JPH0714580A - 非水二次電池 - Google Patents

非水二次電池

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JPH0714580A
JPH0714580A JP5155427A JP15542793A JPH0714580A JP H0714580 A JPH0714580 A JP H0714580A JP 5155427 A JP5155427 A JP 5155427A JP 15542793 A JP15542793 A JP 15542793A JP H0714580 A JPH0714580 A JP H0714580A
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JP
Japan
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lithium
active material
electrode active
negative electrode
compound
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JP5155427A
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English (en)
Inventor
Okimasa Kagawa
興勝 香川
Takuji Kaneda
卓爾 金田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0714580A publication Critical patent/JPH0714580A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな放電容量、高い放電作動電圧、良好な充
放電サイクル特性を持つ非水二次電池を提供する。 【構成】正極活物質、負極活物質、リチウム塩を含む非
水電解質からなる非水二次電池であり、該負極活物質
が、最初に、化学的にリチウムイオンを挿入すると結晶
の基本構造が変化し、かつ、充放電中には該新しい基本
構造は実質的に変化しないリチウム含有遷移金属酸化物
であって、該負極活物質の前駆体として4価以下のバナ
ジウムが全バナジウム量の5%以下である特定のリチウ
ム含有遷移金属酸化物を用いる非水二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充放電特性を改良し、
かつ安全性を高めたリチウム二次電池に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】二次電池用負極活物質としては、リチウ
ム金属やリチウム合金が代表的であるが、それらを用い
ると充放電中にリチウム金属が樹枝状に成長し、内部シ
ョートしたり、その樹枝状金属自体の活性が高く、発火
する危険をはらんでいる。これに対して、最近、リチウ
ムを吸蔵・放出することができる焼成炭素質材料が実用
されるようになってきた。この炭素質材料の欠点は、そ
れ自体が導電性をもつので、過充電や急速充電の際に炭
素質材料の上にリチウム金属が析出することがあり、結
局、樹枝状金属を析出してしまうことになる。これを避
けるために、充電器を工夫したり、正極活物質量を少な
くして、過充電を防止する方法を採用したりしている
が、後者の方法では、活物質の量が限定されるので、そ
のため、放電容量も制限されてしまう。また、炭素質材
料は密度が比較的小さいため、体積当りの容量が低いと
いう二重の意味で放電容量が制限されてしまうことにな
る。一方、リチウム金属やリチウム合金または炭素質材
料以外の負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵・
放出することができるTiS2 、LiTiS2 (米国特
許第983,476)、ルチル構造のWO2 (米国特許
第4,198,476)、LixFe(Fe2)O4 など
のスピネル化合物(特開昭58−220,362)、電
気化学的に合成されたFe2 3 のリチウム化合物(米
国特許第4,464,447)、Fe2 3 のリチウム
化合物(特開平3−112,070)、Nb2 5 (特
公昭62−59,412、特開平2−82,447)、
酸化鉄、FeO、Fe2 3 、Fe3 4 、酸化コバル
ト、CoO、Co2 3 、Co 3 4 (特開平3−29
1,862)が知られている。これらの化合物はいずれ
も酸化還元電位が高いので、3V級の高放電電位を持
ち、かつ高容量の非水二次電池は実現されていない。正
極活物質としては、LiMn2 4 、Li2 MnO3
γ−βMnO2 とLiMn2 4 の複合酸化物、γ−β
MnO2 とLi2 MnO3 の複合酸化物、LiCo
2 、LiCo0.5 Ni0.5 2 、LiNiO2 、V2
5 、非晶質V25 、V6 13、LiV3 8 、VO
2 (B)、Ti化合物のTiS2 、Mo化合物のMoS
2 、MoO3 、LiMo2 4 などが知られている。い
ずれも金属カルコゲナイドである正極活物質と負極活物
質との組合せとして、TiS2 とLiTiS2 (米国特
許第983,476)、化学的に合成されたLi0.1
2 5 とLiMn1-s Mes 2 (0.1<s<1 M
e=遷移金属特開昭63−210,028)、同Li
0.1 2 5 とLiCo1-s Fes 2 (s=0.05
〜0.3 同63−211,564)、同Li0.1 2
5 とLiCo1-s Nis 2 (s=0.5〜0.9
特開平1−294,364)、V2 5 とNb2 2
リチウム金属(特開平2−82447)、V2 5 やT
iS2 と電気化学的に合成されたLixFe2 3 (米
国特許第4,464,447ジャーナル オブ パワー
ソーシズ 8巻 289頁 1982年)、正極活物
質と負極活物質にLiNix Co1-x 2 (0≦x<1
特開平1−120,765 明細書中では、実施例か
ら正極活物質と負極活物質は同一化合物と記載されてい
る。)、LiCoO2 あるいはLiMn2 4 と酸化
鉄、FeO、Fe2 3 、Fe3 4 、酸化コバルト、
CoO、Co2 3 あるいはCo3 4 (特開平3−2
91,862)などが知られている。また、これらのい
ずれの組合せも3V級より低い放電電位を持ち、かつ容
量の低い非水二次電池である。前記の電気化学的に合成
されたLixFe2 3 (ジャーナル オブ パワーソ
ーシズ 8巻 289頁 1982年)では、リチウム
イオン挿入によりX線回折パターンは変化するが、充放
電中にもX線回折パターンが変化することが示されてい
る。また、前記の特開昭58−220,362では、
「スピネル構造にリウチムイオンを挿入し過ぎて、スピ
ネル構造が破壊されて未知の化合物に変化すると、二次
電池の活物質として好ましくない。」と記載されてい
る。また負極活物質として、最初に化学的にリチウムイ
オンを挿入すると結晶の基本構造が変化し、かつ、充放
電中には該新しい基本構造は実質的に変化しないリチウ
ム含有遷移金属酸化物が提案されている。(特願平4−
106642)これにより高い放電電圧、高容量を得る
ことができるが、リチウム金属またはその合金を負極と
して用いた非水二次電池に比べて放電電圧、容量共に劣
るものであり、更に一層の改良が強く求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題の第1は
安全性に優れた非水二次電池に関するものである。本発
明の課題の第2は放電容量が高い非水二次電池に関する
ものである。本発明の課題の第3は放電容量の高い非水
二次電池に関するものである。本発明の課題の第4はサ
イクル性の優れた非水二次電池に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、化合物
の焼成条件を鋭意検討したところ、負極活物質が最初に
化学的にリチウムイオンを挿入して結晶の基本構造を変
化させ、かつ充放電中には該新しい基本構造は実質的に
変化しないリチウム含有遷移金属酸化物であって、下記
一般式(1)で表わされる該負極活物質の前駆体が4価
以下のバナジウムを全バナジウムの5%以下含有するリ
チウム含有遷移金属酸化物から構成されることを特徴と
する非水二次電池により達成された。 LipMqV1-q Or (1) (ここでVには原子価が2〜5価の同位体が存在する
が、Mは1種以上の遷移金属、p=0〜3.1、q=0
〜0.7、r=1.3〜4.1)中でも実質的に4価以
下のバナジウムを含まない前駆体は特に好ましい。
【0005】本発明で用いられる化学的にリチウムイオ
ンを挿入する前のリチウム含有遷移金属酸化物(以後は
負極活物質前駆体と言う、LipMqV1-q Orここで
Mは遷移金属、p=0〜3.1、q=0〜0.7、r=
1.3〜4.1)において遷移金属とは元素番号21の
Sc、元素番号22のTiと元素番号24のCrから元
素番号30のZnと元素番号39のYから元素番号48
のCdと元素番号57のLaから元素番号80のHgま
でを含む。本発明で用いられる好ましい負極活物質前駆
体としてLipCoqV1-q Or、LipNiqV1-q
Or、LipMnqV1-q Or、LipCuqV1-q
r、LipZnqV1-q Or、LipNbqV1-q Or
(ここでp=0.3〜2.2、q=0.2〜0.7、r
=1.5〜2.5)があげられる。本発明で用いられる
好ましい負極活物質前駆体として、LipCoqV1-q
Or、LipNiqV1-q Or(ここでp=0.3〜
2.2、q=0.02〜0.7、r=1.5〜2.5)
があげられる。本発明で用いられるさらに最も好ましい
負極活物質前駆体として、LipCoVO4 やLipN
iVO4 (ここでp=0.3〜2.2)があげられる。
ここで、上記のp値は、充放電開始前の値であり、充放
電により増減する。また、負極活物質は、同前駆体組成
式にリチウムの含量が増えたものであり、かつ、負極活
物質前駆体とはX線回折パターンが実質的に異なるもの
である。本発明で示す一般式LipMgV1-q Orで
は、遷移金属Mの合計を1としているので、遷移金属が
複数の場合や結晶学的な組成式では整数倍させてもよ
い。
【0006】本発明で用いられる負極活物質前駆体は一
般式LipMgV1-q Orで表わされるリチウム含有遷
移金属酸化物が1種でもかまわないが複数を非水二次電
池に用いてもよい。
【0007】本発明の負極活物質前駆体合成法は焼成法
である。本発明において負極活物質前駆体の焼成温度が
極めて重要であり、材料により異なるが焼成温度は少な
くとも600℃以上であることが必要である。なぜなら
ば500℃以下では大半の負極活物質前駆体中に4価以
下のバナジウムが金バナジウムの5%を越えることとな
り、電池の放電容量、サイクル性の低下をもたらす。ま
た、製造適性の観点からは焼成温度は溶融温度以下の設
定が重要であり、材料により異なるが900℃以下が望
ましく、さらには800℃以下が望ましい。なぜならば
900℃以上では粒子が焼結し、焼成容器からの取り出
しや粉砕等の作業性に問題が生じる場合が多いからであ
る。
【0008】本発明の負極活物質前駆体の焼成雰囲気と
しては特に限定はないが、空気、酸素、二酸化炭素、水
蒸気、ヘリウム、アルゴン等のうち材料に適したものを
単独もしくは2種以上混合して用いることができる。本
発明の負極活物質前駆体は以下に記載されるリチウム化
合物、遷移金属化合物の混合物を焼成することにより合
成することが好ましい。例えば、リチウム化合物として
は、酸素化合物、酸素酸塩やハロゲン化物があげられ
る。遷移金属化合物としては、1価〜6価の遷移金属酸
化物、同遷移金属塩、同遷移金属錯塩が用いられる。
【0009】本発明で用いられる好ましいリチウム化合
物としては、水酸化リチウム、炭酸リチウム、硝酸リチ
ウム、硫酸リチウム、亜硫酸リチウム、燐酸リチウム、
四ほう酸リチウム、塩素酸リチウム、過塩素酸リチウ
ム、チオシアン酸リチウム、蟻酸リチウム、酢酸リチウ
ム、蓚酸リチウム、クエン酸リチウム、乳酸リチウム、
酒石酸リチウム、ピルビン酸リチウム、トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム、四ほう素酸リチウム、六弗化
燐酸リチウム、弗化リチウム、塩化リチウム、臭化リチ
ウム、沃化リチウムがあげられる。本発明で用いられる
好ましい遷移金属化合物としては、TiO2 、チタン酸
リチウム、アセチルアセトチタニル、四塩化チタン、四
沃化チタン、蓚酸チタニルアンモニウム、VOd (d=
2〜2.5 d=2.5の化合物は五酸化バナジウ
ム)、VOd のリチウム化合物、水酸化バナジウム、メ
タバナジン酸アンモニウム、オルトバナジン酸アンモニ
ウム、ピロバナジン酸アンモニウム、オキソ硫酸バナジ
ウム、オキシ三塩化バナジウム、四塩化バナジウム、ク
ロム酸リチウム、クロム酸アンモニウム、クロム酸コバ
ルト、クロムアセチルアセトナート、MnO2 、Mn2
3 、水酸化マンガン、炭酸マンガン、硝酸マンガン、
硫酸マンガン、硫酸マンガンアンモニウム、亜硫酸マン
ガン、燐酸マンガン、ほう酸マンガン、塩素酸マンガ
ン、過塩素酸マンガン、チオシアン酸マンガン、蟻酸マ
ンガン、酢酸マンガン、蓚酸マンガン、クエン酸マンガ
ン、乳酸マンガン、酒石酸マンガン、ステアリン酸マン
ガン、弗化マンガン、塩化マンガン、臭化マンガン、沃
化マンガン、マンガンアセチルアセトナート、酸化鉄
(2、3価)、四三酸化鉄、水酸化鉄(2、3価)、塩
化鉄(2、3価)、臭化鉄(2、3価)、沃化鉄(2、
3価)、硫酸鉄(2、3価)、硫酸鉄アンモニウム
(2、3価)、硝酸鉄(2、3価)燐酸鉄(2、3
価)、過塩素酸鉄、塩素酸鉄、酢酸鉄(2、3価)、く
えん酸鉄(2、3価)、くえん酸鉄アンモニウム(2、
3価)、蓚酸鉄(2、3価)、蓚酸アンモニウム(2、
3価)
【0010】CoO、Co2 3 、Co3 4 、LiC
oO2 、炭酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、水酸化コ
バルト、硫酸コバルト、硝酸コバルト、亜硫酸コバル
ト、過塩素酸コバルト、チオシアン酸コバルト、蓚酸コ
バルト、酢酸コバルト、弗化コバルト、塩化コバルト、
臭化コバルト、沃化コバルト、ヘキサアンミンコバルト
錯塩(塩として、硫酸、硝酸、過塩素酸、チオシアン
酸、蓚酸、酢酸、弗素、塩素、臭素、沃素)、酸化ニッ
ケル、水酸化ニッケル、炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッ
ケル、硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、弗化ニッケル、塩
化ニッケル、臭化ニッケル、沃化ニッケル、蟻酸ニッケ
ル、酢酸ニッケル、ニッケルアセチルアセトナート、酸
化銅(1、2価)、水酸化銅、硫酸銅、硝酸銅、燐酸
銅、弗化銅、塩化銅、塩化アンモニウム銅、臭化銅、沃
化銅、蟻酸銅、酢酸銅、蓚酸銅、くえん酸銅、オキシ塩
化ニオブ、五塩化ニオブ、五沃化ニオブ、一酸化ニオ
ブ、二酸化ニオブ、三酸化ニオブ、五酸化ニオブ、蓚酸
ニオブ、ニオブメトキシド、ニオブエトキシド、ニオブ
プロポキソド、ニオブブトキシド、ニオブ酸リチウム、
MoO3 、MoO2 、LiMo2 4 、五塩化モリブデ
ン、モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸リチウ
ム、モリブド燐酸アンモニウム、酸化モリブデンアセチ
ルアセトナート、WO2 、WO3 、タングステン酸、タ
ングステン酸アンモニウム、タングスト燐酸アンモニウ
ムがあげられる。
【0011】本発明で用いられる特に好ましい遷移金属
化合物としては、TiO2 、蓚酸チタニルアンモニウ
ム、VOd (d=2〜2.5)、VOd のリチウム化合
物、メタバナジン酸アンモニウム、MnO2 、Mn2
3 、水酸化マンガン、炭酸マンガン、硝酸マンガン、硫
酸マンガンアンモニウム、酢酸マンガン、蓚酸マンガ
ン、クエン酸マンガン、酸化鉄(2、3価)、四三酸化
鉄、水酸化鉄(2、3価)、酢酸鉄(2、3価)、クエ
ン酸鉄(2、3価)、クエン酸鉄アンモニウム(2、3
価)、蓚酸鉄(2、3価)、蓚酸鉄アンモニウム(2、
3価)、CoO、Co2 3 、Co3 4 、LiCoO
2 、炭酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、水酸化コバル
ト、蓚酸コバルト、酢酸コバルト、酸化ニッケル、水酸
化ニッケル、炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッケル、硫酸
ニッケル、硝酸ニッケル、酢酸ニッケル、酸化銅(1、
2価)、水酸化銅、酢酸銅、クエン酸銅、MoO3 、M
oO2、LiMo2 4 、WO3 があげられる。
【0012】本発明で用いられる特に好ましいリチウム
化合物と遷移金属化合物の組合せとして、水酸化リチウ
ム、炭酸リチウム、酢酸リチウムとVOd (d=2〜
2.5)、VOd のリチウム化合物、メタバナジン酸ア
ンモニウム、MnO2 、Mn23 、水酸化マンガン、
炭酸マンガン、硝酸マンガン、酸化鉄(2、3価)、四
三酸化鉄、水酸化鉄(2、3価)酢酸鉄(2、3価)、
クエン酸鉄(2、3価)、クエン酸鉄アンモニウム
(2、3価)、蓚酸鉄(2、3価)、蓚酸鉄アンモニウ
ム(2、3価)、CoO、Co2 3 、Co3 4 、L
iCoO2 、炭酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、水酸
化コバルト、硫酸コバルト、硝酸コバルト、酸化ニッケ
ル、水酸化ニッケル、炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッケ
ル、硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、酢酸ニッケル、Mo
3 、MoO2 、LiMo2 4 、WO 3 があげられ
る。
【0013】本発明の負極活物質前駆体は焼成後に洗
浄、乾燥を行ってもよい。洗浄方法としては特に限定さ
れることはなく、合成された塊または粉砕機等により粉
砕したものを洗浄してもよい。洗浄法については特に限
定されないが、代表的な方法の例として浸漬法、かくは
ん法、超音波洗浄法があげられる。また洗浄時必要によ
り加温してもよい。洗浄後は中性、酸性、塩基性のいず
れでもよいが、好ましくはpH=4〜8であり、更に好
ましくはpH=7の純水かイオン交換水又は有機溶剤で
ある。洗浄液の量は特に制限されることはなく、リチウ
ム含有遷移金属酸化物が漬される量以外が好ましい。洗
浄時間、洗浄回数は材料により適宜選択されるが、1時
間以上で2回以上洗浄することが好ましい場合が多い。
洗浄後の処理方法は特に限定されることはなく、デカン
テーション法、ろ過法、遠心分離法等により洗浄液を取
り除き洗浄液を乾燥する。また水系洗浄液の場合にはア
セトン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等の有機溶剤での洗浄後乾燥を行うことは、乾燥を
早める上で効果的である。乾燥方法は特に限定されるこ
とはなく風乾法、熱乾燥法、真空乾燥法、赤外線乾燥法
等いずれの方法も取ることができる。
【0014】本発明で用いる負極活物質は、負極活物質
前駆体にリチウムイオンを化学的に挿入することにより
得ることができる。例えば、リチウム金属、リチウム合
金やブチルリチウムなどと反応させる方法や電気化学的
にリチウムイオンを挿入することが好ましい。本発明で
は、負極活物質前駆体である遷移金属酸化物に電気化学
的にリチウムイオンを挿入することが特に好ましい。な
かでも、負極活物質前駆体であるリチウム含有遷移金属
酸化物に電気化学的にリチウムイオンを挿入することが
最も好ましい。電気化学的にリチウムイオンを挿入する
方法として、正極活物質として目的のリチウム含有遷移
金属酸化物(本発明で言う負極活物質前駆体のこと)、
負極活物質として、リチウム金属、リチウム塩を含む非
水電解質からなる酸化還元系(例えば開放系(電解)ま
たは密閉系(電池))を放電することにより得ることが
できる。また、別の実施態様例として、正極活物質とし
てリチウム含有遷移金属酸化物、負極活物質として、正
極活物質と異なる組成式を持つ負極活物質前駆体、リチ
ウム塩を含む非水電解質からなる酸化還元系(例えば開
放系(電解)または密閉系(電池))を充電することに
より得る方法が最も好ましい。
【0015】リチウムイオンの挿入量は、特に限定され
ないが、負極活物質前駆体1g当り27〜1340mA
h(1〜50mモル相当)が好ましい。特に、40〜1
070mAh(1.5〜40mモル相当)が好ましい。
また、54〜938mAh(2〜35mモル相当)が最
も好ましい。
【0016】本発明で用いられる負極活物質はいずれも
充放電により、リチウムイオンを吸蔵放出し、遷移金属
の価数が変化する化合物と考えられる。従って、本発明
の負極活物質は、リチウム金属やリチウム合金などの金
属負極活物質のように充放電によりリチウムの析出、溶
解する方式とは根本的に異なる概念の負極活物質であ
る。また、同様に、炭素質化合物と比較しても、炭素は
明確に価数を変える化合物ではなく、また、高い導電性
を有して、充電時にリチウム金属を析出し易い化合物で
ある。従って、本発明の負極活物質は、リチウム金属や
炭素質材料とは根本的に異なる概念の負極活物質であ
る。
【0017】本発明に併せて用いることができる負極活
物質としては、リチウム金属、リチウム合金(Al、A
l−Mn(米国特許第4,820,599)、Al−M
g(特開昭57−98977)、Al−Sn(特開昭6
3−6,742)、Al−In、Al−Cd(特開平1
−144,573)などやリチウムイオンまたはリチウ
ム金属を吸蔵放出できる焼成炭素質化合物(例えば、特
開昭58−209,864、同61−214,417、
同62−88,269、同62−216,170、同6
3−13,282、同63−24,555、同63−1
21,247、同63−121,257、同63−15
5,568、同63−276,873、同63−31
4,821、特開平1−204,361、同1−22
1,859、同1−274,360など)があげられ
る。上記リチウム金属やリチウム合金の併用目的は、リ
チウムイオンを電池内で挿入させるためのものであり、
電池反応として、リチウム金属などの溶解析出反応を利
用するものではない。
【0018】本発明で用いられる正極活物質は可逆的に
リチウムイオンを吸蔵放出できる遷移金属酸化物でも良
いが、特にリチウム含有遷移金属酸化物が好ましい。本
発明で用いるれる好ましいリチウム含有金属酸化物正極
活物質としては、LixCoO2 、Lix NiO2 、L
x Coa Ni1-a 2 、Lix Cob 1- b Oz、L
x Cob Fe1-b 2 、Lix Mn2 4 、Lix
c Co2-c4 、Lix Mnc Ni2-c 4 、Lix
Mnc 2-c Oz、Lix Mnc Fe 2-C 4 、Lix
Mn2 4 とMnO2 の混合物、Li2xMnO3 とMn
2 の混合物、Lix Mn2 4 、Li2xMnO2 とM
nO2 のの混合物(ここでx=0.6〜1.2、a=
0.1〜0.9、b=0.8〜0.98、c=1.6〜
1.96、z=2.01〜5)をあげられる。本発明で
用いられるさらに好ましいリチウム含有金属酸化物正極
活物質としては、Lix CoO2 、Lix NiO2 、L
x Coa Ni1-a 2 、Lix Co b 1-b Oz、L
x Cob Fe1-b 2 、Lix Mn2 4 、Lix
c Co2-c 4 、Lix Mnc Ni2-c 4 、Lix
Mnc 2-c 4 、Lix Mn c Fe2-c 4 (ここで
x=0.7〜1.04、a=0.1〜0.9、b=0.
8〜0.98、c=1.6〜1.98、z=2.01〜
2.3)があげられる。
【0019】本発明で用いられる最も好ましいリチウム
含有遷移金属酸化物正極活物質としては、LixCoO
2 、Lix NiO2 、Lix Coa Ni1-a 2 、Li
x Mn2 4 、Lix Cob 1-b Oz(ここでx=
0.7〜1.1、a=0.1〜0.9、b=0.9〜
0.98、z=2.01〜2.3)があげられる。ここ
で、上記のx値は、充放電開始前の値であり、充放電に
より増減する。本発明で用いる正極活物質や負極活物質
前駆体焼成後粉砕することが好ましい。粉砕方法として
は特に限定はなく振動ミル、ボールミル、サンドミル、
ジェットミル、チューブミル、コニカルミル、ロッドミ
ル、ジョークラッシャー・ロール粉砕機、エッジランナ
ー・リングロールミル等を用いることができる。特に好
ましくは振動ミル、ジェットミル、ボールミル、サンド
ミルによる粉砕である。本発明で用いる正極活物質や負
極活物質前駆体の平均粒子サイズは特に限定されない
が、0.2〜50μm が好ましい。所定の粒子サイズに
するには、良く知られた粉砕機や分級機が用いられる。
例えば、乳鉢、ボールミル、振動ボールミル、衛星ボー
ルミル、旋回気流型ジェットミルや篩などが用いられ
る。本発明で用いる正極活物質や負極活物質前駆体の比
表面積は0.01〜5m2/gが好ましく、さらに好まし
くは0.1〜5m2/gである。なお、比表面積はカンタ
クロム社製カンタソーブを用いてBET1点法により測
定した。
【0020】本発明の方法で焼成して得られた負極活物
質前駆体に含まれるバナジウムについて、電子スピン共
鳴装置(以下ESRと言う)によりスピン濃度を測定
し、金バナジウム中の4価以下のバナジウム量を求め
た。その定量は5価のバナジウムとしてV2 5 、4価
のバナジウムとしてVO2 を選択し、両者を種々の割合
でよく混合した試料をESRにより測定し検量線を作製
して行った。本測定法では、4価以下のバナジウムは価
数にかかわらず3200〜3400ガウスにシグナルが
検出され、負極活物質前駆体から検出されるバナジウム
も3200〜3400ガウスにシグナルが検出される。
検量線試料は空気酸化を防止するため、試料作製、測定
ともにアルゴンガス下で行った。負極活物質前駆体、お
よび検量線試料のESR測定条件は、Xバンドのマイク
ロウェーブとCrマーカーを使用し、試料温度10°K
で行った。図5に4価以下のバナジウムの定量に用いた
検量線を示した。
【0021】電極合剤には、導電剤や結着剤やフィラー
などを添加することができる。導電剤は、構成された電
池において、化学変化を起こさない電子伝導性材料であ
れば何でもよい。通常、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒
鉛、土状黒鉛など)、人工黒鉛、カーボンブラック、ア
セチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維や金
属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀(特開昭63−1
48,554)など)粉、金属繊維あるいはポリフェニ
レン誘導体(特開昭59−20,971)などの導電性
材料を1種またはこれらの混合物として含ませることが
できる。黒鉛とアセチレンブラックの併用がとくに好ま
しい。その添加量は、特に限定されないが、1〜50重
量%が好ましく、特に2〜30重量%が好ましい。カー
ボンや黒鉛では、2〜15重量%が特に好ましい。
【0022】結着剤には、通常、でんぷん、ポリビニル
アルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、再生セルロース、ジアセチルセル
ロース、ポリビニルクロリド、ポリビニルピロリドン、
テトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ジエ
ンターポリマー(EPDM)、スルホン化EPDM、ス
チレンブタジエンゴム、ポリブタジエン、フッ素ゴム、
ポリエチレンオキシドなどの多糖類、熱可塑性樹脂、ゴ
ム弾性を有するポリマーなどが1種またはこれらの混合
物として用いられる。また、多糖類のようにリチウムと
反応するような官能基を含む化合物を用いるときは、例
えば、イソシアネート基のような化合物を添加してその
官能基を失活させることが好ましい。その結着剤の添加
量は、特に限定されないが、1〜50重量%が好まし
く、特に2〜30重量%が好ましい。フィラーは、構成
された電池において、化学変化を起こさない繊維状材料
であれば何でも用いることができる。通常、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなどのオレフィン系ポリマー、ガラ
ス、炭素などの繊維が用いられる。フィラーの添加量は
特に限定されないが、0〜30重量%が好ましい。
【0023】電解質としては、有機溶媒として、プロピ
レンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、γ−ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルフォキシド、1,3−ジオキソラン、
ホルムアミド、ジメチルスルムアミド、ジオキソラン、
アセトニトリル、ニトロメタン、蟻酸メチル、酢酸メチ
ル、リン酸トリエステル(特開昭60−23,97
3)、トリメトキシメタン(特開昭61−4,17
0)、ジオキソラン誘導体(特開昭62−15,77
1、同62−22,372、同62−108,47
4)、スルホラン(特開昭62−31,959)、3−
メチル−2−オキサゾリジノン(特開昭62−44,9
61)、プロピレンカーボネート誘導体(特開昭62−
290,069、同62−290,071)、テトラヒ
ドロフラン誘導体(特開昭63−32,872)、ジエ
チルエーテル(特開昭63−62,166)、1,3−
プロパンサルトン(特開昭63−102,173)など
の非プロトン性有機溶媒の少なくとも1種以上を混合し
た溶媒とその溶媒に溶けるリチウム塩、例えば、LiC
lO4 、LiBF6 、LiPF6 、LiCF3 SO3
LiCF3 CO2 、LiAsF6 、LiSbF6 、Li
10Cl10(特開昭57−74,974)、低級脂肪族
カルボン酸リチウム(特開昭60−41,773)、L
iAlCl4 、LiCl、LiBr、LiI(特開昭6
0−247,265)、クロロボランリチウム(特開昭
61−165,957)、四フェニルホウ酸リチウム
(特開昭61−214,376)などの1種以上の塩か
ら構成されている。なかでも、プロピレンカーボネート
あるいはエチレンカボートと1,2−ジメトキシエタン
および/あるいはジエチルカーボネートの混合液にLi
CF3 SO3、LiClO4 、LiBF4 および/ある
いはLiPF6 を含む電解質が好ましい。これら電解質
を電池内に添加する量は、特に限定されないが、正極活
物質や負極活物質の量や電池のサイズによって必要量用
いることができる。溶媒の体積比率は、特に限定されな
いが、プロピレンカーボネートあるいはエチレンカボー
ト対1,2−ジメトキシエタンおよび/あるいはジエチ
ルカーボネートの混合液の場合、0.4/0.6〜0.
6/0.4(1,2−ジメトキシエタンとジエチルカー
ボネートを両用するときの混合比率は0.4/0.6〜
0.6/0.4が好ましい。支持電解質の濃度は、特に
限定されないが、電解液1リットル当たり0.2〜3モ
ルが好ましい。
【0024】また、電解液の他に次の様な固体電解質も
用いることができる。固体電解質としては、無機固体電
解質と有機固体電解質に分けられる。無機固体電解質に
は、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩などがよく
知られている。なかでも、Li3 N、LiI、Li5
2 、Li3 N−Lil−LiOH、LiSiO4 、L
iSiO4 −Lil−LiOH(特開昭49−81,8
99)、xLi3 PO 4 −(1−x)Li4 SiO
4 (特開昭59−60,866)、Li2 SiS3(特
開昭60−501,731)、硫化リン化合物(特開昭
62−82,665)などが有効である。有機固体電解
質では、ポリエチレンオキサイド誘導体か該誘導体を含
むポリマー(特開昭63−135,447)、ポリプロ
ピレンオキサイド誘導体か該誘導体を含むポリマー、イ
オン解離基を含むポリマー(特開昭62−254,30
2、同62−254,303、同63−193,95
4)、イオン解離基を含むポリマーと上記非プロトン性
電解液の混合物(米国特許第4,792,504、同
4,830,939、特開昭62−22,375、同6
2−22,736、同63−22,375、同63−2
2,776、特開平1−95,117)、リン酸エステ
ルポリマー(特開昭61−256,573)が有効であ
る。さらに、ポリアクリロニトリルを電解液に添加する
方法もある(特開昭62−278,774)。また、無
機と有機固体電解質を併用する方法(特開昭60−1,
768)も知られている。
【0025】セパレ−タ−としては、大きなイオン透過
度を持ち、所定の機械的強度を持ち、絶縁性の薄膜が用
いられる。耐有機溶剤性と疏水性からポリプレピレンな
どのオレフィン系ポリマーあるいはガラス繊維あるいは
ポリエチレンなどからつくられたシートや不織布が用い
られる。セパレーターの孔径は、一般に電池用として用
いられる範囲が用いられる。例えば、0.01〜10μ
m が用いられる。セパレーターの厚みは、一般に電池用
の範囲で用いられる。例えば、5〜300μmが用いら
れる。
【0026】また、放電や充放電特性を改良する目的
で、以下で示す化合物を電解質に添加することが知られ
ている。例えば、ピリジン(特開昭49−108,52
5)、トリエチルフォスファイト(特開昭47−4,3
76)、トリエタノ−ルアミン(特開昭52−72,4
25)、環状エ−テル(特開昭57−152,68
4)、エチレンジアミン(特開昭58−87,77
7)、n−グライム(特開昭58−87,778)、ヘ
キサリン酸トリアミド(特開昭58−87,779)、
ニトロベンゼン誘導体(特開昭58−214,28
1)、硫黄(特開昭59−8,280)、キノンイミン
染料(特開昭59−68,184)、N−置換オキサゾ
リジノンとN,N’−置換イミダゾリジノン(特開昭5
9−154,778)、エチレングリコ−ルジアルキル
エ−テル(特開昭59−205,167)、四級アンモ
ニウム塩(特開昭60−30,065)、ポリエチレン
グリコ−ル(特開昭60−41,773)、ピロ−ル
(特開昭60−79,677)、2−メトキシエタノ−
ル(特開昭60−89,075)、AlCl3 (特開昭
61−88,466)、導電性ポリマ−電極活物質のモ
ノマ−(特開昭61−161,673)、トリエチレン
ホスホルアミド(特開昭61−208,758)、トリ
アルキルホスフィン(特開昭62−80,976)、モ
ルフォリン(特開昭62−80,977)、カルボニル
基を持つアリ−ル化合物(特開昭62−86,67
3)、ヘキサメチルホスホリックトリアミドと4−アル
キルモルフォリン(特開昭62−217,575)、二
環性の三級アミン(特開昭62−217,578)、オ
イル(特開昭62−287,580)、四級ホスホニウ
ム塩(特開昭63−121,268)、三級スルホニウ
ム塩(特開昭63−121,269)などが挙げられ
る。
【0027】また、電解液を不燃性にするために含ハロ
ゲン溶媒、例えば、四塩化炭素、三弗化塩化エチレンを
電解液に含ませることができる。(特開昭48−36,
632) また、高温保存に適性をもたせるために電解
液に炭酸ガスを含ませることができる。(特開昭59−
134,567)また、正極や負極の合剤には電解液あ
るいは電解質を含ませることができる。例えば、前記イ
オン導電性ポリマ−やニトロメタン(特開昭48−3
6,633)、電解液(特開昭57−124,870)
を含ませる方法が知られている。また、正極活物質の表
面を改質することができる。例えば、金属酸化物の表面
をエステル化剤により処理(特開昭55−163,77
9)したり、キレ−ト化剤で処理(特開昭55−16
3,780)、導電性高分子(特開昭58−163,1
88、同59−14,274)、ポリエチレンオキサイ
ドなど(特開昭60−97,561)により処理するこ
とが挙げられる。また、負極活物質の表面を改質するこ
ともできる。例えば、イオン導電性ポリマ−やポリアセ
チレン層を設ける(特開昭58−111,276)、あ
るいはLiCl(特開昭58−142,771)などに
より処理することが上げられる。
【0028】電極活物質の集電体としては、構成された
電池において化学変化を起こさない電子伝導体であれば
何でもよい。例えば、正極には、材料としてステンレス
鋼、ニッケル、アルミニウム、チタン、焼成炭素などの
他に、アルミニウムやステンレス鋼の表面にカーボン、
ニッケル、チタンあるいは銀を処理させたもの、負極に
は、材料としてステンレス鋼、ニッケル、銅、チタン、
アルミニウム、焼成炭素などの他に、銅やステンレス鋼
の表面にカーボン、ニッケル、チタンあるいは銀を処理
させたもの)、Al−Cd合金などが用いられる。これ
らの材料の表面を酸化することも用いられる。形状は、
フィルムの他、フィルム、シート、ネット、パンチされ
たもの、ラス体、多孔質体、発泡体、繊維群の成形体な
どが用いられる。厚みは、特に限定されていが、1〜5
00μm のものが用いられる。
【0029】電池の形状はコイン、ボタン、シ−ト、シ
リンダ−、角などいずれにも適用できる。電池の形状が
コインやボタンのときは、正極活物質や負極活物質の合
剤はペレットの形状に圧縮されて主に用いられる。その
ペレットの厚みや直径は電池の大きさにより決められ
る。また、電池の形状がシート、シリンダー、角のと
き、正極活物質や負極活物質の合剤は、集電体の上にコ
ート、乾燥、圧縮されて、主に用いられる。そのコート
厚み、長さや巾は、電池の大きさにより決められるが、
コートの厚みは、ドライ後の圧縮された状態で、1〜2
000μm が特に好ましい。該合剤シートは、巻いた
り、折ったりして缶に挿入し、缶とシートを電気的に接
続し、電解液を注入し、封口板を用いて電池缶を形成す
る。このとき、安全弁を封口板として用いることができ
る。缶やリード板は、電気導電性をもつ金属や合金を用
いることができる。例えば、鉄、ニッケル、チタン、ク
ロム、モリブデン、銅、アルミニウムなどの金属あるい
はそれらの合金が用いられる。封口用シール剤は、アス
ファルトなどの従来から知られている化合物や混合物を
用いることができる。
【0030】以下に負極活物質前駆体の具体的合成例を
述べる。 合成例1 (化合物1の合成)CoO(和光純薬製試薬)29.9
g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸リチウ
ム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した後、空
気中で昇温速度15℃/分にて、750℃まで昇温、電
気炉にて750℃、18時間焼成して自然冷却した。つ
ぎに振動ミル(平光製作所TI−100)にて2分間粉
砕し、平均粒径7μm の化合物1を得た。
【0031】化合物1の粉末X線パターン(理学電機
製、粉末X線回折装置使用、Cu、Kα線使用)を図1
に示す。化合物1はJCPDS File No. 38−
1396のLiCoVO4 に特徴的な回折ピークである
2θ=18.5°、30.4°、35.8°、43.6
°、54.1°、57.7°、63.4°に回折ピーク
を示すことを確認した。化合物1のESRスペクトル
(日本電子製、電子スピン共鳴装置使用、Xバンドのマ
イクロウェーブ、Crマーカー使用、試料温度10°K
で測定)を図2に示す。図2から明らかなように4価以
下のバナジウムの存在を示す3200〜3400ガウス
のシグナルは全く観測されなかった。
【0032】合成例2 (化合物2の合成)CuO(和光純薬製試薬)31.8
g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸リチウ
ム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した後、空
気中で昇温速度15℃/分にて、750℃まで昇温、電
気炉にて750℃、18時間焼成して自然冷却した。つ
ぎに振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径6μm の化合
物2を得た。
【0033】上記化合物2の粉末X線回折パターンか
ら、化合物2はJCPDS FileNo. 18−726
のLiCuVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=1
8.4°、20.4°、31.1°、34.6°、3
6.3°、36.9°、41.3°、44.8°、5
8.2°、59.5°、62.4°、63.9°に回折
ピークを確認した。またESRスペクトルでは4価以下
のバナジウムの存在を示す3200〜3400ガウスの
シグナルは全く観測されなかった。
【0034】合成例3 (化合物3の合成)NiO(和光純薬製試薬)29.8
g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸リチウ
ム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した後、空
気中で昇温速度15℃/分にて、750℃まで昇温、電
気炉にて750℃、18時間焼成して自然冷却した。つ
ぎに振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径7μm の化合
物3を得た。
【0035】上記化合物3の粉末X線回折パターンか
ら、化合物3はJCPDS FileNo. 38−139
5のLiCuVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=
18.7°、30.7°、36.2°、44.0°、5
4.6°、58.7°、64°に回折ピークを確認し
た。ESRスペクトルでは4価以下のバナジウムの存在
を示す3200〜3400ガウスのシグナルは全く観測
されなかった。
【0036】合成例4 (化合物4の合成)ZnO(和光純薬製試薬)26.1
g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸リチウ
ム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した後、空
気中で昇温速度15℃/分にて、750℃まで昇温、電
気炉にて750℃、18時間焼成して自然冷却した。つ
ぎに振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径8μm の化合
物4を得た。
【0037】上記化合物4の粉末X線回折パターンか
ら、化合物4はJCPDS FileNo. 38−133
2のLiZnVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=
12.4°、21.2°、21.6°、25.0°、3
1°、33.4°、38.0°、38.1°、46.1
°、48.0°、64.3°、67.3°、68.9°
に回折ピークを確認した。ESRスペクトルでは4価以
下のバナジウムの存在を示す3200〜3400ガウス
のシグナルは全く観測されなかった。
【0038】合成例5 (化合物5の合成)CoO(和光純薬製試薬)15g、
2 5(和光純薬製試薬)36.4g、NiO(和光純
薬製試薬)14.9g、炭酸リチウム(和光純薬製試
薬)14.8gを乾式混合した後、空気中で昇温速度1
5℃/分にて、750℃まで昇温、電気炉にて750
℃、18時間焼成して自然冷却した。つぎに振動ミルに
て2分間粉砕し、平均粒径7μm の化合物5を得た。
【0039】上記化合物5は誘導結合プラズマ発光分光
分析、重量測定および粉末X線回折からLiCo0.5
0.5 VO4 であることを確認した。ESRスペクトル
では4価以下のバナジウムの存在を示す3200〜34
00ガウスのシグナルは全く観測されなかった。
【0040】化合物6 (比較化合物Aの合成)CoO(和光純薬製試薬)2
9.9g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸
リチウム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した
後、空気中で昇温速度15℃/分にて、450℃まで昇
温、電気炉にて450℃、18時間焼成して自然冷却し
た。つぎに振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径8μm
の比較化合物Aを得た。
【0041】上記比較化合物AのX線回折パターンを図
3に示す。比較化合物AはJCPDS FileNo. 3
8−1396のLiCoVO4 に特徴的な回折ピークで
ある2θ=18.5°、30.4°、35.8°、4
3.6°、54.1°、57.7°、63.4°に回折
ピークを確認した。またESRスペクトル(図4)から
検量線法により4価以下のバナジウムは全バナジウム量
の6%であった。
【0042】本発明の化合物1〜5では、4価以下のバ
ナジウムが検出されないのに対して、比較化合物Aで
は、4価以下のバナジウムが全バナジウム量の6%存在
する。
【0043】合成例7 (化合物6の合成)CoO(和光純薬製試薬)29.9
g、V2 5(和光純薬製試薬)36.4g、炭酸リチウ
ム(和光純薬製試薬)14.8gを乾式混合した後、空
気中で昇温速度15℃/分にて、600℃まで昇温、電
気炉にて600℃、15時間焼成して自然冷却した。つ
ぎに振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径10μm の化
合物6を得た。
【0044】上記化合物6の粉末X線回折パターンから
化合物6はJCPDS FileNo. 38−1396の
LiCoVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=1
8.5°、30.4°、35.8°、43.6°、5
4.1°、57.7°、63.4°に回折ピークを確認
した。ESRスペクトルから検量線法により4価以下の
バナジウムは全バナジウム量の3%と算出した。
【0045】合成例8 (化合物7の合成)合成例7と同様にして、ただし電気
炉にて600℃、10時間焼成して自然冷却した。つぎ
に振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径8μm の化合物
7を得た。
【0046】上記化合物7の粉末X線回折パターンから
化合物7はJCPDS FileNo. 38−1396の
LiCoVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=1
8.5°、30.4°、35.8°、43.6°、5
4.1°、57.7°、63.4°に回折ピークを確認
した。ESRスペクトルから検量線法により4価以下の
バナジウムは全バナジウム量の4.5%と算出した。
【0047】合成例9 (化合物8の合成)合成例8と同様にして、ただし電気
炉にて600℃、3時間焼成して自然冷却した。つぎに
振動ミルにて2分間粉砕し、平均粒径8μm の化合物8
を得た。
【0048】上記化合物8の粉末X線回折パターンから
化合物8はJCPDS FileNo. 38−1396の
LiCoVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=1
8.5°、30.4°、35.8°、43.6°、5
4.1°、57.7°、63.4°に回折ピークを確認
した。ESRスペクトルから検量線法により4価以下の
バナジウムは全バナジウム量の5%と算出した。
【0049】合成例10 10−1 CoV2 7 の合成 CoO(和光純薬製試薬)75gとV2 5(和光純薬製
試薬特級)91gを50mlのメタノールとともに磁製乳
鉢で15分間混合したのち室温で約1時間真空乾燥(5
×10-2torr)2、電気炉(ヤマト科学製マッフル炉FP
31)に入れ15℃/分の昇温速度で800℃まで昇
温、800℃で12時間保持後自然冷却した。この化合
物の粉末X線回折を行ない、JCPDS File N
o. 29−519のCo2 2 7 と実質的に一致して
いることを確認した。 10−2 化合物9の合成 無水酢酸リチウム(和光純薬製試薬)13.2g、Co
2 2 7 (上記合成品)33.1gを乾式混合した
後、空気中で昇温速度15℃/分にて650℃まで昇
温、電気炉にて650℃、3時間焼成して自然冷却し
た。つぎに振動ミルにて5分間粉砕し、平均粒径16μ
m の化合物9を得た。
【0050】上記化合物9の粉末X線回折パターンか
ら、化合物7はJCPDS FileNo. 38−139
6のLiCoVO4 に特徴的な回折ピークである2θ=
18.5°、30.4°、35.8°、43.6°、5
4.1°、57.7°、63.4°に回折ピークを確認
した。また化合物7のESRスペクトルから検量線法に
より4価以下のバナジウムは全バナジウム量の1.5%
と算出した。
【0051】合成例11 (化合物10の合成)合成例10−2と同様にして、た
だし焼成雰囲気を酸素雰囲気にして焼成し、平均粒径1
4μm の化合物10を得た。
【0052】上記化合物10の粉末X線回折パターンか
ら、化合物9と同様の方法により実質的にLiCoVO
4 であることを確認した。またESRスペクトルから4
価以下のバナジウムの存在を示すシグナルは全く観測さ
れなかった。
【0053】合成例12 (化合物11の合成)合成例10−2と同様にして、た
だし焼成温度を750℃で3時間焼成し自然冷却した。
つぎに振動ミルにて5分間粉砕し、平均粒径17μm の
化合物11を得た。
【0054】上記化合物11の粉末X線回折パターンか
ら、化合物9と同様の方法により実質的にLiCoVO
4 であることを確認した。またESRスペクトルから4
価以下のバナジウムの存在を示すシグナルは全く観測さ
れなかった。
【0055】合成例13 (比較化合物Bの合成)無水酢酸リチウム(和光純薬製
試薬)13.2g、Co2 2 7 (合成例10−1で
合成)33.1gを乾式混合した後、空気中にてあらか
じめ335℃に保たれた電気炉に入れ、375℃、3時
間焼成した。焼成後直ちに炉外に空気中にて冷却した。
つぎに振動ミルにて5分間粉砕し、平均粒径15μm の
比較化合物Bを得た。
【0056】上記比較化合物Bの粉末X線回折パターン
から、化合物9と同様の方法により実質的にLiCoV
4 であることを確認した。またESRスペクトルから
検量線法により4価以下のバナジウムは全バナジウム量
の21%と算出した。
【0057】合成例14 (比較化合物Cの合成)合成例13と同様にして、ただ
し焼成雰囲気を酸素雰囲気にして焼成後自然冷却した。
つぎに振動ミルにて5分間粉砕し、平均粒径12μm の
比較化合物Cを得た。
【0058】上記比較化合物Cの粉末X線回折パターン
から、化合物9と同様の方法により実質的にLiCoV
4 であることを確認した。またESRスペクトルから
検量線法により4価以下のバナジウムは全バナジウム量
の7%と算出した。
【0059】合成例15 (比較化合物Dの合成)合成例10−2と同様にして、
ただし空気中で焼成温度500℃で3時間焼成後直ちに
炉外に取り出し空気中にて冷却した。、つぎに振動ミル
にて5分間粉砕し、平均粒径15μm の比較化合物Dを
得た。
【0060】上記比較化合物Dの粉末X線回折パターン
から、化合物9と同様の方法により実質的にLiCoV
4 であることを確認した。またESRスペクトルから
検量線法により4価以下のバナジウムは全バナジウム量
の7%と算出した。
【0061】本発明の化合物6〜9では4価以下のバナ
ジウムが全バナジウム量の1.5〜5%存在し、化合物
10、11では検出されない。これに対して比較化合物
B〜Dでは4価以下のバナジウムが全バナジウム量の7
〜21%存在する。
【0062】
【実施例】以下に実施例を挙げ本発明を更に詳しく説明
するが、発明の主旨を越えない限り実施例に限定される
ものではない。 実施例1 (非水二次電池の作製および評価)上記合成例1〜5に
よって得た化合物1〜5をそれぞれ82重量%、導電剤
として鱗片状黒鉛を12重量%、結着剤としてポリフッ
化ビニリデンを6重量%の混合比で混合した合剤を乾燥
後、圧縮成形させた負極ペレット(13mmφ、60mg)
をドライボックス内で遠赤外線ヒーターにて充分脱水後
用いた。この負極と、LiCoO2 とポリフッ化ビニリ
デンとグラファイトからなる正極と、微孔性ポリプロピ
レン不織布を用いたセパレーターと電解質として1mol
/リットル、LiPF6 (エチレンカーボネートとジエ
チルカーボネートの等容量混合液)250mlとともに図
7のようなコイン型電池a〜eとした。この非水電池を
0.75mA/cm2 定電流密度で充電3.9V 、放電1.
8V の条件で充放電試験を行った。充放電試験はすべて
充電からはじめた。充放電試験の結果を表1に示した。
表1において(ア)第2サイクル目の放電容量(負極活
物質前駆体1g当たりmAH)、(イ)第2サイクル目のク
ーロン効率(%)、(ウ)第二サイクル目の平均放電電
圧、(エ)サイクル数(最高容量の60%の容量になる
までのサイクル数)を表す。なお充放電サイクル後の電
池を分解し、負極ペレットを観察した結果、リチウム金
属の析出はみられなかった。
【0063】
【表1】
【0064】比較例1 (非水二次電池の作製および評価)合成例6によって得
た比較化合物Aを用いて、実施例1と同様にして負極ペ
レット作製、電池作製し、コイン型電池fとし、充放電
試験を行った。なお充放電サイクル後の電池を分解し負
極ペレットを観察した結果、リチウム金属の析出は見ら
れなかった。得られた結果を表1に示す。
【0065】実施例2 (非水二次電池の作製および評価)上記合成例7〜12
で得た化合物6〜11を用いて実施例1と同様にして負
極ペレット作製、電池作製し、コイン型電池g〜lと
し、充放電試験を行った。なお充放電サイクル後の電池
を分解し負極ペレットを観察した結果、リチウム金属の
析出は見られなかった。得られた結果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】比較例2 (非水二次電池の作製および評価)上記合成例13〜1
5で得た比較化合物B〜Dを用いて、実施例1と同様に
して負極ペレット作製、電池作製し、コイン型電池m〜
oとし、充放電試験を行った。なお充放電サイクル後の
電池を分解し負極ペレットを観察した結果、リチウム金
属の析出は見られなかった。
【0068】表1、2から、本発明によって合成された
4価以下のバナジウムが検出されない化合物1〜5、1
0、11および少量(1.5〜5%)含有の化合物6〜
9を負極活物質前駆体とする電池a〜e、g〜lは、4
価以下のバナジウムが全バナジウム量の6%以上存在す
る比較化合物A、B〜Dを負極活物質前駆体とする電池
f、m〜oにくらべて、放電容量、サイクル性、クーロ
ン効率が著しく優れていることが明らかである。さらに
平均放電電位も優れている。
【0069】本発明の方法によって合成された負極活物
質前駆体の全バナジウム量に対する4価以下のバナジウ
ム量の割合と放電容量、サイクル数との関係を図6に示
す。図6の放電容量は活物質1g当たりの放電容量mAH
で、サイクル数は放電容量が第1サイクルの放電容量の
60%に達した時のサイクル数を示す。負極活物質前駆
体中の全バナジウム量に対する4価以下のバナジウムの
割合と放電容量の関係を〇印で、サイクル数との関係を
●印で示した。4価以下のバナジウムの割合と放電容
量、サイクル性との間に相関がみられ、4価以下のバナ
ジウムの割合が5%以下が良いこと、さらに好ましくは
0%が良いことが明らかである。
【0070】結果 本発明の方法によって合成された負極活物質前駆体を用
いた非水二次電池が 1.リチウム金属の析出がサイクル後も起きず安全性が
高いこと。 2.比較例1、比較例2との比較から、本発明に係る負
極活物質前駆体合成によって、放電作動電圧、放電容量
およびサイクル性が大きく改良されていること。 が明らかである。本発明において出発原料は同一であっ
ても負極活物質前駆体中の4価のバナジウム量を減少さ
せることによって、大きな性能向上がみられた。
【0071】
【発明の効果】上述した通り、一般式LipMqV1-q
Orで表わされ、かつ4価以下のバナジウムが全バナジ
ウム量の5%以下であるリチウム含有遷移金属酸化物か
らなる負極活物質前駆体と、正極活物質と、リチウム塩
を含む有機電解質から成ることを特徴とする非水二次電
池によって安全性に優れ、放電容量が大きく放電作動電
圧が高く、良好な充放電サイクル特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電池aに使用した化合物1、負極活
物質前駆体の粉末X線回折パターンを示す図である。
【図2】実施例1の電池aに使用した化合物1、負極活
物質前駆体のESRスペクトルを示す図である。
【図3】比較例1の電池fに使用した比較化合物A、負
極活物質前駆体の粉末X線回折パターンを示す図であ
る。
【図4】比較例1の電池fに使用した比較化合物A、負
極活物質前駆体のESRスペクトルを示す図である。
【図5】負極活物質前駆体中の全バナジウム量に対する
4価以下のバナジウムの割合をESRにより求めるため
の検量線を示す図である。
【図6】負極活物質前駆体中の全バナジウム量に対する
4価以下のバナジウムの割合と放電容量、サイクル数の
関係を示す図である。横軸は負極活物質前駆体の全バナ
ジウムに対する4価以下のバナジウムの割合(%)、縦
軸(左)は放電容量(mAH /g)及び縦軸(右)はサイ
クル数を示す。
【図7】実施例に使用したコイン型電池の断面図を示し
たものである。
【符号の説明】
1 負極封口板 2 負極合剤ペレット 3 セパレーター 4 正極合剤ペレット 5 集電体 6 正極ケース 7 ガスケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極活物質、負極活物質、リチウム塩を
    含む非水電解質からなる非水二次電池において、該負極
    活物質は、化学的にリチウムイオンを挿入すると結晶の
    基本構造が変化し、かつ、充放電中には該新しい基本構
    造は実質的に変化しないリチウム含有遷移金属酸化物で
    あって、下記一般式(1)で表わされる該負極活物質の
    前駆体が四価以下のバナジウムを全バナジウムの5%以
    下含有するリチウム含有遷移金属酸化物から構成される
    ことを特徴とする非水二次電池。 LipMqV1-q Or (1) (ここでMは1種以上の遷移金属、p=0〜3.1、q
    =0〜0.7、r=1.3〜4.1)
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