JPH07145141A - ビニルスルホン化合物の製造方法 - Google Patents

ビニルスルホン化合物の製造方法

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JPH07145141A
JPH07145141A JP6203158A JP20315894A JPH07145141A JP H07145141 A JPH07145141 A JP H07145141A JP 6203158 A JP6203158 A JP 6203158A JP 20315894 A JP20315894 A JP 20315894A JP H07145141 A JPH07145141 A JP H07145141A
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JP
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acid
reaction
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vinyl sulfone
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JP6203158A
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Chang-Kyu Kim
キム チャン−キュ
Linda Marie Gathmann
マリー ガスマン リンダ
Marc Alfred Osypian
アルフレッド オシピアン マーク
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/30—Hardeners
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C315/00—Preparation of sulfones; Preparation of sulfoxides
    • C07C315/04—Preparation of sulfones; Preparation of sulfoxides by reactions not involving the formation of sulfone or sulfoxide groups
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビニルスルホン基を2個以上有する化合物の
製造方法を改良する。 【構成】 下式: (CHX−CH2 −SO2 )n −Z (上式中、Xはハロゲン原子であり、Zは原子価nの有
機基であり、そしてnは2〜6である)で示される化合
物を、カルボン酸アルカリ金属塩の存在下で脱ハロゲン
化水素することによって下式: (CH2 =CH−SO2 )n −Z で示されるビニルスルホン化合物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニルスルホン基を2
個以上含有する化合物の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルスルホン基を2個以上含有する化
合物(本明細書では以降「ビニルスルホン」と称する)
は、写真用ゼラチンなどの親水性コロイドの架橋剤とし
てよく知られている。これらの化合物は通常、トリエチ
ルアミンなどの強有機塩基を用いた脱ハロゲン化水素法
によって対応するハロエチルスルホニル化合物から製造
されている。これらのビニルスルホンを製造したり使用
したりする際に認められている欠点の一つは、これらの
化合物、とりわけビス(ビニルスルホニル)メタン(B
VSM)のような活性の高い化合物は、強塩基存在下で
ホモポリマー化し易いという点である。D.M.Bur
nessらの米国特許第4,171,976号明細書に
は、ビニルスルホンの単独重合を防止するために3,5
−ジニトロ安息香酸などの単独重合禁止剤を使用できる
ことが記載されている。しかしながら、このような禁止
剤を使用した場合でもビニルスルホンは重合し易いの
で、トリエチルアミンなどの強塩基を用いてビニルスル
ホンを製造するプロセスでは、塩基存在量が過多になら
ないよう慎重に操作する必要がある。前駆体の品質性状
は一定ではなく、またそのために利用できる良好な分析
方法もないために、この製造プロセスにおいて正確な化
学量論量を測定することは容易ではない。このため、そ
の工業プロセスは複雑で時間がかかり、またその収率も
不安定となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビニルスル
ホン基を2個以上有する化合物の製造時における望まし
くないホモポリマー化の問題を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下式: (CHX−CH2 −SO2 )n −Z (上式中、Xはハロゲン原子であり、Zは原子価nの有
機基であり、そしてnは2〜6である)で示される化合
物を、カルボン酸アルカリ金属塩の存在下で反応させる
ことによって下式: (CH2 =CH−SO2 )n −Z で示されるビニルスルホン化合物を製造する方法であ
る。脱ハロゲン化水素反応においてカルボン酸のアルカ
リ金属塩を使用すると、ビニルスルホンのその製造時に
おけるホモポリマー化する傾向が抑えられる。
【0005】本発明の方法は、下式: (CH2 =CH−SO2 )n −Z (上式中、Zは原子価nの有機基であり、そしてnは2
〜6である)で示されるビニルスルホンを製造するもの
である。
【0006】上式中、Zは、−A−、−O−A−O−ま
たは−D−であることが好ましい。ここで、Aは、置換
されていてもいなくてもよい炭素原子数1〜8個のアル
キレン基(このアルキレン鎖は1個以上のヘテロ原子も
しくは有機基で中断されていてもよい)または置換され
ていてもいなくてもよいアリーレン基である。また、D
は、3価のアルキレン基、1個以上の別のCH2 =CH
−SO2 −基で置換されていてもよい3価の環状アルキ
レン基、または1個以上のCH2 =CH−SO 2 −基で
置換されていてもよい3価の複素環式基である。Aの好
ましい置換基には、−OH基、フェニル基、アラルキル
(例、フェネチル)基またはCH2 =CH−SO2 −基
が含まれる。アラルキル基のアリール部分がスルホン化
されていてもよい。アルキレン基は、酸素原子、アリー
レン基、シクロアルキル基、−NHCONH−または−
N−R(Rは炭素原子数1〜8個のアルキル基である)
の1個以上で中断されていてもよい。
【0007】ビニルスルホンの例として、以下の化学式
で示される化合物が挙げられる。
【化1】
【化2】
【化3】
【0008】好ましい実施態様では、本発明は、下式: X−CH2 CH2 SO2 (CH2 )m SO2 CH2 CH2 −X (II) (上式中、Xは塩素や臭素などのハロゲンであり、そし
てmは1、2または3である)で示されるビス−(ハロ
エチルスルホニル)アルカンから、下式:
【0009】
【化4】
【0010】(上式中、Mはアルカリ金属、好ましくは
ナトリウムまたはカリウムであり、そしてRは−H、ま
たは置換されているかもしくはされていない炭素原子数
1〜7個のヒドロカルビル基である)で示されるカルボ
ン酸、好ましくは低分子量カルボン酸のアルカリ金属
塩、好ましくはナトリウムまたはカリウム塩を使用し
て、下式: CH2 =CH−SO2 −(CH2 )m −SO2 −CH=CH2 (I) で示されるビス−(ビニルスルホニル)アルカンを製造
する方法を提供する。
【0011】本発明のこの好ましい実施態様の方法は、
化合物(II)を不活性溶剤に溶解させ、そして若干過
剰量の低分子量カルボン酸のナトリウムまたはカリウム
塩(III)と反応させて、所望の化合物(I)と、ハ
ロゲン化ナトリウムまたはカリウムと、カルボン酸とを
生成させる方法である。
【0012】本発明の方法は、化合物(I)がホモポリ
マー化する危険性のないきれいで完全な反応によって特
徴付けられる。
【0013】本発明の目的では、低分子量カルボン酸の
ナトリウムまたはカリウム塩は、以下の特性1〜3を有
することによって特徴付けられる。
【0014】1.化合物(I)のホモポリマー化を誘発
しない弱塩基ではあるが、脱ハロゲン化水素を生ぜしめ
るに十分な強塩基性を示すこと。 2.その副生物であるカルボン酸が反応進行中に溶液中
に残留し、そして反応完了後には低温で蒸発するかまた
は溶剤で洗浄されるかして容易に除去されうること。カ
ルボン酸を蒸発法で除去する際には、その温度を比較的
低くすること、例えば0.1〜100Torrの減圧下
で0〜50℃の範囲にすることが必要である。というの
は、これよりも高い温度では酸性反応媒体中でさえもビ
ニルスルホンがホモポリマー化する恐れがあるからであ
る。 3.コストが低く、しかも容易に入手できること。
【0015】こうした望ましい特性の観点から、カルボ
ン酸は上記の式(III)に記載したように規定され
る。式(III)において、RはHまたは炭素原子数1
〜約7個のヒドロカルビル基である。このヒドロカルビ
ル基は置換されていてもいなくてもよい。例として、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ペンタン
酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、クロロ酢
酸、ブロモ酢酸、ヒドロキシ酢酸、安息香酸、クロロ安
息香酸及びヒドロキシ安息香酸のナトリウムまたはカリ
ウム塩が挙げられる。中でも、酢酸ナトリウムまたは酢
酸カリウム及びプロピオン酸ナトリウムまたはプロピオ
ン酸カリウムが最も好ましい。
【0016】脱ハロゲン化水素反応におけるカルボン酸
アルカリ金属塩の使用量は、反応を確実に完結させるた
め若干過剰量とすべきである。一般に、その使用量は脱
ハロゲン化水素反応を完結させるのに要する量の約1〜
約10%程度過剰とすべきである。
【0017】本発明の方法で使用する不活性溶剤は、出
発原料の化合物(II)または生成物の化合物(I)の
いずれにも反応しないものであればどんな溶剤であって
もよい。本発明の方法にとって好ましい溶剤は、コスト
が低いものであり、しかもその使用後には低温で容易に
蒸発除去できなければならないので沸点が低いものであ
る。適した溶剤の例として、アセトン、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸プロピル、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、クロロホル
ム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、ベンゼン及びトルエンが挙げられる。
【0018】一般に脱ハロゲン化水素反応は、適切な反
応速度を与えるけれども、望ましくないホモポリマー化
や所望の生成物の収率を低下させる余計な副反応を引き
起こすことのない温度で行われる。例えば、20℃〜6
0℃の温度を採用することができるが、一般には30℃
〜45℃の温度を採用することが好ましい。
【0019】圧力は周囲圧が好ましいが、溶剤の蒸発及
び還流によって所望温度の維持を促進する場合もあるの
で多少圧力を低くしてもよい。
【0020】反応時間は塩及び反応温度の選択に依存す
る。反応時間は、短すぎると反応が不完全になる恐れが
あり、また長すぎるとホモポリマー化や他の副反応を引
き起こす場合があるので、どちらも不適切である。一般
には約2〜約8時間の反応時間が好ましい。
【0021】脱ハロゲン化水素反応の完結後、塩基の過
剰分を、相当する過剰量の塩酸または臭化水素酸を使用
して酸性化してもよい。その後、生じた塩のハロゲン化
ナトリウムまたはハロゲン化カリウムを濾過または水洗
で除去することができる。所望の品質規格を満たすに十
分な純度の生成物を、適当な溶剤もしくは溶剤混合物か
らの結晶化法または蒸留法による簡単な溶剤分離法など
の既知の技法で得ることができる。
【0022】
【実施例】本発明の方法を使用したビニルスルホンの製
造を以下の実施例で例示する。
【0023】実施例1 26.9g(0.10モル)のビス−(2−クロロエチ
ルスルホニル)−メタンと0.1gの3,5−ジニトロ
安息香酸とを70mLのアセトン中に含む溶液を19.
8g(0.206モル)のプロピオン酸ナトリウムと一
緒に40℃で3時間攪拌した。その混合物を濾過して塩
を除去し、そしてその濾液に0.2gの3,5−ジニト
ロ安息香酸を添加した。その溶液を、50℃よりも低い
温度に保ちながら減圧下で溶剤と大部分のプロピオン酸
を除去し、油状物になるまで濃縮した。次いで、その油
状物を35mLの酢酸エチルと70mLのヘプタンから
結晶化し、18.6g(95%)のビス−(ビニルスル
ホニル)メタンを得た。
【0024】実施例2 プロピオン酸ナトリウムの代わりに16.9g(0.2
06モル)の酢酸ナトリウムを使用し、実施例1に記載
したものと同じ方法を実施した。塩を除去した後、その
濾液を、50℃よりも低いポット温度に保ちながら減圧
下で溶剤と酢酸を除去し、油状物になるまで濃縮した。
その油状物を冷却して固化させると、品質規格のすべて
を満たす純度のビス−(ビニルスルホニル)メタンが1
9.4g(99%)得られた。
【0025】本発明の方法を比較するための比較例を以
下に記載する。比較例 この比較例は、脱ハロゲン化水素反応において強塩基の
トリエチルアミンを使用する典型的な従来法を例示する
ものである。
【0026】26.9g(0.10モル)のビス−(2
−クロロエチルスルホニル)メタンを70mLのアセト
ン中に含む溶液を5gの活性炭と一緒に50℃で処理し
た。活性炭を濾過助剤で濾過し去り、そしてその濾液へ
0.1gの3,5−ジニトロ安息香酸を添加した。その
混合物へ、35℃で17.2g(0.17モル)のトリ
エチルアミンをゆっくりと加えた。処理中にLCモニタ
ー装置を始動させ、そのLC装置が98%の所望の生成
物を示すまでトリエチルアミンをゆっくりと添加し続け
た。通常は、全部で0.95当量のトリエチルアミンを
構成する別の2gのトリエチルアミンを要する。この時
点で反応混合物は暗色になっていたためさらに活性炭処
理する必要があった。トリエチルアミン塩酸塩と活性炭
を濾過して除去し、そしてその濾液へ0.2gの3,5
−ジニトロ安息香酸を添加した。次いで、その混合物
を、50℃よりも低いポット温度に保ちながら減圧下で
溶剤を除去し、油状物になるまで濃縮した。得られた油
状物を100mLのメタノールから結晶化すると、1
5.1g(77%)の生成物が得られた。
【0027】本発明によって製造したビニルスルホン化
合物は、ゼラチン(とりわけ写真要素に含まれるゼラチ
ン)の硬化剤として使用することができる。写真要素中
のゼラチンを硬化(硬膜)するためにビニルスルホン化
合物を使用することについては、例えば、Burnes
sらの米国特許第3,490,911号明細書、Bur
nessらの同第3,841,872号明細書、Bur
nessらの同第4,171,976号明細書、Hab
uらの同第4,057,538号明細書、Habuらの
同第4,088,495号明細書、Kataokaらの
同第4,168,172号明細書、Seraらの同第
4,173,481号明細書及びOkamuraらの同
第4,897,344号明細書に記載されており、本明
細書ではそれらの開示を参照することによって取り入れ
る。
【0028】
【発明の効果】カルボン酸のアルカリ金属塩のような弱
塩基を使用すると、その副生物のカルボン酸が緩衝剤と
して作用するため、プロセスにとって適当な環境が得ら
れる。換言すると、塩基が過剰になった場合でも、副生
物として生成するカルボン酸のおかげで反応媒体のpH
はある特定の値を超えることはない。従って、若干過剰
量の塩基を使用することで、ホモポリマー化の危険性を
何ら伴うことなく反応を完結させることができる。反応
が完結するので、その生成物は単純となり、またその収
率で悩むこともない。その上、副生物はアルカリ金属ハ
ロゲン化物とカルボン酸のみである。これらの副産物を
除去した後の生成物は、さらに精製をしなくても所望の
品質規格を満たす。結果的に、本発明の方法は溶剤使用
量を削減し、廃流量を最小限に抑える。
【0029】本発明をその好ましい実施態様を特に参照
しながら説明した。当業者であれば、本発明の精神また
は範囲から逸脱することのない改変や置換を数多く実施
できることを認識するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク アルフレッド オシピアン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14414, エイボン,レイクビル ロード,2551

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式: (CHX−CH2 −SO2 )n −Z (上式中、Xはハロゲン原子であり、Zは原子価nの有
    機基であり、そしてnは2〜6である)で示される化合
    物を、カルボン酸アルカリ金属塩の存在下で脱ハロゲン
    化水素することによって下式: (CH2 =CH−SO2 )n −Z で示されるビニルスルホン化合物を製造する方法。
JP6203158A 1993-08-30 1994-08-29 ビニルスルホン化合物の製造方法 Pending JPH07145141A (ja)

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US11403593A 1993-08-30 1993-08-30
US114035 1993-08-30

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JPH07145141A true JPH07145141A (ja) 1995-06-06

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ID=22353003

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