JPH07136048A - 表装品及びその製造方法 - Google Patents

表装品及びその製造方法

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JPH07136048A
JPH07136048A JP28808893A JP28808893A JPH07136048A JP H07136048 A JPH07136048 A JP H07136048A JP 28808893 A JP28808893 A JP 28808893A JP 28808893 A JP28808893 A JP 28808893A JP H07136048 A JPH07136048 A JP H07136048A
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JP28808893A
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Osamu Uchida
修 打田
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動化、量産が可能であり、しかも表装品を
構成する各部材が確実に接合された意匠性に優れた表装
品及びその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 書画等の本紙13を掛軸11に表装した表装
品であって、当該表装品を構成する部材が芯材の両面又
は片面に熱融着性樹脂層を設けたテープ20によって接
合されていることを特徴とする表装品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掛軸、巻物、額などの表
装品及びその製造方法に関する。詳細には自動化、量産
が可能であり、しかも表装品を構成する各部材が確実に
接合された意匠性に優れた表装品及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
掛軸、巻物、額などの表装品は、表装品を構成する各部
材が紙、織物、不織布などの繊維素材からなり、各部材
は部材端縁に塗り付けられた水糊によって相互に接合さ
れていた。各部材の接合は、作業者が各部材ごと刷毛で
水糊を部材端縁に塗り付けて部材相互を接合するという
全くの手作業であることから、生産効率が悪く、その分
生産コストも高くなっていた。
【0003】また、各部材の接合作業は作業者が手作業
で行うので、水糊の部材端縁への塗布量を常に一定にす
ることは難しく、部材端縁の場所によって接着力の強弱
が生じてしまい、接合不十分の箇所が生じることもあっ
た。
【0004】さらに、紙や不織布などの素材は水分を吸
収して伸びるため、水糊の塗布量の多いと少ない箇所と
では伸びの度合が異なり、前述の如く水糊の部材端縁へ
の塗布量にバラツキを生じたときにはしわが発生する原
因ともなっていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、自動化、量産が可能であり、しかも表装品
を構成する各部材が確実に接合された意匠性に優れた表
装品及びその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、書画等の本紙を掛軸、巻
物、額などに表装した表装品であって、当該表装品を構
成する部材が芯材の両面又は片面に熱融着性樹脂層を設
けたテープによって接合されていることを特徴とする表
装品をその要旨とした。
【0007】請求項2記載の発明は、書画等の本紙を掛
軸、巻物、額などに表装する表装品の製造方法におい
て、当該表装品を構成する部材に芯材の両面又は片面に
熱融着性樹脂層を設けたテープを貼設し、これら各部材
を所定位置に配置しつつ熱プレスすることにより、各部
材にテープの熱融着性樹脂層を熱融着させて部材相互を
接合するようにしたことを特徴とする表装品の製造方法
をその要旨とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の表装品にあっては、表装品を構
成する部材相互が部材相互間に介在されたテープの熱融
着性樹脂層が熱融着して接合されており、各部材の接合
強度は常に一定に保たれるようになっている。
【0009】
【実施例】以下に本発明の表装品及びその製造方法を図
面に示した一実施例に従って詳細に説明する。図1には
掛軸の全体を示し、図2は図1のAB線で示した部分の
要部拡大断面図を、図7には掛軸を構成する各部材の組
み立て斜視図を示した。
【0010】図1に示すように、掛軸11は、その厚み
方向に台紙12、裏紙(図示しない)、本紙13の順に
積層され、同じく台紙12には一文字15、15、側片
16、16が前記本紙13の四辺を取り囲むように上下
左右に配置され、更に前記各一文字15、15及び側片
16、16の上下両端部に中片17、17及び外片1
8、18が配置され、外片18、18端部に各々軸1
9、19が取り付けられている。
【0011】このように構成された掛軸11を構成する
一文字15、15、側片16、16、中片17、17、
外片18、18といった各部材端縁にはテープ20が熱
融着されている。前記一文字15、15並びに側片1
6、16の一端縁内側に熱融着された各テープ20が本
紙13の四辺に熱融着され、中片17、17の一端縁内
側に熱融着されたテープ20が一文字15、15の他端
縁及び側片16、16の上下端縁に、外片18、18の
一端縁内側に熱融着されたテープ20が中片17、17
の他端縁に各々熱融着されている。こうして掛軸11を
構成する一文字15、15、側片16、16、中片1
7、17、外片18、18、本紙13といった各部材相
互が部材相互間に介在されたテープ20によって接合さ
れているのである。上記各部材相互はテープ20によっ
て接合されているので、各部材間に介在するテープ20
がその接合部分を補強して腰のある端縁となり、各部材
を取り扱うときに部材端縁が破損したりすることもな
い。また各部材間にはテープ20が介在しこれら相互を
接合しているので、しわが入り難く外見を損なうことも
ない。
【0012】また、図1、図2及び図7に示すように、
側片16、16の他端縁内側、中片17、17及び外片
18、18の左右端内側にもテープ20が熱融着されて
おり、側片16、16の他端縁、中片17、17及び外
片18、18の左右端縁はテープ20を覆い包むように
内側に曲折されて側片16、16端縁、中片17、17
及び外片18、18の左右端縁の補強がなされている。
【0013】テープ20は芯材21に熱融着性樹脂層2
2を設けたものである。すなわち、テープ20は、テー
プ状に裁断された紙、織物、不織布などの芯材21の両
面にエチレン−酢酸ビニル共重合体系、合成ゴム系、ポ
リアミド系、ポリエステル系などの熱融着性樹脂を塗布
又は含浸させてこれを層状に設けたものである。このテ
ープ20を介して部材を重ね合わせ熱プレスすることに
より、テープ20の熱融着性樹脂層22が積層された各
部材に熱融着し部材相互の接合がなされているのであ
る。
【0014】尚、本実施例では掛軸を例にとって説明し
たがこれに限定されるものではなく、本発明の特許請求
の範囲に記載された範囲内で書画等の本紙を巻物、額な
どに表装した別の表装品に適用できることは言うまでも
ない。また、本実施例で示した掛軸は一例に過ぎず、別
の構成部材からなる掛軸であってもよい。
【0015】尚、本実施例ではテープ20の熱融着性樹
脂層22を芯材21の両面に設けたものを用いたが、表
装品の種類により、片面にのみ熱融着性樹脂層22を設
けたテープ20を用いることもできる。
【0016】次に、本発明の表装品の製造方法について
図3〜図7に従って説明する。本発明の表装品の製造方
法は、書画等の本紙を掛軸、巻物、額などに表装する表
装品の製造方法において、当該表装品を構成する部材に
テープを貼設する工程と、各部材を所定位置に配置しつ
つ熱プレスすることにより、各部材にテープを熱融着さ
せて部材相互を接合する工程とを有している。
【0017】まず、表装品を構成する部材にテープを貼
設する工程について説明する。表装品を構成する部材、
すなわち図3及び図4に示す書画等の本紙13の四辺に
接合する一文字15、15並びに側片16、16、図5
に示す一文字15、15の他端縁に一端縁が接合する中
片17、17、図6に示す中片17、17の他端縁に一
端縁が接合する外片18、18に各々テープ20を貼設
するのである。
【0018】テープ20は、図1及び図2に示すように
テープ状に裁断された紙、織物、不織布などの芯材21
両面にエチレン−酢酸ビニル共重合体系、合成ゴム系、
ポリアミド系、ポリエステル系などの熱融着性樹脂を塗
布又は含浸させてこれを層状に設けたものである。この
テープ20を介して部材を重ね合わせ熱プレスすること
により、テープ20の熱融着性樹脂層22が積層された
各部材に熱融着し部材相互の接合がなされるようになっ
ている。尚、テープ20の各部材への貼設は、各部材を
接合する際に行ってもよいが、作業効率の点から、各部
材ごとに予めテープを貼設しておくとよい。
【0019】次に、各部材を所定位置に配置しつつ熱プ
レスすることにより、各部材にテープの熱融着性樹脂層
を熱融着させて部材相互を接合する。まず、図3に示す
ように、本紙13の上下端に一文字15、15を各々配
置し、テープ20を介して本紙13の上下端縁と一文字
15、15の一端縁を積層状態とし、これを熱プレスす
る。これにより、テープ20の熱融着性樹脂層22、2
2が本紙13と一文字15とに熱融着し、両者の接合が
なされる。
【0020】次いで、図4に示すように、側片16、1
6の一側縁を本紙13の左右端縁に重ね合わせて配置
し、テープ20を介して本紙13の左右端縁と側片1
6、16の一端縁を積層状態とし、これを熱プレスす
る。これにより、テープ20の熱融着性樹脂層22、2
2が側片16、16の一側縁と本紙13とに熱融着し、
両者の接合がなされる。
【0021】次いで、図5に示すように、前記一文字1
5、15の他端縁及び側片16、16の上下端縁に中片
17、17の一端縁を重ね合わせて配置し、テープ20
を介して一文字15、15の他端縁及び側片16、16
の上下端縁と中片17、17の一端縁とを積層状態と
し、これを熱プレスする。これにより、テープ20の熱
融着性樹脂層22、22が 一文字15、15の他端縁
及び側片16、16の上下端縁と中片17、17の一端
縁とに熱融着し、両者の接合がなされる。
【0022】この後、図6に示すように、中片17、1
7の他端縁と外片18、18一端縁とを重ね合わせて配
置し、テープ20を介して中片17、17の他端縁と外
片18、18の一端縁とを積層状態とし、これを熱プレ
スする。これにより、テープ20の熱融着性樹脂層2
2、22が 中片17、17の他端縁と外片18、18
の一端縁とに熱融着し、両者の接合がなされる。
【0023】このようにして各部材をテープ20によっ
て接合した後、図2に示すように、側片16、16の他
端縁内側、中片17、17及び外片18、18の左右端
内側にもテープ20を貼設し、これら側片16、16の
他端縁、中片17、17及び外片18、18の左右端縁
をテープ20を覆い包むように内側に曲折して熱プレス
し、各部材端縁部の補強を計る。この後、図7に示すよ
うに裏面側に台紙12を貼設し、軸19、19を取り付
けることにより掛軸11を製造することができる。
【0024】尚、本実施例では掛軸の製造方法を例にと
って説明したがこれに限定されるものではなく、本発明
の特許請求の範囲に記載された範囲内で書画等の本紙を
巻物、額などに表装した別の表装品の製造に適用できる
ことは言うまでもない。また、本実施例で示した掛軸は
一例に過ぎず、別の構成部材からなる掛軸の製造であっ
てもよい。
【0025】尚、本実施例ではテープ20の熱融着性樹
脂層22を芯材21の両面に設けたものを用いたが、表
装品の種類により、片面にのみ設けたテープ20を用い
ることもできる。
【0026】尚、上述の製造方法は、作業員が一工程ず
つ手作業で行うこともできるが、掛軸を構成する各部材
へのテープの貼設工程、各部材を所定位置に配置して接
合する工程を自動化することもできる。
【0027】
【発明の効果】上記構成を備えたことにより、請求項1
記載の表装品にあっては、表装品を構成する部材相互が
部材相互間に介在されたテープの熱融着性樹脂層が熱融
着して接合されているので、各部材ごとに接合強度のム
ラがなく常に一定に保たれている。また、この表装品は
各部材相互間にテープを介在させて熱プレスするという
単純な作業で製造できるので、従来の作業者が各部材ご
と刷毛で水糊を部材端縁に塗り付けて部材相互を接合す
るという作業に比べ、生産効率が良く、その分生産コス
トも低減化することができる。
【0028】また、この表装品は各部材相互間にテープ
を介在させて熱プレスするという単純な作業で製造でき
るので、自動化、量産が可能である。
【0029】また、この表装品にあっては、各部材間に
テープが介在しこれら相互を接合しているので、しわが
入り難く外見を損なうこともない。
【0030】請求項2記載の表装品の製造方法にあって
は、各部材にテープを貼設し、これらを所定位置に配置
し、熱プレスするという単純な作業で製造できるので、
自動化、量産が可能である。また、この製造方法は人間
の感や経験に頼ることがないので、常に均一な表装品の
製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掛軸の全体を示した斜視図。
【図2】図1のAB線で示した部分の要部拡大断面図。
【図3】本紙に一文字を接合する工程を示した組み立て
斜視図。
【図4】本紙に側片を接合する工程を示した組み立て斜
視図。
【図5】一文字及び側片に中片を接合する工程を示した
組み立て斜視図。
【図6】中片に外片を接合する工程を示した組み立て斜
視図。
【図7】テープによって互いに接合された各部材裏側に
台紙を貼設する工程を示した組み立て斜視図。
【符号の説明】
11・・・掛軸 13・・・本紙 20・・・テープ 21・・・芯材 22・・・熱融着性樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書画等の本紙を掛軸、巻物、額などに表
    装した表装品であって、当該表装品を構成する部材が芯
    材の両面又は片面に熱融着性樹脂層を設けたテープによ
    って接合されていることを特徴とする表装品。
  2. 【請求項2】 書画等の本紙を掛軸、巻物、額などに表
    装する表装品の製造方法において、当該表装品を構成す
    る部材に芯材の両面又は片面に熱融着性樹脂層を設けた
    テープを貼設し、これら各部材を所定位置に配置しつつ
    熱プレスすることにより、各部材にテープの熱融着性樹
    脂層を熱融着させて部材相互を接合するようにしたこと
    を特徴とする表装品の製造方法。
JP28808893A 1993-11-17 1993-11-17 表装品及びその製造方法 Pending JPH07136048A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479912A (ja) * 1990-07-21 1992-03-13 Suenobu Domen 組立式掛軸

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479912A (ja) * 1990-07-21 1992-03-13 Suenobu Domen 組立式掛軸

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