JPH0714912B2 - 1α−ヒドロキシビタミンD▲下2▼の製造方法 - Google Patents

1α−ヒドロキシビタミンD▲下2▼の製造方法

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JPH0714912B2
JPH0714912B2 JP27338887A JP27338887A JPH0714912B2 JP H0714912 B2 JPH0714912 B2 JP H0714912B2 JP 27338887 A JP27338887 A JP 27338887A JP 27338887 A JP27338887 A JP 27338887A JP H0714912 B2 JPH0714912 B2 JP H0714912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、強力なビタミンD活性を有する1α−ヒドロ
キシビタミンD2を、中間体として新規なステロイド誘導
体である式(III) で示されるエルゴスタ−1,5,7,22−テトラエン−3−オ
ールを経由して製造する方法に関する。
[従来の技術] 1α−ヒドロキシビタミンD2は強力なビタミンD活性を
持つ化合物であって米国特許第3907843号明細書中にそ
の製造方法と共に開示されている。この1α−ヒドロキ
シビタミンD2の製造方法は、次の反応工程図表Iに示さ
れるように、エルゴステロールから得られたイソエルゴ
ステロン(化合物1)をエルゴスタ−1,4,6,22−テトラ
エン−3−オン(化合物2)とし、過酸化水素で1α,2
α−エポキシ−エルゴスタ−4,6,22−トリエン−3−オ
ン(化合物3)とし、この物質を金属リチウムと液体ア
ンモニアとにより1α−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロエ
ルゴステロール(化合物4)とした後、アセチル化して
1α−アセトキシ−7,8−ジヒドロエルゴステリルアセ
テート(化合物5)とし、脱水素して1α−ヒドロキシ
エルゴステリルジアセテート(1α,3β−ジアセトキシ
−エルゴスタ−5,7,22−トリエン)(化合物6)とす
る。この物質を光で照射して環を開裂させて1α,3β−
ジアセトキシプレビタミンD2(化合物7)とし、次いで
熱異性化と脱アセチル化により1α−ヒドロキシビタミ
ンD2(化合物8)に導く方法である。しかしながらこの
製造方法では化合物3から化合物5への反応収率が16
%、化合物5から化合物6への反応収率が10%と反応収
率が低いために化合物1から化合物6までの工程の全収
率は0.4%以下である。また化合物3から化合物4への
反応では液体アンモニアと金属リチウムとを使用するの
で危険性が高い。さらに化合物5から化合物6への反応
では分離が困難で目的とする1α−ヒドロキシビタミン
D2の純度を低下させる原因となる異性体の化合物9が副
生するなどの工業的な1α−ヒドロキシビタミンD2の製
造方法として必ずしもすぐれたものではない。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来法による1α−ヒドロキシビタミンD2の製
造方法による限り上記した目的化合物の低収率、反応操
作の困難性および製品純度の低さという欠点を回避する
ことができないことから、従来法とは別異の反応工程に
よって、光反応によってプレビタミンD2へと導かれる1
α−ヒドロキシエルゴステリルジアセテート(化合物
6)を収率よく合成する方法が望まれる。
そして本発明者らは、従来法で使用するエルゴスタ−1,
4,6,22−テトラエン−3−オン(化合物2)からエルゴ
スタ−1,3,5,7,22−ペンタエンアセテートを合成し、こ
れを還元してエルゴスタ−1,5,7,22−テトラエン−3β
−オールとし、この物質を中間体として反応収率の高い
数工程を経て1α−ヒドロキシ−エルゴステリルジアセ
テート(化合物6)を生成させ、この物質を前記公知方
法に従い光照射に付して1α,3β−ジアセトキシプレビ
タミンD2に転換させ、次いで熱異性化と脱アセチル化を
行って1α−ヒドロキシビタミンD2を得る方法について
研究した結果、上記の従来法と比較してきわめて好収率
であって反応操作が容易な上に高い製品純度で目的の1
α−ヒドロキシビタミンD2を得る方法を見出したのであ
る。
すなわち、本発明は新規な中間体化合物としてのエルゴ
スタ−1,5,7,22−テトラエン−3β−オールを経由し
て、新規な工程により1α−ヒドロキシ−エルゴステリ
ルジアセテートを製造し、次いで最終目的化合物である
1α−ヒドロキシビタミンD2を容易にかつ高収率で得よ
うとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の新規な中間体化合物であるエルゴスタ−1,5,7,
22−テトラエン−3β−オールを経由して1α−ヒドロ
キシ−エルゴステリルジアセテートを製造し、この化合
物に光を照射して環を開裂させて1α,3β−ジアセトキ
シプレビタミンD2とし、次いで熱異性化と脱アセチル化
により1α−ヒドロキシビタミンD2を製造する方法は、
例えば次の反応工程図表IIに示される。この反応工程図
表IIから明瞭なように本発明では目的生成物が反応工程
図表Iのそれと同一であるが中間体生成物と反応経路を
異にするので、反応工程図表II中の化合物の番号は反応
工程図表Iのそれとは異なった番号を採用した。そして
この反応工程図表IIでは出発原料物質のエルゴスタ−1,
4,6,22−テトラエン−3−オンを式(I)で(反応工程
図表Iでは化合物2)、中間生成物の1α−ヒドロキシ
エルゴステリルジアセテートを式(X)で(反応工程図
表Iでは化合物6)また目的化合物の1α−ヒドロキシ
ビタミンD2を式(XII)(反応工程図表Iでは化合物
8)で表示してある。
この発明の方法の第1の段階は、式(I)で示されるエ
ルゴスタ−1,4,6,22−テトラエン−3−オンと酢酸イソ
プロペニルとを反応させて式(II)で示されるエルゴス
タ−1,3,5,7,22−ペンタエン−3−イル−アセテートを
生成させることから成る。
この段階の反応は好ましくは有機溶媒、例えばn−ヘキ
サン、ベンゼン、トルエンのような炭化水素、アセト
ン、メチルエチルケトンのようなケトン系溶媒、酢酸エ
チル、酢酸ブチルのようなエステル系溶媒の存在下に、
常温〜還流温度好ましくは80〜150℃のような温度にお
いて、酸触媒の存在下に行われる。酸触媒としてp−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸などの有機酸、塩
酸、硫酸、酸性硫酸カリウムなどの無機酸が用いられ
る。これらの酸触媒は一般に式(I)の化合物に対して
0.1ないし10倍モルの量で使用される。
酢酸イソプロペニルは化合物(I)に対して1〜100倍
モル、好ましくは10〜50倍モルの範囲で用いられる。酢
酸イソプロペニルが大過剰で用いられる場合にはそれ自
体が反応溶媒の作用を兼ねるので別途溶媒を加える必要
はない。
このようにして得られた式(II)のエルゴスタ−1,3,5,
7,22−ペンタエン−3−イル−アセテートは次いで還元
反応に付される。この段階の反応で使用される還元剤の
例としては、リチウムアルミニウムハイドライド(LiAl
H4)、水素化ほう素ナトリウム(NaBH4)、水素化ほい
素カルシウム(Ca(BH4)2)、水素化ほう素亜鉛(Zn(B
H4)2)などの金属水素化物が挙げられる。これらの金属
水素化物中、とりわけCa(BH4)2が好ましい。これらの金
属水素化物は通常理論量よりも過剰な量で用いられる。
一般に理論量の数倍〜数十倍の量が用いられる。この還
元反応は有機溶媒例えばエーテル中で−20℃〜室温の範
囲の温度、好ましくは−5℃〜5℃の温度で行われる。
このようにして式(III)のエルゴスタ−1,5,7,22−テ
トラエン−3β−オールが得られる。
このようにして得られた式(III)のエルゴスタ−1,5,
7,22−テトラエン−3β−オールを次いで4−フェニル
−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンと反応せしめてデ
ィールスアルダー型付加反応生成化合物である式(IV)
の化合物に変換する。この場合の反応は通常の有機溶媒
例えばn−ヘキサン、ベンゼン、トルエンのような炭化
水素、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン系
溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル系溶媒
の存在下に、0℃〜室温程度の温度で行われる。用いる
4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンは式
(III)の化合物の1.0〜1.5倍モルの量で充分である。
このディールスアルダー型付加反応生成物である式(I
V)の化合物を次いでその3位のヒドロキシル基が保護
された式(V)の化合物に変換する。このヒドロキシル
基の保護基としては、立体的にもかさ高く、また容易に
温和な条件で除去できる基が好ましく、そのために保護
基導入のための化合物としてシリル化合物、例えばt−
ブチルジメチルシリルクロライドの使用が適している。
その他の保護基導入のための化合物としてはt−ブチル
ジフェニルシリルクロライドなどの使用も考慮されう
る。この保護基導入に当たっては、酸結合剤としての塩
基、例えばイミダゾール、トリエチルアミン、ジエチル
シクロヘキシルアミンなどの存在下に反応を進行せしめ
るのが好ましい。
この3位のヒドロキシル基を保護した式(V)の化合物
を、次いで1,2位の二重結合および22,23位の二重結合を
エポキシ化した式(VI)の化合物に変換する。このエポ
キシ化には種々の試薬、例えば過酸または有機酸と過酸
化水素との混合物が用いられる。好適な試薬としては過
安息香酸、m−クロロ過安息香酸などが挙げられる。こ
のエポキシ化は0℃〜室温の範囲の温度で行なわれ、式
(V)の化合物に対して理論量の1.5〜5.0倍の量の酸化
剤が用いられる。
このエポキシ化された式(VI)の化合物を次いでその3
−位置の脱保護基反応に付する。この反応は例えばテト
ラブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロフラ
ン溶液を用いて行われる。この脱保護基反応はまたCH3C
OOH/H2Oを用いて行うこともできる。反応は0℃〜室温
の範囲で行われる。
このようにして得られた3位置が遊離のヒドロキシル基
である式(VII)の化合物を次いで還元反応に付して式
(VIII)の化合物に変換せしめる。この還元反応では、
上記した式(II)の化合物を還元して式(III)の化合
物としたときと同様の条件が採用されうる。ここで使用
する還元剤としては特にリチウムアルミニウムハイドラ
イドが好ましい。
次いでこの還元生成物の式(VIII)の化合物をアセチル
化反応に付し、式(IX)のジアセチル化生成物に変換せ
しめる。このアセチル化は公知のアセチル化剤例えばピ
リジン/無水酢酸かまたはアセチルクロライド/ピリジ
ンを用いて公知の方法で行うことができる。
このようにして得られたジアセチル化物である式(IX)
の化合物について、有機溶媒、例えばトリフルオロ無水
酢酸の存在下で、アルカリ金属ヨウ化物、例えばヨウ化
ナトリウム、ヨウ化カリウムと処理することによって式
(IX)の化合物中の22,23位上のエポキシ基をエチレン
基に変換して式(X)の化合物の1α−ヒドロキシエル
ゴステリルジアセテートを得た。この反応ではヨウ化物
は式(IX)の化合物の5〜40倍の量で用いられ、その反
応温度は0〜40℃の範囲であった。
このようにして得られた式(X)の化合物を次いで常法
によって光照射に付する。この光照射によってステロイ
ド環は開裂され式(XI)の1α,3β−ジアセトキシプレ
ビタミンD2が得られる。この光照射工程はステロイド環
を開裂させるのに充分なエネルギーの活性光線を用いて
行なわれるが、この活性光線としては、高圧水銀灯から
の紫外線を含む光線が好ましく用いられる。この光照射
工程は式(X)の化合物を適当な溶媒、例えばジエチル
エーテル、トルエン、ベンゼン、エタノール、メタノー
ル等に溶解した溶液の形としたものについて行なわれ
る。この光照射は0℃から100℃の温度、好ましくは常
温から50℃温度の温度で行なわれる。
次いでこの1α,3β−ジアセトキシプレビタミンD2すな
わち式(XI)の化合物を熱異性化と脱アセチル化のため
の工程に付する。熱異性化は通常、溶媒、例えば、ジエ
チルエーテル、メタノール、エタノール、トルエン、ベ
ンゼン等中で溶媒の沸騰温度に加熱することによって行
なわれる。また脱アセチル化は、アルカリ性の試剤、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの存在下に
適当な反応溶媒中で式(XI)の化合物またはその熱異性
化物を加熱することによって行なわれる。
この熱異性化と脱アセチル化は上記の順序で別異の工程
として行っても良いし、また1つの工程中で行っても良
い。このようにして式(XI)の化合物から目的とする1
α−ヒドロキシビタミンD2すなわち式(XII)の化合物
が得られる。
以上のように、本発明では従来法で使用するエルゴスタ
−1,4,6,22−テトラエン−3−オンを出発物質として用
いるが従来法とは異なった反応経路と反応中間体を経由
することにより目的化合物の1α−ヒドロキシビタミン
D2をきわめて良好な収率〔従来法の総合収率0.20%程度
(化合物2基準)のものが、本発明では総合収率1.9%
程度(化合物I基準)となる〕で得ることができ、その
効果はきわめて大きい。しかして本発明で使用する反応
試薬は従来法のそれに比較して取扱いが容易であり、か
つ目的生成物の純度も高い。従って本発明は工業的に大
きい意味を有するものである。
また、1α−ヒドロキシビタミンD2の毒性は1α−ヒド
ロキシビタミンD3よりも低く、例えば、G.Sjden等
“1α−Hydroxyvitamin D2 is less Toxic than 1α−
Hydroxyvitamin D3 in the Rat",Proceedings of the S
ociety for Experimental Biology and Medicine,178,4
32−436(1985)に記載されている(D3の場合のLD50:0.
2mg/kg、D2の場合のLD50:3.5〜6.5mg/kg) 次に本発明を実施例によって説明することにするが、本
発明の範囲はこれに限定されるものではない。
実施例1 エルゴスタ−1,3,5,7,22−ペンタエン−3−イル−アセ
テート(II)の製造 エルゴスタ−1,4,6,22−テトラエン−3−オン(I)1
0.0g、p−トルエンスルホン酸10.0gおよび酢酸イソプ
ロペニル100mlを酢酸ブチル100mlに加えた。16時間還流
加熱後、反応液を中性になるまで水洗し、乾燥(Na2S
O4)した後、溶媒を留去した。残留物をアセトンから結
晶化するとエルゴスタ−1,3,5,7,22−ペンタエン−3−
イル−アセテート(II)が7.6g(収率69%)得られた。
融点154〜156℃。
UV:λmax(エタノール)252nm(ε=9,200): マススペクトルm/e 434(M): NMR(δ,CDCl3), 5.64〜5.98(m,5H)、5.21(m,2H,H−22,H−23)、 2.20(s,3H,COCH3) 実施例2 エルゴスタ−1,5,7,22−テトラエン−3β−オール(II
I)の製造 塩化カルシウム(15.0g)をメタノール(150ml)に溶解
し、−10℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(7.5
g)のエチルアルコール(150ml)溶液を−10℃に保ちな
がら滴下した。30分間同温度で攪拌した。エルゴスタ−
1,3,5,7,22−ペンタエン−3−イル−アセテート(II)
(5.0g)のジエチルエーテル溶液(100ml)を−5〜−1
0℃で滴下した。0〜−5℃で3時間、室温で3時間攪
拌した。50%酢酸を加え均一溶液にした後、酢酸エチル
で抽出した。水、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、
乾燥した。酢酸エチルを濃縮し、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製した(クロロホルムで溶出)後、
アセトンで結晶化を行い、エルゴスタ−1,5,7,22−テト
ラエン−3β−オール(III)を4.2g(収率90%)得
た。融点156〜157℃。
UV:λmax282nm(ε=11,000): マススペクトルm/e 394(M): NMR(δ,CDCl3), 5.47〜5.78(m,4H)、5.21(m,2H,H−22,H−23)、 4.31(1H,m,H−3) 実施例3 ディールスアルダー型付加反応生成物(IV)の製造 エルゴスタ−1,5,7,22−テトラエン−3β−オール(II
I)(3.2g)を酢酸エチル(30ml)に溶解し、4−フェ
ニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン(1.6g)を徐
々に加えた。溶媒を留去し残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製した(クロロホルムで溶出)。収量4.2g
(90g)。
融点169〜170℃(メタノールで結晶化)。 H NMRδ(CDCl3): 7.40(5H,m,C6H5)、6.36(2H,q,H−6,H−7)、6.04
(2H,m,H−1,H−2)、5.20(2H,m,H−22,H−23)、5.0
6(1H,m,H−3)。
元素分析値(C36H47N3O3): 計算値 C75.87% H8.33% N7.37% 実測値 C75.74% H8.34% N7.29% 実施例4 ディールスアルダー型付加反応生成物のシリル誘導体
(V)の製造 ディールスアルダー型付加反応生成物(IV)(1.4g)を
ジメチルホルムアミド(3.0ml)に溶かし、イミダゾー
ル(0.6g)、t−ブチルジメチルシリルクロライド(0.
6g)を加え、40℃に加温し30分間保った。エーテルで抽
出し、水洗、乾燥後(Na2SO4)、エーテルを留去した。
残渣をメタノール−エーテルから結晶化を行った。融点
186〜188℃。収量1.5g(90%)。 H NMRδ(CDCl3): 7.40(5H,m,C6H5)、6.37(2H,q,H−6,H−7)、5.69
(2H,m,H−1,H−2)、5.18(2H,m,H−22,H−23)、4.9
9(1H,m,H−3)。
元素分析値(C42H61N3O3Si): 計算値 C73.73% H9.01% N6.14% 実測値 C73.71% H9.08% N6.15% 実施例5 1,2−22,23−ジエポキサイド(VI)の製造 シリル誘導体(V)(1.5g)をクロロホルム(50ml)に
溶解し、m−クロロ過安息香酸(1.5g)を加え、室温で
24時間反応させた。反応液を10%炭酸カリウム水溶液、
水で洗浄、乾燥(Na2SO4)した後、メタノールで結晶化
を行った。融点194〜195℃。収量1.4g(90%)。 H NMRδ(CDCl3): 7.32(5H,m,C6H5)、6.19(2H,q,H−6,H−7)、4.81
(1H,m,H−3) 元素分析値C42H61N3O5Si: 計算値 C70.43% H8.60% N5.87% 実測値 C70.34% H8.61% N5.85% 実施例6 1,3−ジオール(VIII)の製造 ジエポキサイド(VI)(1.4g)をテトラヒドロフラン
(10ml)に溶解し、0〜5℃でテトラブチルアンモニウ
ムフルオライドの1Mテトラヒドロフラン溶液(3ml)を
加え、同温度で18時間反応した。酢酸エチルで抽出、水
洗、乾燥後(Na2SO4)、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルクロマトで精製した(クロロホルムで溶出)。溶出
物(VII,0.9g)(収率79%)をテトラヒドロフラン(20
ml)に溶解し、水素化リチウムアルミニウム(2.0g)の
テトラヒドロフラン溶液(40ml)に滴下した後、1.5時
間還流した。過剰の水素化リチウムアルミニウムを水で
分解、希塩酸でpH1〜2にした。
酢酸エチルで抽出、水洗後、乾燥(Na2SO4)した。溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルクロマトで精製した(クロ
ロホルム/酢酸エチル=4/1で溶出)。収量0.4g(62
%)、融点157〜158℃(アセトンから結晶化)。 H NMRδ(CDCl3): 5.70,5.38(2H,m,H−6,H−7)、4.05(1H,m,H−3)、
3.73(1H,bs,H−1) 元素分析値(C28H44O3): 計算値 C78.44% H10.37% 実測値 C77.16% H10.01% 実施例7 1α,3β−ジアセトキシ−エルゴスタ−5,7,22−トリエ
ン(X)の製造 ジオール(VIII)(0.6g)にピリジン(2ml)、無水酢
酸(0.5ml)を加え、80〜85℃で1時間反応した。ヘキ
サンで抽出し、重そう水、水で洗浄後、乾燥(Na2SO4
した。溶媒を留去し化合物(IX)を0.7g得た。ヨウ化ナ
トリウム(3.5g)をテトラヒドロフラン/アセトニトリ
ル(1/1、30ml)に溶かし、トリフルオロ無水酢酸(1m
l)を加えた。0〜5℃で(IX)(0.7g)のテトラヒド
ロフラン/アセトニトリル(1/1、10ml)溶液を滴下
し、同温度に40時間保った。反応後、ヘキサンで抽出、
5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、乾燥
(Na2SO4)した。ヘキサンを留去後、残渣をシリカゲル
クロマトを行い精製した(ヘキサン/酢酸エチル=95/5
で溶出)。留出物をエタノールから結晶化を行った。
収量0.33g(50%)、融点128〜130℃。 H NMRδ(CDCl3): 5.68,5.40(2H,m,H−6,H−7)、5.19(2H,m,H−22,H−
23)、5.01(2H,m,H−1,H−3)、2.08,2.03(6H,s,COC
H3) 元素分析値(C32H48O4): 計算値 C77.36% H9.76% 実測値 C77.14% H9.78% 実施例8 1α−ヒドロキシビタミンD2(XII)の製造 1α,3β−ジアセトキシ−エルゴスタ−5,7,22−トルエ
ン(X)(200mg)をエーテル(400ml)に溶解し、高圧
水銀灯(ウシオ UM−452)を10分間照射した。エーテ
ルを減圧下に留去し、エタノール(50ml)を加えて1時
間加熱還流した。ついで水酸化カリウムのエタノール溶
液(水酸化カリウム1gを10mlのエタノールに溶解)を加
え、さらに10分間、加熱還流した(反応はすべて窒素気
流中で行なった)。冷却後エーテル(200ml)を用いて
抽出した。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウムによ
る)後、エーテルを減圧下に留去した。残留物をシリカ
ゲルカラム中でクロロホルム/酢酸エチル=95/5を溶出
液とするクロマトグラフィーによる分離操作を行ない粗
1α−ヒドロキシビタミンD2(XII)を55mg得た。この
粗生成物をヘキサン/アセトンから結晶化させ、1α−
ヒドロキシビタミンD2(XII)を結晶として35mg(17.5
%)の収量で得た。
融点146〜147℃。λmax265nm(ε=18,500、エタノー
ル)▲〔α〕20 D▼+47°(c=0.25、エタノール)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式(I) で示されるエルゴスタ−1,4,6,22−テトラエン−3−オ
    ンと酢酸イソプロペニルとを反応させて次の式(II) で示されるエルゴスタ−1,3,5,7,22−ペンタエン−3−
    イル−アセテートを生成させ、この式(II)の化合物を
    還元反応に付して次の式(III) で示されるエルゴスタ−1,5,7,22−テトラエン−3β−
    オールを生成させ、この式(III)の化合物と4−フェ
    ニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンとを反応させ
    て次の式(IV) で示されるディールスアルダー型付加反応生成物を生成
    させ、この式(IV)の化合物の3−位のヒドロキシル基
    に保護基を導入して次の式(V) (式中、Aは保護されたヒドロキシル基を意味する) で示される3−位のヒドロキシル基が保護された化合物
    を生成させ、この式(V)の1,2位の化合物の二重結合
    および22,23位の二重結合をエポキシ化して次の式(V
    I) で示されるエポキシ化された化合物を生成させ、この式
    (VI)の化合物をその3−位置の保護基についての脱保
    護反応に付して次の式(VII) で示される3位が遊離のヒドロキシル基である化合物に
    変換させ、この式(VII)の化合物を還元反応に付して
    次の式(VIII) で示される1,3−ジオール化合物を生成させ、この式(V
    III)の化合物をアセチル化反応に付して次の式(IX) で示されるジアセチル化化合物を生成させ、この式(I
    X)の化合物の22,23位上のエポキシ基をエチレン基に変
    換して次の式(X) で示される1α−ヒドロキシエルゴステリルジアセテー
    トを生成させ、この式(X)の化合物を光照射に付して
    次の式(XI) で示される1α,3β−ジアセトキシプレビタミンD2を生
    成させ、次いでこの式(XI)の化合物を熱異性化反応お
    よび脱アセチル化反応に付して次の式(XII) で示される1α−ヒドロキシビタミンD2を製造する方
    法。
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