JPH07139581A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH07139581A
JPH07139581A JP4589294A JP4589294A JPH07139581A JP H07139581 A JPH07139581 A JP H07139581A JP 4589294 A JP4589294 A JP 4589294A JP 4589294 A JP4589294 A JP 4589294A JP H07139581 A JPH07139581 A JP H07139581A
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JP
Japan
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vibration
piezoelectric actuator
movable plate
frequency
amplitude
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Application number
JP4589294A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ichikawa
聡 市川
Koichi Nemoto
好一 根本
Motoi Komatsu
基 小松
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防振支持装置内で制御力を発生する圧電アクチ
ュエータの駆動回路が簡易且つ小型になるようにする。 【構成】圧電アクチュエータ10への駆動信号yを生成
するコントローラ20内のマイクロプロセッサ22は、
振動の発生状態を表す加速度センサ21の加速度信号G
に基づき、その振動の周波数及び振幅を検出し、その検
出された周波数と同じ周波数の交流電圧xが生成される
ように発振回路25に制御信号Iを出力する一方、駆動
回路27に供給された時点での交流電圧xと伝達される
振動との間に、検出された振動の振幅に応じた位相差が
生じるように位相制御信号Pを移相回路26に供給する
制御を実行する。駆動回路27は、供給された交流電圧
xを一定倍率だけ増幅し、その増幅された交流電圧を駆
動信号yとして圧電アクチュエータ10に供給するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両のエンジ
ン等の振動体から車体等の支持体側に伝達される振動を
能動的に打ち消すことが可能な防振支持装置に関し、特
に、複数の圧電素子をその歪方向が一致するように積層
してなる圧電アクチュエータを備えた防振支持装置にお
いて、圧電アクチュエータの駆動回路の簡略化を図ると
ともに、圧電アクチュエータの破壊を確実に防止でき、
圧電アクチュエータを大型にしなくても可動板を充分に
変位できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】圧電アクチュエータを備えた従来の防振
支持装置としては、例えば特開平2−42228号公報
に記載されたものが知られている。かかる従来の装置
は、特に車両のエンジン等の振動体と車体等の支持体と
の間に配設される流体封入式の防振支持装置であって、
上記公報に詳細に説明されているように、振動体及び支
持体間に支持弾性体を介在させるとともに、その支持弾
性体内に流体室を形成し且つその内部には流体を封入
し、さらに、流体室の容積を変化させる方向に変位可能
な可動板と、その可動板を変位させるための圧電アクチ
ュエータとを備えている。
【0003】そして、高周波振動入力時には、この防振
支持装置の動バネ定数が所望の値になるように、具体的
には、入力振動による流体室内の圧力変動が可動板の変
位による流体室の容積変動によって吸収されるようにそ
の可動板を変位させて制振効果を得るようにしていた。
従って、可動板は、入力振動と同相で且つその振動の振
幅に比例した大きさで変位させる必要があるから、圧電
アクチュエータの駆動回路は、入力振動に同期した交流
電圧を生成し且つその交流電圧の振幅を入力振動の振幅
に応じて調整するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、入力振動を流
体室の容積変動によって吸収するためには、圧電アクチ
ュエータに供給する交流電圧を、入力振動と同相で且つ
入力振動の振幅に応じた振幅に調整するのが一般的な発
想であるが、圧電アクチュエータを駆動するということ
はコンデンサの充放電を繰り返すことと同じであるた
め、特に高周波で駆動する際には大電流が流れてしまう
ことから、増幅制御が容易なオペアンプによる電圧の増
幅では駆動することができず、圧電アクチュエータに供
給する交流電圧の増幅回路には変圧器を用いなければな
らなかった。
【0005】しかし、交流電圧の振幅を入力振動の振幅
に応じて制御するためには、増幅回路には増幅率可変の
変圧器を用いなければならず、このため、圧電アクチュ
エータの駆動回路が複雑且つ大型になってしまうという
問題点があり、例えば車両のようにスペース的な余裕が
小さい場合に容易に適用できなかったのである。かかる
問題点は、特に同時に複数の振動モードに対処しなけれ
ばならない場合に顕著になる。
【0006】また、圧電アクチュエータは、複数の圧電
素子をその歪方向が一致するように電極層を介して積層
した構造を有するため、その積層方向(即ち、圧電アク
チュエータの伸縮方向)に直交する方向(水平方向)の
力が加わると、電極界面で剥離を生じ、素子の破壊を招
く恐れがある。そして、上述したような従来の装置にあ
っては、圧電アクチュエータで可動板を変位させて振動
を打ち消すための制御力を発生するように構成されてお
り、可動板から圧電アクチュエータにも力が伝達する構
造であることから、防振支持装置に入力された水平方向
の振動が可動板を介して圧電アクチュエータに伝達され
ても素子破壊を招かないようにする必要がある。
【0007】そこで、従来は、例えば圧電アクチュエー
タを伸縮可能に金属ケース内に封入して外力に対する耐
久性を高めるようにしていた(上記公開公報の第5頁右
上欄第18行〜同左下欄第2行参照)が、これでは、圧
電アクチュエータの変位に対して金属ケースがバネの作
用を及ぼすため、圧電アクチュエータで発生した力の一
部がその金属バネを伸ばすために使われてしまい、圧電
アクチュエータが発生する力の使用効率が落ちるという
不具合がある。
【0008】なお、このような不具合を防止するため
に、電磁石で可動板を変位させる構造とすることも考え
られるが、これでは電磁石と可動板とが非接触となり、
可動板が拘束されない状態となるため、可動板の質量と
可動板を支持している弾性体のバネ定数とで形成される
マス・バネ系に共振が発生した場合に、制御が困難にな
り場合によっては可動板が大きく変位して制御不能にな
る可能性さえあった。
【0009】さらに、圧電アクチュエータは圧電素子の
歪を利用して変位出力を得る構造であることから、発生
変位が小さいという欠点がある。このため、入力振動の
振幅が大きい場合でも充分な防振効果を得るためには、
圧電アクチュエータを構成する圧電素子の数を増大する
必要があるが、これでは、圧電アクチュエータの寸法が
過大になり装置の大型化を招いてしまう。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
種々の未解決の課題に着目してなされたものであって、
圧電アクチュエータの駆動回路の簡略化が図られる防振
支持装置を提供することを目的としている。また、本発
明は、圧電アクチュエータが発生する力の使用効率を悪
化させることになく素子破壊を防止できる防振支持装置
を提供することも目的とする。さらに、本発明は、入力
振動の振幅が大きい場合であっても圧電アクチュエータ
の大型化等を招くことなく振動の低減が図られる防振支
持装置を提供することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の防振支持装置は、振動体及び
支持体間に介在する支持弾性体と、この支持弾性体によ
って画成され且つ内部に流体が封入された流体室と、こ
の流体室の隔壁の一部を形成し且つその流体室の容積を
変化させる方向に変位可能な可動板と、この可動板を変
位させる圧電アクチュエータと、前記振動体から伝達さ
れる振動の周波数を検出する振動周波数検出手段と、前
記振動体から伝達される振動の振幅を検出する振動振幅
検出手段と、前記振動の周波数と同じ周波数で且つ一定
振幅の交流電圧を生成し前記圧電アクチュエータに供給
する交流電圧生成手段と、前記振動の振幅に応じて前記
交流電圧の位相を制御する位相制御手段と、を備えたも
のである。
【0012】上記目的を達成するために、請求項2に係
る発明の防振支持装置は、振動体及び支持体間に介在す
る支持弾性体と、この支持弾性体によって画成され且つ
内部に流体が封入された流体室と、この流体室の隔壁の
一部を形成し且つその流体室の容積を変化させる方向に
変位可能な可動板と、この可動板を変位させる圧電アク
チュエータと、前記振動体から伝達される振動の周波数
を検出する振動周波数検出手段と、前記振動の周波数と
同じ周波数で且つ一定振幅の交流電圧を生成し前記圧電
アクチュエータに供給する交流電圧生成手段と、前記支
持体側の振動レベルを検出する振動レベル検出手段と、
この振動レベル検出手段の検出結果に応じて前記交流電
圧の位相を制御する位相制御手段と、を備えたものであ
る。
【0013】一方、上記目的を達成するために、請求項
3に係る発明は、圧電アクチュエータで可動板を変位さ
せることにより制御力を発生させる防振支持装置におい
て、前記圧電アクチュエータと前記可動板との間を、そ
れら圧電アクチュエータ及び可動板間の圧電アクチュエ
ータ伸縮方向に直交する方向の相対変位を吸収する相対
変位吸収手段を介して連結した。
【0014】そして、請求項4に係る発明は、上記請求
項3に係る発明において、前記相対変位吸収手段を、前
記圧電アクチュエータ及び前記可動板間に介在する球状
部材とした。さらに、請求項5に係る発明は、上記請求
項4に係る発明において、前記圧電アクチュエータ及び
前記可動板の一方に前記球状部材を自転可能に収容する
凹部を形成した。
【0015】また、上記目的を達成するために、請求項
6に係る発明は、圧電アクチュエータで可動板を変位さ
せることにより制御力を発生させる防振支持装置におい
て、前記圧電アクチュエータと前記可動板との間に、前
記圧電アクチュエータの伸縮変位を拡大して前記可動板
に伝える変位拡大機構を設けた。そして、請求項7に係
る発明は、上記請求項6に係る発明において、前記変位
拡大機構の拡大率eを、1<e≦15という範囲に設定
した。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明にあっては、振動周波数検
出手段が振動の周波数を検出すると、交流電圧生成手段
が、その振動の周波数と同じ周波数で且つ一定の振幅の
交流電圧を生成し、その交流電圧を圧電アクチュエータ
に供給する。すると、圧電アクチュエータは、その交流
電圧の周波数と同じ周波数で且つその交流電圧の振幅に
応じた一定振幅で振動するため、可動板が、交流電圧の
周波数と同じ周波数で且つその交流電圧の振幅に応じた
一定振幅で振動する。
【0017】一方、位相制御手段は、振動振幅検出手段
が検出した振動の振幅に応じて、圧電アクチュエータに
供給される交流電圧の位相を制御するため、可動板の変
位振動の位相が、振動の振幅に応じて変化することにな
る。ここで、本発明者等が鋭意研究を続けた結果、入力
振動と可動板の変位との間の位相差が小さい範囲では、
防振支持装置の動バネ定数kd は、下記の(1)式で表
されることが判った。
【0018】 kd =B−C・R・(X2 /X1 )・ cosθ ……(1) ただし、B,Cは定数、Rは流体室と可動板の有効断面
積比、X2 は可動板の変位量、X1 は入力振動の振幅、
θは入力振動と可動板の変位振動との間(入力振動と圧
電アクチュエータへ供給される交流電圧との間)の位相
差である。例えば、X1 及びX2 の位相が一致している
時に、動バネ定数kd を0、つまり振動伝達率を0にす
るには、上記(1)式よりX2 =(B/CR)X1 とな
れば良いことが判る。これにより、流体室は、可動板変
位を拡大する一種の変位拡大機構(拡大率CR/B)と
なっている。
【0019】しかし、上記(1)式からも明らかなよう
に、可動板の変位X2 が一定であっても、位相差θを適
宜制御することにより所望の動バネ定数kd を得ること
が可能なのである。つまり、この発明によれば、発生す
る交流電圧の振幅が一定であっても、位相制御手段が交
流電圧の位相を入力振動の振幅に応じて制御するから、
動バネ定数は所望の値に調整されるのである。
【0020】例えば、可動板の変位X2 (一定)が入力
振動の変位X1 (可変)よりも小さい範囲であれば、可
動板の変位振動の位相と入力振動の位相とが一致するこ
とが望ましいが、逆に、変位X2 が変位X1 よりも大き
くなると、それらの位相が一致していると却って振動伝
達率が悪化してしまうから、そのような場合には適度な
位相差θを与えることにより、所望の動バネ定数に調整
される。
【0021】従って、例えば可動板の変位X2 を入力振
動の変位X1 の最大値に一致させておけば、位相制御手
段によって位相差θを適宜制御することにより、交流電
圧の振幅を可変とした場合と同等の作用が得られるよう
になる。一方、請求項2に係る発明にあっては、支持側
に伝達される振動のレベルが振動レベル検出手段によっ
て検出され、その振動レベルに応じて例えばその振動レ
ベルが小さくなるように位相制御手段が交流電圧を制御
する。このため、入力振動の振幅を検出しなくても上記
請求項1に係る発明と同様の作用が得られる。
【0022】次に、請求項3に係る発明にあっては、例
えば外部からの振動入力により可動板が水平方向に振動
したとしても、圧電アクチュエータと可動板との間の水
平方向の相対変位は相対変位吸収手段によって吸収され
るため、可動板の水平方向の変位は圧電アクチュエータ
には伝わらない。そして、請求項4に係る発明にあって
は、圧電アクチュエータ及び可動板間に介在する球状部
材が、圧電アクチュエータ及び可動板間の水平方向の相
対変位を吸収するように回転するため、可動板の水平方
向の変位は圧電アクチュエータには伝わらない。
【0023】特に、請求項5に係る発明にあっては、上
記請求項4に係る発明の作用が得られるとともに、球状
部材は凹部内において自転するため、球状部材が圧電ア
クチュエータ及び可動板間から脱落することが防止され
る。次に、請求項6に係る発明にあっては、圧電アクチ
ュエータの変位は、変位拡大機構で拡大されてから可動
板に伝わるため、圧電アクチュエータを構成する圧電素
子の数を増大させなくても可動板は大きく変位する。
【0024】さらに、請求項7に係る発明のように、変
位拡大率eを1<e≦15の範囲内で設定すると、比較
的短い圧電アクチュエータで防振支持装置の動バネ定数
を0にすることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図3は本発明の第1実施例の構成を示
す図であり、この実施例は、本発明に係る防振支持装置
を車両のエンジンマウント1に適用したものである。先
ず、構成を説明すると、防振支持装置としてのエンジン
マウント1は、振動体としてのエンジン30を支持体と
してのメンバ35に支持するための装置であって、コン
トローラ20から供給される制御信号yに応じてエンジ
ン30を支持する方向に制御力を発生可能な能動制御可
能なエンジンマウントである。
【0026】かかるエンジンマウント1は、エンジン3
0への取付け用の取付けボルト2aを上部に備えた円筒
形の取付け部材2を有している。この取付け部材2内に
は、軸方向上側には、大気圧に通じた比較的大径の空間
2bが形成されるとともに、軸方向下側には、空間2b
に通じる比較的小径の空間2cが形成されている。ま
た、取付け部材2は、中央部が外縁部よりも盛り上がっ
た円形の支持弾性体3の中央部に上方から下方に突き抜
けるように差し込まれていて、それら取付け部材2及び
支持弾性体3の接触面は加硫接着により結合されてい
る。
【0027】そして、支持弾性体3の外周面は、略半分
よりも上側が外側に斜めに開くように徐々に拡径し且つ
上端面が開放している円筒形の取付け部材5のその拡径
部5aの上端部内周面に加硫接着されていて、その取付
け部材5の円筒部5b外端面には、メンバ35への取付
け用のボルト5cが一体に形成されている。従って、取
付け部材2をエンジン30側に固定し、取付け部材5を
メンバ35側に固定すれば、エンジン30が支持弾性体
3を介してメンバ35に支持されることになる。なお、
それら取付け部材2,5と、エンジン30,メンバ35
との関係は逆にしても構わない。
【0028】そして、取付け部材5内には、その円筒部
5bの上部内周面にリング状の弾性体6を介して可動板
7が配設されていて、かかる可動板7は、その弾性体6
が弾性変形する範囲で上下に変位可能となっている。さ
らに、取付け部材5内には、複数の圧電素子をその歪方
向が一致するように電極層を介して積層してなる圧電ア
クチュエータ10が、可動板7に対して上下方向に変位
力を付与可能に配設されている。具体的には、圧電アク
チュエータ10は、その変形方向が上下方向となるよう
に円筒部5b内端面中央部に固定されるとともに、その
上端部には、図2にも拡大図示するように、上面中央部
に半球型の凹部11aが形成されたセラミック基板11
が固定され、その凹部11a内にセラミック基板11と
略同一の組成又は金属からなる球状部材としてのボール
12が収容されていて、そのボール12が可動板7の下
面側に当接するようになっている。ただし、ボール12
は凹部11a内で自転可能となっている。
【0029】なお、可動板7には、圧電アクチュエータ
10から伝達される変位を吸収してしまわないように、
充分な強度を持たせることが必要であり、また、圧電ア
クチュエータ10によって可動板7が的確に変位するよ
うに、弾性体6は、可動板7を常時圧電アクチュエータ
10に押しつけるような(つまり、図2に示すようなF
方向の力が常に発生するような)形状にする。
【0030】ここで、取付け部材2下端面,支持弾性体
3,取付け部材5の拡径部5a内面,弾性体6上面及び
可動板7上面によって、流体室としての主流体室14が
画成されている。一方、取付け部材2内には、空間2c
を上下に二分するようにダイアフラム15が配設されて
いて、このダイアフラム15の下側の空間が、副流体室
16となっている。
【0031】そして、主流体室14と副流体室16と
が、取付け部材2の下端面中央部に穿孔されたオリフィ
ス17を介して連通していて、これら主流体室14,副
流体室16及びオリフィス17内に、油等の流体が封入
されている。かかるオリフィス17の流路形状等で決ま
る流体マウントとしての特性は、走行中の比較的大振幅
のエンジンシェイク発生時、つまり5〜15Hzでエン
ジンマウント1が加振された際に高動バネ定数,高減衰
力を示すように調整されている。具体的には、オリフィ
ス17内の流体を質量とし、その流体の流動に伴う支持
弾性体3の拡張弾性をバネとする共振周波数より低周波
側では、動バネ定数低減効果により振動伝達力が低減さ
れ、共振周波数領域の振動はダイナミックダンパ効果に
より低減されるから、その共振周波数を所望の周波数に
チューニングすればよいのである。
【0032】そして、コントローラ20は、オリフィス
17を通じて主流体室14及び副流体室16間で流体が
移動不可能な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジ
ンシェイクよりも高周波の振動であるアイドル振動やこ
もり音振動・加速時振動が入力されている場合には、エ
ンジン30から支持弾性体3を通じてメンバ35に伝わ
る振動の伝達力が“0”となるように又は可能な範囲で
極力小さくなるように制御信号yを生成し圧電アクチュ
エータ10に供給するようになっている。
【0033】そこで、コントローラ20には、エンジン
30で発生している振動の上下方向加速度を検出し加速
度信号Gとして出力する加速度センサ21からその加速
度信号Gが供給されるようになっており、そのコントロ
ーラ20の具体的な機能構成は図3に示すようになって
いる。即ち、コントローラ20は、所定プログラムに従
った演算処理を実行可能なマイクロプロセッサ22を有
するとともに、そのマイクロプロセッサ22には、A/
D変換器23を介して加速度信号Gが供給されるように
なっていて、マイクロプロセッサ22は、先ずその加速
度信号Gに基づいてエンジン30側からこのエンジンマ
ウント1に伝達されている振動の状態を検出するように
なっている。
【0034】ここで、エンジン30で発生している振動
のうち、例えばレシプロ4気筒エンジンであれば、特に
クランク軸回転の2次(モード1),4次(モード2)
及び6次(モード3)の各成分による振動が問題となる
のであり、それら各モード毎のエンジン回転数と振動の
振幅との関係は車両に応じて決まり例えば図4に示すよ
うになる。
【0035】そこで、マイクロプロセッサ22は、加速
度信号Gに基づいて振動の状態を検出したら、低減すべ
きモードを決定するとともに、そのモードに対応する振
動の周波数及び振幅を決定する。なお、モード1の周波
数は、エンジン回転数を30で割れば求められるし、同
様にモード2の周波数はエンジン回転数を15で、モー
ド3の周波数はエンジン回転数を10で割れば求められ
るが、別途エンジン回転数を読み込まなくても、加速度
信号Gから問題となる振動の振幅が判れば、図4に示す
ような関係から、問題となる振動の周波数を求めること
ができる。
【0036】さらに、コントローラ20は、マイクロプ
ロセッサ22から出力される制御信号Iをアナログ信号
に変換するD/A変換器24と、このD/A変換器24
を介して供給される制御信号Iに応じた周波数で且つ一
定振幅の交流電圧xを生成する発振回路25と、交流電
圧xの位相をマイクロプロセッサ22から供給される位
相制御信号Pに応じて変化させる移相回路26と、移相
回路26を通過した交流電圧xの振幅を一定倍率だけ増
幅して駆動信号yとして圧電アクチュエータ10に供給
する駆動回路27と、移相回路26に入力される前の交
流電圧xをディジタル値に変換してマイクロプロセッサ
22にフィードバックするA/D変換器28と、を有し
ている。
【0037】なお、結局のところ圧電アクチュエータ1
0に供給される交流電圧としての駆動信号yの振幅は一
定であるので、駆動回路27は、一次側に交流電圧xが
供給され、二次側が圧電アクチュエータ10に接続され
ている簡易な構造の変圧器で構成される。しかも、駆動
回路27は、例えば比較的広い周波数帯域に渡って問題
となるモード1の振動を低減するのであれば、圧電アク
チュエータ10に、そのモード1の振動の最大振幅(±
100μm程度)と同じ大きさの振幅が発生する駆動信
号yを生成する増幅率となっている。
【0038】そして、マイクロプロセッサ22は、例え
ばモード1の振動を低減するのであれば、加速度センサ
21から供給される加速度信号Gに基づいてモード1の
振動の周波数を検出するとともに、その検出された周波
数と同じ周波数の交流電圧xが生成されるような制御信
号Iを出力する一方、振動の周波数に基づいて図4に示
すような関係のマップを参照して振動の振幅を検出し、
その検出された振動の振幅と駆動信号yによって発生す
る圧電アクチュエータ10の振動の振幅とを比較して、
それら振幅の比に対応した位相差θが、このエンジンマ
ウント1に伝達されるモード1の振動と交流電圧xとの
間に生じるように、移相回路26に対して位相制御信号
Pを出力する制御を実行するようになっている。
【0039】次に、本実施例の動作を説明する。即ち、
エンジンシェイク発生時には、オリフィス17の流路形
状等を適宜選定している結果、このエンジンマウント1
は高動バネ定数,高減衰力の支持装置として機能するた
め、エンジン30で発生したエンジンシェイクがエンジ
ンマウント1によって減衰され、車体側の振動レベルが
低減される。なお、かかる場合には、駆動信号yを出力
して圧電アクチュエータ10を伸縮させる必要はない。
【0040】一方、オリフィス17内の流体がスティッ
ク状態となり主流体室14及び副流体室16間での流体
の移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数
の振動が入力された場合には、主流体室14及び副流体
室16間が遮断されたことと等価になるから、このまま
では、エンジンマウント1は非常に高動バネ定数の支持
装置となってしまうため、エンジン30から取付け部材
2に伝達された振動はエンジンマウント1において減衰
されることなくメンバ35側に伝達されてしまう。この
時の振動によりエンジンマウント1を介してメンバ35
に伝達される力の経路としては、取付け部材2から主流
体室14内の流体を介し、可動板7,圧電アクチュエー
タ10を経由してメンバ35に伝達される力と、取付け
部材2から流体を経由せず、支持弾性体3を介し、部材
5a,5bを経由してメンバ35に伝達される力の二通
りがある。そこで、オリフィス17内の流体がスティッ
ク状態となる周波数以上の振動が入力されている状況で
は、コントローラ20は所定の演算処理を実行して圧電
アクチュエータ10を能動的に伸縮させ、エンジンマウ
ント1の動バネ定数を低く抑えるようにする。
【0041】図5はコントローラ20内のマイクロプロ
セッサ22で実行される演算処理の概略を示すフローチ
ャートであり、以下、図5に従って圧電アクチュエータ
10を能動的に伸縮させる場合の動作を説明する。な
お、ここでは、簡単にするために、モード1の振動のみ
を低減する場合について説明する。先ず、コントローラ
20は、ステップ101において加速度センサ21から
供給される加速度信号Gを読み込み、次いでステップ1
02に移行し、加速度信号Gをディジタル信号処理し
て、エンジンマウント1に入力されているモード1の振
動の周波数f及び振幅aを求める。
【0042】次いで、ステップ103に移行し、ステッ
プ102で求めた周波数fと同じ周波数の交流電圧xが
生成されるような制御信号Iを決定し、これを発振回路
25に出力する。すると、発振回路25からは周波数f
の交流電圧xが出力され、交流電圧xは移相回路26に
供給されるが、発振回路25から出力された時点の交流
電圧xの位相は未調整であり、発振回路25の構造等に
応じた所定位相の交流電圧xが移相回路26に供給され
ることになる。
【0043】そこで、マイクロプロセッサ22は、ステ
ップ104において交流電圧xを読み込み、次いでステ
ップ105に移行して移相回路26に供給されている交
流電圧xの位相θ0 を認識する。そして、ステップ10
6に移行し、ステップ102で求めた振幅aに基づい
て、上記(1)式の関係を考慮して、エンジンマウント
1に伝達される振動と圧電アクチュエータ10の変位振
動との間の目標とする位相差θを演算する。
【0044】目標とする位相差θが求められたら、ステ
ップ106に移行し、移相回路26に供給されている交
流電圧xの位相差θ0 と、エンジンマウント1に伝達さ
れているモード1の振動の位相とに基づき、そのモード
1の振動と、移相回路26で位相変換された後の交流電
圧xとの間の位相差が位相差θに一致するような位相制
御信号Pを決定し、これをステップ107で移相回路2
6に出力する。なお、ステップ107の処理を終えた
ら、上記ステップ101に戻り上述した処理を繰り返し
実行する。
【0045】そして、ステップ107の処理が繰り返し
実行されると、発振回路25から出力された交流電圧x
の位相が移相回路26によって適宜変更されて駆動回路
27に供給され、この駆動回路27によって交流電圧x
が一定倍率だけ増幅されて駆動信号yとなり、その駆動
信号yが圧電アクチュエータ10に供給される。する
と、圧電アクチュエータ10に交流電圧である駆動信号
yに応じて上下方向の伸縮が生じるから、その伸縮がセ
ラミック基板11及びボール12を介して可動板7に伝
達される。そして、可動板7は、圧電アクチュエータ1
0が伸びる際にはその圧電アクチュエータ10によって
上方に変位し、圧電アクチュエータ10が縮小する際に
はF方向の力を発生している弾性体6によって下方に変
位するから、結局、可動板7は、その圧電アクチュエー
タ10の伸縮と同じ周期で且つ同じ振幅で上下方向に変
位振動することになる。
【0046】この可動板7の変位振動は、可動板7自体
が主流体室14の隔壁の一部を形成していることから、
主流体室14の容積を変動するようになる。従って、エ
ンジンマウント1に伝達される振動による支持弾性体3
の弾性変形に伴う主流体室14の容積変動が、可動板7
の変位振動による主流体室14の容積変動によって完全
に相殺され、さらにエンジン30よりエンジンマウント
1に伝達される振動により発生する力のうち、支持弾性
体3,部材5a,5bを介してメンバ35に伝達される
力と逆位相で、振幅が同じ力を主流体室14の容積変動
で発生させることができれば、モード1の振動に伴うエ
ンジン30及びメンバ35間の相対変位により発生した
力がこのエンジンマウント1において完全に吸収される
ため、モード1の振動はメンバ35側に伝達されないこ
とになる。
【0047】しかし、本実施例では、発振回路25が生
成する交流電圧xの振幅は一定であり、駆動回路27の
増幅率も一定であるので、駆動信号yの振幅は一定であ
り、可動板7による主流体室14の容積変動の大きさが
変化することはない。そして、エンジン30側から伝達
される振動の振幅は、図4にも示したように、エンジン
回転数(振動の周波数)に応じて変化するため、瞬間的
には、上述したような容積変動の相殺が不完全になるこ
とは避けられない。
【0048】しかも、駆動信号yの振幅は、モード1の
振動の最大振幅X1MAXに、主流体室14の変位拡大率の
逆数を掛けた(B/CR)X1MAXの大きさの振幅が圧電
アクチュエータ10に生じるような大きさに調整されて
いるため、ほとんどの周波数帯域において、可動板7の
変位振動の振幅の方がエンジン30側から伝達されるモ
ード1の振動による伝達力を0にできる振幅よりも大き
く、従って、仮に駆動信号yをそのモード1の振動に完
全に同期させてしまうと、ほとんどの周波数帯域におい
て、エンジンマウント1の動バネ定数は所望通りの値に
ならないことになる。
【0049】しかしながら、本実施例では、交流電圧x
の位相を可変としており、且つ、その位相を可動板7の
変位振動の振幅と実際のモード1の振動の振幅との差に
応じて上記(1)式を考慮して決定しているため、エン
ジンマウント1の実際の動バネ定数は、所望の値に落ち
着くのである。つまり、本実施例の構成であれば、圧電
アクチュエータ10に供給する交流電圧の振幅が一定で
あるにも関わらず、その振幅を、振動の振幅に応じて適
宜変化させた場合と同等の作用効果が得られるのであ
る。
【0050】このため、駆動回路27内の増幅器は、増
幅率一定の変圧器で充分であるから、かかる駆動回路2
7を含むコントローラ20の構成が簡易且つ小型にな
り、車両のように搭載スペースに大きな余裕がない場合
でも、容易に実現できるようになる。特に、例えば図4
に示したモード1,モード2及びモード3という発生変
位の異なる複数の振動を低減するコントローラ20とす
る場合には、従来は、増幅率可変の変圧器をその振動の
個数だけ用意する必要があったので、コントローラ20
が非常に複雑且つ大型になり、実現が非常に困難であっ
たのに対し、本実施例の構成であれば、そのような場合
でも容易に実現できるようになる。なお、複数の振動を
低減する場合には、実際には各振動がメンバ35側で問
題となるのは、モード1では全回転数域、モード2では
4000〜5500rpmの範囲、モード3では300
0rpm近傍であるのでこれらの領域のみを対象とすれ
ばよく、そうであれば、各モードの最大振幅に対して一
桁以内程度の範囲で振幅が変化する程度であるので、本
実施例のような構成でも充分に振動低減が可能である。
【0051】ここで、本実施例のようなエンジンマウン
ト1にあっては、可動板7には、上下方向のみならず水
平方向の力も外部から作用する場合もある。しかし、本
実施例では、圧電アクチュエータ10及び可動板7間に
ボール12を自転可能に介在させているため、可動板7
に水平方向の力が作用した場合には、ボール12が凹部
11a内で自転して圧電アクチュエータ10及び可動板
7間の相対変位を吸収する(つまり、ボール12が潤滑
剤の役割を果たす)から、圧電アクチュエータ10の積
層方向に対して直交する方向の外力が作用することが防
止され、圧電アクチュエータ10に電極層での剥離や破
壊等が発生することを防止できるようになっている。
【0052】この結果、圧電アクチュエータ10を例え
ば金属等で覆って水平方向の剛性を上げる必要がないた
め、圧電アクチュエータ10で発生する力のほとんどを
可動板7を変位させるために使用することができ、圧電
アクチュエータ10で発生する力を効率的に振動低減に
用いることができる。しかも、凹部11a内で自転する
ボール12によって相対変位を吸収するようにしている
ため、その構造が非常に簡易であるからコスト的にも有
利であるし、ボール12は水平面内の360度いずれの
方向の相対変位も吸収することができるから、圧電アク
チュエータ10の破壊等を確実に防止することができ
る。
【0053】さらに、凹部11aを設けているため、圧
電アクチュエータ10及び可動板7間からボール12が
脱落することを確実に防止することができる。そして、
弾性体6によって可動板7を圧電アクチュエータ10に
押しつけるようにしているため、その可動板7を圧電ア
クチュエータ10によって確実に拘束することができ、
可動板7及び弾性体6で構成されるマス・バネ系の共振
を抑制できるから、制御不能状態に陥ることもない。こ
の場合、圧電アクチュエータ10は発生力が極めて大き
いため、弾性体6のバネ定数にほとんど影響されずに、
圧電アクチュエータ10によって可動板7を上下動させ
ることができる。
【0054】ここで、本実施例では、加速度センサ21
及びステップ101,102の処理によって振動周波数
検出手段並びに振動振幅検出手段が構成され、発振回路
25,駆動回路27及びステップ103の処理によって
交流電圧生成手段が構成され、移相回路26及びステッ
プ104〜107の処理によって位相制御手段が構成さ
れ、凹部11a及びボール12によって相対変位吸収手
段が構成される。
【0055】図6は本発明の第2実施例を示す図であ
り、上記第1実施例と同様に本発明に係る防振支持装置
を車両のエンジンマウント1に適用したものである。な
お、図6は上記第1実施例における図3に対応するもの
であり、上記第1実施例と同じ構成には、同じ符号を付
しその重複する説明は省略する。即ち、本実施例にあっ
ては、コントローラ20には、加速度センサからの検出
信号ではなく、エンジンのクランク軸の回転に同期した
パルス信号であるクランク角信号CPを出力するクラン
ク角センサ29からそのクランク角信号CPが供給され
るようになっていて、具体的にはマイクロプロセッサ2
2にクランク角信号CPが入力されている。
【0056】そして、マイクロプロセッサ22は、その
クランク角信号CPに基づいてエンジン回転数Nを演算
し、そのエンジン回転数Nから、低減する振動の周波数
fを算出するとともに、エンジン回転数Nに基づいて例
えば図4に示すようなマップを参照して振動の振幅aを
求めるような制御を実行するようになっている。周波数
f及び振幅aが求められた後のマイクロプロセッサ22
が実行する制御は、上記第1実施例と同様である。
【0057】このような構成であっても、周波数f及び
振幅aが求められるから、上記第1実施例と同様の作用
効果を得ることができるし、周波数fを求める際には、
クランク角信号CPの間隔から容易に判るエンジン回転
数Nを、モード毎の所定の数値で割り算するだけで求め
ることができるし、振幅もエンジン回転数Nに基づいて
予め作成しておいてマップを参照するだけで求めること
ができるため、面倒な演算処理が不要であるという利点
がある。ちなみに、周波数fを求める際にエンジン回転
数Nを割り算する数値は、エンジンがレシプロ4気筒エ
ンジンであれば、モード1では30、モード2では1
5、モード3では10である。ここで、本実施例では、
クランク角センサ29と、マイクロプロセッサ22内で
クランク角信号CPに基づいてエンジン回転数Nを求め
る演算処理及びエンジン回転数Nを所定の数値で割り算
する処理によって振動周波数検出手段が構成され、クラ
ンク角センサ29と、マイクロプロセッサ22内でクラ
ンク角信号CPに基づいてエンジン回転数Nを求める演
算処理及びエンジン回転数Nに基づいてマップを参照す
る処理によって振動振幅検出手段が構成される。
【0058】図7は本発明の第3実施例を示す図であ
り、上記第1実施例と同様に本発明に係る防振支持装置
を車両のエンジンマウント1に適用したものである。な
お、図7は上記第1実施例における図3に対応するもの
であり、上記第1実施例及び第2実施例と同じ構成に
は、同じ符号を付しその重複する説明は省略する。即
ち、本実施例の特徴とするところは、上記第2実施例と
同様の制御を実行する一方で、車体側に設けた加速度セ
ンサ36から供給される加速度信号Gをフィードバック
信号として制御内容を再調整することにより、制御精度
をさらに向上させることにある。
【0059】つまり、コントローラ20のマイクロプロ
セッサ22には、クランク角センサ29からクランク角
信号CPが供給されるとともに、図1のメンバ35に固
定され上下方向の加速度を検出する加速度センサ36か
ら加速度信号Gが供給されるようになっている。そし
て、マイクロプロセッサ22は、クランク角信号CPに
基づいて上記第2実施例と同様の処理を実行するととも
に、加速度信号Gに基づいてエンジンマウント1におけ
る振動の低減状況を把握し、その低減状況がさらに良好
な方向に変化するように、移相回路26に対する位相制
御信号Pを微調整するような処理を実行するようになっ
ている。
【0060】図8は本実施例におけるマイクロプロセッ
サ22内で実行される処理の概要を示すフローチャート
であり、先ず、そのステップ301においてタイマtを
零クリア・スタートし、次いで、ステップ302に移行
し、クランク角信号CPを読み込み、ステップ303で
そのクランク角信号CPの間隔に基づいてエンジン回転
数Nを演算し、ステップ304に移行し、エンジン回転
数Nを適宜割り算して振動の周波数fを演算するととも
に、図4のようなマップを参照して振幅aを求める。
【0061】次いで、ステップ305に移行し、周波数
fに基づいて制御信号Iを決定し、その制御信号Iをス
テップ306で発振回路25に出力する。そして、ステ
ップ307で発振回路25から出力されている交流電圧
xを読み込み、ステップ308に移行して、その交流電
圧xの位相と、振幅aと、クランク角信号CPの位相と
に基づき上記(1)式の関係を考慮して、エンジンマウ
ント1に伝達される振動と圧電アクチュエータ10の変
位振動との間の目標とする位相差θを演算し、その結果
を踏まえて位相制御信号Pを決定し、これをステップ3
09で移相回路26に出力する。
【0062】次いで、ステップ310で加速度信号Gを
読み込み、そして、ステップ311でその現時点での加
速度信号Gの実効値G0 を算出する。ここで、ステップ
311で求めた実効値G0 は、メンバ35側の上下加速
度である加速度信号Gの大きさを表すことになるから、
メンバ35側の振動レベルを表すことになる。
【0063】そして、ステップ312に移行し、タイマ
tの値が、エンジン回転数Nが無視できないほど変化し
たと判断できる一定のサンプリング時間t1 を経過した
か否かを判定し、ここで経過していると判定された場合
には上記ステップ301に戻って上述した処理を繰り返
し実行するが、未だ経過していないと判定された場合に
は、ステップ313に移行してカウンタnを“1”にセ
ットし、次いでステップ314に移行して、現在の目標
の位相差θに所定値Δθを加算した値を新たな目標とす
る位相差θとし、その新たな目標の位相差θに対応する
位相制御信号Pを決定し、この位相制御信号Pをステッ
プ315で移相回路26に出力する。
【0064】次いで、ステップ316に移行し、再び加
速度信号Gを読み込み、ステップ317に移行しその加
速度信号Gに基づいて現時点での実効値Gn を算出す
る。この実効値Gn は、ステップ314,315で位相
差θを所定値Δθだけ動かした後のメンバ35側の振動
レベルを表すものであるから、ステップ318に移行
し、その実効値Gn と、前回求めた実効値Gn-1 とを比
較することにより、上記ステップ314における位相差
θの変化が、振動低減方向に向かっているか否かが判断
できる。
【0065】そして、ステップ318においてGn ≦G
n-1 と判定された場合には上記ステップ314における
位相差θの変化が振動低減方向に向かっていると判断で
きるから所定値Δθはそのままでよいが、ステップ31
8においてGn >Gn-1 と判定された場合には上記ステ
ップ314における位相差θの変化が振動悪化方向に向
かっていると判断できる。
【0066】そこで、ステップ318の判定が「YE
S」の場合には、ステップ319に移行してカウンタn
をインクリメントするのみで上記ステップ312に戻っ
て上述した処理を繰り返し実行する。しかし、ステップ
318の判定が「NO」の場合には、ステップ320に
移行して所定値Δθの極性を反転してからステップ31
9に移行し、その後に上記ステップ312に戻って上述
した処理を繰り返し実行する。
【0067】このような構成であると、ステップ301
〜309の処理によって上記第2実施例と同様の作用効
果が得られるとともに、ステップ310〜320の処理
を実行する結果、フィードバック制御が実行されること
になり、位相差θがメンバ35側の振動レベルが低減す
る方向に徐々に変化するようになる。従って、上記第2
実施例よりもさらにエンジン30からメンバ35側に伝
達される振動を減衰することができ、車体振動レベルの
低減が図られる。
【0068】ここで、本実施例では、クランク角センサ
29及びステップ302〜304の処理によって振動周
波数検出手段並びに振動振幅検出手段が構成され、加速
度センサ36及びステップ310,311,316,3
17の処理によって振動レベル検出手段が構成され、発
振回路25,駆動回路27及びステップ305,306
の処理によって交流電圧生成手段が構成され、移相回路
26及びステップ307〜309,313〜315,3
18〜320の処理によって位相制御手段が構成され
る。
【0069】なお、この第3実施例においては、振幅a
に基づいて位相差θを制御するとともに、メンバ35側
の振動レベルを表す実効値Gn にも基づいて位相差θを
制御するようにしているが、前者に関する構成は省略し
てもよく、その場合には、制御開始時の位相差θを、任
意の値(例えば、180度)にセットするようにすれば
よい。
【0070】また、上記各実施例では、説明を簡単にす
るために一つのモードに対する振動を低減するための構
成のみを示しているが、同時に低減するモードを複数と
することは当然に可能であり、具体的には、振動の周波
数や振幅を演算する処理をモード毎に設けるとともに、
発振回路25,移相回路26及び駆動回路27を各モー
ド毎に設け、そして、複数の駆動回路27の出力を重畳
してから駆動信号yとして圧電アクチュエータ10に供
給する構成とすればよい。
【0071】図9は本発明の第4実施例を示す図であっ
て、この実施例も、上記第1実施例と同様に本発明に係
る防振支持装置を車両のエンジンマウント1に適用した
ものである。なお、図9は、上記第1実施例で示したエ
ンジンマウント1とは異なる部分を拡大した図であっ
て、上記第1実施例と同等の構成には、同じ符号を付し
その重複する説明は省略する。また、図9に図示する以
外のエンジンマウントの構造は上記第1実施例と同様で
あり、コントローラの構成も上記第1〜3実施例のいず
れかを採用するものである。
【0072】即ち、本実施例では、圧電アクチュエータ
10の上端面に設けられたボール12を直接可動板7の
下面に当接させるのではなく、ボール12及び可動板7
間に変位拡大機構40を介在させた点に特徴がある。本
実施例の変位拡大機構40は、取付け部材5の内底面に
固定された上下に長い支柱41と、下端側が支柱41の
上端に揺動自在に連結され且つ上端が可動板7下面側に
揺動自在に連結されたレバー42とから構成されてい
て、レバー42の下面にボール12を当接させている。
【0073】従って、レバー42の下端側揺動中心から
ボール12の当接位置までの距離をr、レバー42の下
端側揺動中心から上端側揺動中心までの距離をLとすれ
ば、この変位拡大機構40の拡大率eはL/rとなり、
圧電アクチュエータ12の変位は、変位拡大機構40に
よってe倍に拡大されてから可動板7に伝わるようにな
っている。そして、本実施例では、その拡大率eを、1
<e≦15という範囲内で設定している。
【0074】ここで、図10に、変位拡大機構40の拡
大率eを1とした場合(つまり、変位拡大機構40を設
けていない第1実施例の構造)におけるエンジンマウン
トの動バネ定数を0にするのに圧電アクチュエータ10
に必要な長さ(必要素子長)と、支持弾性体3の拡張方
向の拡張バネ定数ke との関係を、圧電アクチュエータ
10を構成する圧電素子の断面積を適宜異ならせてプロ
ットした結果を示し、図11〜図13に、変位拡大機構
40の拡大率eをそれぞれ5,10,15とした場合に
おける必要素子長と拡張バネ定数ke との関係を圧電素
子の断面積を適宜異ならせてプロットした結果を示す。
なお、いずれの場合にも、可動板7を支持する弾性体6
のバネ定数kp ,支持弾性体3の支持方向のバネ定数k
m ,主流体室14と可動板7の有効断面積比Rは、 kp =10kgf/mm,km =20kgf/mm,R=2.0 としている。
【0075】これらによれば、拡大率eが15倍以内
に、必要素子長が最小となる各断面積毎の拡張バネ定数
e が存在することが判る。なお、本実施例のようなエ
ンジンマウントにあっては、制御効果を高めるために
は、拡張バネ定数ke を支持バネ定数km の1〜5倍に
設定することが望ましいことが実験等から明らかになっ
ているが、拡大率eが1<e≦15内にある場合に必要
素子長が最短となる拡張バネ定数ke を設定すると、k
e /km ≦5という条件を満足するようになる。ちなみ
に、エンジンマウントの支持バネ定数km は、能動的な
振動低減制御を実行しない低周波帯域での音振性能を確
保するために、通常は20kgf/mm以下に設定される。
【0076】つまり、本実施例のように、圧電アクチュ
エータ10及び可動板7間に変位拡大機構40を介在さ
せると、その拡大率eに応じて圧電アクチュエータ10
の変位出力が拡大されて可動板7に伝わるため、圧電ア
クチュエータ10を構成する圧電素子の枚数を極端に増
大しなくても、可動板7に充分な変位を与えることがで
き、エンジンマウントに比較的低周波の大振幅振動が入
力される場合でも充分な防振効果を得ることができる。
【0077】そして、変位拡大機構40を介在させると
いうことは、圧電アクチュエータ10に加わる荷重がe
倍に増大するということであるから、相対的に考えると
圧電アクチュエータ10の剛性が拡大率eに比例して低
下することになる。従って、拡大率eが大きくなればな
るほど、例えば圧電アクチュエータ10を構成する圧電
素子の断面積を大きくする等してその耐久性を上げる必
要があるが、これでは、圧電素子の静電容量も大きくな
り駆動電流が大きくなって駆動回路が大型化してしまう
し、変位拡大機構40を設けることにより圧電アクチュ
エータ10の大型化を避ける意味がなくなってしまう。
【0078】しかし、本実施例では、拡大率eを1<e
≦15という範囲に設定するとともに、拡張バネ定数k
e を圧電アクチュエータ10が最小になるように適宜選
定しているため、圧電アクチュエータ10やその駆動回
路の大型化を招くことなく、可動板7に充分な変位を与
えることができるのである。そして、装置の大型化を招
かないため、特に車両のように搭載スペースが限られて
いる場合であっても容易に適用することができるように
なる。
【0079】そして、変位拡大機構40を支柱41及び
レバー42という簡易な部材から構成しているため、特
に装置の大型化を招くこともないし、拡大率eの設定も
容易であるという利点がある。また、本実施例にあって
も、圧電アクチュエータ10と変位拡大機構40のレバ
ー42との間に自転可能なボール12を介在させている
ため、圧電アクチュエータ10の積層方向に対して直交
する方向の外力が作用することが防止され、圧電アクチ
ュエータ10に電極層での剥離や破壊等が発生すること
を防止できるようになっている。
【0080】なお、上記各実施例では、本発明に係る防
振支持装置を車両に用いられる流体封入式のエンジンマ
ウント1に適用した場合について説明しているが、本発
明の適用対象はこれに限定されるものではなく、例えば
振動を伴う工作機械の防振支持装置等であってもよい。
また、上記実施例では、低周波振動入力時には流体がオ
リフィス17を通過する際に発生する流体共振を利用し
て防振効果を得るようにしているが、そのような低周波
振動が入力されない振動体を支持する防振支持装置の場
合には、オリフィス17やダイアフラム15を設ける必
要がない。
【0081】そして、上記各実施例では、相対変位吸収
手段を、圧電アクチュエータ10側に形成された凹部1
1aと、その凹部11a内で自転するボール12とから
構成しているが、相対変位吸収手段の構成はこれに限定
されるものではなく、例えば、凹部11aを可動板7側
に設けるようにしてもよいし、或いはボール12を自転
させずに滑りによって相対変位を吸収するようにしても
よい。
【0082】さらに、変位拡大機構も上記第4実施例で
説明した構造に限定されるものではなく、その他の構造
を適用し得るものである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項2に係る発明によれば、圧電アクチュエータに供給す
る交流電圧の周波数を振動の周波数に一致させるととも
に、その振幅は一定で、その位相を適宜制御する構成と
したため、その圧電アクチュエータの駆動回路が簡易且
つ小型になるという効果があり、例えば車両のように搭
載スペースに大きな余裕がない場合でも容易に実施でき
るようになる。
【0084】また、請求項3乃至請求項5に係る発明に
よれば、圧電アクチュエータ及び可動板間に相対変位吸
収手段を設けたため、圧電アクチュエータの積層方向に
対して直交する方向の外力が圧電アクチュエータに作用
することが防止され、圧電アクチュエータに電極層での
剥離や破壊等が発生することを防止できるという効果が
ある。
【0085】特に請求項4に係る発明であれば、水平面
内の360度のいずれの方向の相対変位も容易に吸収で
きるという効果があるし、請求項5に係る発明であれば
球状部材の脱落を確実に防止できるという効果がある。
そして、請求項6又は請求項7に係る発明にあっては、
圧電アクチュエータやその駆動回路等の大型化を招くこ
となく、可動板を充分に変位させて、比較的大振幅の振
動入力を低減することができるという効果がある。特
に、請求項7に係る発明にあっては、そのような効果を
顕著に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示す断面図で
ある。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】コントローラの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】各振動モード毎のエンジン回転数と振幅との関
係を示すグラフである。
【図5】コントローラ内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである。
【図6】第2実施例のコントローラの機能構成を示すブ
ロック図である。
【図7】第3実施例のコントローラの機能構成を示すブ
ロック図である。
【図8】第3実施例のコントローラ内で実行される処理
の概要を示すフローチャートである。
【図9】第4実施例の要部を示す部分拡大図である。
【図10】拡大率e=1における必要素子長と拡張動バ
ネ定数ke との関係をプロットしたグラフである。
【図11】拡大率e=5における必要素子長と拡張動バ
ネ定数ke との関係をプロットしたグラフである。
【図12】拡大率e=10における必要素子長と拡張動
バネ定数ke との関係をプロットしたグラフである。
【図13】拡大率e=15における必要素子長と拡張動
バネ定数ke との関係をプロットしたグラフである。
【符号の説明】
1 エンジンマウント(防振支持装置) 3 支持弾性体 7 可動板 10 圧電アクチュエータ 11a 凹部 12 ボール(相対変位吸収手段) 14 主流体室 20 コントローラ 21 加速度センサ 22 マイクロプロセッサ 25 発振回路 26 移相回路 27 駆動回路 29 クランク角センサ 30 エンジン(振動体) 35 メンバ(支持体) 36 加速度センサ 40 変位拡大機構 41 支柱 42 レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体及び支持体間に介在する支持弾性
    体と、この支持弾性体によって画成され且つ内部に流体
    が封入された流体室と、この流体室の隔壁の一部を形成
    し且つその流体室の容積を変化させる方向に変位可能な
    可動板と、この可動板を変位させる圧電アクチュエータ
    と、前記振動体から伝達される振動の周波数を検出する
    振動周波数検出手段と、前記振動体から伝達される振動
    の振幅を検出する振動振幅検出手段と、前記振動の周波
    数と同じ周波数で且つ一定振幅の交流電圧を生成し前記
    圧電アクチュエータに供給する交流電圧生成手段と、前
    記振動の振幅に応じて前記交流電圧の位相を制御する位
    相制御手段と、を備えたことを特徴とする防振支持装
    置。
  2. 【請求項2】 振動体及び支持体間に介在する支持弾性
    体と、この支持弾性体によって画成され且つ内部に流体
    が封入された流体室と、この流体室の隔壁の一部を形成
    し且つその流体室の容積を変化させる方向に変位可能な
    可動板と、この可動板を変位させる圧電アクチュエータ
    と、前記振動体から伝達される振動の周波数を検出する
    振動周波数検出手段と、前記振動の周波数と同じ周波数
    で且つ一定振幅の交流電圧を生成し前記圧電アクチュエ
    ータに供給する交流電圧生成手段と、前記支持体側の振
    動レベルを検出する振動レベル検出手段と、この振動レ
    ベル検出手段の検出結果に応じて前記交流電圧の位相を
    制御する位相制御手段と、を備えたことを特徴とする防
    振支持装置。
  3. 【請求項3】 圧電アクチュエータで可動板を変位させ
    ることにより制御力を発生させる防振支持装置におい
    て、前記圧電アクチュエータと前記可動板との間を、そ
    れら圧電アクチュエータ及び可動板間の圧電アクチュエ
    ータ伸縮方向に直交する方向の相対変位を吸収する相対
    変位吸収手段を介して連結したことを特徴とする防振支
    持装置。
  4. 【請求項4】 前記相対変位吸収手段は、前記圧電アク
    チュエータ及び前記可動板間に介在する球状部材である
    請求項3記載の防振支持装置。
  5. 【請求項5】 前記圧電アクチュエータ及び前記可動板
    の一方に前記球状部材を自転可能に収容する凹部を形成
    した請求項4記載の防振支持装置。
  6. 【請求項6】 圧電アクチュエータで可動板を変位させ
    ることにより制御力を発生させる防振支持装置におい
    て、前記圧電アクチュエータと前記可動板との間に、前
    記圧電アクチュエータの伸縮変位を拡大して前記可動板
    に伝える変位拡大機構を設けたことを特徴とする防振支
    持装置。
  7. 【請求項7】 前記変位拡大機構の拡大率eを、1<e
    ≦15という範囲に設定した請求項6記載の防振支持装
    置。
JP4589294A 1993-09-24 1994-03-16 防振支持装置 Pending JPH07139581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505014A (ja) * 2012-08-15 2015-02-16 ベイジンウェスト・インダストリーズ・カンパニー・リミテッドBeijingwest Industries Co., Ltd. マウント装置
CN112729734A (zh) * 2020-12-04 2021-04-30 中国直升机设计研究所 一种测量串联式隔振器传递特性的方法

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