JPH07138060A - コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法 - Google Patents

コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法

Info

Publication number
JPH07138060A
JPH07138060A JP28112693A JP28112693A JPH07138060A JP H07138060 A JPH07138060 A JP H07138060A JP 28112693 A JP28112693 A JP 28112693A JP 28112693 A JP28112693 A JP 28112693A JP H07138060 A JPH07138060 A JP H07138060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
starch
reducing agent
kneaded product
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28112693A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Sakurada
道博 桜田
Hirohide Chiba
博英 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP28112693A priority Critical patent/JPH07138060A/ja
Publication of JPH07138060A publication Critical patent/JPH07138060A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/38Polysaccharides or derivatives thereof
    • C04B24/383Cellulose or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0068Ingredients with a function or property not provided for elsewhere in C04B2103/00
    • C04B2103/0082Segregation-preventing agents; Sedimentation-preventing agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート混練物の流動性を高め、コンク
リートの製造工程において、振動等による締固め工程を
不要とし、しかも、材料のコストダウンを図ると共に、
材料分離抵抗性を高め、高い初期強度を発現させる。 【構成】 でんぷん及び/又は変性でんぷんを含むコン
クリート用混和剤及びこのコンクリート用混和剤を用い
たコンクリート混練物。セメント系粉体、でんぷん及び
/又は変性でんぷん並びに減水剤を混練して得られるコ
ンクリート混練物を型枠に流し込んで成形する。 【効果】 優れた分離低減効果を有し、しかも、減水剤
との相性も良く、減水剤を任意に選定できる上に、凝結
遅延性、空気連行性を有しないことから、コンクリート
混練物の配合を容易に設定できる。高い初期強度を有す
る締固め不要のコンクリートを製造することができる。
更にコスト的メリットも期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規コンクリート用混和
剤及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリ
ートの製造方法に係り、特に、コンクリート混練物の流
動性を高め、コンクリートの製造工程において、振動等
による締固め工程を不要とし、しかも、材料分離抵抗性
を高め、低コスト化を実現した新規コンクリート用混和
剤及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリ
ートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動等による締固め工程を不要と
したコンクリートとしては、次のようなものが提案され
ている。
【0003】(i) 粉体量を多くした締固め不要コン
クリート(例えば、コンクリート工学年次論文報告集
1989 P699〜704 小沢他「ハイパフォーマ
ンスコンクリートの開発」) (ii) セルロース系増粘剤等の分離低減剤を使用し
た締固め不要コンクリート(例えば、コンクリート工学
年次論文報告集 1992 P325〜330 山川他
「高流動コンクリート用増粘剤の基礎的性状につい
て」)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の締固め不要
コンクリートのうち、粉体量を多くした締固め不要コン
クリートでは、次のような問題点がある。
【0005】 使用材料が多く工程管理が煩雑であ
る。
【0006】 使用材料によるコンクリート性状の変
動が大きく、管理が困難である(例えば砂等の表面水率
の変動に伴うスランプフロー等のコンクリートのフレッ
シュ性状の変動)。
【0007】 コンクリートの粘性を高める目的で初
期強度に寄与しないフライアッシュ,スラグ等を多量に
混入する必要があるため、コンクリートの硬化初期強度
が低い。
【0008】また、分離低減剤を使用した締固め不要コ
ンクリートでは、次のような問題点がある。
【0009】 分離低減剤の種類によっては大径の空
気泡を連行するので、得られるコンクリートの凍結融解
抵抗性に劣る。
【0010】 増粘剤の価格が高く、コンクリートと
しての材料費が分離低減剤を使用しない場合の1.5〜
2倍にもなる。
【0011】 分離低減剤の種類によっては減水剤と
の相性の問題があり、材料選定が困難である。
【0012】本発明は上記従来の締固め不要コンクリー
トの問題点を解決するコンクリート用混和剤、及びそれ
を用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造
方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のコンクリート
用混和剤は、でんぷん及び/又は変性でんぷんよりなる
ものである。
【0014】請求項2のコンクリート混練物は、セメン
ト系粉体、骨材及び水の混練物において、さらに請求項
1のコンクリート用混和剤を配合したことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項3のコンクリートの製造方法は、セ
メント系粉体、でんぷん及び/又は変性でんぷん、骨
材、水並びに減水剤を混練して得られるコンクリート混
練物を型枠に流し込んで成形することを特徴とする。
【0016】請求項4のコンクリートの製造方法は、請
求項3の方法において、でんぷん及び/又は変性でんぷ
んをコンクリート混練物1m3 に対して20〜1000
0g用いることを特徴とする。
【0017】請求項5のコンクリートの製造方法は、請
求項3,4の方法において、セメント系粉体が、ポルト
ランドセメント、又は、ポルトランドセメントとフライ
アッシュ、高炉スラグ粉体、シリカフューム、天然鉱物
等の粉体との混合粉体であることを特徴とする。
【0018】請求項6のコンクリートの製造方法は、請
求項3〜5の方法において、コンクリート混練物を型枠
に流し込んで成形する際に、型枠又はコンクリート混練
物を、外力による締固めを行なうことなく流し込んだま
まで硬化させることを特徴とする。
【0019】請求項7のコンクリートの製造方法は、請
求項3〜6の方法において、成形後、常圧で最高温度3
5〜95℃の常圧高温養生、及び/又は、1気圧以上1
00℃以上の高温高圧養生を行なうことを特徴とする。
【0020】以下に本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明のコンクリート用混和剤を構成する
でんぷん及び/又は変性でんぷんのうち、でんぷんとし
てはその原料植物に特に制限はなく、各種の植物由来の
でんぷんを用いることができる。一方、変性でんぷんと
しては、 でんぷんのα化(ミセル崩壊)によるα化でんぷん でんぷんの分解(分子鎖切断)によるでんぷん分解
物、焙焼デキストリン、酸処理でんぷん でんぷんの誘導(官能基付加)によるでんぷん誘導
体(エステル化でんぷん、エーテル化でんぷん) でんぷんのグラフト化(枝付加)によるグラフト化
でんぷん でんぷんの架橋(分子鎖結合)による架橋でんぷん でんぷんの酸化(構造変化)による酸化でんぷん
(次亜塩素酸酸化でんぷん、ジアルデヒドでんぷん) などを用いることができる。
【0022】本発明のコンクリート混練物は、このよう
なでんぷん及び/又は変性でんぷんよりなるコンクリー
ト用混和剤を用いて、例えば、本発明のコンクリートの
製造方法に従って、調製、成形される。
【0023】本発明におけるコンクリートの混練手順と
しては、例えば次の(a) 〜 (d)の方法を採用することが
できる。
【0024】(a) セメント系粉体、細骨材、水、減水
剤及び増粘剤を混練し、これに更に粗骨材を添加して混
練する。
【0025】(b) セメント系粉体、細骨材及び粗骨材
を混練し、別に水に減水剤及び増粘剤を混合して得られ
た混練水を添加して混練する。 (c) セメント系粉体、細骨材、粗骨材、増粘剤と、減
水剤を含む混練水の一部(約半量)とを混練し、これに
更に減水剤を含む混練水の残部を添加して混練する。
【0026】(d) セメント系粉体、細骨材、粗骨材、
水、減水剤及び増粘剤を一度に混練する。
【0027】ここで、セメント系粉体としては、ポルト
ランドセメント単味、もしくは、フライアッシュ、高炉
スラグ粉末、シリカフューム、天然鉱物粉等の粉体の1
種又は2種以上と、ポルトランドセメントとの混合粉体
が挙げられる。フライアッシュ等を併用する場合、その
割合はポルトランドセメント100重量部に対して50
重量部以下とするのが好ましい。セメント系粉体量とし
ては300kg/m3以上が好ましく、初期強度を考慮
した場合、400kg/m3 以上が好ましい。
【0028】でんぷん及び/又は変性でんぷんの添加量
は少な過ぎると十分な分離抵抗性が得られず、多過ぎる
と流動性が損なわれる。従って、でんぷん及び/又は変
性でんぷんは、得られるコンクリート混練物1m3 に対
して20〜10000g、特に、200〜1200g程
度とするのが好ましい。
【0029】減水剤の添加量は、少な過ぎると流動性が
不足し、多過ぎると分離抵抗性が損なわれる。従って、
減水剤は、セメント系粉体に対して0.1〜10重量
%、特に1.0〜5重量%とするのが好ましい。使用す
る減水剤としては、従来一般的に用いられているものを
いずれも好適に使用することができる。例えばナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン高縮合物塩系の高性能減水剤、
メラミンスルホン酸系の高性能減水剤、ポリカルボン酸
塩系高分子化合物系高性能AE減水剤、リグニンスルホ
ン酸塩系AE減水剤、オキシカルボン酸塩系AE減水剤
などである。
【0030】なお、セメント系粉体に対する骨材や混練
水の量は、従来と同様の割合とすることができるが、材
料分離抵抗性を考慮して粗骨材に対する細骨材の比を高
めにするのが好ましい。
【0031】調製されたコンクリート混練物は、振動等
の外力による締固めを行なうことなく、型枠に流し込み
成形することができる。流し込み成形後は、現場打設の
場合は、気中養生、散水養生、シート養生等を行い、コ
ンクリート製品の場合は、通常、 常圧で最高温度35〜95℃の常圧高温養生。 及び/又は 1気圧以上100℃以上の高温高圧養生。 を行なう。
【0032】本発明に係るコンクリート混練物は、初期
強度を高めることが可能であることから、早期脱型が可
能で、製造効率は大幅に向上される。
【0033】
【作用】締固め不要コンクリート混練物の製造に要求さ
れる性状としては、型枠の隅々まで行き渡るような高い
流動性を有することと、更に、コンクリート混練物中の
各材料が分離しないような分離抵抗性を有することの2
点である。
【0034】そこで、従来の一般的な締固め不要コンク
リート混練物では、減水効果を有する混和剤を添加して
高い流動性を確保すると共に、フライアッシュや高炉ス
ラグ粉等の粉体と分離低減剤の添加により分離抵抗性を
確保している。このように、従来、一般的な締固め不要
コンクリート混練物を得るためには、フライアッシュや
高炉スラグ粉等の粉体を混入する必要があるが、これら
の粉体は初期強度に寄与しないことから、十分な脱型時
強度を確保できず、コンクリート製品には不適当であっ
た。また、一部の分離低減剤には、コンクリート混練物
中に空気泡を巻き込むものやコンクリート混練物の凝結
遅延を引き起こすものがあるため、なおのこと十分な脱
型時強度を確保できなかった。更に、分離低減剤と減水
剤には相性があり、場合によってはコンクリート混練物
がこわばってしまうこともあった。また、従来の分離低
減剤は値段が高いため、コンクリートの材料コストがか
なり高くなってしまい、締固めコンクリートの普及を妨
げていた。
【0035】これに対して、本発明では、コンクリート
混練物に高い流動性を確保するために、一般的に使用さ
れている減水剤を添加すると共に、分離抵抗性を確保す
るためでんぷん及び/又は変性でんぷんを添加すること
により、コンクリート混練物を型枠に流し込む際に振動
等の外力による締固め工程を省略できる締固め不要コン
クリート混練物を得る。本発明では、このでんぷん及び
/又は変性でんぷんの添加により、初期強度に寄与しな
いフライアッシュや高炉スラグ粉等の粉体を混入させる
ことなく、或いは、その混入量を低く抑えて、コンクリ
ート混練物の分離抵抗性を確保するものであり、こので
んぷん及び/又は変性でんぷんは、安価であることか
ら、材料コストの低廉化が図れ、その上、コンクリート
混練物への空気泡の巻き込みや凝結遅延を引き起こすこ
とがないため、従来問題となっていた初期強度や凍結融
解抵抗性の低さを克服し、十分な脱型時強度を確保する
ことができる。また、材料性状の変動に伴うコンクリー
ト性状の変動も非常に小さいものとすることができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0037】なお、実施例及び比較例における使用材料
は以下の通りである。 セメント系粉体: 早強ポルトランドセメント(以下、「Hセメント」と称
す。) 普通ポルトランドセメント(以下「Nセメント」と称
す。) フライアッシュ(火力発電所産、ブレーン値3180cm2/g
,以下「F」と称す。) 高炉スラグ(製鉄所産,ブレーン値4000cm2
g,以下「B」と称す。) 本発明にかかる分離低減剤: エーテル化でんぷん(以下「ET」と称す。) α化でんぷん(以下「α」と称す。) エステル化でんぷん(以下「ES」と称す。) デキストリン(以下「D」と称す。) 減水剤: ナフタリンスルホン酸系減水剤(花王(株)製「マイテ
ィ150」) メラミンスルホン酸系減水剤(エヌ・エム・ビー(株)
製「NL4000」) 比較例に係る分離低減剤: アクリル系高分子分離低減剤(以下「AC」と称す。) メチルセルロース系分離低減剤(以下「MC」と称
す。) 細骨材: 木更津産山砂(表乾比重2.62,吸水率1.56,粗粒率2.9
7) 粗骨材: 八王子産砕石(最大寸法20mm,表乾比重2.67,吸水率0.
60,粗粒率6.10) 実施例1〜17 パン型強制練りミキサでセメント系粉体、細骨材及び粗
骨材を30秒間から練りした後、水道水に分離低減剤と
減水剤を混ぜたものを加えつつ2分間混練して表1に示
す配合のコンクリート混練物とした。
【0038】このコンクリート混練物を、振動を加えず
に型枠に流し込み成形し、流し込んだ後も振動等の外力
による締固めを行なわず、以下の条件で蒸気養生を行な
い、流し込み成形後から17時間後及び28日後の圧縮
強度を測定した。また、別に以下の条件で標準養生した
場合の流し込み成形後28日後の圧縮強度の測定も行な
った。
【0039】蒸気養生条件 前置き:20℃,3時間 昇温 :毎時10℃ 保持 :60℃,3時間 降温 :毎時10℃標準養生条件 成形後1日で脱型し、20℃水中で所定
日数まで養生 また、フレッシュ性状(スランプフロー、空気量、分離
抵抗性)を調べた。
【0040】なお、材料の分離低減性は、L型フロー試
験器により測定し、(投入部の粗骨材率(%))−(流
れ先端部の粗骨材率(%))が5%以内を○○、5〜1
0%を○、10〜15%を△、15%以上を×とした。
【0041】結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】比較例1 変性でんぷんを用いず、表2に示すコンクリート配合と
し、従来より行なわれている振動成形を採用したこと以
外は実施例1と同様に行なって、フレッシュ性状及び圧
縮強度を調べ、結果を表2に示した。
【0044】なお、このコンクリート混練物のスランプ
は10cmであった。
【0045】比較例2〜6 変性でんぷんを用いず、表2に示すコンクリート配合と
したこと以外は実施例1と同様に行なって、フレッシュ
性状及び圧縮強度を調べ、結果を表2に示した。
【0046】比較例7 変性でんぷんを用いず、表2に示すコンクリート配合と
したこと以外は実施例11と同様に行なって、フレッシ
ュ性状及び圧縮強度を調べ、結果を表2に示した。
【0047】比較例8 減水剤を用いず、表2に示すコンクリート配合としたこ
と以外は実施例1と同様に行なって、フレッシュ性状及
び圧縮強度を調べ、結果を表2に示した。なお、このコ
ンクリート混練物のスランプは2cmで、締固めなしで
成形することは不可能であり、振動成形を必要とした。
【0048】比較例9,10,11 変性でんぷんの代りに表2に示す分離低減剤を用い、減
水剤の種類を変え、表2に示す配合としたこと以外は実
施例1と同様に行なって、フレッシュ性状及び圧縮強度
を調べ、結果を表2に示した。
【0049】なお、比較例11では、混練物のこわばり
により、スランプが0cmであったため、振動による締
固めを行った。
【0050】比較例12,13 分離低減剤を用いず、表2に示す配合としたこと以外は
実施例11と同様に行なって、フレッシュ性状及び圧縮
強度を調べ、結果を表2に示した。
【0051】
【表2】
【0052】表1及び表2の結果から次のことが明らか
である。
【0053】即ち、実施例と比較例2〜7との比較によ
り、セメント量と変性でんぷんの有無を要因として試験
を行なった結果が確認されるが、比較例2〜7の変性で
んぷん無添加のものでは、セメントを増量してペースト
分を多くしても、材料分離を防止することはできないの
に対し、実施例の変性でんぷんを添加したものは、材料
分離が殆ど認められず、強度的にも振動締固めを行なっ
た比較例1と同等以上で十分な値を有しており、脱型時
の強度はセメント量及び水セメント比により調整可能で
ある。
【0054】実施例2、4、5と比較例3、5、6との
比較により、細骨材率の値と変性でんぷんの有無を要因
として試験を行なった結果が確認されるが、比較例3、
5、6の変性でんぷん無添加のものでは、細骨材率を大
きくしても材料分離を防止することはできないのに対
し、実施例3、4、5の変性でんぷんを添加したもの
は、材料分離が殆ど認められず、強度的にも比較例1と
同等以上で十分な値を有している。
【0055】実施例2、6、7と比較例8との比較によ
り、減水剤の添加率を要因として試験を行なった結果が
確認されるが、比較例8の減水剤無添加のものでは、流
動性が不十分のため、締固めなしで成形するのは不可能
であり、振動成形を必要としたのに対し、実施例2、
6、7の減水剤を添加したものは、十分な流動性を有
し、締固めることなく成形を行なうことができ、強度的
にも比較例1と同等以上で十分な値を有している。な
お、スランプフローの大きさは減水剤の添加率で調整で
きる。
【0056】実施例2、8、9、10と比較例3との比
較により、変性でんぷんの添加率を要因として試験を行
なった結果が確認される。比較例3の変性でんぷん無添
加のものは材料分離を防止することはできないのに対
し、実施例2、8、9、10の変性でんぷんを添加した
ものは、材料分離が殆ど認められず、強度的にも比較例
1と同等以上で十分な値を有している。なお、変性でん
ぷんの添加率が小さくなると分離傾向が認められ、逆に
大きくなると粘性が大きくなり流動性の低下傾向が認め
られる。
【0057】比較例9では減水剤が過剰添加であるため
に、凝結遅延し、初期強度が小さい。比較例10では分
離低減剤が空気を巻き込むため、空気量が多い。比較例
11では分離低減剤と減水剤との相性が悪く、混練物が
こわばるため、締固めを要する。比較例12,13では
フライアッシュや高炉スラグといった粉体の多量添加の
ために初期強度が低い。
【0058】以上から明らかなように、でんぷん及び/
又は変性でんぷんと一般的に使用されている減水剤を適
当量添加することにより、流動性、分離抵抗性に優れ、
かつ脱型時においても十分な強度を有する、締固め不要
のコンクリートを得ることができる。
【0059】なお、実施例12〜17からも明らかな通
り、セメント系原料としてフライアッシュや高炉スラブ
等を併用することができ、また、分離低減剤としてもエ
ーテル化でんぷんの他、各種変性でんぷんを使用可能で
ある。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のコンクリー
ト用混和剤は、優れた分離低減効果を有し、しかも、減
水剤との相性も良く、減水剤を任意に選定できる上に、
凝結遅延性、空気連行性を有しないことから、コンクリ
ート混練物の配合を容易に設定できる。従って、本発明
のコンクリート用混和剤は、従来のコンクリート配合に
対して、必要に応じて減水剤を併用配合するのみで良
く、非常に使い易い。
【0061】また、でんぷん及び/又は変性でんぷんは
比較的低コストであるので、コスト的なメリットも期待
できる。
【0062】このような本発明のコンクリート用混和剤
を用いた本発明のコンクリート混練物或いは本発明のコ
ンクリートの製造方法によれば、高い初期強度を有する
締固め不要のコンクリートを製造することができるの
で、従来問題とされていた振動成形時の騒音公害、従業
員不足、初期強度の低さを克服でき、騒音公害の極めて
少ない、人手を極力必要としない省力化に有効で効率的
なコンクリートの製造を行なえる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】なお、実施例及び比較例における使用材料
は以下の通りである。 セメント系粉体: 早強ポルトランドセメント(以下、「Hセメント」と称
す。) 普通ポルトランドセメント(以下「Nセメント」と称
す。) フライアッシュ(火力発電所産、ブレーン値3180cm2/g
,以下「F」と称す。) 高炉スラグ(製鉄所産,ブレーン値4000cm2
g,以下「B」と称す。) 本発明にかかる分離低減剤: エーテル化でんぷん(以下「ET」と称す。) α化でんぷん(以下「α」と称す。) エステル化でんぷん(以下「ES」と称す。) デキストリン(以下「D」と称す。) 減水剤: ナフタリンスルホン酸系減水剤(花王(株)製「マイテ
ィ150」) メラミンスルホン酸系減水剤(エヌ・エム・ビー(株)
製「NL4000」) 比較例に係る分離低減剤: アクリル系高分子分離低減剤(以下「AC」と称す。) セルロース系分離低減剤(以下「MC」と称す。) 細骨材: 木更津産山砂(表乾比重2.62,吸水率1.56,粗粒率2.9
7) 粗骨材: 八王子産砕石(最大寸法20mm,表乾比重2.67,吸水率0.
60,粗粒率6.10) 実施例1〜17 パン型強制練りミキサでセメント系粉体、細骨材及び粗
骨材を30秒間から練りした後、水道水に分離低減剤と
減水剤を混ぜたものを加えつつ2分間混練して表1に示
す配合のコンクリート混練物とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:20) 103:32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 でんぷん及び/又は変性でんぷんよりな
    るコンクリート用混和剤。
  2. 【請求項2】 セメント系粉体、骨材及び水の混練物に
    おいて、さらに請求項1のコンクリート用混和剤を配合
    したことを特徴とするコンクリート混練物。
  3. 【請求項3】 セメント系粉体、でんぷん及び/又は変
    性でんぷん、骨材、水並びに減水剤を混練して得られる
    コンクリート混練物を型枠に流し込んで成形することを
    特徴とするコンクリートの製造方法。
  4. 【請求項4】 でんぷん及び/又は変性でんぷんをコン
    クリート混練物1m3 に対して20〜10000g用い
    ることを特徴とする請求項3に記載のコンクリートの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 セメント系粉体が、ポルトランドセメン
    ト、又は、ポルトランドセメントとフライアッシュ、高
    炉スラグ粉体、シリカフューム、天然鉱物等の粉体との
    混合粉体であることを特徴とする請求項3又は4に記載
    のコンクリートの製造方法。
  6. 【請求項6】 コンクリート混練物を型枠に流し込んで
    成形する際に、型枠又はコンクリート混練物を、外力に
    よる締固めを行なうことなく流し込んだままで硬化させ
    ることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に
    記載のコンクリートの製造方法。
  7. 【請求項7】 成形後、常圧で最高温度35〜95℃の
    常圧高温養生、及び/又は、1気圧以上100℃以上の
    高温高圧養生を行なうことを特徴とする請求項3ないし
    6のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法。
JP28112693A 1993-11-10 1993-11-10 コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法 Withdrawn JPH07138060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28112693A JPH07138060A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28112693A JPH07138060A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07138060A true JPH07138060A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17634731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28112693A Withdrawn JPH07138060A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07138060A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005154213A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fuji Ps Corp 高耐久性コンクリートにおける結合材組成物、高耐久性コンクリートの製品及びその製造方法
JP2005231981A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd グラウト材用混和剤及びグラウト材
JP2008254996A (ja) * 2007-03-13 2008-10-23 Ube Ind Ltd 自己流動性水硬性組成物
KR101647658B1 (ko) * 2015-05-20 2016-08-12 주식회사 알티켐 콘크리트 혼화제용 폴리카르복실산 중합체 조성물 및 이를 포함하는 콘크리트 조성물
CN111423154A (zh) * 2020-03-03 2020-07-17 深圳市三绿科技有限公司 一种混凝土减胶剂及其制备方法
CN112851189A (zh) * 2021-03-05 2021-05-28 马永胜 一种混凝土外加剂及其制备方法和应用
CN115974451A (zh) * 2023-01-30 2023-04-18 甘肃金凯宁工贸集团有限公司 一种新型高效环保减水剂及其制备方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005154213A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fuji Ps Corp 高耐久性コンクリートにおける結合材組成物、高耐久性コンクリートの製品及びその製造方法
JP2005231981A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd グラウト材用混和剤及びグラウト材
JP2008254996A (ja) * 2007-03-13 2008-10-23 Ube Ind Ltd 自己流動性水硬性組成物
KR101647658B1 (ko) * 2015-05-20 2016-08-12 주식회사 알티켐 콘크리트 혼화제용 폴리카르복실산 중합체 조성물 및 이를 포함하는 콘크리트 조성물
CN111423154A (zh) * 2020-03-03 2020-07-17 深圳市三绿科技有限公司 一种混凝土减胶剂及其制备方法
CN111423154B (zh) * 2020-03-03 2021-10-15 深圳市三绿科技有限公司 一种混凝土减胶剂及其制备方法
CN112851189A (zh) * 2021-03-05 2021-05-28 马永胜 一种混凝土外加剂及其制备方法和应用
CN115974451A (zh) * 2023-01-30 2023-04-18 甘肃金凯宁工贸集团有限公司 一种新型高效环保减水剂及其制备方法
CN115974451B (zh) * 2023-01-30 2024-02-20 甘肃金凯宁工贸集团有限公司 一种高效环保减水剂及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002532373A5 (ja)
CN107265969A (zh) 微膨胀混凝土
JPH07138060A (ja) コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート混練物並びにコンクリートの製造方法
CA1090835A (en) Hydraulic cement mixes and process for improving hydraulic cement mixes
CN115594469A (zh) 一种低干燥收缩的3d打印混凝土及其制备方法
JP3974970B2 (ja) コンクリートの製造方法
JPS59102849A (ja) 超高強度セメント硬化体
JPH0687635A (ja) 水硬性セメント
JPH08188458A (ja) 水中不分離性コンクリート組成物
JPH01242445A (ja) 水硬性セメント組成物
JPH0834645A (ja) 遠心力成形用ポルトランドセメント及び水硬性配合物並びにその硬化体の製造方法
JPH06135750A (ja) コンクリート用混和剤、及びそれを用いたコンクリート製品並びにコンクリート製品の製造方法
JP4220930B2 (ja) 遠心力成形体製造用コンクリート、それを用いた遠心力成形体、及びその製造方法
JPH05294701A (ja) 速硬性セメント配合物
CN117003528B (zh) 一种用于地铁轨道板的c40自密实混凝土及其制备方法
JP3169300B2 (ja) コンクリート二次製品の製造方法
JP3375173B2 (ja) 水硬性組成物およびその製造方法
JP2859536B2 (ja) プレキャストコンクリート型枠およびその製造方法
JP2002234024A (ja) セメント系組成物の製造方法
JPH107446A (ja) セメント添加剤及びこのセメント添加剤の使用方法
JP3103195B2 (ja) コンクリート組成物
JP2008156168A (ja) 超高強度コンクリート製品
JPH0664951A (ja) 低分離性セメントの製造方法及び低分離性コンクリートの製造方法
JPS632842A (ja) 水硬性セメント
JPH0788834A (ja) コンクリートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130