JPH07136751A - 連続鋳造設備における鋳片引抜ロールのトルクバランス制御方法 - Google Patents

連続鋳造設備における鋳片引抜ロールのトルクバランス制御方法

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JPH07136751A
JPH07136751A JP28698993A JP28698993A JPH07136751A JP H07136751 A JPH07136751 A JP H07136751A JP 28698993 A JP28698993 A JP 28698993A JP 28698993 A JP28698993 A JP 28698993A JP H07136751 A JPH07136751 A JP H07136751A
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slab
roll
driving
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drawing roll
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JP28698993A
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Shoji Miki
尚司 三木
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造設備において、鋳造開始時及び鋳造
終了時には、鋳片5に対して駆動状態とはなっていない
引抜ロール7aが存在するようになるが、これらの引抜
ロール7aを駆動する電動機6の動作状況が、鋳片5を
駆動している引抜ロール7aの制御にとって外乱となる
ことがないようにする。 【構成】 連続鋳造設備が一般構成として具備する鋳片
トラッキング手段25からパルス信号を受信して、これ
により鋳片5の先端位置及び尾部位置を判別できるよう
にし、鋳片5に対して非駆動となっている引抜ロール7
aの電動機6を制御の対象から外すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
鋳片引抜ロールのトルクバランス制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように連続鋳造設備において
は、レードル1内の溶鋼2がタンディッシュ3を経てモ
ールド4に注入され、このモールド4で冷却されて表面
側から凝固がはじまった鋳片5となって従動ロール7b
へ導き出され、そして電動機6により駆動される引抜ロ
ール7aにより引き抜かれながら、徐々に凝固を進めて
矢符5A方向へと搬出されるようになっている。9は連
続鋳造設備全体として鋳片5の引抜速度を制御する引抜
速度制御手段であって、電動機6を各々単独で制御可能
な駆動制御手段を電動機6の数だけ具備しており、各電
動機6に付設された回転速度検出器8で検出される各電
動機6の回転速度値によって、各駆動制御手段を制御す
るようになっている。
【0003】上記引抜速度制御手段9による駆動制御手
段の制御例を図6によって説明する。同図において39
は従来の駆動制御手段である。上記回転速度検出器8で
は、引抜ロール7aを駆動させることにより電動機6に
負荷が加えられた状態での、当該電動機6の実際の回転
速度が検出される。検出された回転速度は、速度信号比
較器31において、電動機6の回転速度を規定する回転
速度指令信号30と比較される。なお、この回転速度指
令信号30は、鋳片引抜速度の目標値により得られる引
抜ロール7aの理想回転速度から、引抜ロール7aと電
動機6との結合ギヤ比及び当該引抜ロール7aの直径等
を加味して算出したものである。上記速度信号比較器3
1によって得られた速度偏差信号は、速度制御手段32
に入力され、電動機6の駆動電流信号に変換される。こ
の駆動電流信号は、電流値比較手段33において電動機
6の電流値と比較され、得られた電流偏差信号が増幅器
34で増幅された後、出力トランジスタ35のベースに
印加される。従って、出力トランジスタ35からは回転
速度指令信号30に基づいた制御電流が出力され、これ
によって電動機6が所定回転速度で駆動されて、鋳片5
を予め設定された鋳片引抜速度で定常的に搬送するよう
になっている。
【0004】ところで、連続鋳造設備においては、図5
に示したように経路5Bの部分等において曲線部分があ
り、鋳片5の表面速度は一様ではない。また、鋳片5
は、モールド4からの離反距離に応じて凝固度合が異な
るため、引抜ロール7a相互の駆動トルクもそれに応じ
て異なるようになっていた。そこで、これらをも加味し
た鋳片引抜速度の制御を行うものとして、特開平3−2
94054号公報に記載された技術が開発されるに至っ
ている。この技術は、一本の引抜ロール7aを選出して
その回転速度を基準速度とし、この基準速度から、全電
動機6に共通する駆動制御手段39によって鋳片5の引
抜速度を制御する一方、それぞれの引抜ロール7aにそ
れらの位置付けに応じて異なる負荷率関数を設定し、こ
れら負荷率関数にしたがって、全鋳片5を引き抜くとき
の負荷(トルク)を各引抜ロール7aに配分して制御を
行うようにした点に特徴を有したものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したいずれの制御
方法も、引抜ロール7aが鋳片5を駆動させている状態
での電動機6の回転速度を検出して、この検出値を駆動
制御手段39へフィードバックさせることにより、全体
としての鋳片引抜速度及び駆動トルクを制御しようとす
るものであるから、全ての引抜ロール7aが鋳片5を駆
動した状態になっていることが高精度の制御を行ううえ
での前提的条件とされる。即ち、鋳造開始時において鋳
片5の先端部がモールド4から最終の引抜ロール7aに
達するまでの間や、鋳造終了時において鋳片5の尾部が
モールド4から最終の引抜ロール7aを通過し終える
(引抜完了時点)までの間にあって、上記制御を行うこ
とは不可能であった。また、故障等のため停止している
電動機6が存在するような場合にも、この電動機6から
フィードバックされる回転速度検出値が外乱となって制
御精度を低下させるようになっていた。そのため、これ
らの状況下にあって引き抜きが行われた鋳片5は、引抜
方向に沿った過大張力や押込力が作用することに伴って
表面傷、内部歪、内部割れ等が生じた粗悪な品質となる
ことが必定であり、場合によっては引抜ロール7aに表
面傷を発生させることにも繋がっていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、鋳造開始時点から引抜完了時点まで一貫して
駆動制御手段による電動機の回転速度制御を高精度で行
えるようにして、鋳片引抜速度及び駆動トルクの一定化
を図り、もって良好な品質の鋳片が得られるようにした
連続鋳造設備における鋳片引抜ロールのトルクバランス
制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明によれば、引抜ロール駆動用の電動機が各別の駆動制
御手段により制御されるようになされた連続鋳造設備に
おいて、鋳造開始時点から引抜完了時点までにわたり各
引抜ロールにおける鋳片への駆動状態の有無を判断し、
有効駆動状態となっている引抜ロールを対象として、前
記駆動制御手段により引抜ロールの位置付け及び駆動状
況に応じた各電動機の回転速度制御を行うようにしたこ
とを特徴としている。
【0008】また、本発明によれば、鋳造開始信号が発
信されたときにパルス計数を開始し、このパルス計数値
とモールドを起点として予め設定された配置距離データ
とから各引抜ロールに対する鋳片先端部の到達時点を判
断し、鋳片への駆動が始まった引抜ロールから順次、予
め設定された鋳片引抜速度及び駆動トルクを目標にして
駆動制御手段による電動機の回転速度制御を行うように
すると共に、鋳造終了信号が発信されたときに上記とは
別にパルス計数を開始し、このパルス計数値とモールド
を起点として予め設定された配置距離データとから各引
抜ロールに対する鋳片尾部の通過時点を判断し、鋳片へ
の駆動が終わった引抜ロールから順次、駆動制御手段に
よる電動機の回転速度制御を終了させてゆくことによ
り、鋳造開始時点から鋳片尾部が所定の引抜ロールを通
過するようになる引抜完了時点までにわたり一貫して前
記目標の鋳片引抜速度及び駆動トルクを維持させるよう
にしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の本発明によれば、各引抜ロールにつ
いて、鋳片を駆動している状態にあるか否かを常に判別
し、駆動状態であると判断された引抜ロールについて、
駆動制御手段による制御を行い、鋳片に対して非駆動状
態(空転状態又は停止状態等)である引抜ロールについ
ては、制御を行わないようにしている。そのため、制御
が行われる駆動制御手段に対して外乱が含まれるおそれ
がない。
【0010】請求項2の本発明では、鋳造開始時点から
のパルス計数値を、モールドからの各引抜ロールの配置
距離データ(鋳造開始時にモールドに装填するダミーバ
ーの長さを算入したもの)と比較することにより、鋳片
の先端部がどの位置の引抜ロールまで達したかが判断で
きるようにしてある。また同様に、鋳造終了時点からの
パルス計数値を、モールド等からの各引抜ロールの配置
距離データ(ダミーバーの長さを算入していないもの)
と比較することにより、鋳片の尾部がどの位置の引抜ロ
ールまでを通過したかが判断できるようにしてある。こ
れらにより、各引抜ロールにおける鋳片への駆動状態の
有無が簡単且つ正確に判断できる。このようなパルス計
数値は、一般に連続鋳造設備において設けられた鋳片ト
ラッキングのためのパルス発振器を利用することで得る
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は連続鋳造設備における鋳造開始前の状況を示
す概要側断面図であって、29はモールド4の底に挿入
されたダミーバーである。なお、以下の説明では、3番
ロールから23番ロールまでの引抜ロール7aを備える
連続鋳造設備を例に挙げて説明するものとし、各引抜ロ
ール7aについて特にその配置が問題となる場合には、
「3番ロール」等と番数を付して称呼するものとする。
【0012】上記ダミーバー29の上端側にはモールド
4内で溶鋼2をある程度溜めることのできる凹部4aが
形成されるようになっており、またダミーバー29の下
端部は、所定配置の引抜ロール7a(例えば3番ロー
ル)に噛み込まれた状態にある。25は鋳片トラッキン
グ手段であって、少なくとも上流位置と下流位置に配さ
れた引抜ロール7a(例えば3番ロールと23番ロー
ル)をそれぞれ駆動する各電動機6に対して設けられた
パルス発振器28から、パルス信号を受けて鋳片5の引
き抜き状況をトラッキングするようになっている。
【0013】本発明に係るトルクバランス制御方法で
は、引抜速度制御手段9と上記鋳片トラッキング手段2
5とを連繋作動させることによって、各引抜ロール7a
が鋳片5を駆動している状態にあるか又は非駆動状態に
あるかを常に判別できるようにし、その判別結果に基づ
いて引抜速度制御手段9が具備する各駆動制御手段(図
2の符号10参照)ごとに制御状況を異ならせるように
したものである。即ち、図2に示すように引抜速度制御
手段9は、電動機6の数だけ設けられた駆動制御手段1
0が、これらに対して基準トルク信号10fを出力する
基準トルク信号作成手段20を核として接続構成された
ものであるが、基準トルク信号作成手段20は、引抜ロ
ール7aが有効駆動状態にある駆動制御手段10には制
御有無切換器53を介して上記基準トルク信号10f
(最終的な補正信号としてのロールバランス調整値10
h)を与え、引抜ロール7aが非駆動状態にある駆動制
御手段10には上記制御有無切換器53を切断して基準
トルク信号10f(同上)を与えない、即ち制御の対象
としないようにしている。
【0014】まず図2に基づいて、引抜速度制御手段9
の基本的な動作状況を、駆動制御手段10の構成と共に
説明する。なお、上記電動機6には三相交流誘導電動機
を用い、回転速度検出器8にはレゾルバを用いてある。
各駆動制御手段10は、電動機6を、目標とする鋳片引
抜速度から割り出した回転速度に規定するための回転速
度指令信号10aが入力された後、以下の通り作動す
る。上記回転速度指令信号10aは第1の回転速度補正
手段11に入力され、引抜ロール7aと電動機6との結
合ギヤ比及び当該引抜ロール7aの直径等の諸条件や、
鋳片引抜速度の設定条件等によって操作入力された補正
係数があるときにはこの補正係数により補正が加えら
れ、また補正係数がないときには無いままに一次補正回
転速度信号10cが作成される。
【0015】この一次補正回転速度信号10cは、第2
の回転速度補正手段12に入力され、後述するように当
該第2の回転速度補正手段12に入力されたロールバラ
ンス調整値10hにより、電動機6の回転速度を増加又
は減少させるべく補正若しくは未補正のまま、二次補正
回転速度信号10jとして出力される。この二次補正回
転速度信号10jは、鋳片5が曲線部分(図1の経路5
B参照)を通過する場合における曲線の内側に配された
引抜ロール7aを対象にしている場合には、カーブ補正
器13によるカーブ補正が加えられ、それ以外の配置に
なる引抜ロール7aを対象にしている場合には、カーブ
補正器13をそのまま通過するようになって、ベクトル
制御インバータ14に入力される。
【0016】このベクトル制御インバータ14では、垂
下特性(負荷トルクの増加により速度を低下する特性)
を有した垂下特性操作手段21を通された後の上記二次
補正回転速度信号10jと、回転速度検出器8で検出さ
れた電動機6の回転速度信号10kとがベクトル制御手
段23に入力され、二次補正回転速度信号10jで指定
された回転速度と適切な出力トルクとを示す駆動トルク
成分値が演算され、電動機駆動信号として出力される。
そしてこの電動機駆動信号が電流制御手段24に入力さ
れ、電動機6が所定トルクを出力するように指令された
回転速度で駆動されるようになる。一方、上記ベクトル
制御手段23からは、電動機駆動信号の駆動トルク成分
値をパーセントで表した比率を所定時間平均して得た駆
動トルク信号10eが出力される。
【0017】この駆動トルク信号10eは、その他の駆
動制御手段10が有するベクトル制御手段23によって
出力される駆動トルク信号10eと共に、前記した基準
トルク信号作成手段20に入力される。この基準トルク
信号作成手段20では、後述するように所定条件を具備
した駆動トルク信号10eのみを対象として平均トルク
値が演算される。この平均トルク値は、そのまま基準ト
ルク信号10fとして第1の比較手段15に入力され
る。一方、この基準トルク信号作成手段20に入力され
ることなく、上記ベクトル制御手段23から直接的に第
1の比較手段15に入力される駆動トルク信号10e
は、当該第1の比較手段15において上記基準トルク信
号10fと比較され、偏差トルク信号10gが出力され
る。
【0018】上記偏差トルク信号10gが所定範囲を超
えたプラスの値を有していた場合には、その判断手段1
6aを介してマイナス速度補正信号作成手段17aへ投
入され、マイナス速度変化信号KDWが出力され、反対に
偏差トルク信号10gが所定範囲を超えたマイナスの値
を有していた場合には、その判断手段16bを介してプ
ラス速度補正信号作成手段17bへ投入され、プラス速
度変化信号KUPが出力され、これらのうち一方が所定時
間ごとに機能するスイッチ手段18でスイッチングされ
て積分手段19に入力される。積分手段19では、リセ
ット信号10Lによって初期値を100%にされた内容
が、与えられるマイナス速度変化信号K DW又はプラス速
度変化信号KUPに応じて95%〜105%の間で変動す
る。このようにして積分手段19で作成されたロールバ
ランス調整値10hが、前記したように第2の回転速度
補正手段12に入力されて、一次補正回転速度信号10
cを補正回転速度信号10jとして補正・出力させると
いったフィードバックループが構成されるわけである。
【0019】図3は前記基準トルク信号作成手段20の
ブロック構成図である。この基準トルク信号作成手段2
0は、前記各駆動制御手段10(図2参照)のベクトル
制御手段23が出力する駆動トルク信号10e(即ち、
実績トルク)を加算可能な加算器50と、これら各駆動
トルク信号10eごとに各別に付帯する条件が所定条件
に合致する場合にのみ演算命令Vを出力して、その該当
する駆動トルク信号10eを加算器50へ入力させるよ
うにした条件判断手段49と、加算器50による加算回
数を計数する計数器51と、加算器50の内容を計数器
51の内容で除算しその結果を基準トルク信号10f
(即ち、平均トルク)として出力する演算部52とを有
している。条件判断手段49は、演算命令Vを出力する
際には、同時に制御有効信号Cを出力して、該当する駆
動制御手段10に設けられた制御有無切換器53を導通
状態とすべく作動させるようになっている。なお、この
条件判断手段49が演算命令Vを出力しない場合の駆動
トルク信号10eについては、当然のことながら基準ト
ルク信号10fの算出には用いられず、その場で消去さ
れる。
【0020】前記条件判断手段49が所定の駆動トルク
信号10eに対して演算命令Vを出力するうえで必要と
される条件は3つある。その一つは、当該駆動トルク信
号10eの検出対象とされる電動機6又は駆動制御手段
10から、電源の「入」状態を示す電源信号Pwが検出
されていることである。これによって電源が「切」とな
っている(例えば故障等している)電動機6からの駆動
トルク信号10eは基準トルク信号10fの算出から除
外される。この他の二つの条件は、当該駆動トルク信号
10eの検出対象とされる引抜ロール7aに対して鋳片
5の先端部が到達していることと、鋳片5の尾部が未だ
通過していないことである。すなわち、これらのこと
は、鋳片5に対して当該引抜ロール7aが有効駆動状態
にあるか否かを判別するものとなる。鋳片5の先端部位
置は、前記鋳片トラッキング手段25(図1参照)から
のパルス信号Pを受けて作動する開始カウンター41の
パルス計数値と、モールド4を起点とした引抜ロール7
aの配置距離データを予め設定した開始距離データ設定
部45の設定値とを比較器43で比較することにより、
検出するものであって、配置距離データよりもパルス計
数値の方が大きくなっていれば、当該引抜ロール7aに
対して鋳片5の先端部が到達した状態にあることが判
る。また、鋳片5の尾部位置は、前記鋳片トラッキング
手段25からのパルス信号Pを受けて作動する終了カウ
ンター42のパルス計数値と、モールド4を起点とした
各引抜ロール7aの配置距離データを予め設定した終了
距離データ設定部46の設定値とを比較器44で比較す
ることにより、検出するものであって、配置距離データ
よりもパルス計数値の方が小さい間は、当該引抜ロール
7aに対して鋳片5の尾部が未だ到達していないことが
判る。このようなことによって鋳片5に対する非駆動状
態(空転状態)の引抜ロール7aについては、その電動
機6の駆動トルク信号10eを基準トルク信号10fの
算出から除外することができる。
【0021】なお、鋳片5の先端部にはダミーバー29
(図1参照)が溶着一体化された状態になっているた
め、上記開始距離データ設定部45に設定された配置距
離データには、このダミーバー29の長さを減算したも
の(ダミーバー29も鋳片5の一部とみなして制御する
必要がある)が入力されているが、上記終了距離データ
設定部46に設定された配置距離データにはこのような
ダミーバー29の長さは無関係であるため、それぞれの
配置距離データは内容的に異なっている。
【0022】上記開始カウンター41は、鋳造開始のた
め、作業員が操作スイッチ47を操作することにより出
力される鋳造開始信号を受けて内容がリセットされ、以
後、3番ロールが回転することによりパルス計数を開始
するようになっている。このときのリセット値は、零で
はなく、ダミーバー29の上端側に形成されるモールド
4内の凹部4aの深さを加味した所定値(例えば0.4
m程度)とされている。一方、上記終了カウンター42
は、鋳造が終了したとき(レードル1内の溶鋼2が無く
なり、タンデッシュ3も空になった時点で)、作業員が
終了確認スイッチ48を操作することにより出力される
鋳造終了信号を受けて内容がリセットされ、以後、3番
ロールよりパルス計数を開始するようになっている。な
お、この終了カウンター42は、鋳片5の尾部が3番ロ
ールを通過するようになる直前ぐらいからパルス発振器
28を23番ロールに設けられたものに切り換えて、パ
ルス計数を続行させるようになっている。
【0023】図4は前記基準トルク信号作成手段20の
動作状況を示すフローチャートである。鋳造を開始すべ
く操作スイッチ47が操作されると、これに連動して開
始カウンター41がリセットされ、パルス計数が開始さ
れる(ステップ101〜103)。最初の引抜ロール7
a(3〜6番ロール)は当初からダミーバー29を駆動
する状態とされているので、この3〜6番ロール用電動
機6の電源信号Pwが「入」であることが確認されれ
ば、その駆動トルク信号10eが加算器50へ入力され
ると共に、制御有効信号Cが出力されて制御有無切換器
53を導通状態にする(ステップ104〜106)。
【0024】その後、開始カウンター41のパルス計数
値Lがモールド4から次の引抜ロール7a(7番ロー
ル)までの配置距離データより大きくなるのを待って
(ステップ107)、即ち、鋳片5の先端部(ダミーバ
ー28)が7番ロールに達するようになるのを待って、
その達成後には、終了確認スイッチ48が操作されてい
ないこと、及び7番ロール用電動機6の電源信号Pwが
「入」であることを確認したうえで、その駆動トルク信
号10eを加算器50へ入力する。また、これと同時に
制御有効信号Cを出力して制御有無切換器53を導通状
態にする(ステップ108〜111)。これにより演算
部52において3〜6番ロールと7番ロールとの駆動ト
ルク信号10eを平均した基準トルク信号10fが算出
され、この基準トルク信号10fによってフィードバッ
ク用のロールバランス調整値10h(図2参照)が求め
られるようになっている。従って、これら3〜6番ロー
ル及び7番ロールにおいては、予め設定された鋳片引抜
速度及び駆動トルクを目標にした各電動機6の回転速度
制御が行われる。なお、ステップ108及び112にお
いて終了確認スイッチ48の操作状況を確認している
が、通常の場合、このように早期の段階で鋳造が終了す
ることはないものの、非常用又は安全性確保のうえで頻
繁に確認を行うようにしているものである。
【0025】ステップ116以降については図示を省略
したが、ここでは上記7番ロールの場合におけるステッ
プ107〜115と同様の制御が、8番ロールから23
番ロールにわたって順次、実行されるようになってい
る。鋳造操業中に終了確認スイッチ48が操作された場
合には、ステップ113〜115に示した場合と同様
に、終了カウンター42がリセットされ、この終了カウ
ンター42のパルス計数が開始される。そして、この終
了カウンター42のパルス計数値が、該当する引抜ロー
ル7aの配置距離データよりも小さい間は、鋳片5の尾
部が、該当する引抜ロール7aに達していない、即ち、
未だ有効駆動状態にあることが判別されるから、その引
抜ロール7a用電動機6の電源信号Pwが「入」である
ことを確認したうえで、その駆動トルク信号10eを加
算器50へ入力する(ステップ110)と共に、制御有
効信号Cを出力して制御有無切換器53を導通状態にす
る(ステップ111)。もし、ステップ115において
終了カウンター42のパルス計数値が、該当する引抜ロ
ール7aの配置距離データより大きくなった場合には、
鋳片5の尾部が該当する引抜ロール7aを通過したこと
を意味するので、その駆動トルク信号10eは消去し
て、基準トルク信号10fの算出には用いられないよう
にする。
【0026】本発明において、鋳片先端部の位置付けや
鋳片尾部の位置付けを検出する方法としては、前記実施
例のようなパルス計数方式に限らず、各引抜ロール7a
に対応して位置付けた光電管等の検出器を用いた方式と
することも可能である。駆動制御手段10や基準トルク
信号作成手段20等の構成については何等限定されるも
のではない。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るトルクバランス制御方法
(請求項1)によれば、各引抜ロールについて、鋳片を
駆動している状態にあるか否かを常に判別し、駆動状態
であると判断された引抜ロールについて、駆動制御手段
による制御を行い、鋳片に対して非駆動状態である引抜
ロールについては、制御を行わないようにしている。そ
のため、鋳造開始時点から引抜完了時点まで一貫して駆
動制御手段による電動機の回転速度制御を高精度で行え
るようになり、鋳片引抜速度及び駆動トルクの一定化が
可能となる。これにより、鋳片に引抜方向に沿った過大
張力や押込力が作用することがなくなるので、表面傷、
内部歪、内部割れ等のない、良好な品質の鋳片が得られ
るようになる。
【0028】請求項2の本発明では、一般に連続鋳造設
備において設けられている鋳片トラッキングのためのパ
ルス発振器を利用することで、鋳片の先端部がどの位置
の引抜ロールまで達したのか、又は鋳片の尾部がどの位
置の引抜ロールまでを通過したのかを判断できるように
してある。従って、各引抜ロールにおける鋳片への駆動
状態の有無が簡単且つ正確に判断できると共に、構造的
に追加又は変更させるものが少なく、実施が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造設備における鋳造開始前の段階であっ
て、本発明に係るトルクバランス制御方法の実施状況を
示す概要側断面図である。
【図2】本発明のトルクバランス制御方法に用いる引抜
速度制御手段のブロック構成図である。
【図3】基準トルク信号作成手段のブロック構成図であ
る。
【図4】基準トルク信号作成手段の動作状況を示したフ
ローチャートである。
【図5】連続鋳造設備の操業状況を示す概要側断面図で
ある。
【図6】従来の駆動制御手段を示すブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
4 モールド 5 鋳片 6 電動機 7a 引抜ロール 10 駆動制御手段 20 基準トルク信号作成手段 25 鋳片トラッキング手段 28 パルス発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引抜ロール駆動用の電動機が各別の駆動
    制御手段により制御されるようになされた連続鋳造設備
    において、鋳造開始時点から引抜完了時点までにわたり
    各引抜ロールにおける鋳片への駆動状態の有無を判断
    し、有効駆動状態となっている引抜ロールを対象とし
    て、前記駆動制御手段により引抜ロールの位置付け及び
    駆動状況に応じた各電動機の回転速度制御を行うように
    したことを特徴とする連続鋳造設備における鋳片引抜ロ
    ールのトルクバランス制御方法。
  2. 【請求項2】 鋳造開始信号が発信されたときにパルス
    計数を開始し、このパルス計数値とモールドを起点とし
    て予め設定された配置距離データとから各引抜ロールに
    対する鋳片先端部の到達時点を判断し、鋳片への駆動が
    始まった引抜ロールから順次、予め設定された鋳片引抜
    速度及び駆動トルクを目標にして駆動制御手段による電
    動機の回転速度制御を行うようにすると共に、鋳造終了
    信号が発信されたときに上記とは別にパルス計数を開始
    し、このパルス計数値とモールドを起点として予め設定
    された配置距離データとから各引抜ロールに対する鋳片
    尾部の通過時点を判断し、鋳片への駆動が終わった引抜
    ロールから順次、駆動制御手段による電動機の回転速度
    制御を終了させてゆくことにより、鋳造開始時点から鋳
    片尾部が所定の引抜ロールを通過するようになる引抜完
    了時点までにわたり一貫して前記目標の鋳片引抜速度及
    び駆動トルクを維持させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの
    トルクバランス制御方法。
JP28698993A 1993-11-16 1993-11-16 連続鋳造設備における鋳片引抜ロールのトルクバランス制御方法 Pending JPH07136751A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084841A1 (de) * 2004-03-02 2005-09-15 Sms Demag Ag Verfahren und einrichtung zum antreiben von stützrollen einer stranggiessmaschine für flüssige metalle, insbesondere für flüssige stahlwekstoffe
CN101653823B (zh) 2009-07-11 2011-06-29 山西太钢不锈钢股份有限公司 立式连铸机斜出坯接坯控制方法

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