。
【0050】さらに、上記バランス調整用線状部材2
6、29は、図6に示すように、断面円形状に形成され
た直線状の線状部材からなり、これらのバランス調整用
線状部材26、29としては、例えば、銅やアルミある
いは鉛などの金属線26a、29aを塩化ビニル等の合
成樹脂26b、29bによって被覆したものが用いられ
る。上記バランス調整用線状部材26、29の直径
1 、D2 は、バランス調整用溝25、28の幅w1
2 よりも若干大きく設定されており、このバランス調
整用線状部材26、29をバランス調整用溝25、28
内に取り付ける際に、バランス調整用線状部材26、2
9をバランス調整用溝25、28内に圧入することによ
って、容易且つ確実に取り付け可能となっている。
【0051】なお、上記バランス調整用線状部材として
は、上記の如く、銅やアルミなどの金属線を塩化ビニル
等の合成樹脂によって被覆したもの以外にも、銅やアル
ミなどの金属線そのもの、あるいは銅やアルミなどの金
属線の周囲に自己融着性を有する接着剤等を塗布した自
己融着線などを用いてもよい。ここで、自己融着性を有
する接着剤等としては、例えば、粘着剤や溶剤を塗布す
ることによって硬化する接着剤などが挙げられる。
【0052】図7は上記バランス調整部材14、15の
バランス調整用溝25、28にバランス調整用線状部材
26、29を嵌合するための治具を示すものである。
【0053】図7において、32は所定の長さに切断さ
れたバランス調整用線状部材26、28を、その先端を
突き当て部33に突き当てた状態で蓄える蓄線リングを
示すものである。また、34はこの蓄線リング32に保
持されたバランス調整用線状部材26、29を、バラン
ス調整部材14、15のバランス調整用溝25、28に
押し込むためのスライドリングを示すものであり、この
スライドリング34の先端面には、バランス調整用線状
部材26、29を押し込むための傾斜した端面35を有
する凸部36が形成されている。さらに、37は回転多
面鏡装置10のキャップリング14に穿設された孔38
に爪39を嵌合させて、回転多面鏡装置10のキャップ
リング14を含む回転体50を回転させる回転ヘッドを
示すものである。
【0054】以上の構成において、この実施例に係る回
転多面鏡装置では、次のようにして、回転多面鏡等から
なる回転体のアンバランス量を修正するようになってい
る。すなわち、上記回転多面鏡装置10では、図1及び
図2に示すように、駆動モータ16によって回転スリー
ブ11を回転させることにより、この回転スリーブ11
に取付けられた回転多面鏡13を所定の速度で回転駆動
する。そして、この回転多面鏡13に照射されるレーザ
ビームLBを、当該回転多面鏡13の反射鏡面13’に
よって反射し、図3に示すように、感光体ドラム6上に
軸方向に沿って走査露光するようになっている。
【0055】その際、上記回転多面鏡装置10には、回
転多面鏡13の回転スリーブ11に対する取付け精度
や、回転スリーブ11や回転多面鏡13等の回転体50
の加工精度によって、回転多面鏡13等の回転体50の
質量が回転軸12を中心にして軸対称に分布せずに偏っ
て分布し、必然的に質量のアンバランスが存在する。こ
のように、上記回転多面鏡装置10に質量のアンバラン
スが存在すると、回転多面鏡13の回転が均一となら
ず、回転多面鏡13に振動や回転ムラが発生する。とこ
ろで、上記回転多面鏡装置10によって走査されるレー
ザビームLBの走査速度は、回転多面鏡13の回転速度
に依存するため、回転多面鏡13に振動や回転ムラが発
生すると、感光体ドラム6上に走査露光されるレーザビ
ームLBの走査速度が変動し、感光体ドラム6上に形成
される静電潜像の画質などを劣化させるという問題点が
発生する。
【0056】そこで、この実施例に係る回転多面鏡装置
10では、次のようにして回転多面鏡13等からなる回
転体50のアンバランス量の修正作業が行われる。
【0057】まず、実際のバランス調整作業では、図8
に示すように、バランス調整用線状部材26と直径D1
が同一で、その質量が既知(例えば、10mg)の試し
重り40を、キャップフランジ14のバランス調整用溝
25に軽圧入して、バランス調整用溝25の底に押し付
けた状態に装着する。そして、上記回転多面鏡装置10
の駆動モータ16を所定の回転速度で回転駆動し、アン
バランス測定器の目盛りの校正を行う。この校正作業に
よって、回転多面鏡装置10の回転体50の基準位置等
が求められる。その際、バランス調整用線状部材26の
直径D1 と試し重り40の直径が同じであるので、試し
重り40の断面の重心を含み回転軸12に垂直な平面す
なわち平面27がバランス修正面となる。なお、上記ア
ンバランス測定器としては、例えば、長浜シェンク社
製、「動釣り合い試験機」型式RSOB/6が使用され
る。
【0058】同様に、上記回転スリーブ11の下部にお
いても、バランス調整部材15のバランス調整用溝28
にバランス調整用線状部材29と直径D2 が同一で、そ
の質量が既知(例えば、10mg)の試し重り41を軽
圧入して溝の底に押し付けた状態に装着する。そして、
上記回転スリーブ11等の回転体50を所定の回転数で
回転させ、アンバランス測定器の目盛りを校正する。こ
れにより、平面30がバランス修正面となる。
【0059】ここで、試し重り40、41を付けて検出
されたアンバランスの方向が基準位置となる(図9参
照)。
【0060】次に、上記回転多面鏡装置10の回転体5
0の初期アンバランス量の測定を行う。まず、試し重り
40、41を取り外した回転体50を所定回転数で回転
させ、図9に示すように、平面27及び平面30でのそ
れぞれのアンバランス量u1、u2 と回転方向の基準位
置から測ったアンバランスの方向(基準位置からの角
度)α1 、α2 を測定する。ここで、アンバランス量u
1 、u2 とは、アンバランスの質量mとこのアンバラン
スの質量mが存在する半径rとの積、すなわちu=m×
rとして与えられる。
【0061】このようにして、回転多面鏡装置10の回
転体50のアンバランス量u1 、u 2 と回転方向の基準
位置から測ったアンバランスの方向α1 、α2 を求めた
後、このアンバランス量を修正するのに必要なバランス
調整用線状部材26、29の長さが求められる。
【0062】このアンバランス量を修正するのに必要な
バランス調整用線状部材26、29の長さは、次のよう
にして求められる。すなわち、上記アンバランス量を修
正するのに必要なバランス調整用線状部材26、29の
長さは、図11に示すように、円弧状に装着されるバラ
ンス調整用線状部材26、29の微少部分Δmにおける
アンバランス量Δuを、その角度−θ1 から+θ1 に渡
って積分して、バランス調整用線状部材26、29全体
のアンバランス量Uを次の(1)式のように求め、この
(1)式を変形することによって求められる。 |U|=∫|ΔU|dθ=r∫(dm/dθ)cosθdθ =2・r(dm/dθ)sinθ1 (1) ここで、積分は角度−θ1 から+θ1 に渡ってとるもの
とする。 L=2・r・θ1 =2・r・sin-1(|ΔU|/2・r)×(dm/dθ) =2・r・sin-1(u/2πρ(D/2)2 2 ) (2) ただし、u:アンバランス量 ρ:線状部材の密度 D:線状部材の直径 r:回転軸から線状部材断面の重心位置までの距離(半
径)
【0063】このようにして、上記(2)式によって、
アンバランス量を修正するのに必要なバランス調整用線
状部材26、29の長さが求められる。
【0064】次に、図9及び図10のように回転体50
上部ではキャップフランジ14の円周部に形成されたバ
ランス調整用溝25に、回転方向の基準位置から角度α
1 の反対位置にバランス調整用線状部材26の長さ方向
の中心位置を合わせて、バランス調整用線状部材26を
バランス調整用溝25の底部分に押し付けるように圧入
し固着する。
【0065】その際、上記バランス調整用線状部材26
のバランス調整用溝25への圧入作業は、次のようにし
て行われる。
【0066】まず、図12乃至図15に示すように、所
定の長さに切断されたバランス調整用線状部材26を、
その先端を突き当て部33に突き当てた状態で蓄線リン
グ32に蓄え、この状態で、蓄線リング32の突き当て
部33をキャップフランジ14のバランス調整用溝25
の所定位置に位置合わせるする。そして、上記蓄線リン
グ32に蓄えられたバランス調整用線状部材26を、ス
ライドリング34の傾斜した端面35を有する凸部36
によってキャップフランジ14のバランス調整用溝25
の所定位置に圧入し、当該バランス調整用線状部材26
の先端がバランス調整用溝25の底部分に当接するよう
に押し付ける。その後、回転ヘッド37によって回転体
40を徐々に回転するとともに、スライドリング34を
同時に回転し、このスライドリング34によってバラン
ス調整用線状部材26をバランス調整用溝25の底部分
に順次圧入し固着する。
【0067】これにより、バランス調整用線状部材26
の断面の重心位置26aは、所定の半径位置r1 、且つ
既に決定された回転体50上部の修正面27上に位置す
ることになる。
【0068】同様に、図9に示すように、回転体50下
部のバランス調整部材15に形成されたバランス調整用
溝28に回転方向の基準位置から角度α2 の反対位置に
バランス調整用線状部材29の長さ方向の中心を合わせ
て、バランス調整用線状部材29をバランス調整用溝2
8の底部分に押し当てるように圧入し固着する。これに
より、バランス調整用線状部材29の断面の重心位置2
9aは、所定の半径位置r2 、且つ既に決定された回転
体50下部の修正面31上に位置することになる。
【0069】こうすることによって、上記回転多面鏡装
置10の回転体50のバランス調整が完了する。
【0070】このように、上記実施例では、回転体50
に設けられたキャップフランジ14及びバランス調整部
材15のバランス調整用溝25、28に、アンバランス
量に相当したバランス調整用線状部材26、29を嵌合
した状態に固定するように構成されているので、バラン
ス調整用線状部材26、29の取付け位置は、キャップ
フランジ14及びバランス調整部材15のバランス調整
用溝25、28に一致しており、バランス調整用線状部
材26、29を所定の半径位置r1 、r2 に精度良く取
り付けることができる。また、上記バランス調整用線状
部材26、29は、断面円形状に形成されており、しか
もキャップフランジ14及びバランス調整部材15のバ
ランス調整用溝25、28に嵌合した状態に固定される
ため、当該バランス調整用線状部材26、29の重心位
置は、その中心位置に精度良く一致する。そのため、ア
ンバランス測定器で測定されたアンバランス量を、修正
誤差が無い高い精度で調整することが可能となる。した
がって、アンバランス量の修正が容易で、しかも高精度
にバランスを修正することが可能な回転多面鏡13等の
回転体50を備えた回転多面鏡装置を提供することがで
きる。
【0071】図16はこの発明の第2実施例を示すもの
であり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て説明すると、この実施例では、バランス調整部材にバ
ランス調整用溝を同心円状に複数個配置してバランス修
正量を大きくしたものである。すなわち、この実施例で
は、バランス調整部材としてのキャップフランジ14
に、幅W及び深さの同じ複数(図示例では2個)のバラ
ンス調整用溝60、61が形成されており、これらのバ
ランス調整用溝60、61には、直径の同じバランス調
整用線状部材62、63が底に押し付けた状態で嵌合固
定されるようになっている。
【0072】こうすることによって、アンバランスの修
正量を大きくすることが可能となる。
【0073】その他の構成及び作用は、前記第1の実施
例と同様であるので、その説明を省略する。
【0074】図17はこの発明の第3実施例を示すもの
であり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て説明すると、この実施例では、バランス調整部材にバ
ランス調整用溝を同心円状に複数個配置してバランス修
正量を大きくしたものである。すなわち、この実施例で
は、バランス調整部材としてのキャップフランジ14
に、幅W及び深さの異なる複数(図示例では2個)のバ
ランス調整用溝60、61が形成されており、これらの
バランス調整用溝60、61には、直径の異なるバラン
ス調整用線状部材62、63が底に押し付けた状態で嵌
合固定されるようになっている。なお、上記バランス調
整用溝60、61の深さは、バランス調整用線状部材6
2、63の直径に応じて異なっており、これらのバラン
ス調整用線状部材62、63の断面の重心位置、すなわ
ち中心位置がバンランス修正面27上に位置するように
設定されている。
【0075】こうすることによって、アンバランスの修
正量をさらに大きくすることが可能となる。
【0076】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
【0077】図18はこの発明の第4実施例を示すもの
であり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て説明すると、この実施例では、回転体の軸受けのシャ
フト側に回転多面鏡を取り付けて回転させるように構成
したものである。
【0078】すなわち、この実施例に係る回転多面鏡装
置10は、回転軸12が図示しない軸受けによって回転
自在に支持されており、この回転軸12にミラー台座7
0が取付けられているとともに、このミラー台座70に
回転多面鏡13及びキャップフランジ14及びバランス
調整部材15が取付けられている。そして、上記回転多
面鏡13等の回転体50が回転軸12と一体的に回転す
るように構成されている。
【0079】なお、図19に示すように、回転多面鏡装
置10の回転体50にバランス調整用溝71、72を設
け、これらのバランス調整用溝71、72にバランス調
整用線状部材73、74を嵌合状態に固定するようにし
ても良い。
【0080】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
【0081】
【発明の効果】この発明は以上の構成及び作用よりなる
もので、アンバランス量の修正が容易で、しかも高精度
にバランスを修正することが可能な回転体、及びこれを
駆動する駆動モータ、更には回転体としての回転多面鏡
を備えた回転多面鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る回転多面鏡装置の一実
施例を示す断面構成図である。
【図2】 図2はこの発明に係る回転多面鏡装置の一実
施例を示す斜視図である。
【図3】 図3はこの発明に係る回転多面鏡装置を適用
した画像記録装置の一実施例を示す斜視図である。
【図4】 図4はキャップフランジを示す断面図であ
る。
【図5】 図5はバランス調整部材を示す断面図であ
る。
【図6】 図6はバランス調整用線状部材を示す斜視図
である。
【図7】 図7はバランス調整作業を行う治具を示す分
解斜視図である。
【図8】 図8はバランス調整作業を行っている回転多
面鏡装置を示す断面構成図である。
【図9】 図9はバランス調整作業を行っているキャッ
プフランジを示す平面図である。
【図10】 図10はバランス調整作業を示す説明図で
ある。
【図11】 図11はバランス調整用線状部材の長さの
決定方法を示す説明図である。
【図12】 図12はバランス調整作業を示す断面図で
ある。
【図13】 図13はバランス調整部材を示す分解斜視
図である。
【図14】 図14(a)(b)はバランス調整作業を
それぞれ示す斜視図である。
【図15】 図15はバランス調整部材を示す一部破断
の要部斜視図である。
【図16】 図16はこの発明に係る回転多面鏡装置の
第2実施例を示す要部断面図である。
【図17】 図17はこの発明に係る回転多面鏡装置の
第3実施例を示す要部断面図である。
【図18】 図18はこの発明に係る回転多面鏡装置の
第4実施例を示す要部断面図である。
【図19】 図19は同第4実施例の変形例を示す要部
断面図である。
【図20】 図20は従来の回転多面鏡装置を示す断面
構成図である。
【図21】 図21は従来の回転多面鏡装置を示す断面
構成図である。
【符号の説明】
11 回転スリーブ、12 回転軸、13 回転多面
鏡、14 キャップフランジ、15 バランス調整部
材、25、28 バランス調整用溝、26、29バラン
ス調整用線状部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の一部に回転軸からの半径が一定
    な位置に環状のバランス調整用溝を設け、このバランス
    調整用溝に回転体のアンバランス量に相当する質量のバ
    ランス調整用の線状部材を嵌合状態に固着し、このバラ
    ンス調整用線状部材の断面の重心位置が常に回転軸から
    一定の距離となるように構成したことを特徴とする回転
    体。
  2. 【請求項2】 回転体を回転駆動する駆動モータにおい
    て、この駆動モータの回転体の一部に回転軸からの半径
    が一定な位置に環状のバランス調整用溝を設け、このバ
    ランス調整用溝に回転体のアンバランス量に相当する質
    量のバランス調整用の線状部材を嵌合状態に固着し、こ
    のバランス調整用線状部材の断面の重心位置が常に回転
    軸から一定の距離となるように構成したことを特徴とす
    る駆動モータ。
  3. 【請求項3】 回転多面鏡を駆動モータによって回転駆
    動し、この回転多面鏡の反射鏡面によって光ビームを走
    査する回転多面鏡装置において、回転多面鏡等の回転体
    の一部に回転軸からの半径が一定な位置に環状のバラン
    ス調整用溝を設け、このバランス調整用溝に回転体のア
    ンバランス量に相当する質量のバランス調整用の線状部
    材を嵌合状態に固着し、このバランス調整用線状部材の
    断面の重心位置が常に回転軸から一定の距離となるよう
    に構成したことを特徴とする回転多面鏡装置。
  4. 【請求項4】 回転体の回転バランスを修正する回転バ
    ランス修正方法において、回転体の質量のアンバランス
    量を測定した後、このアンバランス量に応じた質量のバ
    ランス調整用線状部材を、回転体の位置部に回転軸から
    の半径が一定な位置に設けられた環状のバランス調整用
    溝に嵌合状態に固着し、このバランス調整用線状部材の
    断面の重心位置が常に回転軸から一定の距離となるよう
    な状態において回転体の回転バランスを修正することを
    特徴とする回転バランス修正方法。
JP5157019A 1993-06-28 1993-06-28 回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法 Pending JPH0713095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157019A JPH0713095A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157019A JPH0713095A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713095A true JPH0713095A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15640409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5157019A Pending JPH0713095A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転体、この回転体を駆動する駆動モータ及び回転多面鏡を備えた回転多面鏡装置、並びに回転体の回転バランス修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713095A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369445A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Shin Meiwa Ind Co Ltd エアスピンドル
JP2006080347A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
US7483239B2 (en) 2004-12-07 2009-01-27 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic disk drive with adjustment of rotational balance
US7841832B2 (en) 2006-09-26 2010-11-30 Nidec Corporation Fan for generating an air flow
US8074344B2 (en) 2007-06-27 2011-12-13 Nidec Corporation Method of manufacturing rotor holder
JP2012058216A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Shinko Denshi Kk 計量コンベア装置
CN107846117A (zh) * 2017-11-22 2018-03-27 四川金英科技有限责任公司 一种特殊电机装配方法的工艺应用
CN116191710A (zh) * 2023-01-16 2023-05-30 珠海格力电器股份有限公司 一种转子铁芯挡板、电机转子及电动机
CN116486842A (zh) * 2022-01-14 2023-07-25 株式会社 东芝 盘夹持件及盘装置
CN119717371A (zh) * 2023-09-28 2025-03-28 青岛海信激光显示股份有限公司 激光投影设备

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369445A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Shin Meiwa Ind Co Ltd エアスピンドル
JP2006080347A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
US7483239B2 (en) 2004-12-07 2009-01-27 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic disk drive with adjustment of rotational balance
US7841832B2 (en) 2006-09-26 2010-11-30 Nidec Corporation Fan for generating an air flow
US8074344B2 (en) 2007-06-27 2011-12-13 Nidec Corporation Method of manufacturing rotor holder
JP2012058216A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Shinko Denshi Kk 計量コンベア装置
CN107846117A (zh) * 2017-11-22 2018-03-27 四川金英科技有限责任公司 一种特殊电机装配方法的工艺应用
CN116486842A (zh) * 2022-01-14 2023-07-25 株式会社 东芝 盘夹持件及盘装置
CN116486842B (zh) * 2022-01-14 2026-04-14 株式会社东芝 盘夹持件及盘装置
CN116191710A (zh) * 2023-01-16 2023-05-30 珠海格力电器股份有限公司 一种转子铁芯挡板、电机转子及电动机
CN119717371A (zh) * 2023-09-28 2025-03-28 青岛海信激光显示股份有限公司 激光投影设备
CN119717371B (zh) * 2023-09-28 2025-11-04 青岛海信激光显示股份有限公司 激光投影设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE33721E (en) Light beam scanning apparatus
US20080260312A1 (en) Motor having improved mechanism
US6134041A (en) Polygonal mirror assembly, laser scanning unit for printer adopting the same, and printer
KR0184648B1 (ko) 편향 주사 장치
US5031443A (en) Apparatus for measuring bearing torque
US5113280A (en) Method for mounting and adjusting a rotatable optical element polygon mirror or the like to a rotation shaft and apparatus for such method
JP3227246B2 (ja) 偏向走査装置
JPH06208075A (ja) 偏向走査装置
JP4745796B2 (ja) 光偏向装置の偏心測定装置及び偏心調整装置及びそれらを用いた走査光学装置及び画像形成装置
JPH06137985A (ja) 回転不釣合調整装置
JP3045377U (ja) 自動偏重心補正機構付回転体および自動偏重心補正機構付ターンテーブル
JPS61116632A (ja) 回転バランス調整装置
JPS5984216A (ja) 情報記録装置
JPH0886973A (ja) 回転体の重量バランス修正装置
JPH0637378Y2 (ja) 光偏向器
JP3151048B2 (ja) ポリゴンミラーの取付構造
JPH09197332A (ja) 光偏向器及びその組付方法
JP2565837Y2 (ja) 光ビーム走査装置
US5642218A (en) Method for creating a multi-faceted polygon for a laser writer
JP2896576B2 (ja) 回転バランス調整装置
JPH0815628A (ja) 光偏向装置
JPH06160755A (ja) 光偏向器の回転バランス修正装置
JPH06281876A (ja) 光偏向装置
JPH05273488A (ja) 偏向走査装置
JPH06160754A (ja) 回転多面鏡の取付け装置